JP3133211U - 用紙折畳み器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な操作により複数枚の用紙を一括して三つ折りすることにより作業効率の向上を図る。
【解決手段】 三つ折りされる所定サイズの用紙4の三つ折り領域5A〜5Cと等しい外形を有し側縁部に把持凸部8を形成した折畳み型板体2と、一側部に用紙差込み口10を設け対向する奥行き内面14Aを用紙突当て面としかつ用紙差込み口と直交し互いに相対する内側面14U、14Lを用紙幅規制面として構成し内部に用紙4の三つ折り領域5A〜5Cの幅よりも小さい奥行きを有して複数枚の用紙4を差し込む用紙差込み空間部11を形成した用紙保持鞘体2とを組み合わせて構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 三つ折りされる所定サイズの用紙4の三つ折り領域5A〜5Cと等しい外形を有し側縁部に把持凸部8を形成した折畳み型板体2と、一側部に用紙差込み口10を設け対向する奥行き内面14Aを用紙突当て面としかつ用紙差込み口と直交し互いに相対する内側面14U、14Lを用紙幅規制面として構成し内部に用紙4の三つ折り領域5A〜5Cの幅よりも小さい奥行きを有して複数枚の用紙4を差し込む用紙差込み空間部11を形成した用紙保持鞘体2とを組み合わせて構成する。
【選択図】 図1
Description
本考案は、所定サイズの用紙を幅方向或いは長さ方向に三つ折りする際に用いる用紙折畳み器に関する。
便箋や書状等の各種用紙は、例えば封筒等に入れる場合に、そのサイズに合わせてしばしば幅方向或いは長さ方向に三つ折りされる。用紙の三つ折り操作は、一般に用紙に対して目安で折り畳み方向の2箇所に折り目位置を定め、これら折り目位置を基準として用紙を折り畳んでいた。
かかる用紙の三つ折り操作は、用紙に2箇所の折り目位置を正確に割り出すことが面倒かつ困難であり、各三つ折り領域毎に大きさのばらつきを生じさせるとともに挨拶状等のように大量の処理を行う場合に大きな手間がかかってしまう。各三つ折り領域が不揃いな用紙は、封筒等への装填操作が面倒であったり装填ができないこともあり、また受取り先における印象を損なわせるといった問題を生じさせる。
上述した問題を解決するために、従来より用紙を三つ折りするための各種の用紙折畳み器が提案されている。特許文献1には、薄板プレートの一方の辺に対して相対する他方の辺をA4サイズ及びB5サイズの三つ折り寸法となるように段差状の辺として形成するとともに、段差部分に切り込みを形成した三つ折りプレートが開示されている。特許文献2には、用紙の折幅と略等しい幅を有する一対のプレートを備え、これらプレートの側部をヒンジ構造により回動自在に連結し、プレート間に用紙を挟み込んで三つ折りする三つ折り補助具が開示されている。
また、特許文献3には、方形板を2つ折りして用紙を平面的に保持するホルダ部を形成し、このホルダ部の側方開口を用紙挿入口とし、折曲部と対向する先端側を用紙のホルダ部から突出した部位を折り返す折曲部として構成した用紙折り畳み補助器が開示されている。特許文献4には、一辺をA3サイズとし直交する一辺をA4サイズとした板状の第1定規と、一辺をB5サイズとし直交する一辺をB4サイズとした板状の第2定規とをその他の2辺で一体化し、用紙を差し込んで所定の辺を選択して折り目を作るようにする用紙の三つ折り定規が開示されている。
上述した各特許文献に開示された用紙折畳み器は、いずれも用紙に対して三つ折り位置を規定して折り畳み操作が行われるようにすることから、各三つ折り領域を揃えて三つ折りが行われるようにする。しかしながら、従来の用紙折畳み器は、いずれも用紙を1枚ずつ三つ折り処理するものであることから大量に処理する場合に時間がかかってしまうとともに、三つ折り方向と直交する側辺を規制する構造を有していないことから傾いて折り曲げてしまう虞がある。
