JPH0375231A - 合成光学素子 - Google Patents
合成光学素子Info
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- JPH0375231A JPH0375231A JP20391590A JP20391590A JPH0375231A JP H0375231 A JPH0375231 A JP H0375231A JP 20391590 A JP20391590 A JP 20391590A JP 20391590 A JP20391590 A JP 20391590A JP H0375231 A JPH0375231 A JP H0375231A
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- glass
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
- C03B11/14—Pressing laminated glass articles or glass with metal inserts or enclosures, e.g. wires, bubbles, coloured parts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光学系に使用される合成レンズや合成プリズ
ム等の合成光学素子に関する。
ム等の合成光学素子に関する。
従来、撮影光学系に使用されている合成レンズや合成プ
リズム等の合成光学素子は、ガラス等の光学素子成形用
素材をダイヤモンド砥石等によって研削し、酸化セリウ
ム等を用いて研摩する過程を経て製造された複数の光学
素子を互いに芯出しを行なって接着剤にて貼り合せたも
のであった。
リズム等の合成光学素子は、ガラス等の光学素子成形用
素材をダイヤモンド砥石等によって研削し、酸化セリウ
ム等を用いて研摩する過程を経て製造された複数の光学
素子を互いに芯出しを行なって接着剤にて貼り合せたも
のであった。
しかしながら、上記従来の合成光学素子は、研削、研摩
、芯出し、接着等の工程を含む製造時の工程数が多く、
多大な労力、費用及び時間がかかり、特に接着工程に於
ける接合前の接合面の精度良い加工や複数の光学素子の
芯出しは複雑で困難性の高い作業を必要とするものであ
った。しかも光学素子に要求される所定の形状や品質、
特に所定の機能面の曲率及びその面精度を得るためには
高度な熟練技術が必要とされていた。
、芯出し、接着等の工程を含む製造時の工程数が多く、
多大な労力、費用及び時間がかかり、特に接着工程に於
ける接合前の接合面の精度良い加工や複数の光学素子の
芯出しは複雑で困難性の高い作業を必要とするものであ
った。しかも光学素子に要求される所定の形状や品質、
特に所定の機能面の曲率及びその面精度を得るためには
高度な熟練技術が必要とされていた。
また、収差補正に有効である等の利点を有することから
、非球面が光学システム中に多く使用されてきており、
この非球面からなる機能面を有する合成光学素子は、−
層高度な技術が要求され、安価で大量に生産することは
非常に困難であった。
、非球面が光学システム中に多く使用されてきており、
この非球面からなる機能面を有する合成光学素子は、−
層高度な技術が要求され、安価で大量に生産することは
非常に困難であった。
一方、このような合成光学素子には、各光学素子の接合
に接着剤を使用しているために、接着剤の有する色が光
学素子の分光特性を変化させてしまうと言う問題点もあ
った。
に接着剤を使用しているために、接着剤の有する色が光
学素子の分光特性を変化させてしまうと言う問題点もあ
った。
これに対し、従来より接着剤を使用せずに複数の光学素
子を加熱融着により接合した多焦点眼鏡レンズが知られ
ている。しかし、この多焦点眼鏡レンズは、各光学素子
の融着接合の後に、結局光学素子の機能面の所定の面品
質や面精度を得るために研削、研摩等の工程を行なう必
要があり、このため多大な労力、費用及び時間がかかる
ものであった。
子を加熱融着により接合した多焦点眼鏡レンズが知られ
ている。しかし、この多焦点眼鏡レンズは、各光学素子
の融着接合の後に、結局光学素子の機能面の所定の面品
質や面精度を得るために研削、研摩等の工程を行なう必
要があり、このため多大な労力、費用及び時間がかかる
ものであった。
本発明は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的は、製造工程数を大幅に削減す
