JPH037045Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH037045Y2 JPH037045Y2 JP1986101034U JP10103486U JPH037045Y2 JP H037045 Y2 JPH037045 Y2 JP H037045Y2 JP 1986101034 U JP1986101034 U JP 1986101034U JP 10103486 U JP10103486 U JP 10103486U JP H037045 Y2 JPH037045 Y2 JP H037045Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- deflector roll
- strip
- spray nozzle
- deflector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、ステンレス鋼板等金属帯板(以下、
ストリツプという。)の平坦度の形状矯正に使用
するウエツト式テンシヨンローラレベラに関する
ものである。
ストリツプという。)の平坦度の形状矯正に使用
するウエツト式テンシヨンローラレベラに関する
ものである。
(従来の技術)
ステンレス鋼板製造設備の最終工程である精整
ラインにおいてストリツプをレベリングした後、
製品として出荷するが、ストリツプと接している
矯正ロールに金属粉、塵埃等ゴミが付着している
と、鏡面が要求される製品表面に押込疵が生じ、
製品のグレードダウン或はスクラツプ化によつて
製品の歩留り低下を招くという問題があつた。
ラインにおいてストリツプをレベリングした後、
製品として出荷するが、ストリツプと接している
矯正ロールに金属粉、塵埃等ゴミが付着している
と、鏡面が要求される製品表面に押込疵が生じ、
製品のグレードダウン或はスクラツプ化によつて
製品の歩留り低下を招くという問題があつた。
そこで従来、レベリング時レベラ内の各ロール
表面に洗浄液をスプレイするウエツト式ローラレ
ベラとして、洗浄液に一定濃度のエマルジヨンタ
イプ洗浄油を用いるレベラ(特公昭52−34421号
公報参照)や、レベラのデフレクタロール表面に
ゴムもしくはこれと類似物質を被覆し、その吸湿
性及び可撓性によつてデフレクタロールとストリ
ツプとの間にスリツプ原因となる洗浄液膜が発生
するのを防止し、かつ、可撓性によつてストリツ
プにすり疵やゴミ存在による押込疵が発生するの
を防止するレベラ等が考案されている。
表面に洗浄液をスプレイするウエツト式ローラレ
ベラとして、洗浄液に一定濃度のエマルジヨンタ
イプ洗浄油を用いるレベラ(特公昭52−34421号
公報参照)や、レベラのデフレクタロール表面に
ゴムもしくはこれと類似物質を被覆し、その吸湿
性及び可撓性によつてデフレクタロールとストリ
ツプとの間にスリツプ原因となる洗浄液膜が発生
するのを防止し、かつ、可撓性によつてストリツ
プにすり疵やゴミ存在による押込疵が発生するの
を防止するレベラ等が考案されている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかし、前者のウエツト式テンシヨンローラレ
ベラでは、ワークロールに付着していたゴミは洗
浄液のスプレイでロール表面から浮き上がり中間
ロール、バツクアツプロールへと移動してそこで
洗浄水で除去されるが、デフレクタロールには付
属するバツクアツプロールがなく、従つてデフレ
クタロールに付着していたゴミは他ロールへ移動
する余地がなく、洗浄水のスプレイだけではデフ
レクタロール表面上に残存しし易いから、デフレ
クタロール表面の付着ゴミによりストリツプ表面
に押込疵が生じ、かつ、ロール表面が傷付いてロ
ール寿命を短かくするという欠点があつた。
ベラでは、ワークロールに付着していたゴミは洗
浄液のスプレイでロール表面から浮き上がり中間
ロール、バツクアツプロールへと移動してそこで
洗浄水で除去されるが、デフレクタロールには付
属するバツクアツプロールがなく、従つてデフレ
クタロールに付着していたゴミは他ロールへ移動
する余地がなく、洗浄水のスプレイだけではデフ
レクタロール表面上に残存しし易いから、デフレ
クタロール表面の付着ゴミによりストリツプ表面
に押込疵が生じ、かつ、ロール表面が傷付いてロ
ール寿命を短かくするという欠点があつた。
後者のウエツト式テンシヨンローラレベラで
は、デフレクタロール表面を被覆したゴムもしく
はこれと類似物質が高張力レベリングには耐え切
れず、短寿命となるという欠点があつた。
は、デフレクタロール表面を被覆したゴムもしく
はこれと類似物質が高張力レベリングには耐え切
れず、短寿命となるという欠点があつた。
(考案の目的)
本考案は前記従来の問題点を解決するためにな
したもので、ウエツトレベリングで問題となるデ
フレクタロール表面の付着ゴミを確実に除去でき
るようにすることを目的とする。
したもので、ウエツトレベリングで問題となるデ
フレクタロール表面の付着ゴミを確実に除去でき
るようにすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本考案のウエツト式テンシヨンローラレベラ
は、ストリツプパスラインを挟んで上下に配置し
たワークロールと、このワークロールに隣接して
配置したデフレクタロールを有する張力下でスト
リツプに繰り返し曲げを与えるようにしたテンシ
ヨンローラレベラーにおいて、前記デフレクタロ
ールを鋼製にすると共に、前記デフレクタロール
の表面に向かつて洗浄液をスプレイ可能なスプレ
