JPH0365404A - 重荷重用ラジアルタイヤ - Google Patents
重荷重用ラジアルタイヤInfo
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- JPH0365404A JPH0365404A JP1200184A JP20018489A JPH0365404A JP H0365404 A JPH0365404 A JP H0365404A JP 1200184 A JP1200184 A JP 1200184A JP 20018489 A JP20018489 A JP 20018489A JP H0365404 A JPH0365404 A JP H0365404A
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- tire
- carcass
- tread
- internal pressure
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- 238000005299 abrasion Methods 0.000 abstract description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 241000703769 Culter Species 0.000 description 1
- 241000283973 Oryctolagus cuniculus Species 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、ベルトの耐久性及びタイヤの耐偏摩耗性を
向上させた偏平率80%以下の重荷重用空気入りタイヤ
に関するものである。
向上させた偏平率80%以下の重荷重用空気入りタイヤ
に関するものである。
(従来の技術)
車両性能の向上及び高速道路網の拡充に伴い、トラック
、バス等の重荷重車両にあっても、コードがほぼタイヤ
径方向に沿って配列された複数のカーカスプライからな
るカーカスの外周に、タイヤ赤道面に対して斜交する一
方向に配列されたコードからなる複数のベルトを配設し
たラジアル構造タイヤが普及しつつある。
、バス等の重荷重車両にあっても、コードがほぼタイヤ
径方向に沿って配列された複数のカーカスプライからな
るカーカスの外周に、タイヤ赤道面に対して斜交する一
方向に配列されたコードからなる複数のベルトを配設し
たラジアル構造タイヤが普及しつつある。
これは、ラジアルタイヤは、バイアスタイヤに比してト
レッドの剛性が高く、また変形も少ないので、発熱及び
トレッドゴムの動きが少なく、高速性、操縦性、及び耐
摩耗性に優れる等の多くの利点を有しているからである
。
レッドの剛性が高く、また変形も少ないので、発熱及び
トレッドゴムの動きが少なく、高速性、操縦性、及び耐
摩耗性に優れる等の多くの利点を有しているからである
。
ところで、タイヤの回転軸線からカーカスラインまでの
距離が、タイヤ赤道面で最も大きな従来構造のラジアル
タイヤにあっては、高速性、操縦性及び耐久性を一段と
向上させるべく、その偏平比を80%以下にすると、タ
イヤへの内圧適用に際し、ベルトの縁部に位置するトレ
ッド部分が、第5図(a)に模式的に示したように、他
の部分に比べてタイヤ径方向外方に大きく成長すること
とが知られている。
距離が、タイヤ赤道面で最も大きな従来構造のラジアル
タイヤにあっては、高速性、操縦性及び耐久性を一段と
向上させるべく、その偏平比を80%以下にすると、タ
イヤへの内圧適用に際し、ベルトの縁部に位置するトレ
ッド部分が、第5図(a)に模式的に示したように、他
の部分に比べてタイヤ径方向外方に大きく成長すること
とが知られている。
これは、ラジアルタイヤにあっては、その偏平比が小さ
くなるにつれてサイドウオール部が変形しにくくなるこ
とに加え、カーカスの外周に配設したベルトにより、タ
イヤトレッド中央部の径方向への成長が拘束されるから
であり、このことに起因して、トレッドの径戒長がその
