JPH0368684A - エレクトロクロミック素子 - Google Patents

エレクトロクロミック素子

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JPH0368684A
JPH0368684A JP20375089A JP20375089A JPH0368684A JP H0368684 A JPH0368684 A JP H0368684A JP 20375089 A JP20375089 A JP 20375089A JP 20375089 A JP20375089 A JP 20375089A JP H0368684 A JPH0368684 A JP H0368684A
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JP
Japan
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glycol
electrolyte
oxide
electrochromic
electrochromic layer
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Pending
Application number
JP20375089A
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English (en)
Inventor
Mikito Kashima
加島 幹人
Toru Takahashi
透 高橋
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高分子固体電解質を用いたエレクトロクロ1
ツタ素子に関するものである。
(従来の技術および問題点) エレクトロクロミック素子(F、C素子と略)は、印加
電圧による可逆的な色変化を利用した表示素子である。
EC素子の特徴として、表示角依存性が無く見やすく、
またメモリー性などの利点を有しており、研究開発が盛
んに行われている。その構造は、−般に、透明導電層、
エレクトロタ04フ5層(以下、EC層と略)、電解質
層、(EC層)、および、対向電極よりなる電気化学セ
ルとしての構造を有している。EC素子の特性は、イオ
ンの移動過程に大きく依存するために、液晶表示素子な
どに比べ、応答速度などが遅く改善が望まれている。
従来から、電解質としては、液体電解質と固体電解質が
知られている。液体電解質としては、例えば、プロピレ
ンカーボネートなどの有機溶媒に、支持電解質のLiC
ff1O<、 LiCFzSO3などを溶解したものが
用いられている。しかし、液体電解質は、EC素子が破
損した場合、飛散してしまう問題や、封口部からの液漏
れによる長期信頼性の問題点がある。
これにたいして、固体電解質は、上記の液体電解質の問
題がなく、素子の構成方法が簡略化でき、また、薄膜化
などが可能となる利点を有している。
固体電解質としては、無機物のものが知られているが、
底形、酸膜工程が煩雑であり、また、大面積のEC素子
を作成しにくい問題がある。
一方、高分子をベースとする固体高分子電解質(以下、
SPEと略)は、均一な薄膜を任意な針状に容易に加工
できる長所がある。今までにも、種々のベースポリマー
からなるSPEが研究され、また、それらを応用したE
C素子が提示されている。
SPEとしては、従来から、ベースポリマーの高分子量
のポリエチレンオキシド(以下PEOと略)と無機イオ
ン塩との複合体が知られていた。
しかし、常温では結晶性を有するため良好なイオン伝導
性を示さない、そのため、結晶化が起こりにくい構造に
着目して、例えば、側鎖にポリエチレンオキシド構造を
有する誘導体やあるいはブレンド物などをベースポリマ
ーとするSPEが多数、提案されている。
例えば、特開昭58−82477  (錯合ポリマーと
網状構造化ポリマーのブレンド)、同58−18806
2(PEOとポリメタクロイルオキシベンゾエートを配
合)、同60−216462 (ジメチルシロキサン−
PEO共重合物)、同61−47113  (ポリエチ
レンオキシドメタクロイルポリマーとポリメタクリル酸
金属塩の複合物)、同61−260557 (リン酸エ
ステルマクロマー)、同62−285954 (ポリエ
チレングリコールジアクリレートを含む組成物の硬化物
)、同63−136408 (分枝状PE0)、同63
−136409 (エチレンオキシド付加ポリシロキサ
ン変性物)、特平開1−10747  (アリル化ポリ
エーテルグリコール重合物)などが開示されている。
また、SPEを用いたEC素子として、特開昭58−1
130 (液状硬化性マクロマーを硬化させた系)、同
60−48023  (ポリエチレンオキシドメタクロ
イルポリマー系)、同61−255327 (リン酸エ
ステルマクロマー系)、同62−287227 (ポリ
エチレングリコールアクリレートを用いた光硬化性液体
を硬化した系)などが開示されている。しかしながら、
イオン伝導性が不充分であったり、機械的強度や安定性
などの問題点のため、必ずしも満足のいく特性が得られ
ていない。
また、イオン伝導性を向上させる目的のために低分子量
ポリエチレンオキシドを他のベースポリマーに配合し、
機械的強度を保持しながら、特性を改良したSPEも提
案されている0例えば、υS  PATENT 4.6
54,279、特開昭63−139226、特開平1−
107470などに開示されているが、相溶性の問題か
ら透明性が低下するなどEC素子への適用には問題にな
る場合が多い。
本発明の目的は、上記の従来の技術の問題点を解決し、
