JPH038307Y2 - - Google Patents

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JPH038307Y2
JPH038307Y2 JP1983069843U JP6984383U JPH038307Y2 JP H038307 Y2 JPH038307 Y2 JP H038307Y2 JP 1983069843 U JP1983069843 U JP 1983069843U JP 6984383 U JP6984383 U JP 6984383U JP H038307 Y2 JPH038307 Y2 JP H038307Y2
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JP
Japan
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mound
plate
storage recess
frame
mound plate
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JP1983069843U
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JPS59174868U (ja
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  • Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、競技場における野球用ピツチヤー
ズ・マウンド装置に関する。
例えば、グランド全面に人工芝を敷設した野球
場等においては、ピツチヤーズ・マウンドが野球
試合ごとに土盛り施工され、フツトボール等の試
合に際しては、通常、ピツチヤーズ・マウンドが
野球試合ごとに土盛り施工され、フツトボール等
の試合に際しては、ピツチヤーズ・マウンドを取
壊したりして、その跡に周囲のグランド面と同様
な人工芝板を剥取り自在に敷設している。
このような面倒な施工や作業をしなくてもよい
ようにするためには、グランドに凹所を設け、こ
の凹所内に昇降自在にマウンドを設け、野球試合
時にはマウンドをグランド面にせり上らせ、フツ
トボール等の試合時にはマウンドを凹所内に沈下
させた後、凹所の開口を蓋で覆うようにしたもの
がある。
ところで、多目的競技場は、シヨービジネスの
大型化の中で、展示会、音楽会、シヨー会場等に
も用いられるようになつてきており、このような
目的のために競技場を用いる場合にはステージが
必要となる。
このような必要がある場合には、従来は、ピツ
チヤーズ・マウンドを凹所内へ降下させて格納し
た後、競技場外よりスタンド等の重量器材を大量
に搬入して仮設していた。これでは、運搬費、作
業費等がかかり、しかも周辺の人工芝の損傷も発
生し好ましくない。
本考案は、このような問題点を解消するために
なされたもので、その目的は、ステージ等の設置
を周囲の人工芝やグランドの損傷なしに、迅速か
つ容易に行なうことのできる野球用ピツチヤー
ズ・マウンド装置を得ることにある。本考案によ
れば、マウンド板下方に設けられた上下駆動機構
によりマウンド板を格納凹所内に降下できると共
に、このマウンドを覆うカバーをグランド面より
高くせり上げて、長いアウトリーガで支持させて
即座にステージを設置することができる。また、
このカバーは着脱自在な複数の支柱と受け枠とで
支持されているので、組立解体が容易で、堅固な
構造とすることができる。
次に、図面について本考案の実施例を説明す
る。
第1図および第2図に本考案のピツチヤーズ・
マウンド装置の平面図および縦断面を示す。ピツ
チヤーズ・マウンド装置は地面に形成した格納凹
所1とこの格納凹所1の地表面開口部を覆うマウ
ンド板2とを有している。マウンド板2は金属基
板2aを備え、その上にケイ石層2b設けられ、
さらにその上に覆土部2cが形成されている。基
板2aの周縁には縁枠3が連結部材4によつて連
結されている。縁枠3は例えば図示のように16角
形をなしているが、マウンド板2の形状はこれに
限定されない。
格納凹所1の底部には基底板5が固設され、こ
れに上下駆動機構7が支持されている。上下駆動
機構7は交差する腕8,9を有し、それらは途中
部分でピン10により枢着され、それらの下端は
ピン11,12により基底板5に支持されてい
る。ピン11は案内長孔14に沿つて摺動自在と
なつている。また、腕8,9の上端はピン15,
16によつて基板2aに取付けられている。ピン
16は案内長孔17に沿つて摺動自在になつてい
る。
基底板5にはピン19によつて駆動油圧シリン
ダ20が支持され、そのピストンロツドの先端は
腕9にピン21によつて枢着されている。したが
つて、シリンダ20の伸縮動によつてマウンド板
2は、格納凹所1内へ沈下した格納位置と、地表
面から上方へ突出する上昇位置との間で上下に変
