JPH037179Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH037179Y2 JPH037179Y2 JP16552485U JP16552485U JPH037179Y2 JP H037179 Y2 JPH037179 Y2 JP H037179Y2 JP 16552485 U JP16552485 U JP 16552485U JP 16552485 U JP16552485 U JP 16552485U JP H037179 Y2 JPH037179 Y2 JP H037179Y2
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- Japan
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- ink
- storage body
- ink storage
- blocking agent
- chamber
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は軸筒の両端に夫々筆記部を有する両頭
筆記具と称されるものに用いる為のインキ吸蔵体
に関するもので、特に、１つのインキ吸蔵体中に
二種の異なるインキを吸蔵せしめることを可能と
なした筆記具用インキ吸蔵体に関するものであ
る。
筆記具と称されるものに用いる為のインキ吸蔵体
に関するもので、特に、１つのインキ吸蔵体中に
二種の異なるインキを吸蔵せしめることを可能と
なした筆記具用インキ吸蔵体に関するものであ
る。
（従来の技術とその問題点）
従来、軸筒の両端に夫々繊維製ペン先、樹脂製
ペン先或はボールペンペン先と言つた筆記部を有
する両頭筆記具は良く知られたところであり、而
して該両頭筆記具において、これら各筆記部より
色または水性、油性などその特性を異にした二種
のインキを吐出させるべくそのインキ貯溜箇所に
相当するインキ吸蔵体に種々工夫を施した提案も
また多くみられている。
ペン先或はボールペンペン先と言つた筆記部を有
する両頭筆記具は良く知られたところであり、而
して該両頭筆記具において、これら各筆記部より
色または水性、油性などその特性を異にした二種
のインキを吐出させるべくそのインキ貯溜箇所に
相当するインキ吸蔵体に種々工夫を施した提案も
また多くみられている。
即ちその一例として、実開昭57−183183号公報
や同57−138692号公報に開示せる如く、軸筒内に
二つのインキ吸蔵体を配置し、これらインキ吸蔵
体間に遮断の為に中間部材を介在させるタイプの
ものや、或は実開昭57−121585号公報に開示せる
如く軸筒内に二つのインキ吸蔵体を配置し、これ
ら各インキ吸蔵体の接合面を天熱樹脂、合成樹
脂、ろう、脂肪酸で固化してなるタイプのもので
あるが、前者についてはインキ吸蔵体を二つ使用
するばかりでなく中間部材という新たな部品を必
要として組立工程上煩雑さを招き、コスト的に不
利を有しており、また後者については同様に二つ
のインキ吸蔵体を使用すると共にこれら各インキ
吸蔵体毎に個別に処理をしなければならないとい
う手間が有り、やはり組立工程上及びコスト上の
問題を有するものであつた。
や同57−138692号公報に開示せる如く、軸筒内に
二つのインキ吸蔵体を配置し、これらインキ吸蔵
体間に遮断の為に中間部材を介在させるタイプの
ものや、或は実開昭57−121585号公報に開示せる
如く軸筒内に二つのインキ吸蔵体を配置し、これ
ら各インキ吸蔵体の接合面を天熱樹脂、合成樹
脂、ろう、脂肪酸で固化してなるタイプのもので
あるが、前者についてはインキ吸蔵体を二つ使用
するばかりでなく中間部材という新たな部品を必
要として組立工程上煩雑さを招き、コスト的に不
利を有しており、また後者については同様に二つ
のインキ吸蔵体を使用すると共にこれら各インキ
吸蔵体毎に個別に処理をしなければならないとい
う手間が有り、やはり組立工程上及びコスト上の
問題を有するものであつた。
（問題点を解決するための手段）
本考案はこれらの問題を解決すべく鋭意検討を
重ねた末になされるに至つたもので、各種インキ
を吸蔵し得るインキ吸蔵体内にインキ遮断剤を注
入充填せしめ、該インキ遮断剤をもつてインキ吸
蔵体を二室に区分してなる筆記具用インキ吸蔵体
を要旨とする結果、所期の目的を達成するもので
ある。
重ねた末になされるに至つたもので、各種インキ
を吸蔵し得るインキ吸蔵体内にインキ遮断剤を注
入充填せしめ、該インキ遮断剤をもつてインキ吸
蔵体を二室に区分してなる筆記具用インキ吸蔵体
を要旨とする結果、所期の目的を達成するもので
ある。
以下、添付図面に基きこれを詳述する。
第１図において参照符号１は、本考案によるイ
ンキ吸蔵体であり、該インキ吸蔵体１はポリエス
テル、ポリプロピレン、アクリル、アセテート等
よりなる公知の繊維の集束体から成るもので、通
常、これら繊維集束体の外側にはセロフアン或は
樹脂の押出成形体等よりなる被覆体２が被着せら
れている。このインキ吸蔵体１の略中央には、イ
ンキ遮断剤３が注入充填せしめられており、該イ
ンキ遮断剤３をもつてインキ吸蔵体１は室Ａ、室
Ｂの２つに円分されている。このインキ遮断剤３
について説明すれば、例えば、前記室Ａに赤色水
性インキ、室Ｂに黒色水性インキを吸蔵する場合
は、インキ遮断剤３として撥水性物質であるシリ
コーン、シランカツプリング剤等が用いられ、ま
た室Ａに赤色油性インキ、室Ｂに黒色油性インキ
を吸蔵する場合にはインキ遮断剤３として親水性
物質であるチタンやシリカのコロイド水溶液、ま
た親水性シランカツプリング剤、チタンカツプリ
ング剤等が用いられ、更に室Ａに油性インキ、室
Ｂに水性インキを吸蔵する場合には、第２図に示
す如く前述した親水性物質よりなるインキ遮断剤
３ａと撥水性物質よりなるインキ遮断剤３ｂとを
隣接して夫々インキ吸蔵体１に注入充填せしめれ
ば良い。
