JPH0375554B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0375554B2
JPH0375554B2 JP57222889A JP22288982A JPH0375554B2 JP H0375554 B2 JPH0375554 B2 JP H0375554B2 JP 57222889 A JP57222889 A JP 57222889A JP 22288982 A JP22288982 A JP 22288982A JP H0375554 B2 JPH0375554 B2 JP H0375554B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
formula
carboxylic acid
compound
cephem
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57222889A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59112990A (ja
Inventor
Joji Nishikido
Eiji Kodama
Kazuyoshi Tojun
Kazuyuki Shibuya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP22288982A priority Critical patent/JPS59112990A/ja
Publication of JPS59112990A publication Critical patent/JPS59112990A/ja
Publication of JPH0375554B2 publication Critical patent/JPH0375554B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cephalosporin Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、新規セフアロスポリン類さらに詳し
くは、下記一般式() 〔式中、Xは−CH2OCOCH3、−CH3、−Cl、−
OCH3、−CH=CH2、 −Hまたは−CH2SHet(Hetは窒素、酸素、硫黄
の中から選ばれる1〜4個の異項原子を含む5〜
6員環の複素環)を表わし、R1,R2,R3は水素
原子、−CH2OCH3、−CH2OCOCH3
【式】
【式】または
【式】R4は水素原子またはメトキ シ基を表わし、n=0,1である。〕 で示されるセフアロスボリン類もしくは生理学的
に許容される無機もしくは有機化合物の塩に関す
る。 現在、感染病の治療および予防薬として広く用
いられているペニシリン系、セフアロスポリン系
抗生物質には、非常に優れた抗菌活性が見られる
が、多くのものは経口吸収性(腸管吸収性)が極
めて乏しい。このため患者の処置にあたつては、
薬剤の投与は熟練した医療技術者を必要としてき
た。したがつて、経口的に投与が可能で強力な抗
菌活性を有するセフアロスポリン抗生物質に対す
る期待は大きく、長い間研究の対象とされてき
た。特にセフアロスポリン系抗生物質について
は、セフアレキシンあるいはその類似体のように
限られた構造を有する化合物のみが実用に供され
ているにすぎない。 この目的にそつた研究の多くは、セフアロスポ
リン類の4位カルボン酸の脂溶性化、例えば、ア
セトキシメチルエステル誘導体、ピバロイルオキ
シメチルエステル誘導体、メトキシエステル誘導
体等があるが、セフアロスポリン類については腸
管吸収性が低く、実用化に至つていない。 本発明は、セフアレキシンおよびその類似骨格
とは全く異なる新規骨格であり、かつ腸管吸収性
に優れ、高い抗菌活性を有する新規セフアロスポ
リンである。 本発明にかかる一般式()の化合物は、分子
内イオンととしての存在も可能であるが、薬理上
許容できる塩、例えば、ナトリウム塩のようなア
ルカリ金属塩、L−リリジンのような塩基性有機
物との塩、さらには酢酸のような酸性有機物との
塩、および塩酸のような無機酸塩等が存在しう
る。 7位側鎖のイミダゾール誘導導体のアミノ酸
は、光学異性体が存在しうるが、本発明において
は、D、DL、Lのいずれでもよい。3位のXは、
−CH2OCOCH3、−CH3、−Cl、−OCH3、−CH=
