JPH035978B2 - - Google Patents
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- JPH035978B2 JPH035978B2 JP17380279A JP17380279A JPH035978B2 JP H035978 B2 JPH035978 B2 JP H035978B2 JP 17380279 A JP17380279 A JP 17380279A JP 17380279 A JP17380279 A JP 17380279A JP H035978 B2 JPH035978 B2 JP H035978B2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、プラスチツク容器に係わり、さらに
詳しくは、焼却処理が容易な射出成形による多層
容器の製造方法に関するものである。
詳しくは、焼却処理が容易な射出成形による多層
容器の製造方法に関するものである。
近年、プラスチツク容器の廃棄量が指数関数的
に増大し、このプラスチツク容器を焼却しようと
すると、その莫大な発熱量により焼却炉の炉壁を
侵食し、焼却炉の耐用年数を短縮させ、あまつさ
え塩化ビニルあるいは塩化ビニリデン樹脂におい
ては塩素ガスが発生し、その他の樹脂組成物にお
いても、例えばポリアミド系樹脂においては窒素
酸化物(オキシダント)等の有毒ガスを生ずるも
のであつた。このようなプラスチツク容器の焼却
処理の問題を解決するためには、発熱量を減らせ
しめ、有毒ガスの発生量を少なくすることであ
る。そのためには、プラスチツク容器自体の合成
樹脂の含有量を減らすことが望ましく、プラスチ
ツク容器の合成樹脂の中に無機物質等を含有せし
めることがまず考えられる。しかしながら、無機
物質等の含有率が高くなればなるほど、合成樹脂
の含有量が少なくなり、それ自体としては発熱量
を減少するが、容器としての機械的強度を損ずる
という難点がある。しかも、無機物質自体に毒性
のあるような場合にはプラスチツク容器の内容物
が食品や化粧品のような可溶性の液体からなる際
には、無機物質が樹脂壁から溶出して、甚だ衛生
上に害があるという問題も生じるのである。
に増大し、このプラスチツク容器を焼却しようと
すると、その莫大な発熱量により焼却炉の炉壁を
侵食し、焼却炉の耐用年数を短縮させ、あまつさ
え塩化ビニルあるいは塩化ビニリデン樹脂におい
ては塩素ガスが発生し、その他の樹脂組成物にお
いても、例えばポリアミド系樹脂においては窒素
酸化物(オキシダント)等の有毒ガスを生ずるも
のであつた。このようなプラスチツク容器の焼却
処理の問題を解決するためには、発熱量を減らせ
しめ、有毒ガスの発生量を少なくすることであ
る。そのためには、プラスチツク容器自体の合成
樹脂の含有量を減らすことが望ましく、プラスチ
ツク容器の合成樹脂の中に無機物質等を含有せし
めることがまず考えられる。しかしながら、無機
物質等の含有率が高くなればなるほど、合成樹脂
の含有量が少なくなり、それ自体としては発熱量
を減少するが、容器としての機械的強度を損ずる
という難点がある。しかも、無機物質自体に毒性
のあるような場合にはプラスチツク容器の内容物
が食品や化粧品のような可溶性の液体からなる際
には、無機物質が樹脂壁から溶出して、甚だ衛生
上に害があるという問題も生じるのである。
以上の問題を解決するため、例えば特開昭49−
11971号公報、特開昭49−118577号公報に示され
るように、多層構成とし、最内層及び最外層を除
く中間層に無機物質を含有した樹脂を用いた中空
容器が示されている。
11971号公報、特開昭49−118577号公報に示され
るように、多層構成とし、最内層及び最外層を除
く中間層に無機物質を含有した樹脂を用いた中空
容器が示されている。
これら公報に示された容器は、いずれも中空容
器であるため、一端パリソンを形成し、このパリ
ソンを中空成形して容器としたものである。
器であるため、一端パリソンを形成し、このパリ
ソンを中空成形して容器としたものである。
そのため最内・外層と中間層との接着性が重要
で、使用する樹脂が同種のものでなければ、間に
接着層、またはどちらか一方の層に接着性樹脂を