位自在となる。
格納凹所1は、第3図にも示すように周囲寄り
に一段高い段部1aを有しており、その一側に
は、凹所1の半径方向外方へ向かう横穴1bが形
成されている。この横穴1bの上部にはマンホー
ル25が設けられ、それに蓋26が被せられてい
る。蓋26を開くことによつて、梯子27を使つ
て作業員がマンホール25から横穴1b、凹所1
内へはいることができる。横穴1b内には、シリ
ンダ20の作動のためのパワーユニットおよび操
作盤を含む制御装置30が設置されている。蓋2
6の上面およびマウンド板2のまわりの地表面に
は人工芝等が敷設されている。
第4図に示すように、マウンド板2の外周部に
連結部材4を介して連結される縁枠3は、下側の
溝形材3aと、その上に着脱自在に装着される蓋
3bとよりなつており、蓋3bの着脱の案内およ
び位置決めのために添材32が溝形材3aに固着
されている。蓋3bは、第1図に示すように縁枠
3の所々に設けられる。蓋3bの表面には人工芝
33が張りつけられている。溝形材3aの内部に
は、中央部で間隔をおいて十字状配置をもつて支
柱受け板35が溶接等により固着され、受け板3
5の対向端には上方へ向かつて後退するテーパ面
35aが形成されており、テーパ面35aによつ
て囲まれる支柱受け部が設けられている。縁枠3
と連結部材4には水抜き孔37が穿設される。支
柱受け部内には後述の支柱40が、蓋3bを取外
した後上方から挿入されて据付けられる。
第5図は、上下駆動機構7によつてマウンド板
2を地表面より上方へ上昇させた状態を示し、第
6図はマウンド板2を格納凹所1内へマウンド板
2を最も下降させた状態を示す。これらの図に示
すように、マウンド板の基板2aの下面には縦方
向の枢軸41が支持され、この枢軸41まわりで
回動自在のブラケツト42の先端にアウトリーガ
43が取付けられている。アウトリーガ43は脚
片であつて、縦枢軸41まわりでの回動によつ
て、第1図およびその拡大部分図である第7図に
示すように、格納凹所の高い段部1a上の位置と
格納凹所1の深い部分の範囲内の位置との間の回
動変位自在である。アウトリーガ43およびその
枢軸41からなるユニットはマウンド板の下側に
適当な分布をもつて配置されており、それらユニ
ットは適当な連動機構45によつて連動しつつ回
動するようになつている。
第2図に示す状態は、上下駆動機構7によつて
マウンド板2を地表面にまでせり上げてピツチヤ
ーズ・マウンドを構成した状態で、この状態で野
球が行なわれる。この場合、アウトリーガ43は
高い段部1aの範囲に回動させられてその下端が
段部1a上に支持される。アウトリーガ43の長
さははマウンド板2を第2図の高さに支持するよ
うに定められる。
ピツチヤーズマウンド装置を他の状態にして用
いうるようにするために、第8図に示すような支
柱40と受け枠47が設けられる。支柱40はそ
の下端にテーパ部40aを有しており、その上端
が受け枠47に固定されている。図示の支柱40
と受け枠47からなるユニットは、マウンド板の
周囲用のものであり、これ以外に、ユニットは他
の受け枠形状のものが用意される。
野球シーズン終了後は、ピツチヤーズ・マウン
ド外周の縁枠3の蓋3bを外し、露出した支柱受
け部35aに第4図に示すように支柱40の下端
テーパ部40aを挿入し、支柱40の取付ラグ4
0bによつて支柱を縁枠3に固定する。
ところで、マウンド板2の基板2a上には第2
図、第5図および第6図に示すように支柱受け部
48が設けられており、これら受け部48が例え
ば第1図に示すように4個所配置されている。受
け部48は滴当な受け筒からなつており、通常は
覆土部2cにより覆われている。
よつて、受け部48の部分の覆土を除去して該
受受け部を露出させ、それに第8図に示すと同様
な支柱40の下端を挿入して取付ラグにより適当
に固定する。そして、この支柱40の上端に取付
けてある受け枠を、縁枠3に樹立した支柱40の
受け枠47と適当な連結材を介してボルト等で連
結し、マウンド板2の全面の上方にわたつて受け
枠構造体を構成する。この受け枠構造体は、第1
図の下半部に符号50により示されている。
このように受け枠構造体50が形成された後、
それにカバー51を載置して固定する。カバー5
1は人工芝を貼付けて構成した板体で、受け枠構
造体50の形状に合せて幾つかに分割されてい
る。カバー50の分割状態は第1図の下半部に示
す通りである。
マウンド板2を第5図に示すように地表より上
昇させてある場合には、カバー50はシヨーのた
めのステージを構成する。この場合には、格納凹
所1への落下等の危険を防止するため落下防止柵
や装飾幕53を設ける。なお、格納凹所1内より
給電給水可能としておけば、多様なシヨーに対応
可能となる。なお、マウンド板2が高い位置を保
持できるように、アウトリーガ43を高い段部1
a上に回動させて重量を支持する。この場合に用
いるアウトリーガ43は第2図の場合のアウトリ
ーガ43より長くなければならない。
