JPH0375443B2 - - Google Patents

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JPH0375443B2
JPH0375443B2 JP19601587A JP19601587A JPH0375443B2 JP H0375443 B2 JPH0375443 B2 JP H0375443B2 JP 19601587 A JP19601587 A JP 19601587A JP 19601587 A JP19601587 A JP 19601587A JP H0375443 B2 JPH0375443 B2 JP H0375443B2
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Nobuhiro Tanaka
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Kao Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、ピツキングされた物品を検数する検
数方法及びその装置に関し、特に複数種類の物品
を届先別に荷揃えした後になされる物品の数量検
査等に好適に用い得る検数方法及びその装置に関
するものである。 〔従来の技術〕 検数装置及びそれに関連する装置に関する従来
の技術としては、特公昭62−20095号公報、実公
昭61−13108号公報に記載のもの等が知られてい
る。 上記公報の記載について説明すると、特公昭62
−20095号公報には、仕分終了後に、検査員が聴
覚によつて検査情報を知り、パンの種類毎に所定
の個数のパンが各パン箱に収納されているか否か
を検査する物品検査装置が記載されている。 また、実公昭61−13108号公報には、総数カウ
ンタ、個別カウンタ、集計レジスタ、比較器等を
具備し、センサーなどの故障を簡易かつ早急に発
見できるようにした選別計数装置が記載されてい
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記従来の技術は以下のような
問題点を有していた。 即ち、特公昭62−20095号公報に記載の物品検
査装置は、物品の種類を確認しながら検数する必
要があるため、検数能力が低い。特に、口紅、フ
アンデーシヨン等の化粧品の如く、一つの商品名
で複数の色の商品がシリーズ化されている場合等
に適用する場合には、通常これらシリーズ商品の
パツケージの形状が同一であるため、色毎に付与
されているコードを確認する必要があり、検数に
多大の時間を要すると共に、頻繁に検数ミスを生
じる。 また、実公昭61−13108号公報に記載の選別計
数装置は、計数が正常か否かを確認することはで
きるが、物品が正常にピツキングされているか否
かを確認することについては何等の記載も示唆も
ない。 従つて、本発明の目的は、物品の検数単位を小
さくし、検数単位毎に、ピツキングをなした物品
の合計数量を検数し、該合計数量が上記処理単位
毎のピツキング指令に基づくオーダー数の合計量
と一致しているか否かを確認することにより、物
品の数量検査等を迅速且つ確実に行うことができ
る検数方法及びその装置を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、バツチ単位でピツキングされる複数
種類の物品を検数する検数方法に於いて、予め上
記バツチ単位を複数の処理単位に分割し、上記処
理単位毎に物品のピツキングをなした後に、上記
処理単位毎にピツキングをなした物品の合計数量
を検数し、該合計数量が上記処理単位毎のピツキ
ング指令に基づくオーダー数の合計量と一致して
いるか否かを確認することによつて、バツチ単位
の物品を検数するようになしたことを特徴とする
検数方法を提供することにより、上記目的を達成
するものである。 また、本発明は、上記方法を実施するに好適に
用い得る次の装置を提供するものである。バツチ
単位でピツキングされる物品を検数する検数装置
