JPH0374053A

JPH0374053A - 蓄電池の極板の製造方法と装置

Info

Publication number: JPH0374053A
Application number: JP1202716A
Authority: JP
Inventors: Karuna Toibu; トイブ・カルナ; Niemi Timo; チモ・ニエミ; Lucca Matti; マテイ・ルッカ; Fredenberg Frei; フレイ・フレデンバーグ; Nieminen Jukka-Pekka; ユッカーペッカ・ニエミネン
Original assignee: Neste Oyj
Current assignee: Neste Oyj
Priority date: 1989-08-04
Filing date: 1989-08-04
Publication date: 1991-03-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、活性物質が被覆された蓄電池の極板の製造
方法と＠電の改良に関するものである。

（従来の技術）蓄電池の極板は、現在一般に、コンベヤベルトの上に極
板ブランクを載置し、この極板ブランクをコンベヤベル
トに乗せて進行させながら酸化鉛類、水、硫酸、必要な
添加物からなる活性物質を前記極板ブランクに付与し、
活性物質で被覆された鉛蓄電池の極板を得るような方法
が採用されている。この方法においては、コンベヤベル
トに乗せられて進行する鉛のワイヤ格子構造の極板フレ
ームに対し、サイロ状の供給手段に設けた回転ブレード
から活性物質が落下され、このように落下した活性物質
をロールにより表面を均して、活性物質が被覆された極
板とし、この極板をコンベヤベルトから離脱させて、極
板を得るようになっている。

（発明が解決しようとする課題）前記した活性物質は、粘土状の粘着性のものであるため
、極板フレームに対し前記供給手段から供給される活性
物質の供給量にバラツキがあり、この供給量に過不足が
生じやすく、活性物質の被覆が均等でない極板となる虞
れが非常に多い。したがって、これを調整するために、
製造能率が低下し、コストもかかるなどの問題点があり
、さらに、極板フレームの強度も充分高いものでなけれ
ばならず、極板フレームのコストも高くなるといった問
題点がある。これらが、この発明の解決課題である。

この供給手段が有する前記活性物質の供給ホイールの供
給部に前記活性物質を供給し、前記供給ホイールを高速
回転させて、前記供給部から前記活性物質を遠心力によ
り前記コンベヤベルト方向へ供給して、活性物質が被覆
された極板を得る製造方法と装置とを要旨とする。

（発明の作用）この発明においては、回転ホイールに活性物質を供給し
、該ホイールの高速回転による遠心力作用によって、活
性物質を極板フレームへ直接またはコンベヤベルトを介
して間接的に供給する。

（課題を解決するための手段）この発明による前記課題を解決するための手段は、極板
フレームをコンベヤベルトにより送りながら、該極板フ
レームに活性物質を付与し、この活性物質により被覆さ
れた極板を得る製造方法において、極板フレームを移送
するコンベヤベルトの方向へ活性物質を供給する供給手
段を設け、（実施例）図示の実施例において、符号１０は、蓄電池の極板に付
与する活性物質の供給手段を示す。この活性物質の供給
手段１０は、ハウジング１３内で回転する活性物質（組
成物〉付与ホイール１１を備えている。このホイールの
上には、ハウジング１６に納められたスクリュウ方式の
プレフィーダー１５ａが配置されており、このプレフィ
ーダー１５ａにより、活性物質が供給ホイール１１に供
給され、かめせい物質は、該ホイールを介してコンベヤ
ベルト２０へ移される。該コンベヤベルトは、供給手段
１０の下方に配置されている。コンベヤベルト２０は、
無端状のもので、一対の滑車２１．２２にかけわたされ
て進行するもので、一方の滑車が駆動側となっている。

極板フレーム５が、活性物質供給手段１０の手前の点Ａ
か、または、該供給手段１０の後方の点Ｂの地点でコン
ベヤベルトに載置される。極板フレーム５が供給手段１
０の手前の点Ａでコンベヤベルト２０に載置される場合
には、活性物質供給ホイール１１により活性物質は、極
板フレーム５に直接に供給されるものであり、極板フレ
ーム５が、活性物質供給手段１０の後方の点Ｂにおいて
コンベヤベルト２０に載置される場合には、活性物質供
給手段１０によりコンベヤベルトに供給された活性物質
の上に極板フレーム５が載置されることになる。この後
者の場合は、前記点Ｂの下流側に配置された回転する押
圧ロール２４により極板フレーム５は、プレスされるこ
とになるが、前者の場合、即ち、最初に極板フレーム５
がコンベヤベルトに乗り、次いで活性物質が供給される
方法の場合には、前記した押圧ロール２４は、不要であ
る。

