JPH0374162A - 複数固定子誘導電動機 - Google Patents

複数固定子誘導電動機

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JPH0374162A
JPH0374162A JP14056389A JP14056389A JPH0374162A JP H0374162 A JPH0374162 A JP H0374162A JP 14056389 A JP14056389 A JP 14056389A JP 14056389 A JP14056389 A JP 14056389A JP H0374162 A JPH0374162 A JP H0374162A
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JP
Japan
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stator
rotor
rotation
rotating
induction motor
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Application number
JP14056389A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Satake
佐竹 利彦
Yukio Onoki
大野木 幸男
Yukio Hosaka
幸男 保坂
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Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、単一の回転子と複数個の固定子とを有し、任
意の固定子を回動することにより複数個の固定子のうち
何れか一方の固定子に対峙する回転子導体部分に誘起す
る電圧と他方の固定子に対峙する前記回転子の対応する
導体部分に誘起する電圧との間に位相差を生じさせ、回
転子の回転速度及び発生トルクを任意に変化させること
ができる所謂複数固定子構成の可変速誘導電動機に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、一般的に使用されているかご形誘導電動機の始動
時においては、始動電流を制御する手段としてスターデ
ルタ始動、リアクトル始動、始動補償器始動等が知られ
ているが、これ等いずれの手段も始動電流を制御するこ
とはできても始動トルクを改善することはできない。
また、巻線型電動機においては、二次抵抗器の抵抗値を
変化させ、始動トルクを向上させることはできるが、ブ
ラシとストップリングの使用を余儀なくされ保守性に難
があった。
上記問題点に対処するものとして、例えば、特開昭54
−29005号公報に開示される技術のものがある。こ
のものは、同軸上に設置された2組の回転子鉄心と、回
転子鉄心に対向してそれぞれ独立する固定子巻線を備え
た2組の固定子と、前記各回転子鉄心に跨って共通に設
置されかつ両端にてそれぞれ短絡環を介して相互間を短
絡したかご形導体と、2組の回転子鉄心間におけるかご
形導体の中央個所にてかご形導体の相互間を短絡する高
抵抗体とを備え、始動時には各組固定子巻線の相互間の
位相を180°ずらせ、始動後の運転時には位相を会わ
せて給電する双鉄心かご抜型動機であるが、このものは
、始動時に固定子巻線の相互間の位相を180°ずらす
ことにより始動トルクを大にして始動特性を向上し、運
転時には固定子巻線の相互間の位相を合せて通常のトル
ク特性で運転できる点に特徴を有するものである。した
がって、始動性を向上する効果は認められるが、負荷時
の回転速度を増加する際または減少する際に、十分なト
ルクを確保すると共に、ショックを少なく自動的に位相
差を変更する装置を備えておらず、始動電流の減少と始
動トルクの増大のみを目的とするものであった。また、
位相差が180°と0°のみ設定保持可能で、負荷への
広範囲な対応性を備えていなかった。それ故に始動トル
クは位相差180°のトルク特性に限定されるので負荷
の広範囲な変化に対応できるものではなかった。
ここで本出願人は、特開昭62−260590号公報に
、速度制御領域を広範囲に且つその速度制御を無段とし
て任意の所望速度に設定できると共に、任意のトルクで
起動させることができ、また起動点から最高回転速度ま
での全速度領域に渡り、トルク特性と効率の優れた複数
固定子構成の誘導電動機を開示している。
〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は、前記従来技術を更に改善するものであり、特
開昭62−260590号公報の複数固定子構成の誘導
電動機は、可変速の手段として、複数固定子のうち少な
くとも1つの固定子を回転子軸と同心的に回動自在に形
設し、前記回動自在に形設した少なくとも1つの固定子
を回動することにより、複数個の固定子にそれぞれ対峙
した回転子導体に誘起する電圧に位相差を生じさせる。
これにより、回転子コア間の抵抗材に電圧が加わり、抵
抗材を介し複数個の導体間に電流が流れて、低速回転領
域においても大きなトルクを確保することができるもの
であるが、前記回転子導体に誘起する電圧に位相差を生
