JPH035961B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一定重量の水不溶性有機溶剤に溶解
された少なくとも１つの殺虫剤および／または殺
菌剤を有する水不溶性有機溶剤、少なくとも１つ
の一定の合成樹脂、乾性油ならびに場合によつて
は乳化剤および／又は保護コロイド、水と、無機
塩および無機顔料２重量％未満とから成る水希釈
可能な木材保護剤に関する。本発明によれば無機
塩および無機顔料を含まないかまたはこれらの化
合物を木材保護剤に対して２重量％を下回る量で
含むにすぎない木材保護剤から製造される木材を
防護するための処理剤、特に樹木用の幹保護剤お
よび表面傷処理剤は水で希釈することのできるエ
マルジヨン−分散液混合物から成り、該混合物は
特定量の水に不溶の有機化学的溶剤または溶剤混
合物およびこれに含有される、水に不溶の溶剤ま
たは溶剤混合物に可溶な殺虫剤少なくとも１種ま
たは殺虫剤混合物および／または水に不溶の溶剤
または溶剤混合物に可溶な殺菌剤少なくとも１種
または殺菌剤混合物、および特定量の水で希釈可
能なプラスチツク分散液（該分散液は水を含有
し、かつ水で希釈可能なビニルエステル−およ
び／またはアクリル酸エステル−および／または
メタクリル酸エステル重合体分散液または−共重
合体分散液から成る）、場合により乳化剤およ
び／または保護コロイドおよび場合により水並び
に場合により特定量の乾性油、有利に植物性由来
の乾性油少なくとも１種を含有する。

難揮発性、油状または油性の有機化学的溶剤を
ベースとし、この中に有機化学的殺虫剤および／
または有機化学的殺菌剤並びに結合剤、例えば溶
けた合成樹脂が含有された木材保存剤は既に公知
である（西ドイツ国特許出願公開第2711639号公
報）。かかる木材防腐剤は希釈しないで、すなわ
ち水を添加せずに木材に施され、かつ木材への良
好な侵入能を有している。剤中で使用される油状
または油性溶剤は特に相応する鉱油またはその芳
香族フラクシヨンまたは鉱油含有溶剤混合物から
成つている。

更に西ドイツ国特許出願公告第1918846号公報
から樹皮を剥いだ実用木材の貯蔵中の害、例えば
乾燥した木材における割れ形成並びに貯蔵木材に
おける菌類−および昆虫侵食を、殺菌剤溶液およ
び／または殺虫剤溶液で木材を処理することによ
り減少させる方法が公知であり、その際伐採し、
かつ樹皮を剥いだ、湿つた木材は合成樹脂分散液
または−エマルジヨン、光線および熱線を反射す
る顔料並びに殺菌剤および殺虫剤から成る水性混
合物で完全に処理される。該特許出願公告公報に
よれば顔料として微細なチヨーク、二酸化チタン
またはリトポンが10〜30、有利に15〜25重量％の
濃度で使用される。殺菌剤物質として水溶性殺菌
剤、例えば硼砂、硼酸、弗化硼素等が使用され
る。しかし該公告公報第1918846号による方法の
中で使用される薬剤は製造中もしくは保存中に使
用された水溶性殺菌剤、これは強い電解質であ
る、により凝固するという欠点を有している。最
後にこの薬剤は僅かな程度でしか水で希釈できな
い、それというのもこの程度を越えて希釈すると
著しい作用低下等が現われるからである。例えば
市販のポリ酢酸ビニル重合体分散液との比較試験
で多くの場合において不安定なエマルジヨンおよ
びポリマーの沈殿が認められることが示された。

