JPH0374992A - 映像記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はＰＡＬ方式にて再生色信号処理部に隣接トラッ
クのクロストーク除去のためのくし形フィｔｖ夕を用い
た映像記録再生装置に関するものである。

従来の技術 近年、映像記録再生装置、特にビデオテープレコーダの
画質の向上は目ざ！しいものがある。輝度信号のＦＭキ
ャリア周波数のハイバンド化により水平解像度、周波数
特性、Ｓ／Ｎ等の向上と高画質化が進む中、色信号に対
する改善も行なわれるようになってきた。特に色だれは
、こういった高画質化が進むとともに、目立ちやすくな
ってきていた。色だれの主な原因は再生色信号処理の際
、隣接トラックからのクロストーク成分の除去を行なう
くし形フィルタを用いているためであり、これはＮＴＳ
Ｃ方式では色信号を１水平期間（以下、１Ｈと称す）遅
延（ＰＡＬ方式では２Ｈ遅延）させ、遅延前の色信号と
加算している。しかし、ライン相関のある所では問題な
いが、ライン相関のない所（以下非相関部と称す）、例
えば色信号のあるラインから、すぐ後の色信号のないラ
インに移った所では本来、色信号のないラインのはずで
あるが、１Ｈ前の色信号成分が残ってし１い、色だれと
なっていた。このため、従来、ＮＴＳＣ方式では輝度信
号の非相関部分を検出し、この期間のみ、くし形フィル
タを通さないようにし１色だれの改善を行なっていた。

以下、図面を参照しながら、上述した従来の映像記録再
生装置の一例について説明する。第３図は従来の映像記
録再生装置のブロック図である。

１１は輝度信号再生回路、１２は非相関検出回路である
。非相関検出回路１２は１Ｈ遅延回路１２１とその入出
力を減算する減算回路１２２を有している。１３は色信
号再生回路、１４はくし形フィルタである。くし形フィ
ルタ１４はＮＴＳＣ方式の勿Ｉ　Ｈ曙延時間を持つ遅延
回路１４１と遅延前後の信号を加算する加算回路１４２
を有している。

１６は切替回路、１６は混合回路である。

以上のように構成された従来の映像記録再生装置につい
て、以下、その動作について説明する。

第４図は第３図中のａからｈ点での波形を示すものであ
る。第３図より、まず、輝度信号再生回路１１により再
生系の輝度信号処理が行なわれ出力され（第４図ａ）、
非相関検出回路１２の中の１Ｈ遅延回路１２１によＦＩ
Ｒ度信号ｄを１Ｈ遅延させ（第４図ｂ）、減算回路１２
２により遅延前ａと遅延後すの輝度信号を減算し、非相
関部分があれば、非相関バフレス信号Ｃ（第４図）を出
力する。

