JPH0362033A - ハロゲン化銀感光材料処理装置 - Google Patents

ハロゲン化銀感光材料処理装置

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JPH0362033A
JPH0362033A JP19876589A JP19876589A JPH0362033A JP H0362033 A JPH0362033 A JP H0362033A JP 19876589 A JP19876589 A JP 19876589A JP 19876589 A JP19876589 A JP 19876589A JP H0362033 A JPH0362033 A JP H0362033A
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佳弘 藤田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ハロゲン化銀感光材料処理装置に関する。
〈従来の技術〉 ハロゲン化銀感光材料(以下、単に感光材料という)の
処理には、銀画像を形成する処理(黒白現像処理)、色
画像を形成する現像処理(カラー現像処理)があり、反
転法で作画する場合には、黒白ネガ現像工程を行い、カ
ブラセ処理し、カラー現像処理する。
これら処理に用いる処理液のうち、漂白液、漂白定着液
、定着液、停止液、現像あるいは発色現像直後の水洗水
等には、エアレーション(空気発泡)をすることが知ら
れている。
このエアレーションは、現像あるいは発色現像直後の停
止液や、水洗水においては、現像主薬の洗い出し促進と
して行われ、特に漂白7夜や漂白定着波等の漂白能を有
する処理l夜では、酸化力を高め、脱銀不良の防止、復
色不良の防止に有効である。
例えば、多価金属の化合物、例えば、アミノポリカルボ
ン酸第二鉄錯塩、赤血塩、塩化鉄等を、酸化剤として用
いた漂白液は、ランニングにおいて現像銀を酸化し、ま
た前工程の発色現像液の持ち込みを受けることによって
、第一鉄錯塩に変化するが、第一鉄錯塩の量が多くなる
と脱銀不良や復色不良が生じるため、十分なエアレーシ
ョンにより、第一鉄錯塩を第二鉄錯塩に完全に酸化して
おくことが、漂白を完全に行なう上で好ましい。
このようなエアレーションは、従来、処理液の入った処
理タンクまたはこれに連通ずるサブタンクにおいて、タ
ンク底部より気泡を供給し、その気泡は開放した処理酸
液面にそのまま浮上して大気中に放散される構成となっ
ていた。
ところで、近年、1,3−プロピレンジアミン四酢酸鉄
(III )錯塩(1,3−PDTA・Fe(Ill)
と略す)のごとき高電位酸化剤を含む漂白液が開発され
ているが、漂白カブリを防止するために有機酸、特に酢
酸を添加し、pHを調整している。
このように、前記従来のエアレーションを行うと、酢酸
等の処理7夜に含有される化合物の臭気が大気中に放散
され、環境上問題となる。
また、エアレーションにより処理液の蒸発量が増大し濃
縮する。 特に漂白液が濃縮すると、脱銀不良が生じ、
また析出物の発生によるトラブルも生じる。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、エ
アレーションに基づく臭気の放散がなく、また処理液の
蒸発を抑制しつるハロゲン化銀感光材料処理装置を提供
することにある。
〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、以下の本発明により達成される。
即ち、本発明は、ハロゲン化銀感光材料を処理液にて処
理するハロゲン化銀感光材料処理装置であって、 処理液に対し空気発泡を行う空気発泡手段と、浮上した
気泡を回収する回収手段と、この回収した気体を再度空
気発泡手段に送気する送気手段とを有することを特徴と
するハロゲン化銀感光材料処理装置。
また、本発明は、ハロゲン化銀感光材料を処理液にて処
理するハロゲン化銀感光材料処理装置であって、 処理液に対し空気発泡を行う空気発泡手段と、浮上した
気泡を回収する回収手段と、この回収した気体から臭気
の成分を除去するフィルター手段とを有し、このフィル
ター手段を経て排気を行うように構成したことを特徴と
するハロゲン化銀感光材料処理装置である。
これらの発明において、処理液としては、漂白能を有す
る処理液(漂白液、漂白定着液)定着液、水洗液、安定
液があげられ、好ましくは、漂白能を有する処理液、特
に好ましくは漂白7夜である 〈作用〉 本発明によれば、空気発泡による効果を享受しつつ、浮