SPEを用いた優れたEC素子を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、酸化タングステンを主成分とするエレクトロ
クロミック層を形成した第一の電極基板と、プルシャン
ブルーからなるエレクトロクロミック層を形成した第二
の電極基板との間にその電極面が対向するように電解質
を介したエレクトロクロミック素子において、その電解
質として、■アクリロイル変性ポリアルキレンオキシド
、■ポリアルキレングリコール、及び、■無機イオン塩
からなる混合物を硬化した高分子固体電解質を用いたこ
とを特徴とするエレクトロクロミック素子を提供するこ
とにより前記の目的に達したものである。
本発明に用いられるSPEを構成する■成分は、■下記
の一般式(1) %式%(1) (但し、Rは水素または低級アルキル基を示す、)で表
されるアクリロイル基構造と、 下記の一般式(If) −(−CH,C)IROh− (II) (但し、Rは水素または低級アルキル基を示し、nは1
〜30の整数を示す。) で表されるポリアルキレンオキシド構造とを含有するア
クリロイル変性ポリアルキレンオキシドである。
その例としては、トリエチレングリコールモノアクリレ
ート、ポリエチレングリコールモノアクリレート、テト
ラエチレングリコールモノアクリレート、メトキシテト
ラエチレングリコールモノアクリレート、フェノキシテ
トラエチレングリコールモノアクリレート、メトキシポ
リエチレングリコールモノアクリレート、トリエチレン
グリコールモノメタクリレート、ポリエチレングリコー
ルモノメタクリレート、メトキシポリエチレングリコー
ルモノメタクリレート、ポリエチレングリコールシンナ
メート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリ
エチレングリコールジメタクレート、トリエチレングリ
コールトリメチロールプロパントリアクリレート、及び
上記の化合物のエチレングリコール構造をプロピレング
リコール構造に代えた化合物などを挙げることができる
あるいは、エチレングリコール構造部分を、エチレンオ
キシドとプロピレンオキシドのユニットのランダムある
いは、ブロック共重合構造に変えたものも用いることが
できる。
上記アクリロイル変性ポリアルキレンオキシドは、分子
量は特に制限はなく、通常、分子1200〜3000、
好ましくは250〜1000のものが用いられる。また
、上記アクリロイル変性ポリアルキレンオキシドは、2
種以上併用することもできる。
また、■成分である下記の一般式(I[[]%式% ([) (但し、Rは水素または低級アルキル基を示し、nは2
〜20の整数を示す、)で表されるポリアルキレングリ
コールとしては、例えば、テトラエチレングリコール、
ヘキサエチレングリコール、オクタエチレングリコール
、及びそれらのモノあるいはジメチルエーテル、並びに
上記の化合物のエチレングリコール構造をプロピレング
リコール構造に代えた化合物などを挙げることができる
上記ポリアルキレングリコールは、2種以上併用するこ
とができる。
上記ポリアルキレングリコールは、分子量が180〜1
000のものが好ましい。分子量が高すぎると、イオン
伝導性が低下する。また、分子量が低すぎると、沸点が
低くなり、m酸物から徐々に気化する問題がある。
上記ポリアルキレングリコールの含有量は、前記アクリ
ロイル変性ポリアルキレンオキシドに対して、好ましく
はl000〜10重量%、さらに好ましくは400〜5
0重量%の範囲である。上記ポリアルキレングリコール
の含有量が多すぎると、硬化物の機械的性質が低下し、
実用上好ましくない、また、少なすぎると、イオン伝導
性が低下する。
また、■成分である無機イオン塩としては、特に制限は
ないが、好ましくは、例えば、LiCI Oa、Lil
 、 Li5CN 、 LiBF4. LiAsF6 
、LiCPsSOs、LiPFb 、 Nal 、 N
a5CN 、 NaBr 、 Kl 、 KSCNなど
を用いることができる。
上記無機イオン塩の含有量は、アクリロイル変性ポリア
ルキレンオキシド及びポリアルキレングリコールのアル
キレンオキシドユニット(以下、EOと略称する)に対
して、(無機イオン塩/EO)X100 (モル%)が
好ましくは0.05〜50モル%、より好ましくは0.
1〜30モル%となる量である。上記無機イオン塩の含
有量が多すぎると、過剰の無機イオン塩が解離せず、単
に混在するのみになり、このためイオン伝導性が逆に低
下する。また、含有量が少なすぎても、解離するイオン
の数が小さくなり、イオン伝導性が低下する。
また、上記無機イオン塩は、2種以上併用することがで
きる。
本発明における電極としては、少なくとも一方の基板に
光透過性のものを用い、その表面に透明導電層を形成さ
せたものを用いる。
光透過性基板としては、ガラス、プラスチック等を用い
ることができ、これに酸化インジウム−酸化スズ(IT
o)などの透明導電層を真空蒸着などの公知の方法で形
成することができる。
第1の電極基板への酸化タングステンを主威分とするエ
レクトロクロミック層を形成する方法としては、蒸着、
スパッタ、塗布などの公知の方法を用いることができる
第2の電極基板へのプルジャンプルーからなるエレクト
ロクロミック層を形成する方法としては例えば、塩化第
2鉄の水溶液とフェリシアン化カリウムの水溶液の混合
液を電着する方法等がある。
SPEを画電極基板に介在させる方法としては、■成分
、■成分及び■成分からなる混合物を一方あるいは両方
の電極基板上に塗布、硬化した後に、積層する方法、あ
るいは両電極間に挟んだ後に硬化する方法等を用いるこ
とができる。
前記■成分、前記■成分及び前記■成分から成る本発明
の混合物を硬化させる手段としては、好ましくは、加熱
