JPH03690B2 - - Google Patents
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- JPH03690B2 JPH03690B2 JP19690781A JP19690781A JPH03690B2 JP H03690 B2 JPH03690 B2 JP H03690B2 JP 19690781 A JP19690781 A JP 19690781A JP 19690781 A JP19690781 A JP 19690781A JP H03690 B2 JPH03690 B2 JP H03690B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/147—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive with cores being composed of metal sheets, i.e. laminated cores with cores composed of isolated magnetic layers, e.g. sheets
- G11B5/1475—Assembling or shaping of elements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、非晶質磁心を使用した狭トラツク磁
気ヘツド、特にVTR用磁気ヘツドの製造に関す
るものである。 通常、VTRヘツドはテープの保磁力が500〜
600Oeであり、ヘツド材料の磁束密度は若干低く
ても使用できるため耐摩耗性、高周波特性の優れ
たフエライト磁心が使用されている。 最近、高記録密度化をはかるため残留磁束密度
が高く保磁力も1000Oe以上のメタルテープが使
用されようとしているが、このような高い保磁力
のテープにはフエライトでは十分な記録を行なう
ことができない。そこで磁束密度の高い金属磁性
材料(Fe−Si−Al合金や非晶質合金)でヘツド
を作る必要がある。VTR用ヘツドの場合、使用
周波数が数MHzと高いため高周波特性の優れた材
料が必要であり金属材料のように電気抵抗が低い
材料では渦電流損失を少なくするため薄板状とし
て使用する。Fe−Si−Al合金の場合機械加工に
より薄板にする必要があるが非晶質合金の場合製
造段階で薄板であるためほとんど加工の必要がな
く、したがつて非晶質磁性体はこのような用途に
は適した材料といえる。 しかしヘツドの製造上からいえば薄板状の材料
はあつかいにくく量産性に欠けるため通常、他の
材料と組合せたり、多数枚積層したりしてギヤツ
プドバーの形状とする製造方法がとられる。 第1図にフエライト磁性体を使用したときのヘ
ツドの製法を示す。フエライト磁心1,1′を突
合せギヤツプドバーAを作成し、そのギヤツプド
バーのa−a′およびb−b′線上をc方向に切断す
る事によりヘツドチツプを得る。第2図にヘツド
チツプを示す。前記切断はコア幅CWが規定の寸
法になるように行なわれる。トラツク幅TWはギ
ヤツプドバー作成以前に機械加工より加工され、
CW−TWの部分2はガラスでモールドされてい
る。 第3図に非晶質磁心を用いた磁気ヘツドの製法
の一例を示す。やはりギヤツプドバーの形状を取
るが、フエライト磁心1の間に非晶質磁心3がフ
エライト磁心1と接着された形で配置されてい
る。ヘツドチツプを得るには、前記フエライトヘ
ツドと同様にa−a′とb−b′の線上をc方向に向
つて切断することにより行なわれる。第4図にヘ
ツドチツプを示す。トラツク部は非晶質磁心3で
構成され、その側面に磁路の磁気抵抗を下げるた
めと、耐摩耗性を良くするためフエライト磁心1
が接着されている。またコア幅CWとトラツク幅
TWの差の部分2はガラスなどでモールドされて
いる。この製造方法では非晶質とフエライトを接
着しなければならない。しかしこれら両者の熱膨
張係数が大きく異なるため非常に接着強度が弱
い。またギヤツプを形成する際においてもこれら