幅方向で大きく異なることから偏摩耗が生じ易く、又そ
の接地形状が変化することから操縦性が低下すると言う
問題があった。
くなるにつれてサイドウオール部が変形しにくくなるこ
とに加え、カーカスの外周に配設したベルトにより、タ
イヤトレッド中央部の径方向への成長が拘束されるから
であり、このことに起因して、トレッドの径戒長がその
幅方向で大きく異なることから偏摩耗が生じ易く、又そ
の接地形状が変化することから操縦性が低下すると言う
問題があった。
一方、そのベルトに着目すれば、第5図(b)に模式的
に示したように、タイヤへの内圧適用に際してベルトに
作用する張力は、その中央部で最も大きく、自由端部に
向けて漸次減少することとなる。
に示したように、タイヤへの内圧適用に際してベルトに
作用する張力は、その中央部で最も大きく、自由端部に
向けて漸次減少することとなる。
つまり、ベルトの中央部と縁部とでは、そこに作用する
張力が大きく異なることにより、ベルト端付近の径成長
が大きくなることとなり、ベルトプライ端部での歪みが
大きく、ベルトの耐久性が低下すると言う問題もあった
。
張力が大きく異なることにより、ベルト端付近の径成長
が大きくなることとなり、ベルトプライ端部での歪みが
大きく、ベルトの耐久性が低下すると言う問題もあった
。
このため、トレッド中央部が窪んだタイヤを形威し、正
規内圧の充填により中央部を径成長させて、このような
問題を解決する方法も提案されているが、トレッド表面
が全体的に均一に成長するものでないため、既存のモー
ルドを使用することができず、しかも、カーカス、ベル
ト及びトレッドゴムを含む複合構造のタイヤへの内圧の
充填によるトレッド径戒長を予測したモールドを製造す
ることは極めて困難なことである。
規内圧の充填により中央部を径成長させて、このような
問題を解決する方法も提案されているが、トレッド表面
が全体的に均一に成長するものでないため、既存のモー
ルドを使用することができず、しかも、カーカス、ベル
ト及びトレッドゴムを含む複合構造のタイヤへの内圧の
充填によるトレッド径戒長を予測したモールドを製造す
ることは極めて困難なことである。
(発明が解決しようとする課題)
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、
内圧の適用に際してのトレッドの各部分における径成長
量がほぼ等しく、ベルト耐久性及び耐偏摩耗性、更には
操縦性に優れた偏平比の小さな重荷重用空気入りタイヤ
を提供することをその目的とする。
内圧の適用に際してのトレッドの各部分における径成長
量がほぼ等しく、ベルト耐久性及び耐偏摩耗性、更には
操縦性に優れた偏平比の小さな重荷重用空気入りタイヤ
を提供することをその目的とする。
(課題を解決するための手段)
この目的を遠戚するため、本発明にあっては、タイヤ赤
道面に対する交角が75゜〜90’の範囲内で一方向に
配列された複数のコードプライからなるカーカスと、タ
イヤ赤道面に対する交角が10゜〜30”の角度範囲内
で一方向に配列された複数のコードプライからなるベル
トと、タイヤ踏面部を形成するトレッドとを具え、少な
くとも一層のカーカスプライの端部が一対のビードリン
グを経てそれぞれ巻き上げられた偏平比80%以下の重
荷重用空気入りラジアルタイヤにおいて、正規リムに組
付けられ正規内圧の5%相当の内圧が充填されたタイヤ
は、タイヤ赤道面からカーカスの最大幅位置Aまでの距
離をw、その最大高さ位置Bまでの距離をy、そしてカ
ーカスの最大高さ位置Bからカーカスがタイヤ赤道面S
に交差する位置Cまでのタイヤ径方向における距離をh
とするときに、0.3Xw≦y≦0.7Xw O(閣)≦h≦4(帥) なる関係を満足し、 正規内圧を充填されたタイヤの、トレッド表面の径成長
量Xiが、 0.7≦X 1 / X 1 ≦1.3 (i= 1〜
3)なる関係を満足してなる。但し、xlはタイヤ赤道
におけるトッレドの径成長量を、X2はタイヤ赤道から
トレッド幅の25%位置のトレッドの径成長量を、モし
てX3はショルダ一部のトッレドの径成長量をそれぞれ