に於いて、制御手段としてのコンピユータと、ピ
ツキングされる物品を収納する保管設備と、ピツ
キングされた物品の数量を加算する加算器とを具
備すると共に、上記保管設備が複数の物品収納部
を備えており、上記加算器は、上記コンピユータ
に連繋されている検品操作盤に組込まれており、
該検品操作盤は予め上記バツチ単位を複数の処理
単位に分割し、該処理単位毎にピツキングをなし
た物品の合計数量と、オーダー数量とが一致した
場合に信号を発する装置とを少なくとも備えてい
ることを特徴とする検数装置。 尚、本明細書に於いて「ピツキング」とは、荷
揃え又はそのための物品の取り出し、収納、補充
等を意味するが、適宜これら用語も使用する。 〔実施例〕 以下、本発明の検数装置を図面に示す一実施例
について説明する。 本実施例の検数装置は、制御手段としてのコン
ピユータと、ピツキングされる物品を収納する保
管設備と、ピツキングされた物品の数量を加算す
るための加算器とを備えてなるものである。 先ず、上記保管設備について説明する。 第1図〜第3図はそれぞれ本発明の検数装置を
構成する保管設備の一例の概略を示す平面図、正
面図及び側面図であつて、これらの図面におい
て、10は保管設備であり、該保管設備10は水
平の循環径路に沿つて回動する回転棚単体を適宜
間隔で複数段(5段)積層してなる回転棚(水平
回転棚)で構成されており、最下段から4段目ま
での回転棚単体を、保管設備としての保管用回転
棚単体11aとなし、最上段の回転棚単体を上記
保管用回転棚単体11aに対する供給手段として
の供給用回転棚単体11bとなしてある。そし
て、上記保管設備を構成する保管用回転棚単体1
1aには、荷揃えされるべき物品Bを収納するた
めの複数(60個)の物品収納部(トレー)12a
を具備させてあり、又、上記供給手段を構成する
供給用回転棚単体11bには、物品が取出された
状態にある物品収納部12aに移し替えられるべ
き物品Bを、物品が取出されて物品Bの補充を要
する該物品収納部12aの近傍に供給するための
複数(45個)の物品搬送部(トレー)12bを具
備させてある。そして又、これらの物品収納部1
2a及び物品搬送部12bは、それぞれの回転棚
単体において、長円状の走行レール上に走行可能
に支持されると共に、駆動歯輪と遊転歯輪との間
に走行レールに沿つて掛張した駆動チエーンに、
等間隔で固定されており、駆動歯輪をモータで駆
動することにより、他の段の回転棚単体とは無関
係に独立して回動させ得るようになしてある。 また、13は物品取出し作業部で、回転棚10
における保管用回転棚単体11aの直線移動径路
部に対向させて設けてある。この物品取出し作業
部13は、それぞれの保管用回転棚単体11aに
対して10個の物品収納部12aからなる合計40個
の物品収納部12aに対応位置するように40個の
間口を有しており、各間口毎に、第5図及び第6
図に示す如く、ピツキング指令を表示するための
ピツキング表示器(物品取出し表示器)50と、
エアシリンダ16によつて開閉される取出しエプ
ロンを兼ねる間口ゲート15とを具備させて構成
してある。そして、ピツキング表示器50には、
取出し、荷揃え(ピツキング)すべき物品の個数
をデイジタル表示する個数表示ランプ51、該表
示をクリアーする完了釦52、及び作業員にピツ
キング指令があることを知らせる取出表示ランプ
53を具備させてある。そして又、物品Bを補充
すべき間口が存するときには、その間口を表示す
る適宜なランプを設けても良いが、実施例の場合
は、個数表示ランプ51に「0」を表示させるこ
とにより、補充を要する間口を表示し得るように
なしてある。又、それぞれの間口ゲート15は、
取出しミス、補充ミスがないように、それぞれの
間口の物品収納部12aから物品Bを取出すべき
場合、及び、それぞれの間口の物品収納部12a
に物品Bを補充する場合にのみ開放されるように
なしてある。尚、間口ゲート15に代えて、それ
ぞれの間口の前方に、例えば巻き取り式の開閉ゲ
ート等を配し、これにより取出しミス、補充ミス
を防止し得るようにしても良いが、間口ゲート1