CH2、−Hの他に、−CH2SHet(Hetは窒素、酸
素、硫黄の中から選ばれる1〜4個の異項原子を
含む5〜6員環を表わす)があり、−CH2SHetの
例としては、下記化合物群が挙げられる。
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】 R1,R2,R3は水素原子、−CH2BOCH3、−
CH2OCOCH3
【式】
【式】または
【式】を表わす。 R4は水素もしくはメトキシ基を表わす。 次に、本発明において、合成方法は主に下記の
二つのルートにより行なうことができる。 (Yはハロゲン原子を表わし、塩素、臭素、ヨ
ウ素等が用いられる。) ,のルートにおいて、化合物()と化合
物()から化合物()の合成、および化合物
()と化合物()から化合物()の合成に
際しては、一般には下記の反応条件において行な
うことができる。 化合物()を反応に関与しない有機溶媒の存
在下にシリル化し、化合物()あるいは化合物
()と反応させる方法である。使用される有機
溶媒としては、テトラヒドロフラン、アセトニト
リル、クロロホルム、ジオキサン、ベンゼン、ト
ルエン、メチレンクロライド等の有機溶媒が用い
られる。シリル化剤としては一般に汎用されるも
の、例えば、N,O−ビストリメチルシリルアセ
トアミド、N,O−ビストリメチルシリルトリフ
ルオロアセトアミド、ヘキサメチレンジシラザ
ン、N−トリメチルシリルアセトアミドあるいは
トリメチルシリルクロライド等が用いられる。反
応温度は−20℃から100℃で行なうことができる
が、通常は0℃から40℃が好適である。反応時間
は1〜40時間、好ましくは5〜20時間である。ま
た、必要に応じて無機、有機塩基を用いることも
でき、例えば、無機塩基としては炭酸水素アルカ
リ金属、有機塩基としてはトリアルキルアミン、
ピリジン等の塩基である。さらには上記無機、有
機塩基の他に銀塩、例えば、過塩素酸塩、炭酸塩
等も用いることができる。 次に、化合物()から化合物()′の反応
には、通常、有機塩基あるいは無機塩基の存在下
に、反応に関与しない有機溶媒、水あるいはその
混合溶媒系において実施できる。溶媒は水が好適
であるが、有機溶媒はアルコール類またはアセト
ンが好ましく、メタノールが汎用される。有機塩
基としては、トリアルキルアミン、ピリジン等
が、無機塩基としては、アルカリ金属の炭酸塩、
重炭酸塩が好適に用いられる。反応温度は15〜
100℃の範囲が好ましく、特に40〜80℃が好適に
用いられる。反応時間は1〜15時間を要する。 上記方法で得られる化合物の精製が必要な場合
は、カラムクロマト(アンバーライトXAD−)
により行なう。 実施例 1 L−ヒスチジン2g、BSA7mlを脱水したベン
ゼン50ml中に入れ、20℃で1時間撹拌して溶解さ
せる。次に、7−β−のブロモアセトアミド−3
−アセトキシメチル−3−セフエム−4−カルボ
ン酸4g、BSA2mlベンゼン15mlに入れ、20℃で
1時間撹拌して溶解させる。この二つの溶液を混
合し、20℃で5時間反応を行なう。反応終了後、
ベンゼンを留去し、水10mlを加えた後、この溶液
をアンバーラライトXAD−のカラムクロマト
により精製し、目的物1.9gを得る。 目的物の確認はNMRによつて行なつた。(d6
−DMSO中測定)
【表】
【表】 実施例 2 実施例1において得られた7−〔1−{4−
(2′−アミノ−2′−カルボキシ)エチルイミダゾ
リル}アセトアミド〕−3−アセトキシメチル−
3−セフエム−4−カルボン酸1g、2−メチル
−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール
0.4gを水30mlに入れ、窒素雰囲気下に、60℃で
6時間反応を行なう。その間PHは6.3〜6.6にたも
たれた。反応終了、反応液を一部濃縮し、XAD
−のカラムクロマトにより単離、精製して、目
的物7−〔1−{4−(2′−アミノ−2′−カルボキ
シ)エチルイミダゾリル}アセトアミド〕−3−
〔5−(2−メチル−1,3,4−チアジアゾリル
−5−イル)−チオメチル〕−3−セフエム−4−
カルボン酸0.6gを得た。 目的物の確認はNMRによつて行なつた。(d6
−DMSO中測定)
【表】
【表】 実施例 3 実施例2において、2−メチル−5−メルカプ
ト−1,3,4−チアジアゾール0.4gの代りに