本発明の目的および課題は、有利に石油生成物
をベースとする、特に相応する鉱油またはその芳
香族フラクシヨンまたは鉱油含有溶剤混合物、有
利にホワイトガソリン、アルキルベンゼン等から
成る、水に不溶の有機化学的溶剤を著しい割合で
水によつて代えることができ、そのために有機化
学的溶剤を十分に節約し、もしくはその割合を減
少させることができ、かつ施す過程の間に沈殿、
凝固または析出の危険を生じない、木材を保護す
るための薬剤を見い出すことである。析出また沈
殿物は木材保存剤の加工の際に十分に回避される
べきである。最後に木材保存剤は良好な作用を持
たなければならない。薬剤は濃縮物の形状で貯蔵
安定であり、かつ使用場所でまたは販売店で単に
水添加により使用し得る濃度に希釈することがで
きなければならない。特定の重量、調整された重
量比および組成の維持により水で希釈可能な木材
保護剤は木材への出きる限り十分な浸入深さを有
し、かつ生木の表面傷処理剤としても使用できな
ければならない。

前記の課題は、本発明によれば、 ａ 水不溶性有機溶剤に可溶の少なくとも１つの
殺虫剤および／または少なくとも１つの殺菌剤
を有する少なくとも１つの水不溶性有機溶剤
５〜50重量％、有利に35〜45重量％、 ｂ 固体含量35〜65重量％、有利に45〜55重量％
を有する少なくとも１つの含水および水希釈可
能のビニルエステル−および／またはアクリル
酸エステル−および／またはメタクリル酸エス
テル重合体分散液または−共重合体分散液 15
〜88重量％、有利に28〜55重量％、 ｃ 乳化剤および／または保護コロイド ０〜２
重量％、有利に0.1〜１重量％、 ｄ 少なくとも１つの乾性油 ５〜15重量％、有
利に７〜12.9重量％、 ｅ 水 ０〜20重量％、有利に２〜14重量％なら
びに無機塩および無機顔料 ２重量％未満 からなる水希釈可能な木材保護剤によつて解決さ
れることが認められた。

本発明による木材保護剤は使用場所、使用地域
等に応じて無水であつても付加的量の水を有して
いてもよい。運搬費用の節約から無水の木材保護
剤または少量の水のみを含有するにすぎない木材
保護剤が有利に使用される。本発明による組成を
有する木材保護剤は、これから水で希釈すること
ができる利点を有し、この木材保護剤では有利に
鉱油またはその芳香族フラクシヨンまたは鉱油含
有溶剤混合物、例えばホワイトガソリンおよび／
またはアルキルベンゼンから成る、水に不溶の有
機化学的溶剤を著しい割合で水によつて代えるこ
とができる。したがつてこれにより石油ベースと
する有機化学的溶剤の割合が著しく節約され、ま
たは減少される。最後に析出または沈殿物は木材
保護剤においても直ちに使用できる、仕上げ木材
保護剤においても、かつこれの加工時にも十分に
回避される。

薬剤中に含まれる、殺虫剤および／または殺菌
剤を溶かすために使用される。水に不溶の有機化
学的溶剤または溶剤混合物は55、有利に100を上
回る揮発度および35℃、有利に55℃を上回る引火
点を有する難揮発性溶剤または溶剤混合物であ
る。該溶剤は油状または油性溶剤である。かかる
溶剤として相応する鉱油またはその芳香族フラク
シヨンまたは鉱油含有溶剤混合物、有利にホワイ
トガソリンおよび／またはアルキルベンゼン等並
びにフタル酸エステルが使用される。しかし木材
保護剤に著量の水を添加することにより使用され
る最終的な木材保護剤中のかかる石油生成物の含
量は著しく低下する。

溶剤または溶剤混合物に溶け、水に不溶な殺虫
剤および／または殺菌剤または殺虫剤混合物およ
び／または木材保護剤混合物は濃縮物中に２〜
25、有利に３〜20重量％の量で含まれる。

