JPH0374413A - スチレン系重合体の懸濁重合法 - Google Patents

スチレン系重合体の懸濁重合法

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JPH0374413A
JPH0374413A JP21019989A JP21019989A JPH0374413A JP H0374413 A JPH0374413 A JP H0374413A JP 21019989 A JP21019989 A JP 21019989A JP 21019989 A JP21019989 A JP 21019989A JP H0374413 A JPH0374413 A JP H0374413A
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JP
Japan
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styrene
suspension polymerization
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parts
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JP21019989A
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Kazuhiko Sho
正 和彦
Hideo Kasahara
秀夫 笠原
Ikuji Otani
郁二 大谷
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スチレン系重合体の製造方法に関する。
さらに詳しくは、本発明は、特定の重合開始剤を重合系
に存在させて重合する、強度の優れたスチレン系重合体
の懸濁重合方法に関する。
(2、m、nは1〜20の整数であり、R8、R1,R
3、R4は水素、炭素数1〜5のアルキル基、シクロヘ
キシル基、またはフェニル基であって、少なくとも1つ
は炭素数2〜5のアルキル基である。) で示される繰返し単位少なくとも3個を有する有機過酸
化物を、スチレン系単量体100重量部当たり、0.0
3重量部〜3重量部存在させて、温度50℃〜160℃
で重合させることを特徴とする、スチレン系重合体の懸
濁重合方法。
(従来の技WI) 従来、懸濁重合法は溶液重合法、塊状重合法に比較して
、低分子量成分の生成量が少なく、強度的に優れた重合
体が得られ易いことから多用されてきた。しかし、生産
性は溶液重合法、塊状重合法に比べ低いために、種々の
改良が行われてきた。
懸濁重合法には、重合開始剤として分解温度の低い過酸
化ベンゾイル等の低温分解型の有機過酸化物が多く使用
されてきた。収率を高めるために、重合開始剤を多量に
添加すると、重合初期に低分子量成分が多く生威し、結
果としてスチレン系重合体の強度を低下させることにな
る。また、高分子量スチレン系重合体を製造する時には
、重合温度を下げたり、重合開始剤の添加量を減少させ
たりする方法が用いられてきたが、これらの方法では、
単位時間当たりの収量の低下は免れえない。
これらの欠点を改良するために、種々の重合開始剤が提
案されている0例えば、1.l−ジーを一ブチルパーオ
キシー3.3.5−)リメチルシクロヘキサンを使用す
る方法が特開昭55−7455号公報に示されている。
しかし、単位時間当たりの収量の向上、そして得られた
スチレン系重合体の強度向上といった点の改良は不十分
である。
また、懸濁重合法は溶液重合法、塊状重合法に比較して
、強度に優れたスチレン系重合体が得られ易いが、しか
し、引張試験時に降伏点を示さずに破壊するという従来
の脆性破壊挙動を越えるものは得られない。
(発明が解決しようとする1111) 本発明者らは、かかる現状に鑑み、スチレン系単量体を
重合させる際に、重合開始剤として特定の有機過酸化物
を重合系に存在させて重合することにより、単位時間当
たりの収量を低下させることなく、従来のスチレン系重
合体には見られなかった破壊挙動を示す、強度の優れた
スチレン系重合体を与える懸濁重合方法を鋭意検討し、
本発明に到達した。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明は; スチレン系単量体を懸濁重合法により重合させる際に、
重合開始剤として、一般式= (1、m、、nは1〜20の整数であり、RI。
Rs、Rs、R1は水素、炭素数1〜5のアルキル基、
シクロヘキシル基、またはフェニル基であって、少なく
とも1つは炭素数2〜5のアルキル基である。) で示される繰返し単位型なくとも3個を有する有機過酸
化物を、スチレン系単量体100重量部当たり、0.0
3重量部〜3重量部存在させて、温度50℃〜160℃
で重合させる、スチレン系重合体の懸濁重合方法を提供
するものである。
以下、さらに本発明の詳細な説明する。
本発明に用いる重合開始剤は、一般式(f:′rc示さ
れる繰り返し単位を少なくとも3個、好ましくは5〜3
0個含有するものである。さらに、40〜90℃の温度
において10時間の半減期を示すものであることが好ま
しい、この半減期が40℃未満のものは、貯蔵上及び取
扱上煽発等の危険が伴うし、また90℃を超えるものは
重合に長時間を要し、生産性の著しい低下をもたらし好
ましくない。
これらの有機過酸化物の10時間半減期を示す分解温度
は、これをラジカルに対して比較的不活性な溶剤例えば
トルエン、ベンゼンに0.1モル/lの濃度で溶解し、
この溶液を窒素置換したガラス管中に密封し、恒温層に
浸し、熱分解させるという実験を、恒温槽の温度を変え
て繰返して行い、特開昭60−13805号公報記載の
方法に従って、求めることができる。
このような有機過酸化物としては、例えば、次に示す繰
返し単位を有するものを挙げることが出来る。
本発明では、一般式(A)で示される繰り返し単位を有
する開始剤をスチレン系単量体100重量部当たり0.
