JPH0360465A - 複合セラミックス製品 - Google Patents

複合セラミックス製品

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JPH0360465A
JPH0360465A JP1192487A JP19248789A JPH0360465A JP H0360465 A JPH0360465 A JP H0360465A JP 1192487 A JP1192487 A JP 1192487A JP 19248789 A JP19248789 A JP 19248789A JP H0360465 A JPH0360465 A JP H0360465A
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JP
Japan
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phase
ceramics
ceramic product
conductive
silicon carbide
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JP1192487A
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English (en)
Inventor
Shiro Yamamoto
山本 至郎
Mikio Nishikawa
西川 幹雄
Isao Takakura
功 高倉
Keizo Shimada
島田 恵造
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、少くとも2つの相からなる新規な複合セラミ
ックス製品に関する。更に詳細には、有機ケイ素ポリマ
ーを前駆体とする導電性セラミックスの相を耐熱性を有
する特定の低導電性又は非導電性の耐熱性無機材料の相
で被覆した、電気抵抗発熱体として好適な導電性の複合
セラミックス製品に関する。
[従来の技術〕 電気ヒーターの発熱体として、特に高温用の発熱体とし
て、セラミックスからなるものが用いられていることは
周知である。しがし、従来ヒーターの発熱体として用い
られる素材は、一般に、使用とともに酸化劣化して電気
抵抗が増大する傾向があることら知られており、特に、
高温で用いられるセラミックスヒーターの場合には、セ
ラミ・yクス自体が高い耐熱性を有するにもかかわらず
、特に高温で使用されるため、この傾向が著しい、従っ
て、セラミックスヒーターは初期の使用条件と使用可能
条件とが著しく異っているか又は比較的短期間で使用を
打ち切るのが背通である。例えば、シリコンカーバイド
はよく知られた発熱体用セラミックスであるが、この素
材は使用経過とともに電気抵抗が増大し、当初の2ない
し3倍の電気抵抗になった時点をもってヒーターの寿命
としている。このため、この種の素材を用いたヒーター
は、その用途が上記調節を行うのが比較的容易である工
業用の分野に限られている。
[発明が解決しようとする課[1] 本発明は、セラミックスヒーター等の高温用発熱体とし
て用いることができ、かつ長期にわたり電気抵抗が比較
豹変わり難い発熱体となり得る新規な複合(複層)セラ
ミックス製品を提供しようとするものである。更には、
従来のように工業用分野に限らず、家庭用品等広範な分
野で容易にかつ安定に使用できるセラミックスヒーター
の発熱体となり得る新規な複合(複層)セラミックス製
品を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記の課題は、本発明の複合セラミックス製品、すなわ
ち、少くとも2つの相からm或された複合セラミックス
製品であって、第1の相がシリコンカーバイドを主とす
る導電性セラミックスからなる連続相であり、第2の相
が非晶又は非晶に近い非導電性又は低導電性の無機材料
成分か又は単結晶の密度の90%以上の密度を有する非
導電性又は低導電性の高密度セラミックスからなる連続
相であって、かつ第1の相が第2の相により被覆されて
いることを特徴とする複合セラミックス製品によって解
決される。
本発明の複合セラミックス製品であっては、比較的#積
固有抵抗率の低い導電性の相(第1の相)と、これを覆
っている比較的体積固有抵抗率の高い低導電性又は非導
電性の相(第2の相)とからなり、第1の相がシリコン
カーバイドを主とした導電性セラミックスであり、第2
の相が、緻密質好ましくはガラス質であることに最大の
特徴がある。
−・般に、セラミックスを電気抵抗発熱体として用いた
場合、該セラミックスは表面から徐々に侵食され、この
侵食により導電体部分の!L(断面積)か実質的に低下
することが電気抵抗の増大を招いている。
本発明者らは、セラミックスの表面層の耐蝕性を持しく
高くすること、又は、表面層が劣化してL全体の抵抗が
増えないようすること(換言すれ1.9〈′、表面層の
体積固有抵抗を内部に比して著しく、□:、きくするこ
と)によって、上述の問題を解決し得Sことを知見した
。そして、本発明者らの研究に上れば、表面層はセラミ
ックスとして一般に奸才、)、いとされている結晶の焼
結物であるより、非晶、つガラス質とすることが好まし