また、特許文献1に開示された三つ折りプレートにおいては、幅方向の規制を切り込みの一箇所で行うために、真っ直ぐに折ることができない虞がある。特許文献2に開示された三つ折り補助具においては、折り目部分にヒンジ構造が設けられることで、このヒンジ構造部位において用紙が浮き上がって折り目が付け難くなり取り出した後に当該部位を押し付ける後処理が必要となる。特許文献3に開示された用紙折り畳み補助器においては、ホルダ部から取り出す際に折り畳んだ箇所を開いてこの部分を持って引き出す操作が必要となる。特許文献4に開示された三つ折り定規は、三つ折り操作を行った後の取り出しが面倒である。
したがって、本考案は、簡易な操作により複数枚の用紙でもそれぞれがほぼ同形の三つ折り領域に一括して三つ折りすることにより作業効率の向上を図る構造簡易な用紙折畳み器を提供することを目的に提案されたものである。
上述した目的を達成する本考案にかかる用紙折畳み器は、折畳み型板体と、用紙保持鞘体とを組み合わせて構成する。用紙折畳み器は、折畳み型板体が、幅方向或いは長さ方向に三つ折りされる所定サイズの用紙の三つ折り領域とほぼ等しい外形を有し、長手方向の一方側縁部に把持凸部を形成する。用紙折畳み器は、用紙保持鞘体が、一側部が開口されて用紙差込み口を構成し、この用紙差込み口と対向する奥行き内面を用紙突当て面としかつ用紙差込み口と直交し互いに相対する内側面を用紙幅規制面として構成し、用紙の三つ折り領域の幅よりも小さい奥行きを有して複数枚の用紙が重ね合わせて差し込まれる用紙差込み空間部を形成する。
用紙折畳み器においては、折畳み型板体が、用紙保持鞘体の用紙差込み空間部に組み合わされ、その幅方向の第1側縁に沿って用紙差込み空間部に差し込んだ複数枚の用紙を外周面に重ね合わせるように二つ折りする第1の折畳み操作を行った後に、用紙とともに用紙差込み空間部から抜き取られる。用紙折畳み器においては、折畳み型板体が、第1側縁と相対する幅方向の第2側縁に沿って用紙の残り領域を二つ折りする第2の折畳み操作を行って全体を三つ折りとした後に、この三つ折り用紙体から抜き取られる。
用紙折畳み器においては、用紙保持鞘体が、用紙差込み口と対向する奥行き内面と用紙差込み口と直交し互いに相対する内側面を突き当て面として用紙差込み空間部に差し込んだ複数枚の用紙を位置決めして揃えた状態とする。用紙折畳み器においては、折畳み型板体の第1側縁と第2側縁に沿って用紙を折り畳むことにより、各三つ折り領域が互いにほぼ等しい外形を有する三つ折り用紙体を容易に形成する。用紙折畳み器においては、折畳み型板体が、把持凸部を把持して抜き取る簡易な操作により三つ折り用紙体を形成する。
本考案にかかる用紙折畳み器によれば、用紙保持鞘体により用紙差込み空間部に差し込んだ複数枚の用紙を互いに位置決めし、用紙差込み空間部に組み付けた折畳み型板体をガイドとして用紙に対して第1の折り畳み操作を行った後に用紙保持鞘体から取り出して第2の折り畳み操作を行い、それぞれの三つ折り領域を略同形とした三つ折り用紙体を一括して形成する。用紙折畳み器によれば、折畳み型板体と用紙保持鞘体とからなる簡易な構造であり、複数枚の用紙に対して簡易な操作により一括して三つ折りを施すことでを可能とし作業効率を大幅に向上させる。
以下、本考案の実施の形態として示す用紙折畳み器1について、図面を参照して詳細に説明する。用紙折畳み器1は、図1及び図2に示すように折畳み型板体2と用紙保持鞘体3を組み合わせて用いられ、複数枚の所定サイズの用紙4A〜4N(以下、用紙4と総称する。)に対して一括して長さ方向の三つ折り処理を施す。用紙折畳み器1は、用紙4を折畳み方向に対して互いに等しい外形を有する互いに連設された三つの第1三つ折り領域5A〜第3三つ折り領域5Cに折り畳むことにより三つ折り用紙体5を形成する。
なお、用紙折畳み器1は、折畳み型板体2と用紙保持鞘体3が用紙4のサイズに合わせてそれぞれ所定の大きさに形成される。また、用紙折畳み器1は、用紙4に対する長さ方向の三つ折り用に限定されず幅方向の三つ折り用に用いられるものであってもよく、その場合に大きさを異にしたものが用いられる。
折畳み型板体2は、合成樹脂プレートや金属板等により、三つ折り用紙体5の各三つ折り領域5A〜5Cの外形とほぼ等しい外形を有する矩形板状体に形成される。折畳み型板体2は、幅方向の第1側縁を第1折畳みガイド縁部6として構成するとともに、この第1折畳みガイド縁部6と対向する幅方向の第2側縁を第2折畳みガイド縁部7として構成する。折畳み型板体2は、後述するようにこれら第1折畳みガイド縁部6と第2折畳みガイド縁部7に沿って用紙4が折り畳まれるようにする。
