JPH036807B2 - - Google Patents
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- JPH036807B2 JPH036807B2 JP59070449A JP7044984A JPH036807B2 JP H036807 B2 JPH036807 B2 JP H036807B2 JP 59070449 A JP59070449 A JP 59070449A JP 7044984 A JP7044984 A JP 7044984A JP H036807 B2 JPH036807 B2 JP H036807B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insertion tube
- endoscope
- coil body
- treatment instrument
- tube
- Prior art date
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Links
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 79
- 238000011282 treatment Methods 0.000 claims description 26
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 claims description 11
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 4
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 4
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 4
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Landscapes
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は処置具挿通管の取付け固定部を改良し
た内視鏡に関する。
た内視鏡に関する。
一般に、内視鏡においてその内部には鉗子等の
処置具を挿通するための挿通用チヤンネルを形成
する可撓性の挿通管が配設されている。
処置具を挿通するための挿通用チヤンネルを形成
する可撓性の挿通管が配設されている。
ところで、この挿通管は第1図で示すように特
に挿入部の湾曲管付近において最も大きく湾曲さ
せられるため、この部分で腰折れしやすい。
に挿入部の湾曲管付近において最も大きく湾曲さ
せられるため、この部分で腰折れしやすい。
そこで、従来では第1図で示すようにその挿通
管1の外周にコイル体2を被嵌したり、さらにそ
のコイル体2を挿通管1とともに、先端構成部3
の嵌入穴4に嵌め込んで接着材5で固めていた。
管1の外周にコイル体2を被嵌したり、さらにそ
のコイル体2を挿通管1とともに、先端構成部3
の嵌入穴4に嵌め込んで接着材5で固めていた。
しかしながら、この方式によつても第1図で示
すごとく強く湾曲させた状態で、その挿通管1内
に処置具6を差し込んでいくと、特に曲りぐせの
ついた処置具6や先端硬性部7の長い処置具6を
挿入したときなどにはその処置具6の先端が、先
端構成部8に対する挿通管1の固定継ぎ目境界付
近でその挿通管1の内壁に強く突き当り挿通管1
を外側へ膨れるように変形させるため処置具6の
先端が上記嵌入穴4の端縁に引つ掛り、それ以上
の挿入が困難または全く不可能になぬことがあつ
た。また、挿通管1が損傷したり、強く押し込む
ことにより引つ掛りが外れて処置具6が急に飛び
出してしまうことによる患者の体腔壁の損傷、穿
孔などの危険があつた。
すごとく強く湾曲させた状態で、その挿通管1内
に処置具6を差し込んでいくと、特に曲りぐせの
ついた処置具6や先端硬性部7の長い処置具6を
挿入したときなどにはその処置具6の先端が、先
端構成部8に対する挿通管1の固定継ぎ目境界付
近でその挿通管1の内壁に強く突き当り挿通管1
を外側へ膨れるように変形させるため処置具6の
先端が上記嵌入穴4の端縁に引つ掛り、それ以上
の挿入が困難または全く不可能になぬことがあつ
た。また、挿通管1が損傷したり、強く押し込む
ことにより引つ掛りが外れて処置具6が急に飛び
出してしまうことによる患者の体腔壁の損傷、穿
孔などの危険があつた。
このようなことを回避するため、通常は挿入部
の湾曲をわざわざゆるめて処置具6を挿入し、こ
の後再び所定の湾曲操作を行なつていたが、これ
では手間と時間が多大にかかり、かつ面倒であ
り、さらに円滑かつ確実な操作ができず、いたず
らに検査時間を延ばし、その間患者を苦しめると
いつた欠点があつた。
の湾曲をわざわざゆるめて処置具6を挿入し、こ
の後再び所定の湾曲操作を行なつていたが、これ
