JPH0360430A - 三酸化アンチモン粉末の製造方法 - Google Patents

三酸化アンチモン粉末の製造方法

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JPH0360430A
JPH0360430A JP19274989A JP19274989A JPH0360430A JP H0360430 A JPH0360430 A JP H0360430A JP 19274989 A JP19274989 A JP 19274989A JP 19274989 A JP19274989 A JP 19274989A JP H0360430 A JPH0360430 A JP H0360430A
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JP
Japan
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soln
powder
sb2o3
produced
hco3
Prior art date
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Pending
Application number
JP19274989A
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English (en)
Inventor
Akihiro Chuma
中馬 明博
Shozo Araki
荒木 昭三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0360430A publication Critical patent/JPH0360430A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は三酸化アンチモンの製造方法に関する。
詳しくはICパッケージ用プラスチック封止剤等に難燃
化剤として添加される三酸化アンチモンの製造方法に関
する。
〔従来技術と間M点〕
三酸化アンチモン(Sb、 as )の工業的製造方法
は、溶融金属アンチモンに空気を送入し、酸化揮発する
5b2o、を急冷して微粉状とする方法と三塩化アンチ
モン(sbcQ、 )に水またはアルカリを加えて加水
分解する方法が知られている。現在は前者の方法が多く
行なわれているが、この方法で得られるsb、o3粉末
は、不純物が多いため、ICパッケージ用プラスチック
封止剤の添加剤としては使用が限られている。また後者
の方法で得られる5b2o、粉末は粒子が不揃いで分散
性等にも問題があり、またアルカリ金属や原料に由来す
る塩素が含まれるため腐食の問題があり、ICパッケー
ジ用プラスチック封止剤の添加剤としては使用が限られ
ている。
本発明は、任意の均一な粒径を有し、かつ分散性が良く
、アルカリ金属含有量が少ない5b2o、粉末の製造方
法を提供するものである。
〔問題解決に係る知見〕
本発明者らは5bCQ、の水溶液中での沈殿反応につい
て検討を続けた結果、炭酸水素アンモニウム((NHl
)HCO3)水溶液を用い2反応温度と攪拌速度を制御
することにより前記の目的に適合するsb、o。
粉末が得られることを見出した。
〔発明の構戒〕
本発明は、三塩化アンチモン(SbCQ3)水溶液と炭
酸水素アンモニラlx ((Nl14)HCO,〕水溶
液および/もしくは炭酸アンモニラlz C(NH,a
 )2 CO3〕水溶液とを0〜35°Cの温度で混合
して沈殿を生成させ、該沈殿を母液分離して35〜90
°Cの温度の水中に分散させた後、固液分離し、乾燥す
ることを特徴とする三酸化アンチモン(sb、o3)粉
末の製造方法を提供する。
本発明に用いられる5bcu、は市販品でよいが、これ
を蒸留精製したものが一層好適である。また(NH4)
oco、もしくは(NH4)aCO3は市販の特級試薬
が用いられる。また水溶液調製用の水は純水が用いられ
る。本発明においては5bCQ、と(NH,)HCO3
等を水溶液として混合撹拌して反応させる。水溶液の濃
度は5bCQ、については20〜80wt%、(Nl!
4)HCO,については5〜30i1t%の範囲で任意
に選ぶことができる。この雨水溶液を5bCf13/ 
(NH,)HCO3の重量比が1/1.1〜1.5とな
るように調整し液温を0〜35℃に保持して一度に混合
し攪拌する。この処理により5bCQJは次式に従って
5b(OH)、の沈殿を生じるものと推測される。
5bCQ3+3(NH4)HCO,→5b(OH)、+
3NH4C4+3CO□上記混合の際、液温が0℃以下
では反応速度が小さくて実用的でなく、35℃を越える
と生成したsb水酸化物の一部が脱水して粒径の一定し
ないsb、o、が混在してくるため目的とする5b20
3の粒径の制御が困難となる。
本発明においては(NH,)HCO,もしくは(NH4
)2Co。
を使用することにより5bCQ3を中和、加水分解する
際に上記(1)式に示すようにCO□ガスが発生し、こ
れにより十分な混合効果が得られ、かつ中和熱による温
度上昇を抑える効果が得られるため、従来の問題点であ
ったアンモニア水等を用いた場合の局部的液温の上昇に
よる不均一かつ急激な粒成長が抑止できたと考えられる
上記5b(OH)3を十分沈殿熟成させた後これを回収
し純水中に分散させて1粒径を制御しつつ5b2o。
を生成させる。
粒径の制御は35〜90℃の温度範囲の純水を用い、分
散液を攪拌することにより行なわれる。純水の温度と撹
拌の仕方によってsb、o3の粒径が変化する。温度を
高くするとsb、 o、生成の進行が速くなるが、粒成
