JPH0365646A - 超音波探触子ホルダー - Google Patents
超音波探触子ホルダーInfo
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- JPH0365646A JPH0365646A JP1200189A JP20018989A JPH0365646A JP H0365646 A JPH0365646 A JP H0365646A JP 1200189 A JP1200189 A JP 1200189A JP 20018989 A JP20018989 A JP 20018989A JP H0365646 A JPH0365646 A JP H0365646A
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は超音波探触子ホルダーに関し、特に例えば鋼
管や丸棒鋼などの超音波斜角探傷法において使用する超
音波探触子ホルダーに関するものである。
管や丸棒鋼などの超音波斜角探傷法において使用する超
音波探触子ホルダーに関するものである。
[従来の技術]
従来例えば鋼管など製品の超音波探傷は非破壊検査の代
表的なものとして古くから採用されているが、被検査体
の探傷目的、寸法、処理量などによって、それぞれに適
した各種の方式のものが実用に供されている。その中で
、被検査体を回転しながら直進させるスパイラル搬送方
式やターニングローラ上で回転させながら全周、全長探
傷する場合の超音波探傷においてはシューコンタクト式
超音波探触子ホルダーが使用されている。このシューコ
ンタクト方式は外径組み替えやその調整が比較的簡便に
でき、被検査体への追従が容易であるなどの理由から広
く適用されている。
表的なものとして古くから採用されているが、被検査体
の探傷目的、寸法、処理量などによって、それぞれに適
した各種の方式のものが実用に供されている。その中で
、被検査体を回転しながら直進させるスパイラル搬送方
式やターニングローラ上で回転させながら全周、全長探
傷する場合の超音波探傷においてはシューコンタクト式
超音波探触子ホルダーが使用されている。このシューコ
ンタクト方式は外径組み替えやその調整が比較的簡便に
でき、被検査体への追従が容易であるなどの理由から広
く適用されている。
第4図は従来のスパイラル搬送方式による被検査体の全
周、全長探傷を例として超音波探傷器を模式的に示す説
明図である。被検査体、例えば鋼管1はスキューローラ
コンベア2の上で回転しながら前進して搬送される。こ
の鋼管1の外面に鋼管1側に取り付けたシュー3aを介
して図示しない超音波探触子が内蔵された超音波探触子
ホルダー3(図では4個の場合を示す)が鋼管1と圧接
して固定位置に設置されている。超音波探触子ホルダー
(以下ホルダーと略称する)3内の探触子は超音波の送
受信を行い鋼管1の管厚内の探傷情報を時々刻々入出力
する。この場合、超音波探触子の送受信信号は4チヤネ
ルユニツトの超音波探傷器4の指令によって入出力され
る。そして、超音波探傷器4の出力は警報装置5を介し
て記録装置6又は自動マーキング部7に送られ、それぞ
れの探傷データを提供する。
周、全長探傷を例として超音波探傷器を模式的に示す説
明図である。被検査体、例えば鋼管1はスキューローラ
コンベア2の上で回転しながら前進して搬送される。こ
の鋼管1の外面に鋼管1側に取り付けたシュー3aを介
して図示しない超音波探触子が内蔵された超音波探触子
ホルダー3(図では4個の場合を示す)が鋼管1と圧接
して固定位置に設置されている。超音波探触子ホルダー
(以下ホルダーと略称する)3内の探触子は超音波の送
受信を行い鋼管1の管厚内の探傷情報を時々刻々入出力
する。この場合、超音波探触子の送受信信号は4チヤネ
ルユニツトの超音波探傷器4の指令によって入出力され
る。そして、超音波探傷器4の出力は警報装置5を介し
て記録装置6又は自動マーキング部7に送られ、それぞ
れの探傷データを提供する。
第5図は従来のシューコンタクト式超音波探触子ホルダ
ーの概要を示す模式要部断面図である。
ーの概要を示す模式要部断面図である。
シュー3aの片側面には被検査体の一例である鋼管1の
外周面に隙間なく接触する円弧面3bが鋼管1の長さ方
向に形成してあり、円弧面3bに対して圧接状態で摺動
されるようになっている。また、シュー3aはホルダー
3の骨組を形成する枠(0の下側に取りはずし可能なよ