いことが判った。
、=のことは、ガラス質であることは結晶の焼結体の如
き結晶粒子間の隙間がないことによると考え九れる。ま
た結晶質セラミックスを表層部とする場合は、高密度で
、密度が結晶の理論値に近く空隙のないものであること
が好ましく、例えば、X線解析で非晶に近い特性を示す
微小結晶の集合体等が好まし、い。
本発明者らの研究結果では、結晶体であっても、結晶の
密度をらたに90%以−[、の密度があれば被覆層とし
て有効なことが確認された。
上述のような素材の具体例としては、ガラスその他のア
モロファスセラミックスの他、微細な粉末を焼結したア
ルミナ(例えば、旭化或製「ナルタス」)等があげられ
る。
本発明の複合セラミックス製品は、シリコンカーバイド
を主体とする導電性セラミックスの連続相(通電時には
この部分が発熱用となる)を第1の相とし、これを上述
のような素材からなる第2の相により、実質的に完全に
被覆して発熱用が直接大気等の雰囲気と接することのな
いようにしたものである。
上述のシリコンカーバイドを主体とする導電性セラミッ
クスは、ポリシラン、ポリカルボシラン、ポリシラスチ
レン、ポリカルボシラスチレン共重合体等の有機ケイ素
ポリマーを前駆体とし、これを焼成してシリコンカーバ
イド系セラミックスとしたらのが好ましく、特にポリカ
ルボシラスチレン共重合体からのセラミックスが好適で
ある。これらのシリコンカーバイド系セラミックスは、
比較的、i!1pIA衝撃性に窩み、耐熱性も良好で、
導電性もあり、池の無機材料との複合化処理が行い易く
、例えばシリコンカーバイドと少量の炭素を含むセラミ
ックスとしても用いることができ、この結果、導電性、
耐熱衝撃性、強度等の改良を容易に行うことができる。
かかる2相からなる複きセラミックスは、実用上、上述
の緻密な表面相(第2の相)とシリコンカーバイドを主
体とする導電性セラミックスからなる内相(第1の相)
とは、広い温度範囲にわたって線膨脹1系数か近似して
いないと、使用時に境界面で破壊してしまう、この点、
ガラスは、その組成の選択でpt!:膨脂係数等を任意
に調製でき、上記導電性シリコンカーバイド系セラミッ
クスとの間の熟膨脹係数の差を実質的に零に近くできる
ため特に好ましい素材である。ここで言う「ガラスJと
は、ガラス単独のみならず、釉薬等ガラスに人れちれる
セラミックスをも含む概念である6第2の相を構成する
素材の例としては、各種のガラス類のほか、ポリシラン
、ポリカルボキシラン、ポリシラスチレン、ポリカルボ
シラスチレン等を出発原料とするシリコンカーバイド系
のセラミックスをポリシロキサン、ポリシランザン等を
出発原料とするアモロファスなシリコンカーバイド系の
非導電性、低導電性のセラミックスで覆ったもの、等が
あげられる。また、本発明では、第1の相と第2の相と
の間に接着相を設けることもできる。
接着相は物性の違う第1の相と第2の相の間の緩衝相と
して機能させることが可能である。
本発明は、その上舌εするところから、上述の条件を満
足する限り、内外相のセラミックスの組成を問わない、
但し、両相の体積固有抵抗の値が近似していると、第2
の相、つまり外相が導電体としての役割を果し、その劣
化と共に複合セラミックス製品全体の導電性能が著しく
低下するため好ましくない、実用上は第2の相の体積固
有抵抗は第1の相のそれの10倍以上であることが必要
である。
内相の形態は、線条、例えばla維状、面状、例えばシ
ート状、棒状、ブロック状等があげられる。
外相はこれを覆うものであればよく、塗布焼結法、2種
素材の焼結法、内相の成形後の反応による外相の形成等
により形成される。
第1図はシート状の多層型複合セラミックス製品の例を
示すが、本発明のものは、導電性セラミックスからなる
第1の相(1)の両面を非導電性又は低導電性の無機材
料からなる第2の相(2a)(2b)が覆い、第1の相
か直接大気と接しないようにしている。
第2図は基板、例えばアルミナ基板、の上に形成された
複合セラミックス製品の例であり、基板(31の表面に
第1の相(1)と第2の相(2)が順次積層され、第1
の相11)は第2の相(2)により覆われているため、
直接大気と接触しないよう構成されている。
第3図は繊維状の複合セラミックス製品であり、このも
のは、中心(芯)部が第1の相で構成され、その周囲(
鞘部)が第2の相で構成されている。
[発明の効果] 本発明の複合セラミックス製品は、比較的導電性の大き
な第1の相を耐熱劣化の生じ難い非導電性又は低導電性
の:w機材料、例えばガラス等からなる第2の相で覆っ
ているため長期に汎り電気抵抗が比較豹変わり難く、ヒ
ーター用発熱体に適した、複合セラミックス製品が肖ら
れる。
[実施例1 次に、本発明の実施例及び比較例をあげるが、本発明は
これにより限定されるものではない。尚、特に断りのな
いかぎり各例中の「部Jは重量部である。
実施例1 ジクロルジメチルシランとジクロルフェニルメチルシラ
ンの等モルを使い、トルエン中で金属ナトリウムを加え
て重合してポリシラスチレンを得た。このポリシラスチ
レンを400℃で窒素雰囲気中で処理し、軟化点、19
0〜200℃のポリカルボシラスチレン共重合体を得た
。このポリ力ルポシラスチレン共重合体50部を80部