示すものとする。
道面に対する交角が75゜〜90’の範囲内で一方向に
配列された複数のコードプライからなるカーカスと、タ
イヤ赤道面に対する交角が10゜〜30”の角度範囲内
で一方向に配列された複数のコードプライからなるベル
トと、タイヤ踏面部を形成するトレッドとを具え、少な
くとも一層のカーカスプライの端部が一対のビードリン
グを経てそれぞれ巻き上げられた偏平比80%以下の重
荷重用空気入りラジアルタイヤにおいて、正規リムに組
付けられ正規内圧の5%相当の内圧が充填されたタイヤ
は、タイヤ赤道面からカーカスの最大幅位置Aまでの距
離をw、その最大高さ位置Bまでの距離をy、そしてカ
ーカスの最大高さ位置Bからカーカスがタイヤ赤道面S
に交差する位置Cまでのタイヤ径方向における距離をh
とするときに、0.3Xw≦y≦0.7Xw O(閣)≦h≦4(帥) なる関係を満足し、 正規内圧を充填されたタイヤの、トレッド表面の径成長
量Xiが、 0.7≦X 1 / X 1 ≦1.3 (i= 1〜
3)なる関係を満足してなる。但し、xlはタイヤ赤道
におけるトッレドの径成長量を、X2はタイヤ赤道から
トレッド幅の25%位置のトレッドの径成長量を、モし
てX3はショルダ一部のトッレドの径成長量をそれぞれ
示すものとする。
第1図は、この発明に係る重荷重用空気入りタイヤを示
す図であり、リム組みされて正規内圧の5%相当の内圧
が充填された無負荷自立姿勢において、タイヤ赤道面S
に関して左右対称であるので、タイヤ径方向の右半部を
断面にして示す。
す図であり、リム組みされて正規内圧の5%相当の内圧
が充填された無負荷自立姿勢において、タイヤ赤道面S
に関して左右対称であるので、タイヤ径方向の右半部を
断面にして示す。
タイヤ10は、互いに対をなすビードリング12と、少
なくとも一層のプライの各端部がビードリング12を経
てタイヤ内側から外側に向かって巻き上げられ、複数の
カーカスプライが互いに重ね合わされたカーカス14と
、タイヤ踏面部を形成するトレッド16と、それらカー
カス14及びトレッド16間に配設された複数のベルト
プライよりなるベルト18とを具え、カーカス14を構
成するそれぞれのプライのコードは、タイヤ赤道面Sに
対して、はぼ75゜〜90°の角度範囲で一方向に配列
され、はぼ対称となるよう重ね合わせられ、一方、ベル
ト18のそれぞれのプライのコードは、タイヤ赤道面S
に対して10゜〜30°の角度をなして配設された、い
わゆるラジアル構造をしている。なお、タイヤ10と正
規リム20との嵌め合いを担保すると共にタイヤの内周
寸法を規定するビード部22は、既知の重荷重用空気入
りタイヤと同等な構造をしており、本発明とは直接に関
係しないので、ここではその説明は省略する。
なくとも一層のプライの各端部がビードリング12を経
てタイヤ内側から外側に向かって巻き上げられ、複数の
カーカスプライが互いに重ね合わされたカーカス14と
、タイヤ踏面部を形成するトレッド16と、それらカー
カス14及びトレッド16間に配設された複数のベルト
プライよりなるベルト18とを具え、カーカス14を構
成するそれぞれのプライのコードは、タイヤ赤道面Sに
対して、はぼ75゜〜90°の角度範囲で一方向に配列
され、はぼ対称となるよう重ね合わせられ、一方、ベル
ト18のそれぞれのプライのコードは、タイヤ赤道面S
に対して10゜〜30°の角度をなして配設された、い
わゆるラジアル構造をしている。なお、タイヤ10と正
規リム20との嵌め合いを担保すると共にタイヤの内周
寸法を規定するビード部22は、既知の重荷重用空気入
りタイヤと同等な構造をしており、本発明とは直接に関
係しないので、ここではその説明は省略する。
(作 用)
無負荷起立状態にある上記タイヤに正規内圧を適用する
と、トレッド16の中央領域に対応するカーカス部分の
曲率半径の中心がタイヤ径方向外方に位置し、一方トレ
ッド端部領域に対応するカーカス部分の曲率半径の中心
がタイヤ径方向内方に位置するカーカス14は、ベルト
の内圧分担圧力がほぼ一様になるので、トレッド16は