うに固着される。このように取りはずし可能な構成とし
であるのは鋼管1の外径に一致する円弧面3bを有する
シュー8aと交換できるようにしたためである。円弧面
3bの頂点に対応するシュー3aの面位置が0点と呼ば
れる偏心量基準点8となっていて超音波探触子(以下探
触子と略称する)9の音束軸の基準中心となるように位
置決めされる。通常は偏心量基準点8に探触子9内の振
動子9aからの音束軸が位置するように配設される。1
1は探触子9の図示しない外枠に刻印された偏心量であ
る。
外周面に隙間なく接触する円弧面3bが鋼管1の長さ方
向に形成してあり、円弧面3bに対して圧接状態で摺動
されるようになっている。また、シュー3aはホルダー
3の骨組を形成する枠(0の下側に取りはずし可能なよ
うに固着される。このように取りはずし可能な構成とし
であるのは鋼管1の外径に一致する円弧面3bを有する
シュー8aと交換できるようにしたためである。円弧面
3bの頂点に対応するシュー3aの面位置が0点と呼ば
れる偏心量基準点8となっていて超音波探触子(以下探
触子と略称する)9の音束軸の基準中心となるように位
置決めされる。通常は偏心量基準点8に探触子9内の振
動子9aからの音束軸が位置するように配設される。1
1は探触子9の図示しない外枠に刻印された偏心量であ
る。
また、探触子9は枠10に取付けた探触手押えネジL2
と探触手押えボルト13によりシュー3aに押圧状態で
セットされる。14は偏心調整用スクリューで、これを
用いて左右に調整することにより探触手押えポル)13
に接続する探触子9がシュー3aとスライドできるよう
になっていて偏心を行っている。なお、15は探触子固
定ボルトである。1Bは局部水浸のために用いる水で、
鋼管1の下側が水浸されるように配置され、鋼管1の回
転にしたがって円弧面3bと鋼管1の間に供給され、い
わゆる接触媒質の役目を果すものである。17は探触手
押えボルトを含むホルダー3を固定する固定ネジで、(
8はホルダ−3全体を鋼管1に円弧面3bで押圧するた
めのスプリングである。
と探触手押えボルト13によりシュー3aに押圧状態で
セットされる。14は偏心調整用スクリューで、これを
用いて左右に調整することにより探触手押えポル)13
に接続する探触子9がシュー3aとスライドできるよう
になっていて偏心を行っている。なお、15は探触子固
定ボルトである。1Bは局部水浸のために用いる水で、
鋼管1の下側が水浸されるように配置され、鋼管1の回
転にしたがって円弧面3bと鋼管1の間に供給され、い
わゆる接触媒質の役目を果すものである。17は探触手
押えボルトを含むホルダー3を固定する固定ネジで、(
8はホルダ−3全体を鋼管1に円弧面3bで押圧するた
めのスプリングである。
[発明が解決しようとする課題]
上記のような従来の超音波探触子ホルダーでは、特にシ
ューコンタクト式の場合探触子がシューの上面でスライ
ドできるようになっており、その管軸中心と探触子の超
音波入射点を可変とすることにより若干の屈折角の変更
調整ができるようになっているが、なお、下記のような
課題がある。
ューコンタクト式の場合探触子がシューの上面でスライ
ドできるようになっており、その管軸中心と探触子の超
音波入射点を可変とすることにより若干の屈折角の変更
調整ができるようになっているが、なお、下記のような
課題がある。
1)屈折角を変えると入射点が変るので、被検査体の寸
法、例えば外径を変えた場合、屈折角(入射角)が直読
できないため探傷の標準化がしにく(なる。
法、例えば外径を変えた場合、屈折角(入射角)が直読
できないため探傷の標準化がしにく(なる。
2〉 従来方式のホルダー及び探触子ではシューと探触
子が接触しているから音響結合監視(カップリングモニ
タといわれている)が構造上困難である。
子が接触しているから音響結合監視(カップリングモニ
タといわれている)が構造上困難である。
3〉 また、特に被検物の寸法が小さい場合、例えば小
径の材料の場合、音響レンズ等を用いて音速を絞る(ラ
インフォーカス、ポイントフォーカスなど)ことができ
ない。
径の材料の場合、音響レンズ等を用いて音速を絞る(ラ
インフォーカス、ポイントフォーカスなど)ことができ
ない。
この発明は上述のような課題を解決するとともに、さら
に新機能を付加することのできる探触子ホルダーを提供
することを目的とするものである。
に新機能を付加することのできる探触子ホルダーを提供
することを目的とするものである。