折畳み型板体2には、第1折畳みガイド縁部6と第2折畳みガイド縁部7に直交する長手方向の第3側縁に舌片状の把持凸部8が一体に突出形成される。折畳み型板体2は、把持凸部8を把持して後述する用紙保持鞘体3や三つ折り用紙体5からの抜取り操作が行われる。
折畳み型板体2には、把持凸部8を形成した第3側縁と対向する長手方向の第4側縁に用紙挟込みガイド凹部9が形成される。折畳み型板体2は、後述する三つ折り用紙体5からの抜取り操作に際して、用紙挟込みガイド凹部9を介して三つ折り用紙体5のみを指先で挟み込むようにすることにより各三つ折り領域5のズレやシワよりの発生が防止されるようにする。
用紙保持鞘体3は、例えば合成樹脂材により一体に形成され、図1に示すように縦長矩形の薄箱体の一側部に切欠き凹部を形成することにより全体が略コ字状を呈し、切欠き凹部を形成した側面を全域に亘って開口して用紙差込み口10として構成するとともに内部に用紙差込み空間部11を構成する。すなわち、用紙保持鞘体3は、所定の間隔を以って平行に対峙する略コ字状の第1主面部12及び第2主面部13を外周側面部14により連設する。
用紙保持鞘体3は、第1主面部12及び第2主面部13が互いに同一形状であり、それぞれ縦主面部と、この縦主面部の両端にそれぞれ直交して連設されて互いに平行に対峙する上主面部及び下主面部とから構成される。用紙保持鞘体3は、縦主面部が用紙4の幅寸法よりもやや大きな長さを有し、上主面部及び下主面部が三つ折り領域5の幅寸法よりも小さな、さらに詳しくは上述した折畳み型板体2の第1折畳みガイド縁部6と把持凸部8との間隔よりもやや小さな長さを有して形成される。用紙保持鞘体3は、かかる第1主面部12と第2主面部13の形状により、平面形状が上述したように略コ字状とされる。
用紙保持鞘体3は、上述した第1主面部12及び第2主面部13が、それぞれの切欠き凹部と対向する縦主面部と上主面部及び下主面部の外周縁に沿って外周側面部14により連設されることで、切欠き凹部に臨む側面が全域に亘って開口されて用紙差込み口10を構成する。用紙保持鞘体3は、外周側面部14が、重ね合わせた折畳み型板体2と複数枚の用紙4分の厚みよりもやや大きな幅(高さ)を有している。したがって、用紙保持鞘体3は、折畳み型板体2と複数枚の用紙4を重ね合わせ、用紙差込み口10から用紙差し込み空間部11内へと差し込むことを可能とする。
用紙保持鞘体3は、第1主面部12と第2主面部13の上主面部及び下主面部間をそれぞれ連設する上下の外周側面部14が、それぞれの上内側面14Uと下内側面14Lの対向間隔を用紙4の幅寸法とほぼ等しく形成する。用紙保持鞘体3は、かかる構成により用紙差し込み空間部11の用紙差込み口10と直交し互いに相対する上下の内側面14U、14Lを、この用紙差し込み空間部11内に差し込まれる複数枚の用紙4の幅方向を揃える用紙幅規制面として構成する。なお、用紙保持鞘体3は、詳細を省略するが上下の内側面14U、14Lの間隔を用紙差込み口10側において次第に大きくなるように形成することにより、用紙4の用紙差し込み空間部11への差込み操作が容易に行われるようにする。
用紙保持鞘体3は、第1主面部12と第2主面部13の縦主面部を連設する外周側面部14が、用紙差込み口10と対向する用紙差し込み空間部11の奥行き内面14Aを構成する。用紙保持鞘体3は、図3に示すように用紙差し込み空間部11に差し込まれる用紙4の先端部が突き当てられる突当て面として複数枚の用紙4の先端部を揃えるように作用する。
用紙保持鞘体3は、上述したように第1主面部12と第2主面部13に切欠き凹部を形成したことにより、用紙4との抵抗が軽減されるようにして折れ曲がり等の発生を低減して用紙差し込み空間部11に対する挿脱操作がスムーズに行われるようにする。なお、用紙保持鞘体3は、第1主面部12と第2主面部13のそれぞれの上主面部及び下主面部が同一長さで形成する必要はなく、例えば下主面部側を大きな長さで形成することによりこの下主面部をガイドとして用紙差し込み空間部11内への用紙4の差し込みがスムーズに行われるようになる。
