JPH0360820B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0360820B2
JPH0360820B2 JP61782A JP61782A JPH0360820B2 JP H0360820 B2 JPH0360820 B2 JP H0360820B2 JP 61782 A JP61782 A JP 61782A JP 61782 A JP61782 A JP 61782A JP H0360820 B2 JPH0360820 B2 JP H0360820B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
methylindoline
sulfamoylbenzamide
chloro
substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP61782A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58118567A (ja
Inventor
Hiroyuki Yamashita
Takashi Nishina
Takashi Kitano
Yasuhito Tanaka
Akira Awaya
Keisuke Yagami
Makoto Odate
Toshihiko Ito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP61782A priority Critical patent/JPS58118567A/ja
Publication of JPS58118567A publication Critical patent/JPS58118567A/ja
Publication of JPH0360820B2 publication Critical patent/JPH0360820B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は抗高血圧作用を有する新規なスルフア
モイル安息香酸誘導体に関するもので、詳しくは
一般式 (式中、Xはヒドロキシル基、低級アルキル基
若しくはアルキルウレイド基で置換または置換さ
れていないピペリジノ基、または低級アルキル基
で置換または置換されていないモルホリノ基、ま
たは低級アルキル基若しくはフロイル基で置換ま
たは置換されていないピペラジノ基を表わす。)
で表わされるスルフアモイル安息香酸誘導体に関
するものである。 本発明化合物は文献未載の新規物質で、血圧降
下作用を有する有用な物質である。 従来、スルフアモイル安息香酸誘導体が利尿作
用を有することはよく知られており、例えば、
Journal of Medicinal Chemistry、15巻、79〜
83頁、1972年などに詳しく記載されている。しか
し、利尿作用に伴い種々の副作用、例えば低カリ
ウム血症、耐糖能の低下および高尿酸血症などの
症状が現れるため、副作用の低減が強く望まれて
いる。 本発明化合物にやや類似した化学構造を有する
ものとしては次式の化合物 N−(3−スルフアモイル−4−クロロベンツ
アミド)−2−メチルインドリンが利尿降圧剤、
インダパミドとして公知である(例えば、特公昭
46−37818参照)。このものは利尿作用を有してい
るため前述のような副作用の発現が懸念される。
このため、利尿作用を伴なわない降圧剤の出現が
望まれている。 本発明者らは、そのような薬剤を得るために鋭
意検討を続けた結果、驚くべきことに、()式
の化合物に置換基を導入した()式の本発明化
合物は、強い降圧作用を示すとともに、ほとんど
あるいは全く利尿作用を示さないことを見出し本
発明を完成した。 本発明のスルフアモイル安息香酸誘導体につい
て説明を加えれば、前記一般式()の置換基X
はピペリジノ基、ヒドロキシ置換ピペリジノ基、
低級アルキル置換ピペリジノ基、アルキルウレイ
ド置換ピペリジノ基、モルホリノ基、低級アルキ
ル置換モルホリノ基、ピペラジノ基、低級アルキ
ル置換ピペラジノ基またはフロイル置換ピペラジ
ノ基を意味する。上記の各置換基について更に詳
細に説明すると、ヒドロキシ置換ピペリジノ基と
しては、例えば2−ヒドロキシピペリジノ基、3
−ヒドロキシピペリジノ基および4−ヒドロキシ
ピペリジノ基などを、低級アルキル置換ピペリジ
ノ基とは、C1〜C4の低級アルキル置換ピペリジ
ノ基などを意味し、例えば2−メチルピペリジノ
