JPH0360123A - 表面処理方法および表面処理装置 - Google Patents

表面処理方法および表面処理装置

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JPH0360123A
JPH0360123A JP19398789A JP19398789A JPH0360123A JP H0360123 A JPH0360123 A JP H0360123A JP 19398789 A JP19398789 A JP 19398789A JP 19398789 A JP19398789 A JP 19398789A JP H0360123 A JPH0360123 A JP H0360123A
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JP
Japan
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oxide film
substrate
sample
surface treatment
natural oxide
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Application number
JP19398789A
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English (en)
Inventor
Hirotake Nishino
弘剛 西野
Nobuo Hayasaka
伸夫 早坂
Haruo Okano
晴雄 岡野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、半導体の製造工程における表面処理方法およ
び表面処理装置に係わり、特に半導体や金属表面の自然
酸化膜等を除去する表面処理方法および表面処理装置あ
るいは、半導体や金属表面の自然酸化膜を除去した後に
ドライエツチング、−酸化、拡散、堆積、単結晶成長等
の加工を行なう表面処理方法および表面処理装置に関す
る。
(従来の技術) 近年、半導体素子の微細化が進むにつれ、製造の際の半
導体面や金属面等の基板表面のコントロールがますます
重要になってきている。すなわち、ゴミや有機物、金属
等の汚染物に加えて、最近では基板表面の自然酸化膜ま
でも問題になってきた。
その例の一つとしてVの選択CvDが挙げられる。
微細なコンタクトホールやビヤホールへの導電性膜の埋
め込みは、従来のような利合金のスパッタでは困難にな
りつつあり、そのかわりに注目されているのがVの選択
CVDである。 これはWF、と水素ガスあるいはシラ
ン系ガスの混合ガスを用いたCVDであり、Vが半導体
金属上に成長するか、それらの酸化物上には成長しない
という特徴を持つ。
従ってコンタクト部の半導体や金属に選択的に成長させ
ればコンタクトホールやビヤホールを埋め込むことがで
きる。ところが半導体や金属表面には通常、自然酸化膜
が形成されているため、Vがコンタクト部に成長しなか
ったり2選択性がくずれて層間絶縁膜上にも成長したり
する問題が生じる。さらに自然酸化膜は絶縁物であるた
め、コンタクト抵抗やビヤ抵抗を高くする原因となる。
また、DRAM等のキャパシタのゲート酸化膜にはSi
の熱酸化膜が広く用いられているが、薄膜化が進み、厚
さが100A以下となってきている現在、厚さ10〜2
0A程度の自然酸化膜を無視することは出来ない。すな
わち、自然酸化膜を除去せずに形成した熱酸化膜は、自
然酸化膜をその一部に取りこんでいるため、完全な熱酸
化膜に比べて膜質が劣ったり、膜厚が不均一であるなど
の問題がある。
このほかにも自然酸化膜は、不純物拡散の障壁となった
り、選択エツチングの選択性を劣化させるなどの問題を
引き起こす。
ところで、前記自然酸化膜の多くはウェット処理によっ
て除去できる。たとえばSiの自然酸化膜は、フッ酸や
フッ化アンモニウム水溶液に、Vの自然酸化膜はアンモ
ニア水に溶解する。ところがこのようにして自然酸化膜
を除去した後、半導体や金属を大気にさらすと、大気中
の酸素や水分によりたちどころに新たな自然酸化膜が形
成されてしまう、従って、ウェット処理で自然酸化膜を
除去しても1次の処理を行なうまでの間に表面が大気に
さらされると処理を行なうときにはすでに自然酸化膜が
再形成され、前述したのと同様の問題が生じる。
(発明が解決しようとする課題) 前述したように、半導体や金属表面に形成される自然酸
化膜は素子の製造工程や電気的特性、の多くに悪影響を
及ぼす。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので。
その目的とするところは、ドライエツチング、酸化、拡
散、堆積、単結晶等の工程を、自然酸化膜の形成されて
いない表面でおこなうための表面処理方法を提供するこ
とにある0本発明はまた、半導体や金属表面の自然酸化
膜等を除去する表面処理方法および表面処理装置を提供
することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の骨子は、半導体や金属表面に形成された自然酸
化膜を、フッ酸、アンモニウム水等を用いたウェット処
理により除去した後、大気にさらすことなく表面に被覆
膜を形成し、その被覆膜を次の加工処理を行なう前に真
空中あるいは窒素ガス、不活性ガス雰囲気中で除去する
ことにある。
すなわち本発明は、例えばSiなどの半導体、Vなどの
金属表面に形成された自然酸化膜をフッ酸やフッ化アン
モニウム水溶液あるいはアンモニア水などの第1の液体
に浸し、前記表面の自然酸化膜を除去した後に、大気に
さらすことなく第2の液体としてクロム、タングステン
、モリブデンのアルコキシド液にさらし、その加水分解
により。
前記半導体、金属表面にクロム酸化物膜、タングステン
酸化物膜、モリブデン酸化物膜のいずれかの被覆膜を形
成するか、あるいは再結晶によりヨウ素、アンモニウム
塩、ナフタレン、ショウノウなどの昇華性の固体からな
る被覆膜を形成し、さらに前記被覆膜を、次のエツチン
グ、酸化、拡散。
堆積、単結晶成長などの工程をおこなう前に、真空中あ
るいは不活性なガス中で除去するようにしたことを特徴
とする表面処理方法(第1の発明)である。
本発明は、また被処理基体表面を活性化しながら、酸素
原子との結合エネルギーが、被処理基体表面の半導体、
金属の自然酸化膜における半導体。
金属と酸素原子の結合エネルギーよりも大きいような中
性粒子を作用させることにより、前記自然酸化膜中の酸
素原子を前記中性粒子と結合させ゛、前記自然酸化膜を
除去するようにした表面処理方法(第2の発明)および
表面処理装置(第3の発明)である、また、前記方法お
よび装置において自然酸化膜を除去した後、酸化、拡散
、エツチング、堆積、単結晶成長等の加工を施すように
した表面処理方法(第4の発明)および表面処理装置(
第5の発明)である。
(作用) 本発明によれば、自然酸化膜が形成されていない基板表
面に種々の処理を施すことができる。
例えば、基板表面に均一かつ高品質のSi熱酸化膜が形
成できる、不純物の拡散が容易になる、単結晶成長が可
能となる、あるいは、選択エツチングや選択CvDなど
の選択性が向上する。 また、コンタクト抵抗やビヤ抵
抗が低減できる。
(実施例) 築上!失凰盤 本願筒1の発明の第1の実施例を、Vの選択CVDの加
工の前処理として用いて、平面キャパシタ上に多層配線
を形成する例について説明する。第1図はその工程断面
図を表わすものである。
まず第工図(a)に示すように、通常の工程によりp型
Si基板11上に素子分離用のフィールド酸化膜12.
