JPH0366071A - 回転ヘッド式データ記録／再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ＤＡＴ　（デジタルオーディオテープレコー
ダ）として知られる回転ヘッド式データ記録／再生装置
に関する。

従来の技術 デジタルデータを磁気テープに記録または再生するに当
たって、従来からＤＡＴ装置が広く用いられている。こ
のＤＡＴ装置は、たとえば２つの磁気ヘッド素子（以下
、ヘッドと略す）が回転ドラムにその直径線上に配置さ
れた回転ヘッドを有し、磁気テープに回転ヘッドにてヘ
リカル方式でデータを記録／再生する。

第７図はこのような回転ヘッド１の平面図であり、第８
図は磁気テープ３のデータの記録状態を説明する図であ
る。これらの図面を併せて９照して、従来例について説
明する０回転へ・）ド１は回転ドラム２にその一直径線
上にヘッドＡ、Ｂがそれぞれ配置されて構成され、磁気
テープ３にヘリカル方式にてデータを記録しまたは再生
する。磁気テープ３は第８図矢符Ｃ１方向に走行し、ヘ
ッドＡ、Ｂは磁気チー１３に対して矢符ｃ２方向に走査
する。磁気テープ３上の各トランク４には予め定められ
る容量のデータブロンクＤ１〜Ｄ６０が、たとえば１０
ブロツクずつ配列される。各トランク４はへノドＡ、Ｂ
のいずれか一方で記録され、したがって隣接するトラッ
クは異なるヘッドＡ、Ｂによってそれぞれ記録される。

また記録されるデータの信頼性を向上するために、記録
時には第８図に示されるように同一のデータをたとえば
２回記録する技術が採用されている。このときたとえば
１回目にヘッドＡで記録されるデータブロソクＤ１〜Ｄ
１０は、２回目も同一のヘッドＡにて同一配列で記録さ
れる。再生時にはたとえばデータブロックＤｌ−ＤＩＯ
は、１回目読出時と同一のヘッドＡにて２回目も読出さ
れ、２回に亘るデータが相互に対比されていずれか正し
い方のデータが選ばれる。

発明が解決しようとする課題 上述したような従来技術では、データブロックＤ１〜Ｄ
　６０が２垂記録された磁気テープ３上に第９図（１）
に示されるような１回目記録部Ｒ１むよび２回目記録部
Ｒ２の両方にまたがる傷５が発生した場合、当該傷に対
応するデータ部分が読取り不能となってしまう。また第
９図〈２〉に示されるように、一対のヘッドＡ、Ｂのう
ちの一方たとえばヘッドＡのギャップがたとえば埃や磁
性体粉で目詰りなどを生じた場合、対応するトラックが
読取り不能となる問題点が生じる。

本発明の目的は上述の技術的課題を解消し、データの記
録および再生動作の信頼性を向上することができる回転
ヘッド式データ記録／再生装置を提供することである。

課題を解決するための手段 本発明は、複数の回転ヘッド素子を順次的に用いて、予
め定める単位データ量であって識別データをそれぞれ有
する区分データからなる区分データ列を磁気テープに複
数回繰返し記録し、前記区分データ毎に記録時に用いら
れた回転ヘッドにて記録データを再生する回転ヘッド式
データ記録、・′再生装置において、 前記区分データ列における区分データの配列順を、複数
回に亘る記録を行う毎に異なる順序に変換して記録を行
わせる記録制御手段と、再生された複数の区分データ列
毎の対応する。各区分データから、予め定める適正な種
類の区分データを選択する再生データ選択手段とを含む
ことを特徴とする回転ヘッド式データ記録、／再生装置
である。

ｆ１用 本発明においてデータの記録時には、複数の回転へンド
素子を順次的に用いて、予め定める単位データ量であっ
てかつ識別データをそれぞれ有する区分データからなる
区分データ列を、磁気テープに複数回繰返し記録する。

このとき各区分データ列における区分データの配列順は
、記録制御手段によって複数回に亘る記録を行う毎に異
なる順序に変換されて記録が行われる。再生時には再生
データ選択手段により、再生された複数の区分データ列
毎の対応する各区分データがら予め定める適正な種類の
区分データが選択される。

これにより前記複数回に記録される同一データで各回毎
の磁気テープの記録領域の複数に亘る傷が発生した４今
や、いずれか一つのヘッド素子が動作不能となった場き
であっても、対応するデータが完全に失われる事態が防
がれ、データの記録および再生動作の信頼性が格段に向
上される。

