JPH0374176B2 - - Google Patents
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- JPH0374176B2 JPH0374176B2 JP59071532A JP7153284A JPH0374176B2 JP H0374176 B2 JPH0374176 B2 JP H0374176B2 JP 59071532 A JP59071532 A JP 59071532A JP 7153284 A JP7153284 A JP 7153284A JP H0374176 B2 JPH0374176 B2 JP H0374176B2
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は布或いはプラスチツクシート等の基材
の一面に、適宜な金属を切削・細断或いは集束延
伸等により所要の径及び長さに加工した金属の短
繊維（以下「金属パイル」という）を電気植毛し
てなる金属植毛材の製造方法に関する。
の一面に、適宜な金属を切削・細断或いは集束延
伸等により所要の径及び長さに加工した金属の短
繊維（以下「金属パイル」という）を電気植毛し
てなる金属植毛材の製造方法に関する。
一般に、植毛材は織物ニツトやプラスチツクシ
ート等の基材面に、専ら天然・化学・合成繊維の
パイルを電気植毛したものであるが、そのパイル
を金属とした場合、導電率が高いため電磁的に綿
状に固まつたり、チエーン状に連鎖する等、その
分散性が悪く、各パイルを上記基材面に均一に立
植し難いことから、金属パイルを備えた植毛材を
工業的に得ることは困難とされていた。
ート等の基材面に、専ら天然・化学・合成繊維の
パイルを電気植毛したものであるが、そのパイル
を金属とした場合、導電率が高いため電磁的に綿
状に固まつたり、チエーン状に連鎖する等、その
分散性が悪く、各パイルを上記基材面に均一に立
植し難いことから、金属パイルを備えた植毛材を
工業的に得ることは困難とされていた。
一方、上記金属パイルを備えた所謂金属植毛材
は導電性や発熱効率等に優れるため、各種電子機
器の静電気の帯電防止材或いは電磁波の防御材、
更には暖房器の発熱材等として広範囲に亘る利用
が期待されるものである。
は導電性や発熱効率等に優れるため、各種電子機
器の静電気の帯電防止材或いは電磁波の防御材、
更には暖房器の発熱材等として広範囲に亘る利用
が期待されるものである。
このような実情に鑑み本発明は、一定の径およ
び長さに切削・カツトされた金属パイルを化学的
処理を施してその分散性を良好にし、該パイルを
別途接着剤を介して基材面に電気的に植毛するこ
とにより、所望の金属植毛材を工業的に得ること
に成功したものである。
び長さに切削・カツトされた金属パイルを化学的
処理を施してその分散性を良好にし、該パイルを
別途接着剤を介して基材面に電気的に植毛するこ
とにより、所望の金属植毛材を工業的に得ること
に成功したものである。
以下、本発明の製造方法によつて得られる金属
植毛材の構成を図面に基づいて更に具体的に記述
すると、第１図において１は織布、プラスチツク
シート更には金属薄板などからなる基材、２はア
ルミニウム若しくはその合金、銅、黄銅、青銅、
鋳鉄、又はステンレス等を適宜な方法で一定の径
及び長さに切削・カツトしてなる金属パイルであ
つて、上記基材１の表面に塗布された接着剤３を
介して立毛状に電気植毛したものである。
植毛材の構成を図面に基づいて更に具体的に記述
すると、第１図において１は織布、プラスチツク
シート更には金属薄板などからなる基材、２はア
ルミニウム若しくはその合金、銅、黄銅、青銅、
鋳鉄、又はステンレス等を適宜な方法で一定の径
及び長さに切削・カツトしてなる金属パイルであ
つて、上記基材１の表面に塗布された接着剤３を
介して立毛状に電気植毛したものである。
次ぎに本発明の製造方法を実施例に基づいて具
体的に述べる。
体的に述べる。
実施例 １
第２図において、予め太さ50μ、長さ１mmにカ
ツトされたアルミニウムパイル２ａを、珪酸ソー
ダー５％、コロイダルシリカ４％及び硫酸マグネ
シウム１％の他、必要に応じて１％前後の防錆剤
を配合してなる水溶液中に浸漬処理してその分散
性を良好に保持しておき、次ぎにアクリル系樹脂
接着剤にメラミン樹脂を10％と該メラミンに対し
10％の触媒を配合して粘度50000CPに調整した接
着剤３ａを基材１となるスフ織物１ａの一面に
350g／m2の割合で塗布する。更に植毛室４内に
おいて、上記アルミニウムパイル２ａを毎分5m
の速度で移動する上記基材１上に、篩５を介して
散布し、これを基材の上方約25cmの位置で上下左