基、3−メチルピペリジノ基、4−メチルピペリ
ジノ基および4−n−ブチルピペリジノ基など
を、アルキルウレイド置換ピペリジノ基とは、例
えば4−(3−メチルウレイド)ピペリジノ基お
よび4−(3−n−ブチルウレイド)ピペリジノ
基などを、低級アルキル置換モルホリノ基とは、
C1〜C3の低級アルキル置換モルホリノ基などを
意味し、例えば2,6−ジメチルモルホリノ基、
3,5−ジメチルモルホリノ基および3,5−ジ
−n−プロピルモルホリノ基などを、低級アルキ
ル置換ピペラジノ基とは、C1〜C3の低級アルキ
ル置換ピペラジノ基などを意味し、例えば4−メ
チルピペラジノ基、4−エチルピペラジノ基およ
び4−n−プロピルピペラジノ基などを、フロイ
ル置換ピペラジノ基としては、例えば4−(2−
チエニルカルボニル)ピペラジノ基などを挙げる
ことができる。 而してこれらの誘導体としては具体的につぎの
ものが含まれる。 N−(4−クロロ−2−ピペリジノ−5−スル
フアモイルベンツアミド)−2−メチルインドリ
ン。N−〔4−クロロ−2−(4−ヒドロキシピペ
リジノ)−5−スルフアモイルベンツアミド〕−2
−メチルインドリン。N−〔4−クロロ−2−(3
−ヒドロキシピペリジノ)−5−スルフアモイル
ベンツアミド〕−2−メチルインドリン。N−〔4
−クロロ−2−(2−ヒドロキシピペリジノ)−5
−スルフアモイルベンツアミド〕−2−メチルイ
ンドリン。N−〔4−クロロ−2−(4−メチルピ
ペリジノ)−5−スルフアモイルベンツアミド〕−
2−メチルインドリン。N−〔4−クロロ−2−
(3−メチルピペリジノ)−5−スルフアモイルベ
ンツアミド〕−2−メチルインドリン。N−〔4−
クロロ−2−(2−メチルピペリジノ)−5−スル
フアモイルベンツアミド〕−2−メチルインドリ
ン。N−〔2−(4−ブチルウレイドピペリジノ)
−4−クロロ−5−スルフアモイルベンツアミ
ド〕−2−メチルインドリン。N−(4−クロロ−
2−モルホリノ−5−スルフアモイルベンツアミ
ド〕−2−メチルインドリン。N−〔4−クロロ−
2−(2,6−ジメチルモルホリノ)−5−スルフ
アモイルベンツアミド〕−2−メチルインドリン。
N−〔4−クロロ−2−(3,5−ジメチルモルホ
リノ)−5−スルフアモイルベンツアミド〕−2−
メチルインドリン。N−〔4−クロロ−2−(4−
メチルピペラジノ)−5−スルフアモイルベンツ
アミド〕−2−メチルインドリン。N−{4−クロ
ロ−2−〔4−(2−フロイル)ピペラジノ〕−5
−スルフアモイルベンツアミド}−2−メチルイ
ンドリン。 本発明のスルフアモイル安息香酸誘導体は、例
えば次式に示す方法によつて製造できる。 上記の反応式におけるXは、前記と同じ意味を
表わし、Yは塩素原子又は息素原子を表わす。
()式の化合物はBerichte、99巻、328〜352頁、
1966年などに記載された方法によつて、()式
の化合物から()式の化合物を経て製造でき
る。()式の化合物と1−アミノ−2−メチル
インドリンから()式の化合物を得る反応で
は、()式の化合物をカルボキシル基の反応性
誘導体に変換してから反応させるのが有利であ
る。而して反応性誘導体とは、酸ハライド、酸無
水物、活性エステル等の誘導体を意味する。 本発明化合物の利尿作用について、ラツトを用
いて試験した結果、大部分の化合物はほとんど利
尿作用を示さないことが確認されている。 次に実施例によつて本発明を更に詳細に説明す
る。 実施例 1 N−(4−クロロ−2−モルホリノ−5−スル
フアモイルベンツアミド〕−2−メチルインドリ
ン N−(2,4−ジクロロ−5−スルフアモイル
ベンツアミド〕−2−メチルインドリン2gとモ
ルホリン15mlを混合し、70℃で1.5時間反応させ
た。反応終了後、反応液を2N−塩酸水溶液に加
え、析出した結晶を分離したのち、カラムクロマ
トグラフイーで精製して、N−(4−クロロ−2
−モルホリノ−5−スルフアモイルベンツアミ
ド〕−2−メチルインドリン1.4gを得た。融点
115℃(無定形結晶、分解温度)。 NMR(d6−DMSO)ppm 1.35(3H,d)、2.4〜2.7(1H,m)、3.15(5H,
S)、3.7(4H,S)、3.8〜4.1(1H,m)、6.5〜
8.2(8H,m)、10.25(1H,S) 実施例 2 N−(4−クロロ−2−ピペリジノ−5−スル
フアモイルベンツアミド〕−2−メチルインドリ
ン N−(2,4−ジクロロ−5−スルフアモイル
ベンツアミド〕−2−メチルインドリン1.4gとピ
