JPH0369350A - 不織布およびそれを用いた合成樹脂製床材 - Google Patents

不織布およびそれを用いた合成樹脂製床材

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JPH0369350A
JPH0369350A JP20770189A JP20770189A JPH0369350A JP H0369350 A JPH0369350 A JP H0369350A JP 20770189 A JP20770189 A JP 20770189A JP 20770189 A JP20770189 A JP 20770189A JP H0369350 A JPH0369350 A JP H0369350A
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Mitsutaka Hayashi
林 光孝
Hiromichi Karatsu
唐津 博道
Eiichi Tajima
田島 栄一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 上の中  野 本発明は、全体として方向性のない折り重ね不織布およ
びこれを用いた合成樹脂製床材に関する。
従速10【通 不織布は、繊維を織ることなく接着などにより一体化し
たものであり、織布と異なり、−膜内に方向性を持たな
い素材として位置付けられていた。不織布は、基材や補
強材などとして汎く使用されており、合成樹脂製床材に
ガラス繊維などの不織布を積層、埋設して補強や寸法安
定性の向上を図ることも知られている。しかし、従来は
一般に1枚の不織布を使用していた。また、米国特許第
4,654,244号明細書には2枚の不織布を床材中
に埋設することが記載されているが、不織布の方向性に
ついては顧りみられていない。
しかしながら、ガラス繊維不織布を床材に埋設した場合
に、必ずしも所期の補強効果や寸法安定性が得られない
ことがあった。
が  しようとする 本発明者らは、不織布あるいはその床材補強材としての
機能等について鋭意検討した結果、不織布を構成する繊
維が、その製造時に、ある程度流れ方向、即ち不織布の
製造方向に配向する傾向があることに着目した。
不織布は、例えば、抄紙法などによりウェブと呼ばれる
繊維の集合体を作り、この繊維間を接着剤等で結合する
ことにより得られるが、抄紙時に繊維が流れ方向(ウェ
ブの形成方向)にある程度配向し、得られる帯状不織布
を構成する繊維も、帯状不織布の長さ方向に配向してい
る。
不織布はその製法により程度の差があるが、上記のよう
に繊維が特定の方向にある程度配向する傾向を有してい
る。
不織布は一般的に言えば方向性を持たないことがその特
徴の1つとされている。しかし、厳密には前述の如く流
れ方向に多少配合しており、物によってはわずかな方向
性が重大な意味をもつ分野があり、合成樹脂製床材にお
ける補強材がその1つである。
長さ方向に繊維が配向した不織布を積層させ、かつ、上
層と下層の不織布の繊維配向方向を交差させようとする
と、工業生産上問題点がある。
例えば、2枚の帯状の不織布を用意し、一方の不繊布を
長さ方向に正方形に切断し、この切断した正方形の不織
布を90度回転させて他方の帯状不織布上に置き並べて
いけば、2枚の不織布が積層され、これらの配向方向が
直交する不織布が得られる。しかし、この方法で長大の
積層不織布を生産しようとすると、生産性が悪い。
すなわち、本発明は、構成繊維の配向方向が直交した不
織布が2層に積層された。特に長尺物として好適な不織
布を提供するものである。
本発明は、また、上記不織布を用いた合成樹脂製の床材
を提供するものである。
見見立直底 本発明の不織布は、連続した1枚の帯状不織布が長さ方
向に対して略45度の角度で折り重ねられ、該折り重ね
部に隣設する不織布上に、これに延設する不織布が、該
折り重ね部に連設するように、長さ方向に対して111
45度の角度で折り重ねられ、この折り重ね構造が直線
状に連設されてなることを特徴とする。
また1本発明の合成樹脂製床材は、上記不織布を埋設な
いし積層してなることを特徴とする。
以下、添付図面に沿って本発明の詳細な説明する。
第1A−0図は、本発明の不織布の実施例を示す説明図
である。
第1A図は、長尺の帯状不織布シート11を示し、不織
布を構成する繊維の配向方向13(2本の細線で示した
)が、不織布シート11の長さ方向とほぼ平行となって
いる。山折線15に沿って。
不織布シート11をその長さ方向に対して45度の角度