キャパシタ電極用のリン添加多結晶Si薄膜13、ゲー
ト酸化膜14を形成する6次に第1図(b)に示すよう
に、やはり通常の工程によりリン添加多結晶Siゲート
15を形成した後、このゲート15に自己整合的にn+
拡散層16を形成した後、全面に眉間絶縁膜17を形成
した後、反応性イオンエツチング等によりコンタクトホ
ール18を形成する。このとき、コンタクトホールのS
i基板表面には自然酸化膜19が形成されていた。
次にこの試料を本願第1の発明の一実施例として希フッ
酸に浸し、自然酸化膜を除去した後、モリブデンアルコ
キシド(MO(OCJs)s)のエタノール溶液に浸し
た。この処理は第2図に示すように、希フッ酸液21と
モリブデンアルコキシドのエタノール溶液23はベンゼ
ン液22をはさんで同一容器24内に保持されたものを
用いて行なわれ、前記試料を大気にさらすことなく搬送
することができた。
これは希フッ酸およびモリブデンアルコキシドのエタノ
ール溶液が極性溶液、ベンゼンが非極性溶液であるため
たがいに溶解しないこと、およびこれらの液体の比重に
差があることを利用したものである。
ここで、前記試料はモリブデンアルコキシドのエタノー
ル溶液23の存在している容器の下側部分から取り出す
か、容器の一部にベンゼン、希フッ酸とは分離し、モリ
ブデンアルコキシドのエタノール溶液とは連結した仕切
りを設けて、前記仕切り内のモリブデンアルコキシドの
エタノール溶液を通して取り出すようにして、前記希フ
ッ酸は通さないようにするのが望しい。
しかしながら、各工程間で試料の搬送を行なう際、厳密
な意味で全く大気にさらされないようにすることは困難
であることがある。このような場合は、瞬間的あるいは
極めて短時間の間大気にさらされるような場合に限り、
本願発明によるエツチング、堆積等の良好な加工が行な
えるという効果が確認されている。
次に、前記試料を水蒸気を多量に含んだ大気中にさらさ
たところ、第1図(Q)に示すように試料表面に付着し
たモリブデンアルコキシドが加水分解し、Mob、を主
成分とする酸化モリブデン薄膜10が被覆膜として形成
された。この反応はMo(QC2H,)s +3H20
−+MoO,+6H2Oであると考えられる。この試料
をVのCvD装置にいれ、真空排気したあとSOR光(
波長1〜1000λ)を照射したところ。
酸化モリブデン薄膜IOが昇華し、コンタクト部には自
然酸化膜や酸化モリブデン等が形成されていないSi表
面が得られた。
次に、W F s / S x H4ガスを用い、試料
温度約400℃の条件ですを堆積させたところ、第1図
(d)に示すようにコンタクト部18に選択的にV膜9
が堆積した。ここで、前述したようなフッ酸処理および
酸化モリブデン薄膜形成、昇華除去処理を行なわず、コ
ンタクト部のSi表面に自然酸化膜が形成されている試
料では、第1図(h)に示すようにコンタクト部18の
みならず層間絶縁膜17上にもV膜9aが形成され、選
択CvDが行なわれなかった。
さらにV膜を堆積して、加工して一層目の配線層102
を形成した後、第1図(e)に示すように層間絶縁膜8
を全面に形成し、反応性イオンエツチング等によりビヤ
ホール7を形成した。このとき、ビヤホールのり表面に
は自然酸化膜6が生じていた。
次に第1図(f)に示すように、試料をアンモニア水に
浸し自然酸化膜6を除去したあと前述した方法と同様に
試料表面に酸化モリブデン薄膜5を形成した。
この試料をtt −cvo装置にいれ、真空排気したあ
と約650℃に加熱したところ酸化モリブデン薄膜は昇
華した。さらにすFt / S x H4ガスを用いて
V膜をビヤホール内に埋め込み、2層目の配線層4を形
成した。このときも、自然酸化膜を除去しなかった試料
はVをビヤホール内に選択的に堆積させることができな
かった。
このように本発明の実施例によれば、q膜をコンタクト
ホールやビヤホール内に選択的に堆積させることができ
た。また、このようにして形成されたコンタクトには自
然酸化膜が形成されていないので、処理しないものに比
べてコンタクト抵抗が1/2〜115になっていること
が確認された。
本発明の実施例による処理は、V膜の選択CvDに限る
ものではない。他にも塩素ガスを用いた低温RIBによ
るSiのSiO□に対する高選択比エツチングのように
表面の自然酸化膜が問題になるような選択プロセスや、
他のプロセスに適用することができる。また、自然酸化
膜のない低抵抗のコンタクトが形成できるため、Vのか
わりに多結晶SLやA4合金などを堆積してコンタクト
を形成する場合にも前処理として用いることができる。
また、自然酸化膜を除去する液体としては、希フッ酸の
他にフッ化アンモニウムを含む水溶液やアンモニア水や
コリンのようなアルカリ性水溶液を用いることができる
蒐主立大五舊 本願第1の発明の第2の実施例を、 Siのエピタキシ
ャル成長の加工の前処理として用いた場合について説明
する。第3図はその製造工程をあられした断面図である
まず第3図(a)に示すような表面に自然酸化膜32が
形成した単結晶Si基板31を、HzSO4/HzOz
混合液およびHCQ/H*Ox混合水溶液に浸し、有機
汚染や金属汚染を除去する0次に基板を希フッ酸に浸し
、表面の自然酸化膜32を除去した後、さらに塩化アン
モニウム水溶液に浸した。このとき、搬送は窒素雰囲気
あるいは不活性ガス雰囲気中でおこない、自然酸化膜が
基板表面に再形成されないようにした。また、前記塩化
アンモニウム水溶液は温度約70℃であり、塩化アンモ
ニウムを過飽和に溶解させていた。
つぎに塩化アンモニウム水溶液を室温に戻したところ、
