JPH0373386B2 - - Google Patents

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JPH0373386B2
JPH0373386B2 JP59100759A JP10075984A JPH0373386B2 JP H0373386 B2 JPH0373386 B2 JP H0373386B2 JP 59100759 A JP59100759 A JP 59100759A JP 10075984 A JP10075984 A JP 10075984A JP H0373386 B2 JPH0373386 B2 JP H0373386B2
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JP
Japan
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soldering iron
soldering
solder
tip
wire
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JP59100759A
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JPS60244468A (ja
Inventor
Masanori Sakanaka
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP10075984A priority Critical patent/JPS60244468A/ja
Publication of JPS60244468A publication Critical patent/JPS60244468A/ja
Publication of JPH0373386B2 publication Critical patent/JPH0373386B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K3/00Tools, devices, or special appurtenances for soldering, e.g. brazing, or unsoldering, not specially adapted for particular methods
    • B23K3/06Solder feeding devices; Solder melting pans
    • B23K3/0607Solder feeding devices
    • B23K3/0615Solder feeding devices forming part of a soldering iron

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プリント基板等の被半田部品の所定
箇所に自動的に半田付けを施す装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、多機能高性能なロボツトの出現により、
種々の工程が自動化されている。例えば第9図a
〜cに示す如く、高周波信号処理のための電子部
品が装備されたプリント基板40と、磁気シール
ドを主目的とする仕切り板71とを半田付けによ
つて接合する工程に於ても、ロボツトが利用され
ようとしている。
上記半田付け工程に於ては、先ず第9図aに示
す如く、プリント基板70の仕切り板71との接
合部に予めコーテイングされている銅箔部72の
上面に、半田ゴテ4のコテ先を圧接せしめ、プリ
ント基板70側を一次加熱した後、コテ先上面に
半田61を所定量供給すると共に、第9図bに示
す如く半田ゴテ4を平行移動せしめてコテ先を仕
切り板71に圧接せしめ、仕切り板71側を二次
加熱する。これによつて被半田付け部は充分に温
度が上昇し、溶融した半田は該被半田付け部に良
好な状態で融着し、第9図cに示す如く半田ゴテ
