JPH0359244A - 大スパン架構体におけるプレストレス導入装置 - Google Patents

大スパン架構体におけるプレストレス導入装置

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JPH0359244A
JPH0359244A JP19314989A JP19314989A JPH0359244A JP H0359244 A JPH0359244 A JP H0359244A JP 19314989 A JP19314989 A JP 19314989A JP 19314989 A JP19314989 A JP 19314989A JP H0359244 A JPH0359244 A JP H0359244A
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Toshiyuki Kawazoe
俊之 川添
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はトラス粱と緊張材との組み合せからなる張弦
梁工法に関するものである。
〔従来の技術] 近年、大スパン架橋に適した平行弦トラスや山形トラス
、或いはアーチトラスにそのスパン方向に沿って緊張材
を通し、当該緊張材を引っ張ってトラス全体にプレスト
レスを導入する張弦梁工法が注目されている。
この種の工法によれば、荷重の一部を緊張材に負担させ
;!ρ二とができる為、弦材の部材応力を著しく小さく
することができ、従って弦材の部材断面及び梁底を著し
く小さくすることができると共に、大スパン架構に避け
られない梁中央部の撓みも簡単に修正することができる
ところで、従来の張弦梁工法は、アングル、CTなど形
鋼を用いるものが一般で、本発明の様に鋼管や球継手を
用いる方法は、これらの鋼管や球体に曲げ力が発生する
為、プレストレスを尋人するものには用いられることが
なかった。
〔この発明が解決しようとする課8] しかし最近では、博覧会などで見られるように斬新な形
をした大スパン建築物が盛んに建設されるようになって
きている。
この為、トラス梁も単に山形やアーチ状をしているだけ
でなく様々な形状をしたトラス梁が使用されるようにな
ってきている。
例えば、本願のトラス梁のように杆材、球継手及びボル
ト状のコネクターをもって山形状の犬スパン架構体を構
築する場合。
このような、トラス梁にそのスパン方向に従来の張弦粱
工法によってプレストレスを導入しようとすると、球継
手に特殊な金物を溶接固定し、緊張材をこれに取り付け
る為、球継手と杆材の付は根のコネクターないし杆材に
曲げ力が発生し、張弦梁を構成することができなかった
この発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので
、杆材、球継手及びボルト状のコネクターをもって山形
状の大スパン架構体を構築するものにも、プレストレス
を導入することができるプレストレス導入装置を提供す
ることを目的とするものである。
〔課題を解決する為の手段] この発明は、杆材、球継手及びボルト状のコネクターを
もって山形状の大スパン架構体を構築し、咳大スパン架
構体のスパン方向にプレストレスを導入する為の大スパ
ン架構体に於けるプレストレス導入装置であり、大スパ
ン架構体を支持する下部構造体の上にベース金具を固定
し、ここえ大スパン架構体の両端支承部を移動可能に支
持し、すくなくとも大スパン架構体の棟部に複数本の束
材を垂設し、当該束材の下端部を球継手によって連結す
ることにより、棟部の下側に逆四角錐体形状をした複数
個の立体トラスを、桁行き方向に一定間隔おきに構成し
、当該立体トラス下端の球継手に明けられた貫通孔、及
び両端支承部の支承体の貫通孔を挿通して緊張材を配置
し、該緊張材を両端外側より緊張状態のまま、前記支承
体及び球継手端部を定着金具をもって固定することを構
成とすることにより前記目的を達成するものである。
〔実施例] 以下、この発明を図示する一実施例に基づいて説明する
大スパン架構体1は鋼管等からなる多くの杆材を3次元
的且つ系統的に配置することにより構成され、架構全体
が立体トラス構造を構成している。
また、大スパン架構体1は側面より見て中央部を棟部と
する等通い形状に構成されている。
大スパン架構体1を構成する杆材は、架構体の上弦材2
、・・・及び下弦材3、・・・は、平面的にみてスパン
方向に略−直線状に連続的に配置されている。
大スパン架構体1の棟部の下側には複数本の束材4.4
が垂設され、また、当該棟部と両端支承部との略中間部
の下側には束材5.5がそれぞれ垂設されている。束材
4及び5は下弦材3と斜材6との各接点部より垂設され
、束材4.4の下端部は球継手7によって4本づつ、一
つにそれぞれ連結され、その結果として、棟部の下側に
は4本の束材4.4からなる逆四角錐体形状をした立体
トラスaが大スパン架構体1の桁行き方向に一定間隔お
きに構成されている。
また、各立体トラスa、・・・の下端部は球継手7.7
間を必要に応し繋ぎ材によって連続的に設ける場合もあ
る。
大スパン架構体1の左右両端の支承部には、支承体9.
