JPH09502473A - バッチ包含パッケージ - Google Patents

バッチ包含パッケージ

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JPH09502473A
JPH09502473A JP7508752A JP50875295A JPH09502473A JP H09502473 A JPH09502473 A JP H09502473A JP 7508752 A JP7508752 A JP 7508752A JP 50875295 A JP50875295 A JP 50875295A JP H09502473 A JPH09502473 A JP H09502473A
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フアラ,ダニエル・ジエイムズ
ウオーカー,デビー−リー
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ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 フィルムまたはフィルム構造物から作成するバッチ包含パッケージを開示する。このフィルムおよびフィルム構造物に少なくとも1種の実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーの層を少なくとも1層含める。このバッチ包含パッケージは、これに種々の材料、例えばカーボンブラック、二酸化チタンおよびゴムコンパンド用材料などを包装または含有させるに有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 バッチ包含パッケージ 本発明は、特定のエチレン/α−オレフィンポリマー類を含む組成物から作成 したバッチ包含パッケージ(batch inclusion package s)に関する。このパッケージをフィルムから作成し、これを用いて粉末、ペレ ットおよび流動性材料を包含させて保護し、ここでは、このパッケージ全体(即 ちフィルムと内容物)を、ある製品を製造している間の混合物に加えることがで き、例えばこのパッケージをこれに包含させた製品と同時に押出し機/ミキサー の中に入れることができる。 この組成物に、特異的特徴を有する少なくとも1種の実質的に線状であるエチ レン/α−オレフィンポリマーを含める。 バッチ包含パッケージはカーボンブラック、二酸化チタン粉末、エラストマー 類(ゴム類)、ポリスチレンペレットおよび他の化学品などの如き材料を包含さ せる目的で幅広く用いられている。このバッチ包含パッケージでは、これの内容 物を使用する時にこのパッケージとこれの内容物を全体として処理することから 、粉じんによる健康障害そして恐らくは火災の危険が最小限になることに加えて 浪費が最小限になる。このバッチ包含パッケージをそのような様式で用いる場合 、数多くの必要条件が存在する。この必要条件には、その包含させる材料に適合 性を示すこと、溶融温度が低いこと、軟化範囲が狭いこと、そして押出し加工可 能であることなどが含まれる。 米国特許第4,248,348号(Butler他)には、フィルムの中に製 品(例えば未加硫ゴムなど)を包装したパッケージが開示され ている。このフィルムは抗ブロック剤(antiblock agent)を添 加したエチレン/酢酸ビニルコポリマーから作られている。米国特許第’348 号には、ゴムを上包みする包みとして用いるにポリエチレンフィルムは不適切で あり、その理由は、その包み(フィルム包装材料を含む)を適切なミキサーに仕 込むとポリエチレンフィルムが充分に分散しないでその最終製品の欠陥の原因と なるからであると教示されている。 同様に、米国特許第5,120,787号(Drasner)にも、エチレン /酢酸ビニルコポリマーから作成したバッグまたはライナーを用いてゴムのコン パンドを製造する方法が開示されている。このバッグまたはライナーはミキサー の中に直接調合されてゴムコンパンドの一部になる。 米国特許第4,394,473号(Winter他)には、抗ブロック添加剤 を添加したシンジオタクティック1,2−ポリブタジエンから作られたバッグの 中に製品(例えば未加硫もしくは加硫ゴム)を包装したパッケージが開示されて いる。また、米国特許第’473号にもポリエチレン製バッグを用いると不適合 問題が生じると教示されている。 ヨーロッパ特許出願公開第0 270 902号(ザ・ダウケミカルカンパニ ー(The Dow Chemical Company))には、少なくとも 1種のオレフィンモノマー(例えばエチレン)とアクリル酸もしくはメタアクリ ル酸のコポリマー類またはそれらのアイオノマー類から作成したバッグを用いて 粒子状のエラストマー材料を包装することが開示されている。 カーボンブラックの包含で用いられるバッチ包含バッグの製造では、 時として、分枝している高圧低密度ポリエチレン(LDPE)、および伝統的な (即ちチーグラー重合の)線状低密度ポリエチレン(LLDPE)をLDPEに 少量、典型的にはLLDPEを10パーセント以下の量で含めたブレンド物が用 いられる。その後のタイヤ製造でこのカーボンブラックが用いられる。しかしな がら、LDPEが示す溶融および軟化特性により、これをバッチ包含パッケージ 用材料として用いることは制限される。 また、伝統的なLLDPEは比較的高い融点と幅広い軟化範囲を有しているこ とから、これをバッチ包含で用いることもひどく制限される。 我々は、ここに、伝統的なLDPEおよびLLDPEをバッチ包含パッケージ 用材料で用いることに関連した困難を新しい種類のポリエチレンが克服すること を見い出した。 バッチ包含用途で使用される多様な製品の包装で用いるに実質的に線状である エチレンポリマー類が有用であることをここに見い出した。本発明に従い、(A )熱および/またはせん断を用いたある製品の製造で用いられる材料を(B)少 なくとも1種の実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーの層を少 なくとも1層含む保護フィルムの中に包装したパッケージを提供し、ここで、こ の保護フィルム(B)は、該材料を含有する最終製品の一部になる(例えば溶融 またはせん断により)。 この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーは、 a)メルトフロー比I10/I2が≧5.63であり、 b)方程式:Mw/Mn≦(I10/I2)−4.63で定義される分子量分 布Mw/Mnを有し、かつ c)表面メルトフラクチャーが起こり始める時の臨界せん断速度が、ほぼ 同じI2とMw/Mnを有する線状エチレン/α−オレフィンポリマーの表面メル トフラクチャーが起こり始める時の臨界せん断速度より、少なくとも50%大き い、 として特徴づけられる。 