第3図(b)に示すようにSi基板31表面に塩化アン
モニウムが析出し、塩化アンモニウム薄膜33が形成し
た。この試料をエピタキシャル装置にいれ、真空排気し
たあとSi基板31に赤外ランプ光を照射した。この処
理によりSi基板31の表面は約500℃になり、前記
基板31表面の塩化アンモニウム薄膜が除去された。ま
た同時に塩化アンモニウム膜の一部が赤外光により分解
し、そこで生じたCQとSi基板が反応し、Si基板が
わずかにエツチングされ1表面の汚染層や欠陥も除去で
きた。
その結果、第3図(c)に示すようにSi基板31の表
面は非常に清浄になった。
さらに第3図(d)に示すように、装置内にSiH4/
H,混合ガスを導入し、基板温度を約1ooo℃にあげ
てSiのエピタキシャル成長膜が形成された。
このようにして得られた単結晶Si膜34はきわめて均
一であり、転移等の結晶欠陥もほとんどみられなかった
。これに対して1本発明の実施例による自然酸化膜除去
の処理を行なわなかった場合は、多数の積層欠陥等の結
晶欠陥が生じていた。
通常、エピタキシャル成長の前処理として表面の自然酸
化膜を除去するためには、 1200℃程度の高温処理
が必要とされる。しかしながらこのように本願第1の発
明の実施例を用いることにより。
低温のプロセスで自然酸化膜等の形成されない清浄表面
が形成でき、高品質の単結晶Si膜を成長させることが
できる。なお1本発明はSiのエピタキシャル成長に限
定されるものではなく、他の半導体や金属のエピタキシ
ャル成長にも適用できる。
族1囚叉笈舊 本願第1の発明の第3の実施例をSLの熱酸化膜の形成
の前処理として用いた場合についてのべる。
第4図はその製造工程をあられした断面図である。
まずSi基板41を、)I、So、/H,O□混合液お
よび)Ic党/HzO*混合水溶液に浸し、有機物汚染
や金属汚染を除去した1次に基板を希フッ酸に浸し、基
板表面の自然酸化膜42を除去した後、ヨウ素のエタノ
ール溶液に浸した。このとき、搬送は窒素雰囲気あるい
は不活性ガス雰囲気中でおこない、自然酸化膜が表面に
再形成されないようにした。また、前述のエタノール溶
液は温度約60℃であり、ヨウ素を過飽和に溶解させて
いた。
エタノール溶液を室温に戻すと、第4図(b)に示すよ
うにSi基板41に表面にはヨウ素の薄膜43が形成し
た。この試料を、中に窒素ガスを流している熱酸化炉に
入れていくと、基板の温度が次第に上がり、前記ヨウ素
の薄膜43は昇華して除去された。その結果、第4図(
c)に示すように、清浄な表面を有するSi基板41が
得られた。さらに、酸化炉に酸素ガスを導入し、前記基
板の温度を約900℃にあげて、第4図(d)に示すよ
うに約50人の熱酸化膜44を基板41表面に形成した
このようにして形成した酸化膜44をTEMで調べてみ
ると、原子レベルで均一な酸化膜44が形成されている
ことが確認された。また、キャパシタをつくって耐圧を
測定したところ、8MV/a1以上の耐圧を示したもの
は、自然酸化膜を除去しなかった場合は全体の60%で
あったのに対し、本願発明の実施例の処理を施したもの
は全体の90%であった。このように、本願発明の実施
例によれば、均一かつ高品質の酸化膜が形成することが
できる。
本願第1の発明は、上述した第1乃至第3の実施例に限
定されるものではない、すなわち、選択CVD 、エピ
タキシャル成長、熱酸化に加えて、不純物拡散や選択エ
ツチングなど自然酸化膜が問題になるすべてのプロセス
の前処理としてもちいることができる。また、被覆膜も
モリブデン酸化物膜、塩化アンモニウム膜、ヨウ素膜の
以外にも。
タングステン酸化物、クロム酸化物、他のアンモニウム
塩、ナフタレンやショウノウCB、、、 CI、な・ど
の昇華性の固体薄膜を用いることができる。さらに、被
覆膜の除去方法も、加熱や光照射だけでなく、電磁波照
射や電子等の荷電粒子を照射してもよいし、あるいは高
速の中性粒子を照射し物理的なエネルギーを与えたり、
ラジカル等と反応させたりして除去しても良い、その他
、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して適用す
ることができる。
里14しり蛇鮭 第5図は本願第2の発明の実施例方法で用いる本願第3
の発明による表面処理装置の一実施例である。
反応容器51内には試料52を載置する試料台53が設
けられており、この試料台の内部のヒーター54により
前記試料52を約1000℃まで加熱できるようになっ
ている。反応容器51には、ガス排気口55が設けられ
、さらにこのガス排気口55には液体窒素トラップ56
が接続されているため、容器内部を10−”Torrま
で真空排気できる他に、反応容器51内に残留するI(
20,O,の分圧を下げるよにして試料表面が酸化され
るのを防ぐことができる。又、容器51内部は真空排気
するのではなく、不活性なガスで置換してもよい、さら
に反応容器5i内には電子銃67とグラファイト板58
が設けられており、前記電子銃57から放出された約5
0にeVの電子57aによってグラファイト板58がス
パッタされ、これにより生じた非金属粒子の炭素原子が
試料52に照射される。なおその際、試料台53を回転
させることができるようにすれば試料52面内に均一に
炭素原子を照射できる。 また電子銃57から電子57
bを試料52に照射するようにして、試料表面を活性化
するようにしてもよい、またガス導入口59からガスを
導入することもできる。
このとき、ガス導入口59から導入するガスとしては、
