JPH0374268A - 動力舵取装置の油圧反力装置 - Google Patents

動力舵取装置の油圧反力装置

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JPH0374268A
JPH0374268A JP21117389A JP21117389A JPH0374268A JP H0374268 A JPH0374268 A JP H0374268A JP 21117389 A JP21117389 A JP 21117389A JP 21117389 A JP21117389 A JP 21117389A JP H0374268 A JPH0374268 A JP H0374268A
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JP
Japan
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reaction
steering
reaction force
oil pressure
hydraulic
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Application number
JP21117389A
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English (en)
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Yasuyoshi Emori
江森 靖芳
Yukimitsu Minamihata
南端 幸光
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/02Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to vehicle speed

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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、動力舵取装置において車速等を始めとする車
輌の各種走行条件に応じて適切な操舵力制御を行なうた
めに用いて好適な油圧反力装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
自動車のハンドル操作力(操舵力)を軽減するための動
力舵取装置において、車輌の走行速度(車速)に応じた
操舵力制御を行なう車速感応型の油圧反力装置が従来か
ら種々提案されている。
すなわち、車輌停車時や低速走行時には、反力油圧を最
小限とし軽快な操舵操作を可能とするとともに、高速走
行時には反力油圧を増大させてハンドルに剛性感をもた
せ、直進時の安定性を確保し得るような操舵力制御を、
動力舵取装置における入、出力軸間を、反力油圧の大き
さに応じて選択的に拘束する反力ビストンで相対的に同
動させたり拘束したりすることで行なうものであった。
この種の油圧反力装置として従来一般には、反力油圧を
ポンプから流路切換弁を介してパワーシリンダに至る主
油圧通路の一部から分流して用い、これをスプールバル
ブ等による反力油圧制御弁で制御し、反力ビストンを動
かずための油J」:反力室に導く構成が、たとえば特開
昭8l−xo5273t;公報、特開昭81−1324
86号公報、実開昭82−25265号公報、特開昭8
3−68487号公報などにより提案されていた。そし
て、これら従来装置では、と逃した反力油圧制御弁を、
車速センサ、さらに舵角センサやトルクセンサなどから
の検出信号によりコントローラからの出力電流で所要の
作動力を発生させ得るソレノイドコイルやステッピング
モータ等の電気的なアクチュエータを用いることが一般
に行なわれており、このような電子制御により油圧反力
装置を適切かつ確実に作動させ、車速や操舵状況に応じ
た操舵力制御を行なえるものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来装置によれば、油圧反力室
に至る反力油圧を車速などに応じて制御するために反力
油圧制御弁を必要とし、またこの制御弁を作動させるた
めの駆動源として、車速センサなどからの検出信号に応
じて電流出力を変換する変換器を有するマイコン等を用
いたコントローラにより駆動制御されるソレノイドコイ
ル等のアクチュエータを必要としており、構成部品点数
