JPH0364454A - 蒸気発生源用るつぼ - Google Patents

蒸気発生源用るつぼ

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JPH0364454A
JPH0364454A JP19956789A JP19956789A JPH0364454A JP H0364454 A JPH0364454 A JP H0364454A JP 19956789 A JP19956789 A JP 19956789A JP 19956789 A JP19956789 A JP 19956789A JP H0364454 A JPH0364454 A JP H0364454A
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evaporated
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Kenichiro Yamanishi
山西 健一郎
Takashi Tsukasaki
塚崎 尚
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、真空蒸着やクラスタ・イオンビーム蒸着等
において、アルミニウムなどを加熱蒸発させるのに利用
する蒸気発生源用るつぼに関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は例えば特公昭54−9592号公報に示された
従来の蒸気発生源用るつぼを持った薄膜形成装置を示す
断面図であり、図において、4は所定の真空度に保持さ
れた真空槽、5は図示しない真空排気装置に接続されて
おり、真空槽4内の排気を行う排気通路、6は排気通路
5を開閉する真空用バルブ、1は第4図に示すような直
径1mm〜2ntnのノズル1aを有する蓋1b、この
蓋1bを内側に嵌合している拡散遮Ftl壁1Cがそれ
ぞれ設けられたるつぼ、2はるつぼl内に収容されてい
るアルミニウム(A])等の蒸発物質、3はるつぼ1を
保持するためのるつぼ支持棒、7はるつぼ1に熱電子を
照射して、これを加熱する蒸発源加熱用フィラメント、
8は蒸発源加熱用フィラメント7からの輻射熱を遮断す
る熱シールド板、20はるつぼlを支持するるつぼ支持
部材、工9は熱シールド板8を支持する絶縁支持部材で
ある。
このるつぼ1、蒸発源加熱用フィラメント7及び熱シー
ルド板8によって、基板上8に蒸着すべき物質の蒸気を
真空槽4内に噴出してクラスタを生成する蒸気発生源9
が構成されている。IOはイオン化用の熱電子13を放
出する第5図に示すようなイオン化電子放出フィラメン
ト、11はイオン化電子放出フィラメントから放出され
た熱電子13を加速する電子引き出し電極、8はイオン
化電子放出フィラメンI・10からの輻射熱を遮断する
熱シールド板である。このイオン化電子放出フィラメン
ト10.@手引き出し電極11及び熱シール1く板8に
よって、蒸気発生源9からのクラスタをイオン化するイ
オン化手段]2が構成されている。23は熱シール1〜
板8を支持する絶縁支持部材、14は加速電極であり、
これが電子引き出し電極上↓との間に電圧か印加されて
、イオン化されたクラスタ・イオンを加速し、これをイ
オン化されていない中性クラスタ」5とともに基板]8
に衝突させて薄膜を蒸着させる。24は加速電極14を
支持する絶縁支持部材、22は基板18を支持する基板
ホルダ、21は基板ホルダ22を支持する絶縁支持部材
、]7はクラスタ・イオン上6と中性クラスタ15とか
らなるクラスタ・ビームである。
次に、動作について説明する。まず、蒸発物質2をるつ
ぼl内に充填し、真空排気装置(図示せず)により真空
槽4内を10−’Torr程度の真空度にする。次いて
、蒸発源加熱用フィシメン1〜フに通電して発熱させ、
蒸発源加熱用フィラメント7からの輻射熱をるっぽ1に
照射することにより、又は蒸発源加熱用フィシメンl−
7がら放出される熱電子をるつぼ1に衝突させること(
電子衝突)により、るつぼ1内の蒸発物質2を加熱して
蒸発させる。るつぼ1内の蒸発物質2の蒸気圧が0.1
