JPH0361194A - 自動二輪車のエンジン懸架装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、フレームの振動を低減できる自動二輪車の
エンジン懸架装置に関する。

〔従来の技術〕

自動二輪車は、フレームに複数個所マウントプレートを
取付け、このマウントプレートにエンジンをボルトで取
（＝Ｉけて懸架している。エンジンは、運転によって振
動を発生し、フレームに振動が伝わると、乗員が振動を
感して不快になるので、マウントプレートにゴムブツシ
ュなどを介してボルトを通し、ゴムブツシュで振動を吸
収するようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

自動二輪車のフレームは、その大きさ、形状などによる
剛性によって固有の振動特性がある。その振動特性によ
って、振幅が増幅される周波帯域が存在する。一方、自
動二輪車の乗員の体感振動の主たる加振源は、エンジン
の可動部分の慣性力であって、エンジンの回転数に依存
した特定の周波数で加振される。エンジンの回転による
加振周波数と、フレームの固有の振動特性が一致する回
転域では、共振が生じて顕著な振動になる不都合がある
。

この発明は、かかる点に鑑み、エンジンを懸架するフレ
ームのマウント部分の数を回転数によって変えることに
よって、フレームの剛性を可変し、」（振が生じる回転
域を外すことによって、振動を低減できる自動二輪車の
エンジン懸架装置を１１１ることを１−１的とする。

〔課題を解決するための手段〕

」二記目的を達成するために、この発明の１′１動二輪
車のエンジン懸架装置は、フレームに取（＝１けた複数
個所のマウントプレートに、エンジンを連結して懸架す
るもので、その複数個所のマウント部のうちの一箇所を
切離し又は浮動可能にし、エンジンの回転数に関連させ
て、連結したり切離し又は浮動にするようにしたことに
ある。

〔作用〕

フレームのマウント部の一個所を切離し又は浮動ＴｉＪ
能にするのに、フレームの）ｈＧ動特住か大きく変る場
所を選定する。これによって、−個所のマウント部を連
結した場合には、エンジン回転の高速側に共振が生じる
振動特性にてき、−個所のマウント部を切離し又は浮動
にすると、エンジン回転の低速側に共振が生じる振動特
性にできる。そして、運転中にエンジン回転に応してマ
ウント部を切換えることにより、全四転域て」（振する
ことがない振動の少いものにてきる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面によって説明する。

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示すものである
。フレーム１の前部には、五個所マウントプレート２が
設けである。下部四個所のマウントプレート２は、エン
ジン３のクランクケース４部分に設けたボス５を合せ、
ボルトを通して締着する。上部−個所のマウントプレー
ト２は、エンジン３の」１端のシリンダーへラドカバ−
６を取付ける。この部分は、第２図に示すように、フレ
ーム１のマウントプレート２には、内向きの凹み７が設
けてあり、この門み７に対応してシリンダーへラドカバ
ー６側に、ピン８が設けである。そしてピン８は、油圧
室９に油圧を加えることによって摺動し、ピン８の先端
が凹み７に噛脱できるようにしである。７１１１圧室９
には、エンジン３のオイルポンプから油圧が加えられる
ようにしてあって、エンジン３のＦｉ１転検出器１０の
指令で、切換えバルブ１１が操作されるようにしである
。第３図は、フレーム１の振動測定値である。ピン８を
マウントプレート 量がＡ−Ｂで示すようになる。又、ピン８をマウントプ
レート２の１川み７に噛合ドて連結すると、振動量が（
、Ｄで示すようになる。こうして、フレーム１の振動特
性を変えることができる。そして、二つの曲線の交点Ｅ
の回転数Ｎで切換えることによって、フレーム１の振動
量をＣ−Ｂで示すようにすることができて、振動の低減
が図れる。

第４図は本発明の他の実施例を示すものである。

この場合は、第２図のピン８と凹み７に代えて、フレー
ム１の上部−個所のマウントプレー１・２と、エンジン
３のシリンダーへラドカバー６部分を、内部を中空１２
にした弾性筒１３て連結する。そして、中空１２部分に
、７１′１１圧などの圧力を加えるようにしてあり、コ
ンプレツサー１４から切換えバルブ１１を介して圧力が
加えられるようにしである。切換えバルブ１１は、回転
数に応じて、適宜運転者がスイッチ１５て操作できるよ
うにしである。中空１２内に圧力を加えると、弾性筒１
３が圧せられ、引１力が制約されて、殆んど剛体に近い
連結状態になり、中空１２内の圧力を抜くと、弾性筒１
３の引１力が自由になって、シリンダーヘッドカバー６
を浮動にてきて、切離した状態に近くできる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明は上部のように構成した
ので、フレームに取トｊけた複数のマウントプレートに
エンジンを連結するようにし、そのうちの一つのマウン
トプレートにエンジンを連結したり、切離し又は浮動で
きるようにすることによって、フレームの固Ｈの振動特
性を変えることができるようにし、エンジンの回転数に
応じて、振動の低い側を選択することができ、振動を低
減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示し、第１図は
エンジンのマウント個所を示す側面図、第２図は第１図
Ｘ矢示部の拡大横断面図、第３図は振動７Ｉｌ１１定グ
ラフ、 第４図は本発明の他の大砲例を示す第２図相ｔｌ１図、 である。 １・・・フレーム、２・・マウントプレート、′３・・
・エンジン、７・・・凹み、８・・・ピン、１０・・・
回転検出器、１２・・・中空、］−３・・・小ＩＩ性筒
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フレームに取付けた複数個所のマウントプレートに、エ
   ンジンを連結して懸架するもので、その複数個所のマウ
   ント部のうちの一個所を切離し又は浮動可能にし、エン
   ジンの回転数に関連させて、連結したり切離し又は浮動
   にするようにしたことを特徴とする自動二輪車のエンジ
   ン懸架装置。