JPH0368177B2 - - Google Patents

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JPH0368177B2
JPH0368177B2 JP29952085A JP29952085A JPH0368177B2 JP H0368177 B2 JPH0368177 B2 JP H0368177B2 JP 29952085 A JP29952085 A JP 29952085A JP 29952085 A JP29952085 A JP 29952085A JP H0368177 B2 JPH0368177 B2 JP H0368177B2
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valve
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water supply
circuit
signal
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JP29952085A
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Takao Yoshida
Kyoshi Fujino
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Publication of JPH0368177B2 publication Critical patent/JPH0368177B2/ja
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は便器や手洗器等の水洗器への給水を、
感知部による水洗器使用の感知に基づいて自動的
に制御する給水制御装置、特に駆動電源が電池で
あるものに関する。
<従来の技術> 従来、この種の給水制御装置として、特開昭59
−126831号公報のものが知られている。
この特開昭59−126831号公報のものについて説
明すると、給水部はコイルに通電することにより
プランジヤを移動させて弁部を開き、通電してい
る間開弁状態が続き、通電を断つとプランジヤが
復帰して弁部を閉じる一般的な電磁弁により構成
されている。
従つて、上記従来のものは給水部が開弁状態を
維持して所定量の洗浄水を給水する間、コイルに
通電し続ける必要があるので、駆動電源が電池で
あるにもかかわらず電力消費が大きく、電池の寿
命が短かくて頻繁に電池交換を行う必要があり、
面倒であるばかりでなく、不経済でもある。
そこで前記給水部として、コイルに通電するこ
とによりプランジヤを移動させて開弁或いは閉弁
し、開弁中及び閉弁中はコイルへの通電を停止さ
せても永久磁石によつてその弁状態を維持する所
謂ラツチングソレノイドを用いることにより、電
力消費を小さくすることが考えられるが、このよ
うなラツチングソレノイドを使用したとしても開
弁時及び閉弁時にはコイルに夫々所定時間例えば
20m秒通電しなくてはならず、この程度の節電で
は駆動電源が電池であるものとしては不十分であ
り、更に消費電力を小さくする必要があつた。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明が解決しようとする問題点は、給水部の
消費電力を小さくすることである。
<問題点を解決するための手段> 上記問題点を解決するために本発明が講ずる技
術的手段は、水洗器と、水洗器の使用を感知する
感知部と、この感知部からの感知信号に基づいて
給水部へ開閉信号を出力する制御部と、該制御部
からの開閉信号により弁を開閉する給水部とを備
え、電池を駆動電源とする給水制御装置におい
て、上記給水部は制御部からの開弁信号により開
弁して開弁状態を維持し、閉弁信号により閉弁し
て閉弁状態を維持すると共に開弁中は給水部への
通電を停止するラツチングソレノイドにより構成
し、制御部は開弁信号の出力を開始して上記ラツ
チングソレノイドの開通電時の電流波形を検出
し、該電流波形の極小値検出時に開弁信号の出力
を停止させると共に、閉弁信号の出力を開始して
上記ラツチングソレノイドの閉通電時の電流波形
を検出し、該電流波形の極小値検出時に閉弁信号
の出力を停止させたことを特徴とするものであ
る。
<作用> 本発明は給水部として一旦開弁すると開弁状態
を維持するために継続して通電する必要がないラ