4を被半田付け部から離すことにより、半田付け
が完了する。
上記半田付け工程を実現する為、従来は複数の
関節を持つロボツトアームの端部に半田ゴテを固
定し、ロボツトの近傍の非可動部に配設された半
田送り機構から繰り出される半田線を半田ゴテの
コテ先へ供給していた(例えば日本マイクロコン
ピユータ(株)製マイクロソルダーUNI−511)。該
装置に於ては、姿勢及び位置が刻々変化する半田
ゴテのコテ先へ非可動の半田送り機構によつて半
田線を供給する為に、半田送り機構と半田ゴテと
を長いフレキシブルチユーブ等によつて連結し、
該チユーブによつて半田線を案内している。とこ
ろがフレキシブルチユーブは長く、然もロボツト
アームの移動に伴つて多様に屈曲するから、半田
線を送り出す為に大きな動力が必要となる問題が
あつた。又、半田ゴテが移動するたびに、半田ゴ
テと半田送り機構との間のフレキシブルチユーブ
の屈曲に基づいて、半田線の先端部がチユーブ開
口から出没移動するので、半田の供給量にばらつ
きが生じる問題があつた。
更に又、被半田付け部の位置にバラツキがある
と、コテ先の被半田付け部に対する位置にずれが
生じて、半田付け不良を招来する問題があつた。
〔目的〕
本発明の目的は、僅かな動力で確実に半田線を
コテ先へ所定量だけ供給出来、然も、被半田付け
部の位置に多少のバラツキがあつても良好な半田
付けが可能な自動半田付け装置を提供することで
ある。
〔構成〕
本発明に係る自動半田付け装置は、姿勢及び位
置制御が可能なロボツトアーム10の端部に半田
ゴテ支持機構2及び半田送り機構3を設け、半田
ゴテ支持機構2によつて半田ゴテ4を支持し、半
田送り機構3は所定量の半田線を半田ゴテ4のコ
テ先40へ向けて送り出すものである。
半田ゴテ支持機構2は、ロボツトアーム10の
端部に固定された支持部材と、該支持部材上に半
田ゴテ4の基端部を弾性支持する弾性支持部21
とを具え、該弾性支持部21は、半田ゴテ4の軸
方向に弾性を有する軸方向弾性部Aと、前記軸方
向とは直交する全ての半径方向に弾性を有する半
径方向弾性部Bとから構成される。
又、半田送り機構3は、前記支持部材上に対向
配備されて半田線を送り出す一対のローラ31,
32を具えると共に、両ローラ31,32から送
り出される半田線を半田ゴテ4のコテ先40へ導
くべきフレキシブルチユーブ33を具え、該フレ
キシブルチユーブ33は、基端部が前記支持部材
上に支持されると共に、先端部が半田コテ4本体
に断熱部材を介して支持されている。
〔作用〕
半田ゴテ4は、ロボツトアーム10の操作によ
つて、物品の所定の位置へ所定の姿勢で圧接せし
めることが可能であり、物品の被半田付け部は半
田ゴテの加熱によつて充分に温度が上昇する。こ
の際、被半田付け部の位置にバラツキがあつて
も、弾性支持部21の軸方向弾性部A及び半径方
向弾性部Bの弾性変形によつて、半田ゴテ4のコ
テ先40は3次元方向に変位可能であり、これに
よつて前記バラツキが吸収され、コテ先40は所
定の被半田付け部に圧接されることになる。
半田線6は、半田送り機構3から予め設定され
た適当量が送り出されて半田ゴテ4のコテ先40
へ供給される。この際、半田送り機構3とコテ先
40とは近接しているから、半田線6は略直線上
或は曲率の大きな円曲線に沿つて伸びるフレキシ
ブルチユーブ33内をスムーズに移行せしめるこ
とが可能であり、移行の際に途中で折れ曲がるこ
とはない。半田ゴテ4がロボツトアーム10に伴
つて移動しても、半田送り機構3は半田ゴテ4と
一体に移動し、該機構と半田ゴテとの間の半田線
6がアームの移動に伴つてフレキシブルチユーブ
内を移動することはないから、該機構3から送り
出された長さ分の半田線が正確にコテ先へ供給さ
れる。尚、前記コテ先40の弾性変位に伴つて、
フレキシブルチユーブ33が僅かに変形し、該フ
レキシブルチユーブの出口は常にコテ先40へ向
けられる。
半田線6は先端部がコテ先に接触して溶融し、
充分に加熱された被半田付け部に融着する。
その後、半田ゴテ4を被半田付け部から離脱せ
しめて半田付けを完了する。
〔特有の効果〕