上した気泡を回収し、その回収した気体を用いて再度空
気発泡を行うか、またはその回収した気体を例えば水中
に通過させることにより該気体中の臭気の成分を除去し
、これを排気することにより、臭気の放散を抑制すると
ともに、空気発泡による処理l夜の蒸発量を減少するこ
とができる。
〈実施例〉 以下1本発明のハロゲン化銀感光材料処理装置(以下単
に感光材料処理装置という)を添付図面に示す好適実施
例について詳細に説明する。
第1図および第2図は、それぞれ、本発明の感光材料処
理装置の構成例を示す断面正面図である。
第1図に示すように、感光材料処理装置lは、処理槽(
メインタンク)2と、その側部に内部同士が連通ずるよ
う設置されたサブタンク3とを有する。
処理槽2内には、感光材料を所定経路で搬送するための
ローラ、ガイド等で構成される搬送手段(図示せず)が
設置されている。
また、処理槽2の上部は開放し、底部には、処理’t(
U Qの流出口21が形成されている。 この流出口2
1には、管4の上端が液密に接続されている。
サブタンク3の上部は、上壁31およびこれに続く傾斜
壁32により覆われており、傾斜壁32の下端は、処理
槽2の側壁と連結されている。 また、サブタンク3内
には、処理液を例えば30〜45℃に加温するヒーター
35が設置さている。
サブタンク3の上壁31には排気口33が形成され、サ
ブタンク3の底部には、処理液Qおよび気泡B1の流入
口34が形成されている。
この流入口34には管5の上端が液密に接続されている
また、この管5の下端と前記管4の下端は、曲り管6に
より液密に接続されている。
管5の下端の直下の位置には、曲り管6の内部へ貫通す
るノズル7が設置され、外部に露出したノズル7の基端
には、送気チューブ8bの一端が接続されている。
この送気チューブ8bの他端は、ポンプ10の吐出側に
接続されている。
また、前記サブタンク3の排気口33には、送気チュー
ブ8aの一端が接続され、その他端はポンプ10の吸入
側に接続されている。
処理槽2内およびサブタンク3内には、後述する処理液
Qが、それぞれ所定レベルまで入れられている。
なお、処理槽2内の液面レベルと、サブタンク3内の液
面レベルとは、必ずしも一致していない。
また、サブタンク3内の液面レベルは、傾斜壁32の下
端より上方に保持される。 これにより、サブタンク3
内の液面、サブタンク側壁、上壁31および傾斜壁で囲
まれた閉鎖空間36が形成される。
感光材料の処理に際しては、感光材料による処理7夜の
持ち出し等により処理Mi Qが減少するため、例えば
サブタンク3内に処理液の補充口(図示せず)を設けて
新鮮な処理液を補充するとともに、例えば処理槽2内に
排液口(図示せず)を設け、疲労した処理液をオーバー
フローにより排出する。
本発明に用いられる処理液Qは、漂白液、漂白定着液、
定着液、停止液、水洗水があげられる。 特に漂白液、
漂白定着7夜が好ましい。
漂白液または漂白定着液において用いられる漂白剤とし
ては、例えば、鉄(■)、コバルト(III )りoム
(IV)、銅(II )などの多価金属の化合物、特に
錯化合物類、酸類、キノン類、ニトロ化合物等があげら
れ、代表的な漂白剤としては、塩化鉄;赤血塩や重クロ
ム酸塩;鉄(III )もしくはコバルト(III)の
有機錯塩(例えば、アミノポリカルボン酸、アミノポリ
ホスホン酸なとの錯塩)があげられる。 漂白剤は単独
でも併用でもよい。 アミノポリカルボン酸塩あるいは
アミノポリホスホン酸塩はアミノポリカルボン酸あるい
はアミノポリホスホン酸のアルカリ金属、アンモニウム
、水溶性アミンとの塩である。 アルカリ金属としては
ナトリウム、カリウム、リチウムなどであり、水溶性ア
ミンとしてはメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチ
ルアミン、ブチルアミンのようなアルキルアミン、シク
ロヘキシルアミンのような指環式アミン、アニリン、m
−トルイジンのようなアリールアミン、およびピリジン
、モルホリン、ピペラジンのような複素環アミンである
これらのアミノポリカルボン酸、アミノポリホスホン酸
あるいはそれらの塩などのキレート剤の代表例としては
、エチレンジアミンテトラ酢酸、エチレンジアミンテト
ラ酢酸ジナトリウム塩、エチレンジアミンテトラ酢酸ジ
アンモニウム塩、エチレンジアミンテトラ酢酸テトラ(
トリメチルアンモニウム)塩、エチレンジアミンテトラ
酢酸テトラカリウム塩、エチレンジアミンテトラ酢酸テ
トラナトリウム塩、エチレンジアミンテトラ酢酸トリナ
