JPH0361907A - 被覆線材の被覆除去方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば光ファイバガラス上に被覆層を有する
光ファイバ心線の特に任意の位置における被覆除去方法
に関するものである。

（従来の技術） 光通信用の光ファイバガラスは、外径が１２５ｊｍ程度
と非常に細径であり、又脆性材料であるので、外部から
の機械的応力や環境雰囲気の影響を受は易く、これを保
護するため、一般に光ファイバガラス上にシリコン、ウ
レタン等の高分子材料を被覆して使用している。

とのよつに、光ファイバガラス上に被覆層を有する光フ
ァイバ心線により構成される光線路において、光ファイ
バ心線の分岐等を行なう場合、光ファイバ心線を任意の
位置でその被覆層を除去する必要がある。

従来の被覆除去技術の一つとして、鋭利な刃を用い、光
ファイバ心線の被覆層の上から、光ファイバガラスに傷
がつかない程度に刃を入れ、ある一定長刃を引き、光フ
ァイバガラスに傷をっケナいように十分注意してニブμ
等により中間の被覆層を剥離する方法がとられていた。

又別の技術として、光ファイバ心線の被覆層を所定の長
さにわたって加熱溶融させることにより、該被覆層を所
定の長さ除去する方法がある。

（解決しようとする課題） 上述した従来技術のうち、前者の鋭利な刃を用いる方法
は人の手作業によるため、不正確で光ファイバガラスを
損傷することが非常に多かった。

又後者の加熱溶融する方法では、熱を加えても溶融でき
ない被覆材を用いることが多く、酸で溶かす必要がある
が、酸は取扱いが危険であり、かつ周囲の被覆層への酸
の浸み込みが問題である。

（課題を解決するための手段） 本発明は上述の問題点を解消した被覆線材の被覆除去方
法を提供するもので、その特徴は、２つあるいはそれ以
上に分かれていて合せたとき対象とする被覆線材に対称
にかつ２方向以上から刃が被覆線材の被覆層に鋭角でか
つ被覆線材の軸と直交する方向にある幅をもって接触し
、上記刃を被覆線材の軸方向でかつ刃が向いている方へ
相対的に移動させることにより被覆層の一部を除去する
ことにある。

（作用） 第１図は本発明の被覆除去方法において用いる被覆除去
器の概要構成図である。

図面において、（１）は被覆除去器本体で、１対の刃（
２）と、この両側に被覆線材（ｌＯ）を保持するそれぞ
れ１対の押えローラー（３）を具えている。

上記被覆除去器本体０）は２つに分かれていて、これを
合せたとき、前記刃（２）は対象とする被覆線材（１０
）に対して対称で、かつ被覆層（１２）に対して鋭角で
あり、かつ被覆線材（１０）の軸と直交する方向にある
幅をもって接触する（第２図口参照）ように構成されて
いる。

図面に示すように、光ファイバ心線の如き被覆線材（１
０）を押えローラー（３）で保持し、被覆除去器本体（
１）を合せると、第２図（イ〉に示すように刃（２）は
被覆層（１２）に当たり、同図（ロ）にその断面を示す
ように被覆層（１２）を押圧する。この状態で被覆線材
（１０）を第２図（ハ）の矢印（ａ）の方向に移動させ
ると、刃（２）は被覆線材（１０）の被覆層（１２）に
喰い込み被覆層（！２）の一部を除去することができる
。又刃（２）を被覆層（１２）に喰い込ませるために、
刃（２）を矢印（ｂ）の方向に移動させてから矢印（ａ
）の方向に被覆線材（１０）を移動させてもよい。同図
（ニ）は被覆層（１２）の一部を除去した状態の同図（
ハ）のＸ２−Ｘ２における断面図である。その後、被覆
除去器本体（１）を開いて被覆線材（ｌＯ）を取り出し
、同図（ネ）のように１対のフェルト、コルク等の回転
体（４）の間に供給して光ファイバガラス等の芯材（１
１）上に残存する被覆層（１２ａ）を除去して芯材（目
）を露出する。

（実施例） 第３図は本発明の被覆除去方法を実現する被覆除去装置
の具体例の説明図である。

図面において、（２１）は光ファイバ心線の如き被覆線
材（１Ｇ）を繰り出すキャプスタン、（２２）は第１図
に示す構成をもった被覆除去器本体（１）を上下方向へ
移動させる移動装置、（２３）はコルク、フェルト等の
回転体（４）を駆動するモーター（２４）は被覆線材（
１０）のクランプ機構で、ガイド（２５）に連結されお
り、図の矢印の方向に移動可能に設けられている。

キャプスタン（■２）から繰り出された被覆線材（１０
）をクランプ機構（２４）で把持し、被覆除去器本体（
１）を移動装置（２２）にて被覆線材（！０）の方向へ
移動させて被覆線材（ｌＯ）を押えローラー（３）で保
持する。この時、刃（２）は第２図（イ）及び（０）の
ように被覆線材（１０）の被覆層（１２）を押圧する状
態となる。この状態でクランプ機構（２４）が矢印の方
向に移動すると、前記第２図（ハ）のように被覆層（１
２）の一部が除去される。被覆ＩＩ（１２）の一部が除
去された被覆線材（ｌＯ）は、モーター（２３）にて回
転するコルク、フェルト等の回転体（４）により、左右
、上下方向から挟み込まれ、残存する被覆層が除去され
る。このように被覆層を除去された被覆線材（１０）は
必要な位置までガイド（２５）によって運搬される。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明の被覆線材の被覆除去方法
によれば、被覆除去器を用いることにより、芯材を傷つ
けることが殆んどなく、任意の位置で被覆を除去するこ
とが容易であり、作業性が著しく向上する。又自動の装
置への組み込みも可能である。従って光ファイバカプラ
の製造等に利用するとき、大きな威力を発揮する。

【図面の簡単な説明】

“ｒｌｌ １１１図は本発明の被覆除去方法において用いる被覆除
去器の概要構成図である。 第２図（イ）〜（ネ）は本発明の被覆除去方法における
被覆除去の手順の説明図である。 第３図は本発明の被覆除去方法を実現する被覆除去装置
の具体例の説明図である。 １・・・被覆除去器本体、２・・・刃、３・・・押えロ
ーラー　コルク、フェルト等の回転体、 １０・・・被覆線材、１１・・・芯材、＋２・・・被覆
層、２Ｉ・・・被覆線材繰り出しキャプスタン、２２・
・・被覆除去器移動装置、２３・・・モーター、２４・
・・クランプ機構、２５・・・ガイド。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）芯材上に被覆層を有する被覆線材の被覆除去方法
   であって、２つあるいはそれ以上に分かれていて合せた
   とき対象とする被覆線材に対称にかつ２方向以上から刃
   が被覆線材の被覆層に鋭角でかつ被覆線材の軸と直交す
   る方向にある幅をもって接触し、上記刃を被覆線材の軸
   方向でかつ刃が向いている方へ相対的に移動させること
   により被覆層の一部を除去することを特徴とする被覆線
   材の被覆除去方法。
2. （２）被覆線材が光ファイバガラス上に被覆層を有する
   光ファイバ心線であることを特徴とする請求項（１）記
   載の被覆線材の被覆除去方法。