添加しなければならなかつた。このため一層多く
設けるなど、成形が煩雑になつたり、容器に対す
る無機物質を含有する層の占める割合が小さくな
つてしまう。
で、使用する樹脂が同種のものでなければ、間に
接着層、またはどちらか一方の層に接着性樹脂を
添加しなければならなかつた。このため一層多く
設けるなど、成形が煩雑になつたり、容器に対す
る無機物質を含有する層の占める割合が小さくな
つてしまう。
本発明は、上記の問題を解決したもので、ガス
バリヤー性の優れた例えば、ナイロンを含むポリ
オレフインを主体とした構成であつても、最内・
外層およびガスバリヤ層をできるだけ薄くし、無
機物質を含有樹脂層の容器に占める割合をできる
だけ大きくした多層容器の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
バリヤー性の優れた例えば、ナイロンを含むポリ
オレフインを主体とした構成であつても、最内・
外層およびガスバリヤ層をできるだけ薄くし、無
機物質を含有樹脂層の容器に占める割合をできる
だけ大きくした多層容器の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
以下、本発明の製造方法を説明すると、従来あ
つた、いわゆる多段式の射出成形(層の数だけ、
遂次大きさが異なつた型キヤビテイを使用し、ま
ず大きな型キヤビテイで単層射出成形品を作り、
この成形品をより大きな型キヤビテイに入れて型
キヤビテイと成形品とのすき間に別の樹脂を射出
するという多層射出成形法)は用いない。すなわ
ち、一つの型キヤビテイーだけを用い、二つの射
出シリンダーを用いて三層の成形品を成形する。
そして、一方の射出シリンダーには、所望の樹脂
に無機物質の粉体を含有させて溶融状態にさせて
おき、他の射出シリンダーには無機物質を含有し
ていない樹脂を溶融状態にさせておく、そして所
望の形状を有する型キヤビテイに容器の外層及び
内層となるべき無機物質を含有していない第1の
樹脂を型キヤビテイに不充分な量を射出し、その
後、キヤビテイ中心部の樹脂が溶融状態にある内
に容器の中間層となるべき無機物質を含有する第
2の樹脂を射出する事によつてなる遂次射出法を
用いる。又、他の成形方法として、同心円ノズル
を用いて、無機物質を含有していない樹脂での無
機物質を含有している樹脂を包みながら同時に一
つの型キヤビテイに射出する同時射出法であつて
も、本発明の目的は達せられる。ここで中間層の
樹脂に含有される無機物質の充填量としては、30
重量%以下であると使用樹脂量が多いうえ、本発
明の目的である完全焼却性に劣り、一方、80%以
上であると無機物質の充填が困難であるため、充
填量としては、30〜80重量%が好ましい。
つた、いわゆる多段式の射出成形(層の数だけ、
遂次大きさが異なつた型キヤビテイを使用し、ま
ず大きな型キヤビテイで単層射出成形品を作り、
この成形品をより大きな型キヤビテイに入れて型
キヤビテイと成形品とのすき間に別の樹脂を射出
するという多層射出成形法)は用いない。すなわ
ち、一つの型キヤビテイーだけを用い、二つの射
出シリンダーを用いて三層の成形品を成形する。
そして、一方の射出シリンダーには、所望の樹脂
に無機物質の粉体を含有させて溶融状態にさせて
おき、他の射出シリンダーには無機物質を含有し
ていない樹脂を溶融状態にさせておく、そして所
望の形状を有する型キヤビテイに容器の外層及び
内層となるべき無機物質を含有していない第1の
樹脂を型キヤビテイに不充分な量を射出し、その
後、キヤビテイ中心部の樹脂が溶融状態にある内
に容器の中間層となるべき無機物質を含有する第
2の樹脂を射出する事によつてなる遂次射出法を
用いる。又、他の成形方法として、同心円ノズル
を用いて、無機物質を含有していない樹脂での無
機物質を含有している樹脂を包みながら同時に一
つの型キヤビテイに射出する同時射出法であつて
も、本発明の目的は達せられる。ここで中間層の
樹脂に含有される無機物質の充填量としては、30
重量%以下であると使用樹脂量が多いうえ、本発
明の目的である完全焼却性に劣り、一方、80%以
上であると無機物質の充填が困難であるため、充
填量としては、30〜80重量%が好ましい。
