JPH0363630B2 - - Google Patents

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JPH0363630B2
JPH0363630B2 JP59164812A JP16481284A JPH0363630B2 JP H0363630 B2 JPH0363630 B2 JP H0363630B2 JP 59164812 A JP59164812 A JP 59164812A JP 16481284 A JP16481284 A JP 16481284A JP H0363630 B2 JPH0363630 B2 JP H0363630B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel plate
assembling
plate
tank
tank side
Prior art date
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Expired
Application number
JP59164812A
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English (en)
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JPS6145071A (ja
Inventor
Motoki Ina
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
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Publication date
Application filed by Toyo Kanetsu KK filed Critical Toyo Kanetsu KK
Priority to JP59164812A priority Critical patent/JPS6145071A/ja
Publication of JPS6145071A publication Critical patent/JPS6145071A/ja
Publication of JPH0363630B2 publication Critical patent/JPH0363630B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、貯蔵タンクにおけるタンク側板の
組立方法に関するものである。
「従来の技術」 タンク側板の組立においては、貯蔵物が液体で
ある場合には、その液圧がタンク側板に加わるた
め、低位置ほどその板厚を厚くする必要があり、
またタンク側板を構成する鋼板の継手部に、溶接
欠陥の生じやすい十字クロスを作つてはならない
等の留意点がある。ここで、継手部の十字クロス
とは、水平継手と縦継手とが十字状に交差してい
る状態をいう。
そこで、従来一般のタンク側板の組立方法にお
いては、仮に鋼板を縦にして使用すると、薄い板
厚ですむ高位置まで最下端と同じ板厚にしなけれ
ばならず、不経済であるので、鋼板を横向きにし
て積み重ねている。また、継手部の十字クロスを
避けるために、第5図に示される様に、上段と下
段の縦継手10が一致しないよう各段を適宜ずら
す、いわゆるレンガ積み工法が採用されている。
この様にしてタンク側板を組み立てていく場合
に、各鋼板が大きいほど、同じ大きさの貯蔵タン
クであれば当然に鋼板の数が減り、従つて現場に
おける溶接箇所や運搬回数等が削減され、組立の
能率が向上すると考えられる。しかしながら、実
際には、製造上の制限等からその幅が最大3.5m
の鋼板しか用いることができない。そこで、積み
重ねる単位を大きくするために、複数枚の鋼板を
継ぎ合わせてブロツク化する方法が、近年とみに
採用されている。
従来のブロツク化によるタンク側板の組立方法
には、例えば特公昭53−5472号公報明細書に記載
されているものや、特開昭50−146137号公報明細
書に記載されているもの等がある。特公昭53−
5472号公報明細書において開示されたタンク側板
の組立方法は、第6図に示される様に、タンク側
板の最下段から最上段までの分の鋼板12を一列
に並べて溶接して1枚のブロツク11とし、隣合
うブロツク11との間に十字クロスが形成しない
ように、ブロツク11の最上段または最下段に幅
を適当に分割した鋼板13を交互に採用し、ブロ
ツク11間の縦継手14を現場溶接することを特
徴としている。また、特開昭50−146137号公報の
タンク側板組立方法は、第7図に示される様に、
長さが同じで幅が異なる鋼板17,18を幅方向
に2〜4枚並べて溶接し、1枚のブロツク16を
形成し、隣合うブロツク16の水平継手19が一
致しないようにタンク全周にわたり接続して各段
を形成すると共に、レンガ積み工法により各段を
適宜ずらして組み上げていくことを特徴としてい
る。
「解決すべき問題点」 しかしながら、第6図のタンク側板の組立方法
は、各ブロツク11が非常に大きいので、倒れ防
止のために大掛かりな器材および多くの人手が必
要となり、結局、作業能率が悪くなり、費用もか
かる。また、第7図のタンク側板の組立方法にお
いては、各ブロツク16に短い幅の鋼板18を使
うことにより、十字クロスが解消される反面、積
重ねの単位を大きくすることを本来の目的とする
ブロツク化工法の効果を逸してしまつている。更
にまた、これら2つの従来の組立方法にあつて
は、ブロツク11,16内で板厚が変えられてい
る場合に、隣合うブロツク11,16の水平継手
15,19がずらされているので、板厚の変り目
が揃わず、縦継手14,20の溶接が困難になる
等の欠点を有している。
「発明の目的」 従つて、この発明の目的はこの様な従来におけ
る欠点を除去し、作業能率の向上と費用削減を可
能にしたタンク側板の組立方法を提供することに
ある。
「発明の構成」 この発明によれば、タンク側板の組立方法は、
幅および長さに関して同一寸法の横長の鋼板を幅
方向に適宜数並べて溶接し、溶接された前記鋼板
の幅方向に延びる側縁部の一方に1枚の縦長の鋼
板を溶接して矩形のブロツクを形成し、各ブロツ
クの縦長の鋼板が隣接のブロツクの横長の鋼板に
接するように複数枚のブロツクをタンク全周にわ
たり接続して各段を形成し、各段の縦継手が次段
の縦継手と一致しないように次段を長手方向に適
宜ずらしながら最上段まで組み上げていくことか
ら構成されている。
この発明の他の目的や特徴および利点は以下の
添付図面に沿つての詳細な説明から明らかになろ
う。
