JPH0362668A - フィルムスキャナー - Google Patents

フィルムスキャナー

Info

Publication number
JPH0362668A
JPH0362668A JP1198308A JP19830889A JPH0362668A JP H0362668 A JPH0362668 A JP H0362668A JP 1198308 A JP1198308 A JP 1198308A JP 19830889 A JP19830889 A JP 19830889A JP H0362668 A JPH0362668 A JP H0362668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
center
scanning
scanned
window
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1198308A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Nishikawa
正治 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP1198308A priority Critical patent/JPH0362668A/ja
Publication of JPH0362668A publication Critical patent/JPH0362668A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フィルム画像を走査して読取り、これを電気
信号に変換するフィルムスキャナーに関する。
〔従来の技術〕
従来、原稿支持台に保持された被走査原稿を原稿照明系
によって照明し、被走査原稿の原稿像を読取り光学系に
よってリニアイメージセンサ上に投影させて、被走査原
稿を走査読取りするスキャナーが知られている。この種
のスキャナーとしては、例えば、NEC技報vo142
 No5 (1,989) 129頁に記載されている
ものがある。
第8図は上記文献に記載されているスキャナーの構成を
示す図である。このスキャナーは、蛍光灯1の光によっ
て、原稿支持台(不図示)に支持された被走査原稿2を
照明し、反射原稿像を複数のミラー3,4,5.6で反
射させて色フイルタ−7に垂直に入射させる。そして、
色フィルタ7を通った光束をレンズ8でイメージセンサ
9上に投影し、リニアイメージセンサの電子走査により
主走査を行ない、原稿支持台を移動させることにより副
走査を行なって原稿を読取る。
このようなスキャナーで用いられる原稿支持台は、第9
図に示すように、原稿保持面10の最大有効走査領域に
ガラス板11が嵌込め込まれている。ガラス板11の隣
接する二辺(1,mは走査開始基準位置となっていて、
被走査原稿2は隣接する二辺を走査開始基準位置47.
mに合わせてガラス板11上に載置される。このように
、被走査原稿2が反射原稿の場合には、被走査原稿A、
Bのようにサイズの異なるものまたは被走査原稿A。
Cのように姿勢の異なるものであっても、各被走査原稿
A、B、Cを走査開始基準位置へ極めて容易にセットす
ることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、被走査原稿2が写真フィルム等の透過原稿の
場合には、その扱いが難しいことからいくつかの問題が
ある。
すなわち、フィルムを走査読取りする場合は、フィルム
のサイズが小さくまた汚れがつきやすいことから、フィ
ルムをフィルムホルダーに挟み、このフィルムホルダー
を原稿移動台に載置するといったことが行われる。しか
し、−旦フィルムをフィルムホルダーに挟んだ後は、フ
ィルムの位置を移動させることができないので、同一の
走査読取り基準位置にサイズ、姿勢の異なるフィルム端
部を合わせるのは極めて困難な作業となる。
また、フィルムを正しい位置に容易にセットする方法と
して、フィルムのサイズ、姿勢に合わせた形状の窓が設
けられた複数種のフィルムホルダーを用意することが考
えられる。このようなフィルムホルダーを用いればフィ
ルムを正しい位置にセットできる。しかし、フィルムを
その表裏または上下を間違ってフィルムホルダーにをセ
ットした場合には、−旦フィルムホルダーを開いて正し
くセットしなおさなければならず、操作が繁雑なものと
なってしまう。
本発明は以上のような実情に鑑みてなされたもので、フ
ィルム原稿を走査開始位置に極めて簡単にセットでき、
