JPH0371465B2 - - Google Patents

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JPH0371465B2
JPH0371465B2 JP56121760A JP12176081A JPH0371465B2 JP H0371465 B2 JPH0371465 B2 JP H0371465B2 JP 56121760 A JP56121760 A JP 56121760A JP 12176081 A JP12176081 A JP 12176081A JP H0371465 B2 JPH0371465 B2 JP H0371465B2
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JP
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film
ldpe
butene
polypropylene
blend
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JP56121760A
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JPS5757739A (en
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Mitsusheru Hyuuzu Patoritsuku
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Shell USA Inc
Original Assignee
Shell Oil Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Shell Oil Co filed Critical Shell Oil Co
Publication of JPS5757739A publication Critical patent/JPS5757739A/ja
Publication of JPH0371465B2 publication Critical patent/JPH0371465B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/18Homopolymers or copolymers of hydrocarbons having four or more carbon atoms
    • C08L23/20Homopolymers or copolymers of hydrocarbons having four or more carbon atoms having four to nine carbon atoms

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はブテン−1−エチレン共重合体および
ポリプロピレンの熱シール性ブレンド物、更に詳
しくは、ブテン−1−エチレン共重合体および約
6〜8重量%のポリプロピレンのブレンド物に関
し、これらは改良した熱シール適性、加工性およ
び他の特性を示すフイルムを形成するのに用いる
ことができる。 バツグ類、輸送袋類および他の成形品類の二次
加工の使用に好適なプラスチツクフイルムは、多
数の良好な物理的および機械的特性を有していな
ければならない。例えば、広範囲のシール温度で
多層フイルムの熱シールを行ない、その間良好な
シール強度を得る場合に有利である。また、かか
るフイルムは引裂きに対し強抵抗性のもので、良
好な引張強さを示すことが有利である。該フイル
ムは経済的に有利であるためには、高生産速度
(ライン速度)で容易に加工しうるべきであり、
また満足な物理的および機械的特性を維持するの
にフイルム厚の増大が必要とされるべきではな
い。 当業者にとつて公知の如く、ブテン−1重合体
の多層間の熱シールは不満足なシール強度を有す
る。米国特許第3634551に開示の如く、ポリブチ
レン(PB)に少量の低密度ポリエチレン
(LDPE)を混入すれば、熱シール強度は少し改
良される。しかしながら、ブテン−1重合体と
LDPEのブレンド物はフイルムを形成するが、こ
れらは迅速に加工しうるものでなく、また比較的
狭い温度範囲にわたる熱シールを必要とすること
がわかつた。LDPEフイルム自体は広い商業用途