殺虫剤または殺虫剤混合物としては一緒に使用
される有機溶剤または溶剤混合物に可溶である殺
虫剤が使用される。有利にカルバメート、リン酸
エステル、チオリン酸エステル、ジチオリン酸エ
ステルまたはチオノリン酸エステル、ジエルドリ
ン、アルドリン、リンダンまたは他の殺虫性塩素
化炭化水素、ピレトロイド、例えばアレトリン、
シクレトリン、フレトリン、テトラメトリン、レ
メトリンおよびビオレスメトリン等並びにエンド
スルフアンまたはこれらの化合物２種以上の混合
物が使用される。

殺虫性のチオノリン酸エステルとしては有利に
式： のハロゲン化またはハロゲンを含まないチオノリ
ン酸エステル、有利に（ジエトキシ−チオホスホ
リルオキシイミノ）−フエニルアセトニトリルも
しくはｏ，ｏ−ジエチル−ｏ−（α−シアンベン
ジリデン−アミノ）チオノホスフエートおよび／
または（ジエトキシチオホスホリルオキシイミ
ノ）−２−クロルフエニルアセトニトリルが使用
される。

水に不溶な有機化学的溶剤に可溶な、殺虫性の
カルバメートとしては有利に一般式： のアルコキシ−フエニル−Ｎ−アルキルカルバメ
ートおよび／または一般式： のアルキルフエニル−Ｎ−アルキルカルバメート
が使用される、その際それぞれの式中において
R₁はＣ−原子数１〜４のアルキル基、有利にメ
チル基を表わし、かつR₂はＣ−原子数１〜５の
アルキル基、有利にＣ−原子数３または４を有す
るアルキル基を表わす。

殺菌剤または殺菌剤混合物としては一緒に使用
される有機化学的溶剤または溶剤混合物に可溶で
ある殺菌剤が使用される。有利に４価の有機錫化
合物、塩素化フエノール（有利にペンタクロルフ
エノールまたはテトラクロルフエノール）、一般
式： 〔式中Ｒは弗素、塩素または臭素原子、トリフ
ルオルメチル、ニトロまたはシアノ基またはＣ−
原子数４までのアルキル基を表わし、かつｎは１
または２を表わす〕の殺菌性１−トリチル−１，
２，４−トリアゾール、並びにこの有機酸または
無機酸との塩、Ｎ−ニトロソ−Ｎ−シクロヘキシ
ルヒドロキシルアミンの塩もしくはトリス（Ｎ−
シクロヘキシル−ジアゼニウムジオキシ）−金属
化合物、有利にアルミニウム化合物および／また
はＮ，Ｎ−ジメチル−N′−フエニル−N′−（フル
オルジクロルメチルチオ）−スルフアミドおよ
び／またはＮ，Ｎ−ジメチル−N′−ｐ−トリル
−N′−（ジクロルフルオルメチルチオ）−スルフ
アミドまたはこれらの化合物２種以上の混合物が
使用される。

油溶性の、４価の殺菌性の有機錫化合物として
例えばビス−（トリ−ブチル錫）オキシド、トリ
ブチル錫ベンゾエート、トリ−ｎ−ブチル錫−８
−オキシキノリン、トリブチル錫ホスフエートが
使用される。

使用される殺菌剤はクロルフエノールの殺菌
性、油溶性の化合物もしくは誘導体または混合
物、有利にペンタクロルフエノールおよび／また
はテトラクロルフエノールまたはこれと難揮発性
アミン、例えばデヒドロアビエチルアミン、Ｎ，
Ｎ−ジメチル−N′−フエニル−N′−（フルオルジ
クロルメチルチオ）−スルフアミドおよびＮ，Ｎ
−ジメチル−N′−ｐ−トリル−N′−（ジクロルフ
ルオルメチルチオ）−スルフアミド、亜鉛（Ｎ，
Ｎ−エチレン−ビス−（ジチオカルバミド）、亜鉛
（Ｎ，Ｎ−ジメチルジチオカルバメート）、テトラ
メチルチオウラムジスルフイドおよび／またはＮ
−シクロヘキシル−Ｎ−メトキシ−２，５−ジメ
チル−フラン−３−カルボン酸アミドとの混合物
によつて全部または部分的に代えることができ
る。