フィルム原稿の姿勢1表裏を間違えてフィルムホルダー
にセットしてもフィルム原稿の入替えを行う必要のない
極めて操作性の向上したフィルムスキャナーを提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題を解決するために、被走査フィルムが
保持されているフィルムホルダーを原稿移動台に保持し
、前記被走査フィルムの一方の面を照明することにより
、前記被走査フィルムの他方の面側に設置されたリニア
イメージセンサアレイ上に前記被走査フィルムの投影像
を結像させ、この状態でリニアイメージセンサアレイの
電子走査によって主走査し、前記原稿移動台の移動によ
り副走査するフィルムスキャナーにおいて、異なる被走
査フィルムのサイズ、姿勢に応じた形状をなす窓が各々
形成され、6窓に各々対応する被走査フィルムがその窓
の中心とその被走査フィルムの中心とを一致させて保持
される複数のフィルムホルダーと、この複数のフィルム
ホルダーの各々を各フィルムホルダーの窓の中心と有効
走査範囲の中心とを一致させて保持する原稿移動台とを
錨える構成とした。
〔作用〕
以上のような手段を講じたことにより、サイズ。
姿勢の兄なる各被走査フィルムは、被走査フィルムの各
々のサイズ、姿勢に合わせた形状に形成されたフィルム
ホルダーの窓に保持されるので、各被走査フィルムはフ
ィルムホルダーの所望の位置に正確に保持される。各被
走査フィルムはその中心を対応するフィルムホルダーの
窓の中心に一致させて保持され、このフィルムホルダー
がフィルム中心を有効走査範囲の中心に一致させて原稿
移動台に支持されるので、原稿移動台を移動することに
より、サイズ、姿勢の異なるフィルムであってもを容易
に走査開始位置に合わせることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。
第1図は第1実施例に係るフィルムスキャナーの構成を
示す図である。同図に示す20はスキャナ装置本体であ
り、この装置本体内は仕切板21によって上部収納部2
2と下部収納部23とに二分されている。上部収納部2
2は、一方の側面が開口しており、この開口部にはこの
開口部を覆う不透明の可動カバー25が支持軸24によ
り容器本体20に回動自在に取付けられている。
上部収納部22には照明光学系が収納されている。この
照明光学系は、光源ランプ31と、この光源ランプ31
の出射側に配置された熱線吸収フィルタ32と、照明光
の集束位置に配置された回転フィルタ33と、この回転
フィルタ33を通った照明光を集光する第1のコンデン
サレンズ34と、第1のコンデンサレンズ34を通った
照明光を垂直方向(図中下方)へ反射させるミラー35
と、このミラー35の反射光を後述する結像レンズの瞳
位置に集束させる第2のコンデンサレンズ36とから構
成される。この照明光学系の光源ランプ312回転フィ
ル回転フィルタ33収納部22の装置本体側に取付けら
れている。また、照明光学系の偏向光学素子である第1
のコンデンサレンズ34.ミラー35.第2のコンデン
サレンズ36等は可動カバー25に取付けられている。
なお、図中37はモータであり、回転フィルタ33を回
転させるための駆動源となる。また、可動カバー25の
開口部には、第2のコンデンサレンズ36の中心位置に
対向する位置に穴が形成されているスリット遮光板38
が取付けられている。
このスリット遮光板38により、後述するリニアイメー
ジセンサアレイの主走査ラインに沿った幅の光束のみが
抽出され、フィルム原稿Fに光学的または熱的影響を与
えるその他の光束がカットされる。
下部収納部23には、第2のコンデンサレンズ36に対
向する位置に配置された原稿移動台41゜この原稿移動
台41に装着されるフィルムホルダー42.このフィル
ムホルダー42をフィルム面に沿って回動させる不図示
の回動機構、原稿移動台41を副走査方向(図中左右方
向)に移動する移動機構、原稿移動台41に保持される
フィルム原稿の投影像を読取り電気信号に変換する読取
り光学系等が収納されている。
原稿移動台41は、移動機構により図中左右方向へ移動
するスライドテーブル43と、このスライドテーブル4
3の上面に設けられ回動機構により回動する回転テーブ
ル44とから構成される。
回転テーブル44は有効最大走査領域を含む領域に窓が
形成されている。この窓の内周縁には、フィルムホルダ
ーの外形に合わせた形状の溝が形成されている。フィル
ムホルダーをこの窓に取り付けることにより、フィルム
ホルダー42かフィルム中心を窓の中心に一致させて保
持される。なお、スライドテーブル43は有効最大走査