が多く、構造が複雑化し、コスト高を避けられないもの
であった。さらに、上述したコントローラでは、電磁波
障害等の外乱に対する対策が安定した制御を行なううえ
で不可欠であり、この点からもコスト高となる等の問題
もあった。
このため、たとえば実公昭81−32851号公報等に
より、車速の増減に応じて吐出流量が増減変化される車
速感応型の油圧ポンプを、反力油圧源としてメインポン
プとは独立して用いてなる簡易型の油圧反力装置が提案
されるようになっており、前述した従来例に比べ構成等
を簡略化できるうえで、その利点は大きいものであった
。しかしながら、このような簡易型装置においても、車
速感応型ポンプを単純に油圧反力室に直結することはで
きないもので、ポンプからの吐出流量に応じて作動され
油圧反力室への反力油圧を所要の状態に制御するスプー
ルを有する油圧制御式のスプールバルブを圧力制御弁と
して用いることが必要であった。特に、上述した圧力制
御弁は、車速に伴なってポンプからの吐出流量を増大さ
せることで、スプール内通路中に設けた可変絞りと固定
絞りの上。
下流で生じる圧力差を利用してスプールを駆動制御する
とともに、これら両絞りの上流側から導出させた反力通
路を経て反力油圧を油圧反力室に給送するようにした構
造であり、構造や制御が複雑で、コスト高を招くばかり
でなく、車速感応型ポンプから吐出される圧油を油圧反
力室に制御して導びくために多くの流量を必要とするこ
とから、大型ポンプが必要で、装置大型化を招いてしま
う等といった問題もあった。
さらに、このような圧力制御弁を用いたとしても、車速
感応型ポンプを反力油圧制御用として、動力舵取装置の
操舵系とは独立して構成したものでは車速のみに対応し
、それ以外の車輌の各種走行条件、たとえば舵取りハン
ドルへの入力トルク等といった操舵状況や走行路面から
のキックパック等の外的条件等といった操舵系での動き
には何らの関連付けもないために、パワーシリンダ出力
による操舵力制御を各種走行条件に対応して行なえるよ
うな操舵反力制御は全く期待できないものであった。た
とえば舵取りハンドルでの手応え感は、車速が増大する
にしたがい、これに比例して大きくなることが望まれる
が、単純に車速のみで制御される反力油圧では、このよ
うな要求を満足することはできないもので、これらの問
題点を一掃し得る伺らかの対策を講じることが望まれて
いる。
特に、この種の油圧反力装置において必要とされること
は、構成をできるだけ簡素化しコスト低減化を図るとと
もに、上述した油圧反力を、車速や操舵状況に応じて必
要とされる操舵力が得られるような操舵反力を生じさせ
るに足る大きさや特性をもつように比例制御し、適切か
つ確実な操舵反力を得て操舵力制御を行なえることが望
まれており、このような点を考慮しなければならない。
〔課題を解決するための手段〕
上述した要請に応えるために本発明に係る動力舵取装置
の油圧反力装置は、車速に応じて吐出流量が変化する。
車速感応型ポンプからの圧油が導入されることで操舵系
側での入、出力軸間での相対的な回動変位を選択的に拘
束する反カプランジャと、これに反力油圧を作用させる
油圧反力室とを備えてなり、この油圧反力室をタンク側
に接続する通路を設けるとともに、この通路の開口面積
を反力プランジャの動きで変化させ得るようにしたもの
である。
〔作用〕
本発明によれば、反力油圧源としての車速感応型ポンプ
からの反力油圧を、油圧反力室に導くとともに、この油
圧反力室をタンク側に接続する固定絞り部と可変絞り部
とからなる通路の開口面積を、操舵系側での舵取操作等
に応じた流路切換弁やこれに連動するパワーシリンダ出
力に同期して変位する反力プランジャの動きで開閉制御
することで、油圧反力室での反力油圧を、車速や操舵状
況等の車輌の各種走行条件に応じて適切かつ確実に制御
し、動力舵取装置における操舵系での動きに関連付けら
れた操舵反力を得ることが可能となり、これにより車速
や操舵状況の変化に適合した操舵力をもって舵取操作を
適切に行なえる。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は本発明に係る動力舵取装置の油圧
反力装置の一実施例を示し、これらの図において、まず
、動力舵取装置lにおける油圧回路の概略を、第1図を
用いて簡単に説明すると、この装置アクチュエータとな
るパワーシリンダ(P/Cで示す)に圧油を給送するメ
インポンプPから吐出される圧油は、主油圧通路2によ
って舵取操作に伴なう操舵方向や操舵角度によりパワー
シリンダP/C左、右室への油圧制御を通路3a、3b