更に前記の殺菌剤と組合せて部分的に一般式： 〔式中R¹はＣ−原子数１〜４のアルキル基を
表わし、R²はＣ−原子数１〜４の飽和または不
飽和のアルキル基または式：R³−Ｏ−CH₂CH₂
−の基を表わし、ここでR³はＣ−原子数１〜４
のアルキル基を表わし、Ｘは水素原子またはハロ
ゲン原子を表わし、かつｎは１，２または３を表
わす〕の有機リン酸エステルおよび／または式： 〔式中Ｘは酸素原子または硫黄原子を表わし、
R′はＣ−原子数１〜６を有するアルキル基を表
わし、かつＲはアルキル、アルケニル、アルキニ
ル、アラルキル、アルキルチオアルキルまたはア
ルケニルチアルキル基を表わす〕のＮ−（ジメチ
ルアミノメチリデン）−チオール（チオノ）−リン
酸エステルイミドおよび／または一般式： 〔式中ｎは０または１を表わし、R₁はＣ−原
子数１〜４のアルキルまたはアミノを表わし、
R₂はＣ−原子数１〜４のアルキルを表わし、か
つＸは酸素、硫黄または基−NH−を表わす〕の
５−イミノ−１，２，４−トリアジン誘導体を使
用することができる。

乳化剤としてエトキシル化フエノールおよび／
またはエトキシル化アルキル、アリール、アリー
ルアルキルフエノールまたは他の側鎖１個または
数個を含有するエトキシル化フエノールおよび／
またはエトキシル化有機酸、有利にエトキシル化
ノニルフエノールおよび／またはエトキシル化脂
肪酸が使用される。保護コロイドも同様に乳化剤
全量または部分量の代わりに使用することができ
る。選択される組成、乳化剤または乳化剤混合物
および所定の重量比を組合せて作用物質の木材へ
の浸入能を有利にする。

有利な実施形によれば乾性油(d)は水溶性有機化
学的溶剤に溶けた、水で希釈可能なアルキド樹脂
によつて全部または部分的に代える。

この実施形により乾性油の割合を低下させる
か、または他のもので代用することができる。有
利に木材保護剤中の乾性油の全量を100％として
65％まで、有利に35％までの乾性油を水溶性有機
化学的溶剤に溶けた、水で希釈可能なアルキド樹
脂によつて代える。

アルキド樹脂のための水溶性有機化学的溶剤と
して少なくとも１種の水溶性ポリオールが使用さ
れる。

アルキド樹脂のための水溶性有機化学的溶剤は
有利に水溶性グリコール、例えばエチレングリコ
ールまたはブチルグリコールまたは他の水溶性ア
ルキレングリコールまたはその水溶性誘導体であ
る。

使用し得る仕上げ処理剤を製造するために木材
保護剤に濃縮物対水の比１：１〜１：４、有利に
１：1.5〜１：３で水を添加する。

更に本発明による木材保護剤は、難揮発性の、
油状または油性の有機化学的溶剤もしくは溶剤混
合物および乾性油中で水に不溶の殺虫剤または殺
虫剤混合物および／または水に不溶の殺菌剤また
は殺菌剤混合物を温度−５℃〜＋80℃、有利に15
℃〜45℃および圧力400mmHg〜850mmHg（0.5332
〜1.1332バール）、有利に600mmHg〜790mmHg
（0.7999〜1.0532バール）で溶液が生じるまで処
理し、続いてこの溶液を水で希釈可能なビニルエ
ステル−および／またはアクリル酸エステル−お
よび／またはメタクリル酸エステル重合体分散液
または−共重合体分散液中に50℃を下回る温度、
有利に15〜45℃で撹拌下に混入乳化させることに
より製造される。木材保護剤を水で比１：１〜
１：４、有利に１：1.5〜１：３で希釈すること
により、使用し得る、最終的な、木材および木材
原料を木材を侵食しかつ変色させる動物性および
植物性有害物から保存もしくは防護するための木
材処理剤、特に樹木の幹保護剤および表面傷処理
剤が製造される。

