JPH0366059B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0366059B2
JPH0366059B2 JP10293485A JP10293485A JPH0366059B2 JP H0366059 B2 JPH0366059 B2 JP H0366059B2 JP 10293485 A JP10293485 A JP 10293485A JP 10293485 A JP10293485 A JP 10293485A JP H0366059 B2 JPH0366059 B2 JP H0366059B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
bearing material
bearing box
outer periphery
box
Prior art date
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Expired
Application number
JP10293485A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61262458A (ja
Inventor
Kijuro Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
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Publication date
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Priority to JP10293485A priority Critical patent/JPS61262458A/ja
Publication of JPS61262458A publication Critical patent/JPS61262458A/ja
Publication of JPH0366059B2 publication Critical patent/JPH0366059B2/ja
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は軸受材と軸受箱との異なる2つの材料
からなるジヤーナル軸受を鋳造により完成できる
異材質一体鋳造ジヤーナル軸受における鋳造方法
に関するものである。
「従来の技術」 従来、ジヤーナル軸受は軸受材、例えばホワイ
トメタル製と、鋳鉄製の軸受箱とを別々に鋳造
し、夫々所要の寸法に機械加工を施した後、軸受
箱の穴に円筒状の軸受材を圧入し、しまりばめと
して固定していた。
「発明が解決しようとする問題点」 上述の従来のジヤーナル軸受は、軸受材を軸受
箱に圧入して所要の強さのしまりばめとして固定
するため、軸受箱の穴径及び軸受材の内外径を精
密加工しなければならなかつた。また鋳鉄製の軸
受箱に若干柔らかい軸受材を圧入する場合に、
夫々の中心が一致するよう細心の注意を必要と
し、かつ傷つき易い軸受材が圧入中に傷ついた場
合は所要の強さのしまりばめがえられず、ジヤー
ナル軸受を使用している間に軸受材が軸受箱に対
して回転してしまうなどの欠点があつた。本発明
の目的は軸受材を軸受箱に一体鋳造し、かつ所要
の強さのしまりばめと融着力とをうることがで
き、使用中軸受材が回転する事故を防止できる異
材質一体鋳造ジヤーナル軸受における鋳造方法を
提供することにある。
「問題点を解決するための手段及び作用」 本発明の鋳造方法は、鋳型の中心に軸受材の内
径に対応する外径を有する中子を立て、中子の外
周に別に鋳造し仕上げ加工を施した軸受材をは
め、この軸受材の外周に軸受材と等長で所要の厚
みを有する円筒状の冷し金をはめ、冷し金の外周
部に設けた軸受箱に相当する凹穴に溶湯とした軸
受箱材、例えば鋳鉄を湯口から適切に配置した湯
道を経由して注入し、更に軸受材及び冷し金の上
部を被ひ、冷し金上部の外周部で凹穴と連絡して
いる押し湯口から押湯を注入する。この場合に軸
受材及び冷し金は予熱温度400〜450℃に加熱して
鋳型に組み込み、5分以内に1260〜1320℃に加熱
した軸受箱材の溶湯を20秒以内の短時間に湯口及
び押し湯口から注入を完了させる。このようにす
ることにより軸受材の上端部が若干溶融状態とな
つた後凝固し、軸受材と冷し金とが部分的に融着
し、また軸受箱材は冷し金の冷却効果により冷し
金と接触する部分から先に凝固するので、軸受箱
は冷却後に冷し金及び軸受材を締めつけ、軸受材
の膨張係数が軸受箱材の膨張係数よりも若干大き
いにも拘わらず、しまりばめによる固着力も十分
に発生する。しまりばめによる固定と融着とによ
り軸受材が軸受箱に確実に固定できるところに特
徴がある。
「実施例」 第1図及び第2図において、本発明による鋳造
方法に用いる鋳型の構造を示している。下母型1
には中央部を上下に貫通する中心穴2を設け、こ
の中心穴2に適合する中子3を立設している。中
子3の外周には円筒状の軸受材4と軸受材4の外
周に適合し、軸受材4と等長で所要の厚みを有す
る円筒状の冷し金5とを適合させ、これらの下端
部をはめる穴6を設けている。冷し金5の外周部
には軸受箱7(第3図に示す)の軸方向の半分に
相当する凹穴8を設けた。凹穴8の外周部には第
2図に示すような凹穴8の所要の位置に連絡する