ペリジン3mlをテトラヒドロフラン20mlに溶解
し、2.5時間加熱還流した。反応終了後、水50ml
を加え、塩酸々性としたのち酢酸エチルで抽出し
た。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、酢酸エチルを
留去し、残渣をエーテルとn−ヘキサンで結晶化
させて、N−(4−クロロ−2−ピペリジノ−5
−スルフアモイルベンツアミド〕−2−メチルイ
ンドリン1.4gを得た。 融点170〜172℃(無定形)。 NMR(d6−DMSO)ppm 1.34(3H,d)、1.6(6H,b)、2.5(1H,m)、
3.1(4H,b)、3.3(1H,m)、3,95(1H,
m)、6.4〜7.1(7H,m)、7.14(1H,S)、7.40
(2H,S)、7.96(1H,S)、10.26(1H,S) 実施例 3 N−〔4−クロロ−2−(4−メチルピペラジ
ノ)−5−スルフアモイルベンツアミド〕−2−メ
チルインドリン N−(2,4−ジクロロ−5−スルフアモイル
ベンツアミド〕−2−メチルインドリン2gと4
−メチルピペラジン10mlを混合し、100℃で1時
間反応させた。反応後、水50mlおよび4N−苛性
ソーダ水溶液20mlを加えて撹拌し、析出物を分離
したのちカラムクロマトグラフイーで精製して、
N−〔4−クロロ−2−(4−メチルピペラジノ)
−5−スルフアモイルベンツアミド〕−2−メチ
ルインドリン1.5gを得た。 融点254〜255℃。 NMR(d6−DMSO)ppm 1.35(3H,d)、2.22(3H,S)、2.5(5H,m)、
3.1(4H,b)、3.2(1H,m)、4.0(1H,m)、
6.5〜7.2(4H,m)、7.23(1H,S)、7.50(2H,
S)、7.97(1H,S)、10.23(1H,S) 実施例 4〜8 上記の実施例1〜3とほぼ同じ方法によつて製
造した化合物を表1に示した。
【表】
【表】 試験例 1 次に、本発明のスルフアモイル安息香酸誘導体
の薬理効果を下記の試験例により示す。 DOCA/生理食塩液高血圧症ラツトにおける
降圧作用: H.Selye.O.E.HallおよびE,M.Rowley,
Canadian Medical、Association Journal 49
巻、88頁、1943年に記載された方法に準じて、
DOCA/生理食塩液高血圧症ラツトを作製した。
すなわち、雄性5週令体重100〜120gのwistar系
ラツトの左側腎臓をエーテル麻酔下に摘出した。
以後、飲料水として1%食塩溶液を飲水させ、毎
週1回デオキシコルチコステロンアセテートを10
mg/Kgの用量で皮下投与した。4〜6週間後、こ
れらのラツトは高血圧症を生じた。 血圧測定は、M.GeroldおよびH.Tshisky,
Arzneimittelforshung 18巻、1285頁、1968年に
記載された方法により、ラツト尾動脈から収縮期
圧を間接的に、W+Wエレクトロニツク社BPレ
コーダー8002型および8005型を用いて行つた。全
ての測定前にラツトを高温環境(45±2℃)中に
置き、血圧を測定した。収縮期圧が170mmHgより
高いDOCA/生理食塩液高血圧症ラツト(15〜
17週令)を1群3〜4匹ずつ用いた。化合物は
0.2%カルボキシメチルセルロース溶液で懸濁し
て30mg/Kgの用量でラツトに1日1回、5日間経
口投与した。血圧測定は化合物投与前と投与開始
1,3および5日目の化合物投与4時間後に実施
した。 結果は表2に示す通りである。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、Xはヒドロキシル基、低級アルキル基
    若しくはアルキルウレイド基で置換または置換さ
    れていないピペリジノ基、または低級アルキル基
    で置換または置換されていないモルホリノ基、又
    は低級アルキル基若しくはフロイル基で置換また
    は置換されていないピペラジノ基を表わす。)で
    表わされるスルフアモイル安息香酸誘導体。
JP61782A 1982-01-07 1982-01-07 スルファモイル安息香酸誘導体 Granted JPS58118567A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61782A JPS58118567A (ja) 1982-01-07 1982-01-07 スルファモイル安息香酸誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61782A JPS58118567A (ja) 1982-01-07 1982-01-07 スルファモイル安息香酸誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58118567A JPS58118567A (ja) 1983-07-14