この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類はまた、 d)プロセシング・インデックス(PI)が、ほぼ同じI2とMw/Mnを 有する線状エチレン/α−オレフィンポリマーが示すPIの約70%に等しいか 或はそれ以下である、 として更に特徴づけられ得る。 この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類は、線状低密度 ポリエチレンの記述で用いられる如き言葉の伝統的な意味で「線状」ポリマー類 でなく、そしてこれらはまた、低密度ポリエチレンの記述で用いられる如き高分 枝ポリマー類でもない。しかしながら、驚くべきことに、この実質的に線状であ るエチレン/α−オレフィンポリマー類は、高分枝低密度ポリエチレンと同様な 加工性を有するが、じん性の点で線状低密度ポリエチレンと同様な強度を有する 。 この言葉「実質的に線状である」エチレン/α−オレフィンポリマーは、この ポリマーのバックボーンが炭素1000個当たり0.01個の長鎖分枝から炭素 1000個当たり3個の長鎖分枝、より好適には炭素1000個当たり0.01 個の長鎖分枝から炭素1000個当たり1個の長鎖分枝、特別には炭素1000 個当たり0.05個の長鎖分枝から炭素1000個当たり1個の長鎖分枝で置換 されていることを意味する。 本明細書では、炭素数が少なくとも約6の鎖長として長鎖分枝を定義 し、それより長い鎖長は、13C核磁気共鳴分光法を用いたのでは区別不可能であ る。この長鎖分枝は、そのポリマーバックボーンの長さとほぼ同じ長さを有して いる可能性がある。 13C核磁気共鳴(NMR)分光法を用いて長鎖分枝を測定し、そしてRand allの方法(Rev.Macromol.Chem.Phys.、C29(2 &3)、285−297頁)を用いてそれの定量を行う。 本明細書では、米国特許第5,272,236号(Lai他)および米国特許 第5,278,272号(Lai他)と同様に、本発明の実質的に線状であるエ チレン/α−オレフィンポリマー類およびインターポリマー類を定義する。この 実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類は、好適にはコポリマ ー類であるが、これはまたインターポリマー類であってもよい。本明細書では、 コポリマーまたはターポリマーなどを示す目的で言葉「インターポリマー」を用 いる。即ち、エチレンと一緒に少なくとも1種の他のコモノマーを重合させるこ とでインターポリマーを製造する。 この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンコポリマー類およびインタ ーポリマー類は均一に分枝している、即ちそのコモノマーは一定のインターポリ マー分子内にランダム分布しておりそしてこのインターポリマー分子の実質的に 全部がそのインターポリマー内で同じエチレン/コモノマー比を有する。 本発明で用いる実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類は、 少なくとも1種のC3−C20α−オレフィンおよび/またはC4−C18ジオレフィ ン類とエチレンのインターポリマー類である。好適な コモノマー類には、C3−C20α−オレフィン類、特にプロペン、イソブチレン 、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−オクテンな どが含まれる。エチレンと1−オクテンのコポリマー類が特に好適である。 言葉「線状エチレン/α−オレフィンコポリマー類」は、このオレフィンコポ リマーが長鎖分枝を有していないことを意味する。即ち、この線状エチレン/α −オレフィンコポリマーには、例えば均一分枝分布重合方法(例えば米国特許第 3,645,992号(Elston))を用いて製造された線状低密度ポリエ チレンポリマー類または線状高密度ポリエチレンポリマー類などのように長鎖分 枝が存在しておらず、ここでは、一定のインターポリマー分子内にそのコモノマ ーがランダムに分布しておりそしてこのインターポリマー分子の実質的に全部が そのインターポリマー内に同じエチレン/コモノマー比を有する。また、米国特 許第4,076,698号(Anderson他)の中に開示されている不均一 に分枝しているチーグラー重合の線状低密度ポリエチレン類にも長鎖分枝が存在 しておらず、従ってこれらもまた「線状」ポリマー類である。この言葉「線状エ チレン/α−オレフィンポリマー類」は、長鎖分枝を多数有することが本分野の 技術者に知られている高圧分枝(フリーラジカル重合)ポリエチレンを指さない 。 この実質的に線状であって均一に分枝しているエチレン/α−オレフィンポリ マー類が示すピーク融点の測定では、示差走査熱量計(DSC)を用い、サンプ ルの重量を2−10mgにし、条件付け媒体でヘリウムまたは窒素を用い、第一 加熱において約40−50℃/分の速度で30℃から200℃に加熱し、200 ℃で2分間等温にし、15℃/分の冷 却速度で30℃に冷却し、サンプルのアニーリング時間を室温(約30℃)で1 から24時間にし、そして第二加熱温度の走査を−10℃から150℃で行う以 外はASTM D 3417−83に従った。 伝統的なチーグラー重合の不均一に分枝しているエチレンポリマー類は、表1 に示すように、低密度製品であっても、高いDSCピークを有する高密度画分を 有する。実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類の融点は一般 に50℃から115℃であり、一般にポリマーの密度に関係しており、これもま た表1に示す。 バッチ包含パッケージ用途で用いるに適した実質的に線状であるエチレン/α −オレフィンポリマーを、一般に、この実質的に線状であるエチレン/α−オレ フィンポリマーをバッチ包含パッケージ用材料に加工する時の加工性を基準にし て選択し、そしてこのバッチ包含パッケージが用いられる製造方法を通して選択 する。例えば、使用中に適切な融解が生じることを確保するに充分なほど低い密 度を有するポリマーが必要とされているが、この密度は、その結果として生じる フィルムが余りにも高い伸びを示すほど低くてはならない。このフィルムはまた 製造過程中か或はその前に充分な強度を有している必要がありかつ柔らかすぎる べきでない。加うるに、実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー ではこれに高いI10/I2値を持たせることができるが、これによって、バッチ 包含フィルムのブローンフィルムを製造している間のバブルをより安定にするこ とができる。また、この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー のメルトインデックスも上記バブルの安定性および/またはフィルムの強度を基 準にして選択されるべきである。従って、個々のバッチ包含パッケージで用いる に適した実質的に 線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーの選択は多様な要因を基としてい て、上記パラメーターは例示を目的としたものであり、制限するものでない。 