じさせる前記回動固定子の回動は、電動機機枠の内周に
回動自在に設けた回動固定子の外周にギヤー等の係合部
材を設け、外部よりモーター等の駆動装置により回動さ
せるものであったが、回転子の回転速度と外部負荷の変
動に応じて回動固定子の回動位置を確保するために、回
動固定子の回動位置センサーや、回転子の回転計および
回動固定子の駆動装置等と様々なセンサーにより制御す
る制御装置とを必要とした。
このような複数固定子構成の誘導電動機を、起動性の改
善のみを目的として機器に使用する場合、中速域におけ
る速度およびトルクの制御は、必要としないものであり
そのまま使用すると高価なものとなる。しかしながら起
動から定格回転に至る間の回転の上昇にスムーズな変化
を要求される機器も多く存在し、これらの問題を解決す
るために、一般の誘導電動機の特性から、起動時のトル
クに余裕のある大きな電動機を使用することになる。ま
た、特開昭54−29005号公報に開示された起動時
に高トルクを発生するものでも、回転の上昇が段階的で
ショックの発生するものは敬遠されるという問題点があ
った。以上の問題点を解決するために本発明は、起動負
荷の大きい機器の起動時から定格回転に至るまでの回転
の上昇がスムーズで、しかも低価格で提供できる複数固
定子誘導電動機の開発を技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、同−同転軸に任意
間隔を設けて軸着した複数個の回転子コアのそれぞれに
装設した複数個の導体のそれぞれを、連通状に連結して
一体的な回転子に形成し、前記複数個の回転子コア間に
おいて、前記複数個の導体を抵抗材によって短絡連結し
、機枠内に、且つ前記複数個の回転子コアと同心的にそ
の外周部に複数個の固定子を対峙並設すると共に、前記
複数個の固定子のうち少なくとも1個の固定子を、前記
回転子と同心的に回動する回動固定子に形設し、該回動
固定子を、−方の固定子に対峙する回転子導体部分に誘
起する電圧と、他方の固定子に対峙する回転子導体部分
に誘起する電圧との間に、位相差を生じさせる電圧移相
装置に形成し、前記回動固定子の始動位置から定常運転
位置への回動を、前記回転子から受ける反抗トルクによ
り威すと共に前記回動固定子を定常運転の位相位置に停
止させるストッパーを前記機枠と回動固定子とに関連的
に設けた。更には、前記回動固定子の回動を、運転停止
時に始動位置まで戻す始動位置決め装置を設けること、
また、回動固定子の始動から定常運転への回動速度を規
制する回動速度規制装置を設けることにより前記課題を
解決するための手段とした。
また前記回動自在に形設した回動固定子に、前記回転子
の回転と同一方向に付勢する弾性伸縮体と、回転子から
受ける反抗トルクにより回動する回動固定子の回動速度
を調節する速度コントローラーとを設けたことにより前
記課題を解決するための手段とした。更には、前記回動
自在に形設した固定子の回動を付勢する弾性伸縮体と回
動速度を調節する速度コントローラーとを、前記固定子
の円周の任意点を中心に右回転と左回転との双方に作用
するよう設けたことにより前記課題を解決するための手
段とした。
〔実施例〕
第1図ないし第4図を参照しながら本発明の詳細な説明
する。第1図の符号1は本発明に係る複数固定子誘導電
動機であり、該誘導電動機は以下のような構成を有する
鉄心からなる回転子部分2,3を任意の間隔を設けて回
転子軸4に軸装し、該回転子部分は、回転子コアにアル
ミニウム等を鋳込んで、複数個の導体5と、その一端部
に短絡環6と7及び他端部に端部51とを形成する。さ
らに回転子8は前記回転子部分2,3間において、導体
5の端部51に対し、導体55を連通状に連結すること
で一体的に形成する。また、回転子部分2.3間に前記
連通状に連結した導体55を抵抗材r・・・たとえば、
アルミニウム、銅ニツケル合金、ニッケルクロム合金、
鉄クロム合金及びステンレス等を介し短絡連結しである
。前記回転子部分2.3間の導体55および抵抗材r以
外の部分は空間または非磁性体により形成される。
また回転子部分2,3に回転子8の両側部10.11に
連絡する複数個の通風胴12・・・を設ける。さらに固
定子25.31に該固定子の両側部に連絡する複数個の
通風胴60を設ける。
また、複数個の抵抗材r・・・は例えばジグザグ状形状
あるいはその他任意の冷却撹拌体として冷却作用体13
に形成することができる。
円筒状の機枠14の両側部に設けた軸受盤15.16を
両側部にボルト17により一体的に組付け、回転子8の
両側部に冷却用翼車19゜20を装着し、回転子軸4の
両端部を軸受盤15.16に嵌装した軸受21,21に
軸支し、回転子8を回転自在としである。
第1図および第2図に示すように、回転子コア2,3に
対して同心的にその外側部に巻線22.23を施した回
動固定子31と第2固定子25を対峙並設する。機枠1
4と回動固定子31との間にすべり軸受26を装設して
、すべり軸受26を機枠14に嵌装したストップリング
28によって左右移動を固定する。第2固定子25は機
枠14の内壁面に固設される固着固定子である。回動固
定子31を回動自在とし、機枠14に固設した第2固定
子25に関連して回動自在とした回動固定子31を、電
圧移相装置に形設しである。
冷却装置73を機枠14に固設すると共に、冷却装置7
3の吸引部74Aを機枠14内に連絡する。