、第2図(a)に実線で示したように、はぼ−様に径方
向外方に成長する。
と、トレッド16の中央領域に対応するカーカス部分の
曲率半径の中心がタイヤ径方向外方に位置し、一方トレ
ッド端部領域に対応するカーカス部分の曲率半径の中心
がタイヤ径方向内方に位置するカーカス14は、ベルト
の内圧分担圧力がほぼ一様になるので、トレッド16は
、第2図(a)に実線で示したように、はぼ−様に径方
向外方に成長する。
従って、トレッド表面の径成長が均一でないことに起因
する偏摩耗が発生することがなく、更には、同図(ロ)
に模式的に示したように、正規内圧充填後におけるその
接地形状はほぼ矩形が得られる。
する偏摩耗が発生することがなく、更には、同図(ロ)
に模式的に示したように、正規内圧充填後におけるその
接地形状はほぼ矩形が得られる。
なお、第2図(a)において、横軸はタイヤ赤道面から
ショルダ一部方向への距離を、縦軸はトレッドの径方向
成長比をそれぞれ示しており、戒長比とは、従来タイヤ
における、タイヤ赤道面からトレッド幅の25%の距離
離間した位置における成長量を100として指数化して
示したものである。
ショルダ一部方向への距離を、縦軸はトレッドの径方向
成長比をそれぞれ示しており、戒長比とは、従来タイヤ
における、タイヤ赤道面からトレッド幅の25%の距離
離間した位置における成長量を100として指数化して
示したものである。
また、ベルト18のそれぞれのコードプライ間に作用す
る歪みは、第2図(C)に示したように従来のタイヤの
それに比して、トレッド中央部で僅かに高くなるものの
、トレッド幅方向における全体的なその差が少なく、各
プライ間における歪みが低下するので、ベルトの耐久性
が向上する。なお、同図(C)において、横軸はタイヤ
赤道面からショルダ一部方向への距離を、縦軸はトレッ
ド端におけるベルトプライ間の歪みを100として指数
化したものである。
る歪みは、第2図(C)に示したように従来のタイヤの
それに比して、トレッド中央部で僅かに高くなるものの
、トレッド幅方向における全体的なその差が少なく、各
プライ間における歪みが低下するので、ベルトの耐久性
が向上する。なお、同図(C)において、横軸はタイヤ
赤道面からショルダ一部方向への距離を、縦軸はトレッ
ド端におけるベルトプライ間の歪みを100として指数
化したものである。
ここで、正規内圧の5%相当の内圧が充填されたタイヤ
の、タイヤ赤道面からカーカスの最大幅位置Aまでの距
離をw、その最大高さ位置Bまでの距離をy、そしてカ
ーカスの最大高さ位置Bからカーカスがタイヤ赤道面S
に交差する位置Cまでのタイヤ径方向における距離をh
とするときに、それら距離W及びyが0.3Xw≦y≦
0.7Xwを満足するよう選択し、更に、正規内圧が充
填された場合に、トレッドの所定の点での径戒長Xiが
0.7≦X 1 / X l≦1.3 (i=1〜3
)なる関係を満足するよう選択するの番よ以下の理由に
よるものである。但し、正規内圧が充填された場合のタ
イヤ赤道、タイヤ赤道面からトレッド幅の25%離間し
た位置、そしてショルダ一部の各位置におけるトッレド
の径威長量をそれぞれ、Xl、XZ、そしてX、とする
。
の、タイヤ赤道面からカーカスの最大幅位置Aまでの距
離をw、その最大高さ位置Bまでの距離をy、そしてカ
ーカスの最大高さ位置Bからカーカスがタイヤ赤道面S
に交差する位置Cまでのタイヤ径方向における距離をh
とするときに、それら距離W及びyが0.3Xw≦y≦
0.7Xwを満足するよう選択し、更に、正規内圧が充
填された場合に、トレッドの所定の点での径戒長Xiが
0.7≦X 1 / X l≦1.3 (i=1〜3
)なる関係を満足するよう選択するの番よ以下の理由に
よるものである。但し、正規内圧が充填された場合のタ
イヤ赤道、タイヤ赤道面からトレッド幅の25%離間し
た位置、そしてショルダ一部の各位置におけるトッレド
の径威長量をそれぞれ、Xl、XZ、そしてX、とする
。
偏平比80%以下のタイヤにあっては、タイヤ赤道面S
からカーカスの最大高さ位置Bまでの距離yが、その最
