JPH0364607B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0364607B2
JPH0364607B2 JP62135428A JP13542887A JPH0364607B2 JP H0364607 B2 JPH0364607 B2 JP H0364607B2 JP 62135428 A JP62135428 A JP 62135428A JP 13542887 A JP13542887 A JP 13542887A JP H0364607 B2 JPH0364607 B2 JP H0364607B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roving
tension
bobbin
tension state
flyer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62135428A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62299521A (ja
Inventor
Eijiro Araki
Ikuo Kigami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK filed Critical Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Priority to JP13542887A priority Critical patent/JPS62299521A/ja
Publication of JPS62299521A publication Critical patent/JPS62299521A/ja
Publication of JPH0364607B2 publication Critical patent/JPH0364607B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H13/00Other common constructional features, details or accessories
    • D01H13/10Tension devices
    • D01H13/108Regulating tension by regulating speed of driving mechanisms of unwinding, paying-out, forwarding, winding or depositing devices, e.g. automatically in response to variations in tension

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
発明の目的 (産業上の利用分野) この発明はボビンリード式粗紡機の粗糸巻取張
力制御装置に関するものである。 (従来の技術) ボビンリード式粗紡機においては、フロントロ
ーラより一定速度で送り出される粗糸を、一定速
度で回転しているフライヤとそれより高速で回転
するボビンとの回転差により、粗糸に撚りをかけ
つつボビンに巻取るが、粗糸の巻取調子はフロン
トローラとフライヤトツプとの間で撚り掛け走行
している粗糸の張力状態の影響を受ける。すなわ
ち粗糸が適度に弛んでいる場合にはボビンに対す
る粗糸の巻取りが良好に行われるが、粗糸の張力
に変動がある場合には巻取られた粗糸の重量に変
動が生じ糸ムラの原因となる。一方、公知のごと
く一対のコーンドラムを使用してボビンの回転速
度を調整し、粗糸の張力を調節するようにしたも
のがある。ところが、紡出繊維の種類、重さ、フ
ライヤの回転数、撚数などの紡出条件により、ボ
ビンに巻かれた粗糸の層数とボビン径の増加の割
合が変わるため、一種類のコーンドラムを使用す
る方法では総ての紡出条件に対して巻始めより満
管まで巻取り張力が一定になるようにボビンの回
転速度を調節することは困難である。 このため粗糸張力を一定にしようとする多くの
提案がなされている。例えば、実公昭52−13376
号公報又は特公昭52−48652号公報には、ベルト
シフターの移動量をカムを使用して適宜に変更
し、かつ、紡出条件の変更に対応してカム曲線の
形状を変化し得る構成の粗糸張力補正装置が提案