2−メチル−5−メルカブト−1,3,4−オキ
サジアゾール0.4g、1−メチル−5−メルカプ
ト−1H−1,2,3,4−テトラゾール0.6gを
用いて、まつたく同様の操作で下記化合物を合成
した。 各化合物はNMRにより化学構造を確認した。
【表】
【表】
【表】 実施例 4 L−ヒスチジン2g、BSA7mlを脱水したテト
ラヒドロフラン50ml中に入れ、20℃で1時間撹拌
して溶解させる。次に、7−β−ブロモアセトア
ミド−3−デアセトキシメチル−3−セフエム−
4−カルボン酸3.7g、BSA2mlを脱水したテトラ
ヒドロフラン20mlに入れ、20℃で1時間撹拌して
溶解させる。この二つの溶液を混合し、10℃で10
時間反応を行なう。反応終了後、テトラヒドロフ
ランを留去し、水10mlを加えた後、この溶液をア
ンバーライトXAD−のカラムクロマトにより
精製し、目的物1.4gを得た。 目的物の確認はNMRによつて行なつた。(d6
−DMSO中測定)
【表】 次に、7−β−ブロモアセトアミド−3−デア
セトキシメチル−3−セフエム−4−カルボン酸
3.7gの代りに、7−β−ブロモアセトアミド3
−メトキシ−3−セフエム−4−カルボン酸4.0
gあるいは7−β−ブロモアセトアミド−3−ク
ロル−3−セフエム−4−カルボン酸4.0gを用
い、上記方法とまつたく同様の操作において、下
記化合物を合成した。 目的物の確認はNMRにより行なつた。(d6
DMSO中測定)
【表】
【表】 実施例 5 4−グリシル−イミダゾール2g、BSA7.5ml
を脱水したアセトニトリル50ml中に入れ、20℃で
1時間撹拌して溶解させる。次に、7−β−ブロ
モアセトアミド−3−アセトキシメチル−3−セ
フエム−4−カルボン酸4.3g、BSA2mlを脱水し
たアセトニトリル25mlに入れ、20℃で1時間撹拌
して溶解させる。この二つの溶液を混合し、酸化
銀2.5gを添加し、5℃で10時間反応を行なう。
反応終了後、反応液を濾別し、液中のアセトニ
トリルを留去した後、水10mlを加え、この溶液を
アンバーライトXAD−のカラムクロマトによ
り精製し、目的物1.0gを得た。 上記方法で得られた7−〔1−{4−(1′−アミ
ノ−1′−カルボキシ)メチルイミダゾリル}アセ
トアミド〕−3−アセトキシメチル−3−セフエ
ム−4−カルボン酸1.0gと2−メチル−5−メ
ルカプト−1,3,4−チアジアゾール0.5gを
水30mlに入れ、窒素雰囲気下に、65℃で5時間反
応を行なう。 その間PHは6.5付近にたもたれた。反応終了後、
反応液を一部濃縮し、XAD−のカラムクロマ
トにより単離、精製して、目的物7−〔1−{4−
(1′−アミノ−1′−カルボキシ)メチルイミダゾ
リル}アセトアミド〕−3−〔5−(2−メチル−
1,3,4−チアジアゾリル)−チオメチル〕−3
−セフエム−4−カルボン酸0.5gを得た。 目的物の確認はNMRによつて行なつた。(d6
−DMSO中測定)
【表】
【表】 実施例 6 2−メチル−5−メルカプト−1,3,4−チ
アジアゾール0.4gの代りに、1−メチル−5−
メルカプト−1H−1,2,3.4−テトラゾール0.5
gあるいは1−メチル−5−メルカプト−1H−
1,2,3,−トリアゾール0.5gを用いて、実施
例5とまつたく同様の反応方法において下記化合
物を合成した。 目的物の確認はNMRによつて行なつた。(d6
−DMSO中測定)
【表】
【表】
【表】 実施例 7 L−ヒスチジン2g、BSA7mlを脱水したベン
ゼン50ml中に入れ、20℃で1時間撹拌して溶解さ
せる。7−β−ブロモアセトアミド−7α−メト
キシ−3−〔5−(2−メチル−1,3,4−チア
ジアゾリル)−チオメチル〕−3−セフエム−4−
カルボン酸4.5g、BSA2.5mlをベンゼン20mlに入
れ、20℃で1時間撹拌して溶解させる。この二つ
の溶液を混合し、20℃で12時間反応を行なう。反
応終了後、ベンゼンを留去し、水10mlを加えた
後、この溶液をアンバーライトXAD−のカラ
ムクロマトにより精製し、目的物1.1gを得る。 目的物の確認はNMRによつて行なつた。(d6
−DMSO中測定)
【表】
【表】 実施例 8 実施例1において得られた7−〔1−{4−
(2′−アミノ−2′−カルボキシ)エチルイミダゾ
リル}アセトアミド〕−3−アセトキシメチル−
3−セフエム−4−カルボン酸2gと5−メルカ
プト−1H−1,2,3,−トリアゾール1.0gを