のトルエンに溶かし、この溶液に炭化ケイ素粉末(三井
東圧製N5C−20) 100部、及び窒化ケイ素ウィ
スカー(宇部興産製5N−i4B ) 50部を分散さ
せた。この分散液をシー1〜状に流源後、プレスして予
at;、形シートとなし、これを窒素気流中で1 、3
00℃で焼成した。得られたセラミックスシートは寸法
−重量ベースで密度2.2であり、アルキメデス法で測
定した比重は2.6であった。これを試料(1)とする
、このシートの製造直後のものは導電性であり、通電に
より発熱させることができた。
この試料(1)の両面に、前記ポリカルボシラスチレン
共重合体の10部を25部のトルエンに溶かし、これに
窒化ケイ素ウィスカー10部を分散させた混合液を塗布
し、乾燥f&120℃、180℃、240℃と逐次大気
中で昇温し不融化して再び窒素気流中で1 、300℃
で焼成した。得られた複合セラミックスシートは両表面
に低導電性の緻密なセラミックス層が形成されたもので
あった。これを試料(2)とする。
試料+11.[21を同時に800℃の空気雰囲気の炉
の中に入れ、10時間加熱後に両者の重量変化を測定し
たところ、試料(1)の増量は2.5%、試料(2)の
増量は0.5%であった。10時間加熱後、前者は導電
性を維持せず絶縁物化していたが、後者の複合セラミッ
クスは導電性を維持した。
実施例2 実施例1で用いた炭化ケイ素焼結体シートの両面に水ガ
ラスを塗布し、乾燥させ、ガラス質で被覆した樺電体と
した。得られた尋電体は低温で赤外線を放射する良好な
発熱体となった。
実施例3 実施例1のポリカルボシラスチレン共重合体を240℃
で溶融押出して厚さ0.15runのシートとした。
これを空気中で180℃まで逐次昇温して不敵化し、窒
素気流中で、1,300℃で焼成して得たセラミックス
シートは、電気抵抗が1(1−’Ω個であった。
このシートを、端部をケイ素線につなぎ、更に金属線に
つないで、薄手の緻密なアルミナ板とガラス板に挾んで
、窒素気流中で1,000℃まで昇温してガラスを溶か
し、該繊維と端子線を包含してアルミナ板に融着させ複
層シートとした。得られた複層シートは、電気を通して
発熱させ、少なくとも750℃まで昇温させることが出
来た。
実施例4 ジクロルジメチルシランとジクロルフェニルメチルシラ
ンの等モルを使い、トルエン中で金属ナトリウムを加え
て重合してポリシラスチレンを得た。このポリシラスチ
レンを400℃で窒素雰囲気中で処理し、流動点120
℃及び240℃のポリカルボシラスチレン共重合体のう
ち流動点120℃のもの1部、240℃のもの3部の割
合で相互に混合した。この混合ポリカルボシラスチレン
共重合体50部を80部のトルエンに溶かし、この溶液
に炭化ケイ素粉末(イビデン製:「ウルトラファイン」
)100部、チタン酸カリウムウィスカー(大塊化学製
;「ティスモ」)50部を分散させた。この分散液を流
延後乾燥させ、高温プレスしてシートとなし、窒素気流
中で1,300℃で焼成してセラミックスシートを得た
得られたセラミックスシートは寸法−重量ベースで密度
2.2であり、アルキメデス法で測定した比重は2.5
であった。また電気抵抗は体積固有抵抗換算で0.05
Ω(至)であった、この導電性セラミックスシートを試
料(A)とする。
上記試料(A)の両サイドにガラスの薄葉を置き、その
外に厚さ50μmの薄葉アルミナく旭化成製:「ナルタ
ス」)を置いてサンドイッチ状となし、窒素気流中で1
,200℃で焼成した。得られた複層シートを試料(B
)とする。
試料(^)、 f8)を電気炉に入れ、徐々に温度を上
げ、最高750℃とし、室温に戻して重量変化と電気抵
抗とを測定した。試料(^)は重量変化が3%であり導
電性はほぼ失われたが、試料(B)は重量、導電性共に
ほぼ変化が無かった。
【図面の簡単な説明】 第1図、第2図及び第3図は、それぞれ本発明に係る複
合セラミックス製品の構造を示す簡略化した断面図であ
る。 1・・・・・・第1の相 2 、2a、2b・・・・・・第2の相3・・・・・・
基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少くとも2つの相から構成された複合セラミック
    ス製品であって、第1の相がシリコンカーバイドを主と
    する導電性セラミックスからなる連続相であり、第2の
    相が非晶又は非晶に近い非導電性又は低導電性の無機材
    料成分か又は単結晶の密度の90%以上の密度を有する
    非導電性又は低導電性の高密度セラミックスからなる連
    続相であって、かつ第1の相が第2の相により被覆され
    ていることを特徴とする複合セラミックス製品。
  2. (2)第1の相が有機ケイ素ポリマーを前駆体とする導
    電性セラミックスである請求項(1)に記載の複合セラ
    ミックス製品。
  3. (3)第2の相が、ガラス又はガラスとセラミックスと
    の複合体である請求項(1)又は(2)に記載の複合セ
    ラミックス製品。
JP1192487A 1989-07-27 1989-07-27 複合セラミックス製品 Pending JPH0360465A (ja)

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