回転子コア間に係る機枠14に複数の開口部39を開設
し、前記複数の開口部を任意個数の送風口65と排風口
66とに形成し排風口66は前記吸引口74Aに連通ず
る。また、軸受盤15.16には複数個の通風孔40・
・・を穿設しである。
前記回動固定子31の回動にすべり軸受の例を示したが
、本例以外にローラーベアリングまたは、ボールベアリ
ングを設けたり、回動固定子の一側から回動固定子の外
周を支持する支持体を回転子軸で回動させるなどの方法
もあり本実施例に限定されない。
次に第3図は抵抗材rと導体55とを含む回転子部分間
の側断面図である。回転子部分2゜3の端部51に、湾
曲部を持つ導体55を支持体75を囲繞して固着する。
それぞれ導体55を固着した回転子部分2,3は回転軸
4に軸装しである。ここでいう固着とはロウ付を含むも
のである。更に抵抗材rを、隣接する導体間に連結溶接
する。この時抵抗材rは導体55を囲繞する如く一体的
に形成したものを溶接したり(第4図)、複数の抵抗片
を導体間に溶接したりする。このとき抵抗材rは支持体
75と接して回転軸4と同心的に形成される。また抵抗
材rに臨む支持体75の円周部分にまたは円周全部に絶
縁材を施しである。
支持体75は、回転軸4に嵌装するリング76に装着し
、ストッパー77と共にリング76の側端部をかしめて
、支持体75をリング76と一体的に形成し、リング7
6を回転軸4上の回転子部分間に嵌装する。このときリ
ング76には絶縁のためのコーティングを施すことがあ
る。
ところで、導体55は導体56と導体57とによって形
成する。湾曲部を有する導体56と導体57は対称形に
設けて合わせた部分をスポット溶接等の溶接手段で固着
する。このとき前記導体56.57は、板状に形成する
方が加工・溶接が容易である。また、導体56と導体。
7とは1つの部材で湾曲部を設けて一体的に形成したも
のでもよい。
次に、本発明の第1の実施例による回動固定子の回動力
法及び装置について第2図により説明する。まず回動固
定子31の円周に、機枠14に設けた開口部37より突
出して弾性伸縮体42の一方を張架する突片33を固着
しである。
また弾性伸縮体42の他方を張架する支持材35を機枠
円周上の任意位置に設けである。前記弾性伸縮体42は
当実施例では引っばりバネを示し、従って回動固定子3
1は前記弾性伸縮体42により右回転方向に付勢されて
いる。
次に回動固定子31の円周に、機枠14の前記開口部3
7と異なる位置の開口部38より突出して、回動固定子
31の回動速度を調節する速度コントローラー43のロ
ッド44を係止する、突片34を固着しである。また速
度コントローラー43の他方は、機枠14の円周の任意
位置に設けた支持材36に回動自在に支持されている。
前記速度コントローラー43は当実施例では一般にダッ
シュポットまたはダンパーと呼ばれるものを示している
。この速度コントローラーにまり回動固定子の回動速度
を規制する。
また、開口部37に突出する回動固定子31の突片33
と、開0837との接触部分をストッパー29.3oに
形威し、回動の位置決めをする。またストッパー29.
30には、突片33と、開口部37との衝突によるショ
ックを吸収する緩衝材を設けである。
以上の構成において始動位置決め装置としての弾性伸縮
体42と回動速度規制装置としての速度コント0−チー
43とは、本実施例の部材に限定されるものではなく、
始動位置決め装置としては、電気的なソレノイドや気体
圧縮体、小出カモ−ター等が使用され、回動速度規制装
置としては電磁ブレーキ等も利用できる。そして、電気
的な始動位置決め装置及び回動速度規制装置を用いる場
合には回動固定子の始動位置又は定常運転位置を検出し
て制御する方が望ましい。また、弾性伸縮体42と速度
コントローラー43とを別位置に配置したが、第2図の
弾性伸縮体42の対向する側に速度コントローラー43
を設け、開口部と突片を共用することも考えられ、この
配置においても本実施例に限定されない。更に前記スト
ッパー29.30となる緩衝材は開口部以外に、速度コ
ントローラー43の(本実施例ではダッシュポット)内
部に設けてショックを吸収するよう構成することもある
。また、ストッパー、始動位置決め装置及び回動速度規
制装置を機枠内に設けることなど多様な実施態様が利用
できる。
ところで、回動固定子31の回動により位相差を生じる
ように構成した本実施例の複数固定子誘導電動機の場合
、回動固定子31の突片33が、ストッパー30側にあ
るとき位相差が電気角で180°、突片33がストッパ
ー29側にあるとき位相差が電気角で00となるよう構
成している。しかしながら負荷条件によって位相差の設
定値が90’またはoo〈θ< 180’のいずれでも
良い。本実施例においては、位相差の設定をθ°〜IH
’ とした。
次に第2の実施例により正逆回転する場合について第5
図により説明する。本実施例の説明において複数固定誘
導電動機の構成及び第Iの実施例と重複する部分につい
ては省略する。
第5図において、ます回動固定子3↓の円周に、機枠1
4に設けた開口部48より突出して弾性伸縮体42.4
7のそれぞれの一方を張架する突片33を固着しである
。また弾性伸縮体42.47のそれぞれの他方側を張架
する支持材45.46を機枠円周上の任意位置に設けで
ある。前記弾性伸縮体42.47は当実施例では引っ張