熱膨張係数の違いにより正確なギヤツプ長を出す
事が極めて困難であるなどこの製造方法は問題点
が多かつた。 本発明はこれらの欠点をなくし、容易に非晶質
磁心使用の狭トラツクヘツドを製造する方法を提
供するものである。以下、本発明の製造方法につ
いて述べる。第5図に本発明の製造方法を示す。 トラツク幅TWに圧延又は研磨された非晶質薄
片12と上部にV状の切込の入つた非晶質薄片1
3を組合せ、コア幅CWになるまで非晶質薄片1
2を中央部に、13を両側面に配置しヘツドチツ
プ部4を構成する。このヘツドチツプ部4と、非
晶質磁性体と熱膨張係数の似かよつた金属片11
を交互に積層し接着を行ない棒状の複合体5を構
成する。次にヘツドチツプ4の中央部A上を通る
線a−a′にそつてb方向に切断する。その切断面
に巻線溝Bを加工により構成し、ギヤツプドバー
の片側の部分6を得る。この6部を2個、ギヤツ
プ部にスペーサを介して突合せ接合接着を行ない
ギヤツプドバー7を得る。この状態ではヘツドチ
ツプと金属が接合されているためヘツドチツプ部
のみを取出す必要がある。そこでギヤツプドバー
7を、金属部はエツチングされるが非晶質はエツ
チングされにくい、エツチング液中でケミカルエ
ツチングを行なう。この工程により金属部はエツ
チング液中に溶解されるため第6図に示すような
ヘツドチツプ部のみが残る。非晶質薄片13で構
成されたV字状のギヤツプ部Bは、ヘツドチツプ
部4と金属片11の積層接着時またはギヤツプド
バー作成時にガラスなどで充填される。 このように中央部にトラツク幅TWと同じ厚み
の磁心を配しその両側面に中央部磁心方向に狭く
なるようなV字状ギヤツプを有する磁心を設ける
のは、ヘツドチツプ部の機械的強度を上げ、しか
も摩耗量を減らすためと、ギヤツプ部以外のコア
幅を広げ磁路の断面積を増加させて磁気抵抗を下
げヘツドの効率を上げるためである。 また側面磁心をV字状のギヤツプにするのは、
この部分がギヤツプとして働くためトラツク幅方
向にギヤツプ長を変えてギヤツプとしての効果を
なくしたものである。 ギヤツプドバーをケミカルエツチングすること
により得られたヘツドチツプの前面をR研磨する
ことにより第7図に示すような完成されたヘツド
チツプ部が得られる。 以上述べたように、ギヤツプドバーの作成にお
いては金属同志の接着(金属片と非晶質金属)で
あるため接着強度が強く、また熱膨張係数もほと
んど同じであるため極めて精度の良いギヤツプが
得られる。 一方、金属と非晶質磁心のヘツドチツプの複合
体のギヤツプドバーよりヘツドチツプのみを取出
す手段としてケミカルエツチングによる選択エツ
チングの手法を用いるため機械的なストレスが全
くないため、ギヤツプのゆるみや加工による特性
劣化の心配がないなど本発明の製造方法により極
めて優れた特性のヘツドが容易に得られるもので
ある。 〔実施例 1〕 Co80.0Cr7.0Mo3.0Zr10.0組成で25μm厚の非晶質
合金を4.0×3.0の形状に切断し、またその一部の
非晶質合金の薄片に第5図13に示すような切欠
きを入れ、切欠きのない薄片を中心にその両側に
各3枚づつ切欠きのある板を配置したものを数個
作り、4.0×3.0×0.7の形状のリン青銅で作られた
金属片と交互にガラスで接着した。その際、切欠
部第5図4のA部も同時にガラスを充填した。そ
の後、第5図5に示すように切断し、巻線溝を加
工しギヤツプ面を研磨し、フロントギヤツプ部に
0.3μの厚みにSiO2膜をスパツターにより形成し再
びガラスボンデイングを行ない第5図7に示すよ
うなギヤツプドバーを形成した。このギヤツプド
バーを硝酸2に対して水1の割合で作られたエツ
チング液中で40℃でエツチングを行なうことによ
り約20分でリン青銅部は完全に溶解し非晶質で作
られたヘツドチツプ部のみが残された。この時非
晶質部の溶解の度合はほぼ3μm程度でありヘツド
チツプ部の寸法精度にはほとんど影響を与えな
い。エツチング終了後エツドチツプ部はリン青銅
部に接着していたガラスでつながつているため、
このガラスを折り取ることにより単独のヘツドチ