次に色信号再生回路１３より再生系の色信号処理を行な
った後、出力され（第４図ｄ）、＜Ｌ形フィルタ１４の
中の遅延回路１４１にて色信号ｄを１Ｈ遅延させ（第４
図ｅ）、１４２より遅延前ｄと遅延後ｅの色信号を加算
し、隣接トランクのクロストーク成分の除去を行なう（
第４図ｆ）。切替回路１６は非相関パフレ信号号Ｃにて
制御され、ライン相関のある所ではくし形フィルタ１４
を通し、非相関部ではくし形フィ！レタ１４を通さない
ため、色だれ部分が除去でき（第４図ｑ）、次に、混合
回路１５より輝度信号＆と色信号ｑを混合して映像信号
として出力される（第４図ｈ）。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、ＮＴＳＣ方式のよ
うに非相関部のくし形フィルタによる色だれは１Ｈであ
るため、非相関パＭス信号１Ｈ分を用いてこの期間のみ
くし形フィルタを通さないため、確実に色だれが除去で
きるが、ＰＡＬ方式ではこの色信号がＮＴＳＣ方式のよ
うに１Ｈごとの相関はなく、２Ｈごとの相関性でしかな
い。このため１信号号の隣接トランクによるクロスト−
り成分の除去を行なうには、２Ｈの遅延回路を用いたく
し形フィルタを用いる必要がある。従って非相関部のく
し形フィルタによる色だれは２Ｈであるため、非相関パ
ルス信号１Ｈ分を用いても確実に色だれが除去できなく
なる。第６図は第３図の従来の映像記録再生装置のブロ
ック図より、遅延回路１４１の遅延時間をＰＡＬ方式で
あるため、２Ｈとした時のａからｈ点での波形を示すも
のである。くし形フィルタ１４の出力信号は１（第５図
）のようになり、非相関部で２Ｈの色だれ成分（イ）　
、　（０）が発生するが、非相関パフレ信号号Ｃ（第６
図）は１Ｈであるため１色だれ成分（イ）のみ除去が行
なわれる。しかし第５図１．ｑに示すように（ロ）の成
分は除去できず残ってし筐い、映像信号として出力され
る（第６図ｈ）ため、色だれは完全に除去できないとい
う問題点を有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、再生輝度信号を１Ｈ遅延さ
せた後、非相関検出を行ない、この検知にもとづいて非
相関部の色だれの１Ｈ分の除去を行なうとともに、１Ｈ
遅延させた再生輝度信号と混合することにより１色だれ
が完全になくなるようにした映像記録再生装置を提供す
るものである。

課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の映像記録再生装置
は、輝度信号再生回路より出力された輝度信号を１Ｈ遅
延させる１Ｈ遅延回路と、前記ＩＨ遅延回路出力より非
相関部分を検出する非相関検出回路と、再生系の色信号
処理を行なう色信号再生回路と、前記色信号再生回路出
力より色信号の隣接トラックからのクロストーク成分を
除去するため２Ｈ遅延回路を用いたくし形フィルタと、
前記非相関検出回路出力より非相関部分のみ前記色信号
再生回路の出力が前記くし形フィルタを通らないよう前
記色信号再生回路と前記くし形フィルタの出力を切替え
る切替回路と、前記１Ｈ遅延回路の出力と前記切替回路
の出力を混合する混合回路とを備えたものである。

作　　用 本発明は上記した構成によって再生輝度信号を１Ｈ遅延
させた後、さらに１Ｈ遅延させ、これにより非相関検出
を行ない、この非相関部分のみくし形フィルタを通らな
いように切替えているため。

非相関部分のくし形フィルタによる２Ｈの色だれのうち
、２Ｈ目の成分を除去するとともに、最初に１Ｈ遅延さ
せた輝度信号と混合するため、色だれ成分は見かけ上な
くなり、色だれが改善されることになる。

実施例 以下、本発明の一実施例の映像記録再生装置について図
面を参照しながら説明する。第１図は本発明の一実施例
のブロック図を示す。第１図において、１は輝度信号再
生回路、２は１Ｈ遅延回路、３は非相関検出回路である
。非相関検出回路３は１Ｈ遅延回路３１とその入出力を
減算する減算回路３２を有している。４は色信号再生回
路、５はくし形フィＩＶ夕である。くし形ブイｌレグ５
は２Ｈ遅延回路６１とその入出力を加算する加算回路６
２を有している。６は切替回路、７は混合回路である。