「発明の実施例」 図面の第1図には、この発明に従つたタンク側
板の組立方法の一実施例によつて組み立てられた
タンク側板の板割りを表した展開図が示されてい
る。この発明のタンク側板の組立方法において
は、先ず、第2図に明示される様に、同じ幅、同
じ長さの2枚の横長の鋼板2,3を幅方向に突き
合わせて溶接し、更にその側縁部の一方に、縦長
の鋼板4を溶接し、矩形のブロツク1を形成す
る。次いで、ブロツク1をタンク全周にわたつて
並べ、縦継手5を溶接してタンク側板の第1段目
を形成する。この際に、隣合うブロツク1の継手
部に十字クロスができないように、ブロツク1の
縦長の鋼板4が、隣接のブロツク1の横長の鋼板
2,3に接するように配置する。次に、第2段目
を、第1段目と同様にして形成すると共に、レン
ガ積み工法により長手方向に縦継手5,6をずら
し、第1段目と第2段目との間に十字クロスがで
きないように積み重ねる。以下、この作業を繰り
返して最上段まで組み上げ、タンク側板組立作業
を終了する。
この発明においては、貯蔵タンクの設計上、ブ
ロツク1の上部の鋼板3と下部の鋼板2とで板厚
を変える必要が生じた場合に、第3図の如く、溶
接された横長の鋼板2,3の断面形状と同じ断面
形状の段付き板を、縦長の鋼板4として用いるこ
とができる。この様に段付き板を用いることによ
り、板厚の変り目がタンク全周にわたつて連続す
るようになる。
また、この実施例においては、ブロツク1にお
ける横長の鋼板は2枚としているが、第4図の様
に3枚でもよく、この枚数は適宜選択できるもの
である。
「発明の効果」 この様に、この発明によれば、十字クロス部を
作ることなくタンク側板を組み立てることがで
き、また、最大幅の鋼板をブロツクに用いること
ができるので、一単位が非常に大きく構成され、
従つて、現場における溶接箇所や鋼板の運搬回数
等が削減され、作業能率が向上する。また、この
発明によるブロツクは必要以上に大きくないの
で、倒れ防止用の器材や人手に経費を裂く必要が
なく、コストダウンを図ることができる。更にま
た、縦長の鋼板に段付き板を使用することによ
り、板厚の変り目がタンク全周にわたり連続する
ので、縦継手の溶接作業が容易となり、ひいては
貯蔵タンク自体の性能を向上させることができ
る。この縦長の鋼板は、ノズルやマンホール等の
設置にも有効に用いることができる。すなわち、
ノズル等の設置に際しては、その設置位置の鋼板
を応力除去のために炉の中に入れなければならな
いが、この発明のブロツクにおける縦長の鋼板
は、横長の鋼板に比べて小さいので、応力除去作
業を簡単に行うことができる。以上の如く、この
発明に従つたタンク側板の組立方法は、従来の組
立方法に比し、作業能率や経済性において優れた
効果を呈する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に従つたタンク側板の組立方
法の一実施例によつて組み立てられたタンク側板
の板割りを示す部分展開図、第2図は第1図にお
ける1個のブロツクを示す概略説明図、第3図は
段付き板を用いた場合の第2図のA−A線に沿つ
ての断面図、第4図はこの発明の方法に従つて作
られた別のブロツクを示す概略説明図、第5乃至
7図は夫々、従来のタンク側板の組立方法に従つ
て組み立てられたタンク側板の板割りを示す部分
展開図である。図中、1,11,16:ブロツ
ク、2,3,4,12,13,17,18:鋼
板、5,6,10,14,20:縦継手、15,
19:水平継手。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 幅および長さに関して同一寸法の横長の鋼板
    を幅方向に適宜数並べて溶接し、溶接された前記
    鋼板の幅方向に延びる側縁部の一方に1枚の縦長
    の鋼板を溶接して矩形のブロツクを形成し、各ブ
    ロツクの縦長の鋼板が隣接のブロツクの横長の鋼
    板に接するように複数枚のブロツクをタンク全周
    にわたり接続して各段を形成し、各段の縦継手が
    次段の縦継手と一致しないように次段を長手方向
    に適宜ずらしながら最上段まで組み上げていくこ
    とを特徴とするタンク側板の組立方法。 2 鋼板の板厚の変り目がタンク全周にわたり連
    続するように、縦方向に延びる鋼板に段付き板を
    用いることができることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のタンク側板の組立方法。
JP59164812A 1984-08-08 1984-08-08 タンク側板の組立方法 Granted JPS6145071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59164812A JPS6145071A (ja) 1984-08-08 1984-08-08 タンク側板の組立方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP59164812A JPS6145071A (ja) 1984-08-08 1984-08-08 タンク側板の組立方法

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Publication Number Publication Date
JPS6145071A JPS6145071A (ja) 1986-03-04
JPH0363630B2 true JPH0363630B2 (ja) 1991-10-01

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JP59164812A Granted JPS6145071A (ja) 1984-08-08 1984-08-08 タンク側板の組立方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0417697U (ja) * 1990-05-30 1992-02-13
JP5672787B2 (ja) * 2010-06-16 2015-02-18 株式会社Ihi 円筒型タンクの構築方法
JP6444585B2 (ja) * 2013-03-28 2018-12-26 大阪瓦斯株式会社 ガス貯蔵タンク及びlngタンクの施工方法

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JPS6145071A (ja) 1986-03-04

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