また、この実質的に線状であるポリマーの融解範囲は比較的狭く、その結果と して、このポリマーが適当な温度に到達するとこれは迅速に溶融する。一般に、 このポリマーの融解範囲が狭いことは、それの融点と軟化点の差によって示され る。この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーの場合の融点は このポリマーのビーカー軟化点に比較的近く(典型的に約9−25℃以内)、そ の結果として、そのバッグが輸送中に過度に軟化することはなく、そして最終使 用者の製造過程でそのバッグを使用している間に不良ブレンド/未融解ポリマー の「ストリング(strings)」が生じることはない。 表1に挙げるように、実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー のビーカー軟化点は、典型的には、低融点(約56℃に等しいか或はそれ以下) で低ポリマー密度(約0.87g/cm3に等しいか或はそれ以下)の場合の、 そのDSC融点より約25℃以上大きく、そして高融点(約110℃に等しいか 或はそれ以上)で高ポリマー密度(約0.917g/cm3に等しいか或はそれ 以上)の場合の、それの融点より低いのは約9℃より小さいのである。伝統的な LDPEは典型的に約100℃以上、より頻繁に約106℃以上のDSC融点を 示し、そしてそれらの融点の12−17℃以内にビーカー軟化点を示す。LDP Eは、このように比較的高い融点を示すことから、それらの有用性は、僅かなバ ッチ包含用途のみ(例えばタイヤ製造用カーボンブラックの包装など)に限定さ れる。 LLDPEの融点は典型的に121−125℃であり、そしてこれらの融点の 約20℃以内(密度が約0.92g/cm3のLLDPEの場合)および40℃ 以内(密度が約0.905g/cm3のLLDPEの場合)に軟化点を示す。こ のように伝統的なLLDPEは高い融点と幅広い軟化点を示すことから、LLD PEをバッチ包含パッケージ用途で用いることはひどく制限されていた。 ビーカー軟化点を、本明細書では、ASTM D 1928−90−Cに従っ て調製した直径が1インチ(2.54cm)で厚さが0.125インチ(3.1 75mm)のプラークを用い、ASTM D 1525−87に従って測定する 。このASTM試験の加熱速度B(120±12℃/時)を用いる。 本発明で用いるに適した実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマ ー類の密度(ASTM D−792に従って測定)は、一般に約0.94g/c m3以下、好適には0.87g/cm3から0.92g/cm3である。本発明で 用いる実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類の密度は、一般 に、この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーをバッチ包含パ ッケージ用材料およびパッケージに加工する時の加工性、このバッチ包含パッケ ージ用材料で必要とされる強度、並びにこのバッチ包含パッケージが用いられる 製造方法に依存する。エラストマー類の場合のバッチ包含パッケージを製造する 時に用いる実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーの密度は一般 に0.87g/cm3から0.917g/cm3である。 便利には、ASTM D−1238、条件190℃/2.16kg(以前は「 条件(E)」としてそしてまたI2として知られていた)に従う メルトインデックス測定値を用いて、本発明で用いるに適した実質的に線状であ るエチレン/α−オレフィンポリマー類の分子量を示す。メルトインデックスは ポリマーの分子量に反比例する。従って、分子量が高くなればなるほどメルトイ ンデックスが低くなるが、この関係は直線的でない。本明細書で有効な、実質的 に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーの場合のメルトインデックスは 、一般に、通常のフィルム成形製造操作でフィルムを成形する技術、例えばキャ ストフィルム、ブローンフィルムおよび押出し被覆技術などで有効なメルトイン デックスである。このメルトインデックスは一般に0.1グラム/10分(g/ 10分)から20g/10分、好適には0.3g/10分から5g/10分であ る。 便利には、ASTM D−1238、条件190℃/10kg(以前は「条件 (N)」としてそしてまたI10として知られていた)に従うメルトインデックス 測定値を用いて、この実質的に線状であるオレフィンポリマー類の分子量を特徴 づけるに有効な別の測定値を示す。この2つのメルトインデックス項の比率がメ ルトフロー比であり、これをI10/I2として表示する。線状の場合のI10/I2 比は一般に少なくとも約5.63、好適には少なくとも約7、特に少なくとも約 8またはそれ以上である。本発明のバッチ包含パッケージで用いる実質的に線状 であるエチレン/α−オレフィンポリマー類の場合のI10/I2比は、長鎖分枝 の度合を表す、即ちこのI10/I2比が高ければ高いほど、そのポリマー内の長 鎖分枝が多くなる。この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー 類が示すI10/I2比は、一般に少なくとも約5.63、好適には少なくとも約 7、特に少なくとも約8である。この均一に分枝 していて実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類の場合のI10 /I2比上限は一般に約50またはそれ以下、好適には約30またはそれ以下、 特に約20またはそれ以下である。 このバッチ包含パッケージのフィルムで用いる実質的に線状であるエチレン/ α−オレフィンポリマー類を、好適には、ただ1つのポリマー成分として用いる 。しかしながら、この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類 と一緒に他のポリマー類をブレンドおよび/または多層押出しおよび/または多 層積層することで、このフィルムの加工性、フィルム硬度、フィルムバリヤー特 性、フィルム強度、フィルム溶融特性または他の所望フィルム特性を修飾しても よい。この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーと他のポリマ ー成分の適当なブレンド物を用いて作られるバッチ包含フィルムもまだ向上した 性能を維持するであろう。有用なポリマーブレンド成分のいくつかには、例えば 高圧低密度ポリエチレン(LDPE)、エチレン/酢酸ビニルコポリマー(EV A)、エチレン/ビニルアルコールコポリマー(EVOH)、ポリブチレン(P B)、密度が0.941から0.965g/cm3の線状高密度ポリエチレン( HDPE)、および密度が0.87から0.94g/cm3の不均一に分枝して いる線状低密度ポリエチレン(LLDPE)などが含まれる。