ツプ部が得られた。ギヤツプ形成後、機械的な力
が加わつていないため極めて良好なギヤツプのヘ
ツドチツプが得られる。 〔実施例 2〕 Co83Nb12B5組成で20μm厚の非晶質磁膜をスパ
ツター装置を用いて、0.5mm厚の銅基板上に形成
した。これを基板ごと2.0×2.0の形状に切断し、
スパツター膜とその裏側(銅基板側)が対面する
ような方向で多数枚ガラスで接着した。その後第
5図5に示すように切断し、、巻線溝を加工しギ
ヤツプ面を研磨し、フロントギヤツプ部に0.5μの
厚みにSiO2膜をスパツターにより形成し、再び
ガラスボンデイングを行ない、第5図7に示すよ
うなギヤツプドバーを形成した。このギヤツプド
バーを塩化第2鉄、硝酸、水からなるエツチング
液中で40℃でエツチングを行なうことにより15分
で銅基板は溶解し、非晶質で作られたヘツドチツ
プ部のみが残された。この時非晶質部の溶解度は
2μ程度でありヘツドチツプ部の寸法精度にはほ
とんど影響を与えない。
気ヘツド、特にVTR用磁気ヘツドの製造に関す
るものである。 通常、VTRヘツドはテープの保磁力が500〜
600Oeであり、ヘツド材料の磁束密度は若干低く
ても使用できるため耐摩耗性、高周波特性の優れ
たフエライト磁心が使用されている。 最近、高記録密度化をはかるため残留磁束密度
が高く保磁力も1000Oe以上のメタルテープが使
用されようとしているが、このような高い保磁力
のテープにはフエライトでは十分な記録を行なう
ことができない。そこで磁束密度の高い金属磁性
材料(Fe−Si−Al合金や非晶質合金)でヘツド
を作る必要がある。VTR用ヘツドの場合、使用
周波数が数MHzと高いため高周波特性の優れた材
料が必要であり金属材料のように電気抵抗が低い
材料では渦電流損失を少なくするため薄板状とし
て使用する。Fe−Si−Al合金の場合機械加工に
より薄板にする必要があるが非晶質合金の場合製
造段階で薄板であるためほとんど加工の必要がな
く、したがつて非晶質磁性体はこのような用途に
は適した材料といえる。 しかしヘツドの製造上からいえば薄板状の材料
はあつかいにくく量産性に欠けるため通常、他の
材料と組合せたり、多数枚積層したりしてギヤツ
プドバーの形状とする製造方法がとられる。 第1図にフエライト磁性体を使用したときのヘ
ツドの製法を示す。フエライト磁心1,1′を突
合せギヤツプドバーAを作成し、そのギヤツプド
バーのa−a′およびb−b′線上をc方向に切断す
る事によりヘツドチツプを得る。第2図にヘツド
チツプを示す。前記切断はコア幅CWが規定の寸
法になるように行なわれる。トラツク幅TWはギ
ヤツプドバー作成以前に機械加工より加工され、
CW−TWの部分2はガラスでモールドされてい
る。 第3図に非晶質磁心を用いた磁気ヘツドの製法
の一例を示す。やはりギヤツプドバーの形状を取
るが、フエライト磁心1の間に非晶質磁心3がフ
エライト磁心1と接着された形で配置されてい
る。ヘツドチツプを得るには、前記フエライトヘ
ツドと同様にa−a′とb−b′の線上をc方向に向
つて切断することにより行なわれる。第4図にヘ
ツドチツプを示す。トラツク部は非晶質磁心3で
構成され、その側面に磁路の磁気抵抗を下げるた
めと、耐摩耗性を良くするためフエライト磁心1
が接着されている。またコア幅CWとトラツク幅
TWの差の部分2はガラスなどでモールドされて
いる。この製造方法では非晶質とフエライトを接
着しなければならない。しかしこれら両者の熱膨
張係数が大きく異なるため非常に接着強度が弱
い。またギヤツプを形成する際においてもこれら
熱膨張係数の違いにより正確なギヤツプ長を出す
事が極めて困難であるなどこの製造方法は問題点
が多かつた。 本発明はこれらの欠点をなくし、容易に非晶質
磁心使用の狭トラツクヘツドを製造する方法を提
供するものである。以下、本発明の製造方法につ
いて述べる。第5図に本発明の製造方法を示す。 トラツク幅TWに圧延又は研磨された非晶質薄
片12と上部にV状の切込の入つた非晶質薄片1
3を組合せ、コア幅CWになるまで非晶質薄片1
2を中央部に、13を両側面に配置しヘツドチツ