トリウム塩、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、ジエチ
レントリアミンペンタ酢酸ペンタナトリウム塩、エチレ
ンジアミン−N−(β−オキシエチル)−N。
N’ 、N’−)−り酢酸、エチレンジアミン−N−(
β−オキシエチル) −N、N’ 、N’トリ酢酸トリ
ナトリウム塩、エチレンジアミン−N−(β−オキシエ
チル)−N、N’N’−トリ酢酸トリアンモニウム塩、
1.2−ジアミノプロパンテトラ酢酸、1.2−ジアミ
ノプロパンテトラ酢酸ジナトリウム塩、1゜3−ジアミ
ノプロパンテトラ酢酸、1.3−ジアミノプロパンテト
ラ酢酸ジアンモニウム塩、ニトリロトリ酢酸、ニトリロ
トリ酢酸トリナトリウム塩、シクロヘキサンジアミンテ
トラ酢酸、シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸ジナトリ
ウム塩、イミノジ酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、
エチルエーテルジアミンテトラ酢酸、グリコールエーテ
ルジアミンテトラ酢酸、エチレンジアミンテトラプロピ
オン酸、フェニレンジアミンテトラ酢酸、1.3−ジア
ミノプロパノ−ルーN、N、N’ 、N’ −テトラメ
チレンホスホン酸、エチレンジアミン−N、N。
N’ 、N’−テトラメチレンホスホン酸、1゜3−プ
ロピレンジアミン−N、N、N’N°−テトラメチレン
ホスホン酸などを挙げることができるが、もちろんこれ
らの例示化合物に限定されない。
ところで、近年、漂白カブリを防止しつるものとして、
高電位酸化剤、特に酸化還元電位が150mV以上(p
H6,0の条件下)の酸化剤を含有する漂白液が開発さ
れており、この漂白液を本発明に適用することは好まし
い。
この漂白液における好ましい漂白剤は、アミノポリカル
ボン酸鉄(I[I)錯塩である。 その具体例を酸化還
元電位とともに下記に示す。
化合物No。
酸化還元電位 (mV vs、NHE、pH=6) 1、N−(2−アセトア ミド)イミノニ酢酸鉄 (III)錯塩 2、 メチルイミノニ酢酸鉄 (II[)錯塩 3、 イミノニ酢酸鉄(III) 錯塩 4.1.4−ブチレンジア ミン四酢酸鉄(In)錯塩 5、ジエチレンチオニー チルジアミン四酢酸鉄 Hn)錯塩 6、 グリコールエーテルジ アミン四酢酸鉄(III)錯 塩 7.1.3−プロピレンジ アミン四酢酸鉄(III)錯 塩(1,3−PDTA・ Fe (III) ) 80 00 10 30 30 40 50 これらのなかでも、特に好ましいのは、化合物No、 
7の1.3−PDTA−Fe (III)である。
なお、アミノポリカルボン酸鉄(m)錯塩はアンモニウ
ム塩が最も漂白の速い点で好ましい。
なお、酸化還元電位が150mV以上の漂白剤に加えて
、酸化還元電位が150mV未満のものを併用してもよ
い。 ただし、その使用量は、酸化電位が150mV以
上の漂白剤1モルに対して0.5モル程度以下とするこ
とが好ましい。
このようなものとしては、酸化還元電位が150mV以
上の、特にアミノポリカルボン酸鉄(III)錯塩と併
用する場合においてエチレンジアミン四酢酸、ジエチレ
ントリアミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸の
第二鉄錯塩等を挙げることができる。
鉄イオン錯塩は錯塩の形で使用してもよいし、第二鉄塩
、例えば硫酸第二鉄塩、塩化第二鉄塩、硝酸第二鉄塩、
硫酸第二鉄アンモニウム、燐酸第二鉄などとアミノポリ
カルボン酸、ホスホノカルボン酸などのキレート剤とを
用いて溶液中で第二鉄イオン錯塩を形成させてもよい。
 錯塩の形で使用する場合は、1種類の錯塩を用いても
よいし、2種類以上の錯塩を用いてもよい。 一方、第
二鉄塩とキレート剤を用いて溶液中で錯塩を形成する場
合は第二鉄塩を1種類または2種類以上使用してもよい
。 また、いずれの場合にも、キレート剤を第二鉄イオ
ン錯塩を形成する以上に過剰に用いてもよい。 鉄錯体
の中でもアミノポリカルボン酸鉄錯体が好ましく、その
添加量は、カラーネガフィルムのような撮影用カラー写
真感光材料の漂白液においては、O0l〜1モル/β、
好ましくは、0.2〜0.4モル/℃であり、またその
漂白定着液においては、0.05〜0.5モル/I2、
好ましくは、0.1〜0.3モル/βである。 また、
カラーペーパーのようなプリント用カラー写真感光材料
の漂白液または漂白定着液においては、0.03〜0.