右に振動する電極盤６及び基材の下部に設置され
た振動機７によつて振動させてより分散性を高め
つつ、30000V前後の電圧をかけて植毛するので
ある。
ツトされたアルミニウムパイル２ａを、珪酸ソー
ダー５％、コロイダルシリカ４％及び硫酸マグネ
シウム１％の他、必要に応じて１％前後の防錆剤
を配合してなる水溶液中に浸漬処理してその分散
性を良好に保持しておき、次ぎにアクリル系樹脂
接着剤にメラミン樹脂を10％と該メラミンに対し
10％の触媒を配合して粘度50000CPに調整した接
着剤３ａを基材１となるスフ織物１ａの一面に
350g／m2の割合で塗布する。更に植毛室４内に
おいて、上記アルミニウムパイル２ａを毎分5m
の速度で移動する上記基材１上に、篩５を介して
散布し、これを基材の上方約25cmの位置で上下左
右に振動する電極盤６及び基材の下部に設置され
た振動機７によつて振動させてより分散性を高め
つつ、30000V前後の電圧をかけて植毛するので
ある。
この場合、上記アルミニウムパイル２ａは予め
配合液で化学的に処理し、又振動させることによ
つてその分散性が良好に保持されているため、綿
状に固まつたりチエーン状に連鎖することがな
く、天然或いは化学繊維のパイル同様、上記基材
面に密に植毛されるのである。
配合液で化学的に処理し、又振動させることによ
つてその分散性が良好に保持されているため、綿
状に固まつたりチエーン状に連鎖することがな
く、天然或いは化学繊維のパイル同様、上記基材
面に密に植毛されるのである。
しかる後、上記植毛材を乾燥機８を通過させ、
更に該植毛材上の余剰パイルをブラツシング機９
で除去してアルミニウムパイルの植毛材を連続的
に得たものである。
更に該植毛材上の余剰パイルをブラツシング機９
で除去してアルミニウムパイルの植毛材を連続的
に得たものである。
実施例 ２
太さ20μ、長さ2.5mmにカツトされた銅パイルは
極めて導電性が高いため、これを予め珪酸ソーダ
ー10％、コロイダルシリカ２％、及び錆止め剤１
％を混合してなる水溶液に10分間浸漬したあと脱
水乾燥し、導電性を抑圧して分散性を良好に保持
しておく一方、アクリル系樹脂に対しエポキシ樹
脂５％、カーボンブラツク１％を配合し、粘度が
30000〜50000CPの接着剤を上記基材１面に約
400g／cm2の割合で塗布した後、上記植毛室４に
おける基材と電極盤６の間隔を約30cmとして、毎
分4mで移動する基材の接着面に上記銅パイルを
30000〜40000Vの電圧をかけて植毛し、順次乾燥
及びブラツシングして銅パイルを備えた金属植毛
材を得たものである。
極めて導電性が高いため、これを予め珪酸ソーダ
ー10％、コロイダルシリカ２％、及び錆止め剤１
％を混合してなる水溶液に10分間浸漬したあと脱
水乾燥し、導電性を抑圧して分散性を良好に保持
しておく一方、アクリル系樹脂に対しエポキシ樹
脂５％、カーボンブラツク１％を配合し、粘度が
30000〜50000CPの接着剤を上記基材１面に約
400g／cm2の割合で塗布した後、上記植毛室４に
おける基材と電極盤６の間隔を約30cmとして、毎
分4mで移動する基材の接着面に上記銅パイルを
30000〜40000Vの電圧をかけて植毛し、順次乾燥
及びブラツシングして銅パイルを備えた金属植毛
材を得たものである。
尚、電気植毛する際、必要に応じて銅パイルを
軽く振動することにより、パイルの分散性を高め
てより効率よく植毛することができる。又、上記
基材として予めその表面に真空蒸着層を施したも
の、或いは金属薄板を使用することにより一層導
電性に優れた基材が得られることはいうまでもな
い。
軽く振動することにより、パイルの分散性を高め
てより効率よく植毛することができる。又、上記
基材として予めその表面に真空蒸着層を施したも
の、或いは金属薄板を使用することにより一層導
電性に優れた基材が得られることはいうまでもな
い。
而して、金属パイルが均一に植毛される本発明
の製造方法によつて得られる金属植毛材は、その
基材１、金属パイル２並びに接着剤３の各材質を
用途に応じて随時変更可能であり、多方面に亘つ
てその用途が開拓され、また利用が促進され得る
ものである。例えば、優れた導電性を備えている
ことに関し、本発明植毛材を適宜裁断して織物・
編物機械、或いは染色工場等に使用されている送
り又はガイドローラー等に巻着することにより、
該部における摩擦や静電気の帯電防止に顕著な効
果を発揮する他、電磁波または静電気の悪影響を
受け易いコンピユーター及びそのテープなど、各
種電子機器の保護部材として利用し得るものであ
る。
の製造方法によつて得られる金属植毛材は、その
基材１、金属パイル２並びに接着剤３の各材質を
