JPH0366871A - 伸縮柱による床および天井 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は大空間ドーム内のグランドに伸縮柱を収納して
おき、これを必要に応じて伸縮駆動し、これにより床あ
るいは天井を支持させるようにした伸縮柱による床およ
び天井に関する。

（従来の技術） 大空間ドーム内の使用目的によっては床あるいは天井を
必要とするときがあり、その時に従来はグランド上に仮
設柱を組み、これで天井材を支持させ、あるいはグラン
ド上に設置したペデスタル等によって床材を支持させて
いた。

（発明が解決しようとする課題） 従来のようにグランド上に仮設柱やペデスタルを設置し
、これに天井材や床を組付け、あるいは取外しを行うこ
とは柱材の運搬および設置に多大な労力を要し、催しも
のに応じて天井材や床材を構成設置することが簡易に出
来なかった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その
目的は大空間ドーム内の促しに応じて簡易に床や天井を
設置できるようにした伸縮柱による床および天井を提供
することにある。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明の伸縮柱による床およ
び天井は大空間ドーム内のグランドに収納入を設け、伸
縮柱は軸材を縦長なパンタグラフに構成し、これを前記
収納穴に収めて最低部の開放端の一端を該収納穴の内底
面に軸支させ、他端はシリンダロッドを具えるシリンダ
ーのシリンダロッド先端またはシリンダー端部に固定し
、該シリンダーまたはシリンダロッドの自由端部は該収
納穴の内底面に枢着し、かつ該伸縮柱の最頂部は支持台
裏面にピン連結に閉じ、該支持台上□に屋根材または床
材を着脱自在に挿着してなるものである。

（作　用） パンタグラフのベース部分に位置するシリンダーを伸縮
駆動したときに、その伸縮量に応じてパンタグラフが垂
直方向へ伸縮移動する。従って、必要な高さにパンタグ
ラフを調整駆動してシリンダーを止めるように操作する
。

また、天井材やあるいは床材を設置するためには取り敢
えずシリンダーを駆動してパンタグラフを伸ばし、その
最頂部にある支持台に床あるいは天井を固定し、そのま
ま必要な高さまでシリンダーを駆動してパンタグラフの
高さを決定すればよい。伸縮柱の数は予め縦横に一定の
領域に広がりを持つように整列配置し、使用に際しては
必要とする床面の広さ、あるいは天井の広さに応じる分
だけ使用する。

（実　施　例） 以下、本発明の好適な実施例について図面を参照にして
詳細に説明する。

第１図に伸縮柱１の様子を示し、この伸縮柱１は軸材を
パンタグラフに構成し、このパンタグラフが縦方向に直
列に縦長に組まれている。すなわち、軸材２で縦長なパ
ンタグラフを構成し、これを大空間ドーム内のグランド
３に予め設けておいた伸縮柱１を収納するための収納穴
４に収め、その最低部をベースとし、一端は収納穴４の
内底部に軸着し、かつ他端部は収納穴４の内底部にシリ
ンダーの端部を軸で固定したシリンダロッドの先端部に
軸で連結している。このシリンダー５がシリンダロッド
を伸縮駆動するとき伸縮柱１は垂直方向へ伸び縮みする
。

反対に伸縮柱１の頂部の方は断面“Ｔ′字状の支持台６
の垂直片にピン７でピン連結に閉塞している。そして、
支持台６の水平部分でラチスに組んだ梁材８を支持して
いる。

またこの伸縮柱１を伸縮駆動するときには危険なので収
納穴４の外周囲には手摺り９を設置している。この梁材
８を取外し、伸縮柱１を収納穴４に収めるときにはシリ
ンダー５を縮めるように駆動すれば第２図に示す如く収
納穴４の中に伸縮柱１が縮んで収まる。図から明らかな
ように、収納穴４の内底部には水抜き孔１０が構成して
あり、この水抜き孔１０に向けて収納穴４の内底面に傾
斜が付してあり、グランド３に散水した時などの水は収
納穴４の内底面が傾斜になっているためにこの傾斜に沿
って収納穴４内に侵入した水が水抜き孔１０の方へ流れ
出る。