9が桁行き方向に一定間隔おきに設置されている。
このように構成された大スパン架構体1は柱、若しくは
梁等の下部構造体10.10の上に架は渡され、固定さ
れている。
下部構造体10.10の上端部にはベース金具11が設
置され、当該ベース金具11の上に大スパン架構体1両
端の支承体9.9がそれぞれ設置され、固定されている
なお、支承体9とベース金具11との間には、テフロン
等からなる滑り部材12.12が介在され、固定前の支
承体9を横方向に移動し易いようになっている。
ベース金具11は、ベースプレート13の下側に複数個
の脚14.14を突設することにより構成されている。
ベースプレート13は所定大の矩形板状に形成され、そ
の中央部と周辺部に複数個の接合孔15.15が穿設さ
れている。
接合孔15.15は大スパン架構体1のスパン方向に細
長い長孔状に形成されている。
脚14.14は真上に開口する断面略溝状に形成され、
ベースプレート13の下側に略平行に一体的に溶接固着
されている。
このように構y戊されたベース金具11は、下部構造体
10の上に脚14.14のみをコンクリート中に埋設し
、ヘースプレー1−13を下部構造体の上端と路面−に
した状態に設置されている。
そして、脚14、工4の底部が下部構造体10のコンク
リート中に予め埋設された複数本のアンカーボルト16
に複数個の固定ナツト17.17によって一体的に固定
されている。
支承体9は水平プレート18の上に複数枚の垂直プレー
ト19.19を溶接固着し、当該垂直プレー)19.1
9の上に球継手7を溶接固着することにより構成されて
いる。
水平プレート18の略中央部と周辺部には複数個の接合
孔21.21がベースプレート13の接合孔15.15
に対応し、且つ大スパン架構体1のスパン方向に細長い
長孔状に穿設されている。
そして、対応する接合孔15と17に接合ボルト22が
締着され、当該複数本の接合ボルト22によって支承体
9がベース金具11の上に固定されている。
このような構成によって左右の支承体9.9がベース金
具11.11の上に固定されることにより、大スパン架
構体1を下部構造体10.10に固定する際は、大スパ
ン架構体lをそのスパン方向に適当に移動することによ
り、その位置調整を行うことができる。
かかる場合、接合孔15及び17の双方が長孔になって
いる為、接合孔15及び17の径の割には大スパン架構
体1を大きく移動させることができ、プレス)−レス導
入の際に大きな移動位置の調整を行うことができる。
大スパン架構体1の左右支承体9.9と束材5及び立体
トラスa下端の球継手7間には、PCI線等からなる緊
張材23がスパン方向に沿って架は渡されている。
この緊張材23は、中間部は束材5及び立体トラスa下
端の球継手7の貫通孔24を挿通し、緊張材を緊張後、
当該球継手端部に定着金具20をもって固定される。
緊張材23はその両端を定着する前に、両端より油圧ジ
ヤツキ等で引っ張られ、これにより大スパン架構体1に
そのスパン方向に所定大のプレストレスが導入されてい
る。
なお、緊張材23は大スパン架構体1の桁行き方向に一
定間隔おきに配置されている。
次に、このような構成に於いて、大スパン架構体1にプ
レストレスを導入する方法について説明する。
大スパン架構体1の左右の支承体9.9をベース金具1
1.11に固定する前に緊張材23を油圧ジヤツキ等で
両端外方より引っ張り、大スパン架構体1にそのスパン
方向に所定大のプレストレスを導入する。
続いて、緊張材23の両端部を支承体9に定着金具20
によって固定する。
また、緊張材23は中間部の束材5及び立体トラス下端
の球継手7も定着金具20によって固定する。
続いて、左右支承体9.9をベース金具11.11の上
に位置決めした後、一体的に固定する。
なお、大スパン架構体1にプレストレスを導入した後に
左右の支承体9.9を固定することとしたのは、プレス
トレスを導入すると棟部が若干せり上がり、その結果左
右の支承体9.9が内側に移動する為である。
〔発明の効果〕
この発明は以上の構成からなるので、以下の効果を有す
る。
すくなくも棟部に複数本の束材が垂設され、この複数本
の束材によって棟部の下側に逆回角錐形状をした立体ト
ラスaが桁行き方向に一定間隔おきに配置され、この立
体トラスa下端の球継手に明けられた貫通孔と大スパン
架構体両端部の支承体の球継手貫通孔を挿通して緊張材
が架は渡される為、スパン方向にプレストレスを導入し
ても、球継手と杆材の付は根のコネクターないし杆材に
曲げ力が発生することがないので、部材が変形すること
がない。
大スパン架橋体の左右両端の支承体は下部構造体のベー
