JPH036755Y2 - - Google Patents

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JPH036755Y2
JPH036755Y2 JP3313285U JP3313285U JPH036755Y2 JP H036755 Y2 JPH036755 Y2 JP H036755Y2 JP 3313285 U JP3313285 U JP 3313285U JP 3313285 U JP3313285 U JP 3313285U JP H036755 Y2 JPH036755 Y2 JP H036755Y2
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JP
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unit
building
evacuation space
evacuation
space unit
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、建物内に設けられ、災害時に所定
期間待避が可能な防災ユニツト構造に関するもの
である。
〈従来技術とその問題点〉 従来、災害時には建物外に避難することを原則
として考えている。
しかしながら、大規模な建物あるいは大深度の
地下室での居住者あるいは病人や老人にとつて災
害が瞬時に襲つて来た場合、建物外への避難に対
して時間的に間に合わないことが考えられる。
この考案は、このような事情に鑑みて創案され
たもので、その目的は建物の内部、特に地下室な
どにプレハブ式の防災ユニツトを設けることによ
り人々が一時的に避難できるようにした防災空間
を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段) この発明に係る防災ユニツト構造は、外壁が気
密性を有する部材から構成されていると共に断熱
材によつて被覆され、且つ、空気調和装置が接続
されてなる避難空間ユニツトを、建物内部空間に
収納し、建物と前記避難空間ユニツトとの間に断
熱用空気層を設け、且つ、前記避難空間ユニツト
を建物内部空間内に複数のスプリング等からなる
衝撃吸収機構により支持した構成とすることによ
り、瞬時の避難を可能とし、さらに、耐熱、防
煙、耐震性をもたせることにより安全性の向上を
図つたものである。
〈実施例〉 以下、この考案を図示する一実施例に基づいて
説明する。
第1図、第2図に示すように、出入口1Bが形
成され災害時に人々が待避できるようにされたプ
レハブ式の避難空間ユニツト1が建物内部におけ
る所定箇所の空間S内に収納され、建物とユニツ
ト1との間には断熱用空気層Aが設けられるとと
もにユニツト1は、当該ユニツト1の床、壁、天
井に於いて建物の空間S内に複数のスプリング等
からなる衝撃吸収機構2により支持されている。
ユニツト1の外壁1Aは、気密性を有する部材
から構成するとともにその接続部も気密性を持た
せ、気密性能を上げるとともに室内圧力を正圧に
保持し、煙、一酸化炭素等の有害ガスの進入を厳
しく防いでいる。
さらに、外壁1Aには断熱材3が被覆され、空
間Sの内面には断熱材4が貼設されている。ま
た、外壁1A内には冷却水循環用パイプ5が埋設
され、火災時の外壁温度の上昇を防止し、必要に
応じて冷却用露出配管6を設け、地上階7であれ
ば空気中へ地下階8であれば土中へセツトする。
この耐熱、断熱性能は、直火を受けても内部環
境がある一定の範囲に維持できるような断熱仕様
としたもので、周囲環境により、断熱材のみ、断
熱材+空気層+断熱材、断熱材+冷却用パイプな
ど種々の方式を採用することができる。なお、地
下階8の場合には土側の断熱材4は必要としな
い。
ユニツト1内の空調は、完全クローズドシステ
ムであり、外部からのエネルギ供給なしで、室内
の環境維持が可能なシステムとなつている。地上
階7においては内部空気調和装置9および外部空
気調和装置10が設置されており、ユニツト1内
および空気層A内に冷却空気を送る。この空気調
和装置は、内部あるいは外部のいずれか一方、も
しくは両方に設ける。内部空気調和装置9の場合
には、衝撃緩衝装置12を介して設置され、隣室
にフレキシブルジヨイント13により接続されて
いる。
さらに、この空気調和装置は種々の形式のもの
があるが、地下階8の場合には砕石を詰めたボツ
クス程度の砕石フイルター11でもよい。
なお、このユニツト1は居住者の人数に応じ、
ユニツトどうしを連結配置し、あるいはユニツト
配置密度を増して行き、かつ、上下階のユニツト
を建築配置計画上考慮することにより上下階への
移動も併せて行なえるようにしてもよい。
さらに、地下室にユニツト1を設ける場合に
は、地下外壁面と直に接するように配置し、空気
層を省略することもある。
〈考案の効果〉 前述のとおりこの考案によれば、断熱材により
断熱されるとともに空気調和装置が接続された避
難空間ユニツトを、建物内部空間内に断熱用空気
層を介在させて収納し、このユニツトをスプリン
グ等の衝撃吸収機構によつて支持してなるので次
のような効果を奏する。
(i) 耐熱、防煙、耐震性を有し、災害時の安全性
が向上する。
(ii) 瞬時の避難が可能である。
(iii) 自動車、落下物などの地上での災害に関係な
く待避できる。
(iv) 大規模地下空間において、居住者が安心して
業務遂行可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る防災設備を示す断面
図、第2図はその避難空間ユニツトを示す斜視
図、第3図は砕石フイルターを示す断面図であ
る。 1……避難空間ユニツト、1A……外壁、1B
……出入口、2……衝撃吸収機構、3,4……断
熱材、5……冷却水循環用パイプ、6……冷却用
露出配管、7……地上階、8……地下階、9……
内部空気調和装置、10……外部空気調和装置、
11……砕石フイルター、12……衝撃緩衝装
置、13……フレキシブルジヨイント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外壁が気密性を有する部材から構成されている
    と共に断熱材によつて被覆され、且つ、空気調和
    装置が接続されてなる避難空間ユニツトを、建物
    内部空間内に収納し、建物と前記避難空間ユニツ
    トとの間に断熱用空気層を設け、且つ、前記避難
    空間ユニツトを建物内部空間に複数の衝撃吸収機
    構により支持してあることを特徴とする防災ユニ
    ツト構造。
JP3313285U 1985-03-08 1985-03-08 Expired JPH036755Y2 (ja)

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JP3313285U JPH036755Y2 (ja) 1985-03-08 1985-03-08

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JP3313285U JPH036755Y2 (ja) 1985-03-08 1985-03-08

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JPS61150951U JPS61150951U (ja) 1986-09-18
JPH036755Y2 true JPH036755Y2 (ja) 1991-02-20

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KR101104301B1 (ko) * 2009-07-03 2012-01-11 방부현 재난 보호기

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JPS61150951U (ja) 1986-09-18

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