次にガスバリヤー性にも優れた五層構成容器の
実施例を示す。第1図は五層の容器を示す一部断
裁斜視図であつて、最外層5および最内層6は前
記実施と同様に通常のポリオレフイン系樹脂より
なる外皮層であり、又該最外層5及び最内層6の
内側には二つの中間層7,8が形成されていて、
この二つの中間層7,8はポリオレフイン系樹脂
に炭化カルシウム、酸化アルミニウム粉体等の無
機物質を含有した樹脂層である。
実施例を示す。第1図は五層の容器を示す一部断
裁斜視図であつて、最外層5および最内層6は前
記実施と同様に通常のポリオレフイン系樹脂より
なる外皮層であり、又該最外層5及び最内層6の
内側には二つの中間層7,8が形成されていて、
この二つの中間層7,8はポリオレフイン系樹脂
に炭化カルシウム、酸化アルミニウム粉体等の無
機物質を含有した樹脂層である。
そして、この二つの中間層7,8に挾まれた内
核材層9としてはナイロン樹脂等のガスバリヤー
性に優れた樹脂を形成したものである。
核材層9としてはナイロン樹脂等のガスバリヤー
性に優れた樹脂を形成したものである。
上記五層構成の容器の成形方法としては、例え
ば第2図に示すような3台の射出シリンダーを持
つ多層射出成形機により成形する。すなをち、先
ず第1の射出シリンダー10より、溶融状態の外
皮層すなわち最外層5および最内層6となる無機
物質を含有しないポリオレフイン樹脂を型キヤビ
テイー13に不十分な量射出し、次いで第2の射
出シリンダー11より溶融状態の中間層7,8と
なるべき無機物質を含有したポリオレフイン樹脂
をやはり型キヤビテイー13に不十分な量射出
し、最後に第3の射出シリンダー12より溶融状
態の内核材層9となるべきナイロン樹脂等の樹脂
を射出する方法により成形する。
ば第2図に示すような3台の射出シリンダーを持
つ多層射出成形機により成形する。すなをち、先
ず第1の射出シリンダー10より、溶融状態の外
皮層すなわち最外層5および最内層6となる無機
物質を含有しないポリオレフイン樹脂を型キヤビ
テイー13に不十分な量射出し、次いで第2の射
出シリンダー11より溶融状態の中間層7,8と
なるべき無機物質を含有したポリオレフイン樹脂
をやはり型キヤビテイー13に不十分な量射出
し、最後に第3の射出シリンダー12より溶融状
態の内核材層9となるべきナイロン樹脂等の樹脂
を射出する方法により成形する。
また、第3図に示した様な同心円ノズルを有す
る成形機20を用いて、同時に型キヤビテイーに
樹脂を射出することにより成形することも可能で
ある。この場合、樹脂はノズル流路21aからは
最外層5を形成する樹脂が、ノズル流路21bか
らは最内層6を形成する樹脂が射出され、ノズル
流路22aからは中間層7を形成する樹脂が、ノ
ズル流路22bからは中間層8を形成する樹脂が
射出され、ノズル流路23からは内核材層9を形
成する樹脂が射出されこれが除々に重なり合い、
ノズル流路24においては、第4図に示した様に
外側から最外層5、中間層7、内核材層9、中間
層8、最内層6、中間層8、内核材層9、中間層
7、最外層5の順に層を成した9層の樹脂層とな
つて流れ、このまま固定部26内に流入する。こ
の樹脂層は型キヤビテイの可動部25に到達する
と、線状の流れから樹脂層の中心である最内層6
が一様に面状に広がる流れに変わるのをきつかけ
に他の樹脂も一様に面状に広がる流れに変わり、
それ以後樹脂層の層構成は、最外層5、中間層
7、内核材層9、中間層8、最内層6の5層とな
り、このまま型キヤビテイの上端まで流れて5層
の容器が成形される。
る成形機20を用いて、同時に型キヤビテイーに
樹脂を射出することにより成形することも可能で
ある。この場合、樹脂はノズル流路21aからは
最外層5を形成する樹脂が、ノズル流路21bか
らは最内層6を形成する樹脂が射出され、ノズル
流路22aからは中間層7を形成する樹脂が、ノ
ズル流路22bからは中間層8を形成する樹脂が
射出され、ノズル流路23からは内核材層9を形
成する樹脂が射出されこれが除々に重なり合い、
ノズル流路24においては、第4図に示した様に
外側から最外層5、中間層7、内核材層9、中間
層8、最内層6、中間層8、内核材層9、中間層
7、最外層5の順に層を成した9層の樹脂層とな