5はなくても良い。又、完了釦52に代えて、間
口ゲート15を作業員が閉鎖することによつて個
数表示ランプ51の表示をクリアーするようにし
ても良い。 また、14は保管設備10における供給用回転
棚単体11bの直線移動径路部に対向させて上記
物品取出し作業部13の上部に設けた物品移し替
え作業部である。この物品移し替え作業部14
は、7個の物品搬送部12bに対応位置するよう
に7個の間口を有しており、各間口毎に、本発明
の移し替え表示手段として、第8図に示す如く矢
印を有する照光式押釦61からなる移し替え表示
器60と、第4図に示す如き移し替えプツシヤ6
2とを具備させると共に、固定エプロン63を具
備させて構成してある。そして、この物品移し替
え作業部14におけるそれぞれの間口は、物品の
取出された前記物品収納部12aに移し替えるべ
き物品Bが供給される移し替え位置として機能す
るようになしてある。尚、物品移し替え作業部1
4は、移し替えプツシヤ62のみ具備し、移し替
え表示器60を具備していなくても良く、又、移
し替え表示器60のみを具備し、移し替えプツシ
ヤ62を具備しなくても良い。 また、20は供給用回転棚単体11bの回動径
路の反転径路部に設けた押込装置で、往復移動自
在な押板と、この押板を往復移動させるエアシリ
ンダとからなる押込プツシヤ21を具備させてあ
り、この押込プツシヤ21により供給用回転棚単
体11bに物品Bを供給するようになしてある。
尚、この押込装置20は、供給用回転棚単体11
bの直線移動径路部に対向とさせて設けることも
できる。 また、30は供給用回転棚単体11bに搬入さ
れる物品Bを搬送する搬入コンベヤで、ローラコ
ンベヤ31と、傾斜ベルトコンベヤ32とで構成
してある。そして、搬入コンベヤ30の物品搬入
部には、搬入される物品Bのバーコードラベルを
読み込むガンスキヤナ(バーコードリーダー、図
示せず)を設けてある。又、搬入コンベヤ30の
物品搬入部には、物品搬入用ステーシヨン(図示
せず)、、搬入要求灯(図示せず)、搬入完了押釦
(図示せず)等を設けてある。 また、40は荷揃え(ピツキング)された物品
Bを搬送する搬出コンベヤで、ベルトコンベヤで
構成してある。 また、70はモニター表示器で、第7図に示す
如く、横に6個、縦に4個の合計24個の表示ラン
プ71を具備させて構成してある。このモニター
表示器7は、横の6個の表示ランプ71により、
4段の前記保管用回転棚単体11a毎に、1回
(例えば、処理単位毎)の物品の荷揃えに対して
それぞれの段の保管用回転棚単体11aの後述す
る6組の物品収納部12aのうちの何組から荷揃
えをしなければならないかを表示し、1組に対す
る荷揃えが完了する毎に表示ランプ71が1個宛
消灯し、総ての表示ランプ71が消えている時に
は物品の取出し(荷揃え)が終了したことを意味
するようになしてある。 また、80は作業用踏台であり、固定踏台81
と、物品移し替え時において移し替え場所まで作
業員により移動させて用いる移動踏台82とで構
成してある。 また、本実施例の検数装置はコンピユータ(図
示せず)を備えており、上記保管設備10を構成
する上述の各部は、在庫管理CPU等を含む該コ
ンピユータからの荷揃え指令、補充指令、搬入指
令等のピツキング指令に基づいて作動するように
構成されていると共に、必要な情報(データ)を
斯るコンピユータに入出力し得るようになしてあ
る。 次に、本実施例の保管設備10を用いて行う物
品のピツキング方法の一実施態様を、上記コンピ
ユータによる上記保管設備10の制御態様も説明
しながら詳述する。 先ず、上記ピツキング方法の一実施態様を説明
するに先立つて、その前提となる事項について説
明しておくと、それぞれ独立して回動されるそれ
ぞれの段の保管用回転棚単体11aにおける60個
の物品収納部12aは、例えば、10個宛1組とし
て6組に分けられており、それぞれの組毎には、
パウダーフアンデーシヨン類、マスカラ類、リツ
プステツク類等の物品Bの何れか1組の物品Bが
収納され、且つそれぞれの組毎に、収納される物
品Bの種類が異なつているものとする。そして、