H2あるいはこれに微量のHCAを添加したガスを用い
ることができ、このようなガスを導入する場合は、グラ
ファイト板58と電子銃57a、 57bを設けなくて
もよく、酸化膜のエツチングは基板を1200℃程度に
加熱するようにすることにより行なうことができる。す
なわち、そのような条件では。
シリコン自然酸化膜とH2が反応して、Sin、 +H
2→SiO↑+I(20↑のような反応が生じ、Sun
、がエツチングされるからであると考えられ、微量のM
CI2の添加により下地のシリコン基板もわずかにエツ
チングされ、その表面に存在する欠陥や汚染を除去する
ことが期待できる。
このような処理は、前記自然酸化膜が厚い場合に効果が
あるが、その厚みが10λ程度であれば真空中で基板を
800℃程度に加熱するだけでも除去できる。
次に以上述べた本願第3の発明の実施例を用いた本願第
2の発明の実施例方法を基板表面に形成された自然酸化
膜のドライエツチングに適用した例について説明する。
まず、表面に自然酸化膜が形成されたシリコンウェハを
第5図に示した装置の試料台53上に載置し、真空排気
した後ヒーター54により基板52を約800℃に加熱
した。この状態で上述したようにグラファイト板58を
電子銃から電子57aにスパッタリングし、非金属粒子
の炭素原子を試料52に約10分間照射した所、自然酸
化膜が除去されていることが確認された。この時下地の
シリコン基板は全くエツチングされていなかった。
これは次のように説明される。室温での5103膜中に
おける5i−0の結合エネルギーは705KJ/sag
、COガスにおけるC−0の結合エネルギーは1075
KJ/mailである。従って試料に照射された炭素原
子がSin。
の5i−0結合を切断し、より安定なCOとなって排気
されたものと考えられる(Sin、 + 2C−4Si
 + 2GO)。
他方、SiCの蒸気圧は低く、Siはエツチングされな
かったものと考えられる。なお、自然酸化膜を除去する
ためには約800℃以上加熱する必要があるが、これは
上記の反応を進めるためにはポテンシャルエネルギー障
壁を越すエネルギーを与えなければいけないためである
。このエネルギーは上述した加熱以外の方法で与えるこ
ともでき、例えば電子銃56から約100eVの電子を
試料に照射すると試料温度が約500℃でも試料表面の
自然酸化膜が除去できる。ここで、前記試料が単結晶シ
リコン、多結晶シリコン、あるいはアモルファスシリコ
ンを表面に有する基体の場合、中性粒子としてB、 C
,CH,CH,あるいは金属粒子のいずれかを用い、C
u、Cu合金あるいはv、v合金を表面に有する基体の
場合、B、 C,CH,CH,、Co、 C5,N、 
So、 S。
金属粒子のいずれかを用い、AQ、 Al1合金を表面
に有する基体の場合、B、 C,CH,金属粒子のいず
れかを用いることができる。また、前記中性粒子の導入
は、この実施例で述べたように中性粒子を含む固体のス
パッタの他に熱分解、光分解、あるいは中性粒子を含む
ガスの熱分解、光分解、放電分解により行なうことが可
能である。
そして、この実施例で被処理基体表面の酸化膜を除去し
た後、本願第4.第5の発明の実施例として引き続きエ
ツチング、酸化、拡散、堆積、単結晶成長等の加工を行
なえば、第1の実施例と同様に、良好な加工が行なえる
という効果が得られる。
第m○虻鯉 本願第2の発明の他の実施例方法について説明する。ま
ず、この実施例方法を説明する前に、この実施例で用い
る本願第3の発明の他の実施例装置の概略を第6図を用
い説明する。
反応容器61内には内部にヒーター62を埋め込んだ試
料台63が収納されている。試料64は試料台63上の
炭素を含む多孔性物質、例えばグラファイト板65ある
いはSiC板6板上5上置される。試料64はヒーター
62により約1000℃まで加熱できる0反応容器61
にはガス導入口66とガス排気口67が備えられており
、H2ガスを導入したり内部を10−”Torrまで真
空排気することができる。ガス排気口67には液体窒素
トラップ68が備えられており1反応容器内のH,O,
O,の分圧を低く抑えることができる。
次に第6図に示した実施例装置を用いた本願第2の発明
の実施例としてシリコンウェハ上に形成された自然酸化
膜を除去する方法について説明する。
まず1表面に自然酸化膜が形成したSiウェハをグラフ
ァイト板64上に載置した後、反応容[I61内を10
””’Torrまで真空排気する。ガス導入口66から
H2ガスを導入し、反応容器内をI Torrに保った
後、ヒーター62により試料を約1000℃に加熱する
約10分間処理するとウェハ表面の自然酸化膜は除去さ
れた。
これは第4の実施例で述べたのと同様の機構に基いてい
ると考えられる。すなわちグラファイト板65より生じ
たC原子あるいはグラファイト板とH2が反応して生じ
たCI(ウラジカルがSiO□の5L−0結合を切断し
、還元したものと考えられる。
本発明は上記実施例に限定されるものでなく前記第4の
実施例と同様、試料としてSL以外の半導体、金属でも
よい、また他のエツチング、酸化。
拡散、単結晶成長等の加工を行なう装置と第6図に示し
た装置を接続し、自然酸化膜を除去した後に前記加工を
行なってもよい。
簗立夏失産鼻 本願第2の発明のさらに別の実施例方法について説明す
る。この実施例方法を説明する前に、まずこの実施例で
用いる本願第3の発明のさらに他の実施例装置の概略を
第7図の概略図を用いて説明する。
反応容器71内には内部にヒーター72を埋め込んだ試
料台73が収納されている。ガスはガス導入ロア4から