水60mlに入れ、窒素雰囲気下に、65℃で6時間反
応を行なう。その間PH6.3〜6.6にたもたれた。反
応終了後、反応液を一部濃縮し、XAD−のカ
ラムクロマトにより単離、精製して目的物である
7−〔1−{4−(2′−アミノ−2′−カルボキシ)
エチルイリミダゾリル}アセトアミド〕−3−
〔1,2,3−トリアゾール−5−イル〕チオメ
チル−4−カルボン酸1.0gを得た。 次に、50%ジオキサン20mlに、トリエチルアミ
ン0.4g、上記化合物1gを溶解させる。この溶
液に2−ターシヤリブチルオキシカルボニルオキ
シイミノ−2−フエニルアセトニトリル0.6gを
加え、15℃で3時間反応を行なう。反応終了後、
過剰の2−ターシヤリブチルオキシカルボニルオ
キシイミノ−2−フエニルアセトニトリルを酢酸
エチルで抽出し、水相のPHを2にした後、酢酸エ
チルで抽出し、この有機相を水で洗滌後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥する。酢酸エチルを留去す
ると、ターシヤリブチルオキシカルボニル化され
た7−〔1−{4−(2′−アミノ−2′−カルボキシ)
エチルイミダゾール}アセトアミド〕−3−〔1,
2,3−トリアゾール−5−イル〕チオメチル−
4−カルボン酸1.2gが得られた。 次に、充分脱水されたジメチルホルムアミド20
mlに、上記化合物を溶解し、5〜10℃にたもちな
がら酢酸ブロモメチルエステル1.0gを加え、10
時間反応を行なう。次に、ジメチルホルムアミド
を減圧下に留去し、残渣にギ酸10mlを添加し、5
℃で30分撹拌下反応を行なう。反応終了後、ギ酸
を留去し、残渣にエーテル20mlを加え、析出した
結晶を分別すると、目的物である7−〔1−{4−
(2′−アミノ−2′−カルボキシ)エチルイミダゾ
ール}アセトアミド〕−3−〔1,2,3−トリア
ゾール−5−イル〕チオメチル−4−カルボン酸
ジアセトキシメチルエステル0.9gが得られた。 目的物の確認はNMRによつて行なつた。(d6
−DMSO中測定) 実施例 9 実施例7と同様の方法により、L−ヒスチジン
2g、7−β−ブロモアセトアミド−7α−メト
キシ−3−〔(1−メチル−1H−テトラゾール−
5−イル)チオメチル〕−3−セフエム−4−カ
ルボン酸5.0gを反応させて7−〔1−{4−(2′−
アミノ−2′−カルボキシ)エチルイミダゾリル}
アセトアミド〕−3−〔(1−メチル−1H−テトラ
ゾール−5−イル)チオメチル〕−3−セフエム
−4−カルボン酸2.1gを得た。 次に、50%ジオキサン20mlに、トリエチルアミ
ン0.7gおよび上記化合物2.1gを溶解させる。こ
の溶液に2−ターシヤリブチルオキシカルボニル
キシイミノ−2−フエニルアセトニトリル1.2g
を加え、15℃で6時間反応を行なう。反応終了
後、過剰の2−ターシヤリブチルオキシカルボニ
ルオキシイミノ−2−フエニルアセトニトリルを
酢酸エチルで抽出し、水相のPHを2にした後、酢
酸エチルで抽出し、この有機相を水で洗滌後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥する。酢酸エチルを留
去すると、ターシヤリブチルオキシカルボニル化
された7−〔1−{4−(2′−アミノ−2′−カルボ
キシ)エチルイミダゾール}アセトアミド〕−3
−〔(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)
チオメチル〕−3−セフエム−4−カルボン酸1.9
gを得る。 次に充分脱水されたジメチルホルムアミド30ml
に、上記化合物およびビバロイルオキシクロライ
ド1.2gを溶解し、5℃で10時間反応を行なう。
次にジメチルホルムアミドを減圧下留去し、残渣
にギ酸10mlを添加し、10℃で1時間撹拌下に反応
を行なう。反応終了後、ギ酸を留去し、残渣にエ
ーテル20mlを加え、析出した結晶を分別すると、
目的物である7−〔1−{4−(2′アミノ−2′−カ
ルボキシ)エチルイミダゾール}アセトアミド〕
−3−〔(1−メチル−1H−テラゾール−5−イ
ル)チオメチル〕−3−セフエム−4−カルボン
酸ジピバロイルオキシメチルエステル1.3gが得
られた。 ケミカルシフト(PPM)d6−DMSO中測定
【表】 \
【表】
【表】
【表】 実施例 10 実施例3において得られた7−〔1−{4−