ることができ、短時間に、製造コストを低く、大量に生
産することができると共に、後加工することなく製品と
しての品質を有した合成光学素子を提供することにある
。
たものであり、その目的は、製造工程数を大幅に削減す
ることができ、短時間に、製造コストを低く、大量に生
産することができると共に、後加工することなく製品と
しての品質を有した合成光学素子を提供することにある
。
上記目的を達成するため、本発明の合成光学素子は、
機能面となる所定の形状に形成されたガラスからなる第
1の光学素子に、他の機能面を有するガラスからなる第
2の光学素子を成形と同時に融着して一体化したことを
特徴とするものである。
1の光学素子に、他の機能面を有するガラスからなる第
2の光学素子を成形と同時に融着して一体化したことを
特徴とするものである。
また、前記合成光学素子において、第2の光学素子の機
能面を非球面形状とするとよい。
能面を非球面形状とするとよい。
さらに、前記第1の光学素子をプリズムとすることもで
きる。
きる。
図面を参照しつつ本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例の合成光学素子の製造
に用いられる合成光学素子の製造装置の例である。第2
図は、そのホルダー内部を示した模式的断面図である。
に用いられる合成光学素子の製造装置の例である。第2
図は、そのホルダー内部を示した模式的断面図である。
1は装置本体、3は底板、4は支柱2に沿って上下に可
動な可動板、5は密閉容器、7はヒーター、6及び8は
断熱材、14はホルダーであり、ホルダー14内には受
面14aがガラスからなる第1の光学素子!0の曲率に
合せて仕上げられて設けられており、第1の光学素子1
0が確実に載置されるようになっている。11は第2の
光学素子を成形するための研削、研摩等によって予備加
工処理されたガラス素材、12は第2の光学素子を成形
しつつこれを第1の光学素子10に成形と同時に融着し
て一体化するための加圧成形用型であり、ホルダー受面
14aに載置された第1の光学素子10の光軸と、この
加圧成形用型!2の光学素子の機能面を形成する面12
aの光軸とが一致するようにホルダー14に嵌合挿入さ
れる。この加圧成形用型12の光学素子の機能面を形成
する面12aは、この面によって成形される光学素子の
機能面に対応した形状に加工されている。15は加圧成
形用シリンダー 16.17.18及び19はバルブ、
20は真空ポンプ、21は0リング、22は熱電対であ
る。 この製造装置を用いて合成光学素子を製造するに
は、まずホルダー14内に、第1の光学素子10、第2
の光学素子を成形するためのガラス素材11及び加圧成
形用型12を順次挿入載置し、このホルダー14を可動
板4上の所定の位置に固定する。なお、ガラス素材11
の変形(成形)可能な温度は、第1の光学素子10を形
成しているガラス素材の変形可能な温度よりも低くなる
ように、両者の素材が選定され、それらのガラス素材の
変形可能な温度の差が200℃程度以上であることが好
ましい。
動な可動板、5は密閉容器、7はヒーター、6及び8は
断熱材、14はホルダーであり、ホルダー14内には受
面14aがガラスからなる第1の光学素子!0の曲率に
合せて仕上げられて設けられており、第1の光学素子1
0が確実に載置されるようになっている。11は第2の
光学素子を成形するための研削、研摩等によって予備加
工処理されたガラス素材、12は第2の光学素子を成形
しつつこれを第1の光学素子10に成形と同時に融着し
て一体化するための加圧成形用型であり、ホルダー受面
14aに載置された第1の光学素子10の光軸と、この
加圧成形用型!2の光学素子の機能面を形成する面12
aの光軸とが一致するようにホルダー14に嵌合挿入さ
れる。この加圧成形用型12の光学素子の機能面を形成
する面12aは、この面によって成形される光学素子の
機能面に対応した形状に加工されている。15は加圧成
形用シリンダー 16.17.18及び19はバルブ、
20は真空ポンプ、21は0リング、22は熱電対であ
る。 この製造装置を用いて合成光学素子を製造するに
は、まずホルダー14内に、第1の光学素子10、第2
の光学素子を成形するためのガラス素材11及び加圧成
形用型12を順次挿入載置し、このホルダー14を可動
板4上の所定の位置に固定する。なお、ガラス素材11
の変形(成形)可能な温度は、第1の光学素子10を形
成しているガラス素材の変形可能な温度よりも低くなる