用途に応じて随時変更可能であり、多方面に亘つ
てその用途が開拓され、また利用が促進され得る
ものである。例えば、優れた導電性を備えている
ことに関し、本発明植毛材を適宜裁断して織物・
編物機械、或いは染色工場等に使用されている送
り又はガイドローラー等に巻着することにより、
該部における摩擦や静電気の帯電防止に顕著な効
果を発揮する他、電磁波または静電気の悪影響を
受け易いコンピユーター及びそのテープなど、各
種電子機器の保護部材として利用し得るものであ
る。
又、本発明方法によつて得られた植毛材は、そ
の金属パイルによつて表面積が増大し発熱効率が
極めてよいことから、ホツトカーペツト等暖房器
具の発熱材としても利用可能なものである。
の金属パイルによつて表面積が増大し発熱効率が
極めてよいことから、ホツトカーペツト等暖房器
具の発熱材としても利用可能なものである。
更に、金属パイルの剛毛性を利用し、産業用ブ
ラシ又該パイルに樹脂を含浸せしめて自動車用ブ
レーキシール等としても使用出来るものである。
ラシ又該パイルに樹脂を含浸せしめて自動車用ブ
レーキシール等としても使用出来るものである。
以上述べたように、本発明方法を利用すれば導
電性、発熱性または剛毛性等の各性質に応じた幅
広い用途が期待し得る植毛材を提供できる。
電性、発熱性または剛毛性等の各性質に応じた幅
広い用途が期待し得る植毛材を提供できる。
第１図は本発明の製造方法によつて得られる植
毛材の部分拡大図、又第２図は本発明の製造方法
の一例を示す配置図、 尚、図中１…基材、２…金属パイル、３…接着
剤。
毛材の部分拡大図、又第２図は本発明の製造方法
の一例を示す配置図、 尚、図中１…基材、２…金属パイル、３…接着
剤。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 金属パイルを珪酸質溶液で化学的に処理して
分散性を付与した後、電極盤を介して所定の電圧
に帯電させると同時に、該パイルを接着剤を介し
て基材面に植毛するようにした金属植毛材の製造
方法。 ２ 電極盤が前後左右に振動可能である特許請求
の範囲第１項記載の金属植毛材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7153284A JPS60214940A (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 金属植毛材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7153284A JPS60214940A (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 金属植毛材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60214940A JPS60214940A (ja) | 1985-10-28 |
| JPH0374176B2 true JPH0374176B2 (ja) | 1991-11-26 |
Family
ID=13463437
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7153284A Granted JPS60214940A (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 金属植毛材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60214940A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH064185B2 (ja) * | 1987-03-18 | 1994-01-19 | 伸和工業株式会社 | 金属パイルの植毛方法 |
| JP5134455B2 (ja) * | 2008-06-30 | 2013-01-30 | 西川ゴム工業株式会社 | 植毛付成形加工品の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5524119Y2 (ja) * | 1976-02-18 | 1980-06-09 |
-
1984
- 1984-04-09 JP JP7153284A patent/JPS60214940A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60214940A (ja) | 1985-10-28 |
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