を享有し、より高い生産速度で加工しうるが、低
引裂強さを示すことがわかつた。 さて本発明者らは、ブテン−1−エチレン共重
合体および約6〜8重量%のポリプロピレンのブ
レンド物が全体にわたる優れた特性平衡を持つフ
イルムの生産に用いることができ、上述の先行技
術フイルムの多くの問題を解消することを見出し
た。 米国特許第3808304に、ポリプロピレン/ポリ
ブチレンの熱シール性ブレンド物が開示されてい
るが、これはそのポリプロピレン量約20〜80重量
%の範囲で最大強度を得る。この高量のポリプロ
ピレン添加は、他のフイルム特性(例えば引裂強
さ)に悪影響を及ぼすことが予想される。 米国特許第4075290において、80〜99重量%の
ポリブチレンと1〜20重量%のポリプロピレンの
熱シール性ブレンド物が開示されている。しかし
ながら、この開示内容によればポリブチレン成分
としてブテン−1単重合体に限定されており、ま
たポリブチレンおよびポリプロピレンの両成分の
限られた範囲の物理的特性が述べられているにす
ぎない。 本発明は、約92〜94重量%の分子量(w)
1000000未満のアイソタクチツクブテン−1−エ
チレン共重合体および約6〜8重量%の分子量
(w)750000未満ポリプロピレンのブレンド物
から実質的に構成される組成物に関するものであ
る。また本発明は、上記ブテン−1−エチレン共
重合体およびポリプロピレンのブレンド物から実
質的に構成される熱シール性フイルムにも関す
る。 本発明組成物から製造されるフイルム類および
その類似物は、以外にも熱シール強度、引裂強
さ、引張強さ、透明性および他の特性が改良され
ている。かかるフイルムは広い温度範囲にわたつ
て、且つブテン−1−エチレン共重合体とLDPE
のブレンド物から形成されるフイルム(BE/
LDPEフイルム)よりも一般に低い温度で熱シー
ルされてよい。更に該フイルムは通常の装置にて
LDPE自体のそれに接近もしくはこれを越える速
度で経済的に加工することができ、またその改良
特性はフイルム厚の減少を可能とする。 本発明組成物に使用する共重合体として、分子
量(w)1000000未満のアイソタクチツク熱可
塑性ブテン−1−エチレン共重合体が好適であ
り、これらは約0.5〜3.5、好ましくは約0.8〜2.0、
より好ましくは約0.9〜1.1のメルトインデツクス
(ASTM D1238で測定、条件E)を有するもの
である。当業者によれば、ブテン−1−エチレン
共重合体のメルトインデツクスと分子量は関連が
あり、所定のメルトインデツクスを持つ共重合体
の対応分子量は、日常実験で容易に測定しうるこ
とが理解されるであろう。特に好適な共重合体
は、例えば1.0のメルトインデツクスおよび約
400000の重量平均分子量(ゲル透過クロマトグラ
フイーで測定)を有している。好適なブテン−1
−エチレン共重合体は、約0.5〜10モル%、好ま
しくは約0.5〜5モル%、より好ましくは約1〜
2モル%のエチレンを含有する。更に当業者によ
れば、ブテン−1−エチレン共重合体のエチレン
含有量と密度は関連があり、所定のエチレン含有
量を持つ共重合体の対応密度もまた日常実験で容
易に測定しうることが理解されるだろう。特に好
適な共重合体は、例えば1.5モル%のエチレン含
有量および0.908g/cm3の密度を有している。こ
こで用いる語句“アイソタクチツク”ブテン−1
−エチレン共重合体とは、少なくとも92重量%、
好ましくは少なくとも93重量%、より好ましくは
少なくとも94重量%のアイソタクチツク部分(ジ
エチルエーテルの不溶成分として測定)を含有す
る共重合体を指称する。かかる共重合体の製造方
法は、当該分野で周知である。好ましい共重合体
は、商業上入手可能である。 ブテン−1−エチレン共重合体とブレンドされ
る分子量(w)750000未満ポリプロピレンとし
ては、アイソタクチツクプロピレン単重合体が好
適である。約1〜10のメルトフロー(ASTM
D1238で測定、条件L)を持つポリプロピレン
が、典型的に採用される。当業者によれば、ポリ
プロピレンのメルトフローと分子量は関連があ
り、所定のメルトフローを持つポリマーの対応分
子量は、日常実験で容易に測定しうることが理解
されるであろう。特に好適なポリプロピレンは、
例えば5のメルトフロー、約335000の重量平均分
子量(ゲル透過クロマトグラフイーで測定)およ
び0.902g/cm3の密度を有している。通常の押出