好適には、この実 質的に線状であるエチレン/α−オレフィンコポリマー類で、このブレンド組成 物の少なくとも約50パーセント、より好適にはこのブレンド組成物の少なくと も約80パーセントを構成させる。しかしながら、非常に好適には、内側層を本 質的に少なくとも1種の実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー で構成させる。 また、この均一に分枝していて実質的に線状であるエチレン/α−オレフィン ポリマーに、このバッチ包含パッケージの機能を妨害しない度合で、他の添加剤 、例えば可塑剤、抗酸化剤[例えばヒンダードフェノール系(例えばChiba Geigy Corp.が製造しているIrganox(商標)1010など )、ホスファイト類(例えばIrgafos(商標)168など)など]、粘着 (cling)添加剤(例えばポリイソブチレン(PIB)など)、熱安定剤、 光安定剤(例えばCyanamidが製造しているCyasorb(商標)UV 531ベンゾフェノンおよびChiba Geigy Corp.が製造して いるTinubin(商標)622ヒンダードアミン光安定剤など)、顔料(例 えば二酸化チタン、炭酸カルシウム、カーボンブラックなど)、加工助剤(例え ばポリエチレングリコール、フルオロポリマー類、フルオロエラストマー類、ワ ックス類など)、難燃剤(例えばAlbright and Wilson A mericasが製造している燐を基とする難燃剤であるAmgard(商標) CPC 102など)、滑剤(例えばワックス類、ステアレート類、鉱油など) 、スリップ剤(例えばエルカミド、オレアミドなど)、抗ブロック添加剤(例え ばタルク、二酸化ケイ素など)、架橋剤[例えばパーオキサイド類(例えばDu Pontが製造しているBooster(商標)など)など]、防曇剤(例えば ICIが製造しているAtmer(商標)100ソルビタンエステルなど)、衝 撃改質剤(例えばAllied Corp.が製造しているゴム改質フィルム樹 脂であるPaxon(商標)Pax Plusなど)、帯電防止剤(例えばAk zo Chemical,Inc.が製造しているエトキシル化第三アミンであ るArmostat 410な ど)、充填材(例えばタルク、炭酸カルシウム、粘土、煙霧シリカ類など)など を含有させることも可能である。この添加剤リストは単に例示であり、全てを包 含するものでなくまた制限するものでもない。 「流動学的プロセシング・インデックス」(PI)は、気体押し出しレオメー ター(gas extrusion rheometer)(GER)で測定し たポリマーの見掛け粘度(kポイズで表す)である。この気体押し出しレオメー ターは、「Polymer Engineering Science」、17 巻、No.11、770頁(1977)の中でM.Shida、R.N.Shr offおよびL.V.Cancioが記述していると共に、Van Nostr and Reinhold Co.が出版しているJohn Dealy著「R heometers for Molten Plastics」、(1982 )の97−99頁に記述されており、これらの出版物両方はその全体が引用する ことによって本明細書に組み入れられる。入り口角度が180°で直径が0.0 296インチ(0.752mm)の20:1 L/Dダイスを用い、5250か ら500psig(36.3MPaから3.55MPa)の窒素圧力下、190 ℃の温度で全てのGER実験を実施する。本明細書に記述するポリマー類の場合 のPIは、GERを用い2.15x106ダイン/cm2の見掛けせん断応力で測 定した材料の見掛け粘度(kポイズで表す)である。本明細書に記述する新規な ポリマー類のPIは、好ましくは、0.01kポイズから50kポイズの範囲、 好適には約15kポイズ以下である。本明細書においてバッチ包含パッケージで 用いるに適切であると記述する新規な実質的に線状であるエチレン/α−オレフ ィンポリマー類が示すPIは、ほぼ同じI2とMw/Mnにお いて、比較線状エチレン/α−オレフィンポリマーが示すPIの約70%に等し いか或はそれ以下である。 メルトフラクチャー現象を識別する目的で、見掛けせん断速度に対する見掛け せん断応力のプロットを用いる。Ramamurthy「Journal of Rheology」、30(2)、337−357、1986に従い、特定の 臨界流量以上で観察される押し出し物の不規則さは、幅広い意味で2つの主要な 型に分類分け可能である、即ち表面メルトフラクチャーとグロスメルトフラクチ ャーに分類分け可能である。 表面メルトフラクチャーは、明らかに安定した流れ条件下で起こり、そしてそ の詳細な範囲は、鏡面光沢の損失から、よりひどい「鮫肌」形態に至る。本開示 では、押し出し物の表面粗さが40x倍率でのみ検出可能になる、押し出し物の 光沢が失われ始める時であるとして、表面メルトフラクチャーが起こり始める時 (OSMF)を特徴づける。この実質的に線状であるオレフィンポリマー類の表 面メルトフラクチャーが起こり始める時の臨界せん断速度は、ほぼ同じI2とMw /Mnを有する線状オレフィンポリマーの表面メルトフラクチャーが起こり始め る時の臨界せん断速度より、少なくとも50%大きい。グロスメルトフラクチャ ーは不安定な流れ条件下で起こり、そしてその詳細な範囲は、規則正しい歪み( 粗い部分と滑らかな部分が交互に現れる、螺旋状など)から不規則な歪みに至る 。本明細書では、GERで押し出した押し出し物が示す表面粗さおよび構造の変 化を基準にして、表面メルトフラクチャーが起こり始める時(OSMF)および グロスメルトフラクチャーが起こり始める時(OGMF)の臨界せん断速度を用 いることにする。 短鎖分枝分布指数(SCBDI)(Short Chain Bra nch Distribution Index)または組成分布分枝指数(C DBI)(Composition Distribution Branch Index)を、全コモノマーモル含有量中央値の50パーセント以内に入る コモノマー含有量を有するポリマー分子の重量パーセントとして定義する。ポリ マーのCDBIは、本技術分野で知られている技術で得られるデータ、例えばW ild他著「Journal of Polymer Science,Pol y.Phys.Ed」、20巻、441頁(1982)または米国特許第4,7 98,081号の中に記述されている如き、例えば昇温溶出分離法(tempe rature rising elution fractionation) (本明細書では「TREF」と省略する)などから容易に計算される。本発明の 実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類の場合のSCBDIま たはCDBIは、好適には約30パーセント以上、特に約50パーセント以上で ある。 