JPH037165Y2 - - Google Patents

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JPH037165Y2
JPH037165Y2 JP1984134587U JP13458784U JPH037165Y2 JP H037165 Y2 JPH037165 Y2 JP H037165Y2 JP 1984134587 U JP1984134587 U JP 1984134587U JP 13458784 U JP13458784 U JP 13458784U JP H037165 Y2 JPH037165 Y2 JP H037165Y2
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JP
Japan
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type
rotating shaft
friction arm
ratchet
fitted
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JP1984134587U
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JPS6150452U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、複数の活字輪が往復回転軸に並列的
に備わつている活字輪式印字装置に関するもので
ある。
(従来の技術) この種の活字輪印字装置は、外周面に活字を側
面部にラチエツトを有する複数の活字輪が、1印
字サイクルで1往復する回転軸に並列的に備わつ
ており、回転軸の往回転時に選択レバーをラチエ
ツトに係止させ、個々の活字輪を選択的に回転を
止めて印字を行ない、印字終了後は回転軸の復回
転時に総ての印字輪が初期位置にリセツトされる
ようになつている。そして各活字輪と回転軸と
は、一種の摩擦スリツプ機構を介して連絡し、例
えばバネ部材(摩擦バネ)の一端が活字輪と回転
軸の一方に相対的に回転不能に取付けられ、その
他端は活字輪と回転軸の他方に摩擦的に弾着する
構造(例えば、特開昭50−14415号公報、特開昭
50−150512号公報)が採用されている。
(考案が解決しようとする問題点) このように公知構造のものでは、実際には各々
独立して回動すべき活字輪のスラスト方向の位置
またはクリアランスを別部材で確保しなければ、
各活字輪は独立して回動することが不安定であり
動作安定性に問題が残る。しかし別部材で活字輪
のスラスト方向の位置決めを行なうと、活字輪の
並列ピツチが大きくなる欠点を生じる。
そこで本考案は、別部材を使用することなしに
活字輪のスラスト方向の位置出しが確保できるよ
うにして、動作安定性を改善することを目的とす
るものである。
(問題点を解決するための手段) この目的のもとに、本考案では回転軸の外周面
に複数の溝部が等間隔に形成され、弾性的摩擦ア
ームを備えた板バネが各溝部に相対的に回転不能
に嵌着し、この板バネの間に各活字輪が回転軸に
対し回転自在に嵌合保持されることによつて、各
活字輪は回転軸に対するスラスト方向の位置が定
められている。板バネの摩擦アームは活字輪に凹
設してある円形の摩擦摺動面に弾接している。さ
らに溝部は異形断面に形成され、この溝部に板バ
ネの2叉状部がスナツプフイツトにて取付けてあ
る。
(実施例) 第1図および第2図において、回転軸10は、
図示しない駆動装置を介して1印字サイクルで、
往復回転されるもので、円形外周面に複数の溝部
11が等間隔に形成されている。溝部11におけ
る頚部12は異形断面形状に形成され、この頚部
12(溝部11)に板バネ20がスナツプフイツ
トにより取付けられている。板バネ20は、頚部
12に弾着する2本の弾性脚21,21を有し、
その先端部の間隔は弾性脚21,21の対向内面
間の間隔よりも若干小さく形成されている。この
弾着構造により、板バネ20は回転軸10に対し
相対的に回転不能に取付けられ、また弾性脚2
1,21の上記形状により板バネ20は簡単に抜
け落ちることはない。隣接する板バネ20の間
で、活字輪30は回転軸10に対し回転自在に嵌
合し、これによつて活字輪30のスラスト方向の
位置出しが為されている。活字輪30は、その外
周面に活字31をその側面部にラチエツト32と
円形摺動面33aを形成する凹部33とを備えて
いる。活字輪30の摺動面33aには、板バネ2
0から一体に折曲げ形成された弾性的摩擦アーム
22が弾接しており、この摺動面33aにはリセ
ツト突起34が突設されている。ラチエツト32
と係脱可能に位置する選択レバー40(第2図で
は省略されている。)はその支軸41を中心とし
て回転自在であり、図示しない電磁石装置により
駆動される。電磁石装置は有極形のものでラチエ
ツト32と係合する位置とストツパ42と係接す
る位置の2安定静止位置を有する。
第1図の初期状態において、回転軸10が往方
向(時計方向)に回転すると、それと一緒に板バ
ネ20も回転する。板バネ20の摩擦アーム22
は活字輪30の摺動面33aに摩擦的に弾接して
いるので、その摩擦結合力により活字輪30も同
方向に回転する。所望の活字31が印字位置に到
来したとき、選択信号により選択レバー40が反
時計方向に回転し、ラチエツト32と係合して活
字輪30を停止せしめる。選択レバー40がラチ
エツト32と係合した後は、摩擦アーム22は摺