(2′−アミノ−2′−カルボキシ)エチルイミダゾ
リルアセトアミド〕−3−〔(1−メチル−1H−テ
トラゾール−5−イル)チオメチル〕−3−セフ
エム−4−カルボン酸1gを実施例9の方法を用
いてターシヤリブチルオキシカルボニル化したも
の1.4g、トリエチルアミン0.4gを、脱水したジ
メチルホルムアミド30ml中に溶解し、0〜5℃に
たもちながら、これにα−ヨードジエチルカーボ
ネート1.1gを加え、2時間撹拌反応を行なう。
反応後、酢酸エチル200mlを加え、水100mlで洗滌
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、この溶液を
濃縮した。エーテル30mlを加え、析出した結晶を
別すると、目的物である7−〔1−{4−(2′−
アミノ−2′−カルボキシ)エチルイミダゾリルア
セトアミド〕−3−〔(1−メチル−1H−テトラゾ
ール−5−イル)チオメチル〕−3−セフエム−
4−カルボン酸ジ−1′−エトキシカルボニルオキ
シエチルエステル0.9gを得た。
【表】 |

OCOOCHCH

【表】 また、α−ヨードジエチルカーボネートの代り
に3−ブロモフタリドを用いることにより、下記
化合物を合成した。
【表】
【表】 実施例 11 実施例1〜6において得られた化合物群のラツ
トによる経口吸収試験を行なつた。 動物種;ウイスター系ラツト(〓)体重180〜
250g上記ラツトを用い、これを前夜から絶食さ
せ、水は自由に与えた、血中濃度値は、Bacillus
Subtilis ATCC6633株あるいはE.ColiNIHJJC−
2を指示菌として用いたバイオアツセイ法、およ
び高速液体クロマトグラフイーによつて測定を行
なつた。1群5匹で血中濃度は、経口投与後の
0.5,1,2,4時間値の経時的測定を行ない、
5匹の平均値を表1、表2に示した。 なお、各サンプルはPH7のバツフアー溶液に溶
解し、経口投与した。
【表】
【表】
【表】 実施例 12 実施例7,8,9,10によつて得られた化合物
群のラツトによる経口吸収実験を行なつた。 実験操作は実施例11とほぼ同等であるが、各サ
ンプルはPH7のバツフアー溶液に溶解するもの
は、その溶液として投与し、溶解しないものは、
CMCに懸濁して投与した。 血中濃度値は表3に示した。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() 〔式中、Xは−CH2OCOCH3、−CH3、−Cl、−
    OCH3、−CH=CH2、−Hまたは−CH2SHet(Het
    は窒素、酸素、硫黄の中から選ばれる1〜4個の
    異項原子を含む5〜6員環の複素環)を表わし、
    R1,R2,R3は水素原子、−CH2OCH3、−
    CH2OCOCH3、【式】 【式】または 【式】R4は水素原子またはメトキ シ基を表わし、n=0,1である。〕
JP22288982A 1982-12-21 1982-12-21 新規セフアロスポリン類 Granted JPS59112990A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22288982A JPS59112990A (ja) 1982-12-21 1982-12-21 新規セフアロスポリン類

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22288982A JPS59112990A (ja) 1982-12-21 1982-12-21 新規セフアロスポリン類

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59112990A JPS59112990A (ja) 1984-06-29
JPH0375554B2 true JPH0375554B2 (ja) 1991-12-02

Family

ID=16789455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22288982A Granted JPS59112990A (ja) 1982-12-21 1982-12-21 新規セフアロスポリン類

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59112990A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4921154A (ja) * 1972-06-15 1974-02-25