されており、特開昭50−4338号公報や特公昭56−
22964号公報にはプログラム制御装置により制御
駆動されるモータによりベルトシフターの移動量
を調整する装置が提案されている。また、特公昭
51−22532号公報にはフロントローラとフライヤ
トツプ間の粗糸が一定量以上弛んだ場合に光電管
によりそれを検出して、その弛みを補正する方向
に一定量だけベルトシフターを移動させてボビン
回転数を制御する方法が提案されている。 (発明が解決しようとする問題点) ところが、前記実公昭52−13376号公報等に開
示された装置は与えられた紡出条件で一度紡出し
ながらボビンの巻始めから満管までの間の数箇所
でフロントローラとフライヤトツプ間の粗糸の張
り具合を見ながら補正装置をセツトするもので、
手間が掛かりかつチエツクポイントが数箇所のた
め完全とは言えない。また、特開昭50−4338号公
報等に開示された装置では前記カムを使用する装
置に比較してセツトが簡単でしかもチエツクポイ
ントが多いが、各紡出条件毎に実際に巻取り張力
の変化が実測して、一定張力にすべきベルト移動
量の曲線を算出しなければならない。また、紡出
試験時の粗糸の状態と、操業運動時の粗糸の状態
とが必ずしも同一とは限らないという不都合があ
る。一方、特公昭51−22532号公報に開示された
方法では各紡出条件毎に予め紡出試験を行う必要
はないが、粗糸の張力が大きくなつた場合には、
それを検知して補正することができないという不
都合がある。 そのため、生産現場では作業者が粗糸張力を監
視し、常に正常な張力を保つように運転条件を調
節しているのが実状である。 発明の構成 (問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するために、この発明はボ
ビンリード式粗紡機において、粗紡機のフロント
ローラとフライヤトツプ間に渡つている粗糸を検
出する複数の非接触式の粗糸検出装置を一組の粗
糸位置検出装置として粗紡機一台に対して数組設
置し、前記粗糸位置検出装置を構成する複数の粗
糸検出装置は、互いに上下方向に且つ互いに次位
の高さにある粗糸検出装置とは粗糸の張架方向、
すなわちフロントローラとフライヤトツプとを結
ぶ方向に位相をずらした状態で配設し、該粗糸位
置検出装置からの複数回の信号に基づいて粗糸の
張力状態を演算する手段と、この演算結果と予め
設定した設定値を基に粗糸の張力状態が適正でな
い場合には適正となるように補正信号を出力する
手段と、この補正信号に基づきボビンとフライヤ
との回転数比を変更する変更装置とを設けたもの
である。 (作用) この発明の装置においては、フロントローラと
フライヤトツプ間に渡つている粗糸の位置が非接
触式の粗糸位置検出装置により常に検出され、粗
糸位置検出装置からの信号に基づいて演算手段に
より粗糸の張力状態が演算される。そしてこの演
算結果と予め設定した設定値とを基に粗糸の張力
状態が適正が否かが判断され、適正でない場合に
は適正となるようにボビンとフライヤとの回転数
比を変更する変更装置を駆動する補正信号が出力
され、粗糸の張力が適正となるようにボビンとフ
ライヤとの回転数比が変更される。従つて、粗糸
の巻取り開始から満管まで粗糸の張力が常に適正
な張力となるようにボビンとフライヤとの回転数
比が自動制御されボビンに対する粗糸の巻取りが
良好に行われる。 又、粗糸位置検出装置を構成する複数の粗糸検
出装置は、互いに上下方向に且つ互いに次位の高
さにある粗糸検出装置とは粗糸の張架方向に位相
をずらした状態で配設されているため、1つの検
出装置と次位の高さにある検出装置の間隔を粗糸
の位置の検出高さの差よりも大きくでき、検出装
置の設置が容易になり、小さな高さの差を検出で
きるため、精密な粗糸の位置を測定ができる。さ
らに、一台の粗紡機に数組の粗糸位置検出装置を
設置したので、各錘間の検出のバラツキが平均化
される。また、粗糸位置検出装置からの複数回の
信号に基づいて粗糸の張力状態を演算しているの
で、粗糸の張力状態の経時変化が吸収され、正確
な張力が演算され、全体として、張力状態の微妙
な差を錘間のバラツキや経時変化に影響されずに
精密に演算することができ、ボビンとフライヤと
の回転数比の正確な補正を行うことができる。 実施例 1 以下この発明を具体化した第1の実施例を第1
〜5図に従つて説明する。比接触式の粗糸位置検
出装置は1錘に3個の検出部(後述する光フアイ