反応容器71内に導入され、ガス排気ロア5から排気さ
れ、IO″″” ’ Torrまで真空排気できるガス
導入ロア4と接続されたガス導入管76内にはグラファ
イトからなる多孔性の物質79が挿入されており、その
まわりのヒーター77により約4000℃まで加熱でき
る。他方、ガス排気ロア5には液体窒素トラップ78が
接続されており、反応容器71内部の)!20,0゜分
圧を低く抑えることができる。
次に第7図に示した本願筒3の発明による表面処理装置
を用いて、本願筒2の発明の他の実施例としてアルミ表
面に形成された自然酸化膜を除去する方法について説明
する。
まず、スパッタで堆積した周薄膜を表面に有する試料を
試料台73に載置した後、反応容器71内を1O−10
Torrまで真空排気した。
次に試料を800℃に保ちガス導入管76にH8ガス5
0secmを導入して容器71内の圧力をI Torr
に設定した後、グラファイト76を約3500℃に加熱
し、15分間保持した所、AQ薄膜表面の自然酸化膜(
AQ、0□膜)が除去された。これは、加熱されたグラ
ファイトより生じたCfjK子が自然酸化膜と反応し除
去したものと推測される。実際、A2□0.の生成エン
タルピーは一1675KJ/moQ、 O原子の生成エ
ンタルピーは、250KJ / manであるからAl
220.→2AI2 + 30のエンタルピー変化は2
425KJ/moffiである。従ってAQ、0.にお
けるAl1.−0の平均の結合エネルギーは808KJ
/+*oQである。 これに対しC0分子におけるC−
0の結合エネルギーは、1075KJ/+*oQである
。従ってAl2.−0+C→l、+COは発熱反応であ
りポテンシャル障壁さえ越せば自発的に進む。
従って、このような反応やグラファイト表面で解離した
H原子による還元反応により自然酸化膜が除去されたも
のと考えられる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、AQ以
外の半導体、金属の自然酸化膜を除去してもよい。また
前記第4の実施例と同様に自然酸化膜を除去した後、酸
化、拡散、堆積、エッチング、単結晶成長等の加工を施
してもよい。
蒐ヱ旦失凰透 本願筒4の発明の実施例方法について説明する。
この実施例を説明する前に本実施例で用いた本願筒5の
発明による実施例装置の概略図を第8図を用いて説明す
る。
石英製の反応容器81にはガス導入口82a、ガス排気
口82bが設けられており、内部を10−”丁orrま
で真空排気できる。また液体窒素トラップ83が接続さ
れているため内部のH20,0□の分圧は低く抑えられ
る。
反応容器81には電極84.金属メツシュ85.グラフ
ァイト板86.また図示してはいないがヒーターが設け
られている。電極84には13.56MHzの高周波8
8が印加され、反応容器81の器壁との間にプラズマを
発生させ、生じた中性ラジカルを用いて試料87の表面
を処理することができる。ここで金属メツシュ85はプ
ラズマにより生じたイオンが試料8″I近傍に飛来する
のを妨げる役割を果たす。反応容器内ではこのような表
面処理に加えて、不純物を含むガスをガス導入口82a
から導入し、 試料87を加熱することにより不純物拡
散を行なうこともできる。
このような装置によれば、試料表面の自然酸化膜を除去
した後、試料を大気にさらすことなく、次の加工、この
実施例では不純物拡散を良好に行なえる。
次に第8図に示した実施例装置を用いて不純物拡散を行
なった本願筒4の発明の実施例について述べる。
まずp型Si基板を、H20□/H2SO4液、HF水
溶液等を用いて処理し、表面の重金属、有機物等を除去
した後、第8図に示した反応容器81内に収納し、10
−”Torrになるまで真空排気した。次にヒーターに
より試料87を加熱し、 それを約700℃に保持した
後、 ガス導入口82aよりH2ガス50secmを導
入し、反応容器81内の圧力を約0.ITorrに保ち
、電極84に13.56MHzの高周波を印加しプラズ
マを発生させた。この状態で試料を約30分間保持した
所、グラファイト板86がない場合は、 SL基板表面
の自然酸化膜を除去するためには約900℃以上に保持
しておく必要があったが、グラファイト板86がある場
合は約700℃で除去できた。すなわちグラファイト板
をおくことでH2プラズマにより生じたHラジカルによ
る自然酸化膜の還元が促進された。
これはH2プラズマ中にグラファイト板があるとC2C
H,CH,等を生じ、 C−0,CH−0,CH,−0
の結合エネルギーがSiO□の5i−0結合よりも強い
ため自然酸化膜中の酸素を引き抜いたものと考えられる
次にN2ガスを排気した後、基板温度を700℃に保っ
たまま5i(QC)12CI、)430secg+、 
As(OCH,CH,)、10gec11とガス導入口
82aから導入し、反応容器71内の圧力をI Tor
rに設定して30分間保持した。この処理により第9図
(a)基板91上にAsを含むSi酸化物膜92が30
00人堆積した。
次に同一の容器内で上記ガスにかえてN2ガスを導入し
、内部をI Torrに保ち、基板を800℃に加熱し
、40分間保持した所、第8図(b)に示すようにSi
基板91中に^Sが均一に拡散した。得られた不純物層
93は深さ0.2μmで均一に形成されていた。
比較例として、この実施例を行なわない、すなわち、自
然酸化膜を除去しない不純物拡散を行なった結果を第8
図(C)に示す。ここでは、拡散を60分間行なったに
もかかわらず不純物層93aは深さ0.15.と浅く、
また不均一であることがわかる。