ように、両者の素材が選定され、それらのガラス素材の
変形可能な温度の差が200℃程度以上であることが好
ましい。
次に可動板4を上昇させ、Oリング21を底板3に押し
あてて固定してから水冷バイブ13に水を流し、ヒータ
ー7に通電する。この時真空ポンプ20を作動させ、バ
ルブ16.17.18及び19は閉じておく。この状態
でバルブ18を開き密閉容器5内を排気する。密閉容器
5内の真空度が例えば10−2Torr以下になったと
ころでバルブ18を閉じバルブ16を開いて密閉容器5
内にN2等の不活性ガスまたは還元性ガスを導入する。
あてて固定してから水冷バイブ13に水を流し、ヒータ
ー7に通電する。この時真空ポンプ20を作動させ、バ
ルブ16.17.18及び19は閉じておく。この状態
でバルブ18を開き密閉容器5内を排気する。密閉容器
5内の真空度が例えば10−2Torr以下になったと
ころでバルブ18を閉じバルブ16を開いて密閉容器5
内にN2等の不活性ガスまたは還元性ガスを導入する。
これは加圧成形用型12の酸化による劣化を防止するた
めである。
めである。
次に、熱電対22が第2の光学素子を成形するためのガ
ラス素材11が成形可能でしかも第1の光学素子10を
変形しない温度を示したら、この温度を維持しエアシリ
ンダー15を作動させ加圧棒9により加圧成形用型12
を所定の時間と圧力で加圧する。この時ガラス素材11
は、第2図に示すようにホルダー14内に於いて、第1
の光学素子10の上面10bと加圧成形用型12の機能
面を形成する面12aによって所定の形状の第2の光学
素子に成形されると同時に第1の光学素子と第2の光学
素子は融着して、これらは一体化され、合成光学素子2
3が成形される。
ラス素材11が成形可能でしかも第1の光学素子10を
変形しない温度を示したら、この温度を維持しエアシリ
ンダー15を作動させ加圧棒9により加圧成形用型12
を所定の時間と圧力で加圧する。この時ガラス素材11
は、第2図に示すようにホルダー14内に於いて、第1
の光学素子10の上面10bと加圧成形用型12の機能
面を形成する面12aによって所定の形状の第2の光学
素子に成形されると同時に第1の光学素子と第2の光学
素子は融着して、これらは一体化され、合成光学素子2
3が成形される。
最後に、シリンダー15を解除し、加圧成形用型12と
第1の光学素子10とが押圧された時の状態を維持した
ままヒーター7を調節しながら合成光学素子23を変形
しない温度まで徐冷し、更に室温まで冷却する。この徐
冷に際しては、各々の光学素子の材料の膨張係数の差に
よる収縮歪のためのクラック(割れ〉が入らないように
十分ゆっくりと冷却することが好ましい。合成光学素子
23が取出し可能な温度まで冷却されたら、バルブ16
を閉じた後バルブ17を開いて可動板を下げホルダー1
4から合成光学素子23を取出す。
第1の光学素子10とが押圧された時の状態を維持した
ままヒーター7を調節しながら合成光学素子23を変形
しない温度まで徐冷し、更に室温まで冷却する。この徐
冷に際しては、各々の光学素子の材料の膨張係数の差に
よる収縮歪のためのクラック(割れ〉が入らないように
十分ゆっくりと冷却することが好ましい。合成光学素子
23が取出し可能な温度まで冷却されたら、バルブ16
を閉じた後バルブ17を開いて可動板を下げホルダー1
4から合成光学素子23を取出す。
第3図は、本発明の第2の実施例の合成光学素子の製造
に用いられる製造装置のホルダ−14内部を示した模式
的断面図である。
に用いられる製造装置のホルダ−14内部を示した模式
的断面図である。
第3図の製造装置に於いては、加圧成形用型12の機能
面を形成する面12bが非球面からなり、第1の光学素
子の機能面10aとこれに対応したホルダー14の表面
14aの形状が凹球面状に成形されている点が第1図に
示した製造装置と異なる。このように、加圧成形用型1
2の機能面を形成する面12bに非球面を用いて、第1
図に示した製造装置に於ける操作と同様の操作を行ない
一方の機能面が非球面からなる合成光学素子を加圧成形
することができる。
面を形成する面12bが非球面からなり、第1の光学素
子の機能面10aとこれに対応したホルダー14の表面
14aの形状が凹球面状に成形されている点が第1図に
示した製造装置と異なる。このように、加圧成形用型1
2の機能面を形成する面12bに非球面を用いて、第1
図に示した製造装置に於ける操作と同様の操作を行ない
一方の機能面が非球面からなる合成光学素子を加圧成形
することができる。