バー25からなる粗糸検出装置)を備えている。
第1図に示すようにフロントローラ1、フライヤ
2及びトツプコーンドラム3は共通の主モータ4
により歯車列やタイミングベルト等の回転伝達手
段(太実線で示す)を介して駆動され、ボビン5
には前記主モータ4からの回転と、前記トツプコ
ーンドラム3よりベルト5を介して変速駆動され
るボトムコーンドラム7からの回転とが差動機構
8で複合されて伝達されるようになつている。 ロングラツク9は前記両コーンドラム3,7の
軸心線と平行に延設されたガイド部材10の溝部
10a内に摺動自在に装着されている。ロングラ
ツク9は公知のようにウエイト11の下降によつ
て回転するアツプライトシヤフト12上でピニオ
ン13と噛合し、アツプライトシヤフト12の下
端には、ボビンレール14の昇降切換え時に所定
量づつ規則的に回動されるラチエツトホイール1
5の軸に固着された歯車16と噛合する歯車17
が固着されている。従つて、ボビン5に巻かれる
粗糸層が増すごと、すなわちボビンレール14の
昇降切換え時にピニオン13が一定量回動され、
ロングラツク9が第1図の左方へ一定ピツチで移
動される。 前記ガイド部材10には前記ベルト6に対して
前記アツプライトシヤフト12と反対側(第1図
の左側)に支持ブラケツト18が摺動自在に支承
され、ベルトシフター19は該支持ブラケツト1
8と一体的に移動可能に連結部材20を介して連
結されている。前記支持ブラケツト18上には後
述する補正信号に基づきボビン5とフライヤ2と
の回転数比を変更する変更装置を構成す可逆モー
タ21が固定され、該可逆モータ21の駆動軸に
は送りねじ22が連結されている。一方、前記ロ
ングラツク9の一側には前記送りねじ22と螺合
する雌ねじ部23aを有するブラケツト23が、
粗糸巻始め時において前記送りねじ22のほぼ中
央部と対応するように固着されている。従つて、
前記送りねじ22が回転するとロングラツク9は
所定位置に保持されたままで支持ブラケツト18
がガイド部材10に沿つて移動し、ベルトシフタ
ー19とブラケツト23との間隔が変化する。こ
の実施例の装置ではベルトシフター19は前記可
逆モータ21の正転時に第1図の右方向すなわち
ボトムコーンドラム7の回転を速くする方向に移
動し、逆転時には左方向すなわちボトムコーンド
ラム7の回転を遅くする方向に移動するようにな
つている。また、ロングラツク9にはベルトシフ
ター19とロングラツク9との位置関係を検出す
るため3個のリミツトスイツチLS1,LS2,LS
3が所定間隔で固定され、前記支持ブラケツト1
8にはベルトシフター19と一体的に移動し、前
記リミツトスイツチLS1,LS2,LS3と係合可
能なドツグD1,D2,D3が固定されている。 フロントローラ1とフライヤトツプ2a間に渡
つている粗糸の位置を検出する非接触式の粗糸位
置検出装置は光電式センサからなり、投受光装置
24と投受光を導く光フアイバー25とで構成さ
れている。光フアイバー25は第3図に示すよう
に、投受光装置24からの赤外線投射光を導く通
路と粗糸Rからの反射光を投受光装置24へ導く
通路とを構成する2本のコアフアイバー26を有
している。光フアイバー25は張力検出用サンプ
リング粗糸R1本に対して高張力状態検出用ST、
適正張力状態検出用SM、低張力状態検出用SBの
3本1組設けられ、各光フアイバー25の先端は
各状態時の粗糸Rの検出に好適な位置にそれぞれ
配設されている。すなわち、第2図に示すように
各光フアイバー25は互いに上下方向に且つ互い
に次位の高さにある光フアイバー25同士はフロ
ントローラ1とフライヤトツプ2a間に張架され
た粗糸の振動方向に対して直交する方向に位相を
ずらした状態で配設されている。そして、前記高
張力状態検出用ST、適正張力状態検出用SM、
低張力状態検出用SBの各光フアイバー25がこ
の発明の粗糸検出装置となつている。通常の光電
管に代えて赤外線の投反射光を導く光フアイバー
25を使用する方式をとるのは、粗糸の直径が2
〜3mmと小さいことと、張力変動による粗糸の位
置の変化が小さいため通常の光電管では粗糸の検
出が不正確となるためである。前記投受光装置2
4は反射光の信号を増幅検出し、粗糸Rがあれば
Lレベルで粗糸RがなければHレベルで信号を出
力する。そして、この信号が粗糸の張力状態を演
算する手段と、この演算結果と予め設定した設定