これは自然酸化膜があるために拡散を阻害するためであ
る。
このように本実施例を用いることで、Si表面に自然酸
化膜が存在しない状態で不純物拡散を行なうことができ
、均一な拡散層を短時間で形成できるため素子の特性が
上がる上、スループットが向上する。
なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく、不
純物としてBやP、拡散方法として気相拡散でもよい、
 またC、 CH,の供給手段としてはCを含むガス(
CH4e CxNzなど)の放電分解、光分解。
熱分解等を用いてもよい。またBは0との結合がSi−
〇よりも強いため、これらを供給してもSiの自然酸化
膜を除去できる。
さらに自然酸化膜を除去した後の処理としては拡散以外
にも酸化、エツチング、CVD、  エピタキシャル成
長等を行なってもよい。
亀i夏失産盟 本願第4の発明による別の実施例として多層配線を形成
する例について説明する。まず、本実施例で用いた本願
第5の発明の表面処理装置を第10図に示す。
本実施例装置は、試料導入室101.前処理室102゜
CVD室103から構成されている。試料導入室101
にはガス排気口104.ガス導入口105が備えられて
おり、外から試料を導入して、収納した後、内部を真空
排気し、ゲートパルプ106を介して、あらかじめ真空
排気された前処理室102に試料を搬送したり、逆に前
処室102から試料を搬送した後、窒素ガスを導入して
内部を大気圧に戻し、試料を外に取り出すことができる
前処理室102にもガス排気口107が設けられており
内部を1O−11ITorrまで真空排気できる。 さ
らにガス排気口には液体窒素トラップ108が接続され
ており、前処理室102内部のH20,O,分圧を低く
抑えることができる。試料109は前処理室102内の
試料台110に載置され、窓111を介して光112を
照射したり、ガス導入口113から導入されたガスを用
いて処理したりすることができる。
ガス導入口113は内部にホウ化窒素(BN)を成分と
する管114を内部に有するガス導入口115と接続さ
れており、例えば窒素ガスを導入しなからホウ化窒素管
114をヒーター116で約1000℃に加熱すること
により2分解して生じたB原子、N原子を前処理室10
2内部に導入できる。
試料109はさらにゲートバルブ117を介してあらか
じめ真空排気されたCVD室103内に搬送される。
CVO室103もガス排気口118より10−”Tor
rまで真空排気できる。 また液体窒素トラップ119
により内部の820.0□分圧は低く抑えられる。また
ガス導入口120からWFs / 5il(、ガスを導
入し、 ランプ121により試料台122を約400℃
に加熱することでその上に載置された試料109にV膜
を選択的に成長させることができる。 またこのCVD
装置内で周合金等をスパッタすることもできる。
次に第10図に示した表面処理装置を用いた本願筒4の
発明による実施例として多層配線を形成する場合につい
て説明する。第11図(、)〜(h)はその工程断面図
である。
まず第11図(a)に示すようにSi基板200上に約
3000λ(7)Si酸化物膜201をCVD法により
、約8000人のAQ合金膜202をスパッタ法により
、約1μsの層間絶縁膜203をCVD法によりそれぞ
れ形成し積層する0次に第11図(b)に示すように、
CF4 / H,等反応性ガスを用いたRIEにより約
1−径のビヤホール204を形成する。ここで露出した
Ai合金膜202表面はRIEによりCFxが付着し、
Fが打ち込まれて汚染層205が形成されているがこれ
をコリン液によりエツチングして除去すると、第11図
(c)に示すように露出した脚台金膜202表面は、A
ff合金の自然酸化膜206が形成されているのみとな
った。
この試料を第10図に示した表面処理装置の前処理室1
02に、試料導入室101を介して導入する。内部を1
0−”Torrまで真空排気した後、ガス導入管115
から100secI11の窒素ガスを導入しながら、ヒ
ーター114によりホウ化窒素管116を1000℃ま
で加熱し、生じたB原子、N原子を試料導入室101内
部に導入した。同時に窓111を介して紫外光112を
試料109表面に照射した。約10分間処理すると利合
金表面の自然酸化膜CAQ203 ) (第11図の(
206))はAQと酸化ホウ素膜(B−a03)に変化
していた。
これはAQ、O,におけるAl1.−0の結合エネルギ
ーが808KJ/woQ、 B、OlにおけるB10の
結合エネルギーが860KJ/moQであり、紫外光に
より励起された表面でAffi、 −0+2B→2Af
fi + 8.−0の反応が生じAl2O,が8、Ol
に変化したものと考えられる。次にガス導入口115か
らBCQ、ガスlosccmを導入し、前処理室102
内部を約0.ITorrに保った。さらに紫外光を窓1
11から照射した。約10分間処理した所、前記表面に
形成された酸化ホウ素膜は除去された。これはB、O,
+BCも→(BCQO)iの反応が光照射により進み、
揮発性の(BCgO)i が真空排気されたものと考え
られる。
以上の処理により第11図(d)に示すようにビヤホー
ル204底部には、 自然酸化膜の形成されていないA
2合金表面が得られた。次にこの試料を第10図に示し
た装置のCVD室103に搬送し、 10−” Tor
rまで真空排気した。ガス導入口120からWF、 2
0secm。
Si8.20secm+を導入し、ランプ121により
試料109を約350℃に加熱して約1分間、保持した