それぞれの物品収納部12aは、固定ロケーシヨ
ンとなしてあり、それぞれに収納される物品Bの
種類は予め定められているものとする。又、それ
ぞれの段の保管用回転棚単体11aは、1組の物
品B(合計10個)が物品取出し作業部13の10個
の間口に必ず対応位置するように10個の物品収納
部12a単位で回動及び停止を繰り返し、この繰
り返しを最大6回行うことにより、総ての物品B
を物品取出し作業部13に位置させるものとす
る。 また、物品のピツキング(荷揃え又は取出し
等)は、行き先別(配送先店舗別)に複数の種類
の物品Bを荷揃えするように行い、そのデータ
(情報)は、上記コンピユータに予め登録されて
いるものとする。そして、このデータに基づく上
記コンピユータの搬入指令により、供給用回転棚
単体11bの45個の物品搬送部12bそれぞれに
は、所定の種類の物品Bが収納されているものと
する。尚、物品搬送部12bへの物品Bの搬入に
ついての詳細は後述する。 また、それぞれの段の保管用回転棚単体11a
には上述の如く6組の物品Bが収納されており、
それぞれの段の保管用回転棚単体11a毎に収納
される物品Bの種類には特に制限はないが、例え
ば、それぞれの段から物品Bを取出して合計4組
の物品Bをシリーズ商品として荷揃えする場合に
は、複数段の保管用回転棚単体11aからのピツ
キングチヤンスを確保し得るように、それぞれの
段の保管用回転棚単体11aの回動を制御するの
が好ましいことは云う迄もない。 而して、上記ピツキング方法の一実施態様にお
ける荷揃えに先立つては、それぞれの段の保管用
回転棚単体11aが、上記コンピユータのピツキ
ング指令に基づいて回動し、又は回動することな
く、ピツキングすべき所定の種類の物品Bを収納
した物品収納部12aを物品取出し作業部13に
おける各間口に対応させて停止する。保管用回転
棚単体11aが停止すると、上記コンピユータの
ピツキング指令に基づいて、物品取出し作業部1
3においてピツキングすべき所定の間口のピツキ
ング表示器50の取出表示ランプ53が点灯し、
且つ個数表示ランプ51がピツキングすべき物品
Bの個数をデイジタル表示すると共に、エアーリ
ンダ16が作動して所定の間口の間口ゲート15
が開放する。又、これと同時に、同じく上記コン
ピユータのピツキング指令に基づいて、モニター
表示器70の表示ランプ71が前述の如く点灯
し、各段毎に何組から物品Bをピツキングすべき
かが表示される。 従つて、荷揃えは、取出表示ランプ53が点灯
し且つ間口ゲート15が開放した間口について、
作業員により行えば良く、このように荷揃えを行
えば、前記コンピユータに登録されている行き先
別データにピツキング指令が従つているから、こ
の行き先別データ通りの荷揃えを、ミスを生じる
ことなく確実に行うことができる。そして、各間
口についてピツキングを完了する毎に作業員が完
了釦52を押すことにより、エアーシリンダ16
が作動して所定の間口の間口ゲート15が閉鎖
し、個数表示ランプ51の表示がクリアーされ、
且つ取出表示ランプ53が消灯される。尚、前述
の如く、間口ゲート15の閉鎖は作業員により行
つても良いことは云う迄もない。尚又、ピツキン
グされた物品Bは、搬出コンベヤ40に載置され
る。 上記のピツキング方法においては、原則とし
て、上述の如き荷揃えを行うことにより物品収納
部12aが空になる毎に、空になつた物品収納部
12aに、新たに物品Bを作業員により補充し、
次の荷揃えに備えるようにする。物品Bの補充
は、物品移し替え作業部14における所定の間口
から補充する新たな物品Bを、補充を要する物品
取出し作業部13の所定の間口の物品収納部12
aに作業員が移し替えることにより行うが、この
ような補充が必要となつた時(ピツキングによつ
て物品収納部12aが空になつた時)は、物品取
出し作業部13における所定の間口の間口ゲート
15は完了釦52を押しても閉鎖せず、且つ完了
釦52を押すことにより該間口における個数表示
ランプ51が「0」を表示して(完了釦52に代
えて、間口ゲート15を作業員が閉鎖するように