140℃のシステム温度で運転する混合多孔度カラム(Polymer La boratories 103、104、105および106)が3本備わっている Waters 150C高温クロマトグラフィー装置を用いたゲル浸透クロマト グラフィー(GPC)により、この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィ ンポリマーサンプルを分析する。その溶媒は1,2,4−トリクロロベンゼンで あり、これを用い、サンプルが0.3重量%入っている溶液を注入用として調製 する。その流量は1.0ミリリットル/分であり、そしてその注入量は200ミ クロリットルである。 溶離体積と協力させて、狭い分子量分布のポリスチレン標準(Pol ymer Laboratories製)を用いることで、分子量測定値を引き 出す。下記の方程式: Mポリエチレン=a*(Mポリスチレン)b を引き出すに適切な、ポリエチレンとポリスチレンに関するMark−Houw ink係数[WilliamsおよびWordが「Journal of Po lymer Science」、Polymer Letters、6巻(62 1)1968(引用することによって本明細書に組み入れられる)の中で記述し ている如き]を用いて、相当するポリエチレンの分子量を測定する。上記方程式 においてa=0.4316およびb=1.0である。下記の式:Mw=Σwi* Mi[式中、wiおよびMiは、GPCカラムから溶離して来るi番目の画分が 示す、それぞれの重量および分子量である]に従う通常様式で、重量平均分子量 Mwを計算する。 この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類の場合のMw/ Mnは、好適には1.5から2.5、特に約2である。 適切な拘束幾何触媒(constrained geometrycatal ysts)、好適には米国特許第5,132,380号および1990年7月3 日付けで提出した米国特許出願連続番号545,403、1991年9月12日 付けで提出した米国特許出願連続番号758,660および1991年6月24 日付けで提出した米国特許出願連続番号720,041の中に開示されている如 き拘束幾何触媒を用いて、この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポ リマー類を製造する。米国特許第5,026,798号の中に教示されているモ ノシクロペンタジエニル遷移金属のオレフィン重合触媒もまた、反応条件が以下 に明記する如くである限り、本発明のポリマー類の製造で用いるに適切である。 本明細書で用いるに適切な共触媒には、これらに限定するものでないが、例え ばポリマー状もしくはオリゴマー状のアルミノキサン類、特にメチルアルミノキ サン、並びに不活性であり、適合性を示し、配位しない、イオンを生じる化合物 などが含まれる。好適な共触媒は、配位しない不活性なホウ素化合物である。 本発明で用いる実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類が改 良された加工性を示すことはそれの製造方法の結果であると考えている。このポ リマー類は、反応槽を少なくとも1基用いた連続(バッチ式とは対照的に)調節 重合方法で製造可能であるが、これはまた、所望の特性を示すインターポリマー 類をもたらすに充分な重合温度および圧力下で多重反応槽を用いて(例えば米国 特許第3,914,342号の中に開示されている多重反応槽形態を用いて)製 造することも可能である。 エチレンおよびエチレン/α−オレフィンコポリマー類の重合では、典型的に 、エチレンの溶解度(これは反応槽の温度と圧力の関数である)に応じて、エチ レン濃度が反応槽内容物の6.7から12.5重量%になるようにバッチ反応槽 方法を操作し、そして一般的には、ポリマー濃度が反応槽内容物の約5重量%以 下になるようにする。 本方法の1つの態様に従い、バッチ方法とは対照的に連続方法でこのポリマー 類を製造する。拘束幾何触媒技術を用いた連続方法の重合温度は好適には20℃ から250℃である。高いI10/I2比(例えば7以上、好適には少なくとも8 、特に少なくとも9のI10/I2)を示す、 狭い分子量分布(1.5から2.5のMw/Mn)のポリマーが望まれている場 合、この反応槽内のエチレン濃度を好適にはこの反応槽内容物の約8重量%以下 、特にこの反応槽内容物の約6重量%以下、より特別にはこの反応槽内容物の約 4重量%以下にする。好適には、この重合を溶液重合方法で実施する。 本明細書で用いる新規なポリマー類を製造する場合、Mw/Mnを比較的低く 保ちながらI10/I2を操作するのは一般に反応槽温度および/またはエチレン 濃度の関数である。エチレン濃度を低くしそして温度を高くすると一般により高 いI10/I2がもたらされる。一般的には、この反応槽のエチレン濃度を低くす るにつれてポリマー濃度が高くなる。この新規な実質的に線状であるエチレン/ α−オレフィンポリマー類の場合の連続溶液重合方法では、ポリマー濃度を好適 にはこの反応槽内容物の約5重量%以上、特にこの反応槽内容物の約6重量%以 上にする。 本発明のポリマー類を製造するに適した重合条件は一般に溶液重合方法で有効 な条件であるが、本発明の出願をそれに制限するものでない。スラリーおよび気 相重合方法もまた有効であると考えるが、適切な触媒と重合条件を用いることを 条件とする。 本発明に従う連続重合は、一般に、チーグラー・ナタ(Ziegler−Na tta)またはカミンスキー・シン(Kaminsky−Sinn)型重合反応 の従来技術でよく知られている条件下、即ち大気圧から1000気圧(100M Pa)の圧力下0から250℃の温度で達成可能である。望まれるならば懸濁、 溶液、スラリー、気相または他の工程条件も利用可能である。支持体を用いるこ とも可能であるが、好適には均一(即ち可溶)様式でこの触媒を用いる。もしこ の触媒およびそれ の共触媒成分をこの重合過程に直接添加すると、活性のある触媒系、特にノニオ ン触媒がインサイチューで生じそして上記重合過程で適切な溶媒または希釈剤( 凝縮させたモノマーを含む)を用いることは勿論理解されるであろう。しかしな がら、この触媒を重合混合物に添加する前の個別段階で活性のある触媒を適切な 溶媒の中で生じさせるのが好適である。 本明細書に記述する新規な特性を有するフィルムおよびフィルム構造物は、通 常のホットブローンフィルムまたはキャストフィルム製造技術を用いて製造可能 である。この通常の製造技術と協力させて2軸配向方法、例えばテンターフレー ムまたはダブルバブル方法などを用いることも可能である。通常のホットブロー ンフィルム方法は例えば「The Encyclopedia of Chem ical Technology」、Kirk−Othmer、第3版、Joh n Wiley & Sons、New York、1981、16巻、416 −417頁および18巻、191−192頁の中に記述されている。