りバネを示し、従って回動固定子31は前記弾性伸縮体
42.47により(第5図において)左右から引き合っ
て、開口部の略中央に停止している。
次に回動固定子の回動速度を調節する速度コントローラ
ー49の構成は第1の実施例と同様に、開口部50より
突出して回動固定子31の回動速度を調節する速度コン
トローラー49のロッド41を係止する突片34を固着
しである。
また速度コントローラー49の他方は、機枠14の円周
の任意位置に設けた支持材36に回動自在に支持されて
いる。
また開口部48には、弾性伸縮体42.47かまたは他
の作用により付勢された突片33と、開口部48との衝
突によるショックを吸収するストッパー29.30とな
る緩衝材が設けである。
本実施例と第1の実施例との相違点は、回動固定子の回
動による位相差を開口部48の中央において180°と
し、開口部48の左右端において0°となるよう構成し
たものである。以上が、第2の実施例の構成であるが、
第1の実施例は第2図において右回転専用の電動機、第
2の実施例は第5図において右回転、左回転両用の電動
機の場合の実施例といえる。
以上の構成において、弾性伸縮体と速度コントローラー
を複数固定子誘導電動機の機枠外に設けた例であるが、
機枠内、固定子側方に設けるなどして同様の効果を得る
ことができる。
次に第3の実施例を第6図ないし第8図により示し説明
する。第6図は回動固定子の外側方に支持体80を固着
して、該支持体80は回転軸4に回動自在に軸受81を
介′して軸着し、よって回動固定子31は前記支持体8
0により回転軸4と同心的に回動自在に形設される。ま
た回動固定子外周の支持体80にはギヤー82を固着し
てあり、該ギヤー82に係合して機枠14に設けた突出
動するソレノイド83は、突出して前記ギヤー82と係
合し、回動固定子31の回動を固定するストッパーとな
る。
機枠14の内部に設けた係止部84の係止ピン91と係
止部85の係止ピン92にはコイルバネ86が任意緊張
状態で設けてあり、前記係止部84と85とのそれぞれ
に係るコイルバネ86のフック87と88とには、回動
固定子31に固着した回動係止ピン89と90とが前記
係止ピン91.92と同様に係合している。
また支持体80の軸受部分には偏心カム93を設けてあ
り、該偏心カム93に当接したダッシュポット94を機
枠14に設けて前記回動固定子の回動速度制御を行なう
よう形設しである。
以上の構成部分は更に次のように関係付けられている。
まずコイルバネ86は係止部84.85の係止ピン91
.92に設けて機枠14に固設した形となる。次に係止
ピン91.92と同様にコイルバネ86のフック87.
88に係合するよう回動固定子31の支持体80にも回
動係止ピン89.90を設けたことから、機枠的に回動
固定子31の左右回動は、回動係止ピン89゜90とコ
イルバネ86のフック87.88との保合により固定さ
れている。外部より何らかの作用がない限り回動固定子
31は回動しない。
ところでこの時、固着固定子25と回動固定子31とは
、電気的に位相差を設けた状態(本実施例では位相差1
80°)にしである。つまりコイルバネ86により固定
された回動固定子31は固着固定子25に対し任意の位
相差を発生する角度だけ回動した状態で固定されている
一方、カム93とダッシュポット94は、前記回動固定
子31の固定状態において、カム93の偏心の一番大き
い位置、言い換ればカム回転軸4がカム円周に最も近づ
いた位置にダッシュポット94は当接しである。またカ
ム円周の当接部分には現位置を決める位置決め用の凹部
95を設けて回動固定子31の初期位置とする。
更にギヤー82と同じ円周には固着固定子25と回動固
定子31の位相差が零の回動位置を示すストッパー96
.97を設け、位相差零を出力するリミットスイッチ9
8.99を前記ストッパー96.97それぞれに関連し
て機枠14に設けてあり、前記リミットスイッチ98.
99によりソレノイド83は突出動することになる。
次に、第1ないし第3の実施例における回動固定子31
と第2固定子25のそれぞれに巻装した巻線22.23
の結線の一例について第9図および第10図に基づいて
説明する。第9図に示すものは、回動固定子31、第2
固定子25のそれぞれに施した巻線22.23をスター
結線とし、直列に電源に接触したものである。
即ち、回動固定子31の巻線22の端子A、  B。
Cを商用3相電源A、B、Cに連結すると共に、巻線2
2の端子a、b、cを第2固定子25の巻線23の端子
A、  B、  Cに連結し、巻線23の端子a、b、
cを短絡して連結しである。
また、第10図に示すものは回動固定子、第2固定子3
1.25の巻線22.23を直列に連結して商用3相電
源にデルタ−接続したものであるがその詳細な説明は省
く。
以下に、上記構成における作用を説明する。
回動固定子31の巻線22に商用3相電源から通電する
と、固定子31.25に回転磁界が生じて回転子8に電
圧が誘起され、回転子8の導体5に電流が流れて回転子
8は回転する。第2固定子25に対して回動固定子31
の回動量をゼロとしたときには、それぞれの固定子31
゜25により、回転子8の導体5部分に誘起する電圧に
は位相のずれがなく、その詳細は後述する如く抵抗材r
には電流が流れないので、この状態では一般の誘導電動
機と同一のトルク特性を持つものである。