なしてある場合には、間口ゲート15を閉鎖する
と間口ゲートが再度開放し、且つ該間口における
個数表示ランプ51が「0」を表示して)、個数
表示ランプ51はその本来の取出し要求表示以外
の補充要求機能を発揮すると共に、供給用回転棚
単体11bが回動を開始し、その所定の物品搬送
部12bが物品移し替え作業部14における所定
の間口(移し替え位置)に停止し、しかる後、該
間口における移し替えプツシヤ62が作動して、
補充(移し替え)を要する物品Bが該間口におけ
る固定エプロン63上に押出されると共に、該間
口における移し替え表示器60としての照光式押
釦61が点灯する。従つて、作業員による物品B
の補充は、物品移し替え作業部14における照光
式押釦61が点灯した所定の間口において固定エ
プロン63上に押出された物品Bを、間口ゲート
15が開放し且つ個数表示ランプ51が「0」を
表示している物品取出し作業部13における所定
の間口の物品収納部12aに移し替えて行えば良
い。このように物品Bを補充すれば、前記コンピ
ユータの補充指令に基づいて物品Bの移し替えが
なされることになるから、補充ミスを確実に防止
することができる。 尚、上記供給用回転棚単体11bの回動による
物品搬送部12bの停止位置は、物品取出し作業
部13における補充を要する間口の上部とするの
が好ましい。又、上述の制御態様と異なり、物品
取出し作業部13における所定の間口の間口ゲー
ト15を完了釦52を押すことにより一旦閉鎖
し、これを再度開放すると共に、該間口における
個数表示ランプ51の「0」表示に先立つて、供
給用回転棚単体11bに回動を開始させてその物
品搬送部12bを所定の間口(移し替え位置)に
停止させるようにしても良い。 上述の補充に際して、作業員は、前記コンピユ
ータに補充完了の情報を出力させるために、照光
式押釦61を押してこれを消灯し、且つ完了釦5
2を押すことによつて間口ゲート15を閉鎖す
る。これによつて、補充要求表示としての個数表
示ランプ51の「0」表示はクリアーされるが、
更に同じ間口からピツキングを要する場合には、
前記コンピユータからのビツキング指令に基づい
て、再び、前述の場合と同様に、ピツキング表示
器50の取出表示ランプ53が点灯し、且つ個数
表示ランプ51がピツキングすべき物品Bの個数
をデイジタル表示すると共に、エアーシリンダ1
6が作動して所定の間口の間口ゲート15が開放
する。従つて、作業員は、前述の場合と同様に、
物品Bの荷揃えを行えば良い。 上述の如くして停止中のある段の保管用回転棚
単体11aについて所定の1組の物品(10個の物
品収納部12aに収納された)Bの荷揃えが完了
すると、モニター表示器70の該当する段の表示
ランプ71が1個消灯され、又、この物品Bの荷
揃え及び上記物品Bの補充が完了すると、この完
了のあつた保管用回転棚単体11a毎に、前記コ
ンピユータのピツキング指令に基づいて回動を開
始し、次にピツキングすべき種類の物品Bを収納
している物品収納部12aが物品取出し作業部1
3における所定の間口に対向して停止する。従つ
て、作業員は、この間口について前述の如く物品
Bの荷揃え及び物品Bの補充を行えば良い。尚、
物品Bの補充の必要がある時には、保管用回転棚
単体11aの回動は、物品取出し作業部13にお
ける所定の間口について物品Bの補充を行つてか
ら開始するのが前述の如く原則であるが、供給回
転棚単体12bに所定の種類の物品Bが存しない
場合には補充をスキツプさせ、他の物品Bの荷揃
えを先に行い、供給用回転棚単体11bに所定の
種類の物品Bが搬入されるのを待つ。 以上の操作を繰り返すことにより、モニター表
示器70の表示ランプ71が次々と消灯し、総て
の表示ランプ71が消灯した時点で或届先(処理
単位)の物品Bの荷揃えが終了する。 このようにして、或届先(処理単位)の物品B
の荷揃えが終了すると、再び次の届先(処理単
位)についてピツキング指令等が前記コンピユー
タから出力される。従つて、これに基づいて上述
の如く物品Bの荷揃え及び物品Bの補充を行うこ