ンキ吸蔵体であり、該インキ吸蔵体１はポリエス
テル、ポリプロピレン、アクリル、アセテート等
よりなる公知の繊維の集束体から成るもので、通
常、これら繊維集束体の外側にはセロフアン或は
樹脂の押出成形体等よりなる被覆体２が被着せら
れている。このインキ吸蔵体１の略中央には、イ
ンキ遮断剤３が注入充填せしめられており、該イ
ンキ遮断剤３をもつてインキ吸蔵体１は室Ａ、室
Ｂの２つに円分されている。このインキ遮断剤３
について説明すれば、例えば、前記室Ａに赤色水
性インキ、室Ｂに黒色水性インキを吸蔵する場合
は、インキ遮断剤３として撥水性物質であるシリ
コーン、シランカツプリング剤等が用いられ、ま
た室Ａに赤色油性インキ、室Ｂに黒色油性インキ
を吸蔵する場合にはインキ遮断剤３として親水性
物質であるチタンやシリカのコロイド水溶液、ま
た親水性シランカツプリング剤、チタンカツプリ
ング剤等が用いられ、更に室Ａに油性インキ、室
Ｂに水性インキを吸蔵する場合には、第２図に示
す如く前述した親水性物質よりなるインキ遮断剤
３ａと撥水性物質よりなるインキ遮断剤３ｂとを
隣接して夫々インキ吸蔵体１に注入充填せしめれ
ば良い。
本考案によるインキ吸蔵体の製造方法について
は、常法によつて形成せられたインキ吸蔵体の区
分したい所望の箇所に前述したインキ遮断剤を被
覆体の上から注射器等で注入せしめるだけでよい
為（この場合注射器挿入箇所に孔が形成される
為、インキ吸蔵体内空気流通の観点から特に好ま
しい）、従来の如くインキ吸蔵体を二つ使用した
り、別部品を必要とすることも無く、また処理自
体も至つて簡単なものの為、組立工程上及びコス
ト上著しい効果が期待できるものである。
は、常法によつて形成せられたインキ吸蔵体の区
分したい所望の箇所に前述したインキ遮断剤を被
覆体の上から注射器等で注入せしめるだけでよい
為（この場合注射器挿入箇所に孔が形成される
為、インキ吸蔵体内空気流通の観点から特に好ま
しい）、従来の如くインキ吸蔵体を二つ使用した
り、別部品を必要とすることも無く、また処理自
体も至つて簡単なものの為、組立工程上及びコス
ト上著しい効果が期待できるものである。
尚、本考案におけるインキ吸蔵体のインキ遮断
剤注入箇所は、特に中央部と限定されるものでな
く後に筆記具としてこれを組立てた際の筆記部に
おけるインキ使用量の差に鑑みて適宜設定しても
よいものである。
剤注入箇所は、特に中央部と限定されるものでな
く後に筆記具としてこれを組立てた際の筆記部に
おけるインキ使用量の差に鑑みて適宜設定しても
よいものである。
（考案の効果）
以上述べた如く本考案は、各種インキを吸蔵し
得るインキ吸蔵体内にインキ遮断剤を注入充填せ
しめ、該インキ遮断剤をもつてインキ吸蔵体を二
室に区分する様なしたので、一つのインキ吸蔵体
中に二種の異なるインキを混色或は混合すること
なく吸蔵せしめることが可能となり、もつて組立
工程上著しい効率化が得られ、コストの低減にも
大きく寄与できるものである。
得るインキ吸蔵体内にインキ遮断剤を注入充填せ
しめ、該インキ遮断剤をもつてインキ吸蔵体を二
室に区分する様なしたので、一つのインキ吸蔵体
中に二種の異なるインキを混色或は混合すること
なく吸蔵せしめることが可能となり、もつて組立
工程上著しい効率化が得られ、コストの低減にも
大きく寄与できるものである。
図面は本考案の実施例を示すもので、第１図及
び第２図はインキ吸蔵体の縦断面図である。 １……インキ吸蔵体、３，３ａ，３ｂ……イン
キ遮断剤、Ａ，Ｂ……室。
び第２図はインキ吸蔵体の縦断面図である。 １……インキ吸蔵体、３，３ａ，３ｂ……イン
キ遮断剤、Ａ，Ｂ……室。
Claims (1)
- 各種インキを吸蔵し得るインキ吸蔵体内にイン
キ遮断剤を注入充填せしめ、該インキ遮断剤をも
つてインキ吸蔵体を二室に区分してなる筆記具用
インキ吸蔵体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16552485U JPH037179Y2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16552485U JPH037179Y2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6273986U JPS6273986U (ja) | 1987-05-12 |
| JPH037179Y2 true JPH037179Y2 (ja) | 1991-02-22 |
Family
ID=31095642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16552485U Expired JPH037179Y2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH037179Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008274739A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-11-13 | Jfe Steel Kk | 鋼矢板 |
-
1985
- 1985-10-28 JP JP16552485U patent/JPH037179Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008274739A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-11-13 | Jfe Steel Kk | 鋼矢板 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6273986U (ja) | 1987-05-12 |
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