次に、回動固定子31を位相角でθだけ回動した場合に
ついて説明する。回動固定子31と第2固定子25が作
る回転磁界の磁束φ1.φ2の位相は回転子8の任意の
導体5に関してはθだけずれており、そのため固定子3
1と第2固定子25により回転子8の導体5に誘起され
る電圧6+、@2の位相はθだけずれることになる。
今、第2固定子25によって回転子8の導体5・・・に
誘起される電圧向を基準とし、該電圧を白2SEとする
。ここでSはすべり、Eはすベリ1のときの誘起電圧で
ある。このとき回動固定子31によって導体5に誘起さ
れる電圧elは。
白+=SEεJllとなる。
第11図に示すものは、複数個の導体5を短絡する抵抗
材rが装着されていない場合の回転子8のすベリSと、
回転子入力の有効電力P、との関係を示すもので、電圧
の位相がθ=0°のとき、有効電力Pは最大となり、0
°〈θ〈 18[10のときはそれよりも小さなものと
なる。ここで導体5の抵抗およびインダクタンスをRお
よびLとし、電源の角周波数をωとすれば、有効電力P
の極大値は 5=(R/ωL) のとき現われる。
有効電力Pは誘導電動機の駆動トルクと比例するので、
回動固定子31を回動させることによって回転子8に誘
起する電圧を調整し、回転子の速度を制御することがで
きるが位相差が大きくなるに従って急激にトルクが低下
して実用に供しないものである。
次に、回転子8の導体5の短絡環7から抵抗材rまでの
それぞれの抵抗をR1,R2、またインダクタンスをL
l、L2とし、電源の角周波数をωとし、各導体5のそ
れぞれを短絡する抵抗材rの抵抗をrとすれば、回転子
8の電気的等価回路は第12図のようになり、符号fl
12、I3は各枝路を流れる電流を示すものである。
次に、第12図に示すものを胴固定子31゜25側から
みた等価回路に変換すると第■3図のようになり、R+
=R2,LI=L2で00°のときには13=Il−1
2= 0となり抵抗材rには電流が流れないことになる
。このことはθ=0°のときにはトルクTはrがないと
きの値に等しいことを意味している。従って、θ=0°
のときは従来の誘導電動機と同一のトルク特性を持つこ
とになる。
次に、RI=R2,l1=L2でθ=180゜のときに
は、l1=−I2.l3=I+−12=21+となり、
従来の誘導電動機において回転子導体5の抵抗をR1+
R2=RとすればRはR+2「に増加したと同様な結果
となっている。
次に、回動固定子31と第2固定子25のそれぞれに巻
装した巻線22.23を直列に接続した作用を第14図
において説明する。
巻線22.23を直列に接続しであるために、巻線22
に商用3相電源から入力して巻線22゜23間に電流は
流れるが、仮に巻線22. 23のそれぞれの抵抗の相
違あるいは両固定子31゜25の容量の大きさに相違が
あっても、それとは無関係に、それぞれの巻線22.2
3に流れる電流の大きさは等しく、したがって回動固定
子31と第2固定子25のそれぞれから回転子8の導体
5・・・に誘起して流れる電流の大きさが等しくなる作
用と、回動固定子31と第2固定子25の回動差、即ち
回転磁界の磁束に生じる位相のずれに応じて両固定子3
1.25のそれぞれから回転子8の導体5・・・に流れ
る電流の大きさが等しくなるという強制力が生じる作用
と、両固定子31.25間の電圧の位相差に起因するベ
クトル差分の電流は複数個の導体5・・・のそれぞれを
抵抗材を介して必然的に流れるという強制力が生れる作
用との相乗効果により、第14図に示す、すべりとトル
ク特性のように効率の改善とそれぞれの変速領域におい
て大きなトルクを出すことができ、負荷を連結した状態
においてもそれぞれの速度領域ごとに起動を容易とする
もので、負荷の起動特性に順応して滑らかな起動とする
こと、あるいは高出力で起動すること等任意に使い分け
ができ、起動・停止を頻繁に反復する動力源に最適に対
応できる。上記のように回転子8の変速は、回動固定子
31を回動することにより位相のずれを制御して回転子
8の導体5・・・に流れる電流を増減に変化させる制御
のみで回転子8の回転速度を任意に変速することができ
る。
なお、巻線22.23を直列に連結した回動固定子31
と第2固定子25のそれぞれから回転子8の導体5・・
・に流れる電流の大きさに対し、複数個の導体5・・・
間に抵抗材r・・・を介して短絡して流れる電流の比率
は、抵抗材r・・・の抵抗値rおよびすべりとは無関係
にPθ(p=極対数、θ=位相角)の値によって決定さ
れ、(上記比率は、Pθ=πが最大でPθ=0でゼロと
なる)Pθが一定であれば、一般の巻線形誘導電動機の
二次挿入抵抗を一定とした場合と同様のすべりとトルク
特性になり、Pθが小になると回転子8の導体5・・・
に流れる電流の比率が小となり、Pθを小さくすること
は一般の巻線形誘導電動機の二次挿入抵抗を小さくする
ことと同等の作用をすることとなる。そして両固定子3
1,25に定格電流を流した場合において、位相差θを
任意に変えてもすべり値の選定と連結材抵抗材rの抵抗
値の設計次第により、最高速度の持つ定格電流と定格ト
ルク特性とを、それぞれの変速領域においてもほぼ同時
に作用させることができる。また、回動固定子、第2固
定子31゜25の巻線22.23を直列に連結してあっ
ても、仮に導体5・・・間に抵抗材rを設けて短絡して
いない場合は、固定子から回転子導体5・・・にはほと