領域が開口となっている。駆動機構は、パルスモータ4
5と、このモータ45の出力軸にカップリング46を介
して接続された送りねじ47と、この送りねじ47に螺
合されている送りナツト48とから構成され、送りナツ
ト48が原稿移動台41の下面に一体として取付けられ
ている。
第2図、第3図はフィルムホルダーを示す図である。本
実施例では、外形が同一で窓形状が異なる複数のフィル
ムホルダーか用いられる。第2図に示すフィルムホルダ
ー50は走査可能最大サイズのフィルム原稿F1を保持
するためのものである。このフィルムホルダー50は、
外形が長方形をなし有効最大走査領域大の窓51が形成
されている枠部材52と、この枠部材52に嵌込まれた
2枚の無反射ガラス53.54とから構成されている。
枠部材52は図中上下に配置された肉厚部材55.56
の各々の両端部を肉薄部材57゜58でつないで、フィ
ルムサイズに合わせた窓51を形成している。肉薄部材
57.58上に無反射ガラス53が取付けられている。
この無反射ガラス53上に窓51の中心にその中心を一
致させてフィルム原稿F1が載置されている。なお、フ
ィルム原稿F1は、肉厚部材55.56と無反射ガラス
53との段差により、上下方向の位置が決まり、左右い
ずれかの辺を窓51の辺に合わせることにより左右方向
の位置が決まり、フィルムF1の中心と窓51の中心5
9とが一致する。無反射ガラス54は、このフィルム原
稿F1を挟持して着脱または開閉可能に取り付けられて
いる。
フィルムホルダー50の中心と窓51の中心とは一致し
ており、このフィルムホルダー50が原稿移動台41の
有効走査領域の中心にその中心を一致させてセットされ
る。なお、図中M1はフィルムホルダーの窓形状、外形
等の種類を示す識別マーり、SLは走査開始位置を示し
ている。
第3図に窓のサイズが異なるフィルムホルダーを示す。
このフィルムホルダー60は小サイズのフィルム原稿F
2を保持するためのものである。
このフィルムホルダー60は、フィルムホルダー50と
同一の外形をなしていて、窓61がフィルム原稿F2に
合わせた大きさに形成されている。
なお、基本構成は同じであり、62は枠部材、63.6
4は無反射ガラス、65.66は肉厚部材。
67.68は肉薄部材、69は窓61の中心。
M2は識別マークである。
第1図に説明を戻す。また、上記読取り光学系等は、遮
光ハウジング81内に構成されていて、フィルム原稿F
の投影光を水平方向へ反射させるミラー82と、このミ
ラー82で反射される光の赤外光をカットする赤外光カ
ットフィルタ83と、ミラー82を反射した投影光がそ
の瞳位置に集束する結像レンズ84と、この結像レンズ
84によりフィルム原稿のフィルム画像が結像されるリ
ニアイメージセンサアレイ85とからなる。リニアイメ
ージセンサアレイ85は、図の紙面に対して垂直な方向
に配列された多数の受光素子からなり、受光素子の配列
方向に沿って主走査ラインを形成している。このリニア
イメージセンサアレイ85の出力信号は、フィルム画像
情報を記憶する記憶装置または画像処理装置等へ導かれ
る。86はスリット遮光板であり、リニアイメージセン
サアレイ85の主走査ラインに沿った幅の光束のみを遮
光ハウジング81内に導いている。
ところで、本実施例では、第2図および第3図に示すよ
うに、各フィルムホルダー50.60にサイズや姿勢の
異なるフィルム原稿Fl、F2を各々保持させて走査読
取りを行うわけであるが、この様な場合には、各フィル
ムホルダーの走査読取り有効範囲が異なってくる。フィ
ルムサイズや姿勢が変わった場合には、副走査の開始点
を初め種々の走査パラメータが変わる。例えば、リニア
イメージセンサアレイ85の全素子を有効に使って走査
読取りを行う場合には、撮像倍率を変化させる必要があ
る。また、帯状分割走査を行う場合には、主走査方向の
原稿移動台41の位置を変化させる必要がある。なお、
帯状分割走査とは、本発明者が特願平1−063314
号に記載した走査方法であり、同一のフィルム面を主走
査方向に複数の領域に分割し、分割した幅で副走査方向
に走査する方法である。
本実施例では、第5図に示すように、回転フィルタ33
と第1のコンデンサレンズ34との間に補助コンデンサ
レンズ38が設けられていて、この補助コンデンサレン
ズ38を移動させる移動機構AI、補助コンデンサレン
ズの位置を検出する位置センサSl、結像レンズ84の
位置を検出する位置センサS2.結像レンズ84を光軸
方向に移動させる移動機構A2.  リニアイメージセ
ンサアレイ85の位置を検出する位置センサS3.  