〜10Torrになるように昇温すると、ノズル1 a
からアルミ蒸気が噴出する。この蒸気はるつぼ」と真空
槽4との圧力差により断熱膨張してクラスタと呼ばれる
多数の原子が緩く結合した塊状原子集団となる。次いで
、電子引き出し電極11により、クラスタ・ビーム17
にイオン化電子放出フィラメント10から放出された熱
電子13を衝突させ、一部のクラスタを一個の原子がイ
オン化されたクラスタ・イオン16にする。このクラス
タ・イオン16は加速電極14と電子引き出し電極1↓
とにより形成された電界により適度に加速され、イオン
化されていない中性クラスタ15が、るつぼ1からの噴
出されるときの運動エネルギーで、基板18に衝突し、
これにより基板上にアルミニラ11などの蒸発物質の薄
膜が蒸着が形成される。従来、るつぼ1は蒸発物質2で
あるアルミニウムと反応性の弱いBN−TiB2複合材
あるいはグラファイト等により形成されており、また−
重構造である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の薄膜形成装置は以上のように構成されているので
、BN−TiB2複合材又はグラファイト〜からなる蒸
気るつぼ1とアルミニラ11などの蒸発物質との濡れ性
が大きいこと、及びるつぼ上が通フ;(°の一重構造で
あり、蒸発物質が充填されている部分のるつぼ1の温度
を、るつぼ1の他の部分の温度より常に低く制御するこ
とか困難であることなどによって、蒸発物質2がるつぼ
1の内面をはい」二かり、遂にはノズル1aよりあふれ
出して、この蒸発物質2の蒸発により蒸気発生源9の動
作が不安)j−になるほか、蒸気発生源9の構成部品と
蒸発物!c′J2の蒸気50反応により、蒸気発生源9
のノf命劣化を4(1< ↓・、二の課題かあった。ま
た、るっ4 ぼの1外面を濡らした蒸気が蒸発することにより、クラ
スタ内に単原子が混入し、膜質及び膜厚力布に影響を与
えるなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、蒸発物質がるつぼ内面をはい上がり、ノズルか
らあふれ出すことを防ぎ、さらに蒸気発生源の動作の安
定性と蒸気発生源の長寿命化を図ることができるととも
に、蒸着膜の膜質及び膜厚分布を一定にできる蒸気発生
源用るつぼを得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る蒸気発生源用るつぼは、少なくとも内部
の蒸発物質と接触する部分が、その蒸発物質に対し濡れ
性の小さい月料で形成された内側るつぼと、この内側る
つぼを空隙を介して内部に収容する外側るつぼとからa
或したものである。
〔作用〕
この発明における空隙は、その断熱作用により内側るつ
ぼの温度を外側るつぼの温度に比較して低く保つように
し、濡れ性の小さい材料からなる内側るつぼは、内部の
蒸発物質がるつぼ内面をはい上がって、ノズルからあふ
れ出すのを防止するように機能する。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において、ldはグラフアイ1〜などからなる外側る
つぼで、これには拡散遮蔽壁1cが一体に設けられてい
る。↓bはその拡散遮蔽壁↓Cの内側に嵌合された蓋、
1aはこの蓋1bの中心部に設けらけた蒸発物質を噴出
させるためのノズルである。1eは内側るつぼで、外側
るつぼ1dの内部に一定の空隙Gを介して設置されてい
る。
また、この内側るつぼle内にはアルミニウムなどの蒸
発物質2が収容され、少なくともこの蒸発物質2と接触
する部分の内側るつぼ1eは、蒸発物質2に対して濡れ
性の小さいグラッシーカーボンにより構成されている。
また、かかる構成の蒸気発生源用るつぼは、第2図に示
すように、るつぼ支持棒3などを介して、真空槽4の中
心部に設置される。なお、このほかの第3図及び第4図
に示したものと同一の構成部分には同一符号を付して、
その重複する説明を省略する。
次に、動作について説明する。まず、蒸発物質2を内側
るつぼle内に充填し、真空排気装置(図示せず)によ
り真空槽4内を排気して、真、空槽4内を1O−6To
rr程度の真空度にする。
次いで、蒸発源加熱用フィラメント7に通電して発熱さ
