JPH0373098B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0373098B2
JPH0373098B2 JP93986A JP93986A JPH0373098B2 JP H0373098 B2 JPH0373098 B2 JP H0373098B2 JP 93986 A JP93986 A JP 93986A JP 93986 A JP93986 A JP 93986A JP H0373098 B2 JPH0373098 B2 JP H0373098B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
groove
rotating anode
annular portion
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP93986A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62160645A (ja
Inventor
Masaki Yamabe
Toshihiko Osada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP93986A priority Critical patent/JPS62160645A/ja
Priority to US06/895,234 priority patent/US4719645A/en
Priority to DE8686111140T priority patent/DE3671569D1/de
Priority to EP86111140A priority patent/EP0212548B1/en
Publication of JPS62160645A publication Critical patent/JPS62160645A/ja
Publication of JPH0373098B2 publication Critical patent/JPH0373098B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 円板形回転陽極を具えたX線発生装置におい
て、 一対のターゲツト片材を連結して外周にV溝を
有するターゲツトが該外周部の該V溝を含むM字
形断面の円環部を具え、該M字形断面の各側面と
気密接合するように該円環部を挟む該一対の側板
を該ターゲツトに連結し、該円環部の内側に冷却
路となる空洞を設けた構成としたことにより、 該ターゲツトと該側板との連結部における機械
的強度を改善し、装置の長寿命化と軽量化を実現
させたものである。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、半導体製造プロセスのリソグラフイ
工程等で用いられる回転陽極X線発生装置に関す
る。
〔従来の技術〕
回転陽極X線発生装置は、回転する円板状陽極
に銅やアルミニウム等の金属材料からなるターゲ
ツトを設け、このターゲツトに電子線を照射して
X線を発生させる。入射電子線は後方散乱作用に
よりX線を発生せずに反射し入力のロスとなる場
合がある。このような入力のロスをなくした電子
線を有効に使用してX線発生効率を高めるため
に、ターゲツト面をV溝形状とし、X線を発生さ
せずに反射散乱した電子を再びターゲツト面に衝
突させるように構成したV溝形状ターゲツトを有
するX線発生装置が提案されている。このような
V溝形状ターゲツトを有する従来の回転陽極X線
発生装置の構成を第4図に示す。
第4図において、A,Bは各別の位相面の断面
であり、円板形状の回転陽極1は回転軸2に固定
され回転軸2の回転により回転可能である。回転
陽極1の外周には適当な金属材料からなるターゲ
ツト3が設けられる。
ターゲツト3の電子線照射面はV溝形状に形成
される。このターゲツト3はV溝の各側面(傾斜
面)を個別に構成する一対のターゲツト片材3a
と3bを連結し形成されている。回転陽極1の内
側円板4および外側円板5は、ターゲツト片材3
aと3bおよびその支持部材6と共に適当な位置
でボルト等により相互に固定連結される。回転軸
2および回転陽極1の内部には、冷却水路7,
8,9が形成され冷却水が図中の矢印のように循
環、即ち冷却水路7から供給された冷却水はター
ゲツト3の内面に沿つて円板全周に形成された冷
却水路8に流入し冷却水路9より流出する。
このように構成した回転陽極1のV溝面に電子
線を照射すると、ターゲツト3は該電子線のエネ
ルギによりX線を出射するが、ターゲツト3のV
溝面に衝突した余分なエネルギをもつ電子がX線
を発生させずに散乱されると、再び反対側のV溝
面に衝突してX線を発生させることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来装置のターゲツトは、その外周端面を内側
円板または外側円板の側面に突き合わせて当接
し、その当接部分から冷却水が漏れないように連
結していた。
しかし、十分な冷却効果を得るための流量を必
要とする冷却水は、その流水圧に加え回転陽極1
の高速回転(例えば12000rpm)に伴う遠心力に
より、数十Kg/cm2の圧力でターゲツトおよび内側
円板、外側円板を内側から押し広げようとする。
そのため、ターゲツトと内側円板、外側円板と
の前記当接部および、連結用のボルト等には前記
圧力による過大な応力に耐える機械的強度が必要
となる。
そこで、前記当接部の封止が溶接手段になると
きは、溶接の微細欠陥をも検出する綿密な検査を
必要とすると共に、繰り返し使用による疲労破壊
に対する監視を要する。他方、前記当接部の封止
がOリング等の弾性部材を介するときは、前記圧
力に十分対向し得る圧力で連結を維持するため、
前記ボルト等の本数を溶接連結のものより増す必
要があつて回転陽極が重くなり、装置構成に不利