本発明に係る自動半田付け装置は、前述の如く
半田線をコテ先へ確実に供給出来、然も供給量を
正確にコントロールすることが可能である。又、
半田送り機構からコテ先までの半田の移行距離は
短かいから、半田線をコテ先へ供給するのに必要
な動力は僅かである。然も、被半田付け部の位置
のバラツキに拘らず、常に良好な半田付けが可能
である。
〔実施例〕
第1図は、本発明に係る自動半田付け装置を5
軸制御が可能な多関節ロボツト1に装備して、被
半田部品7に半田付けを施している状況を示して
いる。
ロボツト1は図中に矢印で示す如く5つの回転
関節を具え、最先端のアーム10の位置及び姿勢
を正確に制御することが可能である。
前記アーム10の端部には、半田ゴテ支持機構
2を介して、半田ゴテ4を装備し、該支持機構に
は半田送り機構3が併設されている。
半田線6は、ロボツト1の上方に配設された半
田供給装置60から繰り出され、半田送り機構3
を経て半田ゴテ4のコテ先40へ供給される。
被半田部品7は第9図a〜cに示す電子部品で
あつて、第1図に示す如く搬送装置5によつてロ
ボツトアーム10の可動範囲内へ順次搬送され、
位置決め治具51によつて所定の位置に固定され
る。搬送装置5は、支持部材53にセラミツクス
ペーサ54を介して支持されたレール52上の被
半田部品7を、チエーン(図示省略)によつて駆
動するものであり、電子部品7が上記固定位置ま
で搬送されたとき、これを検知する位置検出装置
50を具えている。
又、被半田部品7の固定位置近傍には、被半田
付け部及びその周辺に熱風を送る補助加熱器8,
8が配備され、半田ゴテ4の熱が被半田部品7を
経て搬送装置5へ逃げるのを防いでいる。該補助
加熱器8は、被半田付け部の温度を所定値に保つ
べく、レール52に添設された温度センサー(図
示省略)からの信号をフイードバツク信号とする
温度コントローラ80を具えている(第7図参
照)。
又、ロボツト1の近傍には、第1図に示す如く
一対の円筒状回転スポンジを内蔵したコテ先クリ
ーナ13が配備されている。
半田ゴテ支持機構2及び半田送り機構3の詳細
構造を第2図乃至第5図に示す。
半田ゴテ支持機構2は第2図に示す如く、基端
部をロボツトアーム10に固定され先端部に2本
のアーム20a,20aを突設した支持板20
に、後述する弾性支持部21を介して半田ゴテ4
を支持し、半田ゴテ4に軸方向及び半径方向の弾
性を付与して構成される。
半田ゴテ4は、コテ先40を突設し電気抵抗線
式セラミツクヒータ41を内蔵したコテ本体43
の基端部に、断熱資材により形成された筒状の保
持部44を嵌めて形成されている。コテ先40
は、本体43に着脱可能に嵌まつており、種々の
被半田部品に対して最適な形成のものを装備する
ことが出来る。又、前記保持部44には、コテ先
40の温度を測定するべくコテ本体43に添設さ
れた温度センサー(図示省略)からの信号を増幅
する為の信号増幅部49が装備されている。該増
幅部49の出力信号は、コテ先40の温度を所定
値に保つべくPID制御を行なう温度コントローラ
42(第7図参照)に接続されている。
上記半田ゴテ4を支持板20に装着する為の弾
性支持部21は、第3図及び第4図に示す軸方向
弾性部Aと、第3図及び第5図に示す半径方向弾
性部Bとから構成される。軸方向弾性部Aは、第
4図に示す如く支持板20の背面に固定され半田
ゴテ軸方向に伸びる2本の案内軸22,22と、
支持板20の両アーム20a,20aの間へ若干
の遊びを設けて配設され基端部を半田ゴテ4の保
持部44に固定し、先端部を前記両案内軸22,
22へ僅かな遊びを設けて嵌めたL字状の摺動部
材24と、案内軸22,22に嵌まり摺動部材を
コテ先40側へ付勢する第1スプリング23,2
3とからなる。一方、半径方向弾性部Bは第5図
に示す如く、支持板20のアーム20a,20a
に一体に架設された側板25と、半田ゴテ4の本
体上方及び下方に離間して配設され基端を夫々前
記側板25に固定した一対のシヤフト25a,2
5aと、両シヤフトの先端に摺動可能に嵌まる押