では手間と時間が多大にかかり、かつ面倒であ
り、さらに円滑かつ確実な操作ができず、いたず
らに検査時間を延ばし、その間患者を苦しめると
いつた欠点があつた。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは先端構成部に対する挿通
管の固定継ぎ目付近で湾曲させた場合でも処置具
が引つ掛らず容易に挿通することができるように
した内視鏡を提供することにある。
その目的とするところは先端構成部に対する挿通
管の固定継ぎ目付近で湾曲させた場合でも処置具
が引つ掛らず容易に挿通することができるように
した内視鏡を提供することにある。
本発明は、内視鏡操作部内に挿入配設され先端
が上記内視鏡挿入部の先端構成部材に連結した可
撓性の処置具用挿通管と、この挿通管の外周に被
嵌したコイル体とを備えた内視鏡において、上記
挿通管の上記先端構成部材との連結部近傍におい
てコイル体の素線間に補強材を設け、それにより
上記挿通管の連結部近傍を他の部分に比べて硬質
としたものである。
が上記内視鏡挿入部の先端構成部材に連結した可
撓性の処置具用挿通管と、この挿通管の外周に被
嵌したコイル体とを備えた内視鏡において、上記
挿通管の上記先端構成部材との連結部近傍におい
てコイル体の素線間に補強材を設け、それにより
上記挿通管の連結部近傍を他の部分に比べて硬質
としたものである。
以下、本発明の各実施例を図面にもとづいて説
明する。
明する。
第2図および第3図は本発明の第1の実施例で
ある。
ある。
すなわち、第2図中11は内視鏡挿入部であ
り、この内視鏡挿入部11の基端は図示しない操
作部に連結されている。この内視鏡挿入部11は
基端側に位置する可撓管部(図示しない。)と、
この可撓管部の先端に連結された湾曲管部13
と、この湾曲管部13の先端に連結される先端構
成部材14とから構成されている。上記湾曲管部
13は複数の湾曲駒15…を互いに枢支して連結
した湾曲芯16の外周に外皮17を被覆してな
り、この湾曲管部13は内視鏡挿入部11内に挿
通するとともに先端を上記先端構成部材14に連
絡した操作ワイヤ18…を上記操作部側で押し引
きすることにより強制的に湾曲させられるように
なつている。上記先端構成部材14には外部に開
口する通孔19が形成され、また、この他にも対
物レンズ系21など内視鏡として必要なものが設
けられる。さらに、内視鏡挿入部11内にはイメ
ージガイドフアイバ22および処置具挿通管23
などが挿通されている。そして、上記イメージガ
イドフアイバ22の先端は先端構成部材14に取
付け固定されるとともに、上記対物レンズ系21
に対し光学的に連結されている。また、上記処置
具用挿通管23の先端は上記通孔19に連通する
ように先端構成部材14に取付け固定されてい
る。さらに、この処置具挿通管23の基端側は上
記操作部に導びかれ、その操作部に形成された処
置具挿入口部(図示しない。)に連結されている。
しかして、上記処置具用挿通管23は鉗子、カテ
ーテルや高周波治療具などの内視鏡用処置具を体
腔内へ挿通するための挿通用チヤンネル24を形
成するようになつている。また、この挿通用チヤ
ンネル24を利用して吸引を行なうこともでき
る。
り、この内視鏡挿入部11の基端は図示しない操
作部に連結されている。この内視鏡挿入部11は
基端側に位置する可撓管部(図示しない。)と、
この可撓管部の先端に連結された湾曲管部13
と、この湾曲管部13の先端に連結される先端構
成部材14とから構成されている。上記湾曲管部
13は複数の湾曲駒15…を互いに枢支して連結
した湾曲芯16の外周に外皮17を被覆してな
り、この湾曲管部13は内視鏡挿入部11内に挿
通するとともに先端を上記先端構成部材14に連
絡した操作ワイヤ18…を上記操作部側で押し引
きすることにより強制的に湾曲させられるように
なつている。上記先端構成部材14には外部に開
口する通孔19が形成され、また、この他にも対
物レンズ系21など内視鏡として必要なものが設
けられる。さらに、内視鏡挿入部11内にはイメ
ージガイドフアイバ22および処置具挿通管23
などが挿通されている。そして、上記イメージガ
イドフアイバ22の先端は先端構成部材14に取
付け固定されるとともに、上記対物レンズ系21
に対し光学的に連結されている。また、上記処置
具用挿通管23の先端は上記通孔19に連通する
ように先端構成部材14に取付け固定されてい
る。さらに、この処置具挿通管23の基端側は上
記操作部に導びかれ、その操作部に形成された処
置具挿入口部(図示しない。)に連結されている。
しかして、上記処置具用挿通管23は鉗子、カテ
ーテルや高周波治療具などの内視鏡用処置具を体
腔内へ挿通するための挿通用チヤンネル24を形
成するようになつている。また、この挿通用チヤ
ンネル24を利用して吸引を行なうこともでき
る。
ところで、上記処置具用挿通管23は第3図で
示すように構成される。すなわち、この処置具用