する方法、あるいは紫外線、可視光線などの活性光線を
照射する方法が用いられる。
上記の加熱する方法による場合は、必要ならば、上記混
合物に、開始剤として過酸化物例えばベンゾイルパーオ
キサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、t−ブ
チルパーオキシビバレート、ジイソプロピルパーオキシ
カーボネートなどを添加しておくのが好ましい。
また、上記の活性光線を照射する方法による場合は、必
要ならば、上記混合物に、光重合開始剤としてベンゾイ
ン、2−メチルベンゾイン、トリメチルシリルベンゾフ
ェノン、4−メトキシベンゾフェノン、ベンゾインメチ
ルエーテル、アセトフェノン、アントラキノン、2.2
−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、ベンジル
などを添加しておくことが好ましい。
(実施例および比較例) 実施例1 第1電極基板として、ITOガラス電極(表面抵抗20
Ω/口)の表面上に、真空蒸着法により酸化タングステ
ン層(膜厚5000λ)を形成したものを用いた。
第21極基板として、塩化第2鉄の水溶液とフェリシア
ン化カリウムの水溶液の混合物から電着によりプルシャ
ンプルー層(膜厚3000人)を形成したものを用いた
次に、ポリエチレングリコールモノメタクリレート(新
中村化学製M−90C;)50重量部、ポリエチレング
リコールジメタクリレート(新中村化学製、9G)50
重量部、ジメトキシポリエチレングリコール(地竜化製
、CLE−400、平均分子量400)200重量部、
過塩素酸リチウム(LiCj!Os)  10重量部、
および開始剤として2゜2−ジメトキシ−2−フェニル
アセトフェノン1重量部からなる液状混合物を第1およ
び第2電極基板の間に挟みUVケミカルランプを照射し
て光硬化させた後、エポキシ接着剤で周辺をシールして
SPE層が40amのECD素子を作成した。
次いで、1.5V直流電圧の印加30秒を繰り返えし、
800nmでの波長光の吸光度を測定した。
その結果を表1に示した。
実施例2 アクリロイル変性ポリアルキレングリコールとして、ポ
リエチレングリコールジメタクリレート(新中村化学製
、4G)100重量部を用いた以外は実施例1と同様に
してECD素子を作成した。
実施例3 無機イオン塩としてチオシアン酸カリウム(KSCN)
を用いた以外は、実施例1と同様にしてECD素子を作
成した。
比較例1. 2 実施例1,3において、低分子量ポリエチレングリコー
ルの0LE−400を含まない液状混合物を硬化して電
解質として用いた以外は同様にしてECD素子を作成し
た。
表 1  着消色試験 (発明の効果) 本発明品は着色時吸光度が高く、消色時吸光度が低い、
従って、その差が大きくエレクトロクロミック素子とし
て優れている。また、その耐久性も良好である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 酸化タングステンを主成分とするエレクトロクロミック
    層を形成した第一の電極基板と、プルシャンブルーから
    なるエレクトロクロミック層を形成した第二の電極基板
    との間にその電極面が対向するように電解質を介したエ
    レクトロクロミック素子において、その電解質として、
    (1)アクリロイル変性ポリアルキレンオキシド、(2
    )ポリアルキレングリコール、及び、(3)無機イオン
    塩からなる混合物を硬化した高分子固体電解質を用いた
    ことを特徴とするエレクトロクロミック素子。
JP20375089A 1989-08-08 1989-08-08 エレクトロクロミック素子 Pending JPH0368684A (ja)

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JP20375089A JPH0368684A (ja) 1989-08-08 1989-08-08 エレクトロクロミック素子

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JP20375089A JPH0368684A (ja) 1989-08-08 1989-08-08 エレクトロクロミック素子

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JP20375089A Pending JPH0368684A (ja) 1989-08-08 1989-08-08 エレクトロクロミック素子

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008075765A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Denso Corp スプール弁
CN105271307A (zh) * 2015-10-12 2016-01-27 上海第二工业大学 一种普鲁士蓝衍生物Cd2[Fe(CN)6]纳米棒及其制备方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008075765A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Denso Corp スプール弁
CN105271307A (zh) * 2015-10-12 2016-01-27 上海第二工业大学 一种普鲁士蓝衍生物Cd2[Fe(CN)6]纳米棒及其制备方法

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