値を基に粗糸の張力状態が適正か否かを判断し適
正でない場合には適正となるように補正信号を出
力する手段としてのマイクロコンピユータM(以
後マイコンと略称する)に入力されるようになつ
ている。なお、粗糸検出装置としての光フアイバ
ー25を3本1組とした粗糸位置検出装置は粗紡
機1台に対して2〜3錘に設置されるように2〜
3組設けられている。 フロントローラ1とフライヤトツプ2a間の粗
糸Rが高張力状態にあれば、粗糸Rは第2図に示
すようにほぼ直線状態で走行するので、投受光装
置24から赤外線投射を行うと高張力状態検出用
光フアイバーSTのみが粗糸Rを検出してLレベ
ルの信号を発する。粗糸Rが適正張力状態にあれ
ば、粗糸Rは若干弛んだ状態で適正張力状態検出
用光フアイバーSMと対応する状態で走行するが
振動もするので、投受光装置24から赤外線投射
を行うと、適正張力状態検出用光フアイバーSM
の他にそれより高い位置に設置された高張力状態
検出用光フアイバーSTも粗糸Rを検出してLレ
ベルの信号を発する。粗糸Rが低張力状態におい
て投受光装置24から赤外線投射を行うと、前記
と同様な理由により全部の光フアイバーST,
SM,SBが粗糸Rを検出してLレベルの信号を発
する。従つて、粗糸Rの張力状態の判定は表のよ
うになる。
【表】 マイコンMは前記投受光装置24から入力され
る信号を予め設定されたデータサンプリンクプロ
グラムに従つてサンプリングし、演算回路により
各光フアイバーST,SM,SBからの入力信号の
平均がLかHかを定め、前記のようにして予め設
定した設定値、すなわち前記判定表と比較し、各
光フアイバーST,SM,SBの信号が全部Lであ
れば可逆モータ21を正転駆動させる補正信号を
出力し、高張力状態検出用光フアイバーSTのみ
がLであれば可逆モータ21を逆転駆動させる補
正信号を出力する。この信号電流は増幅器27に
より増幅され、出力リレー28を経て可逆モータ
21を正転又は逆転させるようになつている。 マイコンMによる粗糸Rの張力状態判定のため
のデータサンプリングは第4図に示すように、ボ
ビンレール14のレールターン後ボトムコーンド
ラム7の回転安定期間T1経過した時点から、一
定データサンプリング時間T2ずつ所定のデータ
サンプリング間隔T3をおいて所定回数N回(4
〜10回程度)行なう。次にN回のサンプリングデ
ータをマイコンMの演算回路で演算して粗糸Rの
張力状態を判定し、可逆モータ21を所定のベル
トシフター位置補正期間T4駆動させ、その後所
定のコントロール休止期間T5経過後再び前記と
同様にデータサンプリング、ベルトシフター位置
補正を繰り返す。前記サンプリング回数N及び各
時間、期間T1、T2、T3、T4、T5は外部デジタ
ルスイツチ(10進3桁)で設定可能となつてい
る。 次に前記のように構成された装置の作用を説明
する。第1図に示すように中央のドツクD2が2
個のリミツトスイツチLS1,LT2と係合した状
態で粗紡機の運転が開始される。ボビンレール1
4の昇降切換え時毎にラチエツトホイール15が
所定量ずつ規則的に回動され、歯車16,17を
介してアツプライトシヤフト12がピニオン13
と共に回転し、ロングラツク9が第1図の左方向
へ移動される。これによりガイド部材10上に支
承された支持ブラケツト18も同方向に移動さ
れ、ベルトシフター19がコーンドラム3,7上
のベルト6を左方へ移動させる。 マイコンMは予め設定されたプログラムに従つ
て粗糸Rの張力判定のデータをサンプリングし、
そのサンプリングデータに基づいて粗糸Rの張力
状態を演算すると共にその演算結果と予め設定し
た粗糸の張力状態を判別するための設定値とから
粗糸の張力状態が適正か否かを判定し、張力が適
正張力より高い場合には可逆モータ21を逆転さ
せる信号を出力する。ボビンレール14の昇降切
換え時以外はロンクラツク9は固定状態に保持さ
れているので、可逆モータ21が逆転すると送り
ねじ22の回転により支持ブラケツト18が可逆
モータ21と一体に第1図の左方向に移動すると
共にベルトシフター19も同量移動して粗糸Rの
張力が低くなる方向、すなわちトツプコーンドラ
ム3に対しては小径方向及びボトムコーンドラム
7に対しては大径方向にベルト6が移動される。
すると、フライヤ2の回転速度に変化は起こらな
いが同フライヤ2に対してボビン5の回転速度が
相対的に遅くなるため粗糸Rの張力が適正状態に
調整される。一方、粗糸Rの張力が適正張力より