挿通管23は第3図で示すように構成される。す
なわち、この処置具用挿通管23は、たとえば沸
素樹脂材などで成形された可撓性を有するチユー
ブからなり、その外周には、1条巻きとしたコイ
ル体26を嵌装してある。上記コイル体26は内
視鏡挿入部11においる湾曲管部13内にほぼ対
応して位置する上記チユーブ25の部分にのみ対
応して嵌装されている。
示すように構成される。すなわち、この処置具用
挿通管23は第3図で示すように構成される。す
なわち、この処置具用挿通管23は、たとえば沸
素樹脂材などで成形された可撓性を有するチユー
ブからなり、その外周には、1条巻きとしたコイ
ル体26を嵌装してある。上記コイル体26は内
視鏡挿入部11においる湾曲管部13内にほぼ対
応して位置する上記チユーブ25の部分にのみ対
応して嵌装されている。
上記コイル体26の素材27の断面形状は第3
図でも示すように上記挿通管23の長手方向に沿
つてその長軸を沿わせた略長円形としてなり、こ
の実施例ではたとえば断面形状が円形である金属
素線を圧延して扁平にしたのちこれをら旋状に巻
くことにより形成される。つまり、長軸方向の両
端を半円形とするとともにその半円形を接線とし
ての2直線でそれぞれ結ぶ形状となつている。そ
して、素線27の平らな内側面が挿通管23の外
周面に接して嵌装されている。なお、コイル体2
6における素線27のピツチ間隔は必ずしも厳密
に揃える必要はないが、製作上著しく困難になら
ない程度で可及的に等間に揃えることが望まし
い。
図でも示すように上記挿通管23の長手方向に沿
つてその長軸を沿わせた略長円形としてなり、こ
の実施例ではたとえば断面形状が円形である金属
素線を圧延して扁平にしたのちこれをら旋状に巻
くことにより形成される。つまり、長軸方向の両
端を半円形とするとともにその半円形を接線とし
ての2直線でそれぞれ結ぶ形状となつている。そ
して、素線27の平らな内側面が挿通管23の外
周面に接して嵌装されている。なお、コイル体2
6における素線27のピツチ間隔は必ずしも厳密
に揃える必要はないが、製作上著しく困難になら
ない程度で可及的に等間に揃えることが望まし
い。
一方、上記挿通管25の先端はこれに被嵌する
コイル体26とともに、通孔19の内周面に形成
した嵌入穴28に嵌め込まれている。そして、こ
の嵌入穴28内においてコイル体26の素線27
間には接着材29を充填して固着する。なお、挿
通管25の内径は上記通孔19の先端側部分(嵌
入穴28を除いた部分)の内径と等しく形成して
ある。このため、挿通管25から通孔19にわた
つてその内周面は段差を形成することなく、連続
するようになつている。
コイル体26とともに、通孔19の内周面に形成
した嵌入穴28に嵌め込まれている。そして、こ
の嵌入穴28内においてコイル体26の素線27
間には接着材29を充填して固着する。なお、挿
通管25の内径は上記通孔19の先端側部分(嵌
入穴28を除いた部分)の内径と等しく形成して
ある。このため、挿通管25から通孔19にわた
つてその内周面は段差を形成することなく、連続
するようになつている。
一方、上記先端構成部材14との継ぎ目付近で
その先端構成部材14から突き出す挿通管23の
根本部分には変形防止用の硬質部32が形成され
ている。この硬質部32はコイル体26の素線2
7の間に充填する補強材としての上記接着材29
を設けることにより構成される。しかして、この
硬質部32はコイル体26を被嵌した挿通管23
の示す可撓性よりも可撓性に劣る。したがつて、
この部分における挿通管23は変形しにくゝなつ
ている。
その先端構成部材14から突き出す挿通管23の
根本部分には変形防止用の硬質部32が形成され
ている。この硬質部32はコイル体26の素線2
7の間に充填する補強材としての上記接着材29
を設けることにより構成される。しかして、この
硬質部32はコイル体26を被嵌した挿通管23
の示す可撓性よりも可撓性に劣る。したがつて、
この部分における挿通管23は変形しにくゝなつ
ている。
そこで、第2図で示すように内視鏡挿入部11
の湾曲管部13を強く湾曲させた状態で挿通管2
3内に処置具たとえば生検鉗子34を挿入した場
合、その先端は挿通管23の内面に強く突き当り
ながら差し込まれる。特に、その生検鉗子34に
曲りぐせがつき、また先端の硬質部が長いときに
はより強く突き当る。しかし、挿通管23と先端
構成部材14との継ぎ目付近では硬質部32の作
用によりその変形が阻止されるため、生検鉗子3
4の先端が強く突き当つても、第1図で示すよう
な変形、すなわち挿通管1の壁部を外側へ膨れ出
させることがない。つまり、第2図で示すように
挿通管23の内面は連続的で凹凸がなくなめらか
になるため、引つ掛ることなく、通孔19まで容
易かつ円滑に導くことができる。したがつて、無
理な押し込みによる継ぎ目付近での挿通管23の
損傷、および引つ掛りが急に外れて生体腔内は飛
び出すことによる生体腔壁の損傷や穿孔などの危
