JPH064185B2 - 金属パイルの植毛方法 - Google Patents
金属パイルの植毛方法Info
- Publication number
- JPH064185B2 JPH064185B2 JP62062996A JP6299687A JPH064185B2 JP H064185 B2 JPH064185 B2 JP H064185B2 JP 62062996 A JP62062996 A JP 62062996A JP 6299687 A JP6299687 A JP 6299687A JP H064185 B2 JPH064185 B2 JP H064185B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal pile
- flocking
- adhesive
- metal
- flocked
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 イ．産業上の利用分野 本発明は被植毛基材に金属パイルを堅固に植毛する金属
パイルの植毛方法に関し、詳しくは、鉄、アルミニウ
ム、銅、亜鉛、ニッケル、セラミックス等の被植毛基材
に植毛用接着剤を塗布して金属パイルを仮付け植毛し、
次いで、粉末ロウ材を散布して加熱溶融することにより
金属パイルを被植毛基材に溶着する金属パイルの植毛方
法に関するものである。
パイルの植毛方法に関し、詳しくは、鉄、アルミニウ
ム、銅、亜鉛、ニッケル、セラミックス等の被植毛基材
に植毛用接着剤を塗布して金属パイルを仮付け植毛し、
次いで、粉末ロウ材を散布して加熱溶融することにより
金属パイルを被植毛基材に溶着する金属パイルの植毛方
法に関するものである。
ロ．従来の技術 ニット、プラスチックシート、ゴム等の被植毛基材面に
接着剤を塗布し、その接着剤面上にナイロン、レーヨ
ン、綿等のパイルを散布しながら平板電極間に電圧を印
加して高圧静電界の静電吸引力によりパイルを垂直に植
付ける、いわゆる静電植毛加工は広く知られている。
接着剤を塗布し、その接着剤面上にナイロン、レーヨ
ン、綿等のパイルを散布しながら平板電極間に電圧を印
加して高圧静電界の静電吸引力によりパイルを垂直に植
付ける、いわゆる静電植毛加工は広く知られている。
また、金属パイルを被植毛基材面に植毛する技術は特開
昭６０−２１４９４０号公報で公開されている。
昭６０−２１４９４０号公報で公開されている。
ハ．発明が解決しようとする問題点 先願技術の金属植毛は、被植毛基材面に植毛用の接着剤
を塗布し、その接着剤面上に珪酸質溶液で化学的処理し
た金属パイルを散布し、高圧静電により金属パイルを垂
直に植毛するもので、植毛が一般の接着剤によるために
脱毛が生じ易いという欠点があった。
を塗布し、その接着剤面上に珪酸質溶液で化学的処理し
た金属パイルを散布し、高圧静電により金属パイルを垂
直に植毛するもので、植毛が一般の接着剤によるために
脱毛が生じ易いという欠点があった。
また、被植毛基材面と金属パイルとの間に接着剤層が形
成され、この接着剤層が熱伝導および導電性を阻害する
原因をなしていた。
成され、この接着剤層が熱伝導および導電性を阻害する
原因をなしていた。
ニ．問題点を解決するための手段 以上の欠点に鑑み、本発明は強靭な植毛ができ、且つ熱
伝導および導電性に優れた金属パイルの植毛方法を提供
するもので、 その構成は、被植毛基材１に植毛用接着剤２を塗布し、
該接着剤２へ金属パイル３を電気植毛する仮付け工程
と、金属パイル３を仮付けした上に粉末ロウ材８を塗布
し、該ロウ材を加熱溶融し金属パイル３を被植毛基材１
に溶着する溶着工程とからなるものである。
伝導および導電性に優れた金属パイルの植毛方法を提供
するもので、 その構成は、被植毛基材１に植毛用接着剤２を塗布し、
該接着剤２へ金属パイル３を電気植毛する仮付け工程
と、金属パイル３を仮付けした上に粉末ロウ材８を塗布
し、該ロウ材を加熱溶融し金属パイル３を被植毛基材１
に溶着する溶着工程とからなるものである。
ホ．作用 清浄処理が施された被植毛基材１に植毛用接着剤２を塗
布し、その上に金属パイル３を平均的に散布しながら平
板電極間に高電圧を印加すると、金属パイル３が被植毛
基材１上面の植毛用接着剤２へ垂直に植付けられる。
布し、その上に金属パイル３を平均的に散布しながら平
板電極間に高電圧を印加すると、金属パイル３が被植毛
基材１上面の植毛用接着剤２へ垂直に植付けられる。
その後、粉末ロウ材８を散布した後に加熱すると、粉末
ロウ材８が溶融すると同時に植毛用接着剤２が高温によ
り蒸発し、金属パイル３の基部はロウ材８を介して被植
毛基材１に溶着される。
ロウ材８が溶融すると同時に植毛用接着剤２が高温によ
り蒸発し、金属パイル３の基部はロウ材８を介して被植
毛基材１に溶着される。
ヘ．実施例 以下、図面に基づき本発明に係る植毛方法の実施の１例
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
ａ．仮付け工程 清浄処理が施された被植毛基材１に植毛用接着剤２を塗
布し、該植毛用接着剤２上に金属パイル３を平均的に散
布しながら高電圧を印加して被植毛基材１へ金属パイル
３を電気植毛する。
布し、該植毛用接着剤２上に金属パイル３を平均的に散
布しながら高電圧を印加して被植毛基材１へ金属パイル
３を電気植毛する。
植毛を施す被植毛基材１は、鉄、アルミニウム、銅、そ
れらの合金をその目的、用途に応じて用い、その清浄処
理は、脱脂、脱錆等の通常の表面処理方法と同じであ
る。
れらの合金をその目的、用途に応じて用い、その清浄処
理は、脱脂、脱錆等の通常の表面処理方法と同じであ
る。
仮付け用の植毛用接着剤２は、従来の植毛加工に用いら
れている樹脂系接着剤、例えばビニール、エチレン、ア
クリル樹脂系等の接着剤を用いることができる。
れている樹脂系接着剤、例えばビニール、エチレン、ア
クリル樹脂系等の接着剤を用いることができる。