この発明に係る超音波探触子ホルダーは、鋼管などの被
検査体スパイラル搬送する方式やターニングローラで回
転させながら全周全長の超音波探傷を行うようなシュー
コンタクト式局部水浸超音波探偶において、2個の垂直
探触子の超音波入・反射音束軸を交叉させその交点とシ
ューの被検査管状体と接する面上の一点となるように配
置した構成を有し、上記の交点を中心に各探触子の位置
を変えられるようにスライドさせることができるような
ありみぞ付きスライド溝と、各探触子を任意の位置で固
定する固定治具及びそのセットボルトと、スライド溝と
シューの間に水溜り用の空間を設けたものである。この
構成によって、次項で説明するような融通性の大きい各
種探傷方法が可能としたものである。
検査体スパイラル搬送する方式やターニングローラで回
転させながら全周全長の超音波探傷を行うようなシュー
コンタクト式局部水浸超音波探偶において、2個の垂直
探触子の超音波入・反射音束軸を交叉させその交点とシ
ューの被検査管状体と接する面上の一点となるように配
置した構成を有し、上記の交点を中心に各探触子の位置
を変えられるようにスライドさせることができるような
ありみぞ付きスライド溝と、各探触子を任意の位置で固
定する固定治具及びそのセットボルトと、スライド溝と
シューの間に水溜り用の空間を設けたものである。この
構成によって、次項で説明するような融通性の大きい各
種探傷方法が可能としたものである。
[作用]
この発明においては、2個の垂直探触子が、その超音波
入・反射音束軸が交叉し、かっこの交叉点がシューの被
検査管状体と接する面上の一点となるように配設させる
構成となっているので、屈折角(入射角)の異なる2つ
の音束を被検物に入射させることができる。このように
2個の探触子からの音束をそれぞれ別個に可変とし、か
り音束軸を同一場所に交叉させるが、各垂直探触子が水
中の入射角で0″〜27°まで連続可変できるようにな
っているので通常屈折角35″〜80″の横波斜角探傷
、縦波−横波モード変換による斜角探傷、縦波斜角探傷
又は垂直探傷(入射角0″)の各組合せによる超音波探
傷が可能となるという具合に探傷法の融通性が拡大する
。
入・反射音束軸が交叉し、かっこの交叉点がシューの被
検査管状体と接する面上の一点となるように配設させる
構成となっているので、屈折角(入射角)の異なる2つ
の音束を被検物に入射させることができる。このように
2個の探触子からの音束をそれぞれ別個に可変とし、か
り音束軸を同一場所に交叉させるが、各垂直探触子が水
中の入射角で0″〜27°まで連続可変できるようにな
っているので通常屈折角35″〜80″の横波斜角探傷
、縦波−横波モード変換による斜角探傷、縦波斜角探傷
又は垂直探傷(入射角0″)の各組合せによる超音波探
傷が可能となるという具合に探傷法の融通性が拡大する
。
第2図の(a) 、 (b) 、(c)はこの発明にょ
る探触子ホルダーを用いた探傷の考え方と態様の一例を
示す説明図である。各図に共通して、例えば被検査体と
して鋼管を、■、■は2個の探触子の超音波入射方向を
示し、実線は超音波の縦波、点線は横波を表わしている
。第2図の(a)は例えば管厚の比較的小さい場合に対
する横波斜角探傷を示す。
る探触子ホルダーを用いた探傷の考え方と態様の一例を
示す説明図である。各図に共通して、例えば被検査体と
して鋼管を、■、■は2個の探触子の超音波入射方向を
示し、実線は超音波の縦波、点線は横波を表わしている
。第2図の(a)は例えば管厚の比較的小さい場合に対
する横波斜角探傷を示す。
第2図の(b)は管厚の比較的大きい場合に適用できる
縦波−横波モード変換による斜角探傷の例である。また
、第2図の(e)は中間の管厚に対する垂直・斜角探傷
の例を示すものである。
縦波−横波モード変換による斜角探傷の例である。また
、第2図の(e)は中間の管厚に対する垂直・斜角探傷
の例を示すものである。
また、この発明においては、2つの垂直探触子で斜角探
傷を行うようになっているから、同時に音響結合監視(
カップリングモニター)が実施できる。その作用例を第
3図の概念図に示す。図に示す要領で、第2図の(a)
に示す探触子Aによる超音波ビームと探触子Bの超音波
ビームの動作タイミングで、時計廻り(CW)探傷と反
時計廻り(CCV)探傷及びカップリングモニターを行
なわしめる例である。最上段に示す波形はパルスの原振
であり、各段に示す波形の横軸は時間である。タイミン