3モル/℃、好ましくは、0.05〜0.2モル/εで
ある。
本発明の漂白液または漂白定着液は、臭化物(例えば、
臭化カリウム、臭化ナトリウム、臭化アンモニウム)ま
たは塩化物(例えば塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩
化アンモニウム)または沃化物(例えば沃化アンモニウ
ム)の再ハロゲン化剤を含むことができる。 必要に応
じ、硼酸、硼砂、メタ硼酸ナトリウム、酢酸、酢酸ナト
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、亜燐酸、燐酸
、燐酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、酒
石酸などのp)I緩衝能を有する1種類以上の無機酸、
有機酸およびこれらのアルカリ金属またはアンモニウム
塩または、硝酸アンモニウム、グアニジンなどの腐食防
止剤などを添加することができる。
漂白液のpHは2.5〜6゜8で使用されるのが好まし
く、特に酸化還元電位が150mV以上の漂白剤含有の
漂白液では2.5〜4,2で使用されるのが好ましい。
 より好ましくは2.5〜4.0、さらに好ましくは2
.5〜3.6である。
低pH領域で使用することによって、漂白処理のみなら
ず、次工程の定着能を有する処理l夜により処理を含め
た脱銀処理の迅速化を図ることができる。
この際、pHが2.5未満となると、漂白刃ブリの低下
や処理の迅速化の面では効果が得られるものの、このよ
うな低pHとすることは現実的ではなく、また逆に漂白
液や漂白補充液の溶解性が悪化し、低温で析出が生じる
などの不都合があり、一方高電位酸化剤を使用しp)I
が4.2をこえると漂白刃ブリが著しく増大する。
漂白液のpHを前記領域に調整するには、公知の酸が使
用される。
このような酸としては、ギ酸、酢酸、モノクロル酢酸、
モノブロモ酢酸、グリコール酸、プロピオン酸、モノク
ロルプロピオン酸、乳酸、ピルビン酸、アクリル酸、酪
酸、イソ酪酸、ビバル酸、アミノ酪酸、吉草酸、イソ吉
草酸等の脂肪族系−塩基性酸;アスパラギン、アラニン
、アルギニン、エチオニン、グリシン、グルタミン、シ
スティン、セリン、メチオニン、ロイシンなどのアミノ
酸系化合物;安息香酸およびクロロ、ヒドロキシ等のモ
ノ置換安息香酸、ニコチン酸等の芳香族系−塩基性酸;
シュウ酸、マロン酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、マ
レイン酸、フマル酸、オキサロ酢酸、グルタル酸、アジ
ピン酸等の脂肪族系三塩基性酸;アスパラギン酸、グル
タミン酸、グルタル酸、シスチン、アスコルビン酸等の
アミノ酸系三塩基性酸;フタル酸、テレフタル酸等の芳
香族三塩基性酸;クエン酸などの多塩基性酸など各種有
機酸を列挙することができる。
本発明ではこれらの中でもカルボキシル基を有する一塩
基性酸が好ましく、特に酢酸およびグリコール酸の使用
が最も好ましい。
また、漂白液のpHを前記領域に調整する際、前記の酸
とアルカリ剤(例えば、アンモニア水、KOH,Na0
H)を併用してもよい。 なかでも、アンモニア水が好
ましい。
なお、上記高電位酸化剤を含む漂白液については、本願
出願人による平成1年6月30日付提出の特許出願(1
) (発明の名称:ハロゲン化銀カラー写真感光材料の
処理方法)に詳述されている。
また、漂白液または漂白定着液には、米国特許第3,8
93,858号、西独特許第1,290.812号、特
開昭53−95630号に記載のメルカプト基またはジ
スルフィド基を有する化合物で代表される公知の漂白促
進剤を添加することができる。
本発明において、漂白定着液に含有される定着剤として
はチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム、チオ硫
酸アンモニウムナトリウム、チオ硫酸カリウムのような
チオ硫酸塩、チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸ア
ンモニウム、チオシアン酸カリウムのようなチオシアン
酸塩(ロダン塩)、チオ尿素、チオエーテル等を用いる
ことができる。
なかでも、チオ硫酸アンモニウムを用いることが好まし
い。 定着剤の量は漂白定着液lβ当り0.3〜3モル
、好ましくは0.5〜2モルである。
また、定着促進の観点から、前記チオシアン酸アンモニ
ウム(ロダンアンモニウム)、チオ尿素、チオエーテル
(例えば3.6−シチアー1.8−オクタンジオール)
を併用することも好ましく、併用するこれらの化合物の
量は、漂白定着液1β当り0.01〜0.1モル程度が
一般的であるが、場合により、1〜3モル使用すること
で定着促進効果を大巾に高めることもできる。
処理の迅速化を図る上で、特に、チオ硫酸塩とチオシア
ン酸塩とを併用することが好ましく、特に、チオ硫酸ア
ンモニウムとチオシアン酸アンモニウムとの併用が好ま
しい。
漂白定着液には、定着剤の他に、通常、亜硫酸ナトリウ
ム等の保恒剤、酸剤、緩衝剤、硬膜剤などの定着助剤を
含有させることができる。
なお、定着液としては、前記の漂白窓@i!に含有され
る定着剤、保恒剤、定着進剤等を含むものが挙げられ、
具体的には、特開昭63−61247号公報、写真工業
別冊最新写真処方便覧(昭和58年7月)166〜18
1頁等に記載の定着液があげられる。 この場合、安定
性向上のためにアミノポリカルボン酸や、有機ホスホン
酸く例えば、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホ
スホン酸)を含有することもできる。
また、停止液としては、上記処方便覧 164〜166頁記載のものがあげられる。
次に、第1図に示す感光材料処理装置1を用いた本発明
の感光材料の処理方法について説明する。
処理槽2内では、前記搬送手段(図示せず)の作動によ
り、感光材料が所定の経路を搬送され、処理液Qに浸漬
されて処理がなされる。
一方、ポンプ10を作動すると、ポンプIOの吐出側よ
り送り出された空気は、送気チューブ8aを通ってノズ
ル7より曲り管6内へ供給される。
空気発泡手段としてのノズル7の先端より吐出した空気
は気泡B1を形成し、管5内を浮上してゆき、流入口3
4かもサブタンク3内に入り、さらに上昇してサブタン
ク3内の液面に達する。
このように、気泡B1が処理液Q中を上昇する間に、気
泡B1中の酸素が、例えば処理液中のアミノポリカルボ
ン酸第−鉄錯塩を酸化して同第二鉄錯塩にするので、処
理液Qの活性が保たれる。
また、この間においては、処理液Q中の臭気の成分、特
に前述したpH調整のための酢酸、モノクロル酢酸やプ
ロピオン酸等が気泡B1中に1昆入する。
なお、気泡B、の浮上に伴って、管5内の処理液Qも上
方へ流動する。 これにより、処理槽2内の処理液Qは
、その底部にある流出口21から管4内へ流れ込み、曲
り管6および管5を通って流入口34からサブタンク3
内へ流入し、サブタンク3内でヒーター35により温調
された後、サブタンク3と処理槽2との境界部にある開
口22を通過して処理槽2内へ戻るという循環系を形成
する。
サブタンク3内液面に到達した気泡B1は、閉鎖空間3
6に集積され回収される。 この場合、回収手段として
の閉鎖空間36内の気体は、前記臭気の成分を含んだも
のとなっているが、この気体が装置外部へ漏れ出さない
ため、臭気放散は生じない。 さらに、サブタンク3の
上部が開放していないため、処理液Qの蒸発量が大幅に
減少する。
また、感光材料処理装置1では、サブタンク3内へ流入
した気泡B1が、処理槽2内へ侵入し難いような構成と
なっている。
即ち、浮上する気泡B、が処理槽2の方向へ流れても、
傾斜壁32に当接し、この傾斜壁32に沿ってサブタン
ク3内の液面へ浮上するよう誘導される。
閉鎖空間36内に集積回収された気体は、排気口33よ
り排気され、送気チューブ8aを通ってポンプ10の吸
入側からポンプ10内に吸入され、再び送気チューブ8
b内へと送り出される。
このように、空気発泡を行った気泡を回収し、この回収