コンパウンド装置において均質混合を促進するた
め、混合温度でポリプロピレンはブテン−1−エ
チレン共重合体のそれに接近する粘性を有するこ
とが好ましい。これは例えば、上述の特に好適な
メルトインデツクス1.0(メルトフロー2.4)を有
するブテン−1−エチレン共重合体を、上述のメ
ルトフロー5のポリプロピレンとブレンドするこ
とにより、行なわれてよい。広範囲の好適なポリ
プロピレンが商業上入手可能で、その製造方法は
当該分野で周知である。 ブテン−1−エチレン共重合体とブレンドされ
るポリプロピレンの量は臨界的である。本発明組
成物は、約6〜8重量%、好ましくは約6〜7重
量%、最も好ましくは約6重量%のポリプロピレ
ンを含有する。エチレン1.5%を含有するブテン
−1−エチレン共重合体に対し、ポリプロピレン
の量を変化させて添加したブレンド物につき、各
種の特性を測定した結果を記載する。 (1) 第6図に示すように、ポリプロピレンの添加
量を4%、6%、8%、および10%としてフイ
ルムの加工速度(film line speed)を測定す
ると、6%としたときに最高の加工速度14ft/
分が得られ、その他の場合は11または12ft/分
であつた。その差は小さいが、製品化の条件と
しては大きな意味をもつものである。また、こ
れは市場において、包装用フイルムとして競合
するポリエチレンの加工速度に匹敵するもので
ある。 (2) 破断点引張強度第7図に示すように、
(ASTM No. D−882)縦方向につき6〜8
%の場合にもつとも良い数値である5700〜
6100psiを示し、6%のとき最高値を示した。
また横方向は8%のとき最高値を示した。 (3) シール衝撃強度(ASTM No. D−1709)
につき、比較的低温である330〜390〓のシール
温度において、6%の場合に最も良好なシール
衝撃強度を示した。 上記範囲内の一定量のポリプロピレン添加は、
一定の特性を最適化するが、上記範囲以外ではそ
うでないことが理解され、ポリプロピレン約5%
の好ましい量は当該組成物が全体にわたる最善の
改良特性平衡を示す量に相当する。従つて、ポリ
プロピレンの実際量の選択は多少、当該組成物に
企図される最終用途に左右されるだろう。更にあ
る特定の場合、約14重量%までのポリプロピレン
量の組成物が同様な改良特性を示すことが理解さ
れるだろう。更にまた、当業者であれば、本発明
のブレンド物に関して測定される実際の特性値が
従来のLDPEやBE/LDPEブレンド物に対する
もので、実際の作業条件、使用装置および他の要
因に左右され、このためかなりに変化しうること
が認識されるであろう。当該組成物は例えば、ペ
レツトの各組成分を混合(例えば混転)し、混合
物を押出すことにより配合される。要すれば、か
かる重合体にそのブレンド操作の前、途中または
後に各種通常の充填剤、安定剤、加工剤、スリツ
プ剤、粘着防止剤、核剤、顔料および/または他
の添加剤を混入されてよい。当業者によれば、当
該組成物の一定特性に対する各種添加剤の作用
は、企図される最終用途に多少基づき、それらの
存在を望ましいものにしたりあるいはその逆とす
ることが理解されるだろう。例えば、あるスリツ
プ剤の存在、これは圧縮ラツプなどの製品に使用
する組成物において望ましいが、組成物のシール
強度に逆影響を及ぼすため、シール強度が1次問
題となる他の一定製品(例えば重使用バツク)の
使用に望ましくないと思われる。 ブレンド後、通常の製造装置(例えばインフレ
ートフイルム装置)にて本発明組成物を成形する
ことができる。加工を促進するためインフレート
フイルム押出ダイから出てくるバルブ(吹込フイ
ルム)に、冷気(典型例として約20〜40〓)を吹
付けることは任意で且つ好ましい。かかる組成物
は、例えば約0.5〜30ミルの横断面厚みを持つ各
種の造形品に成形することができる。典型的な造
形品として、延伸もしくは非延伸のフラツトある
いはチユーブ状フイルムまたはシートが包含さ
れ、これらはラツプ類(Wrappings)、バツグ類、
包装材料類(Packages)、潅漑用インフレートチ
ユーブ、膨張式ダンネージバツグ類および他の成
形品類に使用することができる。かかる組成物は
多くの用途において、従来のLDPEもしくは
BE/LDPEフイルムまたはシートの代替え品と
して使用することができる。本組成物の優れた全
体にわたる特性平衡はたびたび、対応するLDPE
製品に対して厚みを3分の1以下に減少またはそ