益をもたらすという問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点の除去を目的とした本発明の回転陽
極X線発生装置は、 外周にV溝を有するターゲツトが該V溝の各側
面を有する一対のターゲツト片材を連結して構成
し、かつ、該外周部の該V溝を含むM字形断面の
円環部を具え、 該V溝が表呈し該M字形断面の各側面と気密接
合するように該円環部を挟む該一対の側板を該タ
ーゲツトに接合し、該円環部の内側に冷却路とな
る空洞が設けられてなることを特徴とする。
〔作用〕
上記手段によれば、ターゲツトの円環部と側板
とは従来のものより広い面積で当接されることに
なる。しかも、従来装置では該当接部を直接的に
引き裂くように内圧が付加されるが、前記手段に
よれば内圧の一部は、当接部を当接方向に圧縮す
るように作用する。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本発明の実施例になる回
転陽極X線発生装置を説明する。
第1図は本発明の一実施例になる回転陽極X線
発生装置の要部を示す側断面図、第2図は該装置
のターゲツトが内圧により弾性変形する様子を説
明するための図、第3図は第1図の外側円板を取
り除き一部分を破断した正面図である。
第1図において、A,Bは各別の位相面の断面
であり、円板形状の回転陽極11は回転軸12に
固定され回転軸12の回転により回転可能であ
る。回転陽極11の外周には適当な金属材料から
なるターゲツト13が設けられる。
ターゲツト13の外周(円環部)13aは一対
の電子線照射面がV形に対向するM字形断面の環
状に形成されている。このターゲツト13は電子
線照射面を個別に構成する一対のターゲツト片材
14a,14bを連結し構成されており、各ター
ゲツト片材14a,14bは皿状円板形でありそ
の凸面側同士を対向させ連結している。
回転陽極11の内側円板15および外側円板1
6は、ターゲツト片材14a,14bおよび、タ
ーゲツト片材14a,14bを支持する一対の支
持部材17,18と共に適当な位置でボルト等に
より相互に固定連結され、円環部13aの外側面
と円板15または16の端面との間隙および、円
環部13aの先端面と円板15または16の段端
面との間隙は、ゴムにてなり回転陽極11と同軸
に嵌挿したOリング27,28により封止されて
いる。
回転軸12の内部に形成された冷却水路19と
20は、回転陽極11の内部に形成された冷却水
路21〜26に連通し、冷却水が図中の矢印のよ
うに循環する。即ち、冷却水路19から供給され
た冷却水はターゲツト13に沿う冷却水路21ま
たは22を通つて環状部13aの内側の全周に形
成された環状の冷却水路23または24に流入
し、ターゲツト13に沿う冷却水路25または2
6を通り冷却水路20より流出する。
冷却水路19,20および21,22,25,
26は、第3図に示すように各複数本(図は各4
本)ずつ形成してあり、回転軸12の軸心と平行
する冷却水路19と20は、放射状の冷却水路2
1,22,25,26に連通する。そして、冷却
水路21,22,25,26の形成間には、ター
ゲツト13等を固定連結し回転陽極11を完成さ
せる複数個(図は8個)のボルト貫通孔29が穿
設されている。
このように構成した回転陽極11に冷却水を流
し高速回転させると、第2図に示すように、静止
時に実線で示すターゲツト13の円環部13a
は、内圧によつて点線で示す如く、M字形が側方
向に押し広げられるように弾性変形するが、該変
形歪をOリング27が吸収する。そして、ターゲ
ツト13の円環部13aのV溝面に電子線を照射
すると、ターゲツト13は該電子線のエネルギに
よりX線を出射するが、ターゲツト13のV溝面
に衝突した余分なエネルギをもつ電子がX線を発
生せずに散乱されると、再び反対側のV溝面に衝
突してX線を発生させることができる。
なお、前記実施例において、円環部13aの内
側の冷却水路23,24に連通する冷却水路2
1,22と25,26とは同じ長さであり、これ
は冷却水路23,24内の流入側と流出側とに発
生する圧力のバランスを図るための考慮によるも
のである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、ターゲツ
トの外縁部近傍(M字形断面の円環部)と該ター
ゲツトの側方の円板との当接部は、従来のターゲ
ツト端面突き当て当接よりも当接面積が著しく拡
大し、かつ、使用時に発生する内圧の一部は当接
部に対し直角方向(圧縮方向)に作用するため、
当接部の機械強度が著しく向上し長寿命化を達成
した。さらに、弾性部材を介し当接させること
で、使用時に発生する内圧によるターゲツトの弾
性変形を該弾性部材が吸収し、ボルト等の連結本
数を増すことなく弾性部材の使用が可能となり、
当接部の封止を容易にした効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例になる回転陽極X線
発生装置の要部を示す側断面図、第2図は該装置
のターゲツトが内圧により弾性変形する様子を説
明するための図、第3図は第1図の外側円板を取
り除き一部分を破断した正面図、第4図は従来の
回転陽極X線発生装置の要部を示す側断面図、で
ある。 図中において、1,11は回転陽極、3,13
はターゲツト、3a,3b,14a,14bはタ
ーゲツト片材、4,5,15,16は側板、7〜
9,19〜26は冷却水路、13aは円環部、2
7,28はOリング(弾性シール部材)、を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外周にV溝を有するターゲツトと該ターゲツ
    トを挟む一対の側板とを連結し、該V溝の内側に
    冷却路を形成してなる円板形回転陽極を具えたX
    線発生装置において、 該ターゲツトが該V溝の各側面を有する一対の
    ターゲツト片材を連結して構成し、かつ、該外周
