JPH037047Y2 - - Google Patents

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JPH037047Y2
JPH037047Y2 JP18694886U JP18694886U JPH037047Y2 JP H037047 Y2 JPH037047 Y2 JP H037047Y2 JP 18694886 U JP18694886 U JP 18694886U JP 18694886 U JP18694886 U JP 18694886U JP H037047 Y2 JPH037047 Y2 JP H037047Y2
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JP
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pipe
bending
radius
circular arc
die
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JP18694886U
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、突き曲げ加工に使用されるパイプ
の曲げ加工用ダイスに関し、特に自動車用排気管
の曲げ加工用ダイスに適用して最適なものであ
る。
〔考案の概要〕
この考案は、パイプの突き曲げ加工に用いられ
るダイスのダイブロツクの型形状を第1円弧と、
この第1円弧に較べ径で1/3〜1/4小さい第2円弧
との組合せにて形成することにより、曲げ加工の
際に上記パイプの曲率半径がたとえこのパイプの
直径の2倍未満になつても、上記パイプの断面が
もとの断面形状から甚しく変形されることがない
ようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来のパイプの突き曲げ加工では、たとえば第
2図に示すように、半径Rの円弧から成る型形状
のダイブロツク1が使用されている。そして可動
のダイス2がポンチ力Pで図の1点鎖線で示す直
線状のパイプ素材を押せば、パイプ3はダイブロ
ツク1の上記型形状の規制を受けながら塑性加工
されて、図の実線で示すようにほゞ曲率半径 (R−D/2)の曲線部分を具備するに至る(こ こで符号Dはパイプの直径を表わす)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながらダイブロツク1の上記型形状に第
2図に示すごときものを使用すると、パイプ3の 曲率半径(R−D/2)がパイプ径Dの2倍未満 となるにつれて、パイプ3の断面がもとの断面形
状から甚しく掛け離れたものになる。このため従
来のパイプの曲げ加工では上述の経験に基き、 (R−D/2)2D ∴R2.5D を加工の限度とし、実用上の不都合が生じないよ
うにしている。
しかるに上記限度は、たとえば自動車の排気管
などの場合に、設計上の好ましくない制約になり
易い。そこでこの考案は、パイプ3をこのパイプ
3の直径の2倍未満となるように曲げ加工して
も、パイプ3の断面が甚しく変形することのない
パイプの曲げ加工用ダイスを提供するものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、突き曲げ加工に使用されるパイプの
曲げ加工用ダイスにおいて、ダイブロツクに設け
る型形状をその半径が上記パイプの直径の2.5倍
若しくはそれ以上の第1円弧と、その半径がこの
第1円弧の半径の1/3から1/4までの範囲にありか
つこの第1円弧のほゞ中央部分に配された第2円
弧との組合せによつて構成したパイプの曲げ加工
用ダイスに係るものである。
〔作用〕
したがつて直線状のパイプ素材が上記ダイスで
曲げ加工されると、パイプは先づ第1円弧に沿う
加工を受ける。そしてその結果得られるパイプの
屈曲部分は、上記第1円弧の半径が適切であるか
ら全長に亘つてほゞ一様な楕円断面となる。
それ故パイプが上記加工に引続いて第2円弧に
沿う曲げ加工を受けても上記一様な楕円断面が骨
となるために、上記屈曲部分の局部に曲げ皺を生
じ、その結果パイプの断面が局部的に著しく変形
して実用上支障を与えるような不都合は生じな
い。しかもパイプは、その直径の2倍未満に曲げ
加工することが可能となる。
〔実施例〕
以下、自動車用排気管の曲げ加工用ダイスに本
考案を適用した実施例につき第1図を参照しなが
ら説明する。
図のダイブロツク1は、プレス機械のベツド4
にボルトなどの固定具を使用して固定されてい
る。またこのダイブロツク1に設けた型形状は、
半径R1の第1円弧と、この第1円弧のほゞ中央
部に配された半径R2の第2円弧との組合せから
成る。
ところで半径R2は、図示のごとく半径R1
ほゞ1/3の大きさであるが、この半径R2の値は半
径R1の1/3〜1/4の範囲に設定することができる。
また半径R1の値は、パイプ2の直径との間に、 R12.5D の関係が成立つように設定される。
ところで上記曲げ加工用ダイスの可動ダイス2
にポンチ力Pが作用すると、図の実線で示す直線
状のパイプ素材は先づ半径R1の第1円弧に沿つ
て曲げ加工を受ける。
この加工段階では、第1円弧の半径が上記パイ
プ3の直径の2.5倍、あるいはそれ以上であるか
ら、パイプ3は無理な加工を全く受けることがな
い。したがつてパイプ3の円弧状をした屈曲部分
は、実用上支障を生じない程度の、しかも上記屈
曲部分の全長に亘つてほゞ一様な楕円断面とな
る。
次ぎに上記第1の曲げ加工に引続く第2の曲げ
加工では、パイプの上記屈曲部分の一部が半径
R2の第2円弧に沿う曲げ加工を受ける。しかし
ながらこの曲げ加工では、その長手方向にパイプ
3は上記のごとくほゞ一様な楕円断面を有し、さ
らに素材がたとえば鋼管の場合は加工硬化の効果
も生じているから、曲げ皺が生じてパイプ断面が
局部的に甚しく変形するおそれは全くない。
かくしてパイプ3の断面形状を実用上支障を生
じない範囲に保ちながら、このパイプ3の直径の
2倍未満の屈曲部分をパイプ3に設けることがで
きる。
以上本考案を実施例につき説明したが、本考案
は自動車用排気管の曲げ加工用ダイスに単に適用
されるだけではなく、オートバイ用排気管は勿
論、広く種々のパイプの曲げ加工用ダイスにも適
用が可能である。
また本考案の曲げ加工用ダイスは、円断面のパ
イプだけではなく、種々の断面のパイプの加工用
にも使用することができる。
〔考案の効果〕
本考案は上述のような構成であるから、この考
案に係る曲げ加工用ダイスを使用してパイプをこ
のパイプの直径の2倍未満となるように曲げ加工
をしても、パイプの断面が局部的に甚しく変形
し、その結果実用的に支障を生じるようなことは
ない。
また本考案に係る曲げ加工用ダイスを使用すれ
ば、パイプの直径の2倍未満の屈曲部分をこのパ
イプに1工程で設けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車用排気管の曲げ加工用ダイスに
本考案を適用した実施例を示すもので、同上ダイ
スの側面図である。また第2図は従来のパイプの
曲げ加工用ダイスを示すもので、同上ダイスの側
面図である。 なお図面に用いた符号において、1……ダイブ
ロツク、2……ダイス、3……パイプ、R1……
第1円弧の半径、R2……第2円弧の半径である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 突き曲げ加工に使用されるパイプの曲げ加工用
    ダイスにおいて、 ダイブロツクに設ける型形状をその半径が上記
    パイプの直径の2.5倍若しくはそれ以上の第1円
    弧と、その半径がこの第1円弧の半径の1/3から
    1/4までの範囲にありかつこの第1円弧のほぼ中
    央部分に配された第2円弧との組合せによつて構
    成したパイプの曲げ加工用ダイス。
JP18694886U 1986-12-04 1986-12-04 Expired JPH037047Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18694886U JPH037047Y2 (ja) 1986-12-04 1986-12-04

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JP18694886U JPH037047Y2 (ja) 1986-12-04 1986-12-04

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JPS6390521U JPS6390521U (ja) 1988-06-11
JPH037047Y2 true JPH037047Y2 (ja) 1991-02-21

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