グ1では探触子Aが送受信探傷、タイミング2では探触
子Aのカップリングモニターを探触子Bで行ない、タイ
ミング3では探触子Bが送受信探傷、タイミング4では
探触子Bのカップリングモニターを探触子Aで行なう。
傷を行うようになっているから、同時に音響結合監視(
カップリングモニター)が実施できる。その作用例を第
3図の概念図に示す。図に示す要領で、第2図の(a)
に示す探触子Aによる超音波ビームと探触子Bの超音波
ビームの動作タイミングで、時計廻り(CW)探傷と反
時計廻り(CCV)探傷及びカップリングモニターを行
なわしめる例である。最上段に示す波形はパルスの原振
であり、各段に示す波形の横軸は時間である。タイミン
グ1では探触子Aが送受信探傷、タイミング2では探触
子Aのカップリングモニターを探触子Bで行ない、タイ
ミング3では探触子Bが送受信探傷、タイミング4では
探触子Bのカップリングモニターを探触子Aで行なう。
この動作の繰返しで探傷が行なわれる。
又、局部水浸法であるため、垂直探触子に音響レンズを
付加することによりポイントフォーカスやラインフォー
カス等の音束ビームを絞ることにより探傷分解能を上げ
て探傷を行なうことが可能となる。
付加することによりポイントフォーカスやラインフォー
カス等の音束ビームを絞ることにより探傷分解能を上げ
て探傷を行なうことが可能となる。
[実施例]
第1図はこの発明による超音波探触子ホルダーの一実施
例を示す模式説明図である。図において、第1図の(a
)はその正面要部断面図、第1図の(b)は(a)に示
したA−A線に沿う断面図(鋼管の部分を除<)、第1
図の(C)は平面図である。
例を示す模式説明図である。図において、第1図の(a
)はその正面要部断面図、第1図の(b)は(a)に示
したA−A線に沿う断面図(鋼管の部分を除<)、第1
図の(C)は平面図である。
図において、30は被検査体の一例である鋼管であり、
31は片面(下側)に鋼管30の外周面とほぼすき間な
く当接する円弧面32を有するシューである。シュー3
1は上面でホルダー本体38と接続して必要とするとき
取りはずし可能のように一体構成される。ホルダー本体
33は水溜り部34の空間を形成するように中空加工さ
れ上面は円弧状に形成される。35はホルダー本体33
の円弧側に設けられたあり溝付探触子保持台で、弧状ス
ライド溝37によって嵌合され、円弧面上を円弧に沿っ
て摺動できるように゛なっている。さらに、探触子A3
9と探触子B2Oはそれぞれあり溝付探触子保持台35
に取り付けられ、各探触子フランジ38はネジ41によ
ってあり溝付探触子保持台35に固着されている。この
ように探触子A39.探触子B2Oはあり溝付探触子保
持台35で保持され、セットボルト43で任意の位置で
固定されるようになっている。また、44はホルダー本
体33の中空部内側に取付けられた吸音材である。また
、45は水溜り部34へ水を供給するための水供給口で
外側に設けた図示しないパイプと給水ホースに接続され
ている。水給水口45から供給された水は超音波探傷検
査の実施中は水溜り部34を充満するとともにシュー3
1に設けたざぐり部4Bから鋼管30との接触面を介し
て主として排出されるようになっている。さらに、ホル
ダー全体は図示しない追従装置に保持され、第5図の従
来例と同様にして図示しないスプリングを介してシュー
31の円弧面32で鋼管を押圧するように構成されてい
る。
31は片面(下側)に鋼管30の外周面とほぼすき間な
く当接する円弧面32を有するシューである。シュー3
1は上面でホルダー本体38と接続して必要とするとき
取りはずし可能のように一体構成される。ホルダー本体
33は水溜り部34の空間を形成するように中空加工さ
れ上面は円弧状に形成される。35はホルダー本体33
の円弧側に設けられたあり溝付探触子保持台で、弧状ス
ライド溝37によって嵌合され、円弧面上を円弧に沿っ
て摺動できるように゛なっている。さらに、探触子A3
9と探触子B2Oはそれぞれあり溝付探触子保持台35
に取り付けられ、各探触子フランジ38はネジ41によ
ってあり溝付探触子保持台35に固着されている。この
ように探触子A39.探触子B2Oはあり溝付探触子保
持台35で保持され、セットボルト43で任意の位置で
固定されるようになっている。また、44はホルダー本
体33の中空部内側に取付けられた吸音材である。また
、45は水溜り部34へ水を供給するための水供給口で
外側に設けた図示しないパイプと給水ホースに接続され