    部の該V溝を含むM字形断面の円環部を具え、 該V溝が表呈し該M字形断面の各側面と気密接
    合するように該円環部を挟む該一対の側板を該タ
    ーゲツトに連結し、該円環部の内側に冷却路とな
    る空洞が設けられてなることを特徴とする回転陽
    極X線発生装置。 2 前記一対のターゲツト片材が両方ともに皿状
    円板形状であつて、その凸面同士を対向させて連
    結し、外周に前記円環部を形成しなることを特徴
    とする前記特許請求の範囲第1項記載の回転陽極
    X線発生装置。 3 前記円環部と前記側板とが弾性シール部材を
    介して連結してなることを特徴とする前記特許請
    求の範囲第1項記載の回転陽極X線発生装置。
JP93986A 1985-08-12 1986-01-07 回転陽極x線発生装置 Granted JPS62160645A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP93986A JPS62160645A (ja) 1986-01-07 1986-01-07 回転陽極x線発生装置
US06/895,234 US4719645A (en) 1985-08-12 1986-08-11 Rotary anode assembly for an X-ray source
DE8686111140T DE3671569D1 (de) 1985-08-12 1986-08-12 Drehanodenanordnung fuer roentgenstrahlenquelle.
EP86111140A EP0212548B1 (en) 1985-08-12 1986-08-12 A rotary anode assembly for an x-ray source

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP93986A JPS62160645A (ja) 1986-01-07 1986-01-07 回転陽極x線発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62160645A JPS62160645A (ja) 1987-07-16
JPH0373098B2 true JPH0373098B2 (ja) 1991-11-20

Family

ID=11487641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP93986A Granted JPS62160645A (ja) 1985-08-12 1986-01-07 回転陽極x線発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62160645A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62160645A (ja) 1987-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4796343A (en) Gas turbine engine rotor assembly
US5110033A (en) Segmented brush seal
JPH09133005A (ja) ガスタービンロータ
JPS6138107A (ja) ガスタービンパワープラント用回転シール装置
US2619317A (en) Rotor for turbomachines
JPH057545B2 (ja)
JPH1144201A (ja) ガスタービン段間部シール装置
US6669443B2 (en) Rotor platform modification and methods using brush seals in diaphragm packing area of steam turbines to eliminate rotor bowing
US20060051211A1 (en) Method of assembling one-piece bladed disks, and a device for damping vibration of the blades of such disks
JPH07217681A (ja) 航空機用多板ディスクブレーキ組立体のブレーキディスク
EP0921277B1 (en) Seal structure between gas turbine discs
US3788767A (en) Two-piece bladed diaphragm for an axial flow machine
US4201103A (en) Circular saw tool
US5390413A (en) Bladed disc assembly method by hip diffusion bonding
US4406202A (en) Rotatable article, such as a tool, provided with means for damping vibration
JPS5912390B2 (ja) タ−ビンダイヤフラムの溶接方法
JPH04219152A (ja) 衝撃ミルまたはハンマーミルのためのロータ
JPH0320522B2 (ja)
JPH0373098B2 (ja)
US3866977A (en) Suppression of vibration in rotating discs
JPH1172002A (ja) 回転する構成部分の摩擦接続・形状接続式の結合部
GB2109274A (en) Gas turbine engine rotor assembly
JPS6258234B2 (ja)
US4191485A (en) Apparatus for securing a wheel to a rotatable shaft of a turbo-machine
JP4227361B2 (ja) 板ブラシシール