険が回避できる。
の湾曲管部13を強く湾曲させた状態で挿通管2
3内に処置具たとえば生検鉗子34を挿入した場
合、その先端は挿通管23の内面に強く突き当り
ながら差し込まれる。特に、その生検鉗子34に
曲りぐせがつき、また先端の硬質部が長いときに
はより強く突き当る。しかし、挿通管23と先端
構成部材14との継ぎ目付近では硬質部32の作
用によりその変形が阻止されるため、生検鉗子3
4の先端が強く突き当つても、第1図で示すよう
な変形、すなわち挿通管1の壁部を外側へ膨れ出
させることがない。つまり、第2図で示すように
挿通管23の内面は連続的で凹凸がなくなめらか
になるため、引つ掛ることなく、通孔19まで容
易かつ円滑に導くことができる。したがつて、無
理な押し込みによる継ぎ目付近での挿通管23の
損傷、および引つ掛りが急に外れて生体腔内は飛
び出すことによる生体腔壁の損傷や穿孔などの危
険が回避できる。
第4図は本発明の第2の実施例を示すものであ
る。この実施例における硬質部32は継ぎ目付近
におけるコイル体26の素線27のピツチ間に補
強材としての別のコイル体41を巻き込み、この
部分を多条巻きとすることにより剛性を高めて構
成したものである。
る。この実施例における硬質部32は継ぎ目付近
におけるコイル体26の素線27のピツチ間に補
強材としての別のコイル体41を巻き込み、この
部分を多条巻きとすることにより剛性を高めて構
成したものである。
第5図は本発明の第3の実施例を示すものであ
る。この実施例の硬質部32はシリコン樹脂など
の補強材としてのゴム系の樹脂42を継ぎ目付近
のコイル体26の素線27のピツチ間に塗り込み
充填して硬質部32を構成したものである。
る。この実施例の硬質部32はシリコン樹脂など
の補強材としてのゴム系の樹脂42を継ぎ目付近
のコイル体26の素線27のピツチ間に塗り込み
充填して硬質部32を構成したものである。
なお、第6図は、継ぎ目付近におけるコイル体
26の素線27間のピツチをより密にしてこの部
分の剛性を高めた挿入部の先端部付近の構成を示
したもの、また、第7図は、コイル体26の素線
27の横幅を長くしてよりその断面積を大きくす
ることにより継ぎ目付近の剛性を高めた挿入部の
先端部付近の構成を示したものであるが、これら
第6図ないし第7図に示す構成のものは、硬質部
32そしての一態様を示すものである。また、第
8図に示すように、第1の実施例の場合と同様な
硬質部32に加えてその外周に軟質の樹脂製のリ
ング43を嵌装して硬質部32を構成してもよ
い。
26の素線27間のピツチをより密にしてこの部
分の剛性を高めた挿入部の先端部付近の構成を示
したもの、また、第7図は、コイル体26の素線
27の横幅を長くしてよりその断面積を大きくす
ることにより継ぎ目付近の剛性を高めた挿入部の
先端部付近の構成を示したものであるが、これら
第6図ないし第7図に示す構成のものは、硬質部
32そしての一態様を示すものである。また、第
8図に示すように、第1の実施例の場合と同様な
硬質部32に加えてその外周に軟質の樹脂製のリ
ング43を嵌装して硬質部32を構成してもよ
い。
以上説明したように本発明は挿通管の先端構成
部材との継ぎ目付近、すなわち連結部近傍におい
てコイル体の素線間に補強材を設け、それにより
挿通管の連結部近傍を他の部分に比べて硬質とし
て連結部近傍における挿通管の変形を阻止するた
め、処置具がその挿通管の内壁に当つても変形し
たり、膨出したりしない。したがつて、処置具が
挿入途中で引つ掛り、それ以上の挿入が困難もし
くは不可能にすることを防ぐことができる。しか
も、処置具の挿通が容易となり、無理な挿入によ
る連結部近傍での挿通管の損傷を防止できる。ま
た、引つ掛りが急に外れて押し込む勢いで急に生
体腔内へ飛び出すことによる生体腔壁の損傷や穿
孔などを防止し、安全性が向上する。さらに、前
記補強材はコイル体の素線間に設けられているた
め、挿通管の連結部近傍は、その径を太くするこ
となく硬質部を構成することができるとともに、
前記補強材の種類を選択することや、介挿する補
強材の厚さを調整することにより、硬質部の硬さ
を自由に選ぶことができる。
部材との継ぎ目付近、すなわち連結部近傍におい
てコイル体の素線間に補強材を設け、それにより
挿通管の連結部近傍を他の部分に比べて硬質とし
て連結部近傍における挿通管の変形を阻止するた
め、処置具がその挿通管の内壁に当つても変形し
たり、膨出したりしない。したがつて、処置具が
挿入途中で引つ掛り、それ以上の挿入が困難もし
くは不可能にすることを防ぐことができる。しか
も、処置具の挿通が容易となり、無理な挿入によ
る連結部近傍での挿通管の損傷を防止できる。ま
た、引つ掛りが急に外れて押し込む勢いで急に生
体腔内へ飛び出すことによる生体腔壁の損傷や穿
孔などを防止し、安全性が向上する。さらに、前
記補強材はコイル体の素線間に設けられているた
め、挿通管の連結部近傍は、その径を太くするこ