更に、第4図は本発明の第3の実施例の合成光学素子の
製造に用いられる製造装置のホルダ−14内部を示した
模式的断面図である。この製造装置を用いて一方の機能
面が凹球面からなり、他方の機能面が凸球面からなる合
成光学素子を製造することができる。
製造に用いられる製造装置のホルダ−14内部を示した
模式的断面図である。この製造装置を用いて一方の機能
面が凹球面からなり、他方の機能面が凸球面からなる合
成光学素子を製造することができる。
一方、第1の光学素子の加圧成形後に合成光単素子の機
能面となる面10a及び加圧成形用型12の機能面を形
成する面12a、12bまたは12cを、成形された合
成光学素子の全ての機能面が製品としての所定の形状及
び面精度を有するように仕上ておけば、加圧成形した合
成光学素子は、研摩等の後加工をすることなしに製品と
して使用可能である。
能面となる面10a及び加圧成形用型12の機能面を形
成する面12a、12bまたは12cを、成形された合
成光学素子の全ての機能面が製品としての所定の形状及
び面精度を有するように仕上ておけば、加圧成形した合
成光学素子は、研摩等の後加工をすることなしに製品と
して使用可能である。
第5図は、本発明の第4の実施例である合成プリズムの
断面図である。第1の光学素子として第5図に示した形
状の光学素子10を用い、これに凸面から成る機能面を
有する第2の光学素子flbを成形と同時に融着して一
体化したものである。この場合、第1の光学素子10の
有する一体化後の合成光学素子の機能面になる面は、第
2の光学素子が成形と同時に融着される面以外の面にあ
たる。
断面図である。第1の光学素子として第5図に示した形
状の光学素子10を用い、これに凸面から成る機能面を
有する第2の光学素子flbを成形と同時に融着して一
体化したものである。この場合、第1の光学素子10の
有する一体化後の合成光学素子の機能面になる面は、第
2の光学素子が成形と同時に融着される面以外の面にあ
たる。
(具体例)
第1図に示した製造装置のホルダー内が、第4図に示す
構造の合成光学素子の製造装置を用いて本発明の合成光
学素子としての合成一体レンズの成形を以下のように実
施した。
構造の合成光学素子の製造装置を用いて本発明の合成光
学素子としての合成一体レンズの成形を以下のように実
施した。
まず、挿入載置される光学素子の形状に対応させて加工
したホルダー14内の受面14aに第1の光学素子とし
て、光学硝子La5F 016を研摩加工して得られた
合成光学素子の第1の機能面となる凸面10aと該凸面
10aに相対する凹面10bを有するレンズを挿入載置
した。なお、このレンズの凸面10aの曲率半径は12
mm、面精度はニュートンリング、パワー3本以内、不
規則性1本以内の形状、中心線表面粗さ(JISB06
01−1970 ) 0.02μ以内に、更に凹面10
bの曲率半径を42mmに加工した。また、このレンズ
のガラス転移温度は700℃、膨張係数は72×10−
’(deg、−’)であった。
したホルダー14内の受面14aに第1の光学素子とし
て、光学硝子La5F 016を研摩加工して得られた
合成光学素子の第1の機能面となる凸面10aと該凸面
10aに相対する凹面10bを有するレンズを挿入載置
した。なお、このレンズの凸面10aの曲率半径は12
mm、面精度はニュートンリング、パワー3本以内、不
規則性1本以内の形状、中心線表面粗さ(JISB06
01−1970 ) 0.02μ以内に、更に凹面10
bの曲率半径を42mmに加工した。また、このレンズ
のガラス転移温度は700℃、膨張係数は72×10−
’(deg、−’)であった。
次に、第2の光学素子を形成するためのガラス素材11
を第1の光学素子の凹面10b上に配置した。このガラ
ス素材11は、光学硝子5F14を外径10mII+の
球形に予備研摩加工処理したもので、その軟化温度は5
86℃、膨張係数は82×10−’(deg、−’)で
あった。
を第1の光学素子の凹面10b上に配置した。このガラ
ス素材11は、光学硝子5F14を外径10mII+の
球形に予備研摩加工処理したもので、その軟化温度は5
86℃、膨張係数は82×10−’(deg、−’)で
あった。
更に、この素材11上に加圧成形用型12として、鏡面
研摩加工により、曲率半径20rnI11、面精度が、
ニュートンリング、パワー3本以内、不規則性1本以内
、中心線表面粗さ(JISB0601−1970 )
0.02a以内に仕上られた機能面を形成する面12c
を有する外径20flII11のモリブデン製の型を嵌