実施例 第１［］は本発明の一実施例の回転ヘッド式データ記録
、／再生装置く以下、ＤＡＴ装置と略す〉１１の構成を
示すブロック図である。第１１１１を参照して、本実施
例のＤＡＴ装置１１は、たとえばパーソナルコンピュー
タ１２のデータ記録装置として用いられ、パーソナルコ
ンピュータ１２との間のデータの相互伝送にかかわるイ
ンタフェース回路１３と、インタフェース回路１３から
のデータが入力される後述するような動ｆｒを行う信号
処理回路１４と、インタフェース回路１３からのデータ
を記憶するたとえばランダムアクセスメモリ（ＲＡ　Ｍ
　）などによって実現されるメモリ１５とを備える。

前記信号処理回路１４にはエラー検出回路１６が接続さ
れ、磁気テープ１７から読出されたデータに訂正不能な
エラーが含まれていることを検出したとき、前記メモリ
１５の書込制御信号ＷＥをローレベルとしてメモリ１５
に信号処理回路１４から読出されたデータの書込みを禁
止する。また他の場合には書込制御信号ＷＥをハイレベ
ルとし、メモリ１５へのデータの書込み動作を許可する
。

信号処理回路１４は磁気テープなどへの記録時には、パ
ーソナルコンピュータ１２からのデータに同期信号を付
加する処理を行い、出力される信号は増幅器１８で増幅
された後、回転ヘッド１９を介して磁気テープ１７に記
録される。前記回転ヘッド１９は、回転ドラム２０と、
その−直径線上に配置されたヘッド素子Ａ、Ｂとを備え
、その回転状態はサーボ回路２７によって適正な回転状
態に保持される。またこれらの動作の全体を制御するた
めにマイクロコンピュータなどで実現される制御回路２
１が配置される。エラー検出回路１６と制御回路２１と
が記録制御手段を構成し、制御回路２１が再生データ制
御手段を構成する。

本実施例のＤＡＴ装置１１は、前述した構成により磁気
テープ１７にたとえばパーソナルコンピュータ１２など
から供給される各種データを記録し、また記録されたデ
ータを読取ろうとするものである。また本実施例のＤＡ
Ｔ装置１１は従来例で述べたように、同一のデータを磁
気テープ１７上に連続してＮ回（本実施例ではＮ＝２）
回ｌ！返して記録する記録方式を採用する。また再生時
にはこれらＮ回繰返される同一再生データを相互に比較
し、エラーを含まない適正なデータを得ようとするもの
である。

本実施例のＤＡＴ装［１１では第２図に示されるように
、磁気テープ１７の各トラック２２にはたとえば１０ブ
ロツクずつのデータが記録される形式を想定する。ここ
にデータブロックとは予め定められるビット数のデータ
であり、記録されるべきデータ本体と同期信号およびエ
ラーチエツク信号などをそれぞれ含む周知のデータ型式
である。

本実施例では各トラック２２毎に１０ブロツクずつのデ
ータが前記ヘッド素子Ａ、Ｂにて交互に記録され、たと
えば６０ブロツクを１回の記録の単位とし、磁気チー１
１７上で６０ブロツクからなる同一データを２回繰返し
連続して記録する。

第３図はデータ記録時の動作を説明するフローチャート
であり、第４図はその動作を説明するタイムチャートで
あり、第５１２１はメモリ１５の内容を説明する図であ
る。これらの図面を併せて参照して、データの記録時の
動作について説明する。

第３ｃａステツプａ１では、パーソナルコンピュータ１
２からＤＡＴ装置ｆｌｌに入力されたデータは、インタ
フェース回路１３にてたとえばパリティチエツクを行う
ためのチエツクデータが付加される。

ステップａ２では、このデータをメモリ１５に転送する
とともに、信号処理回路１４へ転送する。

ステップａ３では、信号処理回路１４にてたとえば同期
信号°などが付加された後、回転ヘッド１９の各ヘッド
素子Ａ、Ｂへ交互に出力され、第４図（１）〜同図（２
）で示されるようにヘッド素子Ａ、Ｂにて、第２図に示
されるように各トラック２２毎にデータが交互に１０ブ
ロツクずつ記録される。

ここでこの１回目の記録時のデータは、前記メモリ１５
内において第５図（１）のように記録される。すなわち
メモリ１５にはヘッド素子Ａ、Ｂにてそれぞれ磁気テー
プ１７に記録されるデータを記憶する記憶領域２３Ａ、
２３Ｂが設定され、これらはそれぞれ１０データブロツ
クずつのデータ容量を有するトラックデータ領域２４ａ
〜２４ｆに区分される。ここで各トラック２２毎のデー
タを１／２トラツクに相当するデータ量のデータ、すな
わち５データブロツクずつのデータに区分し、これらに
参照符ｄ１１〜ｄ１４；ｄ２１〜ｄ２４；ｄ３１〜ｄ３
４を付す。