JPH0360820B2 true JPH0360820B2 (ja) 1991-09-17

Family

ID=11478683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61782A Granted JPS58118567A (ja) 1982-01-07 1982-01-07 スルファモイル安息香酸誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58118567A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AR059826A1 (es) * 2006-03-13 2008-04-30 Univ California Inhibidores de urea conformacionalmente restringidos de epoxido hidrolasa soluble

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58118567A (ja) 1983-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4841047A (en) 4-benzyl-1-(2H)-phthalazinone-derivates
US3929793A (en) Certain piperazine-containing indole compounds
EP0100200B1 (en) 2-substituted 4-amino-6,7-dimethoxyquinolines
JPH0240657B2 (ja) 3*44jihidorokarubosuchirirujudotai
EP0458654A1 (en) Carbazole compounds
JP3161892B2 (ja) インドール−7−カルボキサミド誘導体
JPS59152379A (ja) N―ピペラジニルアルカノイルアニリド及びその製造法
JPH033669B2 (ja)
JPS58194873A (ja) 1−(3,4,5−トリメトキシシンナモイル)−4−アミノカルボニルメチル置換ピペラジン誘導体
JPH0360820B2 (ja)
JPS58164577A (ja) 4―ベンジル―1―(2h)イソキノロン誘導体
SU810080A3 (ru) Способ получени производных дибензо/ / /1,3,6/ диОКСАзОциНАили иХ КиСлОТНО-АддиТиВНыХ СОлЕй
JPS63295561A (ja) 2−キノロン誘導体
JPS6310777A (ja) ピペラジンアセトアミド誘導体
CA1094070A (en) 1-phenyl-piperazine derivatives
JPH0360821B2 (ja)
JPS61249970A (ja) 新規な置換2−(n−アルキニル−n−フエニルアミノ)イミダゾリン誘導体
JPS61161272A (ja) 新規なピペラジン誘導体および該化合物を有効成分とする医薬組成物
JPH0525140A (ja) ベンズイミダゾール誘導体
JPS63211267A (ja) イソキノリンスルホンアミド誘導体
US4022905A (en) Benzylidene hydrazino-1,2,4-triazoles, pharmaceuticals therewith, and method of use
JP3059572B2 (ja) ピロロ[3,2−e]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン誘導体及びこれを有効成分とする高血圧治療剤
JPS61233678A (ja) ベンジルピペラジン誘導体
JPH01104041A (ja) N−[(2−オキソ−1−ピロリジニル)アセチル]ピペラジン誘導体、その製造方法および老人性痴呆症薬
JPS59106443A (ja) フエニルプロパノ−ルアミン、その製造及び使用