れ以上を可能とし、かかる厚み減少は加工時間お
よび1製品当りに要求される材料量を縮小するの
に役立つことから、経済的に望ましい。しかしな
がら、かかる厚み減少が伴なわなくとも、本組成
物はBE/LDPEブレンド物のそれを越える速度
で、またバルブに冷気を吹き付ける場合はLDPE
自体のそれに接近もしくはこれを越える速度でフ
イルムおよびその類似物に製造(加工)すること
ができる。かかる組成物を通常のインフレートフ
イルム機にてフイルムに製造する場合、ブローア
ツプ比(バルブ径:ダイ径)は典型例として約
1.0〜4.0、より好ましくは約2.4〜3.0が採用され
る。 フイルムおよびその類似物への製造(加工)
後、本発明に係る組成物を通常の二次加工装置
(これはインライン(in−line)もしくはアウト
オブライン(out−of−line)を変形したもので
あつてよい)にて、最終製品に二次加工すること
ができる。典型的なインライン装置、これはより
経済的に使用でき且つ大部分の工業界によつて作
用されるものでこの場合、フイルムをその製造直
後に、最終製品への二次加工に用いられる二次加
工装置(例えば熱シール機)へ通す。典型的なア
ウトオブライン装置の場合、フイルムを先ず貯え
て二次加工段階へ直接には通さず、少なくともブ
テン−1重合体の場合には、フオームとして当
該分野で公知のものからより安定なフオームへ
の重合体の結晶転移を考慮して、フイルムを10日
間を超越して熟成するのが典型的である。熱シー
ルは、通常の手段(例えば熱線、熱棒および誘電
機)で遂行されてよい。熱シール条件は厚みなど
の各種要因や使用機械に左右されるが、熱シール
温度は一般に約225〜425〓である。その他の全て
が等しいと、通常のBE/LDPEフイルムよりも
低温で且つ広い温度範囲にわたつてフイルムをシ
ールされてよく、その間すばらしいシール強度を
持つ製品を供給する。これは、LDPEフイルムと
の使用に適合する現存の工業用装置における本組
成物の二次加工を可能とし、広範なシール温度
は、工業的設定での達成が不適で且つ困難でなけ
れば、採用されるシール温度の正確なコントロー
ルの必要を削除する。 本発明に係る組成物はまた、すばらしい引裂強
さを示す。引裂強さは材料が加工される速度(ラ
イン速度)に多少関係し、典型的には高速度で引
裂強さは減少する。本組成物は、通常のBE/
LDPEのそれを越える速度で、且つ通常のLDPE
のそれに接近もしくはこれを越える速度で加工さ
れる場合でも、実質的に通常材料のそれ以上の引
裂強さを示す。ポリプロピレン自体の引裂強さ
は、典型的なブテン−1重合体のそれ以下で、そ
れにも拘らず、実質的にブテン−1重合体とポリ
プロピレンから構成される本組成物は優れた引裂
強さを示す。本組成物の場合、フイルム自体の破
断時の引張応力もまた、通常のBE/LDPEの場
合よりも大である。加えて、本発明に係る組成物
の透明性は、通常のBE/LDPEの透明性以上に
改良され、LDPEの透明性に接近する。 次に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明
するが、かかる実施例は本発明の範囲を限定する
如く解釈すべきでない。実施例において、試験材
料は以下の通りに示される。 BE/PP:本発明に係るもので、ブテン−1−エ
チレン共重合体(エチレン1.5モル%、メルト
インデツクス1.0、アイソタクチツク98%、
0.908g/cm3)、6重量%のプロピレン単重合体
(メルトフロー5、0.902g/cm3、分子量
334500)、並びに少量の脂肪酸アミドスリツプ
剤、シリカ粘着防止剤およびヒンダードフエノ
ール熱酸化安定剤のブレンド物。 BE/LDPE:ブテン−1−エチレン共重合体
(同上)、8重量%の低密度ポリエチレン(メル
トインデツクス2.1、0.924g/cm3)、並びに少
量のスリツプ剤、粘着防止剤および安定剤(同
上)のブレンド物。 LDPE:低密度ポリエチレン(同上)並びに少量
の脂肪酸アミドスリツプ剤、シリカ粘着防止剤
およびヒンダードフエノール熱酸化安定剤。 メルトインデツクスおよびメルトフローはそれ
ぞれ、ASTM D1238、条件EおよびLで測定し
た。シール強度(破断時のシールの引張応力)
は、2つのフイルム片を相互にシールし、該シー
ルに対し垂直の張力を破断が起るまで付して測定
した(ASTM D882)。引裂強さ(エルメンドル
フ引裂強さ)は、ASTM D1922で測定した。シ