植毛する金属パイル３は、鉄、アルミニウム、銅それら
の合金等製の極細線を短く切断したものを用い、脱脂、
脱錆および良分散性のための化学処理を行う。
の合金等製の極細線を短く切断したものを用い、脱脂、
脱錆および良分散性のための化学処理を行う。
金属パイル３の散布は、振動フルイ４を用いて平均的に
散布する。
散布する。
高電圧の印加は、高電圧発生器５から上下に配設された
平板電極６、７への通電で行う。
平板電極６、７への通電で行う。
ｂ．溶着工程 金属パイル３を仮付けした被植毛基材１上の金属パイル
３の基部に、粉末ロウ材８を散布することで適宜厚みに
たい積させ、当該粉末ロウ材８を加熱溶融し金属パイル
３の基部を被植毛基材１に溶着する。
３の基部に、粉末ロウ材８を散布することで適宜厚みに
たい積させ、当該粉末ロウ材８を加熱溶融し金属パイル
３の基部を被植毛基材１に溶着する。
粉末ロウ材５は、鉄、アルミニウム、銅それらの合金の
粉末を用い、その粉末ロウ材８に適したフラックスを使
用する。
粉末を用い、その粉末ロウ材８に適したフラックスを使
用する。
粉末ロウ材８の溶融は、還元性雰囲気の加熱炉９で行
う。
う。
加熱温度、加熱時間は、粉末ロウ材８を溶融し植毛用接
着剤２を蒸発させないことが条件となる。
着剤２を蒸発させないことが条件となる。
ｃ．仕上げ工程 被植毛基材１に金属パイル３を溶着植毛した後、溶着不
良の金属パイル３をブラッシング機１０で除去する。
良の金属パイル３をブラッシング機１０で除去する。
本発明における被植毛基材１、金属パイル３および粉末
ロウ材８は、実施例で例挙した鉄、アルミニウム、銅、
それらの合金に限定されるものではなく、亜鉛、錫、ニ
ッケル、チタニウム、およびそれらの合金をも含むもの
である。
ロウ材８は、実施例で例挙した鉄、アルミニウム、銅、
それらの合金に限定されるものではなく、亜鉛、錫、ニ
ッケル、チタニウム、およびそれらの合金をも含むもの
である。
また、被植毛基材１には、セラミックスに金属を焼成し
たものも含まれる。
たものも含まれる。
ト．発明の効果 以上のように本発明に係る金属パイルの植毛方法によれ
ば、金属パイル３の基部を被植毛基材１のロウ材８を介
して溶着できるので、従来の樹脂系接着剤によるものと
比較して強靭で熱伝導率および導電性の高い金属パイル
シート等が得られる。
ば、金属パイル３の基部を被植毛基材１のロウ材８を介
して溶着できるので、従来の樹脂系接着剤によるものと
比較して強靭で熱伝導率および導電性の高い金属パイル
シート等が得られる。
この金属パイル材は、各種電子機器、放熱機器、その他
巾広く利用される。
巾広く利用される。
また、溶着工程の加熱温度、加熱時間をコントロールし
て金属パイル３の上端を溶かし、丸味をつけることもで
きる。
て金属パイル３の上端を溶かし、丸味をつけることもで
きる。
第１図は本発明の植毛方法の概略工程図、第２図は被植
毛基材１に金属パイル３を溶着した状態を示す拡大断面
図である。 図中主要符号 １・・・被植毛基材 ２・・・植毛用接着剤 ３・・・金属パイル ８・・・粉末ロウ材
毛基材１に金属パイル３を溶着した状態を示す拡大断面
図である。 図中主要符号 １・・・被植毛基材 ２・・・植毛用接着剤 ３・・・金属パイル ８・・・粉末ロウ材
Claims (1)
- 【請求項１】被植毛基材１に植毛用接着剤２を塗布し、
該接着剤２へ金属パイル３を電気植毛する仮付け工程
と、金属パイル３を仮付けした被植毛基材１上の金属パ
イル３の基部に、粉末ロウ材８を散布することでたい積
させ、当該粉末ロウ材８を加熱溶融し金属パイル３の基
部を被植毛基材１に溶着する溶着工程とからなることを
特徴とする金属パイルの植毛方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62062996A JPH064185B2 (ja) | 1987-03-18 | 1987-03-18 | 金属パイルの植毛方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62062996A JPH064185B2 (ja) | 1987-03-18 | 1987-03-18 | 金属パイルの植毛方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63230268A JPS63230268A (ja) | 1988-09-26 |
| JPH064185B2 true JPH064185B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=13216492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62062996A Expired - Lifetime JPH064185B2 (ja) | 1987-03-18 | 1987-03-18 | 金属パイルの植毛方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064185B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60214940A (ja) * | 1984-04-09 | 1985-10-28 | 虎屋ウ−ル株式会社 | 金属植毛材の製造方法 |
| JPH0635668B2 (ja) * | 1984-05-30 | 1994-05-11 | 三菱マテリアル株式会社 | 熱交換器用伝熱管の製造方法 |
-
1987
- 1987-03-18 JP JP62062996A patent/JPH064185B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63230268A (ja) | 1988-09-26 |
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