気体を送気手段にて再度空気発泡手段に送気して空気発
泡を行うという循環系が構成される。
なお、ポンプ10の吐出量は特に限定されないが、好ま
しくは5〜2027分程度とするのがよい。
また、気泡の直径(発生時)は、1 mm以下とするの
が好ましい。
なお、このような気体の循環系の任意箇所に、酸素の減
少分に相当する空気を補給する空気取り入れ部を設ける
のが好ましい。
第2図には、感光材料処理装置の他の構成例が示されて
いる。 以下、同図に示す感光材料処理装置1゛につい
て説明するが、前記感光材料処理装置と同一の事項につ
いてはその説明は省略する。
感光材料処理装置1°では、サブタンク3の側方に、臭
気の成分を除去するフィルター手段としての水槽9が設
置されている。
この水槽9の上部には気体の排気口91が、下部には気
体の流入口92がそれぞれ形成されており、この流入口
92と、サブタンク3の排気口33とが送気チューブ8
cにて気密的に接続されている。
また、水槽9の内部には、水(イオン交換水、蒸留水、
水道水等) アルコール(例えば、プロピルアルコール
、ブチルアルコール)等の液体Rが入れられている。
ノズル7の基端には、送気チューブ8dの一端が接続さ
れ、その他端は、ポンプ10の吐出側に接続されている
このような感光材料処理装置1°において、ポンプlO
の作動により発生した気泡B+は管5内およびサブタン
ク3内を浮上し、サブタンク3内のl後面に到達して閉
鎖空間36に集積、回収される。
閉鎖空間36内の気体(臭気の成分を含む)の圧力が高
まり、水槽9内の液体Rの液圧を超えると、その気体は
排気口33から排気され、送気チューブ8Cを通り、水
槽9の流入口92から水槽9内に送り込まれ、気泡B2
を形成する。 この気泡B2は、液体R中を浮上し、液
面に達した後水槽9内の上部に集積され、排気口91か
ら排気される。
気泡B2が、液体R中を上昇する間に気泡B2中の臭気
の成分が液体R中に溶は出し、液面に達したときには、
臭気の成分がほとんど除去された状態となっている。 
従って、大気中に放散される臭気は、大幅に減少する。
なお、液体Rには、臭気の成分を除去するのに好適な組
成の添加剤を添加することも可能である。 具体的には
、例えば臭気の成分が酢酸などの酸である場合、添加剤
として、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルカ
リ剤等を添加するのが好ましい。
また、その添加量は、10−2〜10モル八程度へする
のが好ましい。
このような感光材料処理装置1°においては、送気チュ
ーブ8Cの途中に、ポンプ(図示せず)を設け、閉鎖空
間36内の気体を強制的に水槽9内へ送り込むような構
成としてもよい。
また、図示の例ではフィルター手段として水槽9を用い
ているが、これに限定されず、例えばポリエチレン、ポ
リ塩化ビニル、ナイロン等の多孔質材料または繊維の束
に前記と同様のl皮体Rを含浸させたフィルターを設け
、このフィルターに臭気を含む気体を通過させて臭気を
除去するような構成としてもよい。 また、フィルター
は、活性炭のようなものでもよい。
本発明において、処理対象される感光材料の種類は特に
限定されず、例えば、カラーネガフィルム、カラー反転
フィルム、カラー印画紙、カラーポジフィルム、カラー
反転印画紙、製版用写真感光材料、X線写真感光材料、
黒白ネガフィルム、黒白印画紙、マイクロ用感光材料等
、各種感光材料が挙げられる。
また、上記感光材料処理装置lおよびl。
は、例えば、?W式の複写機、自動現像機、プリンター
プロセッサ、ビデオプリンタープロセッサー、写真プリ
ント作成コインマシーン、検版用カラーペーパー処理機
等の各種感光材料処理装置に適用することができる。
く実験例〉 (本発明例1) たて5mXよこ3mX高さ3mの閉めきった室内に第1
図に示す構造の漂白F!(容量6I2)を有する自動現
像機を設置し、下記条件にてエアレーションを24時間
継続して行った。
