JPH0360719B2 - - Google Patents

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JPH0360719B2
JPH0360719B2 JP14278884A JP14278884A JPH0360719B2 JP H0360719 B2 JPH0360719 B2 JP H0360719B2 JP 14278884 A JP14278884 A JP 14278884A JP 14278884 A JP14278884 A JP 14278884A JP H0360719 B2 JPH0360719 B2 JP H0360719B2
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JP
Japan
Prior art keywords
tank
liquefied gas
spherical tank
hull
diaphragm
Prior art date
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JP14278884A
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English (en)
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JPS6121885A (ja
Inventor
Takashi Fujita
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液化ガス運搬船に関する。
〔従来の技術〕
従来の球形タンク式液化ガス運搬船において
は、第2図横断面図に示すように、液化ガスを内
蔵する球形タンク3は、その赤道部付近の円周に
溶接した球形タンクスカート上部6によりタンク
重量と内部の液化ガス重量を合わせて支持され、
さらに球形タンクスカート上部6は球形タンクス
カート下部7を介して、船体内部構造体2に支持
されており、球形タンク3の外側は断熱材4で覆
われ、その上面はさらに球形タンクカバー5によ
り覆われており、また、船体内部構造2の外側は
船体外部構造1となつて主船体を構成している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような球形タンクにおいて
は、球形タンク3とその内蔵液化ガスとの全重量
を球形タンクスカート上部6で支えるため、支持
点すわなち、スカート上部6と球形タンク3の溶
接部付近は球形タンクの板厚を増加させて重量に
耐えるようにするとゝもに、船体の動揺時に内蔵
液化ガスがタンク内で運動することに基因する変
動横力なども前期支持点で支える必要があるた
め、前記支持点付近の強度は相当に余裕をもつて
設計しておく必要があり、また、液化ガスは一般
に低温にて貯蔵するので、球形タンクは高価なア
ルミニウム材などを使う必要があり、これを支え
る球形タンクスカート上部6についてもアルミニ
ウムと鋼との溶接ができないので同じアルミニウ
ム材などにする必要があるため、大きな荷重を支
えるには厚い材料を用いなければならず、材料費
の増大がさけられず、材料費の増大を少しでも防
ぐためには、球形タンクスカート下部7はこれを
鋼材として上部との接続部8においてアルミニウ
ム材と鋼材を爆着等特殊な接続法を用いて接続す
るなどの工夫が必要である。
このような事情に鑑みて、本願発明者により第
3図に示す液化ガス運搬船に関する発明が創作さ
れ、本願出願人により昭和57年特許願44500号と
して出願されている。
第3図について説明すると、第3図は第2図に
対応して示す横断面図で、同図において、第2図
と同一の記号はそれぞれ第2図と同一の部材を示
し、2′は船体内部に設けられた容器、9は浮力
発生用液体、10は浮力発生用液体9の自由表
面、11はタンク内蔵液化ガス、12は液化ガス
の11の自由表面、13はタンク支持部材であ
る。
このようなタンクにおいて、船体内部に設けら
れた容器2′は球形タンク3外側を包む形に水密
に作られており、両者の間に浮力発生用液体9が
自由表面10を有するように入れてあり、浮力発
生用液体9は水又は海水が一般的であるが、比重
が1より大きく、なるべく氷点の低い液体が有利
である。
球形タンク3は第2図に示したようなカートで
は支持されず、赤道面付近の数ケ所において多少
伸縮回動の可能な弾性支持部材13によつて、船
体内部構造体2に支持される。
従つて、球形タンク3はその赤道付近でタンク
支持部材13により、上下動可能に支持され球形
タンク3及び液化ガス11の全重量が浮力発生用
液体9で均等に支えられるので、従来の液化ガス
タンク支持部のような高応力部は発生せず、従つ
て球形タンクや同支持部材の板厚を減らすことが
でき、材料費及び工数の節減になるという利点が
得られるものである。
しかしながら、第3図に示すものでは船体動揺
時、特に横揺れした場合に浮力発生用液体9が動
揺し、そのため自由表面10が前後左右で上下に
動くため、浮力の方向が変化し、球形タンク3の
動揺を増加させ、球形タンク3と船体内部構造体
2が衝突するおそれが生じる欠点がある。
本発明はこれら従来の液化ガス運搬船の問題点
の解消をはかろうとするもので、液化ガスタンク
を液体の浮力で支持するようにした液化ガス運搬
船において、船体の横揺れ、縦揺れによる液化ガ
スタンクの動揺を軽減し、液化ガスタンクと船体
構造の衝突損傷防止を図つた液化ガス運搬船を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本発明の液化ガス運搬船は、液化ガス
を内蔵する略球型のタンクを収容する容器を船体
内部に設け、タンクと容器との間に自由表面を有
するように液体を入れタンクおよび内蔵液化ガス
の重量の一部又は全部を上記液体による浮力にて
支持して運搬する船舶において、上記タンク外周
と上記容器内壁の間に上記タンクの水平断面と同
心円状に配設された波形溝と微小開孔を有する複
数個のダイヤフラム状支持材とを設けたことを特
徴としている。
〔作用〕
上述の液化ガス運搬船によれば、液化ガスタン
ク外面に容器内壁の間を同心円状の波形溝を有す
るダイヤフラムで連結し、同ダイヤフラムには微
小な開孔をあけることによつて、浮力発生用液体