長も起こるためsb、o、の粒子が大きくなる傾向があ
る。
粒子の大きさに対しては攪拌の影響も大きい。
攪拌が強くなるとsb、 o、の核形成の速度が粒子の
成長速度より大きくなるため5b2o、の粒子は微細化
する。従って脱水反応を行う場合の温度と攪拌の仕方に
よって生成する5b2o、の粒径を制御することができ
る。
生成した5b203はデカンテーションを繰返し残留す
る微量のNH,Cflを除去した後、固液を分離し水洗
後100℃で乾燥してsb、o3粉末を得ることができ
る。
〔発明の効果〕
本発明の方法により製造された5b203粉末は従来法
で製造したものに比べて粒径の揃った分散性のよい粉末
が得られる。またナトリウムや塩素が殆ど残留せず、こ
のため腐食性が少なく、従って本発明の5b2o、粉末
は1.C,パッケージのプラスチック封止剤用難燃剤と
しても優れており極めて有用である。
〔実施例〕 以下本発明の実施例および比較例を示す。
実施例■ 5bCQ3濃度50wt%の塩酸酸性水溶液100 g
と(NH4)IIco、濃度10tzt%水溶液700
gを液温20°Cに調整後、両者を一度に混合し、攪拌
しながら1ltr熟戊を行った。次いで、固液分離し4
0℃に調整した純水112を加え、攪拌速度25rpm
で111r混合し、脱水を進行させた。次に、デカンテ
ーションを繰返し、付着水中に微量残存する塩化アンモ
ニラt1を除去後、固液分離し、沈殿物を24 Hr、
100°Cにて乾燥させて粉末を得た。該粉末をX線回
折により測定したところ第1図の結果が得られ、三酸化
アンチモン(sbzo3)であることが確認された。更
にこの5b2o、粉末をSEM Lこより観察したとこ
ろ第2図に示すように微細な斜方晶系の粒子が確認され
、これらの平均粒径は7.6μmであった。この結果実
施例2,3 SbCQ、の濃度を20wt%、70wt%に変更した
以外は、実施例1と同条件にて操作を行いsb、o、を
得た結果を第1表に示す。
実施例4,5 反応温度を5℃、30℃に変更した以外は、実施例1と
同条件にて操作を行いsb、o、を得た。結果を第1表
に示す。
実施例6,7 脱水温度を60℃、80℃に変更した以外は、実施例1
と同条件にて操作を行い、sb、 o3を得た。結果を
第1表に示す。
実施例8.9 脱水時の攪拌速度を5Orpm、1100rpに変更し
た以外は実施例1と同条件にて操作を行い、5b2o3
を得た。結果を第1表に示す。
比較例1 Sb2Ct3濃度50wt%塩酸水溶液100gとNH
,濃度2wt%水溶液850gを液温20℃に調整後、
両者を一度に混合し、IHr熟成を行った。液温は最高
82℃まで上昇した8次に副生成物である塩化アンモニ
ウムをデカンテーションにより除去後、固液分離し、沈
殿物を24Hr、100℃にて乾燥させて、yJ末を得
た。
X、1!回折、粒度分布測定、SEX写真観察により、
該粉末は斜方晶系の平均粒径20.6μm、 Dl、=
20μLD3゜=60.8μLの5b2o、であること
を確認した。
本比較例では実施例7とほぼ同程度の平均粒径のsb、
 o、が得られているものの、D9.が大きく異なり均
一性が劣ることが示されている。
第1表
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られたsb、o、粉末のX線回折
のチャート、第2図は上記5b2o、粉末の結晶構造を
示すSEM@察写真である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  三塩化アンチモン水溶液と炭酸水素アンモニウム水溶
    液および/もしくは炭酸アンモニウム水溶液とを0〜3
    5℃の温度で混合して沈殿を生成させ、該沈殿を母液か
    ら分離して35〜90℃の温度の水中に分散させた後、
    固液分離し、乾燥することを特徴とする三酸化アンチモ
    ン粉末の製造方法。
JP19274989A 1989-07-27 1989-07-27 三酸化アンチモン粉末の製造方法 Pending JPH0360430A (ja)

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JP19274989A JPH0360430A (ja) 1989-07-27 1989-07-27 三酸化アンチモン粉末の製造方法

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JPH0360430A true JPH0360430A (ja) 1991-03-15

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ID=16296414

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JP (1) JPH0360430A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6798463B1 (en) 1999-10-22 2004-09-28 Funai Electric Co., Ltd. Television receiving apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6798463B1 (en) 1999-10-22 2004-09-28 Funai Electric Co., Ltd. Television receiving apparatus

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