んど電圧が誘起されない状態となり、両固定子31.2
5の巻線22.23それぞれを並列に電源に連結したも
のよりも効率、トルクは低下する現象となる。
上記に対し、第15図の回動固定子31と第2固定子2
5の巻線22.23のそれぞれを並列に商用3相電源に
連結した場合には、回動固定子31と第2固定子25の
巻線22.23に入力する電圧は等しく、両固定子31
.25のそれぞれから回転子8の導体5・・・に誘起す
る電圧は同等でその電圧の位相はPθだけ異なり、複数
個の導体5・・・間を抵抗材r・・・を介して流れる電
流は、(1/ 2) X (第1.第2固定子のそれぞ
れから回転子導体に誘起した差電圧)=(抵抗材r・・
・の抵抗値)にほぼ比例した電流となる。しかしながら
、回転子8の導体5・・・には抵抗材r・・・に流れる
電流の他に(回動固定子。
第2固定子の回転子導体に誘起する和電圧)÷(回転子
導体のインピーダンス)にほぼ比例した電流が重畳して
流れる。(上記和電圧は、Pθ=πがゼロで、Pθ=0
で最大となり、回転子導体のインピーダンスは導体の抵
抗と二次漏れリアクタンスのそれぞれよりなるのですべ
りによって異なる)したがって、回転子8の導体5・・
・に流れる電流の大きさに対し、複数個の導体5・・・
間を抵抗材r・・・を介して流れる電流の比率は、Pθ
が一定でもすべりおよび抵抗値によっても異なり、Pθ
を一定とした場合のすべりとトルク特性は、一般の巻線
形誘導電動機の二次挿入抵抗を一定とした場合の特性と
、一般の誘導電動機の一次電圧を制御した場合の特性と
を混合した第15図に示す特性となる。この特性は、回
動固定子、第2固定子31.25の巻線22.23を直
列に連結した場合の特性に対しである特定の負荷特性の
場合には速度制御の範囲が狭くなるものであるが、低減
トルク特性の負荷の場合には直列接続の場合とほぼ同等
の広範囲で使用できるものである。
次に第1の実施例に対する作用を説明する。
任意負荷に接続して複数固定子誘導電動機を起動すると
、回動固定子の移相角は180°に弾性伸縮体で付勢さ
れているので第I4図および、第15図のTs曲線に添
って起動される。起動されて回転子8が右回転を開始す
るとそれに伴う反抗トルクが固定子31側に作用する。
回動固定子31の円周には軸受を設けであるので、先の
反抗トルクの作用により、回転子8の回転と逆の左回転
の力が回動固定子31に作用し始める。この反抗トルク
の作用が弾性伸縮体42の引っ張り力を越えると回動固
定子31は左回転し、このことにより位相差は0°に近
づくことになる。しかし反抗トルクがそのまま回動固定
子31に作用すると、回動固定子は急激に位相差0°に
なり、第14図または第15図の14曲線のトルク曲線
に移行して、起動できないか、その時がpvを越えた回
転数であれば、急激なトルク変化に伴うショックを発生
することになる。そこで本実施例においては速度コント
ローラー43を設けである。
つまり速度コントローラー43は起動時のトルク曲線T
hから定格回転時のトルクの作用を速度コントローラー
43のダッシュポットで徐々に吸収しながら、反抗トル
クの力を利用して、位相差を180°から0°に変化さ
せて、スムーズに定格回転に至り効率の良い使用状態保
持しようとするものである。本実施例において主要な位
相差は0°と180°であるが、0〈θ〈180°間の
位相差は、静かな起動から定トルクでスムーズに最高回
転に移行するためであり、ここで速度コントローラー4
3が有効に作用するものである。更に反抗トルクによる
機械的なショックをやわらげる作用もある。
ストッパー29に緩衝体を使用すると更に前記の機械的
ショックの吸収ができる。
逆に電源を開放した場合には回動固定子31への反抗ト
ルクは消滅して、回動固定子31は弾性伸縮体42の付
勢により急激に位相差1800の位置に戻ろうとするが
、ここでも速度コントローラー43が有効に作用して、
ゆるやかに位相差180°の位置に戻る。更にはストッ
パー30に緩衝体を使用することにより機械的ショック
は吸収される。
次に正逆回転する第2の実施例の作用について説明する
と、第1の実施例と同様であるが、前述の如く、第1の
実施例は第2図において右回転のみの場合の例である。
第2の実施例は第5図において左右両回転の場合の例で
ある。第1の実施例では、開口部37の右端が位相差1
80°であったが第2の実施例においては開口部48の
中央で位相差180°となるよう構成されていることか
ら、回転子8が右回転の場合、回動固定子31は左回転
方向に、回転子8が左回転の場合、回動固定子3■は右
回転方向に反抗トルクの作用を受けて実施例1の如く、
弾性伸縮体42.47および速度コントローラー49の
作用を受ける。
更に第3の実施例の作用について説明すると、第2の実
施例の如く左右両回転の例である。この第2の実施例の
場合、係止ピン91.92に設けたコイルバネ86のフ
ック87.88に回動固定子の回動係止ビン89.99
が係合すると共にダッシュポット94がカム93の凹部
95をとらえて、同時にソレノイド83がギヤ82と係
合して回動固定子31は、位相差180゜の位置で固定
されている。
ここで回転子8が回転を始めると同時にソレノイド83
は係合したギヤー82を開放する。
回転子8が右回転、左回転いずれにおいても第2の実施
例の回動固定子と同様となるが、たとえば右回転(第7