圧板26と、両シヤフトに嵌まり該押圧板26を
半田ゴテ4に圧接せしめる一対の第2スプリング
27,27と、前記側板25に斜めに貫通し軸心
が半田ゴテ4の中心に向かう一対の押圧ピン2
8,28と、該押圧ピンに嵌まりピン先端部を半
田ゴテ4に圧接せしめる一対の第3スプリング2
9,29とから構成される。
上記構成により、半田ゴテ4は軸方向及び半径
方向に遊びを設けた状態で支持板20に保持さ
れ、複数のスプリングによつて突出方向に付勢さ
れると共に、突出端に於ては軸心に直交する面上
での可動範囲内の略中心位置に弾性支持されるこ
とになる。
一方、半田送り機構3は第3図に示す如く支持
板20の背面に固定されたモータ30と、第2図
に示す如く支持板20の正面側に配設され前記モ
ータ30によつて回転駆動される原動ローラ31
と、該原動ローラに対向して配備された従動ロー
ラ32とからなる駆動部を具えている。モータ3
0としてはシンクロナスモータ、ステツピングモ
ータ等の回転角度の制御が可能なものが使用出来
る。従動ローラ32は取付板39に枢支され、該
取付板39は支持板20に突設された2本のガイ
ドピン37,37に摺動可能に嵌まつている。ガ
イドピン37,37には夫々バネ36,36が嵌
まり、ピン先端部に螺合するストツパー38,3
8によつて上端部を係止されて、取付板39を上
方に付勢している。原動ローラ31の周面にはロ
ーレツト加工が施され、従動ローラ32の原動ロ
ーラに対する圧着力によつて両ローラ間に半田線
6が確実に挾持される。又、ストツパー38,3
8の位置調整によつて、径の異なる半田線に対し
ても最適の挾持力を作用させることが出来る。
又、半田送り機構3は第2図に示す如く、半田
供給装置60から繰り出される半田線6を原動ロ
ーラ31と従動ローラ32との間へ導き、両ロー
ラから送り出される半田線6をコテ先40へ確実
に案内する為の案内部を具えている。該案内部
は、原動ローラ31及び従動ローラ32の前後に
3つの保持金具35を配設して支持板20の上端
面に固定し、該金具によつて内径が半田線より僅
かに大きな直管状のパイプ片34,34を挾接
し、支持板20先端側のパイプ片34にはフレキ
シブルチユーブ33が接続されている。該チユー
ブは大なる曲率で円曲してコテ先40の近傍へ伸
び、先端部を後述する固定具45によつて半田ゴ
テ4の本体43に係止されている。半田線6のコ
テ先40に対する入射角は、フレキシブルチユー
ブの先端部を僅かに変形せしめることにより、微
調整が可能である。
前記固定具45は、第2図に示す如くコテ本体
43に嵌まつた固定金具47に、セラミツクスペ
ーサ46,46を介してホルダー48をビス止め
してなり、該ホルダー48には前記フレキシブル
チユーブ33が貫通保持されている。セラミツク
スペーサ46は半田ゴテ4の熱がフレキシブルチ
ユーブ33へ伝わるのを防止するものである。従
つて該チユーブ内で半田が溶融することはない。
又、支持板20基端側のパイプ片34にもフレキ
シブルチユーブ33が接続され、半田供給装置6
0からの半田線6を該パイプ片34へスムーズに
導く。
更に支持板20には、上部案内部に保持された
半田線6に対向して、半田切れ検出装置93が装
備されている。
半田供給装置60の詳細構造を第6図に示す。
ロボツト1の上方に配設された支持部材63に、
一対の挾持板64,64を固定し、該挾持板間に
シヤフト64a及び2本のピン69,69を枢支
して、該シヤフト64aに半田リール62を一体
回転可能に嵌めると共に、ロツクネジ65によつ
て軸方向の移動を拘束する。一方の挾持板64に
は前記シヤフト64aと一体回転するラチエツト
歯車66が枢支されると共に、該歯車の上方には
ラチエツトレバー67が基端部を挾持板64に枢
支され、先端部はバネ68によつて下方に付勢さ
れている。ラチエツトレバー67は、前記ラチエ
ツト歯車66の周面に一定のピツチで刻設された
溝に係合するラチエツト爪67aを具え、バネ6
8の付勢によつて該歯車66を逆転不能に軟係止
している。半田線6は半田リール62から2本の
ピン69,69の間を通して引き出される。