イノズルと、このスプレイノズルよりロール回転
方向側にてデフレクタロール表面に押付け可能
で、かつ、回転可能な螺旋帯状のブラシを有する
ブラシロールとを設けたことを特徴とするもので
ある。
は、ストリツプパスラインを挟んで上下に配置し
たワークロールと、このワークロールに隣接して
配置したデフレクタロールを有する張力下でスト
リツプに繰り返し曲げを与えるようにしたテンシ
ヨンローラレベラーにおいて、前記デフレクタロ
ールを鋼製にすると共に、前記デフレクタロール
の表面に向かつて洗浄液をスプレイ可能なスプレ
イノズルと、このスプレイノズルよりロール回転
方向側にてデフレクタロール表面に押付け可能
で、かつ、回転可能な螺旋帯状のブラシを有する
ブラシロールとを設けたことを特徴とするもので
ある。
(実施例)
以下本考案の最も好ましい実施例を図面に沿い
説明する。
説明する。
図中1はストリツプで、一定張力下で矢印方向
に移動される。
に移動される。
2はストリツプ1の表面に接触する鋼製ワーク
ロールで、中間ロール3を介してバツクアツプロ
ール4により加圧支持されている。
ロールで、中間ロール3を介してバツクアツプロ
ール4により加圧支持されている。
5はストリツプ1の表面に接触する鋼製デフレ
クタロールである。一般に、デフレクタロール5
にはバツクアツプロールが付設されておらず、単
独ロールからなるものである。
クタロールである。一般に、デフレクタロール5
にはバツクアツプロールが付設されておらず、単
独ロールからなるものである。
これらワークロール2とデフレクタロール5
は、ストリツプパスラインを挟んで上下に千鳥状
に配設されており、通過するストリツプ1に繰返
し曲げを与えて、ストリツプパス方向(矢印方
向)に沿つて所要の塑性伸びを生じさせ、ストリ
ツプ1の平坦度を矯正する。
は、ストリツプパスラインを挟んで上下に千鳥状
に配設されており、通過するストリツプ1に繰返
し曲げを与えて、ストリツプパス方向(矢印方
向)に沿つて所要の塑性伸びを生じさせ、ストリ
ツプ1の平坦度を矯正する。
バツクアツプロール4群の反ストリツプ1側に
は、ストリツプ1の表面に向かつて洗浄水をスプ
レイ可能な図示しないスプレイノズルが配設され
ている。
は、ストリツプ1の表面に向かつて洗浄水をスプ
レイ可能な図示しないスプレイノズルが配設され
ている。
6はスプレイ配管で、デフレクタロール5の反
ストリツプ1側にロール軸方向に沿い配設されて
おり、該配管6には、デフレクタロール5に向か
つて洗浄水をスプレイ可能な複数個のスプレイノ
ズル7が設けられている。
ストリツプ1側にロール軸方向に沿い配設されて
おり、該配管6には、デフレクタロール5に向か
つて洗浄水をスプレイ可能な複数個のスプレイノ
ズル7が設けられている。
8はブラシロールで、前記スプレイノズル7よ
りデフレクタロール5の回転方向側にて該ロール
5の表面に対して進退可能に移動軸受9を介して
支持されており、図示しないバネ等の力によりデ
フレクタロール5に押付けられて遊転している
が、駆動装置によりデフレクタロール5を同一方
向又は反対方向に駆動回転させてもよい。
りデフレクタロール5の回転方向側にて該ロール
5の表面に対して進退可能に移動軸受9を介して
支持されており、図示しないバネ等の力によりデ
フレクタロール5に押付けられて遊転している
が、駆動装置によりデフレクタロール5を同一方
向又は反対方向に駆動回転させてもよい。
このブラシロール8は、ロール表面の中間点か
ら両端まで夫々巻付方向を逆にした螺旋帯状の例
えばナイロン製ブラシ10A,10Bを設けてお
り、ロール表面の付着ゴミ11をロール外側に最
短距離で押出す。尚、ストリツプ幅に対応してロ
ール長さが短かい場合は、ロール表面の一端から
他端まで一定巻付方向の螺旋帯状ブラシ10A又
は10Bを設けても同効である。
ら両端まで夫々巻付方向を逆にした螺旋帯状の例
えばナイロン製ブラシ10A,10Bを設けてお
り、ロール表面の付着ゴミ11をロール外側に最
短距離で押出す。尚、ストリツプ幅に対応してロ
ール長さが短かい場合は、ロール表面の一端から
他端まで一定巻付方向の螺旋帯状ブラシ10A又
は10Bを設けても同効である。
(作用)
ストリツプ1のウエツトレベリング時、ブラシ
ロール8を回転させると共に、ワークロール2と
中間ロール3とバツクアツプロール4、及びデフ
レクタロール5の表面に洗浄液をスプレイする。
この時スプレイノズル7からデフレクタロール5
に対して洗浄液をスプレイする量は、従来に比較
して20%程度増量して、洗浄効果を高めておく
と、この洗浄液のスプレイによつて、デフレクタ
ロール5の表面に付着していたゴミ11は一旦浮
上するから、その浮上がり直後ブラシロール8の
ブラシ10A,10Bに捕促され、デフレクタロ
ール5の外側へ最短距離で押出される。
ロール8を回転させると共に、ワークロール2と
中間ロール3とバツクアツプロール4、及びデフ
レクタロール5の表面に洗浄液をスプレイする。
この時スプレイノズル7からデフレクタロール5
に対して洗浄液をスプレイする量は、従来に比較
して20%程度増量して、洗浄効果を高めておく
と、この洗浄液のスプレイによつて、デフレクタ
ロール5の表面に付着していたゴミ11は一旦浮
上するから、その浮上がり直後ブラシロール8の
ブラシ10A,10Bに捕促され、デフレクタロ
ール5の外側へ最短距離で押出される。
実験によれば、単位面積当りの製品表面の押込
疵数は、第3図に示す如く従来装置に比して大幅
に少なく、処理時間が長い程ほとんど皆無に近く
なつている。このことから、ロール表面から付着