更にまた、シリンダロッド１１の伸縮方向に沿った下側
には滑動レール１２が敷設しである。シリンダロッド１
１の先端部はこの滑動レール１２によって案内支持され
ている。すなわち、伸縮柱１のベース端部を操作したと
きの鉛直荷重をこの滑動レール１２で負担している。

収納穴４の上端部には段部が形成してあって、この段部
に蓋１３が載せてあり、この蓋１３の一端には蝶番１４
を付し、この蝶番１４を軸にして蓋１３が開閉できるよ
うになっている。またグランド３の表面には下地１５を
形成して、その上に人工芝１６を張っている。このよう
にして収納穴４に通常は縮めて収納しである伸縮柱１が
平面的に示す大空間ドーム１７のグランド面３に第３図
で示すように縦横方向へ整列させて多数が設置しである
。その使用に際しては第４図に示す如く、片方を高い天
井とし、もう一方を低い天井とするようにほぼ中心から
左側方向に位置する伸縮柱１の高さを高く、また反対に
その右側の伸縮柱１を低くセットしてもよい。そうして
、梁材８の表面に天井材１８を張ればよい。このように
構成した天井材１８を取り外すときには梁材８を止めて
いる支持台６の箇所から梁材８ごと取り外せばよい。

その際には作業がしやすいように伸縮柱１を低い位置に
縮めることは言うまでもない。なお、図示してはいない
が床を設けるときには伸縮柱１の高さが収納穴４から少
し出た位置で止まるようにシリンダー５を操作し、その
まま梁材８を支持台６に止着し、この梁材８の表面に床
材を張ればよいのである。

（効　果〉 以上詳細に説明したように本発明の伸縮柱による床およ
び天井天井によれば、大空間ドーム内のグランドに予め
収納穴を設け、この収納穴に伸縮柱を収めており、この
伸縮柱はパンタグラフに構成した縦長な軸材のベース部
分に伸縮操作を可能に構成したシリンダーを具え、伸縮
運動可能に構成しているので、シリンダーを空圧あるい
は油圧等で操作することにより伸縮柱の高さを任意の高
さに設定できる。またこの伸縮柱の頂部には支持台がビ
ン連結しであるので、この支持台に天井材や床材を固定
すれば高さを自由に選べる天井や床を得ることができる
。従って、大空間ドーム内の様々な催しに応じて部分的
に床を構成し、あるいは部分的な天井を構成するなど自
由に、かつ簡易に任意の高さに選ぶことのできる天井や
床をセットすることが可能になる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は伸縮柱の概要を示した側面図、第２図は伸縮柱
をグランド中に収めた様子を示す断面図、第３図は伸縮
柱１の配置状態を説明するための説明図、第４図は伸縮
柱による天井を構成した場合を示す大空間ドーム内の側
面図である。 １・・・・・・伸縮柱 ３・・・・・・グランド ５・・・・・・シリンダー ７・・・・・・ビ　ン ９・・・・・・手摺り １１・・・シリンダロッド １３・・・蓋 １５・・・下　地 １７・・・大空間ドーム ２・・・・・・軸　材 ４・・・・・・収納穴 ６・・・・・・支持台 ８・・・・・・梁　材 １０・・・水抜き孔 １２・・・滑動レール １４・・・蝶　番 １６・・・人工芝 １８・・・天井材 第１図 第２ 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 大空間ドーム内のグランドに収納穴を設け、伸縮柱は軸
   材を縦長なパンタグラフに構成し、これを前記収納穴に
   収めて最低部の開放端の一端を該収納穴の内底面に軸支
   させ、他端はシリンダロッドを具えるシリンダーのシリ
   ンダロッド先端またはシリンダー端部に固定し、該シリ
   ンダーまたはシリンダロッドの自由端部は該収納穴の内
   底面に枢着し、かつ該伸縮柱の最頂部は支持台裏面にピ
   ン連結に閉じ、該支持台上に屋根材または床材を着脱自
   在に挿着してなることを特徴とする伸縮柱による床およ
   び天井。