第7図は、上記自動半田付け装置の制御システ
ムの構成を示している。ロボツト1は、テイーチ
ングボツクス12の操作によつてソフトウエアの
書き替えが可能なロボツトコントローラ11によ
つて動作がコントロールされる。該コントローラ
11はパラレルインターフエース91及び92を
介して、本装置全体の統括制御を司どるシステム
コントローラ9に接続されている。一方搬送装置
5、補助加熱器8の温度コントローラ80及び位
置検出装置50はパラレルインターフエース92
及び90を介して前記システムコントローラ9と
接続されている。又、半田送り機構3及び半田ゴ
テ4の温度コントローラ42はパラレルインター
フエース92からの信号によつて制御される。
第8図は上記制御システムによつて自動半田付
け装置が実行する作動シーケンスを示し、以下第
1図乃至第6図に示す本装置の作用効果を該シー
ケンスに沿つて説明する。
搬送機構5が起動して、第1図に示す如く被半
田部品7がレール52上を搬送されて所定の位置
に来ると、位置検出装置50がこれを検知し、搬
送機構5を停止せしめると共に、位置決め治具5
1を作動させて被半田部品7に正確な位置決めを
施す。
その直後、システムコントローラ9からロボツ
ト1へ起動指令が発せられる。ロボツト1は予め
設定されたシーケンスに従つて半田ゴテ4を移動
せしめ、第9図aに示す如く被半田部品7を一次
加熱すると同時に、半田送り機構3のモータ30
に一定時間通電して半田線6を送り出し、所定量
の半田61をコテ先40へ供給した後、第9図b
に示す如く被半田部品7を二次加熱する。
この際、半田ゴテ4は第9図a及びbに示す状
態に於て、第4図に示す第1スプリング23,2
3が収縮して軸方向に移動すると共に、第5図に
示す第2及び第3スプリング27,29の収縮或
は伸展により、半田ゴテ軸心を通る垂直前にて半
田ゴテ基端側を中心として上方に揺動し、コテ先
40は上記各スピリングの付勢により被半田部品
7に充分な圧力で押し付けられる。従つて、被半
田部品7に於ける被半田付け部の位置に多少のバ
ラツキがあつても、半田ゴテ4の弾性可動範囲内
で、コテ先40と被半田付け部との相対的な位置
誤差は吸収され、半田付けは適切に行なわれる。
従来の半田付けロボツトには半田ゴテに軸方向の
みの弾性を付与したものがあるが、半径方向の弾
性がない為、上記位置誤差の吸収能力が不充分で
あり、半田付け不良の原因となつていた。
半田線6は、原動ローラ31及び従動ローラ3
2による駆動と、パイプ片34及びフレキシブル
チユーブ33による案内によつて、所定の長さ分
がコテ先40の上面へ供給され、コテ先による加
熱によつて溶融し、第9図cに示す如く被半田付
け部へ融着する。又、半田線6は第6図に示す半
田供給装置60の半田リール62からラチエツト
機構の動作により一定の力で引き出され、リール
52が逆転することはない。従つて、ロボツトア
ーム10が激しく動いてもリール52に巻装され
た半田線6がばらけて、半田ゴテとの間でたるむ
ことは無い。
半田61が融着した後、第9図cに示す如く半
田ゴテ4を被半田部品7から離脱せしめて、待機
位置或は次の半田付け位置まで移動させる。この
際半田ゴテ4は、第1乃至第3スプリング23,
27,29の作用により、再び元の位置及び姿勢
に復帰する。
コテ先のクリーニングは、何回かの半田付け作
業に1回の割合で実行する様プログラムされてお
り、コテ先40を第1図に示すクリーナ13の一
対のスポンジローラ間に挿入することにより行な
われる。尚、スポンジローラには水を含ませて、
スポンジの焼損を防いでいる。
1個の被半田部品7の半田付け作業が終了すれ
ば、搬送装置5を駆動して次の被半田部品に対し
て同じ操作を繰り返す。
上記自動半田付け装置に於ては、半田送り機構
3がコテ先40に近接して配備されているので、
半田線6の供給が確実であるばかりでなく、半田
リール62に半田線6が無くなつてリールを取り
替える際、該機構からコテ先までの使用不可能な
半田線は僅かで済み、経済的である。
