JPH0360368B2 - - Google Patents

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JPH0360368B2
JPH0360368B2 JP4806385A JP4806385A JPH0360368B2 JP H0360368 B2 JPH0360368 B2 JP H0360368B2 JP 4806385 A JP4806385 A JP 4806385A JP 4806385 A JP4806385 A JP 4806385A JP H0360368 B2 JPH0360368 B2 JP H0360368B2
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JP
Japan
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hole
drilling
image
drilling machine
center
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JP4806385A
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JPS61207904A (ja
Inventor
Naohisa Tatara
Yoshitaka Tamura
Kunihiro Sone
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP4806385A priority Critical patent/JPS61207904A/ja
Publication of JPS61207904A publication Critical patent/JPS61207904A/ja
Publication of JPH0360368B2 publication Critical patent/JPH0360368B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/24Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures
    • G01B11/2408Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures for measuring roundness

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は穿設装置において、フレキシブルプリ
ント回路基板(以下FPCと称す)等の被加工物
に穿設された穿設孔を検査する検査方法に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、FPCは透明なベースフイルムおよび
オーバーレイフイルムと、これら両フイルム間に
介在された導電箔とからなるサンドウイツチ構造
をなし、その製造工程において多数のガイド孔が
穿設される。このガイド孔は、オーバーレイフイ
ルムに穿設する孔の位置決め、オーバーレイフイ
ルムとベースフイルムとの接合用の位置決めおよ
び導電箔とオーバーレイフイルムが接合されたベ
ースフイルムから所定形状の製品を打抜くための
位置決めに使用されるほか、端子取付用として導
電箔のラウンド部に対して穿設され、更には紫外
線インキで被覆されているFPCに穿設されるも
ので、その加工精度が製品の歩留りに直接影響を
及ぼすため、高精度加工が要求される。
このようなガイド孔の穿孔装置としてはFPC
を挟んで対向するポンチおよびダイスと、同じく
FPCを挟んで対向しFPC被加工部、例えばラウ
ンド部を撮影するカメラおよび光源とを備えたも
のが知られている。その場合、ポンチとカメラと
を所定距離はなして配設し、カメラによりラウン
ド部の中心を検出後ポンチをラウンド部上方に移
動させてパンチングする方法と、カメラとポンチ
とを同一軸線上に配置しておき、ラウンド部の検
出時にポンチがカメラの視界を妨げないよう該ポ
ンチを移動させ、パンチング時に元の位置に戻す