ている。水給水口45から供給された水は超音波探傷検
査の実施中は水溜り部34を充満するとともにシュー3
1に設けたざぐり部4Bから鋼管30との接触面を介し
て主として排出されるようになっている。さらに、ホル
ダー全体は図示しない追従装置に保持され、第5図の従
来例と同様にして図示しないスプリングを介してシュー
31の円弧面32で鋼管を押圧するように構成されてい
る。
以上のように構成された探触子ホルダーにおいて、探触
子A39及び探触子B40から送信されたそれぞれの超
音波(イ)、(ロ)は弧状スライド溝37がシュー31
の円弧中心50を中心とした弧で形成されているので、
シュー31の円弧上の中心50で音束が交叉されるよう
になっている。そして、2つの探触子39.40は任意
の位置であり溝付探触子保持台35とセットボルト43
で固定されて使用される。
子A39及び探触子B40から送信されたそれぞれの超
音波(イ)、(ロ)は弧状スライド溝37がシュー31
の円弧中心50を中心とした弧で形成されているので、
シュー31の円弧上の中心50で音束が交叉されるよう
になっている。そして、2つの探触子39.40は任意
の位置であり溝付探触子保持台35とセットボルト43
で固定されて使用される。
また、ホルダー本体33は水溜り部34.シュー31゜
吸音材44などからなり、作用の項で前述したように入
射角の任意の設定が行われいくつかの異った探傷方法が
自由な選択ができるようになっている。
吸音材44などからなり、作用の項で前述したように入
射角の任意の設定が行われいくつかの異った探傷方法が
自由な選択ができるようになっている。
なお、以上のような構成の採用によって、第1図の(C
)に示したように入射角の目盛51を設けることができ
て、入射角を直読することが可能となる利点がある。
)に示したように入射角の目盛51を設けることができ
て、入射角を直読することが可能となる利点がある。
以上の実施例は被検査物を鋼管とした場合について説明
したが、これに限定されず、他の金舅からなる管状体で
あっても同様に適用できることはいうまでもない。
したが、これに限定されず、他の金舅からなる管状体で
あっても同様に適用できることはいうまでもない。
なお、本件では被検査体が管状体に限定されてはいるが
、丸棒鋼にも当然適用可能である。また、フラット面を
有する(例えば方形断面のもの)被検査体にも適用でき
、この場合、あり溝形状も適宜変更する。
、丸棒鋼にも当然適用可能である。また、フラット面を
有する(例えば方形断面のもの)被検査体にも適用でき
、この場合、あり溝形状も適宜変更する。
[発明の効果]
以上のようにこの発明によれば、1個の探触子ホルダー
で2個の探触子(2チャンネル分)を装備できるので、
多チヤンネル構成の場合に経済性よく使用できる。また
、屈折角の選択が探触子の入射方向(入射角)により任
意に設定できるので、入射点の変動がなく、そのため精
度良くかつ簡単にセットでき、入射角の目盛を設けるこ
とも容易である。さらに、入射角を2個の探触子をそれ
ぞれ別個に任意にセットできるので各種探傷法やカップ
リングモニター フォーカス探傷法等の融通性に富んだ
使用法が容易であり、かつ精度よく実現できる効果があ
る。
で2個の探触子(2チャンネル分)を装備できるので、
多チヤンネル構成の場合に経済性よく使用できる。また
、屈折角の選択が探触子の入射方向(入射角)により任
意に設定できるので、入射点の変動がなく、そのため精
度良くかつ簡単にセットでき、入射角の目盛を設けるこ
とも容易である。さらに、入射角を2個の探触子をそれ
ぞれ別個に任意にセットできるので各種探傷法やカップ
リングモニター フォーカス探傷法等の融通性に富んだ
使用法が容易であり、かつ精度よく実現できる効果があ
る。
第1図はこの発明の超音波探触子ホルダーの一実施例を
示す模式説明図、第2図はこの発明の探触子ホルダーに
よる超音波探傷の考え方と態様例を示す説明図、第3図
はこの発明の探触子ホルダーによる探傷タイミングの例
を示す作用波形図、第4図は従来の超音波探傷における
スパイラル搬送方式を示す模式図、第5図は従来のシュ
ーコンタクト式探触子ホルダーの例を示す模式断面図で
ある。 図において、30は鋼管、31はシュー、82は円弧面
(シュー)、33はホルダー本体、34は水溜り部、3
5はあり溝付探触子保持台、37は弧状スライド溝、3
9は探触子A140は探触子B143はセットボルト、