とにより、次々と届先(処理単位)別に所定の種
類且つ所定数の物品Bの荷揃え等を行うことがで
きる。 また、前記供給用回転棚単体11bへの物品B
の搬入は次の通り行われる。 即ち、先ず、前記コンピユータに登録された届
先別荷揃えデータ及び該コンピユータに前述の如
く出力された補充完了情報等に基づいて、該コン
ピユータから、例えば、複数の届先(複数の店
舗)分を纏めて搬入指令が出力され、これに基づ
いて搬入コンベヤ30の物品搬入部における搬入
ステーシヨンの前記搬入要求灯が点灯する。従つ
て、搬入ステーシヨンにおける作業員は、この表
示に従つて所定の物品Bを搬入コンベヤ30にラ
ンダムに載せ、物品Bのバーコードラベルをガン
スキヤナで読み込ませるようにして、搬入ステー
ションの前記搬入完了押釦を押圧すれば良い。 上記搬入完了押釦の押圧により、搬入コンベヤ
30のローラコンベヤ31に上に載せられた物品
Bは、傾斜コンベヤ32を経て押込装置20の押
込プツシヤ21の前方まで搬入される。そして、
このように搬入された物品Bは、前記ガンスキヤ
ナによりそのバーコードラベルが読み込まれてそ
の品種の確認がなされているので、その確認情報
が上記コンピユータに入力される。 一方、上記コンピユータには、予め、供給用回
転棚単体11bにおける空の物品搬送部12bの
情報を受け取つており、その情報に基づいて、供
給用回転棚単体11bに回動指令を出力し、新た
に搬入を要する空の物品搬送部12bを、押込装
置20の押込プツシヤ21の前方の搬入位置に位
置させるようにする。 新たに搬入を要する空の物品搬送部12bが上
記搬入位置に停止し、このことを上記コンピユー
タが確認すると、該コンピユータからは、搬入指
令が出力され、この指令により押込プツシヤ21
が作動し、その前方の物品Bが上記搬送位置に停
止している空の物品搬送部12bに搬入される。
尚、本実施例において、物品搬送部12bはフリ
ーロケーシヨンとなしてある。 そして、以上の物品搬送部12bへの物品Bの
搬入は、物品の荷揃え中においても、適宜実施さ
れる。 次に、本実施例の検数装置における加算器Aに
ついて説明する。 本実施例においては、加算器Aは第1図に示す
如く(第2図では省略してある)、前述の保管設
備10における搬出コンベア40の下流端部の近
傍に位置する検数場所に設置されている。そし
て、上記加算器Aは第9図に示す検品操作盤1に
組込まれている。この検品操作盤1は前記コンピ
ユータに連繋されており、種々の機能を備えてい
る。即ち、検数対象である物品の届先店を示す店
No.表示器2、上記届先店向にピツキングされた物
品Bの数量を入力するためのキーボード3、該キ
ーボードで入力した物品Bの数量を表示する検品
数表示器4、検数作業の開始を入力するための次
店受入釦8、上記届先店からのオーダー数量を示
すオーダー数量表示器9、上記キーボード3で入
力した物品数の合計がオーダー数量と一致した場
合に点灯されるOKランプ5及びその際に鳴るブ
ザー6と、逆に一致しなかつた場合に鳴るブザー
7(上記ブザー6とは音を変えてある)とを備え
ている。そして、本実施例の検数装置において
は、上記検品操作盤1から前記コンピユータへの
入出力が可能に構成され、且つ該コンピユータに
より上記検品操作盤1の各機能が適切に動作する
ように制御可能に構成されている。 本発明の検数装置は、上述の如く保管設備10
と、コンピユータと、加算器Aとを備え、該コン
ピユータを介して、保管設備10からの物品Bの
ピツキングを正確に行うことができると共に、ピ
ツキングされた物品Bの数量の加算をも正確に行
うことができるようなしてあるものである。 次に、本発明の検数方法を、前述の検数装置を
用いて行う一実施態様について説明する。ここで
いう検数は、物品の届先店からのオーダーに従つ
て物品をピツキングする工程から、ピツキングさ
れた物品がオーダーに一致しているか否かを確認
する工程までの一連の動作を意味し、場合によつ
ては単に物品の数を算出することを意味する。 次ぎに説明する一実施態様は、バツチ単位でピ
ツキングされる複数種類の物品を検数する方法で