JPS50154283A (ja) * 1974-05-02 1975-12-12
JPS51113892A (en) * 1975-03-26 1976-10-07 Rhone Poulenc Ind Cephalosporine derivatives
JPS5242896A (en) * 1975-10-01 1977-04-04 Pierrel Spa Production of 3*77 disubstituted cephalosporin

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4921154A (ja) * 1972-06-15 1974-02-25
JPS50154283A (ja) * 1974-05-02 1975-12-12
JPS51113892A (en) * 1975-03-26 1976-10-07 Rhone Poulenc Ind Cephalosporine derivatives
JPS5242896A (en) * 1975-10-01 1977-04-04 Pierrel Spa Production of 3*77 disubstituted cephalosporin

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59112990A (ja) 1984-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4479947A (en) Oral absorption enhancement of carboxylic acid pharmaceuticals using (5-alkyl-2-oxo-1,3-dioxolen-4-yl)methyl ester group
US4654331A (en) Oral absorption enhancement of carboxylic acid pharmaceuticals using (5-alkyl-2-oxo-1,3-dioxolen-4-yl)methyl ester group
JPH01230547A (ja) 3−オキソ酪酸第三ブチルの製造法及びその用途
CS262674B2 (en) Process for preparing heat stable crystalline cephalosporines
US5081116A (en) Cephalosporin derivatives
EP0098609A2 (en) Novel cephalosporin compounds
JPH0375554B2 (ja)
KR890002107B1 (ko) 세팔로스포린 유도체의 제조방법
JPH025758B2 (ja)
US4451399A (en) Imidazolecarboxylic acid derivatives
EP0060422A2 (en) Method for improving intestinal absorption of cephalosporin derivatives
EP0068403B1 (en) Cephalosporin compound
GB2051066A (en) Cephalosporin derivatives suitable for oral administration
JPS60260584A (ja) セフアロスポリン誘導体
SU731899A3 (ru) Способ получени -цефалоспориновых сложных эфиров
JPH0375553B2 (ja)
KR0164433B1 (ko) 세팔로스포린 유도체 및 이의 제조방법
JPS6038387A (ja) セフアロスポリンエステル
US4139703A (en) Indole cephalosporin derivatives
JPS62174086A (ja) セフアロスポリン誘導体
JPS58219186A (ja) 新規セフアロスポリン
JPH0369355B2 (ja)
JPH042597B2 (ja)
JPH042596B2 (ja)
JPS59225193A (ja) セフアロスポリンエステル