フイールドゲーム等、平担なグランドが要求さ
れる場合には、棚や装飾幕を除去し、アウトリー
ガ43を段部1aの位置からはずし、マウンド板
2を第6図に示すように段部1aに接するまで降
下させる。これによつて、カバー51はグランド
面と同一平面をなすようになり、平但なグランド
面が形成される。
以上に述べたように、本考案によれば、野球シ
ーズン終了後はマウンド板を沈めて蓋をしておく
のみであつた従来の場合と異なり、ステージの構
成と平但なフイールドの構成が可能となり、しか
もそれらの切替を速刻行なうことができ、ステー
ジ器材搬入、据付に伴う予備日を設けたり、多額
の費用を要したりすることがなくなり、また、芝
生面の損傷を生ずる危険性もなくなり、多目的競
技場の効率的運用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のピツチヤーズ・マウンド装置
の上下異なる状態を示す平面図、第2図は第1図
の−線断面図、第3図は格納凹所の平面図、
第4図はマウンド板の縁枠部分の拡大縦断面図、
第5図は本考案装置のステージ構成時の状態を示
す第2図に直交する方向の縦断面図、第6図は同
じく平但フイールド構成時の状態を示す第5図と
同様な図、第7図は第1図の一部の拡大図、第8
図は支柱と受け枠のユニットの斜視図である。 1……格納凹所、1a……高い段部、2……マ
ウンド板、3……縁枠、3b……蓋、7……上下
駆動機、25……マンホール、30……制御装
置、35……支柱受け板、40……支柱、41…
…縦枢軸、42……ブラケツト、43……アウト
リーガ、47……受け部、35a,48……支柱
受け部、50……受け枠構造体、51……カバ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地面に格納凹所を設け、この格納凹所の開口部
    をほぼ同形同大のマウンド板で閉塞し、このマウ
    ンド板を上下駆動機構を使つて上下に変位させ、
    マウンド板をアウトリーガで支持するようにした
    競技場における野球用ピツチヤーズ・マウンド装
    置において、上記マウンド板の周縁を形成する縁
    枠と、この縁枠の上面に着脱自在に形成された蓋
    と、上記縁枠に沿う幾つかの位置において縁枠内
    に形成した支柱受け部と、マウンド板の中央寄り
    の幾つかの位置において隠蔽自在に設けた支柱受
    け部と、上記両支柱受け部にテーパ状に形成され
    た下端を着脱自在に嵌合させて樹立される支柱
    と、この支柱と一体的に形成されて支柱の上端部
    を平面状に連結する複数の分割されたユニットを
    構成する受け枠と、この受け枠の上面を覆うカバ
    ーと、上記マウンド板を格納凹所開口部の高さに
    保つ短いアウトリーガと、格納凹所開口部より高
    い位置に保つ長いアウトリーガと、この長短のア
    ウトリーガをマウンド板支持位置の段部と内方の
    非支持位置との間で回動変位自在に支持する縦枢
    軸とから構成されていることを特徴とする競技場
    における野球用ピツチヤーズ・マウンド装置。
JP6984383U 1983-05-12 1983-05-12 競技場における野球用ピツチヤ−ズ・マウンド装置 Granted JPS59174868U (ja)

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JP6984383U JPS59174868U (ja) 1983-05-12 1983-05-12 競技場における野球用ピツチヤ−ズ・マウンド装置

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JPS59174868U JPS59174868U (ja) 1984-11-22
JPH038307Y2 true JPH038307Y2 (ja) 1991-02-28

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JP6984383U Granted JPS59174868U (ja) 1983-05-12 1983-05-12 競技場における野球用ピツチヤ−ズ・マウンド装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5713105U (ja) * 1980-06-26 1982-01-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5713105U (ja) * 1980-06-26 1982-01-23

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JPS59174868U (ja) 1984-11-22

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