ツチングソレノイドを用い、更に該ラツチングソ
レノイドの開通電時及び閉通電時に生ずる電流波
形を検出し、プランジヤの移動時に電流波形が極
小となるラツチングソレノイドの特性を利用して
該極小値検出時まで通電することにより、弁部を
開弁或いは閉弁させ、それ以降の無駄な通電を停
止させるものである。
<実施例> 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
この実施例は第1図に示すように水洗器1が小
便器1aの場合を示し、この小便器1aの上方、
正確には小便器1aの前に使用者が立つた状態で
使用者の胸の当りに相当する高さの壁面Aに感知
器2を埋込式に配備すると共に給水部を構成する
ラツチングソレノイド4を埋込式に配備したもの
である。
感知部2は発光ダイオードからなる投光素子2
aとフオトトランジスタからなる受光素子2bと
を備えた拡散反射型の赤外線センサーであり、後
述する制御部3を介して駆動電源の電池5に連絡
する。
投光素子2aは後述する制御部3の投光用ドラ
イブ回路3a5に連絡して該回路3a5からの出力に
より赤外線を投光し、この赤外光が用便するため
に小便器1aの前に立つた使用者に当つて拡散反
射してこの反射光の一部を受光素子2bで受光す
ることにより後述する受光用アンプ回路3a6へ出
力する。
制御部3は大別すると上記感知部2に連通する
人体検出制御部3aと、この人体検出制御部3a
からの出力によりラツチングソレノイド4を作動
させる給水制御部3bとからなり、本実施例では
上記人体検出制御部3aをハードウエアのみで構
成した場合を示す。
人体検出制御部3aの構成を第2図に従つて説
明すれば先ずマルチバイブレータ3a1から所定周
期t、例えば1秒周期でパルス信号が連続的に発
信され、このパルス信号は1/2分周器3a2とマル
チプレクサ3a3へ出力される。
1/2分周器3a2は上記マルチバイブレータ3a1
からのパルス信号の1/2の周波数を得るもので、
周期2t、即ち2秒周期でパルス信号を連続的に発
信し、この周期2tのパルス信号もマルチプレクサ
3a3へ出力される。
マルチプレクサ3a3はOR回路3a4より与えら
れる選択信号を受取つて上記マルチバイブレータ
3a1から周期tのパルス信号を出力するか、或い
は1/2分周器3a2から周期2tのパルス信号を出力
するかの選択を行い、該マルチプレクサ3a3から
の選択出力は投光用ドライブ回路3a5に入力さ
れ、この投光用ドライブ回路3a5からの出力に基
づいて投光素子2aより赤外線が投光される。
即ち、投光素子2aからの赤外線の投光周期は
OR回路3a4からの選択信号によりtか2tに選択
される。
一方、受光素子2bに連絡する受光用アンプ回
路3a6は投光素子2aから赤外線を投光しても受
光素子2bに受光がない場合、反射光なしワンシ
ヨツト回路3a7よりワンシヨツトのパルス信号を
出力させ、このパルス信号はフリツプフロツプ3
a8のクリア及びカウンタ3a9のクリアへ入力され
る。
また受光素子2bに受光があると、反射光あり
ワンシヨツト回路3a10よりワンシヨツトのパル
ス信号を出力し、このパルス信号はフリツプフロ
ツプ3a8のセツト及びカウンタ3a9のカウントに
出力される。
通常使用者が小便器1aの前にいない状態では
先ずマルチプレクサ3a3が周期2tを選択し投光素
子2aより周期2tで投光するが、反射光なしワン
シヨツト回路3a7からパルス信号をフリツプフロ
ツプ3a8のクリアに出力するため、該フリツプフ
ロツプ3a8からはLowを出力し、このLow出力
を前記OR回路3a4へ入力させると共に、更に後
述するフリツプフロツプ3a13から給水制御部3
bへの出力もないので、マルチプレクサ3a3の選
択は周期2tのままである。
ここで受光素子2bが1回でも反射光を受光し
て使用者の存在を検出すると、反射光ありワンシ
ヨツト回路3a10からフリツプフロツプ3a8のセ
ツトに出力するため、該フリツプフロツプ3a8
らOR回路3a4へHiを出力してマルチプレクサ3
a3を周期2tから第2図に示す如く周期tに切換
え、それ以降は投光素子2aから周期tで投光さ
せる。
上記カウンタ3a9は使用者を検出していない状
態では反射光なしワンシヨツト回路3a7からパル
ス信号がクリアに入力されるため、カウント数が
0であるが、使用者を検出すると反射光ありワン
シヨツト回路3a10からパルス信号がカウントに
入力されるため、カウントを開始してこの状態が