合挿入した。
研摩加工により、曲率半径20rnI11、面精度が、
ニュートンリング、パワー3本以内、不規則性1本以内
、中心線表面粗さ(JISB0601−1970 )
0.02a以内に仕上られた機能面を形成する面12c
を有する外径20flII11のモリブデン製の型を嵌
合挿入した。
ここでホルダー14を可動板4上の所定の位置に固定し
、可動板4を上昇させ、Oリング21を底板3に押しあ
てて固定してから水冷バイブ13に水を流し、ヒーター
7に通電する。この時真空ポンプ20を作動させ、バル
ブ16.17.18、及び19は閉じておく。この状態
でバルブ18を開き密閉容器S内を排気する。密閉容器
5内の真空度が10−2Torr以下になったところで
バルブ18を閉じバルブ16を開いて密閉容器5内にN
2ガスを導入する。
、可動板4を上昇させ、Oリング21を底板3に押しあ
てて固定してから水冷バイブ13に水を流し、ヒーター
7に通電する。この時真空ポンプ20を作動させ、バル
ブ16.17.18、及び19は閉じておく。この状態
でバルブ18を開き密閉容器S内を排気する。密閉容器
5内の真空度が10−2Torr以下になったところで
バルブ18を閉じバルブ16を開いて密閉容器5内にN
2ガスを導入する。
次に熱電対22が第2の光学素子を成形するためのガラ
ス素材11が成形可能な温度570℃を示したらエアシ
リンダー15を作動させ加圧棒9により加圧成形用型1
2を加圧して合成一体レンズを成形する。
ス素材11が成形可能な温度570℃を示したらエアシ
リンダー15を作動させ加圧棒9により加圧成形用型1
2を加圧して合成一体レンズを成形する。
最後に、加圧成形用型12と第1の光学素子!0が押圧
された状態を維持したまま、ヒーター7を調節しながら
成形された合成一体レンズが変形しない温度まで3時間
かけて徐冷し、更に室温まで冷却した。その後、バルブ
16を閉じた後バルブ17を開いて可動板を下げ、ホル
ダー14から合成一体レンズを取出した。
された状態を維持したまま、ヒーター7を調節しながら
成形された合成一体レンズが変形しない温度まで3時間
かけて徐冷し、更に室温まで冷却した。その後、バルブ
16を閉じた後バルブ17を開いて可動板を下げ、ホル
ダー14から合成一体レンズを取出した。
このようにして成形された合成一体レンズは、各々を別
々に研摩したレンズを接着剤によって接合した合成一体
レンズと比較しても製品として損色なく、また熱衝撃テ
ストを実施したところ、通常の使用範囲に於いては接合
部分のはがれ等は観察されず耐久性に関して問題はなか
った。
々に研摩したレンズを接着剤によって接合した合成一体
レンズと比較しても製品として損色なく、また熱衝撃テ
ストを実施したところ、通常の使用範囲に於いては接合
部分のはがれ等は観察されず耐久性に関して問題はなか
った。
本発明は上述のとおり構成されているので以下に記載す
るような効果を奏する。
るような効果を奏する。
本発明の合成光学素子は、従来の接着剤によって貼り合
わせた合成光学素子に比較しても、製品として損色なく
、通常の使用範囲においては接合部分のはがれ等は観察
されず、耐久性に勝れている。
わせた合成光学素子に比較しても、製品として損色なく
、通常の使用範囲においては接合部分のはがれ等は観察
されず、耐久性に勝れている。
また、複数の光学素子の接合の際の各光学素子の芯出し
や接合面の精度良い加工等の高度な作業を省略すること
ができ、更に後加工することなく製品としての品質を有
した合成光学素子を製造することが可能となった。
や接合面の精度良い加工等の高度な作業を省略すること
ができ、更に後加工することなく製品としての品質を有
した合成光学素子を製造することが可能となった。
このため、製造工程数が大幅に削減され、合成光学素子
を短時間に、製造コストを低く、大量を生産することが
できる。特に、従来の方法に於いては、非常に高度な熟
練技術が必要とされていた非球面からなる機能面を有す
る合成光学素子の製造が容易となった。
を短時間に、製造コストを低く、大量を生産することが
できる。特に、従来の方法に於いては、非常に高度な熟
練技術が必要とされていた非球面からなる機能面を有す
る合成光学素子の製造が容易となった。
第1図は本発明の合成光学素子を製造するための製造装
置の一例の模式的断面図、第2図、第3図及び第4図は
それぞれ本発明の各実施例の合成光学素子の製造装置の
ホルダー内部の模式的断面図、第5図は本発明のさらに