03〜3.0重量部の割合で使用することが必要である
。より好ましくは0.06〜2重量部である。
開始剤の量が0.03重量部未満の場合は、重合速度が
著しく遅(なり、また、得られるスチレン系重合体の強
度が向上しない、3重量部を超える場合は、重合反応速
度が早く反応熱の除去が回能となる。
本発明においては、さらにスチレン系単量体の重合に通
常使用される有機過酸化物、例えば遇酸化ベンゾイル、
ジクミルバーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエート
、2.2−ジ−t−ブチルパーオキシブタン、エチル−
3,3−ビス(1−ブチルパーオキシ)ブチレート、1
.1−ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−)リメ
チルシクロヘキサン、1.1−ジ−t−ブチルパーオキ
シシクロヘキサン等や、アゾ化合物、例えばアゾビスシ
クロへキシルカーボニトリル等少なくとも1種以上を併
用することも出来る。なお、その添加量は、本発明の効
果を損なわない程度であることが必要である。
本発明において、スチレン系単量体とは、スチレン、α
−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、ビニルトルエ
ン、ビニルキシレン、ビニルナフタレン等であり、これ
らを単独で用いるか、あるいは混合して用いることも出
来る。
本発明において、重合温度は50℃N160℃の範囲で
あることが必要である。より好ましくは60℃〜150
℃の範囲である。50℃未満であると、重合反応速度が
著しく遅くなり、単位時間当たりの収量が低下して好ま
しくない、また、160℃を超える場合は反応速度が著
しく速くなり、重合熱の除去が困難となる。また、低分
子量スチレン系重合体が多量に生威し、スチレン系重合
体の強度を低下させるので好ましくない。
より好ましい重合方法は、少なくとも二段階の重合温度
を設定するのが良い、その際、第一段階は50℃〜13
0℃、第二段階は100℃〜160℃の範囲に設定する
のが良い。
・本発明において、重合時に分子量を調整するために、
分子量調整剤、例えばメルカプタン類、α−メチルスチ
レンダイマー等を添加することも可能である。
このようにして得られた重合体分散液は、次いで常法に
従い、中和し、未反応単量体や水分を脱水除去、乾燥す
ることにより、目的とするスチレン系重合体を分離する
ことが出来る。
本発明の方法は、四分式、連続式のいずれによっても行
うことが出来る。
また、未反応単量体や水分等を回収する前又は後の任意
の段階で、スチレン系重合体に慣用されている添加剤、
例えば酸化防止剤、滑剤、可塑剤、難燃剤、着色剤等を
配合することが出来る。
このような滑剤として、ステアリン酸、ベヘニン酸、ス
テアリン酸亜鉛、エチレンビスステアロアミド等を、 また、可塑剤として、ξネラルオイル、ポリエチレング
リコール等を、 酸化防止剤としては、例えば2.6−ジー1−ブチル−
4−メチルフェノール、ステアリル−β−(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト、トリエチレングリコール−ビス−3−(3−t−ブ
チル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオ
ネートなどを、難燃化剤としては、例えばトリ(2,4
−ジーt−プチルフ翼ニル)ホスファイト、4.4’ブ
チリデン−ビス(3−メチル−6=t−ブチルフェニル
−ジ−トリデシル)ホスファイトなどをそれぞれ挙げる
ことができる。
本発明の方法により得られるスチレン系重合体は、機械
的強度が優れ、成形性が良好なので、各種製品の酸形材
料に好適に用いることができる。
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明する。但し
、本発明はこれらの実施例によって限定されるものでは
ない。
なお、各例中の物性は、次に示す方法に従って測定した
ものである。
■ 重量平均分子量: GPC測定法により、東洋曹達工業■製GPC(HLC
−802A) 、同社製GPCカラム(TSK−G已L
−GMHを二本使用)を用いて測定。
■ メルトフローレー) (MFR):130  R1
13の方法に準じて測定。
■ 繰返し衝撃強度= 200℃テ圧wIy′lA形サレタ角状試験片(9×5
X0. 2C11)の中心から長袖方向2.50の2個
所を金具で回定し、3/4R130gのξサイルを50
の高さから試験片の中心に落下させ、クラックが発生す
る迄の回数を求める。