リニアイメージセンサアレイ85を移動させる移動機構
A3.原稿移動台41の主走査方向の位置を検出する位
置センサS4.原稿移動台41を主走査方向へ移動させ
るA4.原稿移動台41を副走査方向へ移動する移動機
構A5.原稿移動台41の副走査方向の位置を検出する
位置センサS5が設けられている。さらに、このフィル
ムスキャナーには、フィルムホルダーの窓形状に関する
情報すなわちフィルム原稿Fのサイズ、姿勢に関する情
報を入力するためのキーボード91と、各フィルムホル
ダーに関する副走査開始位置情報、最適撮像倍率とする
ためのパラメータ情報、帯状走査における主走査開始位
置情報等が予め記憶されていて、各位置センサS1〜S
5から送られてくる位置情報から各駆動機構A1〜A5
への制御指令信号を生成するCPU92と、このCPU
92から出される制御指令信号に基づいて各駆動機構A
1〜A5を駆動させる駆動制御部93とを備えている。
次に、このように構成されたフィルムスキャナーの光学
系について説明する。光源ランプ31から水平方向に出
射された照明光は、フィルタ32で熱線吸収され、回転
フィルタ33に一旦集束する。回転フィルタ33はモー
タ37により回転され、入射した照明光がR,G、Bの
いずれかの色光に変換される。この様な照明光は、第1
のコンデンサレンズ34て集束され、ミラー35で下方
に反射されて第2のコンデンサレンズ36に入射する。
第2のコンデンサレンズ36は入射した照明光を結像レ
ンズ34の瞳位置に集束させる如く作用する。そして、
スリット遮光板38を透過した照明光によりフィルム原
稿Fが照明される。フィルム原稿Fの投影光はスリット
遮光板86を介して遮光ハウジング81内に入り、ミラ
ー82で反射された水平方向に向きを変える。そして、
フィルタ83で赤外光がカットされ、結像レンズ84に
入射する。結像レンズ84に入射した投影光は瞳位置で
集束し、リニアイメージセンサアレイ85上にフィルム
原稿Fの投影像が結像される。
次に、本実施例の走査読取り動作について説明する。
原稿移動台41にセットされたフィルムホルダーの種別
がキーボード91からCPU92に入力される。CPU
92は、予め記憶されている副走査開始位置情報と位置
センサS5から送られてくる原稿移動台41の副走査方
向の位置検出信号とから、副走査開始位置までの移動量
を算出し、この算出結果を制御指令信号として駆動制御
部93へ出力する。駆動制御部93は、送られてくる制
御指令信号に基づいて駆動機構A5を駆動させて原稿移
動台41を副走査方向へ移動させ、フィルム原稿Fのエ
ツジを主走査ライン上に一致させる。
このようにして、原稿移動台41が副走査開始位置に自
動的に移動される。
また、撮像倍率を変化させてリニアイメージセンサアレ
イ85の全素子幅でフィルム原稿Fを主走査するように
補助コンデンサレンズ38および結像レンズ84が移動
される。すなわ、ち、キーボード91からCPU92に
入力されたフィルムホルダーの識別情報からフィルムホ
ルダーが特定され、位置センサSl、S2.S3から送
られてくる位置検出信号と予め記憶されているそのフィ
ルムホルダーの最適撮像倍率情報とから、補助コンデン
サレンズ38.結像レンズ84.リニアイメージセンサ
アレイ85の移動量が算出され、この算出結果が制御指
令信号として駆動制御部93に出される。駆動制御部9
3は、制御指令信号に基いて、駆動機構Al、A2.A
3を駆動し、補助コンデンサレンズ38.結像レンズ8
4.リニアイメージセンサアレイ85を移動させて、リ
ニアイメージセンサアレイ85の全素子幅とフィルム原
稿Fの主走査方向の幅とを対応させる。
また、前記帯状分割走査を行う場合は、キーボード91
から入力されたフィルムホルダーの識別情報に基いて特
定されたフィルムホルダーの主走査方向の走査開始位置
と位置センサS4から送られてくる原稿移動台41の主
走査方向の位置検出信号とから、原稿移動台41の主走
査方向の走査開始位置までの移動量が算出される。この
算出結果は、制御指令信号として駆動制御部93に出力
される。駆動制御部93は、入力した制御指令信号に基
いて駆動機構A4を駆動させ、フィルム原稿Fのエツジ
を主走査開始位置まで移動させる。
このような本実施例によれば、サイズ、姿勢の冗なるフ
ィルム原稿Fl、F2を各フィルム原稿と同一形状をな