方法の2種類がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上述した従来のパンチング方法はい
ずれもカメラ一台で済み、しかも真上から検出す
るため光の屈折による悪影響を受けないという長
所がある反面、パンチング時にポンチを移動させ
る必要があるため、歯車のバツクラツシユ等によ
る誤差が不可避で高い穴明精度が得られない、マ
シンタイムが長くなる、パンチング後正確に穴が
明いたかどうかを検査したい場合にはカメラの視
界を妨げないようポンチを再び移動させなければ
ならず時間がかる、穿設孔の精度検査のためのソ
フトウエアが複雑であるかなどの不都合があつ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る穿孔装置における穿設孔の検査方
法は、上述したような点に鑑みてなされたもの
で、相対的に前後および左右方向に移動されるワ
ーク載置台および穿孔機を備え、この穿孔機に、
穿孔位置をそれぞれ斜め上方から撮影し、かつ前
記ワーク載置台と穿孔機の前後および左右方向の
相対的移動軸線上に90°をなして変位する第1お
よび第2のイメージセンサをそれぞれ配設した穿
孔装置であつて、前記穿孔機によりあらかじめ所
定の穴径を有する基準孔を穿設し、この基準孔を
前記第1および第2のイメージセンサで撮影し、
その夫々の基準孔画像内の長軸側各端部にそれぞ
れテストポイントを設定してその座標位置を制御
装置に記憶し、しかる後前記穿孔機により被加工
物に穿設した穿設孔を前記第1および第2のイメ
ージセンサで撮影すると共にその夫々の画面にあ
らかじめ記憶した前記テストポイントを表示し、
これらポイントが各穿設孔画像内に位置するか否
かを検査するようにしたものである。
〔作用〕
本発明による検査方法においては、イメージセ
ンサを斜視させて穿孔機に搭載しているため、穿
孔機がイメージセンサの視界を穿設の瞬間以外は
妨げることがなく、したがつて穿設後そのままの
状態で穿設孔の精度確認に移行することができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本発明に係る検査方法を採用した穿孔
装置の一実施例を示す側断面図、第2図は同装置
の要部一部破断正面図、第3図は穿孔機とイメー
ジセンサの相対的位置関係を示す図、第4図は回
路構成を示すブロツク図である。これらの図にお
いて、1はその上面後端部に略コ字形の支持アー
ム2を一体的に配設してなる移動台で、この移動
台1は第1の駆動装置3の回転がボールネジ4を
介して伝達されることにより、所定の間隔を保つ
て平行に配設された左右方向に長い前後一対のレ
ール5A,5Bに沿つて左右方向、すなわちX方
向に往復移動されるように構成されている。
前記支持アーム2の上端側水平部2Aは下端側
水平部2Bよりも前方に長く延在し、前記レール
5A,5Bと平行に配設された補強シヤフト6に
より案内保持されており、また該水平部2Aの前
端には第1および第2のイメージセンサ10,1
1を搭載してなる穿孔機7が配設されている。
穿孔機7は、後述するワーク載置台20の治具
20Bを挾んで上下に同軸配置された周知のポン
チ8およびダイス9、パンチング時に制御装置3
0からの駆動信号によつて駆動し前記ポンチ8を
瞬間的に下降させるポンチ用シリンダ12と、同
じくパンチング時に制御装置30からの駆動信号
によつて駆動し前記ダイス9を所定高さ位置まで
上昇移動させるダイス用シリンダ13等で概ね構
成されている。
前記第1のイメージセンサ10は前記穿孔機7
の前面に、該穿孔機7の中心軸Lを含み前記移動
方向(X方向)と直交する面内にあるようにかつ
中心軸Lに対して前方に傾いて取付けられること
により、第3図に示すようにその工具中心軸L1
が前記穿孔機7の中心軸Lから該穿孔機7の移動
方向と直交する方向、換言すれば前記ワーク載置
台20の移動方向(矢印Y方向)に角度θ1だけ傾
いている。一方、前記第2のイメージセンサ11
は前記穿孔機7の左側面(又は右側面)に、該穿
孔機7の中心軸Lを含み前記移動方向(X方向)
と平行な面内にあるようにかつ中心軸Lに対して
左側に傾いて取付けられることにより、その工具
中心軸L2が前記第1のイメージセンサ10の工
具中心軸L1と直交し、かつ前記中心軸Lから穿