により選択的に行なう流路切換弁Cvを通って戻り通路
2aによりタンクTに還流されることは周知の通りであ
る。また、4は上述したメインポンプPによる圧油供給
系とは独立して構成された後述する油圧反力装置20を
構成する反力油圧制御系で、通路4a、4bの途中に車
速に応じて吐出流量を変化させ得る車速感応型ポンプと
してのサブポンプ5ubPが設けられ、その下流側に本
発明を特徴づける@lおよび第2の可変絞り部5.6 
(後述する)が並列接続して介在され、かつその上流側
での流体圧力が油圧反力装置20の油圧反力室23での
反力油圧となるような構成となっている。なお、図中7
a、7bは正、逆転される前進、後進時におけるポンプ
sub Pからの流れに対してのリリーフ弁である。ま
た、上述した車速感応型ポンプsub Pとしては、車
速に応じて吐出流量が変化されるトランスミッション出
力軸で駆動される小型モータやオートマチックトランス
ミッションの小型ポンプ、さらにスピードメータケーブ
ルの取出し口に取付けた小型ポンプ等を用いるとよい。
一方、上述した動力舵取装置lにおけるパワーステアリ
ング本体部は、周知の通り、概略第4図に示すような構
成とされている。すなわち、図中符号lOは図示しない
舵取ハンドル側に連結される入力軸(スタブシャフト)
、llはこの入力軸10の左端側にトーションバー12
を介して連結されるとともに図示しない舵取リンク機構
を構成するラック13と噛合するピニオンllaを有す
る出力軸(ピニオン軸)で、これら両軸10゜11はそ
の操舵方向に適宜回転操作される。そして、このパワー
ステアリング本体部を構成するボディ14内で上述した
両軸10,11には、回転式の流路切換弁15(CV)
を構成するロータ16およびスリーブ17がそれぞれ一
体的に設けられ、その相対的な回転変位により前述した
メインポンプP、タンクTとパワーシリンダ出力C(7
)左、右シリンダ室(CI 、C2)との間の流路切換
えを行なうように構成されている。なお、このような回
転式流路切換弁15の構成等は従来から周知の通りであ
り、その詳細な説明は省略する。
20は流路切換弁15を構成するロータ16およびスリ
ーブ17と一体の入、出力軸to、it間に介装されこ
れら両部材間での相対的な回動変位に選択的に拘束力を
作用させるように設けられる油圧反力装置で、この油圧
反力装置20は、第2図等からも明らかなように、入力
軸lO外周部で相対向する位置から放射方向に突設され
た二個の反力アーム21.21と、これら各アーム21
に対しその回転方向両側に位置するようにして前記出力
軸ll側に摺動自在に支持されている 0 二対のプランジャ22.22と、これらプランジャ22
.22の外側でボディ14との間に形成された油圧反力
室23等によって構成されている。
そして、この抽圧反力室23に対して車速等といった車
輌の各種走行条件に応じて適宜供給される反力油圧によ
り、各プランジャ22.22で反力アーム21に対し所
要の拘束力を作用させ、これにより入、出力軸10.1
1間での相対的な回転状態を適宜拘束し、必要とされる
操舵反力を得て適切な操舵力制御を行なえるものである
なお、24は各プランジャ22をアーム21側に摺動自
在に保持するガイド孔、25は各ガイド孔24の外方端
に臨みプランジャ22後端側を係止するリテーナ、26
はその固定用ねじで、さらに第4図中28は反力室から
洩れ出す圧油をアーム21が臨む空間部からタンク側に
戻す通路孔である。また、各プランジャ22のアーム2
1側との接触側端面には、中立状態における入、出力軸
10.11間でのがた付きを調整し、アーム21との適
切かつ確実な接触状態を得るための小径突1 部27が一体に突設されている。さらに、上述した反力
アーム21.21は、入力軸10が所定角度以上回動さ
れることで、出力軸11側に当接しこれら両軸10,1
1を連結するフェールセーフ機構をも構成しているもの
である。ここで、この実施例における油圧反力装置20
は、たとえば特開昭82−292589号公報等に示さ
れているもので、その詳細な説明は省略する。
さて、本発明によれば、上述した動力舵取装置1の油圧
反力装置20において、車速に応じて吐出流量が変化す
る車速感応型ポンプ(subP)からの圧油が導入され
ることで操舵系側での入、出力軸10.11間での相対
的な回動変位を選択的に拘束する反力プランジャ22に
反力油圧を作用させる油圧反力室23をタンクT側に接
続するチョーク状の通路30.31を設けるとともに。
この通路30.31の開口面積を反力プランジャ22.