ゴミをほぼ完全に除去できたことが確かめられ
た。
疵数は、第3図に示す如く従来装置に比して大幅
に少なく、処理時間が長い程ほとんど皆無に近く
なつている。このことから、ロール表面から付着
ゴミをほぼ完全に除去できたことが確かめられ
た。
(考案の効果)
以上の通り、本考案は、デフレクタロール表面
をスプレイ洗浄液で洗浄して付着ゴミを浮上がら
せた後、ブラシロールでブラツシングすることに
よつて、デフレクタロール表面上のゴミを確実に
除去するため、ストリツプ表面に押込疵が生じ、
かつ、ロール表面が傷付くのを防止できるから、
製品の品質向上と歩留り向上を図れる。また、デ
フレクタロールを鋼製にしたから、高張力レベル
リングでもロール寿命を大幅に向上させることが
できる。
をスプレイ洗浄液で洗浄して付着ゴミを浮上がら
せた後、ブラシロールでブラツシングすることに
よつて、デフレクタロール表面上のゴミを確実に
除去するため、ストリツプ表面に押込疵が生じ、
かつ、ロール表面が傷付くのを防止できるから、
製品の品質向上と歩留り向上を図れる。また、デ
フレクタロールを鋼製にしたから、高張力レベル
リングでもロール寿命を大幅に向上させることが
できる。
第1図は本考案の一実施例を示す側面概念図、
第2図は第1図の矢視部分拡大図、第3図は本
考案と従来例の効果を比較するための単位面積当
りの製品表面の押込疵数と処理時間の関係曲線図
である。 1……ストリツプ、5……デフレクタロール、
6……スプレイ配管、7……スプレイノズル、8
……ブラシロール、9……移動軸受、10A,1
0B……螺旋帯状ブラシ、11……付着ゴミ。
第2図は第1図の矢視部分拡大図、第3図は本
考案と従来例の効果を比較するための単位面積当
りの製品表面の押込疵数と処理時間の関係曲線図
である。 1……ストリツプ、5……デフレクタロール、
6……スプレイ配管、7……スプレイノズル、8
……ブラシロール、9……移動軸受、10A,1
0B……螺旋帯状ブラシ、11……付着ゴミ。
Claims (1)
- ストリツプパスラインを挟んで上下に配置した
ワークロールと、このワークロールに隣接して配
置したデフレクタロールを有する張力下でストリ
ツプに繰り返し曲げを与えるようにしたテンシヨ
ンローラレベラーにおいて、前記デフレクタロー
ルを鋼製にすると共に、前記デフレクタロールの
表面に向かつて洗浄液をスプレイ可能なスプレイ
ノズルと、このスプレイノズルよりロール回転方
向側にてデフレクタロール表面に押付け可能で、
かつ、回転可能な螺旋帯状のブラシを有するブラ
シロールとを設けたことを特徴とするウエツト式
テンシヨンローラレベラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986101034U JPH037045Y2 (ja) | 1986-07-01 | 1986-07-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986101034U JPH037045Y2 (ja) | 1986-07-01 | 1986-07-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS636113U JPS636113U (ja) | 1988-01-16 |
JPH037045Y2 true JPH037045Y2 (ja) | 1991-02-21 |
Family
ID=30971405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986101034U Expired JPH037045Y2 (ja) | 1986-07-01 | 1986-07-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH037045Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5121090U (ja) * | 1974-08-01 | 1976-02-16 | ||
JPS56117830A (en) * | 1980-02-19 | 1981-09-16 | Nisshin Steel Co Ltd | Wet leveling method of strip |
JPS60172600A (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-06 | 田上 勇 | 安全鋼板の修理装置 |
-
1986
- 1986-07-01 JP JP1986101034U patent/JPH037045Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5121090U (ja) * | 1974-08-01 | 1976-02-16 | ||
JPS56117830A (en) * | 1980-02-19 | 1981-09-16 | Nisshin Steel Co Ltd | Wet leveling method of strip |
JPS60172600A (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-06 | 田上 勇 | 安全鋼板の修理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS636113U (ja) | 1988-01-16 |
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