で折り、点A、B、Cで囲まれた重ね片21aを不織布
シート11に折り重ねる(第1B図参照)。このように
折り重ねることにより、折り重ね部23aが形成される
。折り重ね部23aの下層側の不織布シート11の配向
方向は13′として点線で示しである。いま、折り重ね
部23aの配向方向13に着目すると、折り重ね部23
aの上層の配向方向13と、下層の配向方向13′とが
直角に交差していることが判る。
次に、折り重ね部23aに隣接する不織布シート11の
うち、第1B図の点り、E、Fで示した部分を重ね片2
1bとし、この部分を谷折線17に沿って連設する不織
布シート11に折り重ねると、折り重ね部21aに連設
して、折り重ね部23bが形成される。この折り重ね部
23bにおいても、配向方向13と13′とが直交して
いることが判る。
次に、第1A図から第1B図への操作を同様にして繰り
返し、第1c図の山折線15に沿って折り重ねることに
より、折り重ね部23cが形成される(第1D図)。
さらに、第1B図から第1c図への操作と同様にして、
第1D図の谷折線17に沿って折り重ねることにより、
折り重ね部23dが連設して形成される(第1E図)。
以上の操作を繰り返すことにより、第1F図に示すよう
に折り重ね部23a・・・・・・23nが連設され、総
ての折り重ね部において、即ち、全長に亘って、上層と
下層との配向方向13.13′が直交する折り重ね不織
布シート31が得られる。第1G図は、上層と下層とを
若干前した状態で示す外観図である。元の帯状の不織布
シート11の幅をWoとすると、得られる帯状の折り重
ね不織布シート31の幅Wは。
W= (v’2/2)W。
となる。
この折り重ね不織布シート31は、不織布の裁断や向き
の変更等を必要とすることなく、1枚の不織布シート1
1を折り返すだけで容易に得られ、しかも、裁断を必要
としないことがら長尺物とすることが容易かつ効率的で
ある。この折り重ね不織布シート31は、上層と下層と
で配向方向13.13’が直交しているので、シートの
面方向での方向性がなく、膨張、強度等の諸特性におい
てシート面方向で異方性を示さない。
以下の表−1は、不織布シートの方向性を示すデータの
一例であり、平均径9μm、平均長13mmのグラスフ
ァイバーを用いた市販ガラス繊維不織布の物性値を示す
縦方向(長さ方向)と横方向(幅方向)とで物性値に差
があることが判る。
第1図では、山折り、谷折りを繰り返すことにより不織
布シートを折り重ねたが、山折りを連続して繰り返すこ
とにより、あるいは谷折りを連続して繰り返すことによ
っても同様に配向方向が直交した折り重ね不織布シート
が得られる。
第2A−G図はこの方法を示す説明図であり、それぞれ
第1A−G図に対応している。また、同様の作用を為す
部位には同じ符号を付した。
第2A図の各折#117に沿って1重ね部21aを折り
重ねることにより、折り重ね部23aが形成される(第
2B図〉。
次に、第2B図の谷折線17に沿って1重ね部21bを
折り重ねることにより、折り重ね部23aに連設して、
折り重ね部23bが形成される(第2C図〉。
以下、同様の操作を繰り返し、谷折線17に沿って折り
重ねることにより、第2D図→第2E図のように折り重
ね部23c、23dが連設され、第2F図の折り重ね不
織布シート31′が得られる。
この折り重ね不織布シート31’も、上層および下層の
配向方向13,13’が、それぞれ全長に亘って同方向
(平行)である以外は、第1F図と同様に全長に亘って
直交している。第2G図は、上層と下層とを若干前した
状態で示す外観図である。
また、第2A−E図に準拠して山折りを繰り返すことに
よっても、第2F図と同様の折り重ね不織布シート31
′が得られる。
第3図は、さらに他の製造法を示す説明図である。まず
、第3A図に示した不織布シート11を、不織布シート
11の一側部11aと他側部11bとを当接させて仮想
の円柱体に巻き付けるようにして、第3B図に示すよう
な円筒管33を形成する。このとき、不織布シート11
の幅をWとすると1円筒管33の直径りが、 D= (V’2/π)Wo となるようにする。
次に、この円筒管33を直径方向に押し潰すことにより
、第2F図と同様の、 幅(v’2/2)W、の折り重ね不織布シート31′が
得られる。
得られた不織布シート31.31’は折り重ねたままの
状態で使用してもよいし、上層と下層を接着、一体化し
てもよい。この一体化は、加熱により不織布シート自体
を溶着するなどしてもよいし、別途に樹脂を含浸、固化
させてもよいし、他の一体化方法でもよい。
不織布の材料繊維としては、ガラス繊維、合成繊維、天