2軸配向フ ィルム製造方法、例えば米国特許第3,456,044号(Pahlke)の中 に記述されている如き「ダブルバブル」方法、並びに米国特許第4,865,9 20号(Golike他)、米国特許第4,352,849号(Mueller )、米国特許4,820,557号(Warren)、米国特許第4,927, 708号(Herran他)、米国特許第4,963,419号(Lustig 他)および米国特許第4,952,451号(Mueller)の中に記述され ている方法などを用いることでも、本明細書に記述する新規なフィルムおよびフ ィルム構造物を製造することができる。また、テンターフレーム技術、例えばポ リプロピ レンの配向で用いられる技術などに記述されているようにして、このフィルムお よびフィルム構造物を製造することも可能である。 このフィルムは単層もしくは多層フィルムであってもよいが、このフィルム構 造物の少なくとも1層、好適には内側層の中に、本明細書に記述する新規な実質 的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類を少なくとも1種用いる。 この内側層は、該パッケージ内に包含させる材料に隣接する層である。「Soc iety of Plastics Engineers RETEC Pro ceedings」、6月15−17日(1981)、211−229頁の「C oextrusion For Barrier Packaging」の中で W.J.SchrenkおよびC.R.Finchが記述しているように、上記 内側層を他の層(類)と共押出し加工するか或は二次的操作でこの内側層を別の 層(類)に積層してもよい。「Plastic Films,Technolo gy and Packaging Applications」(Techn nomic Publishing Co.,Inc.(1992))の中でK .R.OsbornおよびW.A.Jenkinsが記述しているように、管状 フィルム(即ちブローンフィルム技術)またはフラットダイス(即ちキャストフ ィルム)を用いて単層フィルムを製造することも可能であり、そして任意に、こ のフィルムに、これを他の包装用材料の層に接着させるか或は押出し積層させて 多層構造物を生じさせる追加的押出し後段階を受けさせてもよい。このフィルム が2層以上の共押出し物であっても(また、OsbornおよびJenkins が記述している)、最終パッケージ用フィルムに関する他の物理的要求に応じて 、このフィルムを更に包装材料の追加的層に積層 させてもよい。また、D.Dumbleton著「Laminations V s.Coextrusion」(Converting Magazine(1 992年9月))の中でも、共押出し加工と積層の対比が考察されている。また 、単層および共押出し加工フィルムに他の押出し後技術、例えば2軸配向加工な どを受けさせることも可能である。 押出し被覆が多層パッケージ用材料を製造する更に別の技術である。キャスト フィルムと同様、押出し被覆もフラットダイス技術である。単層または共押出し 加工押出し物どちらかの形態でフィルム層を基質の上に押出し被覆することがで きる。 ポリマーブレンド物および/または多層フィルム構造物の場合、一般に、本明 細書に記述する実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンインターポリマー またはコポリマーで全多層フィルム構造物の少なくとも1層、好適には内側層を 構成させる。この多層構造物の他の層には、これらに限定するものでないが、バ リヤー層および/または結合層および/または構造層が含まれる。このような層 では多様な材料を用いることができ、これらのいくつかを同一フィルム構造物内 の2層以上として使用することができる。このような材料のいくつかには、エチ レン/ビニルアルコール(EVOH)コポリマー類、ポリ塩化ビニリデン(PV DC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、配向ポリプロピレン(OPP )、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン/酢酸ビニル(EVA)コポリ マー類、エチレン/アクリル酸(EAA)コポリマー類、エチレン/メタアクリ ル酸(EMAA)コポリマー類、LLDPE、HDPE、LDPE、ナイロン、 接着性グラフトポリマー類(例えば無水マレイン酸でグラフト化したポリエチレ ン)および紙などが含まれる。 この多層フィルム構造物に層を一般に2から7層含める。 単層フィルムまたは多層フィルム構造物の厚さは典型的に0.2ミル(5ミク ロン)から15ミル(381ミクロン)(全厚)、好適には1ミル(25.4ミ クロン)から5ミル(127ミクロン)である。共押出し加工(または多層押出 し加工)の場合、この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーを 含める内側層を典型的には0.2ミル(5ミクロン)から15ミル(381ミク ロン)、好適には1ミル(25.4ミクロン)から5ミル(127ミクロン)に する。 この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーから作成するフィ ルムおよびフィルム構造物を、最終使用要求に応じて、バッグ、ライナーまたは 包装材料に加工する。例えばタブライナー(tub liner)を用いて多様 な材料を逐次的にブレンドすることができ、ここでは、その内容物とライナーを 1つのタブから別のタブに移すことで更に他の成分とブレンドし、そして任意に 強力ミキサーに送る。別の例では、ゴム製造で用いられる添加剤をバッグの中に 包装してもよく、その内容物が入っているバッグ全体を、ゴム製造中に開けない で、その工程に加える。このようなバッチ包含バッグの使用および製造技術は、 米国特許第4,394,473号、米国特許第5,120,787号、米国特許 第4,248,348号、ヨーロッパ特許出願公開第0 270902号および カナダ特許第2,053,051号の全部に記述されているように、この産業で よく知られている。 この新規な実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類をバッチ 包含バッグおよびフィルムで用いると、数多くの利点が得られる。この実質的に 線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類は、 ブローンフィルムの製造に関して実施例1を比較実施例2と比較することで明ら かになるように、優れた加工性を示し(この開示に関しては以下に記述する)、 そしてまた、不均一に分枝しているポリエチレンに比較して低い融点と軟化範囲 を有する。