続くと反射光ありワンシヨツト回路3a10からカ
ウントにパルス信号が入力されるたびにカウント
数を増やし、このカウント数をデイジタルコンパ
レータ3a11へ出力すると共に、その後使用者が
小便器1aの前より立ち去ると反射光なしワンシ
ヨツト回路3a8からパルス信号がクリアに入力さ
れてカウント数を0に戻す。
デイジタルコンパレータ3a11は上記カウンタ
3a9から入力するカウント数と、検出カウント設
定回路3a12で予め設定した検出カウント設定値、
例えば2とを比較し、カウント数が検出カウント
設定値2より小さい場合はフリツプフロツプ3
a13へ出力しないが、カウント数が検出カウント
設定値2より大きくなると同時にフリツプフロツ
プ3a13へHiを出力すると共に、その後カウント
数が0になると同時にLowを出力する。
フリツプフロツプ3a13はデイジタルコンパレ
ータ3a11からの入力がHiからLowに立ち下がる
と、AND回路3a14と給水制御部3bへHiを出力
する。
AND回路3a14はもう一本の入力端子を前記投
光用ドライブ回路3a5に連絡し、該回路3a5から
出力する時で且つ給水制御部3bへHiを出力し
た時、シフトレジスタ3a15のシフトへ出力する。
シフトレジスタ3a15は投光用ドライブ回路3
a5から出力されるたびにHiにかわるQ出力を複
数個設けその個数によつて出力カウント設定値を
設定し、本実施例では4個目のQ出力がHiにな
るとワンシヨツトパルス回路3a16からパルス信
号を出力させる。
このパルス信号はシフトレジスタ3a15及びフ
リツプフロツプ3a13に入力してこれら両者をク
リアしてフリツプフロツプ3a13から給水制御部
3bへ出力をHiからLowに切換えると共に前記
OR回路3a4への出力をLowにする。従つて、使
用者が小便器1aを使用して小便器1aから離れ
るとフリツプフロツプ3a13から給水制御部3b
にHiの出力が入力されると共に、シフトレジス
タ3a15からの出力によりワンシヨツトパルス回
路3a16のパルス信号が出るとフリツプフロツプ
3a13からの出力がLowに切換る。この時は使用
者がいないからフリツプフロツプ3a8からの出力
もLowであり、OR回路3a4からの出力はなくな
つてマルチプレクサ3a3を周期2tに切換えそれ以
降は投光素子2aから周期2tで投光させる。
斯る人体検出制御部3aのタイムチヤートを第
3図に示す。
尚、人体検出制御部3aは図示せるものに限定
されず、例えば第4図に示す如くその一部にマイ
クロコンピユータ3a20を用いても良く、そのフ
ローチヤートを第5図a及び第5図bに示し、タ
イムチヤートを第6図に示す。
次に、給水制御部3bの構成を第7図に従つて
説明すれば入力、即ちフリツプフロツプ3a13
らのHiの出力は開側AND回路3b1とNOT回路
3b2を介して閉側AND回路3b3へ入力されると
共に、排他的論理和回路3b4にも入力される。
排他的論理和回路3b4は一方の入力側に抵抗R
とコンデンサCを介在させることによりフリツプ
フロツプ3a13からの出力がLowからHiに切換わ
る時及びHiからLowに切換わる時にパルス信号
に出力する。
通常、使用者を検出していない状態では排他的
論理和回路3b4への入力がLowであるため該回路
3b4からパルス信号は出力されず後述する開駆動
用トランジスタ3b9及び閉駆動用トランジスタ3
b19はOFFの状態を保持している。
ここでフリツプフロツプ3a13から給水制御部
3bへの出力がLowからHiに切換ると、開側
AND回路3b1の一方入力端子にHiが入力し、閉
側AND回路3b3の一方入力端子にはNOT回路3
b2を経てLowが入力されると共に、排他的論理和
回路3b4からはパルス信号が出力される。
このパルス信号はフリツプフロツプ3b5に入力
されてHiを出力すると共に、もう一つのフリツ
プフロツプ3b6に入力されてQ出力がHiに出
力がLowになり、更に50m秒ワンシヨツトタイ
マ3b7にも入力されてその作動を開始しQ出力を
Hiにする。
上記フリツプフロツプ3b5の出力と50m秒ワン
シヨツトタイマ3b7の出力はAND回路3b8に入
力されるが、両者ともHiなので、該回路3b8
開側AND回路3b1の他方入力端子と閉側AND回
路3b3の他方入力端子へ夫々Hiを出力する。
従つて開側AND回路3b1は両方の入力端子が
Hiとなり、開駆動用トランジスタ3b9へ出力し
てON状態にする。
開駆動用トランジスタ3b9がONになると、駆