(漂白液組成) 1.3−プロピレンジアミン 四酢酸第二鉄アンモニウム 一水塩            145g臭化アンモニ
ウム       100g硝酸アンモニウム    
    30g酢酸              60
gアンモニア水にて       pH4,0水を加え
て          10100O液温:38℃ ポンプ吐出量:5e/分 気泡直径(発生時):50μ (本発明例2) 本発明例1と同様の室内に第2図に示す構造の漂白槽(
容量6I2)を有する自動現像機を設置し、下記条件に
てエアレーションを24時間継続して行った。
漂白液組成および液温:本発明例1と同様ポンプ吐出量
:5U分 気泡直径(発生時):50戸 水槽容量=1℃ 水槽内液体:水酸化ナトリウム20%水溶液(比較例) サブタンクの上部が開放した構造の従来型の自動現像機
を用いた以外は本発明例1と同様にしてエアレーション
を行った。
上記本発明例1.2および比較例について、各室内の酢
酸濃度を測定するとともに、臭気の有無を調べた。 ま
た、さらに漂白液中の鉄濃度を分析することにより、漂
白液からの水の蒸発量を調べた。
これらの結果を下記表1に示す。
表 表1に示されるように、本発明例1および2では比較例
に比べ、臭気の放散が著減し、蒸発量も少ない。
〈発明の効果〉 以上述べたように、本発明のハロゲン化銀感光材料の処
理方法によれば、エアレーションによる臭気の放散を抑
制するとともに、処理液の蒸発量を減少することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ本発明のハロゲン化銀
感光材料の処理方法を実施するための感光材料処理装置
の構成例を示す断面正面図である。 符号の説明 1.1°・・・感光材料処理装置 2・・・処理槽 21・・・流出口 22・・・開口 3・・・サブタンク 31・・・土壁 32・・・傾斜壁 33・・・排気口 34・・・流入口 35・・・ヒーター 36・・・閉鎖空間 4.5・・・管 6・・・曲り管 7・・・ノズル 8a、8b、8c。 9・・・水槽 91・・・排気口 92・・・流入口 10・・・ポンプ B1.B2・・・気泡 Q・・・処理7夜 R・・・液体 8d・・・送気チューブ 願 理 同 人 人 富士写真フィルム株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハロゲン化銀感光材料を処理液にて処理するハロ
    ゲン化銀感光材料処理装置であって、 処理液に対し空気発泡を行う空気発泡手段 と、浮上した気泡を回収する回収手段と、この回収した
    気体を再度空気発泡手段に送気する送気手段とを有する
    ことを特徴とするハロゲン化銀感光材料処理装置。
  2. (2)ハロゲン化銀感光材料を処理液にて処理するハロ
    ゲン化銀感光材料処理装置であって、 処理液に対し空気発泡を行う空気発泡手段 と、浮上した気泡を回収する回収手段と、この回収した
    気体から臭気の成分を除去するフィルター手段とを有し
    、このフィルター手段を経て排気を行うように構成した
    ことを特徴とするハロゲン化銀感光材料処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5541700A (en) * 1993-10-19 1996-07-30 Eastman Kodak Company Separation of liquids

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS616841U (ja) * 1984-06-16 1986-01-16 株式会社 ノ−リツ研究センタ− 写真感光材料処理機におけるエアレ−シヨン装置
JPS61138593A (ja) * 1984-12-10 1986-06-26 フセソユズニイ ザオチニイ インジエネル ノ−ストロイテルニイ インスチチユ−ト エアレ−シヨン・タンク

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