22の動きで変化させるようにしたところに特徴を有し
ている。ここで、この実施例では、左、右二対のプラン
ジャ22のうち、少なくとも2 左、右一対のプランジャ22.22を摺動自在に保持す
るガイド孔24.24に開口するように通路孔(第4図
において断面位置とは周方向にずれた位置に穿設される
)を穿設することで、上述した通路30.31を穿設し
ており、そのガイド孔24.24での開口端をプランジ
ャ22.22が選択的に開閉することで、前述した第1
および第2の可変絞り部5,6を形成した場合を示して
いる。この場合、これら両可変絞り$5.6は、左、右
いずれか一方への操舵時において、第3図(a)に示す
ように一方(右側)が可変絞り部となるとともに、他方
(左側)は固定絞り部として機能し、逆操舵時にはこれ
らが逆になるものである。すなわち、本発明によれば、
左、右操舵時において油圧反力室23を、一定の開口面
積をもってタンクT側に連通させるとともに、その操舵
状態に応じて開口面積が制御される可変絞り部をもつ構
成であればよい。なお、このような油圧反力室23をタ
ンクT側に接続する通路としては、第3図(b)に示す
ようにプランジャ22.22に穿設した通路孔30a、
31aであってもよいことは容易に理解されよう。さら
に、上述した実施例では、二対のプランジャのうち一対
のものに設けているが、二対共に設けても、あるいは相
対向する位置にあるプランジャに対応して設けてもよい
もので、要は左、右操舵時にプランジャ22の動きで開
閉される可変絞り部と固定絞り部とが形成されておれば
よい。
そして、このような構成では、反力油圧発生源としての
車速感応型ポンプsub Pからの反力油圧を、油圧反
力室23に導くとともに、この油圧反力室23をタンク
T側に接続する固定絞り部と可変絞り部とになる第1お
よび第2の可変絞り部5.6からなる通路30.31の
開口面積を、操舵系側での舵取操作等に応じた流路切換
弁15やこれに連動するパワーシリンダ出力に同期して
アーム21.21により変位される反力プランジャ22
の動きで開閉制御する(操舵角が大きくなるにしたがっ
て絞られる)ことで、油圧反力室23での反力油圧を、
車速や操舵状況等の車輌の4 各種走行条件に応じて適切かつ確実に制御し、動力舵取
装置工における操舵系での動きに関連付けられた所要の
操舵反力を得ることが可能となり、これにより車速や操
舵状況の変化に適合1.た操舵力をもって舵取操作を適
切に行なえる。
すなわち、車速に応じて吐出流量が変化するポンプ5i
ll)Pからの圧油を圧力制御弁等を介して反力室23
に供給する従来装置では、本発明装置を示す第51旬(
a)、(+1)ど第6図(a)、(b)との比較から明
らかな通り、流路切換弁1,5による操舵角(変位角)
−rs圧特性は同じであるが、操舵角反力圧特性は明ら
かに異fJSフており、従来例では、重速との関係によ
って所定圧力の反力油圧が操舵角変化にかかわらず、常
に一定となるが、本発明装置では、操舵角が小さいとき
には反力圧が小さく、車速に伴なって特性カーブの異な
る特性1411!lllが得られるもので、これは可変
絞り部による開11面積の変化から生にる効果である。
そして、このような可変絞り部(5または6)による反
力圧特性により、第7図(a)に示すような入力トル5 クーPSfE特性が得られるもので、車速が増大するに
したがって、立りりが緩やかな顛きをも一つ特性を得る
ことが可能で、従来装置の場合立−Lりの傾きが同じ特
性曲線が、車速に伴なって単にずれるだけの同図(b)
との比較においてその利息は明らかであろう。
このような本発明によれば、動力舵取装置1における流
路切換弁15での変位に伴なって反力F(:が徐々に増
大するように制at、得るため、ハンドルを切らない非
操舵時において反力圧を低く1.ておくことが可能で、