コンベヤベルト上で活性物質が付与された極板フレーム
５は、前記コンベヤベルト２０から剥離されて蓄電池の
極板６ａ、６ｂとして、コンベヤベルト２０から離され
る。極板フレーム５に供給された活性物質は、通常、極
めて粘着性があるクレイ状の物質であるから、これをベ
ルトコンベヤ２０から分離することは、容易でなく、シ
たがって、回転する細いワイヤからなる剥離手段２５を
使用し、この手段の細いワイヤを極板フレーム５とコン
ベヤベルト２０の面との園に挿入し、該ワイヤで両者の
接面している境界面を剥離して、極板６ａ、６ｂをコン
ベヤベルト２０から離脱させる。離脱した極板は、圧縮
空気を吹付ける手段によって、洗浄化され、一対の対向
ロール２２゜２８からなる厚さ調整装置のニップに通さ
れて、所望の厚さに調整される。

第２図、第３図は、活性物質供給手段１０の詳細を図示
したものであって、前記のように、供給手段１０は、ハ
ウジング１３内を回転する供給ホイール１１．１１ａ（
但し、１個のホイールでもよい〉が駆動輪１２に取付け
られ、矢印方向に回転する。前記ホイールの周側面（コ
ンベヤベルト２０と対面する面）には、等間隔をおいて
複数条の凹１１１４が形成されている。前記ホイール１
１．１１８のハウジング１３の上には、プレフィーダー
１５を納めたハウジング１６が配設されでおり、該ハウ
ジングに充填された活性物質１がプレフィーダー１５に
より強制的にハウジング１３の供給ホイール１１．１１
ａへ送られ、該ホイールの凹溝１４に活性物質が詰め込
まれる。第２図に示したプレフィーダー１５は、第１図
に示したスクリュウ方式のものと異なるプレス方式のフ
ィーダーであって、プレスピストンを有し、該ピストン
により前記活性物質を前記凹溝に強制的に押し込む。

活性物質供給ロール１１は、高速回転のもので、例えば
、約１１００Ｏｒｐのオーダーの回転速度であり、した
がって、活性物［１（組成物）は、前記ホイールの凹溝
１４から遠心力により、ハウジング１３の窓部１９を介
して下位に位置する極板フレーム５へと転移する。ハウ
ジング１３は、回転する前記ホイール１１．Ｉｌａを円
周方向と側方からで囲むシールドを有し、これによって
、前記凹溝から活性物質１がハウジング内に離脱するの
を防ぎ、凹溝１４内の活性物質１は、前記のように、窓
部１９からのみ極板フレームまたはコンベヤベルト上に
向けて離脱できるようになっている。このように、供給
ホイール１１．１１ａから極板フレーム５またはコンベ
ヤベルト２０の上に供給された活性物質１の層の厚さは
、コンベヤベルト２０と供給手段１０の相対距離を調節
するか、前記供給ホイールの回転速度を調節することに
よって、任意に調節できる。なお、供給手段１０を構成
すうｒハウジング１３の底面には、極板フレーム５また
はコンベヤベルト２０の面に供給された活性物質の層の
表面をならすための均し板１８が設けられている。

前記のように、供給ホイール１１，１１ａには、活性物
質１を保有する凹溝１４が形成されているが、凹溝以外
の形状の保有手段でもよく、例えば、敵状、ブラシ状、
多数の小孔などの手段でもよい。

第３図は、この発明の方法と手段を用いて所謂バイポー
ラ−蓄電池極板の製造を行なう例を示したもので、バイ
ポーラ−極板は、同じ極板フレームにプラス組成物とマ
イナス組成物が分離状態で付与されるもので、供給ホイ
ールを二つに仕切り、一方のホイール１１にプラス組成
物を、他方のホイール１１ａによりマイナス組成物を極
板フレームに別々に供給する。なお、プレフィーダーも
当然二つの供給室に区分されている。第３図の例では、
コンベヤベルト２０は、進行方向にそって中央で区分さ
れ、この区分帯の両側の極板フレーム５（またはコンベ
ヤベルト２０）に異種の活性物質〈プラスとマイナス組
成物〉が供給される。

なお符号２３は、極板フレーム５を供給手段のハウジン
グ１３内に正しく進入させるため、コンベヤベルト２０
の両側に配置した案内を示す。

前記したように、極板フレーム５は、供給手段１０の前
後位置のいずれかでコンベヤベルト２０に供給されるが
、供給手段１０の上流側の地点Ａで極板フレーム５がコ
ンベヤベルト２ｏに供給された場合は、活性物質１は、
極板フレーム５の上に直接に供給される。この場合、供
給手段１゜により極板フレーム５にストレスが作用する
が、太さ約１．２ｍ１１いあｋの細いワイヤの極板フレ
ームでも、このストレスに充分耐える。さらに、コンベ
ヤベルト２０に活性物質を供給した後で極板フレームを
供給する場合は、前記のように、プレスロール２４で極
板フレームを活性物質に対し押圧する。

（発明の効果）前記のように、この発明によれば、回転ホイ−ルに活性
物質を供給し、該ホイールの高速回転による遠心力作用
によって、活性物質を極板フレームへ直接またはコンベ
ヤベルトを介して間接的に供給するものであるから、活
性物質の供給遣が極めて正確なものとなり、したがって
、薄く、軽量な極板フレームが採用でき、また、被覆さ
れた活性物質の層の厚みを均一に均すことも簡単となり
、極板の製造能率が向上し、さらに、活性物質をコンベ
ヤベルトに連続または間隔をおいて供給し、これによっ
て、活性物質の連続または不連続の帯をコンベヤベルト
上に形成でき、さらにまた、活性物質を極板フレームに
直接供給することも、また、−旦コンベヤベルトに供給
し、供給した活性物質の層の上に極板フレームを乗せる
操作も可能であり、合理的、経済的な方法での極板の製
造が期待できる。