また、この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類 は炭素と水素原子で出来ていることから、エチレン/アクリル酸またはエチレン /メタアクリル酸コポリマー類(ヨーロッパ特許出願公開第0 270 902 号に記述されている如き)から作られたバッチ包含フィルムおよびバッグを用い るのとは対照的にか、或はエチレン/酢酸ビニルコポリマー類(米国特許第5, 120,787号および米国特許第4,248,348号に記述されている如き )から作られたフィルムおよびバッグに比較して、この実質的に線状であるエチ レン/α−オレフィンポリマー類は特にゴム産業で有用な種々のエラストマー添 加剤に相溶し得る。 このバッチ包含バッグ(または包装材料、被覆材またはライナー)に入れる材 料(類)は、自由流れを示す材料(即ちこの材料(類)は重力下においてそれ自 身の重さで容易に流動する)であってもよいか、或はこれらは、自由流れを示さ ない材料(即ちこの材料(類)は重力下においてそれ自身の重さで流動しない) であってもよい。この材料(類)は多様であるが、典型的には、自由流れを示さ ない材料、例えば未加硫ゴム、未架橋エラストマー類およびタール類などが含ま れる。 自由流れを示す典型的な材料には、粘土、ケイ酸塩、炭酸カルシウム、ジエチ ルジチオカルバミン酸カドミウム、二硫化テトラメチルチウラム、二硫化ベンゾ チアジル、置換チオエステルおよびアミン型抗酸化剤、アニリン抗オゾン誘導体 、ジアミン類、および/または硫黄、硫黄を与え る化合物およびパーオキサイド類から選択されるチオ尿素硬化剤、置換ベンゾト リアゾールおよび置換ベンゾフェノン類から選択される紫外線剤、酸化鉄、二酸 化チタンおよび有機染料から選択される色顔料、カーボンブラック、酸化亜鉛お よび水和ケイ素化合物から選択される補強用顔料、加工助剤、例えば二酸化ケイ 素、軽石、ステアレートおよびゴム加工油など、架橋エラストマー類、未加硫ゴ ムコンパンド用材料、粉砕タイヤ、除草剤、殺菌・殺カビ剤、および塩素化ポリ エチレン(CPE)などが含まれる。本発明のパッケージ内に有効に包含される 自由流れ材料には液体に加えて固体が含まれる。 ゴム産業では、典型的に、ゴム加工油を少量(例えば0.5から10重量パー セント)用いて、これを少なくとも1種の他のコンパンド用材料と一緒に混合す る。本発明の新規なパッケージを用いて包装可能な材料を全部この上に挙げた材 料に包含させるものでなく、それらに限定するものでない。 本発明のパッケージは、バッグに入れるか或は包み込むコンパンド用材料に関 係し、そしてまたそれらと添加剤、例えばゴム加工油などとの混合物にも関係す る。未加硫ゴムの場合、一般的には、このゴムの回りにフィルムを付着させ、特 に包み形態の場合、フィルムでそのゴムをしっかりと包んだ後そのフィルムをそ れ自身に対して加熱密封させてパッケージを完成させるように通常張力下で付着 させる。このパッケージの成形では、このフィルムの加熱密封を行うのが望まし いが、必ずしも必要ではない。 このバッチ包含パッケージから作られる製品は、このパッケージ内に包含させ る材料の種類に従って変わる。いくつかの製品にはアスファル ト動物飼料およびワイヤーなどが含まれる。例えば、アスファルト製造における 粉砕タイヤの包装、動物飼料製造における二酸化チタンの包装、そしてワイヤー 皮膜製造におけるCPEの包装で、本発明のバッチ包含パッケージを用いてこの 中にこの上に挙げた特定材料を入れる。他の製品には種々のゴムが含まれる(例 えば、本明細書に記述するバッチ包含フィルムの中にゴムまたはゴム用添加剤を 包装することなどによる)。また、廃棄材料(例えば重タール流出物または廃棄 プラスチックなど)を包装してこのパッケージ全体を焼却炉の中に入れることに よって、エネルギーを生産することも可能である。また、廃棄プラスチックおよ び他の材料を包装して再利用することで、別の有効な製品、例えばごみ袋または 公園のベンチなどを成形することも可能である。実験:キャストフィルム実施例 バッチ包含バッグ用途用フィルムの製造で用いたポリマー類の物性を表2に要 約する。 1インチ(2.54cm)のエアーギャップ、エアーナイフおよびエッジピン ズオン(edge pins on)が備わっている1.5インチ(3.81c m)のKillion押出し機を用いて、表2に記述したポリマー類のポリマー ブレンド物からキャストフィルムを製造した。全てのパーセントは最終ポリマー ブレンド物の重量に対するパーセントである。傾斜した回転ドラムの中で樹脂ペ レットを一緒に転がすことでブレンド物を製造した。キャストフィルムの製造デ ータを表3に要約する。 この結果は、この使用したキャストラインで材料AおよびBの両方がかなり良 好に加工されることを示している。しかしながら、これらを押出し加工した場合 、これらは異なる加工特性を示した。この試験した条件下、BとCのポリマーブ レンド物はAとCのポリマーブレンド物よりも高い電力(アンペア数)を必要と しそしてまた同様な生産率で高い圧力を必要とした(該ブレンド物に関する生産 率は、ニップロール設定とフィルムゲージで示される)。ポリマーA単独はポリ マーB単独よりも若干高い電力を必要としたが、より低い押出し圧力を要し、そ してスクリュー回転/分(RPM)当たりにポンプ輸送されるポリマーの量(ポ ンド/時)で測定した時、より高いポンプ輸送効率を示した。 結果として得られるフィルムを種々の物性に関して試験した。ASTM D 1922に従ってエルメンドルフ引裂きを測定し、ASTMD 1709に従っ てダート衝撃を測定し、滑らかな0.5インチ(1.27cm)の穴開け用プロ ーブを用いる以外はASTM D 4649に従って穴開き強度を測定し、AS TM D 822に従って引張り強度を測定し、そして10パーセント伸びにお ける応力を記録しそしてクロスヘッド速度を20mm/分にする以外はASTM D 822(2パーセント正割係数試験)に従って10パーセント伸びにおけ る応力を測定した。結果を表4に示す。 この結果は、実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー(ポリマ ーA)およびそれのブレンド物(AとC)の方がポリマーBおよびそれのブレン ド物(BとC)よりも実質的に良好なダート衝撃強度、穴開き抵抗力、破壊荷重 抵抗力および極限強度を有することを示している。また、10パーセント伸びお よびパーセント引張り伸びで示されるように、ポリマーAおよびそれのブレンド 物が示す伸び傾向はポリマーBおよびそれのブレンド物(BとC)に比較してほ ぼ同等か或は低かった(伸びが低ければ低いほど、押出し後の操作、例えばバッ グ成形および充填などにおけるフィルムの取り扱いが容易になる)。