これにより従来のようにilj速に応じて常に所定圧力
の反力圧が操舵状況にかかわらず作用17ている場合に
比べて油圧反力室23などのシール材への影響を小さく
でき、しかも操舵系の部材代の摺9h抵抗も小さくでき
、低フリクションによって操舵感覚を向トさせ得る等の
利点がある。なお、上述した第5図ないし第7図におい
てV O、V 1 、 V 2 、 V 3 、 V 
4 、 V xなどは重速の低速高速への変化する状態
を示している。また、第8図は車速と反力圧との関係を
示す特性図で、6 その関係は明らかであろう。
さらに、本発明装置では2従来のような圧力制御弁等を
必要としない簡単な構成によって所安の操舵反力制御を
行なえ、また反力油圧制御用としての制御バルブやその
駆動用としての電気的アクチュエータ、コントt2−ラ
、センサ類等の高価な部品を必要とする電子制御式でも
なく、構成の簡素化と装置全体の小甲化等が図れるとと
もに、コスト低減化もni能である。また、単に反力プ
ランジャ22のa8′により開口面積が制御されるタン
ク室Tへの通路30.31等を形成するだけでよいため
、従来既存の装置にも簡単に適用でき、汎用性等の面で
優れており、また車速センサを始めコントロ・−ラ等の
ように電磁波障冑等の外乱影響を受は易い部品がないた
めに、高い信頼性妃もった反力油圧制御を行なえるとい
う利点がある。
ここで、−上述した可変絞り部5,6を構成する通路3
0.31としては、たとえば第9図に示すように、複数
個の通路孔32の組合わせによって構成されたものでも
よく、適宜の変形例が考えられる。また、第10図(a
)、(b)、(e) 、第11因(a)、(b) 、第
12図(a)、(b) ニ示したよ5に、異形断面を有
する通路孔、チYンファ部33を開口」端部分にイiす
る通路孔、さらに、斜めに穿設された通路孔による楕円
形開口を有する通路等というように種々の変形例が考え
られよう。
第13図ないし第15図は本発明に係る動力舵取装置の
油圧反力装置の別の実施例を示すもので、この実施例で
は、油圧反力室23をタンクT側に接続する絞り3i!
IN8と12で、一定の開口面積をもって接続する固定
絞り部9(第14図中符畦34で示す通路孔による)と
開口面積が反力プランジャ22により変化される可変絞
り部8(第15図中符号35.35で示す通路による)
とで横1&1゜た場合を示17、この場合にも前述した
実施例と路間等の作用効果を奏することは容易に理解さ
れよう。
ここで、この実施例での油圧反力装置20は、出力1l
i11内で放射方向に対向;7て形成された一対のガイ
ド孔24.24内に摺動部1在に保持さ 7 8 れかつ外方端側から反力油圧が与えられることにより求
心方向に移動される二個の反力プランジャ22.22と
、これらプランジャ22.22の移動方向と直交して入
力軸lO外周に形成されプランジャ22.22内方端が
接することで拘束力を受ける反力受部29.29を備え
ている。そして、これら各反力受部29.29の回転方
向両側でのプランジャ22,22峠接する接触面29a
、29a;29a、29aのそれぞれを、入、出力軸1
0.11間での相対的な回転変位によるプランジャ22
.22内方端上での接触点Sが常に一定位置となるよう
な創成曲線等に基づいた形状で形成するようにしている
なお、40はガイド孔21.21からのプランジャ22
.22の脱落を防止する脱落防止部材として例示した脱
落防止リング、41はその装着用環状溝である。
上述した構成による油圧反力室23に対して車速等とい
った車輌の各種走行条件に応じて適宜供給される反力油
圧により、操舵操作時には、各プ9 ランジャ22.22が反力受部29側に略一定した接触
点Sで接触し、必要かつ充分な大きさをもつ反力トルク
を有効に作用させて所要の拘束力を生じさせ得るもので