所VがAN合金表面にのみ堆積し、第11図(e)に示
すようにビヤホール204はり膜207で選択的に埋め
込まれた。
この試料を大気に取り出し、層間絶縁膜203に埋め込
まれたり膜207の表面処理をFラジカル等を用いたド
ライエツチングにより行ない、平坦化し、さらにその処
理により生じたフッ化タングステン層(図示せず)をI
F/HNO3液を用いてエツチングすることで除去した
。その結果、第11図(f)のよにV膜207の表面に
は自然酸化膜208が形成するのみとなった。
この試料を第10図に示した表面処理装置の前処理室1
02に導入し、前述した方法と同様の処理を施した所、
第11図(g)に示すように表面の自然酸化膜は除去さ
れた。 これもト0結合が530KJ / wro(1
とB−0結合(860KJ / moffi)よりも弱
いためと考えられる。この試料をCVD室103に導入
し、A2合金を約800OAスパッタし、第11[(h
)に示すように2層目の配線層209を形成した。
以上の工程で形成した多層配線のビヤ抵抗を調べた所、
約80%が30mΩと低い値を示した。 これに対して
自然酸化膜を除去しなかった場合は、90%が1層目と
2層目で導通がとれなかった。また、Vを堆積する際、
Vが層間絶縁膜(03表面にも堆積し、選択性が得られ
なかった。
このように本発明の実施例を用いることにより、AQ、
 wなどの表面に形成された自然酸化膜が除去でき、ビ
ヤホール抵抗が低減でき、 また選択CVDの選択性を
向上させることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく例
えば8g子の供給方法としてはボラン(BXHy)やカ
ルボラン(BnCa Hn+2)等のBを含むガスを放
電、光等で分解したり、あるいはB、S3. ON。
B4C等をスパッタや光照射等で分解してもよい。
自然酸化膜を還元する活性種としてはB以外でもよく、
AQであればC,CH,WであればC,CHy (x=
1.2)、 N、 C3,SO,Goでもよい、また自
然酸化膜を除去する被処理基体としてはSL、 Al1
. w以外の半導体、金属、シリサイドでもそれに応じ
た中性粒子を供給してやればよい。例えばCuであれば
B。
C,CHy (x= 1〜2)、 GO,C5,N、 
So、 Sを用いることで除去できる。
さらにSin、 、 Aff20. 、 Cub、 1
0.における0の結合エネルギーよりも、酸化物におけ
る0の結合エネルギーが大きい金属粒子、例えばアルカ
リ金属粒子、アルカリ土類金属粒子等を用いて除去する
こともできる。
表面の励起方法として、加熱、電子照射、光照射以外に
Hやハロゲンなどの活性種を作用させる方法でもよい。
また自然酸化膜を除去した後の処理としてはCVD以外
にもエツチング、酸化、拡散、エピタキシャル成長でも
よい。
その低木発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形して適
用できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、自然酸化膜が表面に形成されない状態
で被処理基体を加工できるので例えばエツチングやCV
Dで選択性が向上する、結晶成長や熱酸化で良好な膜を
形成できるなどプロセスの信頼性を向上することができ
、また素子の電気的特性を向上することができる表面処
理方法および装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第11図は本発明の詳細な説明するための説
明図である。 11、31.41・・・Si基板、12・・・フィール
ド酸化膜、13・・・第1多結晶Si膜、14・・・ゲ
ート酸化膜、15・・・第2多結晶Si膜、 16・・
・拡散層、17.8・・・層間絶縁膜、18・・・コン
タクトホール、19、6 、32.42・・・自然酸化
膜。 l015・・・酸化モリブデン膜、 9.4・・・タングステン、  7・・・ビヤホール、
21・・・希フッ酸、   22・・・ベンゼン、23
・・・モリブデンアルコキシドのエタノール溶液、24
・・・容器、33・・・塩化アンモニウム膜、34・・
・単結晶Si膜、  43・・・ヨウ素膜。 44・・・熱酸化膜、   101・・・試料導入室。 102・・・前処理室、   103・・・酸化炉、1
06、117・・・ゲートバルブ。 55、67、75.82b、 107.104.118
・・・ガス排気口、52、64.87.109・・・試
料、53、63.73.110.122・・・試料台、
88・・・RFコイル、59、66、76、82a、 
115.120−ガス導入口、51、61.71.81
・・・反応容器、56、68.78.83.108.1
19・・・液体窒素トラップ、57・・・電子銃、58
,65・・・グラファイト板。 85・・・金属メツシュ、201・・・シリコン酸化膜
、93・・・拡散層、94・・・自然酸化膜。 103・CVD室、      111 ・・・窓、1
14・・・ホウ化窒素管、121・・・ランプ。 203・・・層間絶縁膜、204・・・ビヤホール。 205・・・汚染層、    207・・・タングステ
ン。 208・・・タングステンの自然酸化膜。 第 図 第 2 図 第 図 第 4 図 第 図

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面に自然酸化膜を有する被処理基体の前記自然
    酸化膜を除去する第1の液体に浸す工程と、次いで前記