ールの衝撃強さ(落槍)は、ASTM D1709、方
法A(破損率50%)で測定した。フイルムの破断
時の引張応力は、ASTM D882で測定した。イ
ンフレートフイルム押出ダイから出てくるバルブ
に吹き付けられる冷気を用いて、ブレンド物をフ
イルムに製造した。 実施例 この一連の実験において、BE/PPブレンド物
(本発明による)および通常のBE/LDPEブレン
ド物のシール強度を、各種のシール温度で測定し
た。かかるブレンド物を、通常の装置にて2.7の
ブローアツプ比を用いて36フイート/分で、2ミ
ルフイルムに製造し、次いで通常のインライン装
置にて熱シールした。結果を標準回帰線技術を用
いてプロツトし、これを第1図に示す。各ブレン
ド物に示される最大シール温度は、燃えつくこと
なく到達しうる最高温度であつた。 1000psiの最小要求シール強度を仮定し、これ
を第1図において水平ダツシユ線(dashed line)
で表わす。該図によれば、本発明に係るBE/PP
フイルムは通常のBE/LDPEフイルムより低い
シール温度(315〓以下)で且つ広範囲のシール
温度(95〓)にわたつて熱シールすることがで
き、その間1000psiもしくはそれ以上のシール強
度を維持することが示される。またBE/PPフイ
ルムは、BE/LDPEフイルムに比しより良好な
透明性を示していた。同様にLDPEフイルムにつ
いて試験した所、約350〓以下のシール温度およ
び約100〓の熱シール範囲を示すものであつた。 実施例 この一連の実験において、BE/PPブレンド物
(本発明による)およびBE/LDPEブレンド物の
シール強度を、シエルダール308−Sアウトオブ
ラインおよびグロウセスター418−Gインライン
熱シール機にて、各種のシール温度で測定した。
かかるブレンド物を、通常の装置にて2ミルフイ
ルムに製造した。BE/PPブレンド物は2.8のフ
ローアツプ(flow up)比を用いて53フイート/
分で加工し、BE/LDPEブレンド物は2.8のブロ
ーアツプ比を用い36フイート/分で加工した。結
果を第2図に示す。BE/PPおよびBE/LDPE
フイルムは、アウトオブライン装置で二次加工し
た場合、試験シール温度に対しほぼ同等なシール
強度を示すのが見られる。しかしながら、インラ
イン装置で二次加工した場合では、本発明に係る
BE/PPフイルムは、少なくともシール温度の下
限に対してBE/LDPEフイルムより高いシール
強度を示しており、これはより興味深いことであ
る。思い出される点は、インライン装置が大部分
の工業界で使用されており、またブテン−1重合
体の結晶転移を考慮するのに熟成の必要がないこ
とである。またBE/PPフイルムは、BE/
LDPEフイルムに比しより良好の透明性を示して
いた。 実施例 この一連の実験において、BE/PPおよび
BE/LDPEブレンド物の機械方向(MD)および
横方向(TD)の両方の引裂強さを、各種のライ
ン速度で測定した。かかるブレンド物を、通常の
装置にて2.7のブローアツプ比を用いて、所定の
ライン速度で2ミルフイルムに製造した。結果を
第3図に示す。本発明に係るBE/PPフイルムは
通常のBE/LDPEフイルムに比し、より高いラ
イン速度で走行させることができ、その間両方向
共により大なる引裂強さを示す。加えて、BE/
PPフイルムの引裂強さは一般に、ライン速度の
変化によつて高度には影響されず、このことはよ
り急速な加工およびBE/PPフイルムのより大な
る工業利用性を考慮するものである。またBE/
PPフイルムは、BE/LDPEフイルムに比しより
良好な透明性を示していた。 実施例 この一連の実験において、4ミルLDPEフイル
ムの機械方向における引裂強さを、一定加工速度
(ダイのライナー(linear)1インチ当りのポン
ド数にて)で測定した。LDPEに対する評価並び
にLDPE速度(LDPE=100.%)の百分率に換算
して表示される加工速度での、実施例の2ミル
BE/PPおよびBE/LDPEフイルムの引裂強さ
(試験最大ライン速度での機械方向にて)を、第
4図において丸ポイントで示す。4ミルBE/
LDPEおよび2ミルBE/PPフイルムの別試験か
らの同値も、三角ポイントを用いて第4図に示
す。LDPEフイルム速度を再度100%で示すが、
LDPE速度に対する絶対値は両試験において相違
した。本発明に係るBE/PPフイルムは、LDPE
速度に接近もしくはこれを越える速度で走行させ