よう分岐した湯道9を設けている。上母型10に
はその中央部に中子3の上部を貫通させる中心穴
2′と、軸受箱7の軸方向の他の半分に相当する
凹穴8′を設けている。また軸受材4と冷し金5
との上端部の外周部に空室11を設け、この空室
11の下部を凹穴8′に連絡させると共に上方に
押し湯口12を設けている。更に下母型1に設け
た湯道9に連絡する湯口13を設けている。
鋳造の手順は、下母型1の中心穴2に中子3を
立て、その外周に別に鋳造し加工した軸受材4
と、冷し金5とを400〜450℃に予熱し、中子3に
嵌合させて穴6に挿入する。上母型10の中心穴
2′を中子3の上端部に嵌合させつつ、上母型1
0を下母型1に重ねる。軸受材4と冷し金5とを
挿入してから5分以内に湯口13から1260〜1320
℃に加熱して溶湯とした軸受箱材を注入し、注入
を終了した直後に押し湯口12から軸受箱材を押
湯として注入する。湯口13から注入を始めてか
ら押し湯口12の注入を終わるまでを20秒以内に
完了させる。この時軸受材の融点は約800℃で軸
受箱材の温度より低いので、軸受材4の上端部は
若干溶解し、冷し金5と融着する。また軸受箱材
は冷し金5の冷却効果により、冷し金5と接触し
ている部分から凝固し冷却するので、軸受材4及
び冷し金5を外周から締めつけしまりばめとして
固定する力も十分発生する。鋳込みが終わり冷却
した後余分の軸受箱材を切削し、軸受材4の内径
を仕上加工すれば、第3図に示すジヤーナル軸受
14が完成する。
「発明の効果」 以上の説明から明らかなように本発明によれ
ば、冷し金を使用し、凹穴の所要の位置に湯道を
連絡し、押湯を軸受材に接触させるようにし、か
つ軸受材及び冷し金を予熱したことにより、軸受
材の一部を溶解して冷し金と融着させ、かつ軸受
箱材の締めつけ力を強く発生させるので、融着と
しまりばめの固定との両方の作用により軸受材を
確実に軸受箱材に固定することができる。従つて
使用中に軸受材が軸受箱に対して回転する事故を
防止できる。など実用上の効果と利点は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の鋳造方法に用いる鋳型の縦断
面図、第2図は湯道の配置を示す第1図の−
断面図、第3図はジヤーナル軸受を示し、a図は
縦断面図、b図側面図である。 1は下母型、2,2′は中心穴、3は中子、4
は軸受材、5は冷し金、6は穴、7は軸受箱、
8,8′は凹穴、9は湯道、10は上母型、11
は空室、12は押し湯口、13は湯口、14はジ
ヤーナル軸受である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ジヤーナル軸受の軸受材と軸受箱とを一体鋳
    造する方法において、鋳型の中心に立設した中子
    に予熱した軸受材と、該軸受材の外周に適合し軸
    受材と等長で所要の厚みを有する予熱した冷し金
    とを嵌合し、前記冷し金の外周部に設けた軸受箱
    に相当する凹穴と、前記軸受材と冷し金との上端
    部の外周部に設けた前記凹穴と連絡する空室と
    に、溶湯とした軸受箱材を短時間で注入すること
    を特徴とする異材質一体鋳造ジヤーナル軸受にお
    ける鋳造方法。
JP10293485A 1985-05-15 1985-05-15 異材質一体鋳造ジャ−ナル軸受における鋳造方法 Granted JPS61262458A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10293485A JPS61262458A (ja) 1985-05-15 1985-05-15 異材質一体鋳造ジャ−ナル軸受における鋳造方法

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JP10293485A JPS61262458A (ja) 1985-05-15 1985-05-15 異材質一体鋳造ジャ−ナル軸受における鋳造方法

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Publication Number Publication Date
JPS61262458A JPS61262458A (ja) 1986-11-20
JPH0366059B2 true JPH0366059B2 (ja) 1991-10-16

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ID=14340668

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JP10293485A Granted JPS61262458A (ja) 1985-05-15 1985-05-15 異材質一体鋳造ジャ−ナル軸受における鋳造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0736947B2 (ja) * 1987-11-06 1995-04-26 ダイキン工業株式会社 鋳物の製造方法

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JPS61262458A (ja) 1986-11-20

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