■ 引張り応カー歪み曲線のパターン:引張強度測定時
のチャート。
(実施例1) 容量7(lのオートクレーブ中に、純水25kg。
第3リン酸カルシウム150g、  ドデシルベンゼン
スルホン酸ソーダ0.75gを加えた後、200rpm
で攪拌を始める0次いで、スチレン25咄、次式で示さ
れる繰返し単位7個を有する開始剤(重量平均分子量2
,320.10時間半減期64.4℃)250gを加え
、反応器中の酸素を窒素で置換する。
反応液を昇温し、110℃で2時間、120℃で2時間
、140℃で3時間重合する。その後、冷却し、常法に
従って、中和、脱水、乾燥し、押出機でペレット化する
このベレットを用いて物性を測定した。その結果を表−
1に示す。
(実施例2) 開始剤の量が50gであり、重合温度、時間が100℃
で3時間、120℃で2時間、140℃で3時間である
以外は、実施例1と同様の処方、操作を行い、ベレット
を得た。
その物性を表−1に示す。
(比較例1) 開始剤としてt−ブチルパーベンゾエートを25g用い
、重合温度、時間が110℃で5時間、12.0℃で2
時間、140℃で3時間である以外、実施例1と同様の
処方、操作を行い、ベレットを得た。
その物性を表−1に示す。
(実施例3) 開始剤の量が75gであり、重合温度、時間が75℃で
3時間、120℃で2時間、140℃で2時間である以
外は、実施例1と同様の処方、操作を行いベレットを得
た。
その物性を表−2に示す。
(比較例2) 開始剤として、3.3−ビス(t−ブチルパーオキシ)
シクロヘキサンを25g用い、重合温度、時間が95℃
で3時間、ito℃で3時間、125℃で3時間である
以外は、実施例1と同様の処方、操作を行いベレットを
得た。
その物性を表−2に示す。
本発明の特定の開始剤を用いることにより、中分子量、
高分子量ポリマー製造時の生産性を低下させることなく
、強度の、優れたスチレン系重合体が得られることが理
解出来る。
また、本発明の開始剤を用いることにより、従来のスチ
レン系重合体の破壊挙動(パターンB)とは異なった降
伏点と破壊点を有し、第1図に示されるような破壊パタ
ーンAを有するスチレン系重合体が得られる。
このような挙動を示す本発明のスチレン系重合体の強度
は、従来の脆化破壊挙動を示す比較例に比して、著しく
高いことが理解できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例(比較例)に使用したスチレン系重合
体の引張り応カー歪み試験の結果を示すグラフである。 (発明の効果) 本発明においては、特定の有機過酸化物を用いて、特定
の重合温度範囲でスチレン系単量体を懸濁重合すること
により、降伏点と破断点を有する強度的に優れたスチレ
ン系重合体を効率よく製造することが出来る効果がある

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 スチレン系単量体を懸濁重合により重合させる際に、重
    合開始剤として、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (l、m、nは1〜20の整数であり、R_1、R_2
    、R_3、R_4は水素、炭素数1〜5のアルキル基、
    シクロヘキシル基、またはフェニル基であって、少なく
    とも1つは炭素数2〜5のアルキル基である。) で示される繰返し単位少なくとも3個を有する有機過酸
    化物を、スチレン系単量体100重量部当たり、0.0
    3重量部〜3重量部存在させて、温度50℃〜160℃
    で重合させることを特徴とする、スチレン系重合体の懸
    濁重合方法。
JP21019989A 1989-08-16 1989-08-16 スチレン系重合体の懸濁重合法 Pending JPH0374413A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011088984A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Sekisui Plastics Co Ltd 低分子量スチレン系重合体粒子及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011088984A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Sekisui Plastics Co Ltd 低分子量スチレン系重合体粒子及びその製造方法

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