第２図は、供給手段の一例を示す拡大断面図、第３図は
、同じく拡大平面図である。

１・・・・・・活性物質５・・・・・・極板フレーム６ａ、６ｂ・・・・・・極板１０・・・・・・供給手段１１、Ｉｌａ・・・・・・回転ホイールのホイール部１
３・・・・・・ハウジング１４・・・・・・凹溝１５．１５ａ・・・・・・プレフィーダー１６・・・・
・・ハウジング１７・・・・・・仕切り１９・・・・・・窓部２０・・・・・・コンベヤベルト２１．２２・・・・・・滑車２３・・・・・・案内

【図面の簡単な説明】第１図は、この発明の位置実施例における製造装置の説
明図、ほか１名

Claims

【特許請求の範囲】

（１）極板フレームをコンベヤベルトにより送りながら
、該極板フレームに活性物質を付与し、この活性物質に
より被覆された極板を得る製造方法において、極板フレ
ーム（５）を移送するコンベヤベルト（２０）の方向へ
活性物質（１）を供給する供給手段（１０）を設け、こ
の供給手段（１０）が有する前記活性物質の供給ホィー
ル（１１、１１ａ）の供給部（１４）に、前記活性物質
を供給し、前記供給ホィールを高速回転させて、前記供
給部から前記活性物質を遠心力により前記コンベヤベル
ト方向へ供給して、活性物質が被覆された極板を得るこ
とを特徴とする蓄電池の極板の製造方法。
（２）活性物質（１）は、プレフィーダー（１５、１５
ａ）により前記供給ホィール（１１、１１ａ）の供給部
（１４）に供給される特許請求の範囲第１項の方法。
（３）極板フレーム（５）は、活性物質（１）が活性物
質の供給手段（１０）により活性物質（１）がコンベヤ
ベルト（２０）または均等物へ供給される前の地点でコ
ンベヤベルト（２０）または均等物に載置されている特
許請求の範囲第１項または第２項の方法。
（４）極板フレーム（５）は、活性物質（１）が活性物
質の供給手段（１０）により活性物質（１）がコンベヤ
ベルト（２０）または均等物へ供給される後の地点でコ
ンベヤベルト（２０）または均等物に載置される特許請
求の範囲第１項または第２項の方法。
（５）コンベヤベルト（２０）へ供給される活性物質の
層の厚さは、コンベヤベルト（２０）と供給手段（１０
）との相対距離間隔を調節することにより調節される前
記特許請求の範囲のいずれかの項の方法。
（６）コンベヤベルト（２０）へ供給される活性物質の
層の厚さは、前記供給ホィール（１１、１１ａ）の回転
速度を調節することにより調節される前記特許請求の範
囲のいずれかの項の方法。
（７）極板フレームをコンベヤベルトにより送りながら
、該極板フレームに活性物質を付与し、この活性物質に
より被覆された極板を得る製造装置において、極板フレ
ーム（５）を移送するコンベヤベルト（２０）の直上に
活性物質（１）を供給する供給手段（１０）を設け、こ
の供給手段（１０）が有する前記活性物質の供給ホィー
ル（１１、１１ａ）の供給部（１４）に前記活性物質を
供給し、前記供給ホィールを高速回転させて、前記供給
部から前記活性物質を遠心力により前記コンベヤベルト
方向へ供給して、活性物質が被覆された極板を得ること
を特徴とする蓄電池の極板の製造装置。
（８）前記供給部（１４）は、前記ホイイール（１１、
１１ａ）の周側面に形成された凹溝、畝、ピーク、ブリ
ストルまたは均等構造である特許請求の範囲第７項の装
置。
（９）前記供給手段（１０）の供給ホィールは、仕切り
（１７）をもつホィール部（１１、１１ａ）からなり、
これらによってコンベヤベルト（２０）へ平行な帯状に
活性物質（１）を供給する特許請求の範囲第７項または
第８項の装置。
（１０）前記ホィール部（１１、１１ａ）それぞれには
、別個独立してプレフィーダー（１５、１５ａ）が関連
している特許請求の範囲第９項の装置。
（１１）コンベヤベルト（２０）へ供給される活性物質
の層の厚さを調節するため、コンベヤベルト（２０）と
供給手段（１０）との相対距離間隔が調節可能になって
いる前記特許請求の範囲第７項乃至第１０項のいずれか
の装置。
（１２）コンベヤベルト（２０）へ供給される活性物質
の層の厚さを調節するため、前記供給ホィール（１１、
１１ａ）の回転速度が調節可能になっている前記特許請
求の範囲第７項乃至第１１項のいずれかの装置。のいずれかの項の方法。