せ、蒸発源加勢用フィラメント7からの輻射熱を外側る
つぼ1dに照射すること、及び蒸発源加熱用フィラメン
ト7から放出される熱電子を外側るつぼldに衝突させ
ること(電子衝突)により、内側るつぼle内の蒸発物
質2を加熱して蒸発、させる。内側るつぼle内の蒸発
物質、2の蒸気圧が0.1〜10 T o r、、、r
程度になるように昇温すると、ノズル1aからアルミニ
ウム蒸気が噴出する。この蒸気は内側るつぼ1e内と真
空槽4内との圧力差により断熱膨張して、クラスタと呼
ばれる多数の原子が緩く結合した塊状原子集団となる。
次いで、電子引き出し電極11により、クラスタ・ビー
ム17にイオン化電子放出フイラメ一 シト10から放出させた熱電子13を衝突させ、一部の
クラスタを一個の原子がイオン化されたクラスタ・イオ
ン上6にする。このクラスタ・イオン上6は加速電極工
4と電子引き出し電極11とにより形成された電界によ
り適度に加速され、イオン化されていない中性クラスタ
15が内側るつぼ1eから噴出されるときの運動エネル
ギーで、基板18に衝突し、これにより基板18上にア
ルミニウム薄膜が蒸着形成される。また、この発明では
、上記の様にるつぼ1が外側るつぼ1dと内側るつぼ1
eとの間に空隙を設けた二重構造となっており、また、
内側るつぼ1eは蒸発物質2と濡れ性の小さいグラッシ
ーカーボンで構成されている。このため、内側るつぼ1
e内の蒸発物質2を加熱して蒸発させる時に、内側るつ
ぼ1eの温度を外側るつぼ1dの温度より常に低く保つ
ことができ、蒸発物質2が内側るつぼ1eの内面をはい
上がり、ノズル1aよりあふれ出すことを防げるととも
に、急激な降温時においても、内側るつぼ1eが蒸発物
質2との濡れ性が小さいため、内側るつぼ1e内面をは
い上がることはない。
なお、上記実施例では蒸発物質2が金属アルミニウムの
場合を示したが、アルミニウムと同様の反応活性なチタ
ンやシリコンなどを蒸発物質として用いてもよく、上記
実施例と同様の効果を奏する。
また、上記実施例では外側るつぼldをグラファイト、
内側るつぼ1eをグラッシーカーボンとした場合を示し
たが、内側るつぼ1eは蒸発物質2に対する濡れ性の小
さい高密度グラファイトとじてもよく、上記実施例と同
様の効果を奏する。
さらに、内側るつぼleの蒸発物質2と接触する内面に
、グラッシーカーボンのコーティングを施しても良く、
上記実施例と同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば蒸気発生源用るつぼを
外側るつぼと内側るつぼの二重構造とし、外側るつぼと
内側るつぼとの間に空隙を設けるとともに、少なくとも
内側るつぼの蒸発物質と接触する部分を濡れ性の小さい
材料で形成するように0 構成したので、蒸発物質がるつぼ内面をはい」二かり、
ノズルからあふれ出すのを防止でき、さらに蒸気発生動
作の安定性と蒸気発生諒の長寿命化が図れるとともに、
基板に形成される蒸着膜の膜質及び膜厚分布を一定にで
きるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による蒸気発生源用るつぼ
を示す概略断面図、第2図はこの発明の蒸気発生源用る
つぼを使用した薄膜形成装置を示す断面図、第3図は従
来の蒸気発生源用るつぼを使用した薄膜形成装置を示す
断面図、第4図は従来の蒸気発生源用るつぼを示す概略
断面図、第5図は第4図に示した薄膜形成装置の主要部
分を示す斜視図である。 ]dは外側るつぼ、1eは内側るつぼ、Gは空隙、2は
蒸発物質。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 1 :よQN

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも内部に収容した蒸発物質と接触する部分を、
    この蒸発物質に対し濡れ性の小さい材料で形成した内側
    るつぼと、この内側るつぼを空隙を介して内部に設置す
    る外側るつぼとを備えた蒸気発生源用るつぼ。
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