す窓51.61に、互いの中心を一致させて保持し、し
かもこのフィルムホルダー50.60を窓51.61の
中心と有効走査領域の中心とを一致させて原稿移動台4
1にセットするようにしたので、姿勢の異なるフィルム
原稿Fl、F2のエツジを走査開始位置に容易に合せる
ことができ、操作性を改善することができる。
しかも、フィルム原稿Fはその中心を回転テーブル44
の回転軸に一致させた状態で原稿移動台41に保持され
るので、回転テーブル44を回動させてフィルム原稿F
の姿勢を変更してもフィルムの中心は有効走査領域の中
心からずれることはなく、フィルム原稿Fを走査開始位
置へ容易に移動させることができる。したがって、フィ
ルム原稿Fの上下を間違ってセットした場合には、回転
テーブル44を180度回転させれば、あらためてセッ
トし直さなくとも走査読取りを行うことができる。また
、フィルム原稿Fの表裏を間違えてセットした場合には
、フィルムホルダー50゜60ごと裏返してセットすれ
ば良い。
また、種類の異なるフィルムホルダーの各々の副走査開
始位置情報、最適撮像倍率情報1分割走査読取り時の主
走査開始位置情報等をCPU92に予め記憶しておき、
キーボード91からフィルムホルダーの種別情報を入力
し、この入力されたフィルムホルダーに関する上記各情
報と各位置センサS1〜S5から送られてくる位置検出
信号とから、移動量を算出し、この算出結果に基いて該
当する駆動機構A1〜A5を駆動させるようにしたので
、フィルムホルダーの交換に伴う走査パラメータの変動
に迅速かつ容易に対応することができ、良好な走査読取
を行うことができる。
また、スキャナ装置本体20を上部収納部22と下部収
納部23とに部分し、照明光学系を上部収納部に形成し
、読取り光学系を下部収納部23に形成しているので、
照明光学系と読取り光学系とを床面に対し同一水平面内
に形成するのに比べ、装置の床面積を小さくすることが
でき、装置をコンパクト化することができる。
また、上部収納部22の一端部開口に可動カバー25を
回動自在に取付けたので、フィルム原稿Fの着脱操作を
容易に行うこ゛とができ、作業性を向上させることがで
きる。しかも、原稿移動台61が露出されることから、
メンテナンスが容易であると共にフィルム原稿Fのセッ
ト状態を目視確認することができ、セットミスを防止す
ることかできる。
次に、本発明の第2実施例について説明する。
本実施例は、フィルムホルダーに付されている識別マー
クMをマーク読取りセンサで読取ることにより、フィル
ムホルダーの識別情報を自動入力する例である。
第6図は第2実施例のマーク読取り部分の構成を示す図
である。なお、駆動機構としては、原稿移動台41を副
走査方向へ移動させる駆動機構のみを抜出して示してい
る。同図に示す100はマーク読取りセンサであり、こ
のマーク読取りセンサ100は、原稿移動台41にセッ
トされたフィルムホルダーの識別マークMが付された位
置に対抗する位置に設置さ′れている。101はガイド
レールであり、その両端がサイドフレーム102103
に固定されている。S6は原稿移動台41の副走査方向
の位置を検出する位置センサである。
104は原稿台センサ作動片である。
このように構成された実施例において、例えば第4図に
示すフィルムホルダー70を用いる。このフィルムホル
ダー70は、その外形が正方形であることを特徴とし、
基本的な構成は第2図および第3図に示したフィルムホ
ルダー50.60と同一である。すなわち、71はフィ
ルム原稿F3のサイズに合わせた形状をなす窓、72は
枠部材、73は無反射ガラス、74.75は肉厚部材、
76は窓71の中心、M3.M4はフィルムホルダーの
識別マークである。なお、肉厚部材74゜75の両端部
には互いに異なるマークM3.M4が付されていて、7
4.75間で対角方向に同一のマークが付されている。
このように構成された実施例における、走査開始位置ま
での移動動作について第6図、第7図を用いて詳述する
。先ず、駆動制御部93からのスタート指令によってモ
ータ45を回転して原稿移動台41を図中右方向へ移動
させて、センサS6上を作動片104が通過するように
する。次に、モータ45の回転を反転させて原稿移動台
41を図中左方向に移動させ、センサS6が作動片10
4のエツジを検出した位置を基準点とする。