動電流である電池5から後述するラツチングソレ
ノイド4の動作コイル4aへ駆動電流Iを通電開
始させ該コイル4aに通電された駆動電流Iは開
駆動用トランジスタ3b9及び抵抗Rを介して電池
5へ再び戻る。
この時開駆動用トランジスタ3b9に発生する電
圧は電圧検出回路3b10で検出され、この検出電
圧はピーク検出回路3b11及びマージン加算回路
3b12とボトム検出回路3b13及びマージン減算回
路3b14に出力される。
また上記フリツプフロツプ3b6のQ出力がHi
になるとピーク検出回路3b11の作動を開始させ
るが、出力がLowなのでボトム検出回路3b13
の作動は停止の状態のままである。
一方、後述するラツチングソレノイド4の通電
時における時間対電流特性は第8図に示す如く、
動作コイル4a或いは復帰コイル4bに通電し始
めると、該コイルへの電流印加により電流が上昇
し、それから所定時間後プランジヤ4cの移動に
伴う逆起電力の発生により電流が一旦減少する
が、弁部4dの開弁或いは閉弁により逆起電力が
0となるため、それ以降は電流が上昇し続けるも
のであり、通電し始めてから一旦電流が下降して
再び電流が上昇し始めるまでに要する時間は最も
長く見積つても約10m秒以内であることが分つ
た。
上記ピーク検出回路3b11は高い電圧だけを追
うもので動作コイ4aへの電流印加による電流極
大値を検出し、該電流極大値をピーク検出ON用
コンパレータ3b15へ出力する。
ピーク検出ON用コンパレータ3b15は上記電流
極大値と、ラツチングソレノイド4通電時の電流
波形に所定のマージンを加算したマージン加算回
路3b12から得られる出力とを比較し、該回路3
b12から得られる出力が電流極大値を越えて小さ
くなると、その時点でフリツプフロツプ3b6のク
リアに出力する。
フリツプフロツプ3b6のクリアが入力される
と、Q出力がLowになつてピーク検出回路3b11
の作動を停止すると共に出力がHiになつてボ
トム検出回路3b13の作動を開始する。
ボトム検出回路3b13は低い電圧だけを追うも
ので、弁部4dの開弁時、即ち逆起電力0の電流
極小値を検出し、該電流極小値をボトム検出ON
用コンパレータ3b16へ出力する。
ボトム検出ON用コンパレータ3b16は上記電流
極小値とラツチングソレノイド4通電時の電流波
形から所定のマージンを減算したマージン減算回
路3b14から得られる出力とを比較し、該回路3
b14から得られる出力が電流極小値を越えて大き
くなると、その時点でフリツプフロツプ3b15
クリアに出力する。
フリツプフロツプ3b5のクリアが入力されると
出力がLowになつてAND回路3b8から開側AND
回路3b1へLowを出力するため開駆動用トランジ
スタ3b9はOFF状態になり電池5から動作コイ
ル4aへの駆動電流Iの通電を停止する。
尚、上記開駆動用トランジスタ3b9がONの状
態において、何らかの異常によりマージン加算回
路3b12から得られる出力が電流極大値を越えて
小さくならなかつたり又はマージン減算回路3
b14から得られる出力が電流極小値を越えて大き
くない場合が考えられ、これらの場合にはフリツ
プフロツプ3b5のクリアに入力がないため開駆動
用トランジスタ3b9がONのままとなつて電池5
から動作コイル4aへの通電が停止されず通電さ
れ放しになつてしまう。
しかし、このような異常状態になつたとしても
給水制御部3bへの入力がHiになつてから50m
秒後に50m秒ワンシヨツトタイマ3b7がタイムア
ツプしてQ出力がLowとなりAND回路3b8から
の出力がHiからLowに切換わるため開駆動用ト
ランジスタ3b9がOFFになつて電池5から動作
コイル4aへの通電を停止し、更に出力がHi
となるためcNAND回路3b17からの出力をLow
にして不動作ランプ3b18を点灯させることによ
り使用者に異常状態を知らせる。
そして、シフトレジスタ3a15からの出力で、
ワンシヨツトパルス回路3a16よりパルス信号が
発生し、このパルス信号によりフリツプフロツプ
3a13から給水制御部3bへの出力がHiからLow
に切換わると、開側AND回路3b1の一方入力端
子にLowが入力し、閉側AND回路3b3の一方入
力端子にはNOT回路3b2を経てHiが入力される
と共に、排他的論理回路3b4からはフリツプフロ
ツプ3b5,3b6及び50m秒ワンシヨツトタイマ3
b7へパルス信号が出力される。
従つて閉側AND回路3b3は両方の入力端子が
Hiとなり、閉駆動用トランジスタ3b19へ出力し