したがって第２図の１回目の記録時で第１データブロツ
ク〜第１０データブロツクについては、メモリ１５の最
初のトラックデータ領域２４ａに半ブロックデータｄ１
１．ｄ１２がこの順に連続する状態で記憶される。以下
同様にして、たとえば１回目記録時の最後のトラック２
２に記録される第５１データブロック〜第６０データブ
ロックは、メモリ１５の記憶領域２３Ｂにむけるトラッ
クデータｉｉＩ域２４ｆに半ブロツクデータｄ３３゜ｄ
３４がこの順に連続する状態で記録される。

第３図ステソプａ４では、メモリ１５内で６トラツク分
のデータが記憶されたか否かが判断され、否定ならば処
理はステップａ２に戻り、前述の処理を繰返す。ステッ
プａ４の判断が肯定であるとメモリ１５内でデータの並
び替えが行われる。これは第５［２Ｉ＜１）に示される
記憶状態から同図（２）に示される記憶状態へ並び替え
が行われる。

すなわち半ブロックデータｄｌｌ〜ｄ１４；ｄ２１〜ｃ
ｌ　２４　；　ｄ　３１＼ｄ３４毎に記憶領域２３Ａ。

２３Ｂの記憶内容を入れ替え、しかも各トラックデータ
領域２４　ａ〜２４ｆ内のデータを半ブロツクデータ毎
に入れ替えるようにしている。

すなわち記憶領域２３Ａの半ブロツクデータｄ１１、ｄ
１２はデータ並び替え後、記憶領域２３Ｂに記憶され、
しかも半ブロツクデータｄ１２゜ｄｌｌの順に記憶され
る。残余のトラックデータ１ｉＩＬ４２４ｂ〜２４ｆに
ついても同様である。このようなデータの並び替えは第
５図（１〉のメモリ１５において、ト・ラックデータ領
域２４＝ｔ、２４ｂ；２４ｃ、２４ｄ；２４ｅ、２４ｆ
毎に矢符Ｘで示ずアドレス位置を基準に、各半ブロック
データｄｌｌ〜ｄ３４を単位として線対称に折り返すよ
うなアドレス演算を行うことにより実現される。

このようなステップａ５におけるデータの並び替え後の
メモリ１５内のデータは、ステップａ６で信号処理回路
１４に転送され、ステップミツで同期信号の付加などの
処理が行われ、回転ｔ＼ラッド９のヘッド素子Ａ、Ｂに
第４図（３〉および同図（４）に示されるように゛出力
され、第２図に示されるような記録が行われる。すなわ
ち２回目記録時の最初のトラック２２には、ヘッド素子
Ａにて半ブロックデータｄ１４．ｄ１３の順に記録が行
われる。すなわち第１６データブロツク〜第２０データ
ブロツクおよび第１１データブロツク〜第１５データブ
ロツクがこの順に記録が行われる。

残余のトラック２２についても第５図（２）に示される
メモリ１５の記憶内容に対応して記録が行われる。

第６図はＤＡＴ装置１１のデータ再生時の動ｆｔＥを説
明するフローチャーｔ・である、第６図を併せて参照し
て、データ再生時の動作について説明する。第６図ステ
ップｂ１では磁気テープ１７からデータを読出し、ステ
ップｂ２では信号処理回路１４が、読出されたデータに
１１加されているパリティチエツクデータなどにより誤
り訂正を行う。

ステン７ｂ３ではこのようなパリティチエツクデータな
どによる誤り訂正が可能であるか否かが判断され、可能
であればステップｂ４でエラー検出回路１６がメモリ１
５への書込制御信号Ｗ　Ｅをハイレベルとし、対応する
データをメモリ１５へ書込む。

以下、ステップｂ３の訂正が可能である限り、読出され
たデータはメモリ１５に書込まれ、第２図の１回目記録
時のトラックから読出されたデータがメモリ１５に書込
まれ終わると、メモリ１５には第５１１１（１）に示さ
れるような状態にデータが記憶されることになる。

次に第２回目記録時のトラック２２からデータを読出す
とき、信号制御回路１４は、前記記録時におけるデータ
並び替えと逆操作にて続出されたデータを第５図（１）
に記憶されているデータ中の対応するデータと照なし、
エラーがなければ前回記録時のデータを保存するかまた
は新しく読出されたデータを、対応するメモリ１５上の
領域へ書込むことになる。