木材保護剤の例 例 １ 市販のスチレン／アクリレート分散液（50％）
（アクロナールAcronal290D） 40重量％ フタル酸エステル 12 〃 ラツクアマニ油 13 〃 テトラクロルフエノール 18 〃 アルドリン ４ 〃 水 13 〃 例 ２ 市販のホモポリマーのポリ酢酸ビニル分散液
（50％）（モヴイリスMowilith DC） 42重量％ フタル酸エステル 12 〃 油含量／トリグリセリド約50％および無水フタ
ル酸約21％を有する乾性油の植物性脂肪酸をベ
ースとする、水で希釈可能な、中油性アルキド
樹脂 10 〃 テトラクロルフエノール 20重量％ アルドリン ３ 〃 水 13 〃 例 ３ 市販のスチレン／アクリレート分散液（50％）
（アクロナール290D） 50重量％ アルミニウムのジアゼニウム−ジオキシ塩
４ 〃 リンダン 2.6 〃 フタル酸エステル 10 〃 ラツクアマニ油 10 〃 芳香族炭化水素（ドイツ工業規格（DIN）
51755による引火点：63℃；揮発度：148）
9.4 〃 水 14 〃 例 ４ 市販のホモポリマーのポリ酢酸ビニル分散液
（50％）（モヴイリスDC） 46重量％ ベニバナ油 12重量％ フタル酸エステル 12 〃 アルミニウムのジアゼニウム−ジオキシ塩
４ 〃 リンダン 2.5 〃 芳香族炭化水素（DIN51755による引火点：63
℃；揮発度：148） 9.5 〃 水 14 〃 例 ５ 市販のスチレン／アクリレート分散液（50％）
50.0重量％ アルミニウムのジアゼニウム−ジオキシ塩
4.0重量％ ２−イソプロポキシフエニル−Ｎ−メチルカル
バメート 2.6重量％ フタル酸エステル 10.0重量％ ラツクアマニ油 10.0重量％ 芳香族炭化水素（ドイツ工業規格（DIN）
51755による引火点：63℃；揮発度：148）
0.5重量％ 水 14.0重量％ 例 ６ 市販のスチレン／アクリレート分散液（50％）
50.0重量％ アルミニウムのジアゼニウム−ジオキシ塩
4.0重量％ ブチルフエニル−Ｎ−メチルカルバメート
2.6重量％ フタル酸エステル 10.0重量％ ラツクアマニ油 10.0重量％ 芳香族炭化水素（ドイツ工業規格（DIN）
51755による引火点：63℃；揮発度：148）
9.5重量％ 水 14.0重量％ 例 ７ 市販のスチレン／アクリレート分散液（50％）
50.0重量％ アルミニウムのジアゼニウム−ジオキシ塩
4.0重量％ （ジエトキシチオホスホリルオキシイミノ）−
２−クロルアセトニトリル 2.6重量％ フタル酸エステル 10.0重量％ ラツクアマニ油 10.0重量％ 芳香族炭化水素（ドイツ工業規格（DIN）
51755による引火点：63℃；揮発度：148）
9.5重量％ 水 14.0重量％ 例 ８ 市販の単独重合体のポリビニルアセテート分散
液（50％） 46.0重量％ サフロール油 12.0重量％ フタル酸エステル 12.0重量％ Ｎ，Ｎ−ジメチル−N′−フエニル−N′−（フル
オルメチルチオ）−スルフアミド 40重量％ ペルメトリン 2.5重量％ 芳香族炭化水素（ドイツ工業規格（DIN）
51755による引火点：63℃；揮発度：148）
9.4重量％ 水 14.0重量％ 例 ９ 市販の単独重合体のポリビニルアセテート分散
液（50％） 46.0重量％ サフロール油 12.0重量％ フタル酸エステル 12.0重量％ Ｎ，Ｎ−ジメチル−N′−ｐ−トリル−N′−（ジ