てON状態にする。
閉駆動用トランジスタ3b19がONになると、電
池5から後述するラツチングソレノイド4の復帰
コイル4bへ駆動電流Iを通電開始させる。
それ以降は前述した開駆動用トランジスタ3b9
と同様に、ピーク検出回路3b11で復帰コイル4
bへの電流印加により得られる電流極大値と、マ
ージン加算回路3b12から得られるマージン加算
出力とをピーク検出ON用コンパレータ3b15で比
較し、マージン加算出力が電流極大値を越えて小
さくなるとその時点でフリツプフロツプ3b6をク
リアし、更にボトム検出回路3b14で弁部4dの
閉弁時に得られる電流極小値と、マージン減算回
路3b14から得られるマージン減算出力とをボト
ム検出ON用コンパレータ3b16で比較し、マージ
ン減算出力が電流極小値を越えて大きくなるとそ
の時点でフリツプフロツプ3b5をクリアして閉駆
動用トランジスタ3b19をOFF状態にすることに
より、電池5から復帰コイル4bへの駆動電流I
の通電を停止する。
斯る給水制御部3bタイムチヤートを第9図に
示す。
ラツチングソレノイド4は第10図及び第11
図に示す如く動作コイル4a及び復帰コイル4b
に通電することによりプランジヤ4cを上下動さ
せて弁部4dを開閉する従来周知の構造のもの
で、図示せるものは先づプランジヤ4cの下面を
ダイヤフラム4eの中央に開穿したパイロツト孔
4fに接離させ、弁部4dを開閉してダイヤフラ
ム4eの背後に形成される圧力室4g内水を出入
れすることにより、ダイヤフラム4eを上下動さ
せて該ダイヤフラム4eの下面を弁座4hに接離
させ、主弁4iを開閉して小便器1aに洗浄水を
給水するものである。
動作コイル4a及び復帰コイル4bは金属製の
ケース4j内に上下方向へ積み重ねて配備され、
これら両コイル4a,4bの内方に金属製のヘツ
ド4kを挿通して該ヘツド4kの上部をケース4
hに固定すると共に、このヘツド4kの下方には
プランジヤ4cを設ける。
プランジヤ4cは上記復帰コイル4b内に上下
移動自在に配備され、その下部に該プランジヤ4
cを常時閉弁方向、即ち下方へ押圧するスプリン
グ4lを弾装すると共に、プランジヤ4cの外周
には永久磁石4mをケース4j下面に当接させた
状態で配備する。
そして、斯るラツチングソレノイド4の作動に
ついて説明すれば、通常使用者を検出していない
状態においてはスプリング4lによりプランジヤ
4cを下方へ弾圧してパイロツト孔4fを閉塞
し、この時の永久磁石4mの磁束はプランジヤ4
cを引き合う方向に働いてパイロツト孔4fはプ
ランジヤ4cの下面で閉塞された状態に保持さ
れ、主弁4eは閉弁状態を保つ。
この状態で今、動作コイル4aに通電すると、
プランジヤ4cを上方へ吸引しようとする磁束が
発生し、この磁束が徐々に強くなつて例えば動作
コイル4aに通電し始めてから約10m秒以内にプ
ランジヤ4cが上動し始めて逆起電力が発生する
と共に、閉塞されていたパイロツト孔4fが開い
て弁部4dが開弁し、上記逆起電力が0となる。
弁部4dが開弁すると、パイロツト孔4fから圧
力室4g内の水が二次側に排出され、ダイヤフラ
ム4eの下面が弁座4hから離れるをもつて主弁
4iが開弁する。
その後プランジヤ4cは更に上動し続けスプリ
ング4lを圧縮してついにはプランジヤ4cの上
面がヘツド4k下面に当接し、逆起電力が0とな
る。
この時の永久磁石4mの磁束は該磁石4mの外
側からケース4j、ヘツド4k、プランジヤ4c
を経て永久磁石4mの内側へ戻る循環経路を形成
しプランジヤ4cはヘツド4kに吸引されたま
ま、即ち第11図に示す開弁状態を保つ。
また、この開弁状態から再度閉弁状態にするに
は復帰コイル4bに通電すると上記永久磁石4m
の磁束の循環経路と逆方向の磁束が発生し、この
磁束が徐々に強くなつて例えば復帰コイル4bに
通電し始めてから約10m秒以内にスプリング4l
の弾発力によりプランジヤ4cを下動し始めて逆
起電力が発生すると共に、プランジヤ4cの下面
がパイロツト孔4fを閉塞して弁部4dが閉弁
し、上記逆起電力が0となる。弁部4dが開弁す
ると、ダイヤフラム4eの外周側に開穿した小孔
4nから一次側の水が圧力室4g内に流入されそ
の給水圧によりダイヤフラム4eの下面が弁座4
hに着座するをもつて主弁4iが閉弁し、第10
図の状態になる。
尚、前示実施例においては水洗器1が小便器1
aである場合を示したが、これに限定されず例え
ば第12図に示すように水洗器1が手洗器1bで