前記ステップｂ３で判断が否定であれば、ステツクｂ５
でエラー検出回路１６はエラー状態を検知し、ステップ
ｂ６にて前記書込制御信号Ｗ　Ｅをローレベルとし、メ
モリ１５を書込禁止状態とする。この後処理はステップ
ｂｌへ戻る。

ここで第２図の磁気テープ１７において、第９図をり照
して説明したような１回目および２回目記録領域Ｒ１，
Ｒ２の双方に亘る傷２５が発生している場き、１回目記
録データの再生時における半ブロックデータｄ　２１　
、　ｄ　２３　、　ｄ　３１　、　ｄ　３３は訂正不能
であるが、２回目記録時データの再生時における対応す
る半ブロツクデータは含まれてむらず、エラーを含まな
い適正なデータがメモリ１５の対応するトラックデータ
領域２４に書込れる。

また２回目記録時データの再生時にわける半ブロツクデ
ータ（１１４、ｄ　１２　、　（１２４、ｄ　２２は訂
正不能であるが、１回目記録時データの再生時の対応す
る半ブロツクデータは訂正可能であり、したがってメモ
リ１５内ではこの半ブロツクデータが保持される１以上
のように前記傷２５が存在する場きでも、メモリ１５内
で適正なデータを構成することができる。

また回転へラド１９のたとえばヘッド素子Ａが目詰りを
生じた場きであっても、第２０から客易に把握されるよ
うにヘッド素子Ｂから再生されるデータのみで適正な全
体のデータの再生が可能である。

以上のようにして本実施例では、磁気テープ１７にＮ重
記録を行うｊ％合に、磁気テープ１７に再生されるデー
タに訂正不能なエラーを発生させる傷が存在し、複数回
の記録領域に亘る場合であっても、記録されたデータを
再生するに当たって記録時のデータと比較し、適正な再
生データを得ることができる。これによりＤＡＴ装置１
１のデータ記録装置としての信頼性が格段に向上される
。

発明の効果 以上のように本発明に従えば、区分データ列にわける区
分データの配列順は、記録ＯＩ御手段によって複数回に
亘る記録を行う毎に異なる順序に変換されて記録が行わ
れる。再生時には再生データ選択手段により再生された
複数の区分データ列毎の対応する各区分データから予め
定める適正な種類の区分データが選択される。

これにより前記複数回に記録される同一データで各回海
の記録部の複数に亘る傷が発生したＡ　、、＞や、いわ
ゆる１つのヘッドが動作不能となった場きであっても対
応するデータが完全に失われる事態が防がれ、データの
記録および再生時における信頼性が格段に向上される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のＤＡＴ装置１１の構成を示
すブロック図、第２図は磁気テープ１７の記録型式を示
す図、第３図はＤＡＴ装置１１のデータ記録動作を説明
するフローチャート、第４図は記録動作を説明するタイ
ムチャート、第５図はメモリ１５の記憶内容を示す図、
第６図はデータ再生動ｆ１を説明するフローチャート、
第７図は典型的な従来例の回転ヘッドｌを示す図、第８
［２１は従来例における磁気テープ３の記録型式を示す
図、第９［Ｊは従来例の問題点を説明する図である。 １１・・・ＤＡＴ装置、１２・・・バーンナルコンピュ
ータ、１４・・・信号処理回路、１５・・・メモリ、１
６・・・エラー検出回路、１７・・・磁気テープ、１９
・・・回転ヘッド、２２・・・トラック、２３Ａ、　２
３Ｂ・・・記憶鎖酸、２４ａ〜２４ｆ・・・トラックデ
ータ頭載、Ａ、Ｂ・・・ヘッド素子、ｄ　１１−ｄ　３
４・・・半トラツクデータ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数の回転ヘッド素子を順次的に用いて、予め定める単
   位データ量であって識別データをそれぞれ有する区分デ
   ータからなる区分データ列を磁気テープに複数回繰返し
   記録し、前記区分データ毎に記録時に用いられた回転ヘ
   ッドにて記録データを再生する回転ヘッド式データ記録
   ／再生装置において、 前記区分データ列における区分データの配列順を、複数
   回に亘る記録を行う毎に異なる順序に変換して記録を行
   わせる記録制御手段と、 再生された複数の区分データ列毎の対応する各区分デー
   タから、予め定める適正な種類の区分データを選択する
   再生データ選択手段とを含むことを特徴とする回転ヘッ
   ド式データ記録／再生装置。