プ部4を構成する。このヘツドチツプ部4と、非
晶質磁性体と熱膨張係数の似かよつた金属片11
を交互に積層し接着を行ない棒状の複合体5を構
成する。次にヘツドチツプ4の中央部A上を通る
線a−a′にそつてb方向に切断する。その切断面
に巻線溝Bを加工により構成し、ギヤツプドバー
の片側の部分6を得る。この6部を2個、ギヤツ
プ部にスペーサを介して突合せ接合接着を行ない
ギヤツプドバー7を得る。この状態ではヘツドチ
ツプと金属が接合されているためヘツドチツプ部
のみを取出す必要がある。そこでギヤツプドバー
7を、金属部はエツチングされるが非晶質はエツ
チングされにくい、エツチング液中でケミカルエ
ツチングを行なう。この工程により金属部はエツ
チング液中に溶解されるため第6図に示すような
ヘツドチツプ部のみが残る。非晶質薄片13で構
成されたV字状のギヤツプ部Bは、ヘツドチツプ
部4と金属片11の積層接着時またはギヤツプド
バー作成時にガラスなどで充填される。 このように中央部にトラツク幅TWと同じ厚み
の磁心を配しその両側面に中央部磁心方向に狭く
なるようなV字状ギヤツプを有する磁心を設ける
のは、ヘツドチツプ部の機械的強度を上げ、しか
も摩耗量を減らすためと、ギヤツプ部以外のコア
幅を広げ磁路の断面積を増加させて磁気抵抗を下
げヘツドの効率を上げるためである。 また側面磁心をV字状のギヤツプにするのは、
この部分がギヤツプとして働くためトラツク幅方
向にギヤツプ長を変えてギヤツプとしての効果を
なくしたものである。 ギヤツプドバーをケミカルエツチングすること
により得られたヘツドチツプの前面をR研磨する
ことにより第7図に示すような完成されたヘツド
チツプ部が得られる。 以上述べたように、ギヤツプドバーの作成にお
いては金属同志の接着(金属片と非晶質金属)で
あるため接着強度が強く、また熱膨張係数もほと
んど同じであるため極めて精度の良いギヤツプが
得られる。 一方、金属と非晶質磁心のヘツドチツプの複合
体のギヤツプドバーよりヘツドチツプのみを取出
す手段としてケミカルエツチングによる選択エツ
チングの手法を用いるため機械的なストレスが全
くないため、ギヤツプのゆるみや加工による特性
劣化の心配がないなど本発明の製造方法により極
めて優れた特性のヘツドが容易に得られるもので
ある。 〔実施例 1〕 Co80.0Cr7.0Mo3.0Zr10.0組成で25μm厚の非晶質
合金を4.0×3.0の形状に切断し、またその一部の
非晶質合金の薄片に第5図13に示すような切欠
きを入れ、切欠きのない薄片を中心にその両側に
各3枚づつ切欠きのある板を配置したものを数個
作り、4.0×3.0×0.7の形状のリン青銅で作られた
金属片と交互にガラスで接着した。その際、切欠
部第5図4のA部も同時にガラスを充填した。そ
の後、第5図5に示すように切断し、巻線溝を加
工しギヤツプ面を研磨し、フロントギヤツプ部に
0.3μの厚みにSiO2膜をスパツターにより形成し再
びガラスボンデイングを行ない第5図7に示すよ
うなギヤツプドバーを形成した。このギヤツプド
バーを硝酸2に対して水1の割合で作られたエツ
チング液中で40℃でエツチングを行なうことによ
り約20分でリン青銅部は完全に溶解し非晶質で作
られたヘツドチツプ部のみが残された。この時非
晶質部の溶解の度合はほぼ3μm程度でありヘツド
チツプ部の寸法精度にはほとんど影響を与えな
い。エツチング終了後エツドチツプ部はリン青銅
部に接着していたガラスでつながつているため、
このガラスを折り取ることにより単独のヘツドチ
ツプ部が得られた。ギヤツプ形成後、機械的な力
が加わつていないため極めて良好なギヤツプのヘ
ツドチツプが得られる。 〔実施例 2〕 Co83Nb12B5組成で20μm厚の非晶質磁膜をスパ
ツター装置を用いて、0.5mm厚の銅基板上に形成
した。これを基板ごと2.0×2.0の形状に切断し、
スパツター膜とその裏側(銅基板側)が対面する
ような方向で多数枚ガラスで接着した。その後第
5図5に示すように切断し、、巻線溝を加工しギ
ヤツプ面を研磨し、フロントギヤツプ部に0.5μの