大幅Wの0.3倍より小さいか、又は0.7倍より大き
いと、トレッドの各部における径成長の差があまり大き
くなく、したがって、トレッドの径成長の差に起因する
既述した問題があまり顕著となることがないからであり
、一方、距離yがカーカスの最大幅Wの0.3〜0.7
倍の範囲内ではトレッド各部の径成長の差が大きく、な
んらかの解決手段が必要とされることとなるからである
。
からカーカスの最大高さ位置Bまでの距離yが、その最
大幅Wの0.3倍より小さいか、又は0.7倍より大き
いと、トレッドの各部における径成長の差があまり大き
くなく、したがって、トレッドの径成長の差に起因する
既述した問題があまり顕著となることがないからであり
、一方、距離yがカーカスの最大幅Wの0.3〜0.7
倍の範囲内ではトレッド各部の径成長の差が大きく、な
んらかの解決手段が必要とされることとなるからである
。
また、カーカスのタイヤ赤道面Sとの交点Cと点Bとの
タイヤ径方向内方における距離りがOより小さいと、正
規内圧の適用に際してのベルトの内圧分担圧力の差が、
ベルト中央部とその端部とで大きく異なり、タイヤ赤道
面からトレッド幅のほぼ25%離間した位置でのトレッ
ドの径成長量と他のトレッド部分での径戊辰量との差が
大きく、その事に起因して、従来構造のタイヤと同様に
、耐偏摩耗及び接地形状が悪化するからである。
タイヤ径方向内方における距離りがOより小さいと、正
規内圧の適用に際してのベルトの内圧分担圧力の差が、
ベルト中央部とその端部とで大きく異なり、タイヤ赤道
面からトレッド幅のほぼ25%離間した位置でのトレッ
ドの径成長量と他のトレッド部分での径戊辰量との差が
大きく、その事に起因して、従来構造のタイヤと同様に
、耐偏摩耗及び接地形状が悪化するからである。
また、距離りが4mmを越えると、トレッド中央領域に
対応するカーカス部分の曲率半径が小さくなり過ぎる結
果、正規内圧が充填されたタイヤのトレッド中央領域に
歪みが発生し易くなるからである。
対応するカーカス部分の曲率半径が小さくなり過ぎる結
果、正規内圧が充填されたタイヤのトレッド中央領域に
歪みが発生し易くなるからである。
そして、正規内圧が充填されたタイヤの赤道におけるト
レッドの径成長X、に対するトレッド各部の径戊辰Xi
の比が、0.7≦xt/x、≦1.3なる関係を満足す
るよう選択するのは、この範囲以外の状態であると既述
した問題を顕著に改良する効果が少ないからである。ま
た、トレッド表面の径成長がほぼ均一となることから、
特定のトレッド表面形状をしたモールドを作成すること
なく、既存のモールドを適用することができると言う利
点もある。
レッドの径成長X、に対するトレッド各部の径戊辰Xi
の比が、0.7≦xt/x、≦1.3なる関係を満足す
るよう選択するのは、この範囲以外の状態であると既述
した問題を顕著に改良する効果が少ないからである。ま
た、トレッド表面の径成長がほぼ均一となることから、
特定のトレッド表面形状をしたモールドを作成すること
なく、既存のモールドを適用することができると言う利
点もある。
(実施例)
次に、タイヤサイズが255/70R22,5、正規内
圧8.5 )cgf/c111” 、そして偏平比70
%の本発明に係るカーカスラインを有するラジアルタイ
ヤ及び従来のカーカスラインを有するラジアルタイヤと
を用いて、ベルト耐久−性、耐偏摩耗性について比較試
験を行った結果を表1及び表2に、また、正規内圧充填
時のトレッド径成長の様子を第4図にそれぞれ示す。な
お、各供試タイヤは、それぞれのカーカスラインを除き
、実質的に同等な構造及び材質からなる。
圧8.5 )cgf/c111” 、そして偏平比70
%の本発明に係るカーカスラインを有するラジアルタイ
ヤ及び従来のカーカスラインを有するラジアルタイヤと
を用いて、ベルト耐久−性、耐偏摩耗性について比較試
験を行った結果を表1及び表2に、また、正規内圧充填
時のトレッド径成長の様子を第4図にそれぞれ示す。な
お、各供試タイヤは、それぞれのカーカスラインを除き
、実質的に同等な構造及び材質からなる。
◎供試タイヤ
・本発明タイヤ:
第3図(a)に示すカーカスラインを有するタイヤであ
って、正規内圧5%充填時におけるタイヤ赤道面Sから
カーカスの最大幅位置Aまでの距離Wを113.7mm
、最大高さ位置Bまでの距離yを58.6mm、そして
最大高さ位置Bからカーカスがタイヤ赤道面に交差する
位置Cまでの径方向の距離りを3.5amとしたタイヤ
。
って、正規内圧5%充填時におけるタイヤ赤道面Sから
カーカスの最大幅位置Aまでの距離Wを113.7mm
、最大高さ位置Bまでの距離yを58.6mm、そして
最大高さ位置Bからカーカスがタイヤ赤道面に交差する
位置Cまでの径方向の距離りを3.5amとしたタイヤ
。
・比較タイヤ:
第3図(b)に示すカーカスラインを有し、そのの最大
高さ位置が、赤道上に位置するタイヤ。
高さ位置が、赤道上に位置するタイヤ。
◎試験方法
正規内圧充填後、トレッド表面の径成長を測定し、次い
で、偏摩耗性については、正規荷重を負荷してドラム耐
久試験を行い、5000h相当走行後のトレッド中央部
分及びショルダ一部のそれぞれの偏摩耗量を測定して指
数評価し、更にベルト耐久性については、破壊に至るま
でのドラム走行距離を測定することにより、それぞれ指
数評価を行った。なお、ベルト耐久性については指数が
大きい程性能に優れ、−古傷摩耗性については指数が小
さい程その性能に優れる。
で、偏摩耗性については、正規荷重を負荷してドラム耐
久試験を行い、5000h相当走行後のトレッド中央部
分及びショルダ一部のそれぞれの偏摩耗量を測定して指
数評価し、更にベルト耐久性については、破壊に至るま
でのドラム走行距離を測定することにより、それぞれ指
数評価を行った。なお、ベルト耐久性については指数が
大きい程性能に優れ、−古傷摩耗性については指数が小
さい程その性能に優れる。
表1ベルト耐久性
表2耐偏摩耗性
これら表1及び表2から明らかなように、本発明タイヤ
は、従来タイヤに比して、ベルト耐久性及び耐偏摩耗性
が向上し、また、第4図の測定結果に示したように、正
規内圧の充填に際し、そのトレッド表面がタイヤ幅方向
にほぼ均一に戊辰することがわかる。
は、従来タイヤに比して、ベルト耐久性及び耐偏摩耗性
が向上し、また、第4図の測定結果に示したように、正
規内圧の充填に際し、そのトレッド表面がタイヤ幅方向
にほぼ均一に戊辰することがわかる。
(発明の効果)
かくして、この発明によれば、偏平比が80%以下の重
荷重用空気入りタイヤにあっても、ベルト耐久性及び耐
偏摩耗性が低下することがなく、また、正規内圧充填時
にあっては、そのトレッドがほぼ均一に径成長するので
、タイヤの接地形状が矩形に近い形を得やすく、高速性
、操縦性及び耐久性に優れた重荷重用空気入りタイヤを
提供することができる。
荷重用空気入りタイヤにあっても、ベルト耐久性及び耐
偏摩耗性が低下することがなく、また、正規内圧充填時
にあっては、そのトレッドがほぼ均一に径成長するので
、タイヤの接地形状が矩形に近い形を得やすく、高速性
、操縦性及び耐久性に優れた重荷重用空気入りタイヤを
提供することができる。
第1図は、本発明に係るタイヤの半部を模式的に示す説
明図、 第2図(a)は、第1図に示すタイヤの正規内圧充填時
のトレッド表面の径戊辰を模式的に示す図、第2図い)
は、第1図に示すタイヤの接地形状を模式的に示す図、 第2図(C)は、第1図に示すタイヤの正規内圧充填時
のベルトプライ間の歪みの大きさを示す図、第3図(a
)及び(b)は、比較試験に供した本発明に係るタイヤ
と従来タイヤとの半部をそれぞれ示す図、 第4図は、第3図に示す各タイヤの径戊辰を示す図、そ
して、 第5図(a)及び(b)は、正規内圧が適用された従来
のラジアルタイヤのトレッドの径成長及びベルトに作用
する張力の分布をそれぞれ模式的に示す説明図である。 10−・−タイヤ 12−・・−ビードリン
グ14・・・・カーカス 16・−トレッド1
8−・ベルト 2o・−正規リム22・・−
ビード部 第2図 トレ1.F中51!iF カルター音r 第3図 (a) *環1区 第3図 (b) 第5図 (a) (b) ベルト中央音r べ゛Iレト縞卯