、これにより入、出力軸10.11間での相対的な回転
状態を適宜拘束し、必要とされる操舵反力を得て適切な
操舵力制御を行なうことが可能となる。ここで、上述し
た実施例との相違する点は、両プランジャ22゜22が
左、右両方向への操舵時においても、共に動作し、通路
35.35を可変絞り部として開閉することで、片側の
みに設けてもよい。
さらに、このような実施例構造では、固定絞り部9を可
変絞り部8に併合し、−個所の通路開口部で両方を兼用
する等といった変形例も考えられる。
そして、このような構成では、受圧面積の大きな反力プ
ランジャ22を限られたスペース内で得ることが可能で
、装置全体の径方向の小型かつコンパクト化を図り、ま
た小さい反力油圧で大きな反力トルクを得ることが可能
となることから、別0 置の小型ポンプを反力油圧源として用いることが可能と
なる等の利点がある。
なお、上述した実施例では、二個のプランジャ22を用
いた場合を示したが、これに限定されず、第16図や第
17図に示すように、三個、四個というように二個以上
のプランジャ22を用い、これを軸回りに配置してもよ
いもので、この場合入力軸lOの形状を変更し、反力受
部29を図示のように構成するとよい、ここで、このよ
うな構成による油圧反力装置20の構成等は、たとえば
特開昭83−25177号公報等に示されており、その
詳細は省略する。
第18図には、油圧反力装置20として、出力軸11に
設けられたフランジ@1150に軸線方向に貫通して形
成されたガイド孔51と、このガイド孔51内で軸線方
向にのみ摺動自在に保持された複数個のポール52と、
これらのポール52が係合する回転方向両側が傾斜面と
されている係合凹部53を有し入力軸lOに前記フラン
ジ部50の一側面と対向して設けられた複数の反力受部
54と、前記フランジ部21の他側面側に形成された油
圧反力室23と、この油圧反力室23内に前記入、出力
軸10.11と同軸上で摺動自在に保持され前記ポール
52を反力受部54の係合凹部53内に押圧し反力油圧
に応じた拘束力を入、出力軸10.11間に作用せしめ
るリング状の反力プランジャとしての反力ビストン55
とによって構成されている。
なお、図中56は前記油圧反力室23の他端側をシール
するために出力軸11外周部にわずかな油密クリアラン
スをもって嵌装されたシール部材で、その外周部にはボ
ディ14との間をシールするシールリング56aが設け
られている。しかし、必ずしもこのようなシール部材5
6は必要なく、図中57で示すオイルシールによりシー
ルしてもよい。さらに、上述した油圧反力ビストン55
を常時ポール52側に付勢しこのポール52の無用な移
動を阻止するセットスプリング等を必要に応じて油圧反
力室23内に付設するようにしてもよいことも明らかで
あろう。
1 2 上述した構成によれば、ボディ14内で軸線方向に移動
されるリング状の反力ビストン55の左端部が油圧反力
室23内に臨み油圧反力を受ける受圧面とされているた
め、径方向において必要最小限のスペース内で受圧面積
を従来に比べて増大させることができ、これによりこの
油圧反力装置20付設部分での小をかつコンパクト化を
達成し得るとともに相対的に所要の油圧反力を得るため
の油圧発生源を小さくし得る等の利点がある。
また、本実施例によれば、車速等といった車輌の各種走
行条件に応じて適宜供給される反力油圧により軸線方向
右側に移動される反力ビストン55の右端部で出力軸1
1側のガイド孔51内に保持されているポール52を押
圧することで、このポール52を入力軸lO側の反力受
部54の係合凹部53内に係入するように軸線方向に押
圧し得るものであり、これにより油圧反力による所要の
拘束力が得られ、入、出力軸10.11間での相対的な
回転状態を適宜拘束し、必要とされる操舵反力を得て適