厚みにSiO2膜をスパツターにより形成し、再び
ガラスボンデイングを行ない、第5図7に示すよ
うなギヤツプドバーを形成した。このギヤツプド
バーを塩化第2鉄、硝酸、水からなるエツチング
液中で40℃でエツチングを行なうことにより15分
で銅基板は溶解し、非晶質で作られたヘツドチツ
プ部のみが残された。この時非晶質部の溶解度は
2μ程度でありヘツドチツプ部の寸法精度にはほ
とんど影響を与えない。
第1図、第2図はフエライトヘツドの製法を説
明する図、第3図、第4図は非晶質ヘツドの製法
を説明する図、第5図、第6図、第7図は本発明
の磁気ヘツド製造方法を説明する図である。 1……フエライト磁心、2……ガラスモールド
部、3……非晶質磁心、11……金属片、12,
13……非晶質片。
明する図、第3図、第4図は非晶質ヘツドの製法
を説明する図、第5図、第6図、第7図は本発明
の磁気ヘツド製造方法を説明する図である。 1……フエライト磁心、2……ガラスモールド
部、3……非晶質磁心、11……金属片、12,
13……非晶質片。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 非晶質磁性薄片の積層体からなるヘツドチツ
プ部4と他の金属片11とを交互に積層・接着し
て棒状の複合体5を形成する工程と、前記複合体
5を、ヘツドチツプ部4の中央部を通る線に沿つ
て2つの部分6に切断する工程と、各部分6の切
断面に巻線溝Bを形成する工程と、巻線溝Bを形
成した2つの部分6の切断面を、ギヤツプ材を介
して突合せ、接合してギヤツプドバー7を得る工
程と、前記ギヤツプドバー7をケミカルエツチン
グして前記金属片11を溶解し解体してヘツドチ
ツプ部4を取り出す工程とからなることを特徴と
する磁気ヘツドの製造方法。 2 ヘツドチツプ部4は、中央部に位置するトラ
ツク幅と同じ厚みの非晶質磁性薄片12と、その
両側面にそれぞれ配置され、前記非晶質磁性薄片
12方向に狭くなるようなV字状ギヤツプを有す
る非晶質磁心13とからなることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の磁気ヘツドの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19690781A JPS5898828A (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | 磁気ヘツドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19690781A JPS5898828A (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | 磁気ヘツドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5898828A JPS5898828A (ja) | 1983-06-11 |
JPH03690B2 true JPH03690B2 (ja) | 1991-01-08 |
Family
ID=16365627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19690781A Granted JPS5898828A (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | 磁気ヘツドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5898828A (ja) |
-
1981
- 1981-12-09 JP JP19690781A patent/JPS5898828A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5898828A (ja) | 1983-06-11 |
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