以上のように構成された本実施例の映像記録再生装置に
ついて、以下、第１図及び第２図を用いてその動作を説
明する。第２図は第１図のａからｉ点での波形を示すも
のである。第１図において、輝度信号再生回路１により
再生系の輝度信号処理が行なわれ出力され（第２図ａ）
、１Ｈ遅延回路２にて輝度信号ａを１Ｈ遅延させ（第２
図ｂ）、次に非相関検出回路３の中の１Ｈ遅延回路３１
により１Ｈ遅延輝度信号すをさらに１Ｈ遅延させ（第２
図Ｃ）、減算回路３２によりｂとＣの輝度信号を減算し
、非相関部分であれば、非相関パルス信号を出力する（
第２図ｄ）。そして、色信号は色信号再生回路４より再
生系の色信号処理を行なった後、出力され（第２図ｅ）
、くし形フィルタ６の中の２Ｈ遅延回路５１にて色信号
ｅを２Ｈ遅延させ（第２図ｆ）、加算回路５２により、
遅延前ｅと遅延後ｆの色信号を加算し、隣接トラックの
クロストーク成分の除去を行なう（第２図ｑ）。

切替回路６は非相関パルス信号ｄにて制御され、相関の
ある部分ではくし形フィルタ５を通し、非相関部分では
くし形フィルタ６を通さないため。

非相関部分のくし形フィルタ６による２Ｈの色だれのう
ち、２Ｈ目の成分（ロ）が除去される（第２図ｈ）。次
に、１Ｈ遅延された輝度信号すと色信号りを混合するた
め、１Ｈ目の色だれ成分（イ）は見かけ上なくなり、映
像信号として出力される（第２図ｉ）。

以上のように本実施例によれば１Ｈ遅延回路２、非相関
検出回路３、色信号再生回路４、くし形フィルタ５、切
替回路６、混合回路７を設けることにより、ＰＡＬ方式
にて、非相関パ〃ス信号が１Ｈ分であるにもかかわらず
非相関部分のくし形フィルタ６による２Ｈ分の色だれ成
分を効果的に除去でき、高品位な再生画が得られる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、輝度信号再生回路より出
力された輝度信号を１Ｈ遅延させる１Ｈ遅延回路と、前
記１Ｈ遅延回路出力より非相関部分を検出する非相関検
出回路と、再生系の色信号処理を行なう色信号再生回路
と、前記色信号再生回路出力より色信号の隣接トラック
からのクロストーク成分を除去するため２Ｈ遅延回路を
用いたくし形フィルタと、前記非相関検出回路出力より
、非相関部分のみ前記色信号再生回路出力が前記くし形
フィルタを通らないよう切替える切替回路と、前記１Ｈ
遅延回路出力と前記切替回路出出を混合する混合回路を
設けることにより、ＰＡＬ方式にて非相関パフレス信号
が１Ｈ分であるにもかかわらず、非相関部分のくし形フ
ィルタによる２Ｈ分の色だれ成分を効果的に除去でき、
高品位な再生画が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の映像記録再生装置のブロッ
ク図、第２図は同映像記録再生装置の要部の信号波形図
、第３図は従来の映像記録再生装置のブロック図、第４
図は同映像記録再生装置のＮＴＳＣ方式での要部波形図
、第６図は同映像記録再生装置のＰＡＬ方式での要部波
形図である。 ２・・・・・・１Ｈ遅延回路、３・・・・・・非相関検
出回路。 ４・・・・・・色信号再生回路、６・・・・・・くし形
フィルタ、６・・・・・切替回路、７・・・・・・混合
回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 輝度信号再生回路より出力された輝度信号を１水平期間
   遅延させる１水平期間遅延回路と、前記１水平期間遅延
   回路出力よりライン相関のない部分を検出する非相関検
   出回路と、再生系の色信号処理を行なう色信号再生回路
   と、前記色信号再生回路出力より色信号の隣接トラック
   からのクロストーク成分を除去するため２水平期間遅延
   回路を用いたくし形フィルタと、前記非相関検出回路出
   力によりライン相関のない部分のみ前記色信号再生回路
   の出力が前記くし形フィルタを通らないよう前記色信号
   再生回路と前記くし形フィルタの出力を切替える切替回
   路と、前記１水平期間遅延回路出力との前記切替回路の
   出力とを混合する混合回路とを備えたことを特徴とする
   映像記録再生装置。