孔機7の移動方向(X方向)に角度θ2だけ傾いて
いる。そして、前記第1および第2のイメージセ
ンサ10,11の傾斜角度θ1,θ2は、前記中心軸
Lと工具中心軸L1,L2の延長線とが、穿孔機7
による穿孔位置、すなわち前記ワーク載置台20
上に載置され前記穿孔機7によつて穿孔されるシ
ート状ワーク40の表面の一点Qにてほぼ交差す
るよう調整される。この場合、本実施例において
は傾斜角度θ1,θ2を共に30°に設定し穿孔位置を
それぞれ斜め方向から指向させたが、かならずし
も等しい角度でなくともよく、要はワーク40上
の一点Qにおいて中心軸Lと互いに交差するよう
取付けられるものであればよい。また、本実施例
においては第1および第2のイメージセンサ1
0,11として共に「絵素」(Piccel)が約横400
個、約縦250個の固体素子カメラを採用している。
前記ワーク載置台20は、第2の駆動装置41
の回転がボールネジ42を介して伝達されること
により、所定の間隔を保つて平行に配設された前
後方向に長い左右一対のレール43A,43Bに
沿つて前後方向、すなわちY方向に往復移動され
る略〓形の治具受台20Aと、この治具受台20
Aの上端面に蝶ねじ44、図示しない位置決めピ
ン等によつて固定され前記ポンチ8とダイス9と
の間に介在される前記治具20B等で構成され、
治具20Bには真空ポンプに接続され前記ワーク
40を吸引するため多数の吸気孔(図示せず)
と、多数のガイド孔形成用孔45が形成されてい
る。この場合、真空引きに限らずアクリル板等の
適宜な固定手段によつて固定してもよいこは勿論
である。
前記第1および第2の駆動装置3,41として
はパルスモータ(またはサーボモータ)が使用さ
れ、前記制御装置30より駆動回路47を介して
送られてくるパルス信号によりそれぞれ別個独立
に駆動制御される。
前記ダイス用シリンダ13は前記移動台1の上
面前端部に縦設され、その可動板13aの前端に
前記ダイス9が光源ボツクス50を介して配設さ
れている。前記光源ボツクス50には、2つの電
球51,52が前記各第1および第2のイメージ
センサ10,11の工具中心軸L1,L2の延長線
上に位置して配設されると共に各電球51,52
の上方にそれぞれスリガラス53,54が配設さ
れている。また光源ボツクス50は一対の垂直な
支柱56,57によつて上下動自在に保持され、
前記ダイス用シリンダ13の駆動により前記可動
板13aと一体的に昇降される。なお、可動板1
3aは所定高さ位置まで上昇すると、前記ダイス
9の上端部は前記治具20Bに設けられている或
る一つのガイド孔形成用孔45に挿入され、ワー
ク40の下面と近接対向、もしくは軽く接触す
る。そして、この状態において、ポンチ用シリン
ダ12が駆動してポンチ8を下降させると、所定
の孔が前記ワーク40に穿設される。なお、58
は穿設時における可動板13aのたわみを防止す
るストツパ、59はワーク40のカス受けであ
る。
前記ワーク40は、本実施例の場合第5図に示
すように透明なベースフイルム60と、導電箔6
1と、透明なオーバーレイフイルム62とを積層
接着した3層構造のFPCとされ、その所定箇所
には多数のラウンド形成部64と、ガイド孔形成
部(図示せず)とが設けられており、これらラウ
ンド形成部64とガイド孔形成部とが前記治具2
0Bの孔45にそれぞれ対応位置するよう該ワー
ク、すなわちFPC40が治具20B上に位置決
め載置され前述した吸気孔による吸気作用により
吸着固定されるようになつている。前記導電箔6
1の前記ラウンド形成部64およびガイド孔形成
部にそれぞれ対応する箇所にはあらかじめ直径
0.5〜1.0mm程度の小孔66が形成されており、こ
の小孔66の中心と前記穿孔機7の中心軸Lとが
一致すると、該穿孔機7により所定の径(例えば
4mm)のラウンド孔もしくはガイド孔(穿設孔)
が穿設される。また、前記小孔66は前記第1お
よび第2のイメージセンサ10,11によつてそ
れぞれ撮影され、その画像が前記制御装置30に
送られる。小孔66の撮影は、前記各電球51,
52から出た光が前記ベースフイルム60および
オーバーレイフイルム62を透過するため十分可
能である。第1のイメージセンサ10によつて撮