50は超音波入射点である。
示す模式説明図、第2図はこの発明の探触子ホルダーに
よる超音波探傷の考え方と態様例を示す説明図、第3図
はこの発明の探触子ホルダーによる探傷タイミングの例
を示す作用波形図、第4図は従来の超音波探傷における
スパイラル搬送方式を示す模式図、第5図は従来のシュ
ーコンタクト式探触子ホルダーの例を示す模式断面図で
ある。 図において、30は鋼管、31はシュー、82は円弧面
(シュー)、33はホルダー本体、34は水溜り部、3
5はあり溝付探触子保持台、37は弧状スライド溝、3
9は探触子A140は探触子B143はセットボルト、
50は超音波入射点である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 回転しながら移動する被検査体が、超音波探触子ホルダ
ーに接続するシューに接触する構成からなるシューコン
タクト式局部水浸超音波探傷用の超音波探触子ホルダー
において、前記シューと対向して設置された2個の垂直
超音波探触子の超音波入・反射の音束軸の交点が前記シ
ューの被検査管状体と接する面上の一点となるように前
記超音波探触子をスライドさせるありみぞ付きスライド
溝と、 前記スライド溝に沿って前記2個の超音波探触子をそれ
ぞれ所定の範囲内の任意の位置で固定する固定治具及び
セットボルトと、 前記スライド溝とシューとの間の空間が形成する水溜り
部とを有することを特徴とする超音波探触子ホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1200189A JP2720351B2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 超音波探触子ホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1200189A JP2720351B2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 超音波探触子ホルダー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0365646A true JPH0365646A (ja) | 1991-03-20 |
JP2720351B2 JP2720351B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=16420277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1200189A Expired - Lifetime JP2720351B2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 超音波探触子ホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2720351B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009506328A (ja) * | 2005-08-26 | 2009-02-12 | ザ・ボーイング・カンパニー | ラピッドプロトタイプ集積線形超音波変換器検査装置、システム、および方法。 |
JP2018036280A (ja) * | 2017-11-13 | 2018-03-08 | 東北特殊鋼株式会社 | 丸棒材の超音波探傷装置 |
-
1989
- 1989-08-03 JP JP1200189A patent/JP2720351B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009506328A (ja) * | 2005-08-26 | 2009-02-12 | ザ・ボーイング・カンパニー | ラピッドプロトタイプ集積線形超音波変換器検査装置、システム、および方法。 |
JP2018036280A (ja) * | 2017-11-13 | 2018-03-08 | 東北特殊鋼株式会社 | 丸棒材の超音波探傷装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2720351B2 (ja) | 1998-03-04 |
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