低い場合には前記と逆に可逆モータ21が正転駆
動され、ベルトシフター19が粗糸Rの張力が高
くなる方向すなわち第1図の右方向に移動されて
ボビンの回転速度が速くなり、粗糸Rの張力が適
正状態に調整される。マイコンMによるデータサ
ンプリングはボビンレール14の昇降切り換え毎
に1度だけではなく、上昇途中または下降途中で
も行われ、粗糸Rが常に適正張力状態を保つよう
にベルトシフター19が移動調節されボビン5と
フライヤとの回転数比が変更される。 粗糸Rの張力調整のため送りねじ22が一定方
向に一定量以上回転されると、送りねじ22とブ
ラケツト23の雌ねじ部23aの螺合状態に支障
を来たす事態が生じるので、この実施例の装置に
おいてはロングラツク9に固定された3個のリミ
ツトスイツチLS1,LS2,LT3と、ベルトシ
フター19と一体的に移動するドツグD1,D
2,D3とによりベルトシフター19がブラケツ
ト23から所定の距離範囲内で移動するように可
逆モータ21が駆動される。第5図b,c,dに
示すように中央のドツグD2がリミツトスイツチ
LS1又はLS2あるいは両者と係合している場合
には可逆モータ21は正逆いずれの方向に対して
も回転されるが、第5図aに示すようにドツグD
2がリミツトスイツチLS1と、ドツグD3がリ
ミツトスイツチLS3とそれぞれ係合している状
態においては、可逆モータ21は正転方向には駆
動されるが逆転方向すなわちドツクD1,D2,
D3が左方向へ移動する方向には駆動されない。
また、第5図eに示すようにドツグD1がリミツ
トスイツチLS1と、ドツグD2がリミツトスイ
ツチLS2,LS3とぞれぞれ係合している状態に
おいては、可逆モータ21は正転方向すなわちド
ツグD1,D2,D3が右方向へ移動する方向に
は駆動されない。ドツグD2は運転開始時におけ
る位置関係を定める役割りを果し、運転開始時に
は第5図cに示すようにドツグD2がリミツトス
イツチLS1,LS2と係合した状態にセツトされ
る。 実施例 2 次に第2の実施例を第6図に従つて説明する。
この実施例の装置においてはボビンとフライヤと
の回転数比を変更する変更装置としてのベルトシ
フター移動機構が前記実施例と異なつている。す
なわち、この実施例ではアツプライトシヤフト1
2の下端は差動歯車機構29を介して駆動され、
ベルトシフター19はロングラツク9に対して直
接固定されている。差動歯車機構29はアツプラ
イトシヤフト12の下端に固着された傘歯車30
と、これに噛合う別の傘歯車31と、更に該傘歯
車31と噛合う傘噛合32とにより構成されてい
る。傘歯車32はラチエツトホイール15により
駆動される歯車17の軸33に固着されている。
傘歯車31は可逆モータ21により駆動される歯
車34と噛合する歯部35を有し、アツプライト
シヤフト12及び軸33を軸心として回転する回
転体36に支承されている。 従つて、この装置においてはボビンレール14
の昇降切換時にはラチエツトホイール15が所定
量ずつ規則的に回動され、歯車16,17、傘歯
車32,31,30を介してアツプライトシヤフ
ト12がピニオン13と共に回転し、ロングラツ
ク9は第6図の左方向に移動され、ベルトシフタ
ー19も一体的に移動される。また、可逆モータ
21の回転によりベルトシフター19を移動させ
る際は、ラチエツトホイール15が固定状態にあ
るので、可逆モータ21の回転により歯車34が
回転されると回転体36と共に傘歯車31がアツ
プライトシヤフト12及び軸33の回りを公転す
ると同時に傘歯車30を回転させる。これにより
ピニオン13が回動され、ロングラツク9と一体
的にベルトシフター19が移動調節されてボビン
5とフライヤ2との回転数比が変更される。 なお、この発明は前記両実施例に限定されるも
のではなく、例えば、実施例1において可逆モー
タ21をロングラツク9に固定し、送りねじ22
と螺合する雌ねじ部を有するブラケツト23をガ
イド部材10に摺動可能に支承し、該ブラケツト
23に対してベルトシフター19を連結するよう
に調整してもよい。又、当然のこととして投受光
装置24の投受光を導く光フアイバー25の数を
3個より多くすれば粗糸位置の検出精度を高める
ことができる。さらに光フアイバー25に代えて
通常の光電管を使用する等、この発明の趣旨を逸
脱しない範囲において各部の形状、構成等を任意
に変更することも可能である。 発明の効果 以上詳述したように、この発明によれば紡出時