影された画像は、前述した通り該センサ10が前
記中心軸Lに対してY軸方向に角度θ1だけ傾いて
いるため、第6図に示すようにX軸方向に長い楕
円となる。一方、第2のイメージセンサ11によ
つて投影された画像は、該センサ11が前記中心
軸Lに対してX軸方向に角度θ2だけ傾いているた
め第7図に示すようにY軸方向に長い楕円とな
る。
前記制御装置30は、前述した通りポンチ用シ
リンダ12およびダイス用シリンダ13を駆動制
御すると共に前記第1および第2のイメージセン
サ10,11による画像に基づきこれら画像の重
心位置を演算し、この重心位置とあらかじめ記憶
している穿孔機7の中心軸Lの位置とのずれ量を
算出し、そのずれ量に応じた信号を前記駆動回路
47に送出して第1および第2の駆動装置3,4
1を駆動制御するためのもので、そのためマイク
ロコンピユータが使用される。前記各イメージセ
ンサ10,11からの情報はリアルタイムでフレ
ームメモリーに取込まれる。各イメージセンサ1
0,11によつて撮影された画像は、前記制御装
置30を介してカラーモニター48(第4図)に
送られる。
次に上記構成からなる穿孔装置による穿孔動作
および精度確認について説明する。
先ずFPC40への穿孔開始に先がけて制御装
置30により穿孔機7の中心軸L位置を検出、記
憶するため、第8図に示すように光を透過しない
ベタのフイルム70を第1および第2イメージセ
ンサ10,11の視野内にセツトし、前記穿孔機
7で所定の穴径(4mm)を有する基準孔71を穿
設する。第1のイメージセンサ10,11によつ
てそれぞれ撮影される前記孔71の画像(基準孔
画像)は第6図および第7図に示すようにX軸方
向とY軸方向に長い楕円72,73となり、これ
により両楕円72,73の重心位置Px(Xa、
Ya)、Py(XA、YA)を求める。この場合、座標
は、全て画面左上の点を原点0x、0yとし、この
原点0x、0yからの絵素数で示される。
次に、前記2つの楕円72,73を第9図に示
すように合成してその重心Pを求める。この重心
Pは2つの楕円72,73の面積が等しくなる縦
と横の線Xa,YAの交点P(Xa,YA)であり、従
つて前記穿孔機7の中心軸Lの座標はこの重心P
(Xa,YA)として求められる。
更に第6図に示した基準孔画像より2つのテス
トポイント(光の当る点)TP1,TP3を定める。
これらのテストポイントTP1,TP3は穿設後の穴
精度を確認するためのもので、楕円72の長軸
Ya上であつて重心Pxを挾んで対称な位置にあ
り、かつ該重心Pxからよい遠い位置にある任意
の点を選ぶことが望ましい。動揺に第7図に示し
た基準孔画像より2つのテストポイントTP2
TP4を定める。これらのテストポイントTP2
TP4も楕円73の長軸XA上であつて重心Pyを挾
んで対称な位置にあり、かつ該重心Pyからより
遠い位置にある任意の点が選ばれる。
楕円72の長径は4mm(ポンチ7の径)と判つ
ているので、この長径を画素数Nxで割れば、X
軸方向の1画素当りの距離DX(DX=4/Nx)が
求まる。
同様に楕円73の長径も4mmで、該長径を画素
数NYで割れば、Y軸方向の1画素当りの距離DY
(DY=4/NY)が求まる。
そこで、このようにして求めた情報P,DX
DY,TP1〜TP4を制御装置30のメモリーに記憶
しておく。
制御装置30による情報記憶が終了すると、
FPC40を治具20B上に位置決め固定し、穿
孔機7による穿孔を開始する。穿孔に際しては、
FPC40の小孔66の中心をいかに正確にかつ
速く探し出し、穿孔機7の中心軸Lと一致させる
かが重要なポイントとなるが、本装置においては
あらかじめ記憶した前記情報P1,DX,DYを用い
て中心合せを行なつているので、正確かつ迅速で
ある。
すなわち、穿孔機7およびワーク載置台20を
駆動装置3,41によつてX,Y方向にそれぞれ
所定距離移動させて1番目の小孔66を第1およ
び第2のイーメジセンサ10,11の視野内に位
置させる。この場合、当然のことながらFPC4
0の各小孔66は、あらかじめ定められた機械的
原点位置からの距離として制御装置30に記憶さ
れているものとする。
第1および第2のイメージセンサ10,11の
視野内に入つた前記小孔66は該センサ10,1
1によつてそれぞれ撮影され、その画像が制御装