又、本装置に於ては半田線6をコテ先40へ導
く為のフレキシブルチユーブ33が、半田ゴテ4
とは熱的に遮断されているので、比較的大径の半
田線を使用して、半田線の供給速度を遅くして
も、半田線6がチユーブ内に保持されている間に
半田線の温度が溶融温度まで上昇することはな
い。従つて半田線の直径を自由に選定することが
出来る。
又、半田ゴテ4の信号増幅部49は、コテ本体
43に近接して装備されているので、該増幅部と
温度センサーとの間の接続ケーブルは短かく、従
つてコントローラに対するノイズが少ない。
又、補助加熱器8は被半田部品7及び搬送装置
5の必要箇所だけを加熱し、レール52はセラミ
ツクスペーサ54により熱遮断されているので、
他の部品に熱的な悪影響を与えたり、作業環境が
高温となることはない。
更に第7図に示す本装置の制御システムは、制
御対象となる各装置ごとにコントローラを装備
し、該コントローラによつて夫々の動作を個別制
御すると共に、システムコントローラ9によつて
上記コントローラ間の信号調整を行なつているの
で、ソフトウエアの変更が容易であり、汎用性も
高い。
尚、本発明に係る自動半田付け装置は第9図に
示す如き角部の半田付けのみならず、例えばプリ
ント基板上に植立されたコンデンサー等の脚を基
板の銅箔部に半田付けする際にも使用出来るのは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動半田付け装置を用いて電
子部品の半田付けを行なつている状況を示す斜面
図、第2図は本装置の構造を示す斜面図、第3図
は本装置を背面側から見た図、第4図は第3図
−線に沿う部分断面図、第5図は第3図−
線に沿う部分断面図、第6図は半田供給装置の分
解斜面図、第7図は制御システムの構成を示すブ
ロツク図、第8図は作動シーケンスを示すフロー
チヤート、第9図a,b,cは半田付け工程を示
す断面図である。 1……ロボツト、10……ロボツトアーム、2
……半田ゴテ支持機構、21……弾性支持部、3
……半田送り機構、31……原動ローラ、32…
…従動ローラ、4……半田ゴテ、40……コテ
先、5……搬送装置、6……半田線、7……被半
田部品。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 姿勢及び位置制御が可能なロボツトアーム1
    0の端部に半田ゴテ支持機構2及び半田送り機構
    3を設け、半田ゴテ支持機構2によつて半田ゴテ
    4を支持し、半田送り機構3は所定量の半田線を
    半田ゴテ4のコテ先40へ向けて送り出す自動半
    田付け装置において、半田ゴテ支持機構2は、ロ
    ボツトアーム10の端部に固定された支持部材
    と、該支持部材上に半田ゴテ4の基端部を弾性支
    持する弾性支持部21とを具え、該弾性支持部2
    1は、半田ゴテ4の軸方向に弾性を有する軸方向
    弾性部Aと、前記軸方向とは直交する全ての半径
    方向に弾性を有する半径方向弾性部Bとから構成
    され、半田送り機構3は、前記支持部材上に対向
    配備されて半田線を送り出す一対のローラ31,
    32を具えると共に、両ローラ31,32から送
    り出される半田線を半田ゴテ4のコテ先40へ導
    くべきフレキシブルチユーブ33を具え、該フレ
    キシブルチユーブ33は、基端部が前記支持部材
    上に支持されると共に、先端部が半田コテ4本体
    に断熱部材を介して支持されていることを特徴と
    する自動半田付け装置。
JP10075984A 1984-05-18 1984-05-18 自動半田付け装置 Granted JPS60244468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10075984A JPS60244468A (ja) 1984-05-18 1984-05-18 自動半田付け装置

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