然繊維などが用いられる。
次に、本発明の不織布を用いた合成樹脂製床材について
説明する。
第4図は、本発明の床材の実施例を示す断面図である。
基材層41上に折り重ね不織布シート31が積層され、
さらに仕上層43およびトップコート層45が1層され
ている。
基材[41は、塩化ビニルなどの合成樹脂を主体として
構成されている。
折り重ね不織布シート31は、既に示したように上層と
下層とで繊維の配向方向が直交しており、方向性をもた
ない。それ故、床材のどの方向に対しても均一に、良好
な熱膨張率、寸法安定性、強度を付与し、補強性に優れ
ている。例えば、第工A図に示したような不織布シート
を床材中に埋設しても、床材の横方向(製造時の流れ方
向に直角な方向)の寸法安定性の十分な改善効果を得る
ことは困難である。これに対して、本発明の折り重ね不
織布シートによれば。
従来困難とされていた横方向に対しても寸法安定性を改
善できる。
不織布の素材は特に限定されないが、ガラス繊維不織布
が好適である。
仕上層43は、塩化ビニルなどを主体とする合成樹脂か
ら形成されており、必要に応じて印刷模様を施したり、
発泡体から構成してクツション性を付与したり、エンボ
ス処理を施したりしてもよい。
トップコート層45は、透明ないし半透明の合成樹脂フ
ィルムから形成されており、耐摩耗性を付与して床材を
保護する等の機能を有する。
このような床材は、折り重ね不織布シート31が長尺物
として容易に調製できるので、特に長尺の床材として好
適である。もちろん、下地床に接着することなく施工さ
れる置敷型の床材タイルなど、他の床材としても使用で
きる。
見亘旦羞果 本発明の不織布によれば、帯状の不織布を長さ方向に4
5度の角度で折り重ねて折り重ね部を形成し、この折り
重ね部を直線状に連設することにより、不織布を構成す
る繊維の配向方向が上層と下層とで交差した折り重ね不
織布とすることができる。この折り重ね不織布は長尺物
が容易に得られ、しかも、面方向に方向性を有しないの
で、熱膨張率等の諸特性が異方性を有せず均質であり、
種々の用途に供することができる。
また、本発明の床材は、上記折り重ね不織布を埋設ない
しは積層することにより、熱膨張率、寸法安定性、強度
等の付与効果にバラツキが無くあらゆる方向に対して均
質に発揮され、補強性能に優れている。特に、従来困難
とされていた床材の横方向(製造時の流れ方向に直角な
方向)の寸法安定性を改良できる。
【図面の簡単な説明】
第1A図〜G図、第2A−G図および第3A〜B図はそ
れぞれ本発明の不織布の実施例を示す説明図である。 第4図は本発明の床材の実施例を示す断面図である。 11・・・不織布シート  13.13’・・・配向方
向15・・・山折@      17・・・谷折線21
a、21b、”・21n−重ね片

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、連続した1枚の帯状不織布が長さ方向に対して略4
    5度の角度で折り重ねられ、該折り重ね部に隣設する不
    織布上に、これに延設する不織布が、該折り重ね部に連
    設するように、長さ方向に対して略45度の角度で折り
    重ねられ、この折り重ね構造が直線状に連設されてなる
    ことを特徴とする不織布。 2、不織布を構成する繊維の配向方向が帯状不織布の長
    さ方向である請求項1記載の不織布。 3、請求項1または2記載の不織布を埋設ないし積層し
    てなる合成樹脂製床材。
JP20770189A 1989-08-09 1989-08-09 不織布およびそれを用いた合成樹脂製床材 Expired - Fee Related JP2869655B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6607381B2 (en) 2001-05-16 2003-08-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Auxiliary heat-insulating jig

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6607381B2 (en) 2001-05-16 2003-08-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Auxiliary heat-insulating jig

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