用紙折畳み器1は、上述した折畳み型板体2と用紙保持鞘体3とを組み合わせて、所定サイズの複数枚の用紙4を一括して三つ折りする。用紙折畳み器1は、折畳み型板体2が用紙保持鞘体3に対して、図2に示すように例えば第1折畳みガイド縁部6を組み合わせ側として用紙差込み口10から用紙差込み空間部11内に組み合わされる。用紙折畳み器1は、折畳み型板体2が用紙差込み空間部11において第1折畳みガイド縁部6を奥行き内面14Aに突き当てられる。なお、用紙折畳み器1は、折畳み型板体2を用紙保持鞘体3に対して、第2折畳みガイド縁部7側から組み合わせるようにしてもよい。
用紙折畳み器1は、図2に示すように折畳み型板体2が用紙保持鞘体3に対して、第1折畳みガイド縁部6側を用紙差込み空間部11に嵌合され第2折畳みガイド縁部7側を用紙差込み口10から所定の幅で突出させるとともに把持凸部8を側方に突出させて組み合わされる。用紙折畳み器1には、同図矢印で示すように折畳み型板体2の主面上に重ね合わせるようにして複数枚の用紙4が用紙差込み口10から用紙差込み空間部11内に差し込まれる。用紙折畳み器1は、折畳み型板体2が用紙4を支えて用紙差込み空間部11内にスムーズに差し入れられるようにする。
用紙折畳み器1は、用紙保持鞘体3が、用紙差込み空間部11内において差し込まれた各用紙4を、それぞれの幅方向の両端を内側面14U、14L(用紙幅規制面)に突き当てることにより揃える。用紙折畳み器1は、用紙保持鞘体3が、図3に示すように用紙差込み空間部11内において差し込まれた各用紙4を、それぞれの先端を奥行き内面14Aに突き当てることにより揃える。用紙折畳み器1は、このようにして用紙保持鞘体3が用紙差込み空間部11内に差し込まれた各用紙4の縦横を揃えるとともに、折畳み型板体2の主面上に重ね合わせた状態で支持する。
用紙折畳み器1においては、用紙保持鞘体3から突出された折畳み型板体2の第2折畳みガイド縁部7を基準として各用紙4を長さ方向に所定の幅で一括して折り畳む第1折畳み操作が行われるようにする。第1折畳み操作は、各用紙4の第2折畳みガイド縁部7から突出した部位を、図4矢印で示すように第2折畳みガイド縁部7を基準線として折畳み型板体2の裏面側へと一括して折り畳むようにする操作である。用紙折畳み器1においては、この第1折畳み操作により各用紙4を三つ折り領域の幅と同等の幅を有する折畳み型板体2を基準として折り畳んで同図に示すように折畳み型板体2の主面上に第1の三つ折り領域5Aが重ね合わされた折畳み中間体15を形成する。
用紙折畳み器1においては、図5矢印で示すように折畳み型板体2が、各用紙4を保持したまま用紙保持鞘体3の用紙差込み空間部11から抜き取られる。用紙折畳み器1においては、用紙差込み空間部11から抜き取られることにより折畳み型板体2の第1折畳みガイド縁部6を外方へと露出させる。用紙折畳み器1においては、各用紙4に対して折畳み型板体2の第1折畳みガイド縁部6を基準として長さ方向に所定の幅で一括して折り畳む第2折畳み操作が行われるようにする。第2折畳み操作は、各用紙4の第1折畳みガイド縁部6から突出した部位を、同図矢印で示すように第1折畳みガイド縁部6を基準線として主面上に折り畳まれた第1の三つ折り領域5A上に一括して折り畳むようにする操作である。
用紙折畳み器1においては、所定の外形を有する折畳み型板体2を芯材とし、その表裏主面に対して各用紙4を順次折り畳む上述した第1折畳み操作と第2折畳み操作が施こされるようにする。用紙折畳み器1においては、折畳み型板体2に対して各用紙4を、第1折畳みガイド縁部6と第2折畳みガイド縁部7により区分された一方主面上に第1の三つ折り領域5Aと第3の三つ折り領域5Cを重ね合わせ、相対する主面上に第2の三つ折り領域5Bを位置させて折り畳むことにより、折畳み型板体2の外周面部を取り巻く三つ折り用紙体5を形成する。