つて流れ、このまま固定部26内に流入する。こ
の樹脂層は型キヤビテイの可動部25に到達する
と、線状の流れから樹脂層の中心である最内層6
が一様に面状に広がる流れに変わるのをきつかけ
に他の樹脂も一様に面状に広がる流れに変わり、
それ以後樹脂層の層構成は、最外層5、中間層
7、内核材層9、中間層8、最内層6の5層とな
り、このまま型キヤビテイの上端まで流れて5層
の容器が成形される。
ここで五層構成のうち内核材層9は内容物のう
ち内容物の保護上、必要最低限の厚みとし、最
外・内層5,6及び中間層7,8は容器としての
機械的に必要な剛性、自立性、落下衝撃強度を付
与せしめるための必要な厚さとする。又中間層は
外層に比べ肉厚とし特に30〜80重量%の無機物質
の粉体を含有させるものである。又当然の事なが
ら五層構成であつては最外層が無機物質を含まな
いポリオレフイン等の層を形成させることによ
り、従来のポリオレフイン系樹脂からなる単層容
器の外観を有することになる。
ち内容物の保護上、必要最低限の厚みとし、最
外・内層5,6及び中間層7,8は容器としての
機械的に必要な剛性、自立性、落下衝撃強度を付
与せしめるための必要な厚さとする。又中間層は
外層に比べ肉厚とし特に30〜80重量%の無機物質
の粉体を含有させるものである。又当然の事なが
ら五層構成であつては最外層が無機物質を含まな
いポリオレフイン等の層を形成させることによ
り、従来のポリオレフイン系樹脂からなる単層容
器の外観を有することになる。
本発明は上記の如き構成であつて、従来の無機
物質を含有しない合成樹脂容器が1Kgあたり
10000Kcalもの高い発熱量を有するものに対し、
本発明の多層容器によれば60%パーセント程度ま
で発熱量を下げることができ、しかも有毒ガスの
発生も少なくできる。
物質を含有しない合成樹脂容器が1Kgあたり
10000Kcalもの高い発熱量を有するものに対し、
本発明の多層容器によれば60%パーセント程度ま
で発熱量を下げることができ、しかも有毒ガスの
発生も少なくできる。
さらに焼却時に、メルト・ドリツプ(溶融滴
下)して、炉内にクリンカーを形成することを防
げる。加えて内容物と直接する最内層は無機物質
を含有しないポリオレフイン系樹脂等の通常の合
成樹脂層としたことにより、本発明の容器に食
品、化粧品等を収納しても、衛生上の害となるこ
とがなく、さらに内核材層としてガスバリヤー性
に優れた樹脂を使用することにより内容物の長期
保存も可能となる。そして容器自体の剛性、機械
的強度も損することがない、又ひけにくいので容
器の形状による制約も少ない、重量感が出るなど
容器として優れているばかりでなく、容器の端面
は、最内・外層および中間層で内核材層をで覆
い、内核材層を最小の厚さとすることができるの
で、接着層を不要とした必要な最少の樹脂で成形
することができるうえ、従来の金型が使用でき射
出シリンダーを所望の数設備するだけで、成形サ
イクルもほぼ単層成形と同じで、薄肉に成形でき
るので製造コストも安価であるなど本発明の容器
は極めて優れたものである。
下)して、炉内にクリンカーを形成することを防
げる。加えて内容物と直接する最内層は無機物質
を含有しないポリオレフイン系樹脂等の通常の合
成樹脂層としたことにより、本発明の容器に食
品、化粧品等を収納しても、衛生上の害となるこ
とがなく、さらに内核材層としてガスバリヤー性
に優れた樹脂を使用することにより内容物の長期
保存も可能となる。そして容器自体の剛性、機械
的強度も損することがない、又ひけにくいので容
器の形状による制約も少ない、重量感が出るなど
容器として優れているばかりでなく、容器の端面
は、最内・外層および中間層で内核材層をで覆
い、内核材層を最小の厚さとすることができるの
で、接着層を不要とした必要な最少の樹脂で成形
することができるうえ、従来の金型が使用でき射
出シリンダーを所望の数設備するだけで、成形サ
イクルもほぼ単層成形と同じで、薄肉に成形でき
るので製造コストも安価であるなど本発明の容器
は極めて優れたものである。
図面は、本発明の実施例を示すもので、第1図
は得られる容器の一部断裁斜視図であり、第2
図、第3図は本発明に用いる成形装置の概略図、
第4図は第3図の成形装置においてノズル流路内