図において時計回転)の場合回動固定子・31は左回転
方向に反抗トルクの作用を受ける。このときコイルバネ
86の一方フツク87は係合ピン91に係合したままで
あるが回動固定子31の左回転に伴い、回動固定子31
.の回動係止ピン90はコイルバネ86の他方のフック
88を係合して回動をはじめる。
反抗トルクによる回動固定子31の回動はカム93も同
時に回動させる。偏心したカム93の回動はダッシュボ
ット94の当接により制動が加えられ、該ダッシュボッ
ト94と前記コイルバネ86の付勢とにより、反抗トル
クにより回動固定子の急激な回動を防止してスムーズな
定格運転への移行が実現される。次に更に回動が進みス
トッパー96がリミットスイッチ98をたたくとソレノ
イド83が作動して回動固定子は位相差零の位置で固定
さ、れる。
電動機の運転を停止するとソレノイド83はギヤー82
を開放し、回動固定子31はコイルバネ86の付勢で右
回転してカム93の凹部とダッシュボット94とが当接
するまで回動してゆく。
逆に回転子8が左回転の場合、回動固定子31は右回転
方向に反抗トルクの作用を受け、フック87、回動係止
ピン89、ストッパー97、リミットスイッチ99のそ
れぞれが前記右回転時と同様に作用することになる。
ここで第14図、第15図により説明を加えると起動用
位相差時のトルク曲線Tsと運転用位相差時のトルク曲
線Trとの交点Plは、負荷の始動から定格運転に至る
負荷トルク曲線T1より大きくなるように回転子導体5
および55の抵抗値と抵抗材rの抵抗値を定めである。
負荷の起動時には電動機1の発生トルクはトルク曲線T
sの如(なる。次に次第に回転数が上昇すると起動用位
相差から運転用位相差に序々に移行し、トルク曲線Tr
のトルクを発生することになる。
ところで一般の低抵抗形誘導電動機のトルク曲線はTr
のトルク曲線であり、同じTrのトルク曲線を有する一
般の低抵抗形誘導電動機を本発明に係る負荷と相似の負
荷トルクの負荷に使用する場合、P2以下で負荷トルク
がT2以下の負荷にしか使用できないことは明白である
また、高抵抗型の誘導電動機のトルク特性は、トルクの
ピーク値がS(スリップ)=1の近い所に位置して始動
トルクは向上するが、高速回転になるに従い効率が低下
すると共に発生トルクも低下し、始動トルクに比較して
駆動可能な負荷トルクは大きく低下し、一般の低抵抗形
誘導電動機と同じ結果となってしまう。
〔発明の効果〕
本発明により、低速回転域でも始動電流を定格電流範囲
内にして高トルクを発生することのできる複数固定子誘
導電動機を始動特性改善を目的とする機器に使用する場
合、複雑な構成を必要とせず、安価に形成することが可
能である、更に通常の誘導電動機に比較して高い負荷に
使用することも可能となった。
また、静かな起動と、定トルクでスムーズな定格回転へ
の移行が可能となる複数固定子誘導電動機を、簡便な構
成で安価に提供できるという多大な効果を奏するもので
ある。
以上のことから、2個の固定子間に回転磁界の位相のず
れを設けて、トルクである誘導の多様化を計り、始動性
を改善するタイプの誘導電動機の用途を拡大して、始動
時定格電流以下で高トルクである誘導電動機を必要とす
るあらゆる分野に大きく貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る複数固定子誘導電動機、第2図は
第1の実施例における第を図の正断面図、第3図は本発
明に係る複数固定子誘導電動機の抵抗材部分の詳細図、
第4図は第1図の抵抗材部分の正断面図、第5図は第2
の実施例における第1図の正断面図、第6図は第3の実
施例の一部側断面図、第7図は第6図の正断面図、第8
図は第3図の実施例の簡略図、第9図、第10図は両固
定子に巻装した巻線の結線図、第11図は回転子のすべ
りと有効電力の関係を示す図、第12図は回転子の電気
的等価回路図、第13図は固定子側からみた電気的等価
回路図、第14図は固定子巻線を直列に連結した場合速
度とトルクの関係を示す図、第15図は固定子巻線を並
列に電源に接続した場合の速度とトルクの関係を示す図
。 1・・・可変速誘導電動機、2,3・・・回転子部分、
4・・・回転子軸、5・・・回転子導体、6.7・・・
短絡環、8・・・回転子、10.11・・・両側部、1
2・・・通路側、13・・・冷却作用体、14・・・機
枠、15゜16・・・軸受盤、17・・・ボルト、19
.20・・・冷却用翼車、21・・・軸受、22.23
・・・巻線、25・・・第2固定子、26・・・すべり
軸受、28・・・ストップリング、29・・・ストッパ
ー、30・・・ストッパー、31・・・回動固定子、3
3・・・突片、34・・・突片、35・・・支持材、3
6・・・支持材、37・・・開口部、38・・・開口部
、39・・・可動片、40・・・通風口、41・・・ピ
ストンロッド、42・・・弾性伸縮体、43・・・速度
コントローラー、44・・・ピストンロッド、45・・
・支持体、46・・・支持体、47・・・弾性伸縮体、
48・・・開口部、49・・・速度コントローラー、5
0・・・開口部、51・・・端部、55・・・湾曲部を
有する導体、56・・・導体、57・・・導体、58・
・・湾曲部、59・・・切り欠き、60・・・通風胴、
65・・・送風口、66・・・排風口、70・・・ファ
ンケース、71・・・遠心ファン、72・・・モーター