用紙折畳み器1においては、三つ折り用紙体5の上端から突出した把持凸部8を把持した折畳み型板体2に対して、三つ折り用紙体5が用紙挟込みガイド凹部9の対応部位で第1の三つ折り領域5Aと第2の三つ折り領域5Bを直接挟み込んで保持した状態で、図6矢印で示すように抜き取られる。三つ折り用紙体5は、複数枚の用紙4を折畳み型板体2の第1折畳みガイド縁部6と第2折畳みガイド縁部7に沿って一括して折り畳むことから折畳み線がやや浮き上がった状態で形成される。したがって、三つ折り用紙体5は、同図に示すように扱き紙16等を用いて折畳み線に沿って扱き処理が行われる。
なお、三つ折り用紙体5は、複数枚の用紙4が折畳み型板体2の第1折畳みガイド縁部6と第2折畳みガイド縁部7に沿って一括して折り畳まれることから、内側と外側の曲げ量の差により先端部に多少の位置づれが生じることがある。三つ折り用紙体5は、例えば複数の用紙4を1セットとしてそのまま封筒等に入れられる場合に、先端が揃った内側部位を外側となるように入れ替えることによりさらに体裁の向上が図られるようになる。三つ折り用紙体5は、この場合に用紙折畳み器1に対して複数枚の用紙4が所定の順序でセットされて一括して折り畳み操作が行われるようにする。
用紙折畳み器1においては、上述したように折畳み型板体2と用紙保持鞘体3を組み合わせた簡易な構造であり、用紙保持鞘体3により縦横を揃えた複数枚の用紙4を折畳み型板体2の外周面に対して第1折畳み操作と第2折畳み操作を施して折り畳む簡易な操作により互いに等しい外形を有する三つ折り領域5A〜5Cに折り畳んだ三つ折り用紙体5を形成する。したがって、用紙折畳み器1においては、大量かつ体裁よく三つ折りすることが必要な挨拶状等を極めて効率よく処理することを可能とする。
なお、用紙折畳み器1においては、未使用時等の場合に、折畳み型板体2を用紙保持鞘体3に組み合わせて保管される。用紙折畳み器1においては、折畳み型板体2が例えば把持凸部8を本体部に対して薄肉連結部を介して一体に形成し、保管時等において把持凸部8を本体部側に折り畳むことにより用紙保持鞘体3の用紙差込み空間部11内に収納することが可能となる。
1 用紙折畳み器、2 折畳み型板体、3 用紙保持鞘体、4 用紙、5 三つ折り用紙体、5A〜5C 三つ折り領域、6 第1折畳みガイド縁部、7 第2折畳みガイド縁部、8 把持凸部、9 用紙挟込みガイド凹部、10 用紙差込み口、11 用紙差込み空間部、12 第1主面部、13 第2主面部、14 外周側面部、14A 用紙突当て面、14U、14L 用紙幅規制面
Claims (2)
- 幅方向或いは長さ方向に三つ折りされる所定サイズの用紙の三つ折り領域とほぼ等しい外形を有し、長手方向の一方側縁部に把持凸部を形成した折畳み型板体と、
一側部が開口されて用紙差込み口を構成し、この用紙差込み口と対向する奥行き内面を用紙突当て面としかつ上記用紙差込み口と直交し互いに相対する内側面を用紙幅規制面として構成し、上記用紙の三つ折り領域の幅よりも小さい奥行きを有して複数枚の用紙が重ね合わせて差し込まれる用紙差込み空間部を形成した用紙保持鞘体とから構成され、
上記折畳み型板体が、上記用紙保持鞘体の上記用紙差込み空間部に組み合わされ、その幅方向の第1側縁に沿って上記用紙差込み空間部に差し込んだ複数枚の上記用紙を外周面に重ね合わせるように二つ折りした状態にして上記用紙とともに上記用紙差込み空間部から抜き取られ、上記第1側縁と相対する幅方向の第2側縁に沿って上記用紙の残り領域を二つ折りして全体を三つ折りとした後にこの三つ折り用紙体から抜き取られることを特徴とする用紙折畳み器。 - 上記折畳み型板体には、上記把持凸部を形成した側縁部と対向する長手方向の他方側縁部に、外周面に重ね合わせるように折り畳んだ上記三つ折り用紙体を挟み込んで保持する用紙挟込みガイド凹部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の用紙折畳み器。
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JP2013139123A (ja) * | 2012-01-05 | 2013-07-18 | Disco Corp | 封筒文具、及び該封筒文具の使用方法 |
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