ス金具の上にスパン方向に移動可能に固定されている為
、大スパン架構体へのプレストレス導入による支承部の
移動や施工上の支承部の移動を難無く吸収して確実に所
定の位置に固定することができる。
また、その構造は大スパン架構体を支持する下部構造体
の上にベース金具を、大スパン架構体の両端支承部に支
承体をそれぞれ設け、当該ベース金具及び支承体にスパ
ン方向に細長い接合孔を設け、且つ当該接合孔に接合ボ
ルトを締結することにより支承体をベース金具の上に固
定するという、極めて単純な構造になっている為、支承
部の位置決めも簡単に行うことができる。
さらに、緊張材の両端部は左右支承体の球継手の貫通孔
を挿通して定着金具で固定し、中間部は立体トラス下端
部の球継手の貫通孔を挿通して定着金具で固定される為
、緊張材の支持、固定を明確に行うことができると共に
、緊張材の両端及び中間部を支持・固定するための特別
な部品が一切不要である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの発明の実施例を示すもので、第1
図は大スパン架構体の概要斜視図、第2図は第1図に於
けるB部拡大詳細図、第3図は第1図に於けるC部拡大
詳細図、第4図及び第5図は大スパン架構体の左右両端
支承部の詳細を示す縦断面図、第6図はその平面図、第
7図は緊張材中間部の定着部を示す第1図に於けるA部
拡大詳細図である。 1・・・大スパン架構体、2・・・上弦材、3・・・下
弦材、4.5・・・束材、6・・・斜材、7・・・球継
手、8・・・繋ぎ材、9・・・支承体、10・・・下部
構造体、11・・・ベース金具、12・・・滑り部材、
13・・・ベースプレート、14・・・脚、15・・・
接合孔、I6・・・アンカーボルト、17・・・固定ナ
ツト、18・・・水平プレート、19・・・垂直プレー
ト、20・・・定着金具、21・・・接合孔、22・・
・接合ボルト、23・・・緊張材、24・・・貫通孔。 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)杆材、球継手及びボルト状のコネクターをもって
    山形状の大スパン架構体を構築し、該大スパン架構体の
    スパン方向にプレストレスを導入する為の大スパン架構
    体に於けるプレストレス導入装置であり、 大スパン架構体を支持する下部構造体の上にベース金具
    を固定し、ここえ大スパン架構体の両端支承部を移動可
    能に支持し、すくなくとも大スパン架構体の棟部に複数
    本の束材を垂設し、当該束材の下端部を球継手によって
    連結することにより、棟部の下側に逆四角錐体形状をし
    た複数個の立体トラスを、桁行き方向に一定間隔おきに
    構成し、当該立体トラス下端の球継手に明けられた貫通
    孔、及び両端、支承部の支承体の貫通孔を挿通して緊張
    材を配置し、当該緊張材を両端外側より緊張状態のまま
    、前記支承体及び球継手端部を定着金具をもって固定す
    ることを特徴とする大スパン架構体に於けるプレストレ
    ス導入装置。
JP19314989A 1989-07-26 1989-07-26 大スパン架構体におけるプレストレス導入装置 Expired - Fee Related JPH0788696B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03279536A (ja) * 1990-03-27 1991-12-10 Kimio Saito 大スパン架構体における張弦梁工法
US20120227353A1 (en) * 2009-11-20 2012-09-13 Xu Yuping Method for installing a large-span cylindrical reticulated shell

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03279536A (ja) * 1990-03-27 1991-12-10 Kimio Saito 大スパン架構体における張弦梁工法
JP2512822B2 (ja) * 1990-03-27 1996-07-03 公男 斎藤 大スパン架構体における張弦梁工法
US20120227353A1 (en) * 2009-11-20 2012-09-13 Xu Yuping Method for installing a large-span cylindrical reticulated shell

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