におけるフロントローラとフライヤトツプ間に渡
つている粗糸の位置が非接触式の粗糸位置検出位
置により常に検出され、その検出装置からの信号
に基づいて粗糸の張力状態が演算されてあらかじ
め設定された適正張力状態を示す設定値と比較さ
れて粗糸の張力状態が判定され、粗糸の張力状態
が常時適正張力状態となるようにボビンとフライ
ヤとの回転数比が自動的に変更されるので、紡出
条件が変わつた場合にも巻始めから満管まで巻取
張力が一定となり均一な重量の粗糸を紡出できる
という優れた効果を奏する。又、粗糸位置検出装
置を構成する複数の粗糸検出装置は、互いに上下
方向に且つ互いに次位の高さにある粗糸検出装置
とは粗糸の張架方向に位相をずらした状態で配設
されているため、1つの検出装置と次位の高さに
ある検出装置の間隔を粗糸の位置の検出高さの差
よりも大きくでき、検出装置の設置が容易にな
り、小さな高さの差を検出できるため、精密な粗
糸の位置測定ができる。さらに、一台の粗紡機に
数組の粗糸位置検出装置を設置したので、各錘間
の検出のバラツキが平均化される。また、粗糸位
置検出装置からの複数回の信号に基づいて粗糸の
張力状態を演算しているので、粗糸の張力状態の
経時変化が吸収され、正確な張力が演算され、全
体として、張力状態の微妙な差を錘間のバラツキ
や経時変化に影響されずに精密に演算することが
でき、ボビンとフライヤとの回転数比の正確な補
正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの発明を具体化した第1の実施
例を示すものであつて第1図は概略正面図、第2
図は粗糸とセンサとの関係を示す要部正面図、第
3図は光フアイバーの要部拡大断面図、第4図は
マイコンのデータサンプリング時期を示す線図、
第5a〜eはドツグとリミツトスイツチとの関係
を示す要部正面図、第6図は第2の実施例の示す
一部破断要部正面図である。 フロントローラ……1、フライヤトツプ……2
a、ボビン……5、ベルト……6、ボトムコーン
ドラム……7、ロングラツク……9、ボビンとフ
ライヤとの回転数比を変更する変更装置を構成す
るベルトシフター……19、連結部材……20、
可逆モータ……21、送りネジ……22、投受光
装置……24、粗糸検出装置としての光フアイバ
ー……25、粗糸張力を演算する手段及び補正信
号を出力する手段としてのマイコン……M、粗糸
……R。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ボビンリード式粗紡機において、粗紡機のフ
    ロントローラとフライヤトツプ間に渡つている粗
    糸を検出する複数の非接触式の粗糸検出装置を一
    組の粗糸位置検出装置として粗紡機一台に対して
    数組設置し、前記粗糸位置検出装置を構成する複
    数の粗糸検出装置は、互いに上下方向に且つ互い
    に次位の高さにある粗糸検出装置とは粗糸の張架
    方向に位相をずらした状態で配設し、該粗糸位置
    検出装置からの複数回の信号に基づいて粗糸の張
    力状態を演算する手段と、この演算結果と予め設
    定した設定値を基に粗糸の張力状態が適正でない
    場合には適正となるように補正信号を出力する手
    段と、この補正信号に基づきボビンとフライヤと
    の回転数比を変更する変更装置とからなることを
    特徴とする粗紡機の粗糸巻取張力制御装置。
JP13542887A 1987-05-29 1987-05-29 粗紡機の粗糸巻取張力制御装置 Granted JPS62299521A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13542887A JPS62299521A (ja) 1987-05-29 1987-05-29 粗紡機の粗糸巻取張力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13542887A JPS62299521A (ja) 1987-05-29 1987-05-29 粗紡機の粗糸巻取張力制御装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4271783A Division JPS59168138A (ja) 1983-03-14 1983-03-14 粗紡機の粗糸巻取張力制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62299521A JPS62299521A (ja) 1987-12-26