ある。 先ず、一店からの注文数量(バツチ単位)が多
い場合には、該バツチ単位を検数処理を行うに適
した複数の処理単位に分割する。このように分割
することにより、バツチ単位が上記のように複数
種類の物品からなる場合であつても、迅速且つ確
実に検数を行うことが可能となり、検数ミスの発
生を防ぐことが可能となる。 上記分割は、例えば、一店からのオーダー数量
が100点を超えるような大きなバツチ単位の場合
に、該バツチ単位を2又は3以上の処理単位に分
割するものである。その際、同種の物品は分割せ
ずに一まとめにしておく方が好ましい。従つて、
上記処理単位に含まれる物品数は処理可能な範囲
で適宜変更できることはいうまでもない。 上記の分割態様について具体的に説明すると、
一店(例えば、店No.002)からのバツチ単位のオ
ーダー数量が174点である場合、これを下記表1
に示す如く3つの処理単位に分割する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、物品の物品の検数単位を小さ
くし、検数単位毎に、ピツキングをなした物品の
合計数量を検数し、該合計数量が上記処理単位毎
のピツキング指令に基づくオーダー数の合計量と
一致しているか否かを確認することにより、物品
の数量検査等を迅速且つ確実に行うことができ、
それ故にピツキングされるバツチ単位が複数種類
の多数の物品を有している場合においても物品の
検数を正確にできるため、届先、オーダー数量、
オーダー品種等をミスすることなく正確に梱包、
出荷することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図はそれぞれ本発明の
一実施例である検数装置を構成する保管設備の一
例の概略を示す平面図、正面図及び側面図、第4
図はその物品移し替え作業部の概略を示す断面側
面図、第5図及び第6図はそれぞれその物品取出
し作業部の概略を示す拡大正面図及び拡大側面断
面図、第7図はそのモニター表示器の概略を示す
拡大正面図、第8図はその移し替え表示器の拡大
正面図、第9図は加算器が組込まれた検品操作盤
である。また、第10図は本発明の一実施態様の
検数方法に使用する店No.ラベル、第11図はその
検数方法のフローチヤートである。 A……加算器、B……物品、10……保管設
備、11a……保管用回転棚単体、12a……物
品収納部、40……搬出コンベヤ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 バツチ単位でピツキングされる複数種類の物
    品を検数する検数方法において、予め上記バツチ
    単位を複数の処理単位に分割し、上記処理単位毎
    に物品のピツキングをなした後に、上記処理単位
    毎にピツキングをなした物品の合計数量を検数
    し、該合計数量が上記処理単位毎のピツキング指
    令に基づくオーダー数の合計量と一致しているか
    否かを確認することによつて、バツチ単位の物品
    を検数するようになしたことを特徴とする検数方
    法。 2 バツチ単位でピツキングされる物品を検数す
    る検数装置に於いて、制御手段としてのコンピユ
    ータと、ピツキングされる物品を収納する保管設
    備と、ピッキングされた物品の数量を加算する加
    算器とを具備すると共に、上記保管設備が複数の
    物品収納部を備えており、上記加算器は、上記コ
    ンピユータに連繋されている検品操作盤に組込ま
    れており、該検品操作盤は予め上記バツチ単位を
    複数の処理単位に分割し、該処理単位毎にピツキ
    ングをなした物品の合計数量と、オーダー数量と
    が一致した場合に信号を発する装置とを少なくと
    も備えていることを特徴とする検数装置。 3 物品収納部に対応してピツキング表示器が設
    けられている、特許請求の範囲第2項に記載の検
    数装置。
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