は上記ダイヤフラムを緩慢に通過して、荷役時の
浮力変化には対応するが、通常の液化ガスタンク
の動揺を誘発するような速度では移動できないた
め液化ガスタンクの動揺を軽減し、船体構造との
衝突損傷を防止することができる。
〔実施例〕
以下、図面により本発明の一実施例として液化
ガス運搬船について説明すると、第1図は実施例
の液化ガス運搬船のタンク部分横断面図である。
同図で符番1〜12は、従来例第2図、3図で前
述したものと同等のものである。また、14はダ
イヤフラム状支持材、16は同心円状波形溝、1
5は微小開孔である。
本実施例では球形タンク3の外側を包む形に船
体内部構造体2が水密に作られ容器を形成してお
り、両者の間に浮力発生用液体9を自由表面10
を有するように入れてある。球形タンク3の外周
部数ケ所に球形タンク3の水平断面と同心円状の
波形溝16を有するダイヤフラム状支持材14を
設けてある。同支持材14には浮力発生用液体9
が微速にて通過可能な微小開孔15が設けてあ
る。
本実施例における浮力発生用液体9の作用効果
は第3図のものとほぼ同じであるが、本実施例の
ものでは船体動揺時に浮力発生用液体9が船体の
動揺につれて球形タンク3と船体内部構造体2の
間を自由に移動することが、数ケ所設けられたダ
イヤフラム状支持材14により制限されている。
ダイヤフラム状支持材14はその上に設けられた
同心円状の波形溝16により弾力性を有している
ので、球形タンク3の上下動は可能であるが、浮
力発生用液体9に対しては、船体動揺時にはほゞ
水密壁と同等の働きをする。したがつて、浮力発
生用液体9の動揺はその時の自由表面10からす
ぐ下のダイヤフラム状支持材14までの間に限ら
れるので、球形タンク3に大きな動揺を与えるこ
とは防止される。
また、荷役時には球形タンク3内の液化ガス1
1の量に応じて、浮力発生用液体9がダイヤフラ
ム状支持材14を通過する必要があるが、この場
合の移動量及び移動速度は小さいので、ダイヤフ
ラム状支持材14に設けられた微小開孔15を通
つて移動することが可能である。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の液化ガス運搬船
によれば、液化ガスを内蔵する略球形のタンク外
周と該タンクを収容するため船体に設けられた容
器内壁の間に該タンクの水平断面と同心状に波形
溝と微小開孔を有する複数個のダイヤフラム支持
材を配設するという簡素な構成により、船体の前
後、左右の動揺時においてもタンクの動揺を少く
することが出来、さらにタンクと船体構造との衝
突を完全に防止することができる利点を有する。
また荷役時のごとき船体傾斜変化の小さい時には
ダイヤフラム状支持材に設けた微小開孔を通つて
浮力発生用液体が移動するので所定の船体姿勢に
沿つたタンク姿勢を保持することが出来る利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の液化ガス運搬船一実施例とし
ての横断面図である。第2図は公知の球型タンク
式液化ガス運搬船の横断面図、第3図は本願出願
人の先行出願に係る液化ガス運搬船の横断面図で
ある。 1……船体外部構造体、2′……容器としての
船体内部構造体、3……球形タンク、4……断熱
材、5……球形タンクカバー、9……浮力発生用
液体、10……自由表面、11……液化ガス、1
2……自由表面、13……タンク支持部材、14
……ダイヤフラム状支持材、15……微小開孔、
16……波形溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 液化ガスを内蔵する略球型のタンクを収容す
    る容器を船体内部に設け、タンクと容器との間に
    自由表面を有するように液体を入れタンクおよび
    内蔵液化ガスの重量の一部又は全部を上記液体に
    よる浮力にて支持して運搬する船舶において、上
    記タンク外周と上記容器内壁の間に上記タンクの
    水平断面と同心円状に配設された波形溝と微小開
    孔を有する複数個のダイヤフラム状支持材とを設
    けたことを特徴とする液化ガス運搬船。
JP14278884A 1984-07-10 1984-07-10 液化ガス運搬船 Granted JPS6121885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14278884A JPS6121885A (ja) 1984-07-10 1984-07-10 液化ガス運搬船

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14278884A JPS6121885A (ja) 1984-07-10 1984-07-10 液化ガス運搬船

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6121885A JPS6121885A (ja) 1986-01-30
JPH0360719B2 true JPH0360719B2 (ja) 1991-09-17

Family

ID=15323617

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JP14278884A Granted JPS6121885A (ja) 1984-07-10 1984-07-10 液化ガス運搬船

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EP1586775A3 (en) 2004-04-13 2011-11-09 Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. Hydraulic pump unit, hydraulic pump set and working vehicle
JP6147229B2 (ja) 2014-07-02 2017-06-14 日精樹脂工業株式会社 電動ポンプ装置

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JPS6121885A (ja) 1986-01-30

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