    工程により自然酸化膜が除去された被処理基体を大気に
    さらさないように、その表面に被覆膜を形成するべく第
    2の液体に浸す工程と、その後被処理基体表面に形成さ
    れた被覆膜を除去した後、大気にさらさないように被処
    理基体表面に加工を施す工程とを含む表面処理方法。
  2. (2)前記第1の液体に浸す工程とは、フッ化水素やフ
    ッ化アンモニウムを含む水溶液、あるいはアンモニア水
    、コリン等のアルカリ性水溶液に浸す工程である請求項
    1記載の表面処理方法。
  3. (3)前記第2の液体に浸す工程とは、クロム、タング
    ステンあるいはモリブデンのアルコキシドを含む液体に
    浸す工程である請求項1記載の表面処理方法。
  4. (4)前記被覆膜はクロム酸化物膜、タングステン酸化
    物膜、モリブデン酸化物膜のいずれかであり、これらを
    加熱、光照射、電磁波照射、荷電粒子照射、中性子照射
    のいずれかにより除去するものである請求項1記載の表
    面処理方法。
  5. (5)前記第2の液体に浸す工程とは、昇華性の固体を
    過飽和に溶解した液体に浸し、前記液体から昇華性の固
    体を再結晶化する工程である請求項1記載の表面処理方
    法。
  6. (6)前記加工を施す工程とは、エッチング、酸化、拡
    散、堆積、単結晶成長のいずれかを行なう工程である請
    求項1記載の表面処理方法。
  7. (7)表面に酸化膜が形成された被処理基体を反応容器
    に収納し、容器内を真空排気するか不活性なガスで置換
    した後、前記酸化膜中における酸素原子と他の成分原子
    との結合エネルギーよりも酸素原子と非金属中性粒子と
    で形成される酸化物の結合エネルギーの方が大なる前記
    非金属中性粒子を供給することを特徴とする表面処理方
    法。
  8. (8)表面に自然酸化膜が形成された被処理基体を反応
    容器に収納し、容器内を真空排気するか不活性なガスで
    置換した後、前記自然酸化膜中における酸素原子と他の
    成分原子との結合エネルギーよりも大なる酸素原子との
    結合エネルギーを有する中性粒子を前記被処理基体に供
    給し、前記被処理基体表面を活性化した後、大気にさら
    すことなく、前記被処理基体にエッチング、酸化、拡散
    、堆積、あるいは単結晶成長等の加工を施すことを特徴
    とする表面処理方法。
  9. (9)前記被処理基体が、単結晶シリコン、多結晶シリ
    コン、あるいはアモルファスシリコンを表面に有する基
    体の場合、中性粒子としてB、C、CH、CH_2ある
    いは金属粒子のいずれかを用い、Cu、Cu合金あるい
    はW、W合金を表面に有する基体の場合、B、C、CH
    、CH_2、CO、CS、N、SO、S、金属粒子のい
    ずれかを用い、Al、Al合金を表面に有する基体の場
    合、B、C、CH、金属粒子のいずれかを用いることを
    特徴とする請求項7記載の表面処理方法。
  10. (10)前記中性粒子供給は、中性粒子を含む固体のス
    パッタ、熱分解、光分解、あるいは中性粒子を含むガス
    の熱分解、光分解、放電分解により行なうことを特徴と
    する請求項7記載の表面処理方法。
  11. (11)表面に酸化膜が形成された被処理基体を収納す
    る真空排気あるいは不活性なガスとの置換が可能な反応
    容器と、前記酸化膜中の酸素原子と他の成分原子との結
    合エネルギーよりも大なる酸素原子との結合エネルギー
    を有する中性粒子を前記反応容器内の被処理基体に供給
    する手段と、前記被処理基体表面を活性化する手段とを
    備えた表面処理装置。
  12. (12)表面に酸化膜が形成された被処理基体を収納す
    る真空排気あるいは不活性なガスとの置換が可能な反応
    容器と、前記酸化膜中の酸素原子と他の成分原子との結
    合エネルギーよりも大なる酸素原子との結合エネルギー
    を有する中性粒子を前記反応容器内の被処理基体に供給
    する手段と、前記被処理基体表面を活性化する手段とド
    ライエッチング、酸化、拡散、堆積、単結晶成長等の加
    工を行なう手段とを備えた表面処理装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06291107A (ja) * 1991-10-23 1994-10-18 American Teleph & Telegr Co <Att> 半導体集積回路の製造方法
JP2009179726A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Tkx:Kk 研削・研磨用炭化珪素粉末の製造方法及び研削・研磨用炭化珪素粉末並びに研削・研磨用スラリー
JP2017050576A (ja) * 2016-12-15 2017-03-09 東京エレクトロン株式会社 基板乾燥方法及び基板処理装置
JP2017050575A (ja) * 2016-12-15 2017-03-09 東京エレクトロン株式会社 基板乾燥方法及び基板処理装置
JP2022538575A (ja) * 2019-07-02 2022-09-05 インテグリス・インコーポレーテッド 表面から粒子を除去するためにレーザエネルギを使用する方法

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