となく硬質部を構成することができるとともに、
前記補強材の種類を選択することや、介挿する補
強材の厚さを調整することにより、硬質部の硬さ
を自由に選ぶことができる。
第1図は従来の内視鏡挿入部の先端部付近の側
断面図、第2図は本発明の第1の実施例を示す内
視鏡挿入部の先端部付近の側断面図、第3図は同
じくその要部の拡大した側断面図、第4図ないし
第5図はそれぞれ第2ないし第3の実施例の要部
を拡大して示す側断面図、第6図ないし第8図は
内視鏡挿入部の先端付近の他の構成の要部を拡大
して示す側断面図である。 11……内視鏡挿入部、14……先端構成部
材、19……通孔、23……挿通管、26……コ
イル体、27……素材、29……接着材、32…
…硬質部、41……コイル体、42……樹脂、4
3……リング。
断面図、第2図は本発明の第1の実施例を示す内
視鏡挿入部の先端部付近の側断面図、第3図は同
じくその要部の拡大した側断面図、第4図ないし
第5図はそれぞれ第2ないし第3の実施例の要部
を拡大して示す側断面図、第6図ないし第8図は
内視鏡挿入部の先端付近の他の構成の要部を拡大
して示す側断面図である。 11……内視鏡挿入部、14……先端構成部
材、19……通孔、23……挿通管、26……コ
イル体、27……素材、29……接着材、32…
…硬質部、41……コイル体、42……樹脂、4
3……リング。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内視鏡操作部内に挿入配設され先端が上記内
視鏡挿入部の先端構成部材に連結した可撓性の処
置具用挿通管と、この挿通管の外周に被嵌したコ
イル体とを備えた内視鏡において、上記挿通管の
上記先端構成部材との連結部近傍においてコイル
体の素線間に補強材を設け、それにより上記挿通
管の連結部近傍を他の部分に比べて硬質としたこ
とを特徴とする内視鏡。 2 上記補強材は上記コイル体の素線間に充填す
る樹脂であることを特徴とする特許請求の範囲第
1項に記載の内視鏡。 3 上記補強材は上記コイル体の素線間に介挿す
る他のコイル体であることを特徴とする特許請求
の範囲第1項に記載の内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59070449A JPS60212142A (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59070449A JPS60212142A (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60212142A JPS60212142A (ja) | 1985-10-24 |
JPH036807B2 true JPH036807B2 (ja) | 1991-01-31 |
Family
ID=13431822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59070449A Granted JPS60212142A (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60212142A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4842615B2 (ja) * | 2005-10-28 | 2011-12-21 | 金井 宏彰 | カテーテル補強材 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5936302B2 (ja) * | 1978-06-19 | 1984-09-03 | 日本電信電話株式会社 | 文字伝送表示方式 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0143041Y2 (ja) * | 1980-11-19 | 1989-12-14 | ||
JPS5936302U (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-07 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡の処置具挿通管 |
-
1984
- 1984-04-09 JP JP59070449A patent/JPS60212142A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5936302B2 (ja) * | 1978-06-19 | 1984-09-03 | 日本電信電話株式会社 | 文字伝送表示方式 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60212142A (ja) | 1985-10-24 |
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