JPH0371911A - 圧延油ワイパー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鋼帯の圧延機等に付設する圧延油のワイパー装
置に関する。

（従来の技術〕 従来、鋼帯の圧延機等における圧延油のワイピングは、
圧延ロールの軸方向に平行に配設された耐油性、耐摩耗
性を有する１条あるいは数条のホースを圧延ロールに押
し付け、圧延油を拭き取るホースワイパーが用いられて
きた。このホースワイパーでは鋼帯の端付近でホースワ
イパーに疵が発生し、製品表面の疵発生の問題がある。

従って一回の作業毎に作業員が手作業でワイパー表面の
荒れを取除いていた。このため作業の省力が難しく、コ
スト高であり、ラインの高速化上、問題がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来の圧延油のワイパーには解決すべき次の課題が
あった。

（１）上記の通り、従来のワイパーには疵が発生しやす
い、ワイパーに疵が発生すると、鋼帯表面に疵が発生し
、製品の分止りが大幅に低下する。

（２）ワイパーに疵が発生すると、これを作業員が手直
ししなければならないが、その工程である清掃、整形、
検査はすべて人手作業で行なわれ著しく非能率である。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記課題の解決手段として、ワイピング対象で
ある銅帯を介して鋼帯面に平行にかつ鋼帯の移動方向に
直交して上下に設けられた一対の回転体と、同回転体の
外周に軸方向に設けられた棒状の弾性体よりなる複数の
ワイパーと、同ワイパーに接離可能に設けられると共に
当接した状態でワイパーの長手方向に移動しながらワイ
パー表面の異常を整備点検する走査装置とを具備してな
ることを特徴とする圧延油ワイパー装置を提供しようと
するものである。

〔作用） 本発明は上記のように構成されるので次の作用を有する
。

即ち、銅帯を介して回転体を上下に一対設け、それらの
外周に軸方向に沿ってワイパーを複数設けたので上下の
ワイパー同士が銅帯に接するよう回転体を回転、停止さ
せれば、次々と整備ズミのワイパーで鋼帯をワイピング
できる。また、ワイパーに接離可能に走査装置を設け、
ワイピングを終えたワイパーを自動的に走査し、ワイパ
ー表面の異常を整備点検するので、ワイパーが常に自動
的に整備されており、次なるワイピングで銅帯に疵を発
生させることがない。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図により説明する。第１図は本
実施例の圧延油ワイパー装置８ａ、　８ｂを組込んだ圧
延機の側面図で図において１はワイピング対象となる鋼
帯、２，３は巻きリールで、鋼帯１を巻き取り、繰出す
、４．５はロールであり、巻きリール２．３より出た鋼
帯ｌの方向を調整する＊　６ａ＋　６ｂは圧延ロール群
であり、鋼帯１を上下から押圧し、圧延する。７ａ、　
７ｂ、　７ｃ、　７ｄは圧延油スプレーであり、圧延ロ
ール群６ａ、　６ｂ＠後の鋼帯ｌを冷却すると共に酸化
を防止するための圧延油を供給する。　８ａ、　８ｂは
本実施例の各圧延油ワイパー装置で、上下一対になって
鋼帯１を挟み、巻きり−ル２側及び同３側に各一対、計
４台が設けられている。第２図は圧延油ワイパー装Ｗ８
ａ、　８ｂの概略拡大斜視図で９は回転体であり、その
外周には、プラスチック、ゴム等の耐油性、弾性体より
なる棒状のワイパー１０が設置されている。１１はその
詳細を後述する走査装置であり、ワイパー１０を使用後
ワイパー１０の表面を長手方向に走査し、不具合個所が
あればそれを修復する。

次に上記構成の作用について説明する。

第１図、第２図において回転体９はその軸回りに間歇的
に回転及び停止可能で、第１図に示すように圧延油ワイ
パー装置８ａ、　８ｂの各ワイパー１０が鋼帯１を挟ん
で相互に当接し合う位置で停止するよう構成されている
。圧延機では一般に鋼帯１を往復させて圧延ロール群６
ａ、　６ｂで繰り返し圧延することによって所望の厚さ
の綱帯１（この場合製品）を得るので、巻きり−ル３に
よって鋼帯１が第１図の左に移動している場合は図の左
側の圧延油ワイパー装置８ａ、　８ｂによって、図の右
側に移動している場合は図の右側の圧延油ワイパー装置
８ａ＋８ｂによって、それぞれ圧延油スプレー７ａ、　
７ｂ、　７ｃ。

