JPH0375193A - 刷本の丁合方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は書籍、雑誌等の刷本を、丁合針金を用いて綴込
みを行う刷本の丁合方法に係るものであって、刷本の確
実な丁合により高品質な製本を行おうとするものである
。

従来の技術 従来より、書籍、雑誌等の刷本を、丁合針金で綴込む方
法としては、特公昭５２−２１５０３号公報記載の発明
の如く、丁合装置に設けた摺動溝に丁合針金を挿入し、
そして丁合針金を摺動溝から押し出す事により、複数枚
積層した刷本の一面から他面まで丁合針金を貫通させ、
この丁合針金を他面で対向する内方に折曲する事により
、刷本の綴込みを行っている。

しかしながら、この従来公知の丁合装置は摺動溝の形状
奈四角型とし、また使用する丁合針金を摺動溝の形状と
は異なる断面丸型としているので、第４図に示す如く、
丁合針金（１）と摺動溝（２）とは、長さ方向での線接
触しか行わないものであるから、接触面積が小さく、丁
合針金（１）は摺動溝（２）に合致せず隙間を生じ、丁
合針金（１〉と摺動溝（２）との間にアソビが生じ、ボ
ビン等に巻かれて曲癖をがついた丁合針金（１）を、摺
動溝（２）内を通過させて真っ直ぐに矯正しようとして
も、上述の如く小さい接触面積では、１合針”金（１）
の矯正化が難しく、丁合針金（１）を真っ直ぐに安定さ
せて押し出す事が困難であった。

またこの大型の丁合針金（１〉は、弾性力を有するもの
の、捩れ、曲がり等が容易に生じ易く、この捩れ、曲が
りを生じた状態で丁合針金（１）を刷本（３）に貫通し
ようとすると、第５図に示す如く丁合針金（１）は刷本
（３）内で屈曲し、刷本（３）の他面まで達する事がで
きなかったり、予期せぬ方向、例えば背中側に突出した
りする事が多く、丁合不良を起こす原因となっていた。

また上記弾性力によって、この１合針金〈１〉は、折曲
部分で元の形状に戻ろうとするから、綴じた刷本（３）
の挿入側の一面から、１合針金＜１）の露出部（４）を
第６図に示す如く弧状に突出させ、この突出によって刷
本（３）に貼着する表紙（５）を部分的に浮き上がらせ
、商品価値を著しく低下させる欠点を有していた。

発明が解決しようとする課題 本発明は上述のごとき課題を解決しようとするものであ
って、書籍、雑誌等の刷本を丁合針金で綴込む場合、丁
合装置の摺動溝内で１合針金がアソビ等を生じる事がな
く、また丁合針金に曲癖がついた場合にも、容易に丁合
針金の矯正化を可能とし、良好な丁合作業による刷本の
綴込みを行って、商品価値を高めようとするものである
。

課題を解決するための手段 本発明は上述のごとき課題を解決するため、複数枚積層
した刷本に１合針金を一面がら他面まで貫通し、この丁
合針金を他面で対向する内方に折曲し、刷本を綴込む刷
本の丁合方法に於て、１合針金に、断面四角型の線材を
用いて成るものである。

作用 本発明は上述のごとく構成したものであるから、書籍、
雑誌等の刷本を１合針金で綴込んで丁合するには、積層
した複数枚の刷本のＴ合目的部に、断面四角型の線材を
用いた１合針金の先端を突当て、そして１合針金を押し
込んで刷本の一面がら他面まで貫通させ、この貫通した
１合針金の先端を他面で対向する内方に折曲して、刷本
の綴込みを行う。

このように刷本の綴込みを行う１合針金には、摺動溝の
形状に合致した断面四角型の線材を使用しているから、
１合針金は摺動溝と密着し、摺動溝内でアソビ等を生じ
る事がなく、また１合針金に曲癖がついた場合にも、摺
動溝との密着した接触により、曲がりの矯正を容易に行
え、摺動溝から丁合針金を真っ直ぐ安定的に押し出す事
が可能となる。