置30に送られる。この時、第1のイメージセン
サ10による画像の重心P1は第10図に示すよ
うにXaからΔxだけX軸方向にずれ、第2のイメ
ージセンサ11による画像の重心P2は第11図
に示すようにYAからΔyだけY軸方向にずれてい
るものとする。制御装置30は直ちにこれら両画
像を合成しその重心位置P1を前述したと同様に
求める。すなわち、この重心位置P1は両画像の
合成により、その両画像の面積が等しくなるライ
ンxa1,YA1の交点であり、したがつてその座標
R1(xa1、YA1)が求められる。重心位置P1が求
まると、制御装置30にあらかじめ記憶されてい
る重心位置P(Xa、YA)とのずれ量Δx,Δyを
算出する。Δx,ΔyはXa−Xa1、YA−YA1より
簡単に求めることができる。また、どちらにずれ
ているかもその正負により判定される。
次に、このずれ量Δx,ΔyにそれぞれDX,DY
を乗じると、穿孔機7の中心軸Lと小孔66の実
際にずれている距離lXnn(lx=Δx×DX)、lynn(ly
=Δy×DY)が求まる。
そこで、この距離lx,lyに相応する信号を駆動
回路47に送出して第1および第2の駆動装置
3,41を駆動し、これにより穿孔機7およびワ
ーク載置台20をそれれX方向、Y方向に所定の
距離lx、lyだけ移動させれば、穿孔機7の中心軸
Lと小孔66の中心とが正確に一致する。さらに
この時点で画像を取り込み再度P1を求め、Δx=
Δy=0となつたことを確認する。そして、この
状態において穿孔機7による穿孔が行なわれる。
このようにして1番目の小孔66に対する穿孔が
終了すると、2番目の小孔に対する穿孔に移行す
るわけであるが、この時穿孔された孔の精度確認
が行なわれる。
精度確認は、穿孔機7が第1および第2のイメ
ージセンサ10,11の視界を妨げないため穿孔
終了直後のそのままの状態で行なわれるもので、
第12図および第13図に示すように前記制御装
置30に記憶された前記テストポイントTP1
TP4が全て穿孔孔の画像内にあるか否か、換言す
れば明るいか否かでチエツクし、全てのテストポ
イントTP1〜TP4が明るければ画像内に位置する
ため合格、1つでも暗ければ画像の外に位置する
ため穿設された孔がずれの許容限度以上にずれて
いるものと判定し不合格とする。この場合、どの
テストポイントが穿設孔画像よりどれだけはみ出
しているかによりそのずれの方向と変位量を確認
することができる。
このようにして1番目の小孔66に対する穿孔
および穿孔後の精度確認が終了すると、ワーク載
置台20が所定距離移動して次の小孔を第1およ
び第2のイメージセンサ10,11の視野内に位
置させる。そして、その後の位置合わせ、穴明け
加工およびその精度確認は上述したと全く同様で
あるため、説明を省略する。
穿孔機7の中心軸Lと小孔66のズレを計算す
る時間は、0.05〜0.2秒程度パンチング後の精度
確認に要する時間は、50μsec程度で、十分実用に
耐え得るものである。また、ずれ量Δx,Δyによ
つて中心合せを行ない、フイードバツクさせれば
機械的誤差による位置ずれを解消でき、高精度な
孔加工を行なうことができる。また、2台のイメ
ージセンサ10,11を直交させて配置し、その
画像を合成して重心位置を求めているため、光の
屈折により影響されることがなく、高精度に重心
位置を測定できる。
また、特に穿孔された孔を透過する光以外イメ
ージセンサ10,11には入光しないように条件
設定しておけば、その直径を求めるソフトウエア
が非常に簡単となり、処理時間を短縮できる上、
トラブル発生時の対応にも有利である。
なお、上記実施例はワークとして3層構造の
FPCを使用した場合について説明したが、本発
明はこれに何ら特定されることなく、ベースフイ
ルムと導電箔とから成るFPCのラウンド孔加工、
更には一般のリジツトなプリント基板、鉄板、木
材等の加工にも応用し得ることは勿論である。
また、上記実施例は各イメージセンサ10,1
1に対応して光源(電球51,52)を配設した
が、ワークの被加工部が、その周囲と明確に区別
して撮影されるものであれば、かならずしも透過
光源を必要とするものではない。
また、上記実施例はFPC40を吸引して治具
20B上に固定したが、適宜な押圧部材で押圧固