他の実施例である合成プリズムの側面図である。 1;装置本体 2;支柱 3;底板 4;可動板 5:密閉容器 6.8;断熱材 7;ヒーター 9;加圧棒 10;第1の光学素子 10a;第1の光学素子の機能面 10b;第2の光学素子との融着接合面11;第2の光
学素子を成形するためのガラス素材 11b;プリズムに融着により一体化された第2の光学
素子 12;加圧成形用型 12a、12b、12c;機能面を形成する面13;水
冷バイブ 14;ホルダー 14a;受面 15;加圧用シリンダー16.1
7.18,19.バルブ 20;ロータリーポンプ 21;Oリング 22;熱電対 23:合成光学素子
置の一例の模式的断面図、第2図、第3図及び第4図は
それぞれ本発明の各実施例の合成光学素子の製造装置の
ホルダー内部の模式的断面図、第5図は本発明のさらに
他の実施例である合成プリズムの側面図である。 1;装置本体 2;支柱 3;底板 4;可動板 5:密閉容器 6.8;断熱材 7;ヒーター 9;加圧棒 10;第1の光学素子 10a;第1の光学素子の機能面 10b;第2の光学素子との融着接合面11;第2の光
学素子を成形するためのガラス素材 11b;プリズムに融着により一体化された第2の光学
素子 12;加圧成形用型 12a、12b、12c;機能面を形成する面13;水
冷バイブ 14;ホルダー 14a;受面 15;加圧用シリンダー16.1
7.18,19.バルブ 20;ロータリーポンプ 21;Oリング 22;熱電対 23:合成光学素子
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、機能面となる所定の形状に形成されたガラスからな
る第1の光学素子に、他の機能面を有するガラスからな
る第2の光学素子を成形と同時に融着して一体化したこ
とを特徴とする合成光学素子。 2、第2の光学素子の機能面が非球面形状である特許請
求の範囲第1項記載の合成光学素子。 3、第1の光学素子がプリズムである特許請求の範囲第
1項または第2項記載の合成光学素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20391590A JPH0375231A (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | 合成光学素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20391590A JPH0375231A (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | 合成光学素子 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17519883A Division JPS6067118A (ja) | 1983-09-24 | 1983-09-24 | 光学素子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0375231A true JPH0375231A (ja) | 1991-03-29 |
Family
ID=16481804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20391590A Pending JPH0375231A (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | 合成光学素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0375231A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007132834A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Panasonic Corporation | 複合光学素子 |
-
1990
- 1990-08-02 JP JP20391590A patent/JPH0375231A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007132834A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Panasonic Corporation | 複合光学素子 |
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