JPH0361043A - 紫外線照射装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は紫外線照射装置に係り、例えば、印刷機などに
おいて、印刷塗布された紫外線硬化性インクなどの被照
射物に照射ランプから放射される紫外線を照射して被照
射物を処理する装置に関する。

（従来の技術） 従来のこの種の紫外線照射装置は、紫外線ランプの長手
方向に対して垂直方向から送風あるいは排風して冷却す
る方法が一般的に採られていたが、このような装置では
、上部にダクト装置の取付は口を設ける必要があり、装
置全体の高さが高くなる問題があり、小型化の障害とな
っていた。

また、例えば、特開昭６０−８７８４８号公報に記載さ
れているように、直管形ランプを内包した石英ガラス管
にてランプの長手方向に沿って冷却風路を形成した構造
の装置が知られている。しかしながらこの石英ガラス管
で形成した冷却風路を形成した装置では、紫外線の他に
、可視光線および赤外線が照射され被照射物が加熱され
る問題があるとともに、被照射物に効率よく紫外線を照
射するには反射体などの光学系装置を必要とし、装置全
体が大型化する問題がある。また、特開昭６１−１５８
４５４号公報に記載されているように、石英ガラス板上
に紫外線を透過し可視光線を反射するフィルタを設け、
紫外線のみを被照射物に照射するようにして、被照射物
の温度上昇を防１１−するようにした装置が知られてい
る。しかしながらこの装置では、ランプの冷却はフィル
タの外周側から行うため冷却効果が低く、さらに反射体
などの光学系装置を設けなくてはならず、装置の小形化
に問題があった。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来の特開昭６０−８７８４８号公報に記載されて
いる装置では、被照射物が加熱される問題があるととも
に、反射体などの光学系装置を必要とし、装置全体が大
型化する問題がある。また、特開昭６１．−１．５８４
５４号公報に記載されている装置では、ランプの冷却冷
却効果が低く、さらに反射体などの光学系装置を設けな
くてはならず、装置の小形化に問題があった。

本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、反射体など
の光学系装置を省略しても、紫外線を被照射物に効率よ
く照射でき、紫外線ランプの冷却が確実にでき、装置を
小形にできる紫外線照射装置を提供するものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明の紫外線照射装置は、主要発光部が直管状である
Ｕ字状でランプあるいは直管形紫外線ランプと、このラ
ンプを内包しこのランプの長手方向に沿って冷却風が流
れる風路を形成した紫外線透過性を有する管体とを備え
、前記管体は一部に軸方向に添って紫外線反射膜を形成
するとともに、他の部分には紫外線域の照射光を透過す
るとともに少くとも可視光を吸収あるいは反射する紫外
線透過膜を形成したことを特徴とすることを特徴とする
ものである。

（作用） 本発明の紫外線照射装置は、紫外線ランプから放射され
た紫外線の一部は紫外線透過膜から透過され、また紫外
線ランプから放射された紫外線の一部は紫外線反射膜に
て反射され、紫外線透過膜を透過して被照射物を照射処
理する。そしてこの紫外線透過膜は紫外線域以外の少く
とも可視光を透過しないため、被照射物が加熱されて温
度上昇することが抑制され、また紫外線ランプは管体内
を流れる冷却風によって効率よく冷却される。

（実施例） 本発明の一実施例の構成を図面第１図および第２図につ
いて説明する。

１は照射ユニットで、箱状のユニット本体２を有し、こ
のユニット本体２の下面の周縁には縁枠部３が形成され
、この縁枠部３の内側が照射量１」４に形成されている
。またこのユニット本体２の一方の端面にはねじにて着
脱自在に取付けられた端板５にて開］コ可能に閉塞され
、この端板５の取り外しによって内部を点検できるよう
になっている。

また、６は高圧水銀放電ランプ、メタルトノ）ライドラ
ンプなどからなる直管形紫外線ランプで、このランプ６
は石英ガラス管などの紫外線透過性を有する管体７に挿
通して内包されている。そして、１１．の管体７によっ
て前記ランプ６の長手方１う」に沿って冷却風が流れる
風路が形成されている。

前記管体７の一部、例えば上半部の外周に軸方向に添っ
てシリカ、アルミナジルコニウムなどの多層膜にて形成
した紫外線反射膜８が形成され、さらにこの管体７の紫
外線反射膜８を形成した部分の他の部分、例えば、下半
部には紫外線域の照射光を透過するとともに紫外線域以
外の照射光の内部くとも可視光を反射する紫外線透過膜
９が形成されている。紫外線透過膜９は、例えば、酸化
ジルコニウム、酸化ハフニウムなどからなる高屈折率層
と、シリカ、フッ化マグネシウムなどからなる低屈折率
層を積層して蒸着した多層干渉膜にて形成して４００　
ｎｍ〜８００　ｎｍの光を選択的に反射するようにして
可視光を遮断、赤外線の一部をガラス自体で吸収される
ようにして熱線を除去している。

そして、前記ランプ６の両端部は通気部１０を形成した
ランプ支持板１１の中心部の支持孔１３にてそれぞれ支
持され、この両ランプ支持板１１は前記管体７にそれぞ
れ嵌着保持されている。

また前記管体７の外周面には適宜に通風孔１２か形成さ
れている。そしてこの管体７の一端開口部には図示しな
い送風機が配設され、または送風機に接続された送風管
が接続され、管体７内に送風された冷却風は前記管体７
内を通過し、一部の冷却風は管体７の通風孔１２からも
出入りできるようになっている。