、73・・・冷却装置、74A・・・吸引口、74B・
・・排気口、75・・・支持体、76・・・リング、7
7・・・ストッパー、80・・・支持体、81・・・軸
受、82・・・ギヤー、83・・・ソレノイド、84・
・・係止部、85・・・係止部、86・・・コイルバネ
、87・・・フック、88・・・フック、89・・・回
動係止ピン、90・・・回動係止ピン、91・・・係止
ピン、92・・・係止ピン、93・・・カム、94・・
・ダッシュポット、95・・・凹部、96・・・ストッ
パー、97・・・ストッパー、98・・・リミットスイ
ッチ、99・・・リミットスッチ、r・・・抵抗材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、同一回転軸に任意間隔を設けて軸着した複数個
    の回転子コアのそれぞれに装設した複数個の導体のそれ
    ぞれを、連通状に連結して一体的な回転子に形成し、前
    記複数個の回転子コア間において、前記複数個の導体を
    抵抗材によって短絡連結し、機枠内に、且つ前記複数個
    の回転子コアと同心的にその外周部に複数個の固定子を
    対峙並設すると共に、前記複数個の固定子のうち少なく
    とも1個の固定子を、前記回転子と同心的に回動する回
    動固定子に形設し、該回動固定子を、一方の固定子に対
    峙する回転子導体部分に誘起する電圧と、他方の固定子
    に対峙する回転子導体部分に誘起する電圧との間に位相
    差を生じさせる電圧移相装置に形成した複数固定子誘導
    電動機において、前記回動固定子の、大きな位相差の始
    動位置から小さな位相差の定常運転位置への回動を、前
    記回転子から受ける反抗トルクにより成すと共に前記回
    動固定子を定常運転の位相位置に停止させるストッパー
    を前記機枠と回動固定子とに関連的に設けたことを特徴
    とする複数固定子誘導電動機。
  2. (2)、請求項(1)記載の複数固定子誘導電動機にお
    いて、前記回動固定子の回動を、運転停止時に始動位置
    まで戻す始動位置決め装置を設けたことを特徴とする複
    数固定子誘導電動機。
  3. (3)、請求項(1)記載の複数固定子誘導電動機にお
    いて、前記回動固定子の始動から定常運転へ至る回動速
    度を規制する回動速度規制装置を設けたことを特徴とす
    る複数固定子誘導電動機。
  4. (4)、同一回転軸に任意間隔を設けて軸着した複数個
    の回転子コアのそれぞれに装設した複数個の導体のそれ
    ぞれを、連通状に連結して、一体的な回転子に形成し、
    前記複数個の回転子コア間において、前記複数個の導体
    を抵抗材によって短絡連結し、前記複数個の回転子コア
    と同心的に且つその外周部に複数個の固定子を対峙並設
    すると共に、前記複数個の固定子のうち少なくとも1個
    の固定子を、前記一体的な回転子と同心的に回動自在に
    回動固定子に形設して、一方の固定子に対峙する回転子
    導体部分に誘起する電圧と、他方の固定子に対峙する回
    転子導体部分に誘起する電圧との間に、位相差を生じさ
    せる電圧移相装置に形成した複数固定子誘導電動機にお
    いて、前記回動自在に形設した回動固定子に前記回転子
    の回転と同一方向に付勢する弾性伸縮体と、回転子から
    受ける反抗トルクにより回動する回動固定子の回動速度
    を調節する速度コントローラーとを設けたことを特徴と
    する複数固定子誘導電動機。
  5. (5)、回動自在に形設した回動固定子の回動を付勢す
    る弾性伸縮体と回動速度を調節する速度コントローラー
    とを、前記回動固定子の任意点を中心に右回転と左回転
    との双方に作用するように設けたものである請求項(4
    )記載の複数固定子誘導電動機。
JP14056389A 1989-04-13 1989-06-01 複数固定子誘導電動機 Pending JPH0374162A (ja)

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JP1-94445 1989-04-13
JP9444589 1989-04-13
JP11290089 1989-05-01
JP1-112900 1989-05-01

Publications (1)

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JPH0374162A true JPH0374162A (ja) 1991-03-28

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61154902A (ja) * 1984-12-28 1986-07-14 株式会社名南製作所 ベニヤ単板の接合装置における加圧ロール
US6357425B2 (en) 1999-11-18 2002-03-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Current-carrying device for EGR valve device

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