JPH0364607B2 true JPH0364607B2 (ja) 1991-10-07

Family

ID=15151498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13542887A Granted JPS62299521A (ja) 1987-05-29 1987-05-29 粗紡機の粗糸巻取張力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62299521A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ307263B6 (cs) * 2016-11-21 2018-05-02 Rieter Cz S.R.O. Zařízení pro sledování průvěsu přástu před navíjecím zařízením přípravárenského stroje pro výrobu přástu

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59168138A (ja) * 1983-03-14 1984-09-21 Toyoda Autom Loom Works Ltd 粗紡機の粗糸巻取張力制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59168138A (ja) * 1983-03-14 1984-09-21 Toyoda Autom Loom Works Ltd 粗紡機の粗糸巻取張力制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62299521A (ja) 1987-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007023472A (ja) 紡機の牽伸システムに送給された複数本のスライバにおけるパラメータを検出する装置
US4467593A (en) Method and apparatus for automatically controlling winding tension of a roving in a roving machine
JPS6336373B2 (ja)
EP0134195B1 (en) Apparatus for controlling the winding speed of roving in roving frame
JPH0364607B2 (ja)
JP2007137571A (ja) 繊維機械
EP0518823A1 (en) Taking-up roving in a flyer frame
JP2664502B2 (ja) 中空糸の巻取装置
JPH06104937B2 (ja) 粗紡機の粗糸巻取り張力の制御方法
JPH0672332B2 (ja) 粗紡機における粗糸巻取速度の制御方法
JP2586558B2 (ja) 粗紡機の粗糸巻取り長定長停止方法及び装置
JPH01104573A (ja) 紡績のワインダー工程に於ける糸の測長、定長巻き取り及び糸切れ検出方法
JPS60146016A (ja) 粗紡機の粗糸巻取張力制御装置
JPS6323287B2 (ja)
JPS6034628A (ja) 粗紡機における粗糸巻取速度の制御装置
JPH0678155B2 (ja) 粗糸位置検出装置
JP3652901B2 (ja) 糸条の張力測定方法およびその装置
JPH06313228A (ja) 粗紡機の粗糸巻取方法
JPH10168674A (ja) 粗紡機における粗糸張力制御方法および粗糸位置検出装置
CN117326402A (zh) 一种用于阻水纱生产的收卷装置
JPH1149430A (ja) 粗紡機の粗糸張力制御方法及び制御装置
JPH02216227A (ja) 粗紡機における回転ボビン径の測定方法
JP2586632B2 (ja) 粗糸位置検出方法
JPH03220325A (ja) 粗紡機の粗糸巻取り制御方法
JP2929759B2 (ja) 粗紡機における粗糸巻の定長巻取・適位置停止方法