切な操舵力制御を行なうことが可3 能となるものである。すなわち、上述した操舵時におい
て入力軸lO側が回転されると、ポール52は係合凹部
53のいずれか一方の傾斜面に乗上げ、この傾斜量だけ
軸線方向に移動し、このときに反力ビストン55を押圧
することによる反力が操舵反力として入力軸lO側に伝
達されるものである。そして、上述した構成によれば、
ポール52は、ガイド孔51や係合凹部53の傾斜面、
さらにはピストン55端面にころがり接触で接触するこ
とから、摺動抵抗等が小さく摩擦力の発生が少なく、こ
れによりシールリングを付設することで問題とされる回
転方向での摺動抵抗の増加等を相殺し、流路切換弁15
や舵取ハンドルの円滑かつ適切な回転動作を得ることが
可能である等の利点がある。このような構成による油圧
反力装置20は、たとえば実開昭83−1811178
号公報等に示される通りで、その詳細は省略する。
このような構成においても、前述した固定絞り部9を構
成する通路孔34と可変絞り部8を構成する通路孔35
とを、出力軸llの径方向等にお4 いて適宜の位置に穿設することで、前述した実施例と同
等の作用効果を奏することは容易に理解されよう、さら
に、その変形例としては、第19図に示すように、反力
ビストン55の内部に通路孔60を形成し、その開口部
80aを反力ビストン55の動きでタンク側室に開口す
る面積が変化するような構成とする等が考えられるもの
で、その作用効果も明らかであろう。
なお、本発明は上述した実施例構造に限定されず、動力
舵取装置1、油圧反力室20各部の形状、構造等を、適
宜変形、変更することは自由で、種々の変形例が考えら
れよう、たとえば上述した実施例では、動力舵取装置l
としてラックピニオン型のものを例示したが1本発明は
これに限定されず、ポールねじ型を始めとする種々の構
造を有する動力舵取装置において油圧反力装置を備えて
いるものであれば適用して効果を発揮し得るものである
。また、上述した実施例では、複数種類の構造を有する
油圧反力装置20を例示したが、本発明はこれに限定さ
れず、たとえば特開昭83−28782号公報、実開昭
83−4797111号公報等に示されるようなポール
や反力プランジャを組合わせて用いたもの等を始めとし
て種々の変形例が考えられよう、すなわち、動力舵取装
置lや油圧反力装置20としては従来から種々の構造に
よるものを用いることは自由で、要は油圧反力室23へ
の反力油圧供給源として車速に応じて吐出流量を変化さ
せ得る車速感応型ポンプsub Pを用い、かつ動力舵
取装置lや油圧反力装置20の構造等に基づいて油圧反
力室23をタンクT側に通路30゜31等を介して接続
するとともに、その通路開口面積を反力プランジャ22
等の動きで開閉制御し得るように構成とされておればよ
い。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る動力舵取装置の油圧反
力装置によれば、車速に応じて吐出流量が変化する車速
感応型ポンプからの圧油が導入されることで操舵系側で
の流路切換弁を構成する入、出力軸間での相対的な回動
変位を選択的に拘束する反力プランジャと、これに反力
油圧を作用5 6 させる油圧反力室を備え、この油圧反力室をタンク側に
接続する固定絞り部や可変絞り部からなる通路を設ける
とともに、この通路開口面積を操舵系側での舵取操作等
に応じた流路切換弁やこれに連動するパワーシリンダ出
力に同期して変位する反力プランジャの動きで変化させ
るようにしたので、従来のような圧力制御弁等を必要と
しない簡単な構成にもかかわらず、油圧反力室での反力
油圧を、車速や操舵状況等の車輌の各種走行条件に応じ
て適切かつ確実に制御でき、動力舵取装置における操舵
系での動きに関連付けられた所要の操舵反力を得ること