CPU92はコードマーク読取り信号からフィルムホル
ダー70を認識し、予め記憶されているフィルムホルダ
ー70の走査開始位置に基き、基準点から走査開始位置
まで原稿移動台41を移動させるのにモータ45を何パ
ルス分回転させるか演算し、この演算結果を指令信号と
して駆動制御部93に送る。駆動制御部93はこの指令
信号によってドライブパルスを発生させる。なお、キー
ボード91からはフィルムホルダーの識別情報以外の情
報が入力される。
ところで、原稿移動台41を走査開始位置まで移動させ
るときに、その移動速度を走査読取り時の移動速度より
も早くすることにより、時間の短縮を図ることができる
すなわち、第7図に示すタイミングで原稿移動台41を
移動させる。戻しパルス(c)で原稿移動台41を右方
向に移動させ、センサS6の検出信号(a)からセンサ
S6の作動片104を通過したことが検出されたならば
、パルス数をカウントし、nカウントとなったところで
、送りパルス(b)に切換え、モータを反転させる。再
び作動片104を通過したことが検出されたならば、そ
の検出パルスの次に発生するパルスを基準位置信号とし
て、カウンター(d)を始動させる。
CPU92が指定したパルス数までカウントする。
この間はモータに短周期のパルスが送られ原稿移動台4
1が高速に移動される。
走査読取り時は、読取りパルスカウンター(e)で副走
査方向の走査距離をカウントしながら低速パルスで原稿
移動台41を移動させる。このようにして、各主走査ラ
インごとの読取り信号(f)を得る。
所定領域の走査終了後、原稿移動台41を復帰させ、セ
ンサ6が作動片104を検知した基準位置もしくは読取
り開始位置で停止させる。そして、今回装着されたフィ
ルムホルダーが前回のものと同一であれば、読取り開始
位置から読取りを開始させ、光なるものであれば、基準
位置を再セットして原稿移動台41の位置を決める。
このような第2実施例によれば、フィルムホルダー70
に付されている識別マークMをマーク読取りセンサ10
0で読取ってCPU92に入力するようにしたので、キ
ーボード91からフィルムホルダーの識別情報を入力す
る作業を省略することができる。
また、フィルムホルダー70の外形を正方形とし、ホル
ダー70の中心と窓71の中心とを一致するようにした
ので、回転テーブルを設けなくともフィルムホルダー7
0を90度、180度と姿勢をかえてセットでき、フィ
ルム原稿Fを縦、横。
上下任意の姿勢で原稿移動台41にセットすることがで
き、一種類のフィルムホルダーで姿勢の異なる複数のフ
ィルム原稿に対応することができる。
さらに、フィルムホルダー70の肉厚部74゜75の両
端部に異なる識別マークM3.M4を付し、しかも74
.75間で対角方向に同一の識別マークを付しているの
で、フィルムホルダー70を90度回転させたときに、
フィルム原稿Fの向きを知ることができる。
また、走査開始位置までの原稿移動台41の移動速度を
走査読取り時の原稿移動台41の移動速度よりも早くし
たので、走査読取り開始位置への移動に要する時間を短
縮することができる。
〔発明の効果〕
以上詳記したように本発明によれば、被走査フィルムの
中心をフィルムホルダーの窓の中心に致させて保持し、
さらにフィルムホルダーの窓の中心と有効走査領域の中
心とを一致させて原稿移動台に保持するようにしたので
、サイズ、姿勢の異なる被走査フィルムであっても容易
に走査開始位置に合わせることができ、操作性を大幅に
向上させることができる。
また、フィルムホルダーが有効走査範囲の中心を軸とし
て回動するようにしたので、被走査フィルムを間違って
斜めにセットした場合であっても再セットせずに所望の
姿勢とすることができ、操作性をさらに向上させること
かできる。
また、フィルムホルダーの窓形状に関する情報を入力す
る入力手段と、この入力手段からの入力情報と予め記憶
されている複数のフィルムホルダーに関する走査開始位
置情報とから走査パラメタを設定する手段とを備えたの
で、フィルムホルダーの種類によって異なる走査パラメ
ータの設定が簡略化され、走査読取り開始までに要する
時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例に係るフィルムスキャナーの構成図
、第2図(a)はフィルムホルダーの平面図、第2図(