実験:ブローンフィルム実施例 Maddockミキサーが備わっているDSB IIスクリューおよびSan oの6インチ(15.24cm)ダイスが付いている、直径が2.5インチ(6 .35cm)でL/Dが24:1の75馬力Egan押出し機を用い、ブローア ップ比を2.5:1にし、ダイスギャップを70ミル(1778ミクロン)にし 、そしてフューチャーデュアルリップエアーリング(future dual lip air ring)を取り付けて、レイフラット(layflat)幅 が23.6インチ(59.9cm)になるように、下記のパラメーターに従って 、ポリマーAが85パーセント(最終ポリマーブレンド物の重量で)でポリマー Cが15パーセントのブレンド物をブローンフィルムに加工した。 95パーセントがポリマーBで5パーセントがポリマーCのブレンド物を用い て、同じ装置で同様なフィルムをブロー加工しようとしたが、バブルが安定しな かったことから不可能であった。生産率を非常に低くしても、ポリマーBの溶融 強度はあまりにも低く、その結果として、そのバブルはダイスの所で裂けを生じ るか或はダイスを出た直後に大きな穴を生じ、これによってバブルが破裂した。 ブローンフィルムの物性を表6に報告する。 ブローンフィルムは、同様なポリマーブレンド物から製造したキャストフィル ムに比較して、向上した穴開き抵抗力、低下したMD引裂き抵抗力、そしてほぼ 等しい10パーセント伸び抵抗力を示した。実質的に線状であるエチレン/α− オレフィンポリマーとLDPEのブレンド物から製造したブローンフィルムおよ びキャストフィルムは両方とも約1030g以上のダート衝撃抵抗力を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (B)少なくとも1種の実質的に線状であるエチレン/α−オレフィン ポリマーの層を少なくとも1層含む保護フィルム、 (A)(B)の中に包装されている、ある製品の製造で用いられる材料 、 を含むパッケージであって、 該保護フィルム(B)が、該材料を含有する最終製品の一部になり、そ してここで、該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーが、 a)メルトフロー比I10/I2が≧5.63であり、 b)方程式:Mw/Mn≦(I10/I2)−4.63で定義される分子量 分布Mw/Mnを有し、かつ c)表面メルトフラクチャーが起こり始める時の臨界せん断速度が、ほ ぼ同じI2とMw/Mnを有する線状エチレン/α−オレフィンポリマーの表面メ ルトフラクチャーが起こり始める時の臨界せん断速度より、少なくとも50%大 きい、 として特徴づけられるパッケージ。 2. 該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類が更に、 d)プロセシング・インデックスが、ほぼ同じI2とMw/Mnを有する 線状エチレン/α−オレフィンコポリマーが示すPIの約70%に等しいか或は それ以下である、 として特徴づけられる請求の範囲第1項のパッケージ。 3. (B)少なくとも1種の実質的に線状であるエチレン/α−オ レフィンポリマーの層を少なくとも1層含む保護フィルム、 (A)(B)の中に包装されている、ある製品の製造で用いられる材料 、 を含むパッケージであって、 該保護フィルム(B)が、該材料を含有する最終製品の一部になり、そ してここで、該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーが、 a)メルトフロー比I10/I2が≧5.63であり、かつ b)1.5から2.5の分子量分布Mw/Mnを有する として特徴づけられるパッケージ。 4. 該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーのI10/I2 が少なくとも約7である請求の範囲第1または3項のパッケージ。 5. 該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーのI10/I2 が少なくとも約8である請求の範囲第1または3項のパッケージ。 6. 該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーがエチレンと C3−C20α−オレフィンのコポリマーである請求の範囲第1または3項のパッ ケージ。 7. 該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーがエチレンと 少なくとも1種のC3−C20α−オレフィンのインターポリマーである請求の範 囲第1または3項のパッケージ。 8. 該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーがエチレンと 1−オクテンのコポリマーである請求の範囲第1または3項の パッケージ。 9. 該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーがポリマーバ ックボーンに沿って炭素1000個当たり0.01から3個の長鎖分枝を有する 請求の範囲第1または3項のパッケージ。 10. 該材料が粘土、ケイ酸塩、炭酸カルシウム、ジエチルジチオカルバミ ン酸カドミウム、二硫化テトラメチルチウラム、二硫化ベンゾチアジル、置換チ オエステルおよびアミン型抗酸化剤、アニリン抗オゾン誘導体、ジアミン類、お よび/または硫黄、硫黄を与える化合物およびパーオキサイド類から選択される チオ尿素硬化剤、紫外線剤、色顔料、補強用顔料、加工助剤およびゴム加工油か ら成る群から選択される自由流れ材料である請求の範囲第1または3項のパッケ ージ。 11. 該保護フィルム層(B)が、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ ン、エチレン酢酸ビニルコポリマー、ポリブチレン、ポリビニルアルコール、不 均一に分枝している線状低密度ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、エチレン/メタ アクリル酸コポリマー、エチレン/アクリル酸コポリマーおよびポリプロピレン から成る群から選択されるポリマーと実質的に線状であるエチレン/α−オレフ ィンポリマーのブレンド物を含む請求の範囲第1または3項のパッケージ。 12. 該保護フィルム層(B)が、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ ン、エチレン酢酸ビニルコポリマー、ポリブチレン、ポリビニルアルコール、不 均一に分枝している線状低密度ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、エチレン/メタ アクリル酸コポリマー、エチレン/アクリル酸コポリマーおよびポリプロピレン から選択されるポリマーの層を少なくとも1層と、実質的に線状であるエチレン /α−オレフィンポリマー の層を含む請求の範囲第1または3項のパッケージ。 13. ある材料を製造過程中の仕上げ品に組み込む方法であって、請求の範 囲第1または3項のパッケージを溶融させて該仕上げ品を生じさせることを含む 方法。
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