が可能となり、これにより車速や操舵状況の変化に適合
した操舵力をもって舵取操作を適切に行なえる等の種々
優れた効果がある。
また、本発明によれば、動力舵取装置における流路切換
弁での変位に伴なって反力圧が増大するように制御し得
るため、ハンドルを切らない非操舵時において反力圧を
低くしておくことが可能で、これにより従来のように車
速に応じて常に所7 定圧力の反力圧が操舵状況にかかわらず作用している場
合に比べて油圧反力室などのシール材への影響を小さく
でき、しかも操舵系の部材への摺動抵抗も小さくでき、
低フリクションによって操舵感覚を向上させ得る等の利
点がある。
さらに、本発明装置では、従来のような電子制御ではな
く、反力油圧制御用としての制御バルブやその駆動用と
しての電気的アクチュエータ、コントローラ、センサ類
等の高価な部品は不要で、構成の簡素化と全体の小壁化
等を図るとともに、コスト低減化も可能で、単に反力プ
ランジャの動きにより開口面積が制御されるタンク室へ
の通路を形成するだけでよいため、従来既存の装置にも
簡単に適用でき、汎用性等の面で優れており、また車速
センサを始めコントローラ等のように電磁波障害等の外
乱影響を受は易い部品がないために、高い信頼性をもっ
た反力油圧制御を行なえるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る動力舵取装置の油圧反力8 装置の一実施例を示す油圧回路図、第2図は油圧反力装
置の一実施例の要部構成を示す断面図、第3図(a)、
(b)はその動作状態およびこの実施例の変形例を示す
概略断面図、第4図は第2図のIV−IV線断面図、第
5図(a)、(b)および第6図(a)、(b)は本発
明装置、従来例装置における操舵角−PSS時特性反力
圧特性を示す特性図、第7図(a)、(b)は本発明装
置、従来例装置の入力トルクーPS圧特性を示す特性図
、第8図は車速−反力圧特性を示す特性図、第9図ない
し第12図(a) 、(b)は通路の変形例を示す図、
第13図ないし第15図は本発明の別の実施例を示す図
、第16図および第17図はその変形例を示す図、第1
8図および第19図はさらに別の実施例およびその変形
例を示す図である。 l・・・・動力舵取装置、4・・・・反力油圧制御系、
5.6・・・・第18よび第2の可変絞り部、8−・・
・可変絞り部、9・・・・固定絞り部、lO・・−・入
力軸、it−・・・出力軸、20・・・・油圧反力装置
、21・・・・反力アーム、22・・・・反力プランジ
ャ、23・・・・油圧反力室、24・−・・ガイド孔、
30゜31−−−−通路、30a、31a−−−−通路
孔、34・・−・通路孔、35・・・・通路、55−・
−・反力ビストン(反力プランジャ)、60・・・・通
路孔、P・・・・メインポンプ、T・・・・タンク、P
/C・・・・パワーシリンダ、suh P・・・・サブ
ポンプ(車速感応型ポンプ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 車速に応じて吐出流量が変化する車速感応型ポンプと、
    このポンプからの圧油が導入されることにより動力舵取
    装置の入、出力軸間での相対的な回動変位を選択的に拘
    束する反力プランジャに反力油圧を作用させる油圧反力
    室を備えてなり、この油圧反力室をタンク側に接続する
    通路を設けるとともに、この通路の開口面積を前記反力
    プランジャの動きで変化させるように構成したことを特
    徴とする動力舵取装置の油圧反力装置。
JP21117389A 1989-08-16 1989-08-16 動力舵取装置の油圧反力装置 Pending JPH0374268A (ja)

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