b)は同図(a)示すフィルムホルダーの断面図、第3
図(a)はフィルムサイズの光なるフィルムホルダーの
平面図、第3図(b)は同図(a)に示すフィルムホル
ダーの断面図、第4図は外形が正方形をなすフィルムホ
ダーの平面図、第5図はフィルムスキャナーの走査パラ
メータの変更機構を説明するための図、第6図は第2実
施例に係るフィルムスキャナーの副走査機構を抜き出し
て示す図、第7図は走査読取り開始までの動作を説明す
るための図、第8図は従来よりあるスキャナーの構成図
、第9図はサイズ、姿勢穴なる原稿を載置した原稿台の
平面図である。 41・・・原稿移動台、42,50,60.70・・・
フィルムホルダー 51.61.71・・・フィルムホ
ルダーの窓、91・・・キーボード、92・・・CPU
。 93・・・駆動制御部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被走査フィルムが保持されているフィルムホルダ
    ーを原稿移動台に保持し、前記被走査フィルムの一方の
    面を照明することにより、前記被走査フィルムの他方の
    面側に設置されたリニアイメージセンサアレイ上に前記
    被走査フィルムの投影像を結像させ、この状態でリニア
    イメージセンサアレイの電子走査によって主走査し、前
    記原稿移動台の移動により副走査するフィルムスキャナ
    ーにおいて、 異なる被走査フィルムのサイズ、姿勢に応じた形状をな
    す窓が各々形成され、各窓に各々対応する被走査フィル
    ムがその窓の中心とその被走査フィルムの中心とを一致
    させて保持される複数のフィルムホルダーと、 この複数のフィルムホルダーの各々を各フィルムホルダ
    ーの窓の中心と有効走査範囲の中心とを一致させて保持
    する原稿移動台と、 を具備したことを特徴とするフィルムスキャナー。
  2. (2)前記原稿移動台は、保持されている前記フィルム
    ホルダーをその窓の中心を軸として回動させる手段を備
    えていることを特徴とする請求項1記載のフィルムスキ
    ャナー。
  3. (3)前記原稿移動台に保持されている前記フィルムホ
    ルダーの窓形状に関する情報を入力する入力手段と、こ
    の入力手段からの入力情報と予め記憶されている前記複
    数のフィルムホルダーの各々の走査開始位置情報とに基
    づいて走査パラメータを設定する手段とを具備したこと
    を特徴とする請求項1記載のフィルムスキャナー。
JP1198308A 1989-07-31 1989-07-31 フィルムスキャナー Pending JPH0362668A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1198308A JPH0362668A (ja) 1989-07-31 1989-07-31 フィルムスキャナー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1198308A JPH0362668A (ja) 1989-07-31 1989-07-31 フィルムスキャナー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0362668A true JPH0362668A (ja) 1991-03-18

Family

ID=16388975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1198308A Pending JPH0362668A (ja) 1989-07-31 1989-07-31 フィルムスキャナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0362668A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7317560B2 (en) 2004-01-16 2008-01-08 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and image forming apparatus using the same
CN100370801C (zh) * 2004-01-21 2008-02-20 佳能株式会社 图像读取装置及使用该图像读取装置的图像形成装置