７ｄでスプレーされた圧延油がワイピングされる。

勿論、圧延ロール群６ａ、　６ｂ部には清浄な鋼帯１が
挿通されるのが望ましいから左右両側の圧延油ワイパー
装置８ａ、　８ｂが同時に使用されてもよい。

このようにして、たとえば左方への鋼帯ｌの移動が完了
した段階で回転体９が回転され、次なるワイパー１０が
再び第１図に示すような状態に位置して停止し、今度は
鋼帯ｌが右方へ移動する。こうして使用済となったワイ
パーｌＯは順次、鋼帯１から遠去ってゆく、そして所定
の位置に至って回転体９が停止すると、回転体９の軸方
向の端部の外側に待機していた走査装置１１が、第４図
に示すようにモータ２７の回転駆動によるスクリュー軸
２５によって回転体９側へ送り出されてきてワイパー１
０を、その端部から被うように一端から他端へと走査し
てゆく、そしてその過程で、たとえばワイパーｌＯの表
面に異物付着、表面凹凸等の異常があると後述するカッ
ターエ９が、それらを除去ないしは底形する。なお、走
査装置１１とスクリュー軸２５とは支持金具２４及び軸
受２６とによって連結されている。

次に走査装置１１の詳細について第３図により説明する
。

第３図は走査装置１１を透視的に示した詳細斜視図で、
１２はワイパー１０を洗浄する液体をワイパー１０に吹
きつけ、その表面を洗浄するジェットノズルである。水
密壁１４．１５、およびカバー２７は洗浄液が飛散しな
いよう封し込める。１６は排液バイブで、洗浄後の排液
を排出する。】３はワイパー１０を乾燥させるための乾
燥気のジエツ］・ノズルである。　１３より噴出した気
体はカバー１１と水密壁１５、気密壁１７とにより封じ
込められ、排気バイブ１８から排出される。１９はワイ
パー１０の外周形状に合わせて形成されたカッターであ
り、ワイパー１０の表面に生した凹凸を平滑化し、異物
付着があればそれを除去する。２０は同しくワイパー１
０の外周形状に合わせて形成された接触リングで後述の
通りワイパー１０の表面を検査する。２１はスプリング
で、接触リング２０をワイパー１０に圧接している。２
２は荷電センサーであり、接触リング２０とワイパー１
０の摩擦力を検出し、ワイパー１０の表面形状の検出を
行う。そして、カッター１９でなお、修復されない異常
がワイパー１０の表面に残っていれば復路でそれを検出
し、交換、修理等、相応の対策の必要なことを警告する
。２３は壁であり、異物が検査部に侵入するのを防止し
ている。

以上の通り、本実施例によれば、綱帯ｌの移動のたとえ
ば１行程毎にワイピングの用を果たしたワイパー１０が
所定個所において順次、走査装置１１によって自動的に
点検整備され、常に望ましい状態で鋼帯１をワイピング
するので、綱帯１の表面に疵が生しることがなく、従来
のワイパーに較べて製品の不良率が著しく小さくなると
いう利点がある。また、ワイパーの点検、整備が自動的
になされるので、手作業に頼った従来例に比し、著しく
能率が向上するという利点もある。

〔発明の効果］ 本発明は上記のように構成されるので次の効果を有する
。

即ち、常に清浄かつ正しい形状でワイパーが鋼帯をワイ
ピングするので、鋼帯に疵が発生せず、製品不良率が低
減する。また、ワイパーの整備点検をすべて装置が自動
的に行なうので能率が著しく向」二する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の装置を組込んだ圧延機の側
面図、第２図は上記実施例の装置の概略斜視図、第３図
は上記実施例の一部をなす走査装置の透視的斜視図、第
４図は上記実施例の走査装置の駆動状態を示す模式的斜
視図である。 １　・・・鋼帯、２．３・・・巻きリール４．５・・・
ロール、　　　　　６ａ、６ｂ・・・圧延ロール群７ａ
、〜７４・・・圧延油スプレー ８ａ、８ｂ・・・圧延油ワイパー装置。 ９・・・回転体、１０・・・ワイパー １１・・・走査装置、１２・・・ジＪ、ット液ノズル１
１３・・・ジェットノズル、　　！４．１５・・・水密
壁。 １６・・・排液バイブ、１７・・・気密壁１８・・・排
気バイブ、１９・・・カンタ−２０・・・接触リング１
２１・・・スプリング２２・・・荷重センザ、２３・・
・壁。 ２４・・・支持金具１２５・・・スクリュー軸。 ２６・・・軸受９２７・・・モータ。 第Ｆ図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ワイピング対象である鋼帯を介して鋼帯面に平行にか
   つ鋼帯の移動方向に直交して上下に設けられた一対の回
   転体と、同回転体の外周に軸方向に設けられた棒状の弾
   性体よりなる複数のワイパーと、同ワイパーに接離可能
   に設けられると共に当接した状態でワイパーの長手方向
   に移動しながらワイパー表面の異常を整備点検する走査
   装置とを具備してなることを特徴とする圧延油ワイパー
   装置。