の樹脂の流れを説明する説明図である。 5…最内層、6…最外層、7,8…中間層、9
…内核材層、10…第1の射出シリンダー、11
…第2の射出シリンダー、12…第3の射出シリ
ンダー、13…型キヤビテイ、20…成形機、2
1a,21b,22a,22b,23,24…ノ
ズル流路、25…可動部、26…固定部。
は得られる容器の一部断裁斜視図であり、第2
図、第3図は本発明に用いる成形装置の概略図、
第4図は第3図の成形装置においてノズル流路内
の樹脂の流れを説明する説明図である。 5…最内層、6…最外層、7,8…中間層、9
…内核材層、10…第1の射出シリンダー、11
…第2の射出シリンダー、12…第3の射出シリ
ンダー、13…型キヤビテイ、20…成形機、2
1a,21b,22a,22b,23,24…ノ
ズル流路、25…可動部、26…固定部。
Claims (1)
- 1 所望の形状を有するキヤビテイに容器の最
内・外層となる無機物質を含有していないポリオ
レフイン系樹脂から成る第1の樹脂、中間層とな
るべき無機物質を含有するポリオレフイン系樹脂
から成る第2の樹脂、および内核材層となるガス
バリヤー性の優れた樹脂を溶融状態のまま同時、
または逐次射出して形成する5層容器の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17380279A JPS5692050A (en) | 1979-12-26 | 1979-12-26 | Multilayer vessel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17380279A JPS5692050A (en) | 1979-12-26 | 1979-12-26 | Multilayer vessel |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5692050A JPS5692050A (en) | 1981-07-25 |
JPH035978B2 true JPH035978B2 (ja) | 1991-01-28 |
Family
ID=15967421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17380279A Granted JPS5692050A (en) | 1979-12-26 | 1979-12-26 | Multilayer vessel |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5692050A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58206432A (ja) * | 1982-05-21 | 1983-12-01 | Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd | 三転ダンプの作動コントロ−ル装置 |
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JPS4911971A (ja) * | 1972-05-15 | 1974-02-01 | ||
JPS49118577A (ja) * | 1973-03-16 | 1974-11-13 |
-
1979
- 1979-12-26 JP JP17380279A patent/JPS5692050A/ja active Granted
Patent Citations (2)
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JPS4911971A (ja) * | 1972-05-15 | 1974-02-01 | ||
JPS49118577A (ja) * | 1973-03-16 | 1974-11-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5692050A (en) | 1981-07-25 |
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