動面33aを摺動する。同様の活字選択は他の桁
でも並行して為され、回転軸10は約1回転した
ところで停止し、所望の印字動作が行なわれる。
印字終了後、回転軸10は逆方向(反時計方向)
に回転する。このとき、回転軸10と一緒に回転
する板バネ20の摩擦アーム22は摺動面33a
を摺動する(この摺動時には活字輪30は未だ選
択位置を維持している。)が、遂には摩擦アーム
22がリセツト突起34と当接し、これによつて
活字輪30は摩擦アーム22を介して反時計方向
に押し回される。活字輪30が反時計方向に回転
し始めると、ラチエツト32の傾斜面によつて選
択レバー40は押し上げられ、第1図状態に安定
静止するように切換わる。そして回転軸10が元
位置まで反時計方向に回転復帰することによつ
て、総ての活字輪30が第1図の初期位置に戻さ
れるのである。
(他の実施例) 第3図は、他の実施例の板バネ20aを示し、
弾性脚21a,21aは第1実施例と同形状のも
のであるが、摩擦アーム22aは同一平面上で一
体に形成されている。第4図は、その組み込み状
態を示し、板バネ20a以外の部品は、第1実施
例と同一符号が付してある。板バネ20aは、活
字輪30の凹部33の中に収容されている。した
がつてこの板バネ20aによれば、活字輪30の
並列ピツチを小さくできる。
(考案の効果) 本考案の構造によれば、活字輪相互のスラスト
方向のクリアランスまたは位置出しが板バネ自身
によつて確保されるから、活字輪の独立的回動作
用が安定する。また摩擦アームが一定円周の摺動
面に弾接しているから摩擦負荷が一定でアームの
摺動運動にも無理を生じない。さらに板バネの組
込みが容易で、より一層小型化、特には活字輪の
並列ピツチを小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の側面断面図、第2
図はその正面断面図、第3図は他の実施例におけ
る板バネの正面図、第4図はその板バネの組込み
状態を示す正面断面図である。 10……回転軸、11……溝部、20,20a
……板バネ、22,22a……摩擦アーム、30
……活字輪、31……活字、32……ラチエツ
ト、33a……摺動面、34……リセツト突起、
40……選択レバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 印字1サイクルで1往復する円形断面の回転軸
    10と、 上記回転軸の外周面に形成された異形断面の複
    数の溝部11と、 上記溝部のそれぞれにスナツプフイツトにより
    嵌着する2叉状部21,21または21a,21
    aを介して上記回転軸に対し相対的に回転不能に
    かつスラスト方向に移動不能に嵌着している複数
    の板バネ20または20aと、 上記板バネの間で上記回転軸に回転自在に嵌合
    保持されてスラスト方向の位置が決定されている
    とともに、外周部に活字31を側面部にラチエツ
    ト32を有する活字輪30と、 上記活字輪に備わつている摺動面33aと弾接
    するように上記板バネに形成され、上記回転軸の
    往回転時に上記活字輪を従動せしめる弾性的摩擦
    アーム22または22aと、 選択信号により作動して上記ラチエツトと係合
    し、上記活字輪の従動回転を選択的に停止せしめ
    る選択レバー40と、 上記回転軸の復回転時に上記摩擦アームと係合
    するように上記摺動面に突設されているリセツト
    突起34と、 を備えた活字輪式印字装置。
JP1984134587U 1984-09-05 1984-09-05 Expired JPH037165Y2 (ja)

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JP1984134587U JPH037165Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

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JPS6150452U JPS6150452U (ja) 1986-04-04
JPH037165Y2 true JPH037165Y2 (ja) 1991-02-22

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5014415A (ja) * 1973-06-12 1975-02-15
JPS5559982A (en) * 1978-10-27 1980-05-06 Canon Inc Printing apparatus of type ring selection system

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5014415A (ja) * 1973-06-12 1975-02-15
JPS5559982A (en) * 1978-10-27 1980-05-06 Canon Inc Printing apparatus of type ring selection system

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Publication number Publication date
JPS6150452U (ja) 1986-04-04

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