明図、 第2図(a)は、第1図に示すタイヤの正規内圧充填時
のトレッド表面の径戊辰を模式的に示す図、第2図い)
は、第1図に示すタイヤの接地形状を模式的に示す図、 第2図(C)は、第1図に示すタイヤの正規内圧充填時
のベルトプライ間の歪みの大きさを示す図、第3図(a
)及び(b)は、比較試験に供した本発明に係るタイヤ
と従来タイヤとの半部をそれぞれ示す図、 第4図は、第3図に示す各タイヤの径戊辰を示す図、そ
して、 第5図(a)及び(b)は、正規内圧が適用された従来
のラジアルタイヤのトレッドの径成長及びベルトに作用
する張力の分布をそれぞれ模式的に示す説明図である。 10−・−タイヤ 12−・・−ビードリン
グ14・・・・カーカス 16・−トレッド1
8−・ベルト 2o・−正規リム22・・−
ビード部 第2図 トレ1.F中51!iF カルター音r 第3図 (a) *環1区 第3図 (b) 第5図 (a) (b) ベルト中央音r べ゛Iレト縞卯
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、タイヤ赤道面に対する交角が75゜〜90゜の範囲
内で一方向に配列された複数のコードプライからなるカ
ーカスと、タイヤ赤道面に対する交角が10゜〜30゜
の角度範囲内で一方向に配列された複数のコードプライ
からなるベルトと、タイヤ踏面部を形成するトレッドと
を具え、少なくとも一層のカーカスプライの端部が一対
のビードリングを経てそれぞれ巻き上げられた偏平比8
0%以下の重荷重用空気入りラジアルタイヤにおいて、
正規リムに組付けられ正規内圧の5%の内圧が充填され
たタイヤは、タイヤ赤道面Sからカーカスの最大幅位置
Aまでの距離をw、その最大高さ位置Bまでの距離をy
とし、そしてカーカスの最大高さ位置Bからカーカスが
タイヤ赤道面に交差する位置Cまでのタイヤ径方向内方
への距離をhとするときに、 0.3×w≦y≦0.7×w 0(mm)≦h≦4(mm) なる関係を満足し、 正規内圧を充填されたタイヤの、タイヤ赤道、赤道面か
らトレッド幅の25%位置、そしてタイヤショルダー部
におけるそれぞれのトッレドの径成長量をx_1、x_
2、そしてx_3とするときに、トレッド表面の径成長
量x_iが、 0.7≦x_i/x_1≦1.3(i=1〜3)なる関
係を満足することを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1200184A JPH0365404A (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 重荷重用ラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1200184A JPH0365404A (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 重荷重用ラジアルタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0365404A true JPH0365404A (ja) | 1991-03-20 |
Family
ID=16420194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1200184A Pending JPH0365404A (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 重荷重用ラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0365404A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1989
- 1989-08-03 JP JP1200184A patent/JPH0365404A/ja active Pending
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