あつても良い。
この場合は手洗器1bの後部上面の壁面Aに感
知部2を設けたもので、手洗器1bに手洗いのた
めに接近した使用者を感知部2が検出すると、給
水部4に通電して吐水具1b1より給水を開始し、
手洗い後手洗器1bより使用者が離れると給水を
停止させるようになつている。
即ち、第15図に示すように反射光ありワンシ
ヨツトパルス回路3a10によりフリツプフロツプ
3a13がLowからHiの出力を出し、反射光なしワ
ンシヨツトパルス回路3a7によりフリツプフロツ
プ3a13がHiからLowの出力を出す。このフリツ
プフロツプ3a13からのLowからHiへ又はHiから
Lowへの出力時に給水制御部3bが前実施例と
同様に作動する。
また、フリツプフロツプ3a13から給水制御部
3bへHiを出力している時はマルチプレクサ3
a3を周期2tから周期tに切換え、Lowを出力して
いる時は周期tから周期2tに切換える。
更に、前示実施例においては感知部2を壁面A
内に埋込式に配備したが、感知部2の取付け構造
は図示せるものに限定されず任意である。
<発明の効果> 本発明は上記の構成であるから以下の利点を有
する。
給水部として一旦開弁すると開弁状態を維持
するために継続して通電する必要がないラツチ
ングソレノイドを用い、更に該ラツチングソレ
ノイドの開通電時及び閉通電時に生ずる電流波
形を検出し、プランジヤの移動時に電流波形が
極小となるラツチングソレノイドの特性を利用
して該極小検出時まで通電することにより弁部
を開弁或いは閉弁させそれ以降の無駄な通電を
停止させるので、従来のような開弁中、給水部
に通電し続ける必要があるものに比べ、給水部
の消費電力を極端に小さくすることができる。
従つて、電池の寿命が長くなり、電池交換を
度々行う必要がなくなるので、維持費の大幅低
減という経済的利点は勿論、電池交換の手間も
大幅に軽減される。
正常に通電してラツチングソレノイドが作動
すれば、コイルに通電し始めてから所定時間後
に極小値を検出できるが、通電し始めてから所
定時間経過しても極小値を検出できなければプ
ランジヤが動作していないことが分かるので、
弁部の異常を検出したり、或いは電流不足を検
出して電池交換時期を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す給水制御装置
の縦断側面図、第2図は人体検出制御部のブロツ
ク図、第3図は同タイムチヤート、第4図は人体
検出制御部の他の実施例を示すブロツク図、第5
図a及び第5図bは同フローチヤート、第6図は
同タイムチヤート、第7図は給水制御部のブロツ
ク図、第8図はラツチングソレノイド通電時にお
ける時間対電流特性を示すグラフ、第9図は給水
制御部のタイムチヤート、第10図は給水部の拡
大縦断面図で主弁の閉弁状態を示し、第11図は
給水部の拡大縦断面図で主弁の開弁状態を示し、
第12図は水洗器が手洗器である場合を示す一部
切欠正面図、第13図は同人体検出制御部のブロ
ツク図である。 1……水洗器、2……感知部、2a……投光素
子、2b……受光素子、3……制御部、4……給
水部、5……電池。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水洗器と、水洗器の使用を感知する感知部
    と、この感知部からの感知信号に基づいて給水部
    へ開閉信号を出力する制御部と、該制御部からの
    開閉信号により弁を開閉する給水部とを備え、電
    池を駆動電源とする給水制御装置において、上記
    給水部は制御部からの開弁信号により開弁して開
    弁状態を維持し、閉弁信号により閉弁して閉弁状
    態を維持すると共に開弁中は給水部への通電を停
    止するラツチングソレノイドにより構成し、制御
    部は開弁信号の出力を開始して上記ラツチングソ
    レノイドの開通電時の電流波形を検出し、該電流
    波形の極小値検出時に開弁信号の出力を停止させ
    ると共に、閉弁信号の出力を開始して上記ラツチ
    ングソレノイドの閉通電時の電流波形を検出し、
    該電流波形の極小値検出時に閉弁信号の出力を停
    止させたことを特徴とする給水制御装置。
JP29952085A 1985-12-28 1985-12-28 給水制御装置 Granted JPS62156451A (ja)

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