US7408685B2 (en) 2004-02-27 2008-08-05 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and method of controlling same
US7468817B2 (en) 2004-01-16 2008-12-23 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7317560B2 (en) 2004-01-16 2008-01-08 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and image forming apparatus using the same
CN100370800C (zh) * 2004-01-16 2008-02-20 佳能株式会社 图像读取装置及使用它的图像形成装置
US7468817B2 (en) 2004-01-16 2008-12-23 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus
CN100370801C (zh) * 2004-01-21 2008-02-20 佳能株式会社 图像读取装置及使用该图像读取装置的图像形成装置
US7529000B2 (en) 2004-01-21 2009-05-05 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and image printing apparatus using the same
US7408685B2 (en) 2004-02-27 2008-08-05 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and method of controlling same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5814809A (en) Apparatus for optically scanning images using transmissive and reflective light sources
WO1998003932A1 (en) Hand-holdable optical scanner particularly useful as electronic translator
JP2000196813A (ja) 画像読み取り装置
JP2000312277A (ja) フィルムスキャナ
US5589952A (en) Disc high resolution scanner
US6421158B1 (en) Optical scanning module with rotatable reflection mirror for image scanning device
JPH0362668A (ja) フィルムスキャナー
US5646746A (en) Image input device having carriage that includes a movable origin detector
JP3179857B2 (ja) 原稿サイズ検知装置
US6195181B1 (en) Image reading apparatus
JPH0937031A (ja) 原稿読み取り装置
JPH04128707A (ja) イメージスキャナ
JPH0358664A (ja) フィルムスキャナー
JPH0433189B2 (ja)
JP3393178B2 (ja) 画像読取装置
US20030189735A1 (en) Film scanner
JP2538155Y2 (ja) 画像入力装置
JP2003037712A (ja) 画像読取装置
JP3179818B2 (ja) 反射透過原稿読取装置
JP2847713B2 (ja) 読取装置
JPS63109640A (ja) 画像読取り装置
JPH06205169A (ja) 原稿画像読取り装置
JPH02157837A (ja) 光学読取装置
JPH06315067A (ja) 画像読取り装置
JPH01296852A (ja) 画像読取装置