定したり、周囲を引張つたりして固定するなど、
種々の変更が可能である。
さらに、上記実施例は穿孔機7をX軸方向に、
ワーク載置台20をY軸方向に移動させるように
構成したが、例えば穿孔機7とワーク載置台20
のいずれか一方をXおよびY軸方向に移動させ、
他方を固定してもよい。
また、上記実施例はポンチ8とダイス9で穿孔
機7を構成したが、ドリルを用いてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る穿孔装置によ
る穿設孔の検査方法は、穿孔位置をそれぞれ斜め
上方から指向し、かつ90°回転した位置関係を保
つことによりワーク載置台と穿孔機の前後および
左右方向の相対的移動軸線上に位置する第1およ
び第2のイメージセンサを前記穿孔機に配設し、
穿孔機によつてあらかじめ基準孔を穿設し、この
基準孔を第1および第2のイメージセンサで撮影
し、その夫々の基準孔画像の内側で長軸側各端部
にそれぞれテストポイントを定めてその座標位置
を制御装置に記憶し、しかる後穿孔機にたり被加
工物を穿設した穿設孔を前記第1および第2のイ
メージセンサで撮影し、その夫々の画面にあらか
じめ記憶した前記テストポイントを表示し、これ
らポイントが各穿設孔画像内に位置するか否かを
検査するようにしたので、パンチング後の状態で
穿孔機を移動させることなく穿設孔の精度確認を
行なうことができ、したがつて精度確認に要する
時間を大幅に短縮できる。
また、穿設された孔を透過する光のみをイメー
ジセンサで検出するようにすると、ソフトウエア
を簡素化でき、処理時間の短縮が可能であるほか
トラブル発生時の対応も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る検査方法を採用した穿孔
装置の一実施例を示す側断面図、第2図は同装置
の要部正面図、第3図は穿孔機とイメージセンサ
の相対的位置関係を示す図、第4図は電気回路の
ブロツク図、第5図はワークの要部断面図、第6
図は第1図のイメージセンサによる画像を示す
図、第7図は第2のイメージセンサによる画像を
示す図、第8図はフイルムへの穿孔を示す図、第
9図は2つの画像を合成した図、第10図は第1
のイメージセンサによる画像を示す図、第11図
は第2のイメージセンサによる画像を示す図、第
12図および第13図はパンチングされた孔の精
度確認を説明するための図である。 3……第1の駆動装置、7……穿孔機、10…
…第1のイメージセンサ、11……第2のイメー
ジセンサ、20……ワーク載置台、30……制御
装置、40……ワーク、L……中心軸、L1,L2
……工具中心軸、P,Px,Py……重心、TP1
TP4……テストポイント。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 相対的に前後および左右方向に移動されるワ
    ーク載置台および穿孔機と、この穿孔機に、該穿
    孔機による穿孔位置をそれぞれ斜め上方から撮影
    し、かつ前記ワーク載置台と穿孔機の前後および
    左右方向の相対的移動軸線上に90°をなしてそれ
    ぞれ配設された第1および第2のイメージセンサ
    を備えた穿孔装置であつて、あらかじめ所定の穴
    径を有する基準孔を前記穿孔機に穿設し、この基
    準孔を前記第1および第2のイメージセンサで撮
    影し、その夫々の基準孔画像はそれぞれX軸、Y
    軸方向に長い楕円で、各基準孔画像内長軸側各端
    部はそれぞれテストポイントを設定してその座標
    位置を制御装置に記憶し、しかる後前記穿孔機に
    より被加工物に穿設した穿設孔を前記第1および
    第2のイメージセンサで撮影すると共にその夫々
    の画面にあらかじめ記憶した前記テストポイント
    を表示し、これらポイントが各穿設孔画像内に位
    置するか否かを判定検査するようにしたとを特徴
    とする穿設孔の検査方法。
JP4806385A 1985-03-11 1985-03-11 穿孔装置による穿設孔の検査方法 Granted JPS61207904A (ja)

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