た場合にも、両試験においてBE/LDPEまたは
LDPEフイルムのいずれよりも大なる引裂強さを
示していた。またBE/PPフイルムは、BE/
LDPEフイルムに比しより良好な透明性を示し、
該透明性はLDPEフイルムのそれに接近するもの
であつた。 実施例 BE/PPおよびBE/LDPEブレンド物に関し、
インライン熱シール機にて各種シール温度でシー
ルされるシールの衝撃強さ(落槍)を測定した。
かかる、ブレンド物を、通常の装置にて2ミルフ
イルムに製造した。BE/PPブレンド物は、2.8
のブローアツプ比を用いて53フイート/分で加工
し、BE/LDPEブレンド物は、2.8のブローアツ
プ比を用いて36フイート/分で加工した。結果は
第5図に示され、これによればインライン装置に
て二次加工した本発明に係るBE/PPフイルム
は、約350〓以上のシール温度を採用した場合に、
通常のBE/LDPEフイルムに比し低いシール衝
撃強さを付与することが明らかであつた。しかし
ながら、より低いシール温度が工業上より興味深
いものであることが思い出されるだろう。 実施例 BE/PPおよびBE/LDPEブレンド物に関し、
破断時のフイルムの引張応力を測定した。かかる
ブレンド物を、通常の装置にて2ミルフイルムに
製造した。BE/PPブレンド物は、2.8のブロー
アツプ比を用いて53フイート/分で加工し、
BE/LDPEブレンド物は、2.8のブローアツプ比
を用いて35フイート/分で加工した。結果は表
に示され、これによれば本発明に係るBE/PPフ
イルムは通常のBE/LDPEフイルムに比し、機
械方向における破断時のより良好な引張応力を示
すことが明らかであつた。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図は、ブテン−1−エチレン共重合体ブレ
ンド物の各種温度での熱シール強度を示すグラフ
である。第2図は、インラインおよびアウトオブ
ラインの二次加工装置にてシールされたブテン−
1−エチレン共重合体ブレンド物の各種温度での
熱シール強度を示すグラフである。第3図は、ブ
テン−1−エチレン共重合体ブレンド物の各種生
産速度での引裂強さを示すグラフである。第4図
は、ブテン−1−エチレン共重合体ブレンド物お
よびLDPEのLDPE生産速度の各種百分率での引
裂強さを示すグラフである。第5図は、ブテン−
1−エチレン共重合体ブレンド物の各種熱シール
温度でのシールの衝撃強さを示すグラフである。
第6図は、ブテン−1−エチレン共重合体ブレン
ド物に添加するポリプロピレン%における加工速
度の変化を示すグラフである。第7図は、ブテン
−1−エチレン共重合体ブレンド物に添加するポ
リプロピレン%における破断点引張強度の変化を
示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エチレン0.5〜10モル%を含有する、分子量
    (w)1000000未満のアイソタクチツクブテン−
    1−エチレン共重合体約92〜約94重量%および分
    子量(w)750000未満のアイソタクチツクポリ
    プロピレン約6〜約8重量%のブレンド物から実
    質的になるフイルムまたはシート。 2 熱シール性の優れた特許請求の範囲第1項記
    載のフイルムまたはシート。 3 上記アイソタクチツクブテン−1−エチレン
    共重合体が約94重量%であり、上記アイソタクチ
    ツクポリプロピレンが約6重量%である、特許請
    求の範囲第1または2項記載のフイルムまたはシ
    ート。 4 熱ヒートシール可能なインフレーシヨンフイ
    ルムである、特許請求の範囲第1〜3項のいずれ
    か1項記載のフイルムまたはシート。
JP56121760A 1980-08-01 1981-07-31 Blend of butene-1-ethylene copolymer and polypropylene Granted JPS5757739A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/174,482 US4316970A (en) 1980-08-01 1980-08-01 Blends of butene-1-ethylene copolymer and polypropylene

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