′ｉた丁合針金の線材を断面四角型としているから、従
来の大型の１合針金と比べて捩れ、曲がり等に対して強
く、丁合不良等を生じる事がない。

また丁合針金の形状を断面四角型としているから、１合
針金は折曲部分で戻り等を生じる事がなく、１合針金は
綴じた刷本の一面から・露出部を突出しないので、刷本
に表紙を貼着する場合にも、平滑に貼着でき、商品価値
を高める事ができるものである。

実施例 本発明は書籍、雑誌等を製本化する過程で、綴込みを行
う丁合方法に関するものであって、以下詳細に説明すれ
ば、（１０〉は１合針金で、幅０．６〜０．９ｍｍ、厚
み０．３〜０．６ｍｍの断面四角型の線材を適宜長さに
切断し、両端に設けた挿入部（１１）を折曲部（１２）
で折曲して突出させ、全体形状をコ字型に形成している
。

上述のごとく構成したものに於いて、書籍、雑誌等の刷
本（１３）を１合針金（１０）で綴込んで丁合作業を行
うには、第２図に示す如＜、Ｔ合装置の針金挿通ロット
（１４）に凹設された一対の摺動溝（１５）に、１合針
金（１０）を嵌合する。そして積層した複数枚の刷本（
１３）のＴ合目的部に、第１図に示す如く１合針金（１
０〉の先端を突当て、そして丁合針金（１０）を押し込
んで刷本〈１３〉の−面から他面まで貫通させ、この貫
通した１合針金（１０）の先端を他面で対向する内方に
折曲して、刷本（１３〉の綴込みを行う。

このように刷本（１３）の綴込みを行う１合針金（１０
〉には、摺動溝（１５〉の形状に合致した断面四角型の
線材を使用しているがら、１合針金（１ｏ）は摺動溝（
１５〉と密着し、第２図に示す如く摺動溝（１５）内で
アソビ等を生じる事がない、また、１合針金（１０）に
ボビン等の曲癖がついた場合にも、摺動溝（１５）との
密着した接触により、曲がりの矯正を容易に行へ、摺動
溝（１５）がら丁合針金（１０〉を真っ直ぐ安定的に押
し出す事が可能となる。

またＴ合針金（１０）の線材を断面四角型としているか
ら、従来の丸型のＴ合針金（１０）と比べて捩れ１曲が
り等に対して強く、丁合不良等を生じる事がない。

またＴ合針金〈１０〉の形状を断面四角型としているか
ら、Ｔ合針金（１０）は折曲部（１２）での戻り等を生
じる事がなく、第３図に示す如＜、Ｔ合針金（１０）は
綴じた刷本（１３）の挿入側の一面がら露出部（１６）
を突出しないので、刷本（１３）に表紙（１７）を貼着
する場合にも、平滑に貼着する事ができ、商品価値を高
める事ができるものである。

発明の効果 本発明は上述のごとく構成したものであるから、書籍、
雑誌等の刷本をＴ合針金で綴込んで丁合する場合、丁合
針金は摺動溝と密着し、摺動溝内でアソビ等を生じる事
がないから、Ｔ合針金に曲癖がついた場合にも、丁合針
金の曲がり矯正を行って、摺動溝からＴ合針金を真っ直
ぐ安定的に押し出す事が可能となる。また従来の丸型の
Ｔ合針金と比べて捩れ、■がり等に対して強いから、丁
合不良等を生じる事がなく、また綴じた刷本の一面から
丁合針金を突出しないので、刷本に表紙を平滑に貼着す
る事ができ、商品価値を高める事ができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものであって、第１図は
刷本の綴込状態の斜視図、第２図はＴ合針金を押通ロッ
トに挿入した状態を示す斜視図、第３図は丁合状態を示
す断面図、第４図は従来のＴ合針金を挿入ロットに挿入
した状態を示す断面図、第５図、第６図は従来のＴ合針
金の丁合状態を示す断面図である。 （ｌＯ）・・・・Ｔ合針金　（１３）・・・・・・刷本
第　　１ 閃 第　　３　　図 第　　４　　図 第　　５　　図 ｊ１６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数枚積層した刷本に丁合針金を一面から他面ま
   で貫通し、この丁合針金を他面で対向する内方に折曲し
   、刷本を綴込む刷本の丁合方法に於て、丁合針金に断面
   四角型の線材を用いる事を特徴とする刷本の丁合方法。