そしてこの紫外線ランプ６を内包支持した管体７は前記
ユニット本体２内に図示しない手段によって着脱自在に
取り付けられている。

次に２０は架台で、箱状に架台本体２１を有し、この架
台本体２１の上面周縁には前記照射ユニット１のユニッ
ト本体２の下部を嵌合する嵌合縁２２が突出形成されて
いる。またこの架台本体２１の上面には前記ユニット本
体２の下面の照射量「１４に連通ずる照射開口２３が形
成されている。

またこの架台本体２１の前後面の中間部にはそれぞれ被
照射物が前記照射量「］２３の下方を移動できるように
かつ挿脱できるように被照射物流通入ｒ」部２４と出口
部２５とが開目され、この被照射物人し１部２４と出１
−１部２５の上側を覆う上部フード２６．２７が設けら
れ、さらにこの前後面の入口部２５と出［二１２６の下
縁から水平状に下部フード２８．２９かそれぞれ設けら
れて遮光している。

またこの架台本体２１内の下部に遮熱板３０が設けられ
ており、この遮熱板３０の上側が前記人口部２５から出
口部２６に向かって移動する被照射物の流動部３１に形
成されている。

次にこの実施例の作用を説明する。

例えば、紫外線硬化インキなどにて印刷した被照射物を
紫外線照射処理する場合、被照射物を架台２０の一方の
被照射物入口部２４から他方の被照射物出口部２５へ向
かって移動させることにより、被照射物は紫外線ランプ
６からの紫外線が照射開口４．２３から照射されて被照
射物流動部３１を流動し、被照射物は紫外線照射処理さ
れる。この時、紫外線ランプ６から放射された紫外線の
一部は管体７の紫外線透過膜９から透過され、また紫外
線ランプ６から放射された紫外線の一部は管体７の紫外
線反射膜８にて反射され、さらに管体７の紫外線透過膜
９を透過して被照射物を照射処理する。

そしてこの紫外線透過膜９は少くとも可視光を透過しな
いため、被照射物が加熱されて温度上昇することか抑制
される。また管体７の一端開口部から管体７内に送風さ
れた冷却風は前記管体７内を通過し、他端側から排気さ
れるとともに、一部の冷却風は管体７の略中央部までは
通風孔１２から排気され、この管体７の略中央部から下
流側では通風孔１２から冷却風を吸込み、他端開口部か
ら排気され、ランプ６の略中央部を流れる風量が多く、
この紫外線ランプ６を効率よく冷却するとともに、ラン
プ６の全長に亘って温度分布を略均等にする。

そしてこの時、ランプ６の両端部は支持板１１の中心孔
１３に支持され、冷却風は支持板１１の中心部に支持さ
れた端部の内側に直接流れることがなく、ランプ６の両
端電極部を過冷却することがなく、ランプ６は安定して
点灯する。

なお管体７に送風する冷却風は管体１の一端開口部に限
らず、両端間１」部からそれぞれ送風し、各通風孔１２
から排気するようにすることもできる。

次に他の実施例を第３図について説明する。

管体７は前記実施例の構成のように通風孔１２を形成す
ることなく、複数の管体部組７ａを間隔を保持して配設
し、この管体部＋Ａ’　７　ａの間の間隙１２ａにて通
風部を形成することもできる。

また第４図に示すように、管体７を外管体７ｂに挿通配
置し、二重管構造とすることもてきる。

この構造では、管体７と外管体７ｂとの一端開１１部か
ら送風し、内側の管体７の通風孔１２から外管体７ｂを
流れる冷却風を管体７内に流入させる。

なお前記実施例では紫外線ランプは直管形ランプについ
て説明したが、Ｕ字状ランプなど発光主要部が直管状で
ある各種ランプを適用できる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、主要発光部分が直管状の紫外線ランプ
を内包しこのランプの長手方向に沿って冷却風が流れる
風路を形成した紫外線透過性を有する管体は、一部に軸
方向に添って紫外線反射膜を形成するとともに、他の部
分には紫外線域の照射光を透過するとともに紫外線域以
外の照射光の内部くとも可視光を吸収あるいは反射する
紫外０ 線透過膜を形成したので、紫外線ランプから放射された
紫外線の一部は紫外線透過膜から透過され、また紫外線
ランプから放射された紫外線の一部は紫外線反射膜にて
反射され、紫外線透過膜を透過して被照射物を照射処理
できるため、少くとも可視光を透過しないため、被照射
物が加熱されて温度上昇することが抑制され、紫外線反
射膜は反射体の作用を有し、特別に反射体を設ける必要
もなく、また紫外線ランプは管体内を流れる冷却風によ
って効率よく冷却され、冷気装置の構成も簡単になり、
例えば印刷機に組込みができるように装置の小形化が可
能となるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す紫外線照射装置の縦断
側面図、第２図は同上紫外線照射部の縦断正面図、第３
図は本発明の他の実施例を示す紫外線照射装置の紫外線
照射部の縦断正面図、第全図はさらに本発明の他の実施
例を示す紫外線照射装置の紫外線照射部の縦断正面図で
ある。 ６・・紫外線ランプ、７・・管体、８・・紫１を 外線反射膜、 紫外線透過膜。 平成元年７月２ 発 明 者 大 西 博

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）主要発光部分が直管状の紫外線ランプと、このラ
   ンプを内包しこのランプの長手方向に沿って冷却風が流
   れる風路を形成した紫外線透過性を有する管体とを備え
   、 前記管体は一部に軸方向に添って紫外線反射膜を形成す
   るとともに、他の部分には紫外線域の照射光を透過する
   とともに少くとも可視光を遮断する紫外線透過膜を形成
   したことを特徴とする紫外線照射装置。