クロルフルオルメチルチオ）−スルフアミド
4.0重量％ ペルメトリン 2.5重量％ 芳香族炭化水素（ドイツ工業規格（DIN）
51755による引火点：63℃；揮発度：148）
9.4重量％ 水 14.0重量％。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ａ水希釈可能な木材保護材において、 ａ 水不溶性有機溶剤に可溶の少なくとも１つの
   殺虫剤および／または少なくとも１つの殺菌剤
   を有する少なくとも１つの水不溶性有機溶剤
   ５〜50重量％、 ｂ 固体含量35〜65重量％を有する少なくとも１
   つの含水および水希釈可能のビニルエステル−
   および／またはアクリル酸エステル−および／
   またはメタクリル酸エステル重合体分散液また
   は−共重合体分散液 15〜88重量％、 ｃ 乳化剤および／または保護コロイド ０〜２
   重量％、 ｄ 少なくとも１つの乾性油 ５〜15重量％、 ｅ 水 ０〜20重量％ならびに無機塩および無機
   顔料 ２重量％未満 からなる水希釈可能な木材保護剤。 ２ ａ 35〜45重量％、 ｂ 28〜55重量％、 ｃ 0.1〜１重量％、 ｄ ７〜12.9重量％、 ｅ ２〜14重量％ を含有する、特許請求の範囲第１項記載の薬剤。 ３ 有機溶剤が55を上回る、有利に100を上回る
   揮発度および35℃を上回る、有利に55℃を上回る
   引火点を有する難揮発性溶剤である、特許請求の
   範囲第１項または第２項に記載の薬剤。 ４ 殺虫剤および／または殺菌剤が２〜25重量
   ％、有利に３〜20重量％の重量で含有されてい
   る、特許請求の範囲第１項から第３項までのいず
   れか１項に記載の薬剤。 ５ 殺虫剤としてカルバメートまたはチオノ燐酸
   エステル、ピレトロイドおよび／またはエンドス
   ルフアンが含有されている、特許請求の範囲第１
   項から第４項までのいずれか１項に記載の薬剤。 ６ 殺菌剤として４価の錫有機化合物、Ｎ−ニト
   ロリ−Ｎ−シクロヘキシルヒドロキシルアミンの
   塩またはトリス−（Ｎ−シクロヘキシル−ジアゼ
   ニウムジオキシ）−金属化合物、有利にアルミニ
   ウム化合物、および／またはＮ，Ｎ−ジメチル−
   N′−フエニル−N′−（フルオルジクロルメチルチ
   オ）−スルフアミドおよび／またはＮ，Ｎ−ジメ
   チル−N′−ｐ−トリル−N′−（ジクロルフルオル
   メチルチオ）−スルフアミドが含有されている、
   特許請求の範囲第１項から第５項までのいずれか
   １項に記載の薬剤。 ７ 乾性油(d)が水溶性有機溶剤に溶解された水希
   釈可能なアルキド樹脂によつて部分的に代えられ
   ている、特許請求の範囲第１項から第６項までの
   いずれか１項に記載の薬剤。 ８ アルキド樹脂が水溶性ボリオール、有利にグ
   リコールに溶解されている、特許請求の範囲第７
   項記載の薬剤。 ９ 水０〜20重量％を含有する薬剤が１〜４倍、
   有利に1.5〜３倍の水量で希釈されている、特許
   請求の範囲第１項から第８項までのいずれか１項
   記載の薬剤。 １０ 幹保護剤のように樹木の表面傷を処理する
   ために使用される、特許請求の範囲第１項から第
   ９項までのいずれか１項記載の薬剤。